2024年04月18日 18:30
北中米ワールドカップのアジア2次予選、北朝鮮代表と戦った日本代表が1-0で勝利を収めたのは記憶に新しい。その試合後、元北朝鮮代表の鄭大世氏は自身のX(旧ツイッター)に次の投稿をした。 「もちろん僕の立場では朝鮮代表が勝ったらそりゃ嬉しいですが、川崎Fの後輩の田中碧が決めてくれたからそれはそれで和んでます。12番と17番のラフプレイはマジいらないけど、全体的にマジで面白かったです。おめでとう御座います」 どんな想いでこの投稿をしたのか。本人に問うと、「北朝鮮代表がやっぱり強かった」との感想が返ってきた。 「その強さがフットボールの強さじゃないってところがまた面白くて。昔から変わってないなと。(北朝鮮代表は)選手が変わっても、短所と長所は変わらないと改めてそう思いました。前半は勿体なかったですが、後半になってからの勢いの変化。ここまでの力があるんだと示してくれたし、久々に見て格好いいと思いました」 日本側から見れば、その北朝鮮の勢いを3バックシステムへの変更で削ぎ落とところに「面白さがあった」と鄭大世氏は話していた。 投稿で気になったのは「(北朝鮮代表の)12番と17番のラフプレイはマジいらないけど」の部分である。鄭大世氏に言わせれば、北朝鮮代表は“ダーティー”ではない。 「みんな、先入観から入りますからね。北朝鮮代表は酷いみたいに言われる。で、槙野に聞いても同じことを言っていて。だから、槙野に聞いたんですよ。『マキさ、北朝鮮にラフプレーされたことある?』って。そうしたら、『確かに…』みたいな答が返ってくるんですよ。結局、それって先入観なんですよ」 しかし、今回の日本戦では「僕もびっくりするくらいのラフプレーがあって」と鄭大世氏は回顧する。 「(ラフプレーが酷かったのは)分析した結果、12番と17番だった。なんで行くのという場面でラフプレーをしていた」 ただ、鄭大世氏が主張したのは「12番と17番の結局は個人の問題」であって、チームとしてラフプレーをしているわけではないことである。 北朝鮮代表全員がラフプレーをするわけではない。 これこそ、鄭大世氏がどうしても伝えたかったことである。 構成●サッカーダイジェストTV編集部 【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年05月22日 06:00
鹿島アントラーズは5月21日、公式Xを更新。6月1日に国立競技場で行なわれる横浜F・マリノス戦の告知ムービーを公開した。
1993年のJリーグ開幕から唯一、J1で戦い続けている両者が“国立”で激突。プロモーション動画に出演し、この一戦に向けて熱く盛り上げたのがフリーアナウンサーの古舘伊知郎さんだ。
動画の冒頭、“古館節”全開の実況で、「ニッポンサッカーの夜明けです。1993年、Jリーグ誕生。31年という時の流れの中で、この2つのチームは常にスポットを浴びていたのであります!」と切り出した古舘さんは、両クラブのレジェンド、現在所属する注目選手を独特なキャッチコピー付きで紹介している。
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
これにはファンも反応。「かっこいいーーー!!古舘さんの言葉選び最高です!!」「植田直通さんで遊びすぎな古舘さん」「なんかスゲェな」「鳥肌立っちゃった」「たまらねぇです!超カッケー」「両チームの色々な年代のサポに刺さる内容」「これは胸熱」といった絶賛の声が上がった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月22日 05:50
レアル・マドリーのドイツ代表MFトニ・クロースは、今夏のEURO後に現役を引退するとSNS上で発表した。
10年前の2014年にレアルに加わったクロースは、ファンへの感謝を綴りつつ、「現役選手としてのキャリアは今夏のEURO後に終わる」と宣言した。
クロースの引退発表には多くの選手たちが反応。レアルでともにプレーしたクリスティアーノ・ロナウドは「すべてに、そして多くのことに、トニ!君とピッチを共有できたことを光栄に思う。これからもよろしく」とコメントしている。
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クロースは2021年のEURO後に一旦ドイツ代表を引退したが、今年電撃復帰。今夏のEUROがプレーする最後の大会になる。開催国であるドイツは、グループステージでスコットランド、ハンガリー、スイスと対戦する。
2024年05月22日 05:30
名古屋グランパスからのレンタル移籍でポルトガルのカーザ・ピアでプレーしてきた相馬勇紀。
シーズン途中からの加入だった1年目は19試合、2年目の今季は37試合に出場した。計56試合で7ゴール5アシストを記録している。
ただ、『Record』は、相馬はすでにカーザ・ピアに別れを告げたと伝えた。
名古屋からレンタルしていたが、価格が高額なために買い取るのは困難とのこと。「相馬はカーザ・ピアで最後の試合をプレーしたに違いない。この日本人ウィンガーはすでに別れを告げて、母国に戻った」としている。
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移籍金が高いために完全移籍での獲得は断念したようで、相馬は一旦日本に帰ることになったようだ。
2024年05月22日 04:30
韓国Kリーグの水原FCでチアリーダーを務め、“新三大クイーン”のひとりに挙げられるアン・ジヒョンさんが公式インスタグラムを更新。
2024年05月22日 04:01
チェルシーは21日、マウリシオ・ポチェッティーノ監督との契約を双方合意の上で解除したと発表した。
2022−23シーズンのプレミアリーグを12位で終えたチェルシーは、トッテナムやパリ・サンジェルマンなどを指揮した経験を持つポチェッティーノ氏を2023−24シーズンに向けて新監督として招へい。前年に続いて大型補強を敢行したが、なかなかかみ合ったチームを構築することができず、リーグ優勝戦線からは早々に脱落した。一方でFAカップではベスト4、リーグカップでは準優勝で終え、リーグ戦も最後は5連勝を飾るなどして最終的には6位で終えて、来シーズンのヨーロッパ大会の出場権も獲得している。
イギリス紙『テレグラフ』はポチェッティーノ氏とクラブ幹部が21日に会合を設け、「友好的に」契約解除で合意することになったと報じている。2年契約を結んでいたため、ポチェッティーノ氏が多額の契約解除金を受け取るだろうともしている。
また『テレグラフ』は後任候補として、シュトゥットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督、ジローナのミチェル監督、イプスウィッチ・タウンのキーラン・マッケンナ監督、レスターのエンツォ・マレスカ監督といった、今シーズンに結果を残した監督の名を挙げている。ドイツメディア『スカイ』のフロリアン・プレッテンベルグ記者は2022年9月にチェルシーの指揮官を解任されたトーマス・トゥヘル氏の再任や、ブライトンを退団したロベルト・デ・ゼルビ氏が候補であると伝えている。
2024年05月22日 00:34
レアル・マドリードに所属するドイツ代表MFトニ・クロースが21日、EURO2024をもって現役を引退することを電撃発表した。この決断を受けて、クロースは自身の公式Instggram(@toni.kr8s)を更新。スパイクを脱ぐ決断を下したことを受けての率直な心境と、レアル・マドリードへの感謝、そして“最後の野望”について語った。
現在34歳のクロースはバイエルンで主力として活躍し、3度のブンデスリーガ優勝や2012−13シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)制覇などを経験。ドイツ代表としても主力として活躍し、FIFAワールドカップブラジル2014で優勝を成し遂げた後、2014年夏にレアル・マドリードの一員となった。
加入直後から、正確無比な右足や卓越した戦術眼などを武器に、主力として絶大な存在感を放ったクロースは、インテリオールだけでなくピボーテとしても活躍。34歳となった今季もそのパフォーマンスに衰えは見られず、ここまで公式戦46試合のピッチに立って1ゴール9アシストを記録。2シーズンぶり通算36度目のラ・リーガ制覇に大きく貢献しただけでなく、CLでも2年ぶりの決勝進出に貢献している。
クロースはレアル・マドリードで、公式戦通算463試合出場28ゴール98アシストを記録。在籍した10年間で獲得したタイトル数は「22」にのぼり、2015−16シーズンから始まったCL3連覇を含む4度の欧州制覇、4度のラ・リーガ優勝、5度のFIFAクラブワールドカップ優勝などに大きく貢献した。
今回、現役引退を発表したクロースは、自身の公式Instggramを通して、レアル・マドリードに加入してからの日々を振り返った。成功に満ちた10シーズンを回想し、次のように率直な心境を言葉にしている。
「2014年7月17日、レアル・マドリードの入団会見を実施したこの日は、僕の人生を変えてくれた1日だ。サッカー選手としての人生だけでなく、何よりも僕個人としての人生をね。世界最高のクラブでの新しい人生の始まりだった。そして今日、この人生が終焉を迎えることを伝えた。10年後のシーズン終了とともに、夢のような人生の幕を下ろす」
「この成功に満ちたエキサイティングな10年間を、僕は決して忘れることはないだろう。特にフロレンティーノ・ペレス会長、クラブ、そして常にオープンな気持ちを持って僕を迎え入れ、信頼してくれたすべての人々に感謝したい。そして何よりも、親愛なるマドリディスタの皆さんへ。このクラブの一員となった初日から、最後まで愛情とサポートを本当にありがとう」
「同時に、この決断は、僕の現役サッカー選手としてのキャリアが、今夏のEURO2024をもって終了することを意味する。常々口にしてきたように、レアル・マドリードは僕にとって最後のクラブであり、これからもそう在り続けるだろう」
また、クロースは「今日、自分の頭と心の中で、この決断にふさわしいタイミングを見つけられたことを嬉しく思うし、誇りに思う」と綴ると、かねてより公言していたように、このタイミングでの引退となった理由を「僕の野望は常に、自分が思うトップレベルでキャリアを終えることだった」と説明。“キャリアハイ”と呼べるような姿で、人々の記憶に鮮明に刻まれたなかでの引退を考えていたことを、改めて明かした。
そして最後には、クロースにとってレアル・マドリードでの“最後のタイトル”となるかもしれない、CL決勝への思いを言葉にした。
「この瞬間から、僕の頭の中にはただ1つの大きな思いがある。この思いから僕を遠ざけるものは何もない。15度目の欧州制覇だ。アラ・マドリー・イ・ナダ・マス(行け!マドリー。それ以外は何もいらない)」
クロースがドイツ代表に合流する前、レアル・マドリードでの最後の試合となるCL決勝のドルトムント戦は、日本時間で6月1日の28:00(2日の4:00)にキックオフを迎える。
【動画】クロースとレアル・マドリードの10年間
💜 #GraciasKroos 💜 pic.twitter.com/JzEy9jK7W7— Real Madrid C.F. (@realmadrid) May 21, 2024
2024年05月22日 00:10
今季のドイツ・ブンデスリーガはサプライズの目立つシーズンだった。1番はレヴァークーゼンの無敗優勝だが、2位にシュツットガルトが入ったことも見逃せない。
昨季のシュツットガルトは16位でシーズンを終え、その後の昇降プレイオフを何とか制して残留を決めていたクラブだ。そんなギリギリの1部残留劇から、一気に2位まで順位を上げてきたのだから驚きだ。
クラブOBで元ドイツ代表のユルゲン・クリンスマン氏もこれを喜んでいる。レヴァークーゼンに続くおとぎ話と表現していて、サプライズ度ではレヴァークーゼンを上回るものがあったかもしれない。
「レヴァークーゼンがやったことは大きなことだよ。だけど、シュツットガルトが今季やったことも例外的であり、ドイツのすべてのサッカーファンにとって大きな驚きだった。なぜなら前年に降格寸前のチームだったのだから。今季シュトゥットガルトがトップ6や8に近づくとは誰も予想していなかっただろう。彼らがセバスティアン・ヘーネスとともにやったことは並外れたものだった。彼らは一年を通じて非常に積極的で、攻撃的なサッカーを見せたね」(『sky Sport』より)。
昨季の勝ち点33から、今季は73点へ40ポイントも増えていて、FWセール・ギラシ、デニス・ウンダブの2トップを軸にテクニシャンのMFクリス・ヒューリッヒ、技巧派レフトバックのマクシミリアン・ミッテルシュテットなど、シュツットガルトのフットボールはサッカーファンを魅了した。チャンピオンズリーグも絡んでくる来季にこれを継続するのは簡単ではないが、シュツットガルトのおとぎ話に続きはあるか。
2024年05月22日 00:00
今季限りでリヴァプールを退任することが決まったユルゲン・クロップ監督。
2024年05月21日 23:47
ポルトガルサッカー連盟(FPF)は21日、EURO2024に向けたポルトガル代表のメンバー26名を発表した。
EURO2024予選ではグループJに入り、10戦全勝と圧巻の成績を残したポルトガル代表。今予選参加チーム唯一の全勝を達成し、首位で本大会行きの切符を掴んだ。本大会ではトルコ代表、チェコ代表、ジョージア代表と同居するグループFに入っており、目指すのは2大会ぶり2度目の優勝だ。
そんなポルトガル代表を率いるロベルト・マルティネス監督が、EURO2024本大会を戦う26名のメンバーを発表した。不動の“エース”としてチームを支える39歳のFWクリスティアーノ・ロナウドは2004年大会から続けてEUROに参加。前回大会で自身が作った記録を塗り替える6大会連続の出場となる。また、41歳のDFペペも5大会連続の選出を果たした。同大会のピッチに立てば、元ハンガリー代表GKガボール・キラーイ氏が2016年大会で打ち立てた、40歳86日という大会最年長出場記録を塗り替えることとなる。
C・ロナウド、ペペといった“ベテラン組”に加えて、DFルベン・ディアス、MFブルーノ・フェルナンデス、MFジョアン・パリーニャ、FWベルナルド・シルヴァ、FWディオゴ・ジョッタといった、プレミアリーグで活躍するタレントたちも選出。サウジアラビアへ移籍してからもパフォーマンスが色褪せないMFオタヴィオ、MFルベン・ネヴェスも順当に名を連ねた。
大会前、ポルトガル代表は母国で3つの国際親善試合を予定している。6月4日にフィンランド代表と、8日にクロアチア代表と、11日にアイルランド代表と対戦予定だ。EURO2024は6月14日に開幕。ポルトガル代表は18日にチェコ代表と、22日にトルコ代表と、26日にジョージア代表と、それぞれ対戦する。
今回発表されたポルトガル代表メンバー26名は下記の通り。
■ポルトガル代表
▼GK
ディオゴ・コスタ(ポルト)
ジョゼ・サ(ウルヴァーハンプトン/イングランド)
ルイ・パトリシオ(ローマ/イタリア)
▼DF
アントニオ・シウヴァ(ベンフィカ)
ダニーロ・ペレイラ(パリ・サンジェルマン/フランス)
ディオゴ・ダロト(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
ゴンサロ・イナシオ(スポルティング)
ジョアン・カンセロ(バルセロナ/スペイン)
ネルソン・セメド(ウルヴァーハンプトン/イングランド)
ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン/フランス)
ラファエル・ゲレイロ(バイエルン/ドイツ)
ペペ(ポルト)
ルベン・ディアス(マンチェスター・シティ/イングランド)
▼MF
ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
ジョアン・ネヴェス(ベンフィカ)
ジョアン・パリーニャ(フルアム/イングランド)
オタヴィオ(アル・ナスル/サウジアラビア)
ルベン・ネヴェス(アル・ヒラル/サウジアラビア)
ヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン/フランス)
▼FW
ベルナルド・シルヴァ(マンチェスター・シティ/イングランド)
クリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル/サウジアラビア)
ディオゴ・ジョッタ(リヴァプール/イングランド)
フランシスコ・コンセイソン(ポルト)
ゴンサロ・ラモス(パリ・サンジェルマン/フランス)
ジョアン・フェリックス(バルセロナ/スペイン)
ペドロ・ネト(ウルヴァーハンプトン/イングランド)
ラファエル・レオン(ミラン/イタリア)
【ハイライト動画】ポルトガル代表の3月の戦いはこちらから!
2024年05月21日 23:40
28勝を挙げながらも、プレミアリーグ制覇に一歩届かなかったアーセナル。来季こそはと選手・サポーターも意気込んでいるはずだが、王者マンチェスター・シティ超えに何が必要なのか。
やはり今夏も補強は欠かせない。英『Evening Standard』が注目したのは、主力の稼働率だ。
今季のアーセナルではリーグ戦のプレイタイムが3000分を超えている選手が4人いる。全試合フル出場となったDFウィリアム・サリバが3420分、続いてMFデクラン・ライスが3231分、MFマルティン・ウーデゴーが3104分、サリバの相棒であるDFガブリエウ・マガリャンイスが3044分だ。
右サイドバックのベン・ホワイトも2994分、右サイドの攻撃に欠かせないFWブカヨ・サカも2936分と大忙しだ。
対して今季もリーグを制したマンCは、3000分以上プレイした選手が1人もいない。最長でもMFロドリの2938分だ。もちろん怪我の影響などもあるが、アーセナルの方が主力組に依存している色が強い。サリバ、司令塔のウーデゴー、セントラルMFライス、右サイドのサカが離脱でもした場合、マンCのペースについていけないだろう。
今夏には彼ら主力の負担を軽減できる選手を補強する必要があり、選手層の部分は強化しなければならない。指揮官のミケル・アルテタはターンオーバーをあまり使わないタイプの指揮官でもあるため、主力組に怪我人が出た場合の備えが欠かせない。
今季マンCが勝ち点91を稼いだことを考えると、来季も優勝を狙うには勝ち点90以上が目安となりそうだ。難解なミッションであることは間違いないが、アーセナルはその領域に届くだろうか。
2024年05月21日 22:21
イングランドサッカー協会(FA)は21日、EURO2024に向けた直前合宿に臨むイングランド代表のメンバー33名を発表した。
イングランド代表はEURO2024予選において、イタリア代表やウクライナ代表など難敵が揃っていたグループCを6勝2分と無敗で終え、首位通過を果たしていた。本大会ではスロベニア代表。セルビア代表、デンマーク代表と同居するグループCに入っている。前回大会、決勝でPK戦の末にイタリア代表に敗れた雪辱を果たすべく、初優勝を狙って今大会を戦う。
大会は6月14日の開幕予定で、イングランド代表の初陣は16日のセルビア代表戦。初戦まで1カ月を切ったなか、ガレス・サウスゲート監督は21日、本大会に向けた33名のラージリストを発表。これまで主力として“スリーライオンズ”を支えてきたDFハリー・マグワイア、DFカイル・ウォーカー、MFデクラン・ライス、FWジュード・ベリンガム、FWフィル・フォーデン、FWブカヨ・サカ、FWハリー・ケインらが順当に選出された。
また、直近のプレミアリーグで印象的な活躍を披露していた21歳のDFジャレル・クアンサー、20歳のMFアダム・ウォートン、23歳のMFカーティス・ジョーンズが、イングランドA代表に初招集された。3月のインターナショナルマッチウィークで初めて招集されていたGKジェームズ・トラッフォード、DFジャラッド・ブランスウェイト、MFコビー・メイヌー、FWアンソニー・ゴードンらもメンバーに名を連ねている。
一方、負傷の影響でコンディションが上がってこなかったDFリース・ジェームズを筆頭に、DFベン・チルウェル、DFレヴィ・コルウィル、MFジョーダン・ヘンダーソン、FWマーカス・ラッシュフォードらがメンバー外となった。
今回招集された33名の選手たちは、今月29日よりトレーニング施設『セント ジョージズ パーク』に集まり、直前合宿をスタートさせる。FAカップ決勝およびチャンピオンズリーグ決勝を戦う選手たち、シーズン終了後にクラブでの活動を控えるトッテナムおよびニューカッスルに所属する選手たちは、合流が遅れる予定だ。その後、6月3日に『セント・ジェームズ・パーク』でボスニア・ヘルツェゴビナ代表と、7日に『ウェンブリー・スタジアム』でアイスランド代表との国際親善試合を戦った後、本大会へ向かうというスケジュールだ。なお、本大会に向けた正式な26名のメンバーは、8日に発表される。
今回発表されたイングランド代表メンバー33名は下記の通り。
■イングランド代表
▼GK
ディーン・ヘンダーソン(クリスタル・パレス)
ジョーダン・ピックフォード(エヴァートン)
アーロン・ラムズデール(アーセナル)
ジェームズ・トラッフォード(バーンリー)
▼DF
ジャラッド・ブランスウェイト(エヴァートン)
ルイス・ダンク(ブライトン)
ジョー・ゴメス(リヴァプール)
マルク・グエイ(クリスタル・パレス)
エズリ・コンサ(アストン・ヴィラ)
ハリー・マグワイア(マンチェスター・ユナイテッド)
ジャレル・クアンサー(リヴァプール)※初招集
ルーク・ショー(マンチェスター・ユナイテッド)
ジョン・ストーンズ(マンチェスター・シティ)
キーラン・トリッピアー(ニューカッスル)
カイル・ウォーカー(マンチェスター・シティ)
▼MF
トレント・アレクサンダー・アーノルド(リヴァプール)
コナー・ギャラガー(チェルシー)
カーティス・ジョーンズ(リヴァプール)※初招集
コビー・メイヌー(マンチェスター・ユナイテッド)
デクラン・ライス(アーセナル)
アダム・ウォートン(クリスタル・パレス)※初招集
▼FW
ジュード・ベリンガム(レアル・マドリード/スペイン)
ジャロッド・ボーウェン(ウェストハム)
エベレチ・エゼ(クリスタル・パレス)
フィル・フォーデン(マンチェスター・シティ)
アンソニー・ゴードン(ニューカッスル)
ジャック・グリーリッシュ(マンチェスター・シティ)
ハリー・ケイン(バイエルン/ドイツ)
ジェームズ・マディソン(トッテナム)
コール・パルマー(チェルシー)
ブカヨ・サカ(アーセナル)
イヴァン・トニー(ブレントフォード)
オリー・ワトキンス(アストン・ヴィラ)
【ハイライト動画】イングランド代表3月の戦いはこちらからチェック!
2024年05月21日 21:00
セリエA、ジェノアがアルベルト・ジラルディーノ監督と2025年6月までの契約延長を発表した。
2024年05月21日 21:00
今季開幕から低空飛行が続き、5月8日に大槻毅監督を解任したJ2のザスパ群馬。
後任にはヘッドコーチだった武藤覚氏が就任。その後も3連敗を喫し依然最下位となかなか光が見えない状況だが、まだシーズンの折り返しを迎えていないだけに巻き返しは十分可能だ。
そんなザスパ群馬の新しい練習拠点とクラブハウスが完成し、19日に完成披露式典が行われた。『群馬テレビ』が伝えている。
前橋市富田町のローズタウンに誕生した「GCCザスパーク」は、天然芝2面、人工芝1面、人工芝フットサルコート3面にクラブハウスを備えた群馬サッカーの新拠点。
クラブハウスの商業棟には群馬のオフィシャルショップのほか、カフェやレストラン、さらに9月オープン予定の放課後等デイサービス「ザスパキッズ」などが入り、さまざまな人の利用が見込まれる。
施設は、ザスパ群馬とオフィシャルパートナーのカインズ、前橋市が連携。カインズの企業版ふるさと納税を活用する形で総額24億円をかけて整備された。
こちらは選手がクラブハウスを見学した時の様子。選手たちのくつろぎ空間としても使用されるコミュニティスペースでは「ここでCL決勝とか観られたら超いいな」といった声も。
ミーティングルームでは、2,200万円ほどの寄付により備品が揃えられたことなどが伝えられ、「ぜひ感謝の気持ちを持ちながらご利用いただければ」といったスタッフの話もあった。
いよいよ明日22日(水)10時にオープンする「GCCザスパーク」。【いよいよ明日🆕OPEN】
5/22(水)オープン記念イベント☀️#GCCザスパーク 内の「#CAFEBRICCO」にて、オープン日に #清水慶記 クラブアンバサダーの1日店長イベントを行います☕
3種類が1度に食べることができるのはザスパークのみ!
詳細はこちら👉https://t.co/lKkR8NEpGN#thespa #ザスパ群馬 pic.twitter.com/9avtMzy0c1
— GCCザスパーク_5/22OPEN🍴☕🎁⚽✨ (@TheSpark2024) May 21, 2024
初日は昨季限りで現役を引退し、今年からクラブアンバサダーを務める地元出身の清水慶記氏がカフェの1日店長を務めるようだ。
W杯出場選手も!ザスパ群馬の「歴代最強の日本人選手」はこの5名
なお、天然芝のサッカーコートは8月ごろ完成予定。このためザスパ群馬のトップチームのクラブハウス利用開始も8月以降となる。
2024年05月21日 20:46
レアル・マドリードは21日、同クラブに所属するドイツ代表MFトニ・クロースが、EURO2024をもって現役を引退することを発表した。
クロースとレアル・マドリードの現行契約は今季限りで満了を迎えるが、その去就には大きな注目が集まっていた。スペインメディア『マルカ』や『アス』など複数のメディアは、新契約締結に向けた動きは順調に進んでいると報じていたが、クロースはかねてより公言していた「高いレベルのまま引退したい」という思いのもと、今季限りでスパイクを脱ぐ決断を下した。
この決断を受けて、レアル・マドリードは「既にレアル・マドリードの歴史の一部であり、我がクラブと世界のサッカー界における偉大なレジェンドの1人であるトニ・クロースに、感謝と愛情を表したい。トニ・クロースは、その卓越したサッカースキルに加えて、常にレアル・マドリードの価値観を体現してきた存在で、このユニフォームのためにすべてを捧げてきた選手として、すべてのマドリディスタの心に永遠に刻まれるだろう。レアル・マドリードは、トニ・クロース、そして彼の家族の人生の新たなステージでの幸運を祈っている」などと声明を発表。
フロレンティーノ・ペレス会長も「トニ・クロースは、レアル・マドリードの歴史において最も偉大な選手の1人であり、これからもこのクラブは彼のホームである」とメッセージを送った。
なお、今季のラ・リーガは残り1試合のみとなっている。レアル・マドリードは25日、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』にベティスを迎える予定だ。ラ・リーガの最終節が終了した後、レアル・マドリードは6月1日にドルトムントとのCL決勝を控えている。この試合がクロースにとって、レアル・マドリードの選手としてプレーする最後の公式戦となる。
CL決勝の後、クロースはドイツ代表に合流。6月14日より母国ドイツで開幕するEURO2024の戦いに参加し、同大会をもってサッカー選手としてのキャリアに幕を下ろす。
クロースは1990年1月4日生まれの34歳。2006年夏にハンザ・ロストックの育成組織からバイエルンのアカデミーへ加入し、2007−08シーズンのブンデスリーガ第7節エネルギー・コットブス戦でトップチームデビューを飾った。2008−09シーズンの途中にはレヴァークーゼンへのレンタル移籍も経験し、復帰後の2010−11シーズンからはバイエルンで定位置を確保。優れたボールスキルや卓越した戦術眼などを武器として、不動の中盤に君臨し、バイエルンでは公式戦通算205試合の出場で24ゴール49アシストを記録。ブンデスリーガとDFBポカールの優勝を3度経験しただけでなく、2012−13シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)制覇にも貢献した。
2014年夏にはレアル・マドリードへ完全移籍。即座に主力としての立ち位置を掴み、インテリオールだけでなくピボーテとしてもプレー。クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ブラジル代表MFカゼミーロ(現:マンチェスター・ユナイテッド)と魅力溢れる中盤の“トリデンテ”を形成し、レアル・マドリードの“黄金期”を支え続けた。
在籍10年目、34歳となった今季もそのパフォーマンスに衰えは見られず、ここまで公式戦46試合のピッチに立って1ゴール9アシストを記録。2シーズンぶり通算36度目のラ・リーガ制覇に大きく貢献しただけでなく、CLでも2年ぶりの決勝進出に貢献している。
クロースはレアル・マドリードで、公式戦通算463試合出場28ゴール98アシストを記録。在籍した10年間で獲得したタイトル数は「22」にのぼり、2015−16シーズンから始まったCL3連覇を含む4度の欧州制覇、4度のラ・リーガ優勝、5度のFIFAクラブワールドカップ優勝などに大きく貢献した。
また、レヴァークーゼンへレンタル移籍に出ていた2010年3月にドイツ代表デビューを飾ると、2013年頃からは不動の主力として活躍。FIFAワールドカップ、EUROともに3大会連続で出場し、数々の国際舞台も経験してきた。FIFAワールドカップブラジル2014では、中盤の主力として全7試合にフル出場し、2ゴール4アシストの活躍で母国の24年ぶり4度目の優勝に大きく貢献。EURO2020でドイツ代表がベスト16敗退に終わると、当時31歳のクロースは同大会をもってドイツ代表からの引退を表明していたが、母国開催のEURO2024を目前に控えた今年2月、ドイツ代表への電撃復帰を発表していた。これまでに国際Aマッチ通算で108試合出場17ゴール21アシストを記録している。
突然の現役引退発表により、公式戦のピッチでクロースの勇姿が見られる時間は残りわずかとなった。レアル・マドリードでの残り2試合、そしてEURO2024におけるドイツ代表の戦いは、より一層注目が集まるだろう。
2024年05月21日 20:11
ポルトガル2部オリヴェイレンセに所属する元日本代表FW三浦知良が21日に日本へ帰国し、メディアからの取材に応じた。
三浦は1967年2月26日生まれの現在57歳。2023年2月より横浜FCからポルトガル2部オリヴェイレンセへ期限付き移籍しており、2023−24シーズンは公式戦6試合に出場。そのうち5試合は終了間際のわずかなプレータイムだったが、19日に行われたリーグ最終節では30分以上プレーした。
シーズンを終えて21日に帰国した三浦は、「今季は2シーズン目ということもあり、出場機会やゴールという結果にこだわって戦いましたが、自分が思っていたよりも出場機会は少なかったですし、ゴールという結果もあげられなかったので、自分自身としても残留を争いをしたチームとしても、厳しいシーズンだったと思います。悔しさがほとんどだったかなと思います」と今季を振り返り、次のように悔しさを滲ませた。
「自分ではもっと試合に出たい、試合に出れると思ってずっとやってきましたし、出れないときは『次こそは』という気持ちをもってやってました。どんな短い時間でも、言い訳なく、1分でも2分でも結果を出す気持ちでやってきたし、そこに向けて奮い立たせてやってきたので、1日、1日が重く充実したサッカーだけを考えられた日々でした。とはいえ、プロとしては試合に出ないと良い結果だとは言えないので、結果は出せなかったなと思っています」
それでも、「悔しさはあったけれど、それも含めて、挑戦できて戦える状況が幸せだと感じた」と充実感も語り、「素晴らしい仲間と出会えて、大きな経験を出来たと思うので、幸せな1年半でした」とオリヴェイレンセでの日々を振り返った。
気になる今後の去就については、「そんなにたくさんの選択肢があるわけではないし、どこでどういう生活をしてサッカーを幸せに感じるかが大事だと思うので、いろいろな決める条件が自分の中にあるので、休んでから考えたいと思います」とコメント。
そして、「ゆっくりする時間もあまりないし、6月から自主練が始まるので」と語り、「ブラジルに行ってロマーリオと2トップを組むのもいいかなと。オファーないかなと待ってますけど(笑)ロマーリオは僕のアイドルで、憧れの選手ですし、僕の1つ年上で復活してくれて…。僕が走ってロマーリオのゴールをアシストするのもやってみたいなと思います」と冗談を交えつつ、現役続行の意思を示していた。
なお、三浦より1つ年上の元ブラジル代表のロマーリオは、自身で会長を務めるカンピオナート・カリオカ・セリエA2(リオデジャネイロ州2部)のアメリカFCで選手登録され、限定的に現役復帰している。