2024年04月20日 07:05
パリオリンピックのアジア最終予選も兼ねたU23アジアカップがカタールで行われている。 U-23日本代表は19日のUAE戦に2-0で勝利し、2連勝でグループステージ突破を決めた。 22日の最終節では韓国と対戦するが、順位次第で準々決勝の対戦相手が変わるだけに大事な一戦になる。 その韓国は中国との第2戦に2-0で勝利した。ただ、韓国紙『news1』は、「ファン・ソンホン監督が2連勝も日韓戦に向けて赤信号。CB2人がいなくなる悲報」と伝えていた。 中国戦の後半4分にDFソ・ミョンガンが途中交代となったが、前半から痛みを訴えていた彼はハムストリングを痛めたという。 また、後半アディショナルタイムにはキャプテンでもあるDFビョン・チュンスが遅延行為でイエローカードを提示された。彼はUAE戦に続いて2枚目のイエローとなったため、日本戦は出場停止となる。 同紙では「不要な行動だった。 主審は時間稼ぎと判断し、イエローカードを取り出した。警告累積で日本戦に出場できなくなったが、あえてしなくてもいい場面だった。韓国は宿命のライバルを相手にセンターバック2人が欠場する。グループリーグの中で最も守備が重要な相手であり、自尊心がかかった日本戦だけに大きな打撃だ」と指摘していた。 U-23日本代表、パリ五輪出場のために暴れるべき5名 また、今大会のメンバーに本職のCBは3人しかいないため、日本戦で起用できる本職CBは1人だけになったとのこと。中国戦の後半に見せたように守備的MFのひとりを最終ラインで起用する見込みのようだ。 そのうえで、「DFラインを調整していた主将ビョンと高さを担当していたソの不在は、いかなる形でも補完が必要」とも伝えられている。
2024年05月17日 16:50
遠藤航が所属するリバプールは、今季いっぱいでユルゲン・クロップ監督が退任する。黄金期を築いたカリスマ監督の下で、多くのスター選手が躍動してきた。
それは、モハメド・サラーらワールドクラスのビッグネームばかりではない。決して高額ではない移籍金で加入し、確かな足跡を残した選手たちもいる。現在はモナコに所属する南野拓実もそのひとりだろう。
南野は2019-20シーズンのチャンピオンズリーグでリバプールと対戦した際にインパクトを残し、シーズン半ばにレッドブル・ザルツブルクから移籍。サウサンプトンへの半年間のレンタル移籍もあったが、ラストシーズンには2つの国内カップ戦でチーム得点王になり、2冠達成に貢献した。
英メディア『sportskeeda』は5月16日、クロップ政権下で「お買い得価格」だった補強5選手をピックアップ。ラグナル・クラバン、ハービー・エリオット、ジョエル・マティプ、アンドリュー・ロバートソンとともに南野を取り上げている。
【動画】南野がリーグ杯準々決勝で決めた劇的ボレー弾
同メディアは南野の移籍経緯を紹介しつつ、「紛れもない才能にもかかわらず、3トップに割って入るのに困難に出くわした」と回想。サラーやロベルト・フィルミーノ、サディオ・マネの強力トリオを相手に厳しいポジション争いを強いられたと振り返った。
「それにもかかわらず、カップ戦で重要なゴールを決めることで、彼は存在感を感じさせた。通算14得点のうち9ゴールがFAカップとリーグカップで決めたものだ」
だが周知のとおり、南野は出場機会を求め、2022年夏にモナコへ完全移籍した。1年目は苦しんだが、アディ・ヒュッター監督が就任した今季は復調を遂げ、評価を高めている。
sportskeedaは「モナコ移籍後、チームで最も重要な選手のひとりとして台頭。フランスでのキャリア当初はスロースタートだったが、その才能を示している」と、南野の現状を伝えた。
プレミアリーグやチャンピオンズ・リーグで大きなインパクトを残すには至らなかったかもしれない。だが、クロップ・リバプールの歴史に南野が名を残したのも確かだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 16:41
サッカー欧州選手権(UEFA Euro 2024)に向けたドイツ代表の予備登録メンバー27人が16日に発表され、ベテランのトーマス・ミュラー(Thomas Mueller)やトニ・クロース(Toni Kroos)らが選ばれた。
自国開催となるドイツは6月3日のウクライナ戦と同7日のギリシャ戦の親善試合の後にメンバーを26人まで絞る。
2014年のW杯ブラジル大会(2014 World Cup)優勝メンバーからはミュラーとクロースの他にGKマヌエル・ノイアー(Manuel Neuer)も選ばれたが、DFマッツ・フンメルス(Mats Hummels)は選外となった。
フンメルスとドイツ・ブンデスリーガ1部のボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)でチームメートのユリアン・ブラント(Julian Brandt)も選ばれなかった。二人はドルトムントの主力としてチームの欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)決勝進出に貢献したが、ユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督は、3月にフランスとオランダを倒したチームを継続する形を取った。
バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)のレオン・ゴレツカ(Leon Goretzka)も招集を見送られ、同じくバイエルンのサージ・ナブリー(Serge Gnabry)はけがのためメンバー外となった。
ドイツはW杯で2大会連続のグループステージ敗退に終わり、前回の2021年の欧州選手権では決勝トーナメント1回戦で敗退した。昨年もチームは11戦3勝に終わるなど不振だったが、新たに就任したナーゲルスマン監督は今年3月の親善試合から国内王者のバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)や好調VfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)から選手を招集するなど大幅にチームを入れ替え、W杯準優勝のフランスとオランダから勝利を挙げた。
ノイアーがチームに復帰したが、キャプテンは引き続きスペイン1部リーグ・FCバルセロナ(FC Barcelona)のイルカイ・ギュンドアン(Ilkay Guendogan)が務める。
ドイツは6月14日の開幕戦でスコットランドと対戦する。
欧州選手権に向けたドイツ代表の予備登録メンバーは以下の通り。
■ゴールキーパー(GK)
オリバー・バウマン(Oliver Baumann)、アレクサンダー・ニューベル(Alexander Nubel)、マヌエル・ノイアー、マルクアンドレ・テル・シュテーゲン(Marc-Andre ter Stegen)
■ディフェンダー(DF)
バルデマール・アントン(Waldemar Anton)、ベンヤミン・ヘンリヒス(Benjamin Henrichs)、ヨシュア・キミッヒ(Joshua Kimmich)、ロビン・コッホ(Robin Koch)、マクシミリアン・ミッテルシュテット(Maximilian Mittelstaedt)、ダビド・ラウム(David Raum)、アントニオ・リュディガー(Antonio Rudiger)、ニコ・シュロッターベック(Nico Schlotterbeck)、ヨナタン・ター(Jonathan Tah)
■ミッドフィールダー(MF)
ロベルト・アンドリッヒ(Robert Andrich)、クリス・ヒューリッヒ(Chris Fuehrich)、パスカル・グロス(Pascal Gross)、イルカイ・ギュンドアン、トニ・クロース、ジャマル・ムシアラ(Jamal Musiala)、アレクサンダル・パブロビッチ(Aleksandar Pavlovic)、リロイ・ザネ(Leroy Sane)、フロリアン・ビルツ(Florian Wirtz)
■フォワード(FW)
マクシミリアン・バイアー(Maximilian Beier)、ニクラス・フュルクルク(Niclas Fuellkrug)、カイ・ハヴァーツ(Kai Havertz)、トーマス・ミュラー、デニス・ウンダフ(Deniz Undav)
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2024年05月17日 16:37
清水エスパルスの市川大祐コーチが、クラブの公式YouTubeチャンネルに登場。自身のJリーグデビューを振り返った。
【動画】清水の市川コーチが“高校生Jリーガー”時代を回想
清水の下部組織で育った市川氏は、高校2年生だった1998年3月21日に行なわれた開幕節の札幌戦でスタメン出場。当時17歳。先発は、試合の1週間前にオズワルド・アルディレス監督に告げられたという。
「そこから緊張していましたね。それはもう、親にも誰にも言えなかったです。言ったら消えちゃうんじゃないか、みたいな、そんな感じもしたので。自分のなかでとどめて。だから、その1週間は思うようなプレーができなくて。その週は、常に開幕のイメージをしながら、常に緊張しながら過ごしていたと覚えていますね」
迎えた札幌戦では、56分で途中交代。緊張もあり、思い描いていたプレーはできず。悔しさのあまり、試合後は涙を流したという。ただ、サッカー選手として貴重な経験だったと明かす。
「そんなにプロの世界は甘くないというのを突きつけられたし、自分としてもそれを肌でピッチに立って感じることができたので、『あ、俺もっとやらなきゃいけないんだ』という風に思えた。そこは自分にとっては最高のスタートだったと思っています」
さらに、日本代表に初選出され、4月1日の韓国戦(1−2)ではフル出場。17歳322日でのA代表の出場は、四半世紀以上経った今も残る日本史上最年少記録だ。注目度が高まるなかでも、浮足立つことはなかったという。
「勘違いしたりとか、調子に乗るような暇さえもなかったし、アルディレス、(スティーブ・)ぺリマン、大木(武)さんが正しい方向に常に導いてくれたので、そういうものは全くなかったですね」
また、1歳上の稲本潤一や2歳上の山口智らも高校生でデビューしていたため、「上の年代ですけど、負けたくないなっていうのは常に思っていた。そこの意識が高校生でありながら、常にプロを意識して日々を過ごしていた」と振り返った。
その後、市川氏は2010年まで清水でプレー。以降は甲府、水戸、藤枝、今治、八戸を渡り歩き、16年に現役を退いた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 16:15
アビスパ福岡は5月17日、9月以降のホームゲーム3試合で着用する『2024スペシャルユニホーム』を発表した。
2024年05月17日 16:14
チェルシーに所属するイングランド代表DFリース・ジェームズは来シーズンの開幕3試合を出場停止となるようだ。16日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
現在24歳のR・ジェームズは6歳からチェルシーに所属する下部組織出身選手で、今シーズンからはキャプテンを務めている。しかし、今季開幕戦で負傷すると、昨年10月下旬に復帰したものの、再びハムストリングの問題で離脱。昨シーズンからケガを繰り返している状況から手術を実施していた。
約5カ月の離脱を余儀なくされていたR・ジェームズは、11日に行われたプレミアリーグ第37節のノッティンガム・フォレスト戦に79分から途中出場して待望の復帰を果たすと、直後には早速アシストも記録した。
15日に行われたプレミアリーグ第34節延期分のブライトン戦でも69分から途中出場を果たしたが、終盤にジョアン・ペドロに倒されるとそのままの勢いでJ・ペドロの足を足裏で蹴り飛ばしてしまい、オンフィールド・レビューの結果、R・ジェームズにはレッドカードが提示され、一発退場となった。
これにより、すでに昨年11月にも一度退場処分を受けていたR・ジェームズは、今季2度目の退場処分となったことで4試合の出場停止処分が下されることに。このため、19日に行われる最終節のボーンマス戦を始め、来季の開幕3試合も出場できないことになった。
【ハイライト動画】ブライトンvsチェルシー
2024年05月17日 16:02
ウクライナサッカー連盟(UAF)は16日、EURO2024本大会直前のトレーニングキャンプに臨むウクライナ代表メンバー26名と予備メンバー6名を発表した。
ウクライナはEURO2024予選の開催期間中、ロシアによる軍事侵攻を受けており、心理面でも複雑ななかでの戦いを強いられたものの、ピッチの上では見事な戦いを披露。イングランド代表、イタリア代表と同居したグループCに入ると、イタリア代表と勝ち点で並びながらも、直接対決の成績で3位に。それでも、プレーオフでボスニア・ヘルツェゴビナ代表、アイスランド代表を破り、4大会連続4度目の本大会出場を決めた。なお、本大会ではベルギー代表、スロバキア代表、ルーマニア代表と同居するグループEに入る。
前回大会ではベスト8入りを果たしており、今大会では当時を上回る成績を目指すなか、大会直前にトレーニングキャンプを開催する。今回はそこに参加するメンバーの発表で、レアル・マドリードに所属するGKアンドリー・ルニン、アーセナルに所属するMFオレクサンドル・ジンチェンコ、チェルシーに所属するMFミハイロ・ムドリク、ジェノアに所属するMFルスラン・マリノフスキー、ジローナに所属するFWアルテム・ドフビクなど、ヨーロッパの5大リーグで活躍する主力選手たちが順当に選出されている。
この合宿を経て、ウクライナ代表の正式なメンバーが決定する。EURO2024を戦う26名の選手たちは、6月7日に発表される予定だ。
今回発表されたウクライナ代表メンバー26名と予備メンバー6名は以下の通り。
■ウクライナ代表
▼GK
ヘオリー・ブスチャン(ディナモ・キーウ)
アナトリー・トルビン(ベンフィカ/ポルトガル)
アンドリー・ルニン(レアル・マドリード/スペイン)
▼DF
ボグダン・ミハイリチェンコ(ポリッシャ・ジトーミル)
オレクサンドル・スヴァトク(ドニプロ−1)
ヴァレリー・ボンダル(シャフタール・ドネツク)
エフィム・コノプリア(シャフタール・ドネツク)
ミコラ・マトヴィエンコ(シャフタール・ドネツク)
オレクサンドル・ティムチク(ディナモ・キーウ)
マクシム・タロフイエロフ(LASKリンツ/オーストリア)
イリア・ザバルニー(ボーンマス/イングランド)
ヴィタリー・ミコレンコ(エヴァートン/イングランド)
▼MF
ヘオルヒー・スダコフ(シャフタール・ドネツク)
オレクサンドル・ズブコフ(シャフタール・ドネツク)
タラス・ステパネンコ(シャフタール・ドネツク)
ヴォロディミル・ブラジコ(ディナモ・キーウ)
ミコラ・シャパレンコ(ディナモ・キーウ)
アンドリー・ヤルモレンコ(ディナモ・キーウ)
セルギー・シドルチュク(ウェステルロー/ベルギー)
ビクトル・ツィガンコフ(ジローナ/スペイン)
ルスラン・マリノフスキー(ジェノア/イタリア)
ミハイロ・ムドリク(チェルシー/イングランド)
オレクサンドル・ジンチェンコ(アーセナル/イングランド)
▼FW
アルテム・ドフビク(ジローナ/スペイン)
ロマン・ヤレムチュク(バレンシア/スペイン)
ヴラディスラフ・ヴァナト(ディナモ・キーウ)
■予備メンバー
▼GK
ドミトロ・リズニク(シャフタール・ドネツク)
▼DF
デニス・ポポフ(ディナモ・キーウ)
▼MF
ヴィタリー・ブヤルスキー(ディナモ・キーウ)
イェホル・ヤルモリュク(ブレントフォード/イングランド)
▼FW
ダニロ・シカン(シャフタール・ドネツク)
ヴラジスラフ・カヴァエフ(ディナモ・キーウ)
2024年05月17日 15:41
国際サッカー連盟(FIFA)は17日、タイ・バンコクで総会を開き、2027年女子W杯(FIFA Women's World Cup 2027)の開催地をブラジルに決定した。女子W杯の南米開催は初めて。
第10回大会の開催地を決める投票で、ブラジルは共同で立候補していたベルギー、オランダ、ドイツを119対78で上回り、代表団は歓喜に沸いた。
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2024年05月17日 15:32
マンチェスター・ユナイテッドを率いるエリック・テン・ハフ監督が、元フランス代表DFラファエル・ヴァランに最終戦出場の可能性があることを明かした。
2024年05月17日 15:28
スペイン代表への復帰が期待されているMFイスコが、16日に行われたラ・リーガ第36節ラス・パルマス戦で負傷交代した。
かつてのイスコは“マヒア”(魔術師)としてマラガやレアル・マドリード魔法をかけたが、レアル・マドリード在籍時の終盤から安定した出場機会を確保できなくなり、徐々にその輝きが失われていった。レアル・マドリード退団後に加入したセビージャも約半年間の在籍で退団し、昨季後半戦は無所属のまま終える。このままイスコは“過去の人”となると思われたが、昨年夏にベティスへ完全移籍加入すると、マラガ時代の“恩師”でもあるマヌエル・ペジェグリーニ監督の下で復活を果たした。
今季はここまで公式戦通算で36試合出場9ゴール7アシストを記録。日本代表MF久保建英が所属するレアル・ソシエダと来季のヨーロッパリーグ(EL)出場権を争うベティスで、攻撃の中心に君臨している。傑出したテクニックと豊富なアイデアを武器に、ベティスの攻撃陣を彩る存在だ。4月にはラ・リーガ月間MVP(最優秀選手)にも輝いた。
そんなイスコは2019年6月を最後にスペイン代表から遠ざかっており、“ラ・ロハ”の一員として参加したメジャーな大会はFIFAワールドカップロシア2018のみ。EURO2020やFIFAワールドカップカタール2022などの大会では、スペイン代表のユニフォームを身に纏うイスコの姿は見られていない。
本大会まで残り1カ月ほどとなったが、ラ・リーガ最終盤に差し掛かってもイスコの輝きは落ちるどころか、むしろ増している。12日に行われたラ・リーガ第35節アルメリア戦(○3−2)ではベティスの全3得点を演出し、自身のプロ通算600試合目の出場に華を添えた。
しかし、16日に行われたラ・リーガ第36節ラス・パルマス戦は2−2のドローで終了し、来季のEL出場に向けて手痛い結果となっただけでなく、前半途中にイスコが負傷交代するアクシデントにも見舞われた。
ペジェグリーニ監督はラス・パルマス戦の試合前会見にて、「彼が現時点で最高のスペイン人選手なのかどうかは判断しかねる」と明かしつつも、「だが、彼が個人としてこれ以上ないほどに素晴らしいシーズンを過ごしていることは事実だ。彼自身キャリアの中で最も良い時を過ごしていると言っても過言ではない。それは数字が証明しているし、フィジカル面でも驚くようなレベルだ」と“マヒア”を称賛。「彼がベティスに多大な貢献をしていることに疑いの余地はない」との言葉で、そのパフォーマンスを褒め称えていた。
また、記者からEURO2024に出場する可能性について問われると、ペジェグリーニ監督は「私は常に監督の仕事を尊敬している。彼の立場になって考えると、非常に難しい仕事だよ。常にレベルの高い選手たちがメンバーの枠を争う。彼自身も多くの候補となる選手たちのなかから、自らのチームに適した選手たちを探さなければならない」と、デ・ラ・フエンテ監督に共感。一方で、「ただし、おそらく今季のイスコを見ている人ならば、おそらく99%以上の人は彼がEUROに行くことになると確信しているはずだ」と話し、イスコのパフォーマンス自体は代表レベルに値していると主張したなかで、タイミング悪く負傷に見舞われる形となった。
かねてよりイスコ自身はスペイン代表への復帰願望を公言していたが、ベテランの復帰に消極的だったルイス・デ・ラ・フエンテ監督から声はかからず。3月のインターナショナルマッチウィークでは、今夏に控えるEURO2024に向けた“ラストチャンス”として招集に踏み切る可能性も報じられたものの、当時も負傷によりチャンスを棒に振っていた。
なお、スペインメディア『マルカ』によると、今回ふくらはぎを痛めたイスコは、歩いてドレッシングルームに戻ることはできたものの、試合終了後には松葉杖をついてバス乗り込む姿が確認されたという。現時点で負傷の程度は確認されておらず、現地時間17日のうちには検査が行われる見込みだ。
ここまで好調をキープし、スペイン代表への復帰が期待されていたイスコ。注目のメンバー発表は今月27日の予定だが、今回のケガは選考に影響を与えるのだろうか。
【ハイライト動画】イスコは無念の負傷交代、ベティスもラス・パルマスと手痛いドロー
2024年05月17日 15:10
日本代表MF鎌田大地についてラツィオのスポーツ・ディレクター(SD)であるアンジェロ・マリアーノ・ファビアーニ氏がラジオ『Radiosei』のインタビューで語ったようだ。伊『La Gazzetta dello Sport』が伝えている。
昨夏にフランクフルトを退団後、ラツィオに加入した鎌田。契約は1年となっており、今シーズン終了後の去就は大きな注目を集めていた。なかなか期待されていたパフォーマンスを残せないシーズンを送っていたが、最近は再び評価を上げ始めている。
現在は7戦連続でスタメン出場を果たしており、パフォーマンスの出来も上々だ。少しずつ信頼を回復し、本来の姿を見せている鎌田についてファビアーニSDは「現在のところ、鎌田は100%ラツィオに残るだろう。運命は彼の手の中にある。側近と最後に話したところでは、鎌田はここにいることをとても喜んでいるようだ」と語り、現段階では残留の可能性が高いことを示唆した。
一方で、同氏は「状況はいつでも変わる可能性がある」ともインタビューの中で話しており、鎌田の去就が決まっているわけではないことも語っている。
今シーズンは苦戦する時期が長かった鎌田だが、再びスタメンの座を勝ち取り、ここまで公式戦36試合に出場し1ゴール2アシストをマークしている。輝きを取り戻しつつある鎌田は来シーズンもラツィオでプレイすることはできるのか。
2024年05月17日 14:51
ジローナは16日、同クラブに所属するオランダ代表DFデイリー・ブリントと新契約を締結したことを発表した。新契約期間は2026年6月30日までと伝えられている。
ブリントは1990年3月9日生まれの現在34歳。左利きのDFで、センターバックやサイドバック、さらにはボランチとしても活躍を続けてきた。これまで母国の名門アヤックスを中心にプレーし、マンチェスター・ユナイテッドやバイエルンといったビッククラブにも在籍。オランダ代表としても国際Aマッチ通算106試合出場3得点を記録しており、2度のFIFAワールドカップ 、1度のEUROを主力として戦っている。
そんなブリントは昨年夏にフリートランスファーでジローナへ完全移籍加入。即座にセンターバックのレギュラーポジションを確保し、今季はここまでラ・リーガ32試合出場1得点2アシスト、コパ・デル・レイ(スペイン国王杯)3試合出場2ゴールを記録している。当初は2025年6月30日までの2年契約を締結していたが、今回の契約延長により契約期間が1年間伸びる形となった。
今シーズン、ジローナは“台風の目”としてラ・リーガを席巻。一時はレアル・マドリードやバルセロナを抑えて首位にも立った。ラ・リーガ第36節終了時点での成績は23勝6分7敗。第34節バルセロナ戦を4−2で制したことで、2位フィニッシュは確実かと思われたが、その後の2試合を1分1敗で終え、現在は2位のバルセロナを勝ち点「4」差で追う3位につけている。それでも、今季を4位以内で終えることは確定しており、来季はクラブ史上初のチャンピオンズリーグ(CL)に参戦する。
“欧州最高峰の戦い”に臨む来季に向けて、数々のビッグマッチを経験してきたベテランDFの残留が既定路線となった。
【ハイライト動画】ジローナがCL出場を決めたバルサ戦
2024年05月17日 14:08
水戸ホーリーホックは17日、専修大学に所属するMF山本隼大の来季加入が内定したことを発表した。
2024年05月17日 14:03
近年では森保ジャパン招集経験のある松本泰志(広島)、大岩ジャパンに呼ばれた小見洋太(新潟)らを輩出している昌平高校。その指揮官となって3か月が経過した元日本代表FWの玉田圭司監督は目下、選手たちと真摯に向き合い、レベルアップに勤しんでいる。
現在、同校には約120人のサッカー部員がいるが、彼が担当しているのは、トップチームの24人。FCラヴィーダを率いる村松明人コーチら13人のスタッフと協力しながら、少しでも円滑にチームをマネジメントし、効果的なトレーニングができるように日々、工夫を凝らしているという。
「今は高円宮杯プレミアリーグがあるので、週末の試合に向けての調整がメインです。平日の練習は授業後からですけど、僕自身は空いている時間にプレミアに参戦している他のチームの動画を見たり、チャンピオンズリーグやプレミアリーグの動画を見て、最新のトレンドを取り入れることを心がけています。
世界のトップクラブの戦いを見ていると、ボール保持の仕方や立ち位置に工夫が見られますし、受け手と出し手に加えて3人目・4人目の動きがないと崩せないというのも痛感します。
あとは90分間の使い方ですね。後半、疲れてきた時にうまく“サボる”ことも大事。僕も40代まで現役を続けましたけど、良い意味でサボる時間も作りながら、上げる時は一気に上げるというメリハリを大事にしていた。そういうところも選手たちには求めていきたいと思っています」と、玉田監督は元プロらしい言い回しで指導のポイントを語っていた。
ユース年代はこれから猛暑の環境下での戦いを余儀なくされる。玉田監督が習志野高校の選手だった頃に比べると、プレミアリーグなどはナイトマッチも増えたものの、やはりフィジカルベースが高くないと頂点は狙えない。
そこで昌平では、毎週頭にトレーナーと相談しながら、素走りや体幹強化も取り入れている。「技巧派揃いでボール回しを重視するチーム」というイメージの強かった昌平に新たな風がもたらされつつあると言っていいかもしれない。
「僕はゴールから逆算してシンプルに攻めることも必要だと考えています。ビルドアップやボール回しは勝つための1つの手段なので、そこにこだわり過ぎてはいけない。やっぱり点を取った方が勝つのがサッカー。そういう考え方を、今年はより強く植え付けようとしています」と玉田監督は強調する。
5月11日の柏レイソルU-18戦を見ても、シンプルに縦に蹴り出したり、奪ったら手数をかけずにゴールまでボールを運ぶような攻撃も随所に見られた。そこにショートパスやドリブルなど昌平らしい長所を組み合わせ、柔軟に戦い方を変化させられれば、より勝てる確率は上がる。新指揮官はそんな柔軟性や対応力も選手たちに身に付けさせたいと考えているのだ。
「今の昌平はトップに入るチソ(鄭志錫)というターゲットマンにボールが入らないと、難しい状況に陥るケースが少なくない。どの試合でもそういった苦境に直面します。しかも、1回リズムを失うと、なかなか流れを取り戻せずに、防戦一方になってしまう。その課題をいかにしてクリアさせるべきかを、僕自身も真剣に模索しています。
チソを最前線に置かない形にトライするのも一案ですね。右フォワードの(山口)豪太やインサイドハーフに入っている長(璃喜)をゼロトップ気味に配置して、違ったスタイルを作っていくことができれば、チームの幅も広がるのかなと思っています」
【画像】小野伸二や中村憲剛らレジェンドたちが選定した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
玉田監督が戦い方の幅を広げようとしているのも、「対戦相手や戦況に応じて臨機応変に変わっていけるのが本物の良い選手」という考え方があるから。実際、彼自身も23年のプロキャリアの中で様々な役割を担い、変化していった。
習志野高校から柏レイソル入りした若手時代は左ウイングが主戦場で、左45度からのドリブルシュートで一世を風靡していたが、岡田武史監督が率いる日本代表やセレッソ大阪時代は1トップでプレー。他の環境では2トップの一角に陣取ったり、トップ下に近いポジションに入るなど、指揮官の要求に最大限に応えていたのだ。
「僕自身は現役時代、それぞれの監督から『ああしろ、こうしろ』と具体的な指示を受けたことはほとんどなかった。『あまり引いてくるな』『前に張っていろ』といったザックリしたことは言われましたけど、自分なりに必要だと思えば、少し中間的な位置に下がってボールを受けたり、チームを円滑に動かすようなことはやっていました。
昌平の選手たちは育成年代だから、いろんな役割やポジションにトライして、考えながらプレーすることが大事なんです。そういうなかでも自分のストロングを出すことを忘れてほしくない。やっぱり武器のある選手は強いですし、チームが勝つためにも必要なこと。自分も長年、そう考えながら取り組んできました」
藤島崇之前監督も「玉田のプロ経験は他の人にはないものだし、非常に説得力がある。それを可能な限り、選手に伝えてほしい。『生きる教材』が目の前にいるんだから、何も聞かないのはもったいないし、もっといろいろ質問してほしいですね」と熱望する。
残念ながら、今の昌平には「玉田さん、代表の頃はどうだったんですか?」といった質問を真正面からぶつけてくるタイプがほとんどいないというが、指揮官は彼らが自発的にアクションを起こしてくれるのを辛抱強く待つ構えだ。
「プレミア制覇とか選手権優勝とか、そういう目標は設けていませんが、とにかく選手たち個人個人を成長させたいというのが今、僕が一番願っていること。個々が伸びれば、試合内容も良くなるし、結果は自ずとついてくる。そうなるように、トライ&エラーを続けていきます」と玉田監督は新たな決意を口にした。
「玉田のような元日本代表経験者が高体連の監督になってくれたのは前向きな要素。彼が良い刺激を与えてくれると思います」と大津高校の平岡和徳・テクニカルアドバイザーも期待を寄せていた。ここから彼らがどのような軌跡を辿るのかを注視していきたい。
※第2回終了(全3回)
取材・文●元川悦子(フリーライター)
2024年05月17日 14:00
オランダ代表監督を務めているロナルト・クーマン氏は、EURO2024に向けた候補メンバー30名を発表した。
その招集リストは以下の通りとなった。
GK:
ジャスティン・ビジロウ(フェイエノールト)
マルク・フレッケン(ブレントフォード/NED)
バルト・フェルブルッヘン(ブライトン/ENG)
ニック・オリー(スパルタ・ロッテルダム)
DF:
タン・アケ(マンチェスター・シティ/ENG)
ダレイ・ブリント(ジローナ/ESP)
フィルヒル・ファン・ダイク(リヴァプール/ENG)
デンゼル・ダンフリース(インテル/ITA)
ジェレミー・フリンポン(レヴァークーゼン/GER)
ルチャレル・ヘールトライダ(フェイエノールト)
マタイス・デ・リフト(バイエルン・ミュンヘン/GER)
イアン・マートセン(ドルトムント/GER)
ミッキー・ファン・デ・フェン(トッテナム・ホットスパー/ENG)
ステファン・デ・フライ(インテル/ITA)
MF:
ライアン・フラーフェンベルフ(リヴァプール/ENG)
フレンキー・デ・ヨング(バルセロナ/ESP)
テウン・コープマイネルス(アタランタ/ITA)
ティジャニ・ラインデルス(ミラン/ITA)
マールテン・デ・ルーン(アタランタ/ITA)
イェルディ・スホーテン(PSV)
シャビ・シモンズ(RBライプツィヒ/GER)
クインテン・ティンバー(フェイエノールト)
ジョーイ・フェールマン(PSV)
ジョルジニオ・ワイナルドゥム(アル・イティファク/KSA)
FW:
ステフェン・ベルフワイン(アヤックス)
ブライアン・ブロビー(アヤックス)
コーディ・ガクポ(リヴァプール/ENG)
ドニェル・マレン(ドルトムント/GER)
ワウト・ヴェグホルスト(ホッフェンハイム/GER)
メンフィス・デパイ(アトレティコ・マドリー/ESP)
なお、この中でフレンキー・デ・ヨングについては現在足首の負傷によって離脱しており、4月21日以来プレーすることができていない。
親の名前が強すぎる!父の跡を追う「オランダ最強レジェンド」の息子5名
オランダは5月29日に本大会に向けた26名のメンバーを発表する予定となっている。
それから6月に入ってフレンドリーマッチを2試合(カナダ戦、アイスランド戦)を行った後、6月16日にEURO2024の初陣となるポーランド戦に臨む。
2024年05月17日 13:43
京都サンガF.C.は17日、2024年6月1日付で大熊清氏がゼネラルマネージャーに就任することを発表した。
現在59歳の大熊氏は、現役時代に東京ガスで活躍。現役引退後は指導者として、FC東京の監督、U−20日本代表の監督、日本代表のコーチ、大宮アルディージャの監督、セレッソ大阪の監督などを歴任しただけでなく、FC東京やセレッソ大阪など複数のクラブで強化に携わった。2019年より清水エスパルスのゼネラルマネージャーを務め、2021年からは取締役(ゼネラルマネージャー兼サッカー事業本部長)としても活動。昨年12月で清水を離れていた。
ゼネラルマネージャー就任に際し、大熊氏はクラブを通して次のようにコメントを発表した。
「京都サンガF.C.のスポンサー、ファン・サポーターの皆様、この度、京都サンガF.C.のゼネラルマネージャーに就任することになりました大熊清です。伝統と歴史あるチームに大変光栄なお話をいただき感謝いたします。チームが闘う集団へ更に進化するために、フロント、スタッフ、選手と一丸となって仕事に取り組む所存です。スポンサー、ファン・サポーターの皆様に愛される強いチーム作りをクラブとともにやっていきたいと思います。今後もご支援・応援をよろしくお願いします」
今シーズン、京都は2024明治安田J1リーグ第14節終了時点で2勝3分9敗と苦しんでおり、勝ち点「9」の獲得で最下位に沈んでいる。