2024年04月22日 22:30
新日本プロレス22日の後楽園ホール大会で、「ロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(LIJ)」の内藤哲也(41)が「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」からの刺客にメッセージを送った。 LIJは今シリーズ、ウォー・ドッグスと抗争を展開しており、23日後楽園大会ではシングル5番勝負も控えている。この日の大会で内藤は鷹木信悟、辻陽太、高橋ヒロム、BUSHIと組みデビッド・フィンレー、ゲイブ・キッド、クラーク・コナーズ、ドリラ・モロニー、外道組と対戦。最後はヒロムがD(変型三角締め)で外道からギブアップを奪って、チームに勝利をもたらした。 そんな中で内藤には、ウォー・ドッグスのフィンレーから不吉な予告が発せられている。20日町田大会でフィンレーが「俺にDMしてきてるヤツがいる。そして内藤、誰かがお前との一戦を望んでいるようだぞ?」と、新たな刺客が内藤を狙っているという内容だった。 これに対し内藤は「フィンレーが言ってたよ、俺との一戦を望んでいる選手がいるってね。てっきり今日来るのかと思ったら来なかった。じゃあ明日(後楽園大会)に来るのかな? 今週末(27日)の広島大会に来るのかな? 来週(29日)の鹿児島大会に来るのかな? それとも最終戦(5月3、4日)の福岡大会に来るのかな?」と挑発的な笑み。 「どこでもいいけどさ、来るならさっさと来いよ。俺が遊んでやるぜ、カブロン!」と、早く姿を見せることを要求していた。果たして内藤を狙っている刺客とは、誰なのか――。
2024年05月18日 12:25
6日にボクシングのWBO世界バンタム級王座を奪取し、史上初めてK−1世界王者からボクシング世界王者となった武居由樹(27)=大橋=が18日、東京都墨田区のひがしんアリーナで開催された「すみだボクシング祭り」で、元世界3階級王者の八重樫東トレーナー(41)とともにトークショーを行い、出演後に取材に応じた。
世界王者として初のイベント登場となった武居は「少しずつ気持ちが落ち着いてきて、世界チャンピオンになったんだなという実感が湧いてきました」と王者の弁。当日は帰宅後、ウーバーイーツでなか卯の親子丼とうどんを頼んだことを明かした。チャンピオンベルトは17日に届いたといい、「すごいですね、やっぱり」と感心。K−1 WORLG GPスーパーバンタム級のチャンピオンベルトと「両方を持って写真を撮りたい」と瞳を輝かせた。
試合の自己採点を聞かれると「50点くらい」と激辛で、「理想は大きい舞台(東京ドーム)でKOで派手に勝って世界チャンピオンになりたかったので」と理由を説明。八重樫氏は「100点満点」を付け、「リップサービスではなく、世界タイトルマッチは勝つことが全てなので。負けたら0点、勝ったら100点でいい」と解説した。
次戦について、八重樫氏は「(井上)尚弥と同じ頃じゃないですか?」と、9月ごろになるとの見通しを示した。ただ、WBO1位のレイマート・ガバリョ(フィリピン)が10日の試合でケンブン・トーレス(メキシコ)に1回TKO負けしており、対戦相手が「どうなるか分からないですよね」と補足した。
また、武居はバンタム級の世界王者が主要4団体全て日本人で占められていることに関して「ボクシングに転向する前から緑色のベルト(WBC)はほしいなと思っていて」と話したが、取材では「別に(現王者の)中谷(潤人)選手とやりたいというわけじゃないです」と笑顔で予防線。最終的な目標については「もう1階級くらいはベルトがほしいかな。欲張りですかね?スーパーバンタム級は尚弥さんがいるので、タイミングですかね」と答えていた。
2024年05月18日 11:53
「邪道」大仁田厚が、6月9日に名古屋国際会議場イベントホールで行われるGLEATの「GLEAT Ver.EX」大会で行われるカズ・ハヤシ最初で最後の電流爆破マッチに向け、GLEATのエース級選手たちを挑発した。
大仁田は18日、自身のX(旧ツイッター)を更新。「#なんだかんだ言いながら」のハッシュタグのもと書き始めると、「CIMA選手に田中選手出てきたね カズ・ハヤシ選手の最初で最後の電流爆破マッチだもんなぁ」と続けた。
その上で「イヤイヤと言いながらふたりも一緒に爆破させてあげるよー(笑)」と、大舞台で激突するカズのタッグパートナーとして出場するGLEATの顔的存在のCIMAと田中稔を挑発した。
7月1日の同団体TOKYO DOME CITY HALL大会で引退するカズは引退表明後、敬愛する大仁田との電流爆破マッチでの対戦を熱望。これに呼応する形で、今月11日、サッカーJ1の川崎―札幌戦試合前のとどろきスタジアムで開催された大仁田参戦の「ボーイズビーアンビシャス」イベントにGLEATの河上隆一が乱入。大仁田に「カズ・ハヤシの引退試合、この俺をタッグパートナーにどうですか? 俺は電流爆破で俺自身を燃やし尽くしたいんです!」と猛アピール。
大仁田も河上の希望に応え、河上、さらに共にアジアタッグを戴冠したこともあるヨシ・タツと組んでのGLEAT参戦を決意。カズ、CIMA、田中組との激突が決まっていた。
2024年05月18日 06:00
全日本プロレスの暴走男諏訪魔(47)とマット界一の偏屈者こと鈴木秀樹(44)の「バカバカコンビ」が、ベルトをかけて対戦することになった。
鈴木は17日、横浜市内の全日本道場を訪問。この日は女子プロレス「エボリューション」の練習日で、ちょうど同団体のプロデューサーを務める諏訪魔がコーチとして、ChiChiとZONESに指導をしている最中だった。
諏訪魔は「お前、何しに来たんだ?」と警戒するが、ChiChiとZONESは練習の手を止め「あっ、秀樹だ!」と歓迎。6日の新木場大会を訪れた鈴木が、人気の洋菓子「ニューヨークパーフェクトチーズ」を差し入れたことで、すっかり女心をつかんでいる。その際、確かに「今度道場に行っていいですか?」と許可を取っていたが、社交辞令ではなく、本当にやって来るとは…。
この日はとらやのようかんを持参したことで、女子2人は大喜び。コーチ役の諏訪魔そっちのけで「せっかくなので、卍固めを教えてください」(ChiChi)、「私はエルボースマッシュを!」(ZONES)と依頼した。
これを快諾した鈴木は「ちょっと練習生、来い!」と諏訪魔を練習台にしてお手本を披露。「相手を引きつけて、右足を前に出して…、そう、ここに力を入れて」と手取り足取り2人を指導した。さすが米WWEの養成機関「パフォーマンスセンター」でコーチを務めただけある。理路整然とした説明を受け、またたく間にChiChiは卍固めを、ZONESはエルボースマッシュを習得した。
すると自信をつけたChiChiは「私、久しぶりに全日本プロレスで試合がしたい」と希望。女子2人と組むことを決めた鈴木は「この人、一度でもこうやってお菓子とか買ってきたことありますか? 一回も物をくれない男ってどうですか?」と、諏訪魔のネガティブキャンペーンをするや「この練習生の諏訪魔が何かベルトを持っているんですよ。まだ持っているでしょ?」と問いただす。
確かに諏訪魔は尾崎魔弓、雪妃魔矢とのトリオで全日本プロレスTV認定6人タッグ王座を持っている。昨年10月に獲得したものだが、一度も防衛戦を行わないまま半年以上が経過したため、すっかり忘れ去られていた。
コーチとしてだけでなく、男としてのプライドまで踏みにじられた諏訪魔が「やってやるよ!」と応じると、3人はストンピングの雨アラレ。ピクリとも動かなくなった暴走男を残し、3人は仲良く青葉台の人気ラーメン店に向かった。
2024年05月18日 05:00
「大相撲夏場所・6日目」(17日、両国国技館)
新小結大の里が大関琴桜を寄り切り、5勝目を挙げた。
2024年05月18日 05:00
新日本プロレスの6月9日大阪城ホール大会でIWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリー(38=AEW)に挑戦するEVILが、AEWのトニー・カーン社長に制裁予告だ。王座戦を前にAEWマットではIWGP挑戦権をかけた「エリミネーターマッチ」が決定。これに怒り心頭のEVILは、合同興行「Forbidden Door(FD)」(6月30日=日本時間7月1日、米ニューヨーク)へ不敵発言を連発した。
大阪城決戦を前に、IWGP世界王座戦線はAEWマットでも新たな動きが生まれた。かねて挑戦をアピールしていた竹下幸之介が「Double or Nothing」(26日=日本時間27日、ラスベガス)でモクスリーとエリミネーター戦を行うことが決定。竹下が王者に勝利した場合は挑戦権が発生する。
これに対し不快感をあらわにするのがEVILだ。「俺と戦うことが決まった時点で、モクスリーは大阪城までの運命だよ。そんなレベルの低い団体で俺への挑戦者を決められるわけねえだろ。そんな試合、何の意味もねえよ」と、仮に同戦で竹下が勝ったとしても、自身が王者になった場合は挑戦権は無効と主張。「モクスリーも俺の前に立つのが怖いからって、わざと負けたりするなよ? どのみちお前には逃げ場なんかねえってことだけ伝えといてやる」と言い放った。
そして怒りの矛先は、AEWのトップであるカーン社長に向けられた。4月にはモクスリーのV1戦が、そして今回はエリミネーターマッチが、それぞれ新日本の興行で決定済みの王座戦を差し置いてAEWマットで開催されている。団体最高峰王座が流出中とはいえ、この屈辱的な状況にはさすがに黙っていられない。なぜならEVILは自称・新日本の最高権力者だからだ。「好き勝手にやりやがって、いい加減こっちも黙っちゃいねえぞ。大した規模でもねえ団体の社長ごときが、俺と対等を気取ってんじゃねえ。俺の会社とお前の会社じゃ格が違うんだよ」と、ついに最高権力者同士の遺恨が勃発した。
圧倒的な資本力を持つAEWを相手にしても、EVILの根拠のない自信は揺るがない。「どうも立場をわきまえてねえようだから、俺が一回教育してやろうか? オイ、FDで俺の前に立ってみろ。次はコルセットじゃすまねえぞ。俺とお前じゃレベルが違うんだよ」と、どこかで聞いたことのある言い回しで出頭命令。合同興行のリングで、カーン社長に落とし前をつけさせるつもりだ。
もはや言いがかりに近いレベルだが、IWGP世界王座奪回を果たせばEVILの発言力は自ずと強まる。大阪城決戦の行方次第で社長対決実現の可能性が出てきてしまった…。
2024年05月17日 16:03
新日本プロレスはHENARE(31)が30日後楽園ホール大会で復帰することを発表した。
HENAREは今年2月大阪大会の「ユナイテッド・エンパイア」と「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」の5対5ドッグパウンドケージマッチに出場。試合中に頭部裂傷のダメージを負ったことで、以後の大会から長期欠場していた。
そして5月11日(日本時間12日)の米国・カリフォルニア大会で復帰を宣言。NEVER無差別級王座への挑戦を表明し、6月9日大阪城ホール大会で現王者・鷹木信悟への挑戦が決定した。
王座戦に先駆けて復帰戦も正式決定。HENAREは30日後楽園大会でフランシスコ・アキラと組み「ハウス・オブ・トーチャー」のSHO、高橋裕二郎組と対戦する。本来であれば前哨戦で鷹木と肌を合わせたいところだっただろうが、現在はジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」の真っ只中とあって、ヘビー級選手はリーグ戦公式戦の前哨戦のメンバーとして出場するケースが多い。鷹木も同大会で内藤哲也、高橋ヒロムと組んで石森太二、ドリラ・モロニー、外道組と対戦する。
2024年05月17日 14:41
米国・AEWの次回PPV「Double or Nothing」(26日=日本時間27日、ネバダ州ラスベガス)で、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(38)が竹下幸之介(28)と挑戦権をかけたエリミネーターマッチを行うことが16日(日本時間17日)に発表された。
モクスリーはここまで同王座を3度の防衛に成功中。4月にAEWマットでパワーハウス・ホブスを下し初防衛に成功後、竹下からベルト挑戦をアピールされていた。さらに15日(日本時間16日)放送の「AEW DYNAMITE」ではタッグマッチでの勝利後に竹下から襲撃を受け、遺恨が深まっていた。
これを受けトニー・カーン社長は次回PPVでのエリミネーターマッチを発表。これはタイトルマッチではないが、竹下が勝利した場合、王座への挑戦権が手に入る形式だ。
ちなみにモクスリーはすでに6月9日の新日本プロレス大阪城ホール大会でEVILとのV4戦が決定済み。仮に今回のエリミネーターマッチに敗れた場合、竹下の挑戦は早くても大阪城以降になると見られる。
モクスリーが大阪城でベルトを失ってしまった場合も竹下の挑戦権はそのまま生き続けて、EVILとの王座戦が行われることになるのか? それともまさかホブスとのV1戦同様、新日本での興行を待たずしてAEWマットでモクスリーと竹下のタイトルマッチが強行されてしまうのか? 結果次第では大きな混乱を呼びそうなエリミネーターマッチは日米のファンの注目を集めそうだ。
2024年05月17日 14:07
「ボクシング・WBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチ」(7月9日、後楽園ホール)
王者の保田克也(大橋)が、10位のプレスコ・カルコシア(比国)の挑戦を受けて、3度目の防衛戦を行うことが17日、所属する大橋ジムから発表された。
2024年05月17日 07:34
プロレスリング・ノア、DDT、東京女子プロレスなどを運営するプロレス事業会社「CyberFight(サイバー・ファイト)」は16日、都内の会見で新体制を発表した。
DDTのプロレスラー、高木三四郎(54。本名・高木規)が社長を退任し新たに親会社であるIT大手「サイバーエージェント」副社長の岡本保朗氏(48)が6月1日付けで社長に就任する。高木は副社長としてDDT、東京女子の運営に専念。ノアはこれまで通り武田有弘取締役がフロントトップとして指揮を執る。
新社長の岡本氏は「業界一番の会社にするんだと今までやってこられた。業界ナンバーワンの会社にしたい」と掲げ「リング上にはすばらしい選手、スタッフがそろっているので全幅の信頼を置いています。私は経営に専念したいと思っています」と明かした。さらに「WWEとノアとの関係強化」「新規協賛企業の獲得」「ABEMA生中継の強化」の3大指針を示した。
会見後、ノアを運営する武田氏がスポーツ報知の取材に応じ新体制について「これまで以上にノア、DDT、東京女子、それぞれの良さを生かした経営になると思います。今まではサイバーファイトとして全団体が同じ目標に進んでいた感はありましたが、これからは団体ごとに経営目標を変えていき、各団体の特性を生かすことになると思います」と明かした。
武田氏は、2019年1月からフロントトップとしてノアを運営してきたが、新体制でも引き続き自身の仕事は変わらず「ノアのコンテンツをしっかり作ることです」と見据えた。その上で岡本新社長が掲げた「業界ナンバーワン」についてこう受け止めた。
「ノアとしてやることは集客です。年間の来場者数の増加です。ここをナンバーワンにもっていかないといけません。というのも、日本のプロレスビジネスにおいてはやはり、そこが売り上げのシェアが高いんです。そこから配信、マーチャンダイジングがありますけど、ベースは来場者です。それがイコール売り上げ増になりますから、2023年は武藤(敬司)さんの引退イヤーで動員があったので、まずはそこが目標です」
一方で現在の国内のプロレス界では、新日本プロレスが収益、観客動員などすべてに置いて圧倒的なトップに君臨している。新日本とは現在、対抗戦、互いの所属選手がそれぞれの大会へ参戦するなど交流が活発化している。今後の新日本との関係を武田氏はこう見据えた。
「これまでもお互いに何かやろうと言っているわけではなくて選手同士の因縁が生まれたり(チャリティー大会の)『ALL TOGETHER』があったり…その時、その時の自然な流れなんです。あとは我々、選手、団体を有名にしないといけません。新日本プロレスに上がったり新日本と同じ大会に上がると知名度が売れますのでそういう部分になります」
業界ナンバーワンの「集客」へ武田氏は、あらゆる方面にアンテナを張り、今度こそ「1位」へ挑む。
(福留 崇広)
◆サイバーファイト新体制
代表取締役社長 岡本保朗
副社長 高木規
同 丸藤正道
取締役 武田有弘
同 西垣彰人
2024年05月17日 06:26
プロレスリング・ノアは16日、佐々木憂流迦とEitaが入団したことを発表した。
佐々木は、1989年10月7日、静岡・伊豆の国市生まれの34歳。高校時代はレスリング部に所属し、全国高校生グレコローマン選手権ベスト16進出を果たす。2014年にUFCと契約を交わして戦歴を積み今年1月2日の有明アリーナ大会での杉浦貴戦でプロレスデビューした。身長180センチ、体重90キロ。得意技は、スリーパーホールド、弁天、シャイニングトライアングル、ファーアウト。
入団について佐々木は「自分は20歳でプロデビューして、修斗、UFC、RIZINと13年間格闘家として戦ってきました。2023年1月1日、グレート・ムタvs中邑真輔を観て、かつてないほど心が動いて。幼少期の頃に憧れたプロレスラーという夢、再度心の中の火が灯り、“プロレスラーになりたい”と強く思って、今この14年目をプロレスラーとして戦っています。今年の1月からこのNOAHのリングに上がり、戦っているうちに強く思っているのが”GHCのベルトが欲しい”。この目標をもって、覚悟をもって、険しい旅路になると思いますが、佐々木憂流迦、驀進します!」とコメントを寄せた。
Eitaは、1991年10月27日、長野県生まれの32歳。2011年5月30日にデビュー。ドラゴンゲートで活躍し21年からノアに参戦。GHCジュニアヘビー級、GHCジュニアタッグ王座を戴冠した。身長170センチ、体重75キロ。得意技はNumero Uno。
入団に際しEitaは「正式所属になっても、変わらずNOAHジュニアの顔としてどんどんかき回していくので、よろしくお願いいたします!」とコメントしていた。
2024年05月17日 06:12
プロレスリング・ノアは16日、昨年2月に現役を引退した武藤敬司が新人発掘に力を貸す「スカウティングアドバイザー」に就任したことを発表した。
武藤は、この日、IT大手のサイバーエージェント(東京・渋谷区)が渋谷区のシャトーアメーバ0スタジオで行ったプロレス事業会社「CyberFight(サイバー・ファイト)」の新体制発表会見に出席。会見では、高木三四郎(54。本名・高木規)が社長を退任し新たにサイバーエージェント副社長の岡本保朗氏(48)が6月1日付けで社長に就任することを発表した。
スカウティングアドバイザー就任に武藤は「引退して1年と3か月。あらためてまたプロレスの仕事に携われて非常にうれしく感じております」と切り出し「スカウティングアドバイザー、今あらゆる企業が優秀な人材を欲しがっている中、あらゆる企業が初任給などを上げていて。たぶんプロレス界もこの流れには逆らえないんじゃないかと思っていまして。実はまだ岡本社長とはあまり具体的な話はしていないんですが、ここは一発、3年後、5年後を見越した予算を出してほしいと思っております。プロレス界も、CyberFightのレスラーじゃないけどオカダ・カズチカとか一説によると3年で20億とか。本当に夢のある世界であります。ぜひこれを聞いている若者がいたらこのNOAH、門をたたいてみたらどうでしょうか」と抱負を明かしていた。
さらに新人発掘の具体的なプランについて「俺も20年ぐらい前は、当時、斬新だった『武藤塾』という一般の観客を入れたところでオーディションをやって、いろんな団体でトップに立っている選手を育てた実績があるんですけど」と振り返り「ただ、それも20数年前の話でこれからは新しい形。もしかしたら、(スカウトに)予算をちらつかせる。あとは、プロレス界の慣習というか…いまだに職人みたいな背中を見て学ばないといけない、そういう風習とかも今はナンセンスでそういうシステムからも変えた方がいいんじゃないかと思ったり。あとグローバルですね。日本人だけにとらわれず海外からも募集、かつこっちから取りにできたらいいのかなと思います」と明かしていた。
◆サイバーファイト新体制
代表取締役社長 岡本保朗
副社長 高木規
同 丸藤正道
取締役 武田有弘
同 西垣彰人
2024年05月17日 06:00
新社長の素顔は――。
2024年05月17日 05:00
「大相撲夏場所・5日目」(16日、両国国技館)
37歳の大ベテラン・平幕宝富士が十両大奄美を寄り切り、全勝を守った。12年ぶりの十両降下となった春場所から1場所で再入幕を果たし、自己最長タイの5連勝発進を決めた。大関陣は、かど番の霧島が新小結大の里に寄り倒され、早くも4敗目。琴桜は翔猿を寄り倒して1敗をキープ。豊昇龍は豪ノ山を寄り切り、3勝目を挙げた。全勝は宝富士、宇良、御嶽海の平幕3人となった。
マツコ・デラックス似の丸い顔が、困惑気味にほころんだ。日に日に数を増す報道陣に「話すこと何もないですよ〜」。2017年春場所以来7年ぶりの5連勝発進。宝富士が元気いっぱいだ。
当たってすぐに左前みつを引くと、力強く引きつけて巨漢の大奄美を寄り切り。「あまり連勝してないので緊張しました。でも、しっかり自分の相撲はとれました」とうなずいた。
春場所は12年ぶりの十両に転落。歴代6位の幕内連続出場が大台目前の990回で止まった。場所後の1週間は「病みました」。ただ、1場所で幕内に戻ろうと気持ちを切り替えて自らを鼓舞。記録が途切れて再入幕の今場所は「プレッシャーなく相撲がとれているのが大きい」と分析する。
また、4月から一時閉鎖された宮城野部屋の力士が合流。「幕下の子が相手だと自分の力が出せるので、多めにとれる」と稽古量も増えたことも好調の要因だ。
家に帰れば2人の愛息も活力源。「『パパ、また勝ったね』と。それがうれしい」とほほ笑んだ。新入幕Vの尊富士と同じ青森県出身。今度は伊勢ケ浜部屋最年長関取の37歳が台風の目となる。
2024年05月17日 05:00
「ボクシング・東日本新人王予選ライト級4回戦」(16日、後楽園ホール)
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31)=大橋=の幼なじみで、元Jリーガーの山口聖矢(30)が、スプリット判定で鈴木に辛勝した。1回にダウンを喫したが、6日の井上同様に落ち着いてカウント8まで待ち、最前列の井上からのアドバイスも冷静に聞きながら立て直した。
山口は「動いている相手だと、まだ難しい部分がある」と振り返り、「一番上(新人王)を意識するより、次の試合から」と堅実に話した。
2024年05月17日 05:00
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」16日群馬大会のBブロック公式戦で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)がニンジャ・マック(ノア)を下し2勝目を挙げた。
徹頭徹尾、悪かった。偽物のニンジャを用意して開始わずか数秒でギブアップを奪ったSHOだったが、さすがにこれでは終われない。ガムテープなどで拘束されていたと見られる本物のニンジャが何とかリングに駆けつけ、改めて試合開始のゴングが鳴らされた。
ニンジャ・スペシャルをはじめとした驚異の空中殺法に対し、SHOはいつものように反則まがいの攻撃を連発し応戦。トーチャーツールこそ不発に終わったが、ニンジャボムを回避するとIWGPジュニアのベルトを持ち込もうとする。これをとがめたレフェリーがベルトをリング外に戻すスキに、死角を突いた急所攻撃から一気に丸め込んで3カウントを奪った。
王者らしからぬ卑劣な手口で勝ち星を積み重ねるSHOは「見ただろ、俺の実力を。オメーの忍術なんか俺には通用しねえんだ。今年はチャンピオンのまま、余裕で優勝してやらあ」とニヤリ。
次戦(18日、八王子)では歴代最多4度のBOSJ制覇を誇る高橋ヒロムと激突する。「八王子のウジやろ? 八王子、出身だったり、ちょっとでも関わったヤツはロクなヤツはいねえ。全員ウジ虫だオラ! 調子の悪いお前と、この俺、そんなんどっちが勝つか目に見えとるやろがオイ! 俺が、もっともっともっともっともっと、苦しめてやるよオラ!」と、どこまでも不敵な挑発を繰り返していた。