©sports-topics.net 2024
2024年04月23日 11:45
キリンビバレッジ株式会社は23日、キリンの独自素材「プラズマ乳酸菌」を配合した機能性表示食品「キリン スポーツプロフェッショナル」の発売に伴い、日本代表DF冨安健洋と「キリン スポーツプロフェッショナル」の商品提供や体調管理のサポートなどを行う、免疫ケアサポート契約を締結したと発表した。 契約期間は、2024年3月14日から2025年3月13日まで(※契約終了期間は変更になる場合あり)。サポート内容は「キリン スポーツプロフェッショナル」555ml・ペットボトルの提供や、“免疫ケア”を通じた毎日の体調管理やアドバイスなどになるという。 同日より冨安を起用したグラフィックと、WEB動画『キリン スポーツプロフェッショル「体調を味方につけろ 冨安選手」篇』が公開。 また、現在の拠点であるロンドンにて、免疫サポート契約に至った背景や自身の体調管理について、冨安のインタビューが実施されている。 ――2018年から海外でご活躍されて、海外中心の生活も現在7年目となりますが…普段の生活はどういったものでしょうか? 基本的にはチームのトレーニングをして、個人的にトレーナーもいるので、そのトレーナーとまたジムとかをやったり、あとは家でリカバリーしたりということが多いです。 やっぱり文化も違いますし、それぞれの当たり前に思っているところがまた違ってくるので、そういう意味で最初はやっぱりギャップっていうのは感じましたけど、今は慣れて快適に生活できています。 ――今回、キリンと冨安選手が免疫ケアサポート契約を締結しましたが今回契約に至った理由を教えて下さい。 元々、体調管理ということに関しては、サッカー選手である以上、大事な部分だと思っていましたし、その中で代表活動期間中にキリンさんの飲料を飲ませていただいて、それがきっかけで、より体調管理に繋がる免疫ケアに興味を持ったというのがきっかけですね。 ――キリンから免疫ケアサポート契約についての話があった際にどう感じられましたか?また、今回の契約について良いと思った点を教えてください。 キリンさんの方から声をかけていただいたことに関しては、とても心強いなと思いましたし、まずはベースである食事と睡眠、あとはトレーニングのところをやるのはもちろんですけど、トレーニング中でも、免疫ケアができるというところはとても魅力的に感じました。そこは本当に声をかけてもらって、心強いですし、嬉しく感じました。 ――体調管理が大事だと実感したエピソードはありますか? トップレベルの環境で、サッカーをさせてもらっていますし、その中でどれだけトレーニングを積んでもどれだけ食事睡眠のところに気をかけても試合の当日に体調が良くないとなると、どうしてもトップパフォーマンスというのは出せません。 常に自分のコンディションをトップパフォーマンスが出せるところで維持するという意味でも、免疫ケアやキリンさんのサポートというのはとても大事になってくるかなというふうに思っています。 ――冨安選手が体調管理を普段行っていく中で、海外の選手から何か声をかけられる事はありますか? 真面目だなっていう印象は、あると思いますね。「家で何しているの?」といった話にもなりますし、トレーナーとジムやっているよとか、あとは、どのくらい寝てるよ。なんていう話もするので、そういう話をしていても、他の選手よりもいろいろと気を使っているところはあるかなとは思います。 でもそこは人と比べても仕方がないので結局自分は自分ですし、ピッチ外で、何をしていたって結局ピッチ上で評価される職業なので、それぞれ違うなかで、自分の信じたものをやり続けるだけかなというふうに思います。 ――2023年には怪我に見舞われ、悔しい日々を過ごしたと思います。怪我の期間に、どんなマインドで過ごしていましたか? サッカー選手にとって怪我でサッカーができないということは、本当に最悪な出来事ですし、食事睡眠トレーニングのところであったり、どれだけピッチ外のところで全てできることをやっても、怪我したりとかっていうのもあったので、難しい感情にもなりました。 でもその中でそこだけを見ていちゃ駄目だと思いましたし、怪我だったりミスだったりそういうネガティブな事象を、そこで失敗で終わらせるのではなくて、それを糧に変えられるのは自分次第でしかないので、もっと大きい写真で見るというか、短いピリオドではなく、長いピリオドで見て、ネガティブな事象を過程に変えてやるという気持ちでした。 ――2024年はどんな年にしたいですか?個人的な目標を教えて下さい。 チームの方でも代表の方でも、何かしらタイトルを取りたいとは考えていて、その中でまだチャンスはあるので、そこはトライしていきたいなと思っています。 また、個人的には継続というか、もちろん怪我であったり、難しい事象も起きるとは思いますけど、その中でどれだけ自分の軸をぶらさずに、自分のやっていることを信じて、継続できるか、というところは自分の目標というか、自分に課している課題ではあるので、ぶれずにやり続けられたらと思っています。 ――最後にコメントをください。 この度、キリン スポーツプロフェッショナルを免疫をケアしてくれる商品として迎え入れることにしました。今、日常で感じているのは、体調管理の大切さです。海外でプレーする上で、食事、睡眠など基本的な体調管理に加え、新たな取り組みを行う必要があると感じていました。 冨安健洋も!CB、右SB、左SBを全部できる「三刀流選手」8人 明日のパフォーマンスに繋がると実感しています。これからは、基本的な体調管理に加えて、この免疫ケアを取り入れることで、より高いパフォーマンスに繋げたいと思います。 【機能性表示食品】 •届出表示:本品には、プラズマ乳酸菌(L. lactis strain Plasma)が含まれます。 プラズマ乳酸菌はpDC(プラズマサイトイド樹状細胞)に働きかけ、健康な人の免疫機能の維持に役立つことが報告されています。 •食生活は、主食、主菜、副菜を基本に、食事のバランスを。 •本品は国の許可を受けたものではありません。 •本品は、疾病の診断、治療、予防を目的としたものではありません。
2024年05月18日 13:09
リーグ・ドゥ(フランス2部)の第38節(最終節)が17日に行われ、オセールに所属するFWオナイウ阿道がハットトリックを達成した。
オセールは今季リーグ・ドゥで優勝争いを続け、最終節を前に優勝&1年でのリーグ・アン復帰を決めていた。17日に行われた最終節では、残留争いの真っ只中にあるコンカルノーを本拠地『スタッド・ドゥ・ラベ・デシャン』で迎え撃った。
試合は21分に先手を取られたものの、前半の終盤にオナイウが同点ゴールを記録。後半に入るとオナイウは見事なボレーシュートを含む2得点で、今季2度目のハットトリックを達成。チームを逆転へ導くとともに、今季の自身の得点数を「15」に伸ばした。
チームはその後1点を追加し、終わってみれば4−1でタイムアップ。この結果、オセールが今季最終戦を大勝で終えた。オナイウは終盤の86分に途中交代している。
【スコア】
オセール 4−1 コンカルノー
【得点者】
0−1 21分 ブヴィク・ムシティ・オコ(コンカルノー)
1−1 40分 オナイウ阿道(オセール)
2−1 63分 オナイウ阿道(オセール)
3−1 80分 オナイウ阿道(オセール)
4−1 85分 ゴティエ・ハイン(オセール)
2024年05月18日 13:00
J1で4連勝を飾り、首位に立つ王者ヴィッセル神戸(町田ゼルビアも同勝点)。19日には3位鹿島アントラーズとの上位対決を戦う。
このほど、クラブ公式Instagramに投稿された写真には、酒井高徳が扇原貴宏の胸ぐらを掴んでいるものもあった。 この投稿をInstagramで見る VISSEL KOBE | ヴィッセル神戸(@visselkobe)がシェアした投稿
酒井の表情はシリアスなものではないが…。
そうしたなか、酒井は「俺と同じ年の蛍は蛍くん。そして敬語。俺には高徳、タメ口。そりゃ胸ぐら掴まれるわ笑」「※ジャレてます、仲良しです、パワハラではありません(泣き笑いの絵文字)」とInstagramのストーリーに投稿していた。
酒井と山口蛍は33歳で、扇原は32歳。扇原は山口には君付けで敬語ながら、酒井は呼び捨てでタメ口だそう(扇原と酒井は同じ1991年生まれだが、学年が違う。一方、扇原と山口はセレッソ大阪ユース時代からの先輩後輩でもある)。
2024年Jリーグ、欧州から見た市場価値が最も高い日本人9人
一方、扇原は「決定的瞬間 パワハラです!笑」と返信している。とにかく、ベテランたちの雰囲気は上々のようだ。
2024年05月18日 12:51
日本サッカー協会(JFA)は5月18日、公式Xを更新。今季限りで現役を引退する元日本代表FW岡崎慎司に感謝のメッセージを送った。
JFAはジャパンのユニホームを着た岡崎のグラフィックを公開し、こう綴った。
「サッカー日本代表として、2008年の北京オリンピック、そしてFIFAワールドカップ3大会に出場。歴代3位となる50得点を記録した岡崎慎司さんが現役を引退されました。ダイナミックで勇気溢れるゴールをたくさん見せてくれました。多くの感動とわくわくをありがとう」
【画像】「感動とわくわくをありがとう」JFAが岡崎慎司に感謝
この投稿には、以下のような声が上がった。
「泥臭いゴールの先駆者」
「いじられキャラも代表にはなくてはならない存在でしたね」
「ミラクルレスターや代表での試合など沢山の夢をありがとう!!」
「ミラクルレスターのDFWとかいう造語を作り出した史上最高の雑草」
「代表でもクラブチームでもいっぱい夢見させてもらいました」
「たくさんの感動をありがとう」
「日本代表のレジェンド」
「この人にはほんまにサッカーを楽しませてもらったと思う」
「エスパルスでも記念試合やってほしいな」
「炎のダイビングヘッドは忘れない!」
日本サッカー史に残る38歳のストライカーが、ファンから喝采を浴びている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月18日 12:30
今シーズン限りでの引退を決めた元日本代表FW岡崎慎司。
2024年05月18日 12:15
サッカーオランダ・エールディビジのフェイエノールトを率いるアルネ・スロット(Arne Slot)が17日、来季からイングランド・プレミアリーグのリバプール(Liverpool FC)の指揮官に就任すると明言した。
今季限りで退任するユルゲン・クロップ(Jurgen Klopp)監督の後任となる。公式発表はされていないが、就任を認める発言をした。
スロット監督は昨季終了後にフェイエノールトとの契約を3年延長しており、英BBCは先月、違約金は940万ポンド(約18億6000万円)に上ると伝えていた。
スロット監督はAZアルクマール(AZ Alkmaar)を経て2021年からフェイエノールトの指揮官に就任し、1年目にチームをヨーロッパカンファレンスリーグ(UEFA Europa Conference League 2021-22)準優勝に導くと、昨季はリーグ優勝を果たした。
フェイエノールトは、19日に行われるスロット監督のラストゲーム後に本拠地で惜別のセレモニーを開くと発表している。
チームはオランダ杯(KNVB Beker 2023-24)で優勝するなど力強いシーズンを送っており、リーグ戦では王者PSVアイントホーフェン(PSV Eindhoven)に次ぐ2位で最終節を迎える。
■関連記事
・【特集】写真で振り返るサッカー監督のビフォーアフター
・リバプール、次期監督にスロット氏 フェイエノールトと合意 報道
・サラーがクロップ監督と衝突、しゃべれば「火が付く」と多く語らず
2024年05月18日 12:00
今季のUEFAチャンピオンズリーグで決勝に進出したレアル・マドリーは、すでにラ・リーガの優勝を決めている。
そうしたなか、吉田麻也がかつてレアルで活躍したカリム・ベンゼマとの話を明かした。
Tokyo FMで放送されている『吉田麻也の切り替えて行こう!』で、レアル史上最多のタイトル数を誇るのはベンゼマらだと聞かされるとこんな話をしていたのだ。
「ベンゼンはいい選手だ、いい選手だ。ベンゼマとフランス代表戦で対戦した時に、フランスのホームでね。芝がめちゃくちゃ悪かったんですよ。
ペナルティエリア内でがちゃがちゃってなった時に、思いっ切りベンゼマに背中を蹴られて。背中にとんでもない刀傷みたいなのがついたのをすごい未だに根に持っている…」
吉田とベンゼマが対戦したのは、2012年10月に行われた日本代表対フランス戦。
芝の状態がかなり悪かったそうで、吉田は背中にひどい傷跡ができるキックをベンゼマから貰ったそう。
ベンゼマは性格が悪かった…フランスで戦った松井大輔が言う
なお、スタッド・ド・フランスでの一戦は、香川真司の劇的ゴールで日本が1-0で勝利している。
2024年05月18日 11:56
選手を育てることと、チームを勝たせること。指導者としてこの2つのアプローチは、重なる部分もあれば、相反する部分もあるのではないか。
横浜FCでコーチ2年目の中村俊輔に、そんな疑問をぶつけてみた。稀代のファンタジスタは「どうだろうね。いろいろあるだろうし、一緒にできるとも思う」と応じ、自身の経験を踏まえ、次のように続ける。
「自分が現役の時は、わりと自由にやらせてもらっていた。もちろん最低限の約束事を守りながら、やりたいようにプレーする。それで伸びた。一方で、自分とは違うタイプの選手もいると思う。自由さはないかもしれないけど、やるべきことをしっかりとやる。そのほうがパワーが出て、グループとしてもパワーを出せたりする」
個々の特性やキャラクターを活かし、試合でどう振る舞うか。それが勝利につながれば、選手としても、チームとしても、成功体験を重ねられる。
「人によって解釈や捉え方は違うかもしれないけど、結果が出ている時に、自分は伸びているっていう。そういうことなんじゃないかな、とも思う」
【PHOTO】サポーターが創り出す圧巻の光景で選手を後押し!Jリーグコレオグラフィー特集!
今年はS級コーチ養成講習会に参加している俊輔。国内最高位のライセンス取得を目ざす場でも、指導方法に「正解はない」を改めて実感しているという。
自身は自由にプレーすることで、選手として成長できた。それはすでに実体験として理解している。だからこそ、指導者となった今は、逆のパターン、つまり戦術にガチガチにあてはめた時にどう成果を出せるかも勉強しているという。
「結局、プレーヤーも人間だから。小さい頃からやってきたこと、教えられ方とか、クセとかも違う。それを出し合って、セッションして、楽しんでほしいなって」
様々な可能性を模索しながら、横浜FCでコーチとしてチームの勝利、選手の成長にエネルギーを注いでいる。
取材・文●広島由寛(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月18日 11:39
浦和レッズは18日、ルーヴェンへ期限付き移籍していたMF明本考浩の契約が、完全移籍へ切り替わることを発表した。
2024年05月18日 11:38
日本人6選手が所属するシント=トロイデン(STVV)は現地時間5月17日、ベルギーリーグの第39節(プレーオフ2の9節)で、三竿健斗と明本考浩が先発したルーベンとホームで対戦。66分に先制した直後に追いつかれ、そのまま1−1で終わった。
今季限りで現役を引退する岡崎慎司は、鈴木彩艶、伊藤涼太郎、山本理仁、藤田譲瑠チマと共に、この本拠地ラストマッチに先発(小川諒也はメンバー外)。慣れ親しんだCFに入り、52分に下がるまで、持ち前の献身的なプレスなど、らしさ溢れるプレーを貫いた。
ピッチを後にする際は、三竿と明本をはじめとした相手選手を含め、両軍が花道を作って送り出す粋な演出。日本代表で119キャップを刻んだ38歳は、屈託のない笑みを浮かべた。
引退試合を終えた岡崎は試合後、クラブ公式のインタビューに対応。まず、かつてヴィッセル神戸を率い、今季からSTVVで指揮を執るトルステン・フィンク監督に感謝を示した。
【動画】両チームが作った花道を通ってピッチを去る岡崎
「フィンクが監督で良かったなって。今日も『最初20分でどうだ?』みたいな感じだったんですけど...フィンクはやっぱ勝ちたいので。その当然の意見を話してもらえて、自分は『出たいっす』みたいな。そこで僕の決意も固まりました。復帰して足が痛いなかでのプレーだけど、吹っ切って『とりあえず飛ばしていこうかな』と言って、見てくれみたいな。『もし行けそうだったら、前半やり切らしてほしい』と言って、監督が使い続けてくれました。
ずっとそういう生き方をヨーロッパでやってきたなと思ったので、最後までやりきるって意味では、らしい終わり方だったなと思います。ああいう風にやってもらえる(花道の演出)のも想像してなかったので。相手チームにまでやってもらえて。本当に良い終わり方ができたと思います」
三竿と明本を含め、日本人7選手がスタートからピッチに立った。「彼らに伝えたいことは?」と問われると、「幸せですね」と一言。喜びを嚙みしめ、熱い想いをこう明かした。
「ヨーロッパに来て、ブンデスでも何度も日本人の選手とやってきたし、プレミアでもやったし、スペインでもやったし、常にそこの場に日本人がいて、やっぱその選手たちのおかげで僕もやってこれたと思っています。
今回、シント=トロイデンで若手たちと一緒にやりながら、こういう選手たちをプレーで引っ張れない悔しさをめちゃくちゃ感じつつ...それが引退を決意する1つの要因になりました。こういう選手たちがもっと上に行ってほしい思いがやっぱりあるので、そういう選手たちと一緒にこうやって最後を迎えたのは、運命なのかなと、本当にそれも含めて良い終わり方だったなと思います」
岡崎は清水エスパルスでプロキャリアをスタートさせ、ドイツのシュツットガルトとマインツ、イングランドのレスター、スペインのウエスカとカルタヘナでもプレー。レスターでは世界中を驚愕させる“奇跡のプレミアリーグ制覇”に大きく貢献した。
歴史に名を刻んだ名手がまたひとり、ユニホームを脱ぐ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月18日 11:34
Jリーグは5月18日、公式Xでヴィッセル神戸に所属するFW大迫勇也の誕生日を祝福した。
大迫が鹿島アントラーズでプレーしていた2009年から13年までと、神戸に加入した21年以降の顔写真をGIF画像で公開。34歳になった“半端ない”ストライカーの、15年にも渡る“変遷”が収められている。
【画像】2009年のショットも!Jが大迫勇也の誕生日を祝う
この投稿にはファンから、誕生日を祝うメッセージのほか、「いい歳の重ね方してるなぁ」「明日ゴール待ってます!」「大人への変化が見れますね」「もう半端ない男も34か…」といった声が上がった。
神戸の次戦は19日に行なわれ、鹿島と敵地で相まみえる。大迫は、古巣相手に34歳の初ゴールなるか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月18日 11:30
プレミアリーグもいよいよ最終節を迎える。欧州5大リーグのうち最後までタイトルの行方がわからないのはプレミアだけで、英『Daily Mail』のイアン・レディマン記者は「今シーズンがスペイン、イタリア、ドイツのように退屈にならなかったのはアーセナルのおかげだ」と綴った。
アーセナルは今シーズン、クラブ最多記録となる27勝を挙げ、現在の勝点は86。年明けからのリーグ戦はアストン・ヴィラに敗れ、シティ戦に引き分けたが、それ以外をすべて勝って15勝を挙げている。しかし、上にはシティがいた。勝点88で首位に立つシティは、最終節で勝てばプレミアリーグ4連覇を達成することになる。
おそらくシティもアーセナルも最終節に勝つだろう。アーセナルはほぼベストと言っていいシーズンを過ごしながら、ほんのわずかの差でタイトルを逃すという思いを味わうことになる。同紙は、アーセナルにとっての慰めは、このようなことを経験するのは彼らが初めてではないことだと指摘している。2019年にはユルゲン・クロップ率いるリヴァプールが勝点97を記録し、わずか1敗でシーズンを終えたにも関わらず、1ポイント差でシティに上回られタイトルを逃した。3年後の21-22シーズンにも、また同じことが起こった。
ほぼ完璧なシーズンを過ごしたのに、それでもまだ十分でない。シティというチームは異常なまでに強いのが普通の状態であり、他のチームがベストを尽くしてもなおそれを常に上回ってくるという恐るべき存在だ。ペップ・グアルディオラ監督は最終節に向けた会見で「リヴァプールとアーセナルには脱帽だ。たとえ翌日の1位と2位の差が大きく見えたとしても、このような最終試合に到達できれば、それは彼らが素晴らしかったことを意味している」とライバルを褒め称えたが、やはり今シーズンもタイトルは彼らのものになるのだろうか。
2024年05月18日 11:30
ブラジル最大の人気クラブとされるフラメンゴ。
2024年05月18日 11:14
ユヴェントスは5月17日、クラブを率いるマッシミリアーノ・アッレグリ監督の解任を発表した。
ユヴェントスは直近2シーズンは無冠が続いていたものの、今季はコッパ・イタリアで決勝に進出した。今月15日に行われたアタランタとのファイナルでは、序盤の4分にセルビア代表FWドゥシャン・ヴラホヴィッチが挙げた得点を守り切り、1−0と勝利。3年ぶり15度目となるコッパ・イタリア優勝を決め、アッレグリ監督個人としても、歴代最多5回目の大会制覇を成し遂げていた。
だが、今回のクラブの発表によると、この決勝におけるアッレグリ監督の態度・姿勢が問題視されたために解任に至ったという。ユヴェントスはクラブを通して「今回の解任は、コッパ・イタリア決勝の試合中、そして試合後のある行動を受けて決断されました。ユヴェントスの価値観、およびユヴェントスを代表する者が遵守すべき行動とは相容れないものとクラブは判断しています」と発表。同試合において、アッレグリ監督は主審への侮辱行為により退席処分を受け、スポーツ裁判所より2試合の出場停止と5000ユーロ(約85万円)の罰金処分が科されていた。加えて、『スカイ・イタリア』によると、興奮状態のアッレグリ監督が、スタジアム内の広告看板や照明機材を蹴るなどの行動も確認されたとのこと。また、試合後には歓喜の輪からクリスティアーノ・ジュントリFD(フットボールディレクター)を追い払うようなジェスチャーも見せていたと報じられ、これらの行動が問題視されたためだと伝えられている。
なお、アッレグリ監督の即時解任に伴い、今季のセリエA残り2試合では、U−19チームを率いるパオロ・モンテーロ氏が指揮を執る模様だ。既に来季以降の新監督候補としては、現在ボローニャを率いるチアゴ・モッタ監督の名前が挙がっている。『コリエーレ・デラ・セラ』によると、ユヴェントスとモッタ監督は条件面で口頭合意に達したとのこと。契約期間は2026年夏までの2年間で、1年間の延長オプション付き。年俸は350万ユーロ(約5億9000万円)ほどだと報じられた。
現在56歳のアッレグリ監督は、カリアリやミランなどのクラブを経て、2014年7月よりユヴェントスの監督に就任。“黄金期”にチームを指揮し、アッレグリ体制下のみに限定しても、セリエAで5連覇を達成した。2018−19シーズン限りで監督を退任したものの、2021年夏には2年間の“休息期間”を経てユヴェントスへ復帰。だが、前記の通りユヴェントスは無冠の時代が続き、復帰後に獲得したタイトルは今季のコッパ・イタリアのみだった。
今シーズンのユヴェントスは、セリエA前半戦こそ首位を走るインテルに肉薄する勢いを見せながらも、徐々に失速し、シーズン残り2試合となった時点で4位につけている。ここまで18勝13分5敗で勝ち点「67」を獲得し、来季は2シーズンぶりにチャンピオンズリーグ(CL)の舞台へ戻ることは決めたが、2月に入ってからのセリエAでわずか2勝しか挙げられていなかった。
栄光と没落の双方を見た、約8年間のアッレグリ体制は、思わぬ形で幕を閉じることとなった。
【ハイライト動画】ユヴェントスはコッパ・イタリアで3年ぶりにタイトルを獲得も…
2024年05月18日 11:00
アンジェ・ポステコグルー監督が率いるトッテナムはプレミアリーグ最終戦を前に5位以下が確定してしまった。
マンチェスター・シティに敗れてCL出場権を逃した14日の試合では、負けているにもかかわらずサポーターたちが「アーセナル、見てるか?」と合唱したことが話題になった(シティが勝てば、アーセナルの優勝が厳しくなるため)。
『Sky Sports』によれば、ポステコグルー監督は、こんな話をしていたという。
「サッカー監督として経験した中で、おそらく最悪の試合だった。雰囲気がどうなるか、人々がどう感じるかという点で自分が間違っていたことに気づいてからは、本当に不安になった、
人々が私の誠実さや一緒に働く人たちに疑問を投げかけることを考えると冷や汗が出た。試合を見直しても、『トッテナムは本当にやりやがった』という解説のコメントがあった。あなた方は笑っているだろうが、私には(サッカー監督としての)26年間の人生がある。
私がこのスポーツを愛していることを人々に知ってもらいたい。私がチームを準備させていたかどうか疑問視されるのは嫌だ。
サポーターはクラブを応援し、自分たちの役割を果たすためにそこにいる。
今季、彼らは我々に尽くしてくれた。このスタジアムで終盤に勝利を勝ちとった試合数は並外れているし、サポーターが大きな役割を果たしてくれた。
直近の試合(シティ戦)は理解できない。前日、私はここに座って、すべてを馬鹿にしていた。本当にそうだとは信じられなかった。だが、みんながそう感じているのなら…私はスパーズのサポーターではない。彼らがそうだ。
私が言えるのは、成功するためには何が必要かということだ。試合によってモチベーションが変わるようでは成功などありえない。常に勝ちたいと思わなければならない。
スパーズのサポーターだけではない。誰もが彼らの気持ちは理解できると言っていた。私には理解できない。毎回、勝利のために全力を尽くさないことほど悪いことはない」
サポーターたちのこれまでの貢献は讃えつつ、シティ戦の態度には疑問を呈していたようだ。
トッテナムも…「完全に呪われている」5つのチーム
トッテナムは19日のシェフィールド・ユナイテッド戦で今季の全日程を終える。
2024年05月18日 10:30
ハダースフィールドは17日、2023−24シーズン限りで契約が満了を迎え、クラブを離れる選手のリストを公開。日本代表DF中山雄太もリストに名前が含まれており、退団が決まった。
中山は1997年2月16日生まれの現在27歳。柏レイソルの育成組織出身で、2015年にトップチーム昇格を果たすと、同年5月に行われたAFCチャンピオンズリーグ(ACL)でプロデビューを飾った。柏では2年目から定位置を確保し、計4シーズンプレー。公式戦通算99試合出場6ゴールを記録し、2019年1月にオランダのズウォレへ完全移籍した。
ズウォレでは加入直後こそ定位置の確保に苦しんだものの、徐々にセンターバックや左サイドバック、ボランチで出場機会を確保。2021年夏にはU−24日本代表の一員として東京オリンピックを戦った。ズウォレには3シーズン半在籍し、公式戦通算84試合に出場して6ゴールを挙げた。
2022年夏にはハダースフィールドへ完全移籍加入。2024年6月30日までの契約を結ぶと、初挑戦のイングランドの地では3バックの一角や左サイドバックで出場機会を獲得。だが、FIFAワールドカップカタール2022の開幕直前だった2022年11月、右足のアキレス腱を損傷し、手術を受けたことで残るシーズンの公式戦を欠場。今季に入って復帰を果たすと、守備の万能選手としてポジションを掴んだものの、今年3月に左ひざを負傷し、またもシーズンを棒に振っていた。ハダースフィールドでは在籍した2年間で公式戦通算39試合出場2得点を記録した。
今シーズン、ハダースフィールド開幕直後からチャンピオンシップ(イングランド2部)で低迷し、残留争いを強いられる難しいシーズンを過ごした。昨季残留の立役者となったニール・ウォーノック体制でスタートしたものの、新たなオーナー下での方向性が定まるまでの短期契約だったため、シーズン開幕後の9月にはダレン・ムーア新監督を招へい。だが、ムーア体制ではわずか3勝と安定感を欠き、なかなか下位を抜け出せない。今年1月にはムーア監督を解任し、ジョン・ワーシントン暫定体制を経て、アンドレ・ブライテンライター氏が監督に就任したが、最後の最後まで降格圏から抜け出すことはできなかった。最終的には9勝18分19敗の勝ち点「45」で23位フィニッシュ。来季からは13年ぶりに3部に身を置くことが決まっていた。
【画像】ハダースフィールドから中山雄太へメッセージ
幸運を祈ります, @Nkymyt 🙌#htafc pic.twitter.com/7UWZ3nyQkA— Huddersfield Town (@htafc) May 17, 2024