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2024年04月18日 17:35
巨人・高梨雄平投手が18日、国内FA権を取得し、感謝の思いを述べた。 楽天で3年、トレードで加入した巨人で5年目。リリーフとして活躍する左腕は「8年目で取れるように産んでもらった両親と、妻と、あとは毎日ケアを受けるんでトレーナーさんとか、僕はトレードで来てるんで2球団分のお世話になった関係者の皆さんに本当に感謝ですね」と語った。 社会人からドラフト9位で楽天入り。2年目からFAを目標のひとつにしていたとし、「ずっと取りたいなと思っていたので嬉しいですね」と笑みを浮かべた。 行使について問われ、「僕ジャイアンツ大好きなんで、ジャイアンツがいい評価をしてくれたらそれが一番嬉しいなというのは思っています」と素直な心境を吐露。一方で、「ただ、持っていてその年にクビになる選手とかも全然いるじゃないですか、選手で。持っているだけじゃ意味ないなと思うので、ちゃんと今年しっかり働いて、その権利をちゃんと価値ある形で持っておかないとダメだなというのはずっとここまでやってきて見ているんで、しっかり働きたいなという感じです」とうなずいた。
2024年05月22日 07:00
本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「2番・指名打者」で出場する
■ドジャース ー Dバックス(日本時間22日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は21日(日本時間22日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「2番・指名打者」で出場する。4戦ぶり14号に期待がかかる。
前日20日(同21日)の同カードでは、「2番・指名打者」で出場し、3打数1安打1四球だった。初回1死で迎えた第1打席で2年ぶりのセフティーバントを決めた。チームは先発の山本由伸投手が7回途中2失点で今季5勝目。チームも4連勝で貯金14となった。
ナ・リーグの本塁打争いでは現在、ブレーブスのマルセル・オズナ外野手が14本を放ち、トップに立っている。豪快弾で並ぶことができるか。
対するダイヤモンドバックスはブランドン・ファート投手が先発登板する。大谷とは初対戦だ。(Full-Count編集部)
2024年05月22日 07:00
「広島6−2阪神」(21日、マツダスタジアム)
阪神は2位・広島との首位攻防初戦に敗れ、ゲーム差を0・5に縮められた。先発の村上は3戦連続で初回に失点すると、三回には末包に3ランを浴びるなど5回自己ワーストタイの5失点で自身ワーストの3連敗。岡田監督は「いや、対策してないやろ」とバッテリーに苦言を呈した。岡田監督の一問一答は以下の通り。
◇ ◇
−村上は本調子ではなかった。
「そら、調子悪かったんやろ。そういうことやん。これで調子いい言われたら困るよ」
−今までこういう投球はなかった。
「結局、攻め方よりもカウントの入り方やん初球の。それでもう、自分の組み立ても何もでけへんようになってしまうから」
−バッテリーも対策はしている。
「いや、対策してないやろ。してないからそうなるんやんか、そんなもん。対策してたら初球ボールとかでちょっと様子見たりして入るやん、勝負球でいくとか。簡単にカウント球で、初球ぽーんっていったのが全部やられて、自分のリズムっていうか、それで投げられへんなってしまう」
−ああいう展開になると打つ方も
「そらきついよ」
−初回にチャンスはあった。
「そらお前、中軸が打たんから。1本でも出とったらいいけど、点が入れへんわな。あのへんが打たんと」
2024年05月22日 07:00
◆ 14年振りの23安打と超重量打線が爆発!坂口氏「皆その方向に良い打球を飛ばした」
2位に6ゲーム差をつけて首位を独走するソフトバンクは21日、本拠地で楽天と対戦し、14年振りの23安打・8年振りの21得点の容赦ない攻撃で圧勝を収めた。超重量打線は2回に打者一巡の攻撃で一挙7点を獲得。4回には今宮健太が2リーグ制以降史上初となる1イニング2三塁打を放ち、10得点と猛攻を見せる。その後も栗原陵矢の第2号2ランや海野隆司のレフトポール直撃弾で着実に得点を重ねた。
31年振りの1試合4三塁打など記録尽くしのソフトバンク打線について、21日放送のフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』の解説陣からも驚きの声が上がった。
高木豊氏は「打線が見事な繋がりをみせた。打者がどれだけ基本に忠実に打っているかが分かる」と、23安打中17安打がセンターから逆方向の当たりだったことを示すと、坂口智隆氏も「良い打者たちが、皆その方向に良い打球を飛ばしている」と絶賛した。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月22日 06:50
◆ オールスター中間発表2位!万波の"超レーザービーム"に平松氏「7月の試合が見物」
連敗からの巻き返しを図る日本ハムは21日、オリックスと対戦し5−4で接戦を制した。
2024年05月22日 06:50
白武佳久氏は1994、1995年の1軍登板なし…肘や腰を痛めてボロボロの状態だった
体が悲鳴を上げはじめた。1989年オフに広島からロッテにトレード移籍した白武佳久投手(現・広島スカウト統括部長)は1990年に10勝をマーク。1991年は抑えでも活躍して37登板、1勝6敗8セーブの成績を残した。監督が金田正一氏から八木沢荘六氏に代わった1992年は中継ぎで6勝3敗。投手王国・広島で鍛えられた右腕はロッテでも貴重な戦力になったが、長年の蓄積疲労がついに肘や腰を襲った。
白武氏はロッテ時代を振り返りながら「移籍2年目(1991年)くらいから、防御率がガーンと悪くなっていったんですよね」と悔しそうに話した。10勝をマークした1990年は3.33だったが、1991年に4.59に跳ね上がった。好不調の波が激しく、抑える時はピシャリと抑えるが、打たれる時は失点も少なくない傾向。38登板の1992年も4.55、24登板(7先発)で1勝2敗に終わった1993年は4.91だった。
「出番はパ・リーグの方が全然あった。それはよかったと思います」というように、先発でも、中継ぎでも、抑えでも活躍した。広島時代以上にチームへの貢献度は大きかったが、それはプロ8年目から11年目の時期でもあり、年齢を重ねるとともに、体も万全ではなくなってきた。肘や腰などを痛めた。「ロッテでは3年目(1992年)までしか、まともにやっていないでしょ。もう全然投げられなくなってきたんですよね」。
1993年9月19日のダイエー戦(千葉)で、白武氏は6回途中から3番手で登板。2回1/3を無失点で勝利投手になり、この年唯一の白星を挙げたが、これが結果的には現役ラストの通算39勝目になった。プロ12年目の1994年と13年目の1995年は1軍で1試合も登板できなかった。「12年目は故障が原因でした。肘を痛めてボロボロだったと思う。(シーズン途中に監督代行になった)中西(太)さんに『お前、やる気あるのか!』って言われたのも覚えています」。1995年に指揮…バレンタイン監督に「反抗もしていた」
そんなつらい1年を経て怪我も治り、再起を目指した1995年シーズンはボビー・バレンタイン監督率いる1軍から声がかからなかった。「アリゾナキャンプには行ったんですけどね。もう力不足だったかもしれないです。バレンタイン監督が“球が速い順に使う”とか言い出したから、34とかになって若いヤツと同じように投げられるかって反抗もしていたんですけどね」。指揮官との相性もよくなかったようだ。
こんなことも明かした。「6月頃だったかなぁ、高木(益一)GM補佐から『バレンタインが呼んでいるぞ、再起をかけてやるんだったら、バッティングピッチャーでどれくらいやれるか、見せてみろ』って言われたんです。『どこに行くんですか』と聞いたら『福岡』っていうんで『わかりました。行きますよ』と返事して、バッティングピッチャーとして遠征に行ったことがありました。投げただけで終わりましたけどね。それがロッテで最後の“1軍”だった」。
実績ある当時34歳の現役右腕が打撃投手として遠征に参加するだけでも、屈辱的な思いだったに違いない。「もういいや、これで終わりという気持ちにはなりましたね。その後も2軍では投げましたよ。ロッテで最後は(イースタン・リーグの)ヤクルト戦だったと思う。ヤクルトに日体大の後輩の斎藤(充弘投手)がいて『見とけよ、ワシの投げるさまを、最後じゃあ』と言って誰かにガーンとホームラン。『打たれてしまったわ』って話をしたのもよく覚えていますよ」。
ロッテには1990年から6シーズン在籍した。結果を出した前半の3年間と、故障などもあって苦しい時期が続いた後半の3年間は、実に対照的な日々でもあった。自由契約になり、1995年シーズン限りで現役をやめるつもりだったのが、古巣の広島から誘われて復帰。広島・三村敏之監督の下でプロ14年目シーズンを迎えることになるが、トレードを経験したことは自身にプラスになったと白武氏は考えている。(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
2024年05月22日 06:40
◆ 坂口氏「良いときはどっしりしていた」
首位の阪神は、2位の広島に2−6で敗戦。両チームのゲーム差は0.5に縮まった。
先発の村上頌樹は、東洋大時代の2学年先輩の広島・末包昇大に中越え3ランを浴びるなど、3回までに自己ワーストタイとなる5失点。攻撃陣は広島先発・床田寛樹の前に7回まで得点を奪えなかった。6点を追う8回は敵失絡みで2点を返すも、なおも一死一、二塁で、4番・大山悠輔の捉えたかに見えた打球は中飛。反撃は2点止まりで、5回9安打5失点の村上は4敗目(2勝)を喫した。
エースの乱調が響く結果となったが、21日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』では、この試合3打数無安打に終わった大山の状態について議論。番組MCの高木豊氏は「前後が当たって来ているだけに大山が当たって来ないと本来の流れにならない。阪神は“大山待ち”かな」と4番の復調に期待を寄せた。
解説者の平松政次氏は8回の中飛について「タイミング的にはそんなに狂ってはいないが、打球に勢いがない」と指摘。「体に力がないのか、なんでだろうと。もっともっと打っていいバッターなのにホームラン3本で打率がこれ(.209)でしょ」と心配顔。坂口智隆氏は「少しトップに入るまでに動きが多いのかな、という感じはしますね。リズムをいろいろ自分で試したりしてるんでしょうけど、去年とか良いときというのは、どっしりしている感じました」と私見を述べた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月22日 06:30
◆ 「僕は西川選手がいいと思うんですよ」
ヤクルトは21日、本拠地でのDeNA戦に0−7で敗戦。これで先週から続いて3連敗を喫したほか、5位の中日とも「0.5」ゲーム差に離されてしまった。
塩見泰隆に代わって奮闘していた丸山和郁も欠場したこの日のヤクルト。さらなる新1番として6年目の濱田太貴を抜擢して臨むも、打線が相手先発のアンソニー・ケイに翻弄されて思うように走者が進められない。
さらに先発の小川泰弘も2被弾を含む5回4失点の内容で降板すると、8回にはさらに3点を追加されて一方的な展開になってしまう。連敗ストップへ意地を見せたかったが、最後はドミンゴ・サンタナが二ゴロに倒れて試合終了。打っては散発4安打・1四球に守っては11安打7得点を奪われる内容となった。
開幕から負傷者が続出しているヤクルトだが、同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で番組MCを務めた高木豊氏は「丸山がベンチ外で、1番バッターがなかなか決まらない」と切り込み隊長の不在を話題に挙げた。
絶好調のサンタナに主砲の村上宗隆などのクリーンナップが控えているだけに高木氏は「ヤクルトの1番って僕は大事だと思うんですよ」と強調すると、これには同じく出演したヤクルトOBの坂口智隆氏も「そうですね。軸はしっかりしているだけに……」とコメント。
ポイントゲッターに繋げるキーマンの存在が見当たらない現状に対してもどかしさをうかがわせた一方で、坂口氏は代案として「僕は西川(遥輝)選手がいいと思うんですよ」と新戦力の名前を口にした。
今季は主にスタメンと途中出場両方をこなしている32歳について、坂口氏は「体の状態とかもあるんでしょうけど、いたら嫌なのかなって感じはします。フルカウントにすぐ持っていけるバッターなので、1番の役割がヒットだけでは無いという事に関しては、西川選手が今のメンバーの中ではいいのかな」と語り、そのスピードといやらしい打撃を踏まえて西川を猛プッシュした。
西川はここまで打率.220(91−20)の数字に落ち着いているが、日本ハム優勝時の不動の切り込み隊長を務めた経験に盗塁王を4度獲得した走塁技術は本物。ヤクルトを悩ます“1番不在問題”解決へ、3球団を渡り歩いてきたスピードスターに賭けるのも手かもしれない。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
【動画】投打振るわず3連敗……/5月21日:ヤクルト―DeNA戦試合ハイライト
2024年05月22日 06:20
◆ 「打線が厚くなって広島は上がってくるんじゃ?」
広島は阪神に6−2で勝利し4連勝。
2024年05月22日 06:10
◆ 「舐めたわけでは無いと思うんですよ」
中日は21日、敵地での巨人戦で1−1の引き分け。「7番・二塁」でスタメン出場した田中幹也はプロ入り後初となる本塁打を放ち、4打数1安打1打点の結果を残した。
この日の中日は先発の郄橋宏斗が巨人打線を6回まで無失点に抑えるも、打線が相手先発の山粼伊織の前に封じられてしまう。0−0の緊迫した試合が続く中、郄橋降板後の7回に均衡が崩れた。
先頭の岡林勇希が右飛で凡退後、打席に立ったのは田中幹也。2年目の今季は開幕スタメンに抜擢されるもここまで打率2割台前半にとどまっていたが、この場面では内角高めのカットボールを鋭く振りぬくと打球はグングンと伸びて中日ファンが詰めかけた左翼席最前列へ。今季ここまで未被弾だった好投手からのプロ入り初本塁打は、チームに貴重な先制点をもたらした。
その後は追いつかれてしまうも、リリーフが奮闘して引き分けに持ち込んだ中日。同日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』ではチームを勢い付ける一発を放った伏兵に熱視線が注がれた。
番組MCを務めた高木豊氏が「スカッとさせてくれた」と同場面での一発を語ると、同じく出演した坂口智隆氏も「良かったですよね……思い切りがいいので、良かったなぁと」と2年目内野手を称賛。
続けて高木氏が「なんかこう……舐めたわけではないとは思うんですよ」と同場面でのバッテリー心理を推察すると、これには出演した平松政次氏も「それは無いですよ。0対0でしたからね。だけどやっぱり、甘い球が入って振り切ったら、ホームラン打てるよという」と語り、失投を一発で仕留めた田中に拍手を送った。
惜しくも勝ちきれなかった中日だが、それでも負けなかった事で最下位とのゲーム差も「0.5」に拡大した。好調を維持する細川成也に村松開人など若手の成長が著しいが、上位進出への原動力となるような若竜がまた1人ブレイクしつつある。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
【動画】打線振るわずもリリーフ奮闘!/5月21日:巨人―中日戦試合ハイライト
2024年05月22日 06:00
「広島6−2阪神」(21日、マツダスタジアム)
阪神は2位・広島との首位攻防初戦に敗れ、ゲーム差を0・5に縮められた。先発の村上は3戦連続で初回に失点すると、三回には末包に3ランを浴びるなど5回自己ワーストタイの5失点で自身ワーストの3連敗。デイリースポーツ評論家の井川慶氏は「相手の研究、エース級との投げ合いをどう乗り越えていくか」と指摘した。
◇ ◇
敗れた村上投手ですが、分かりやすく言うと、いつもよりボールが高かったということに尽きます。三回の末包選手に打たれた3ランは、落ちきらなかったフォークを捉えられたもの。全体的にボールが浮いていたのを、修正しきれなかったという試合でした。
長いシーズン、こういった試合もあるので切り替えればいいですが、投手目線で言うと、最後の五回は3人で抑えたかったところですね。無失点ではありましたが、2死から四球を与えた末包選手に対しては一つのアウトも取れないまま。村上投手には嫌なイメージが、末包選手にはいいイメージが残ったまま、終わる結果となったので。
広島戦の先発は今季4度目でしたが、相手球団は当然、村上投手を攻略しないと阪神に勝てないという意識で、研究して向かって来る。登板が続いて疲労も出てくる上で、カード頭を任されてエース級との投げ合いが続く中、ここをどう乗り越えていくか。例えばクセが出ていないかとか、配球面なども見直して、課題が見つかれば修正すればいい。これも良い経験だと思って、次のステップに生かしてもらいたいです。
2024年05月22日 06:00
「広島6−2阪神」(21日、マツダスタジアム)
虎のしっぽは目の前じゃ!広島の末包昇大外野手(27)が2戦連発の2号3ランを含む2安打3打点。今季はチームの“天敵”だった東洋大の後輩・村上の攻略に貢献した。末包がけん引した打線は今季初の3試合連続2桁安打で、今季最長タイの4連勝。同最多の貯金4として、首位・阪神に0・5差まで迫った。22日の首位攻防第2ラウンドも制して首位を狙う。
高々と舞い上がった打球がバックスクリーンに吸い込まれた。末包は大歓声を背にダイヤモンドを悠々と一周。「いい投手から打てたのは、自分にとっても自信になる」と満足顔で振り返った。
2点リードの三回。1死から小園、坂倉の連打で一、三塁となり打席を迎えた。1−1からの3球目。真ん中のフォークを逃さなかった。「低めで空振りを取ってくるプランだと思っていた。球種は関係なく甘い球を振りにいこう」と自慢のパワーでアーチを描いた。
この日がプロ初対戦となった村上は東洋大時代の2学年後輩。一時期は同部屋で苦楽を共にした右腕との対戦を「結構楽しみにしていた」と明かす。
村上は大学卒業後にプロ入り。末包は大阪ガスを経てカープに入団した。「入り方は違えど2人ともプロになれましたし、1軍の舞台で活躍するのは楽しみにしていた」。昨季は村上が快投を続ける中、対戦の機会はなかった。「去年、甲子園で会っても『今日出ないんですか』とか言われていた。ようやく対戦できて良かったです」と感慨深げだった。
初対戦となった二回無死は初球のスローカーブを引っ張り込み、左翼線への二塁打。2打席目で2戦連発となる2号3ランを放つと、五回2死は四球を選んだ。「あっちはMVP。今日たまたま打てたのは良かったですけど、次回の対戦できりきり舞いにされないように」と笑顔。謙虚に次回対戦を見据えた。
8日から1軍に合流し、9試合連続でスタメン出場中。その間、チームは7勝2敗と存在感は増すばかり。新井監督は打線に長距離砲が加わったことで「相手バッテリーも嫌だと思う。長打があると思ったら慎重になる。プレッシャーが違う」と分析。チームにもたらす好影響を口にした。
末包の活躍もあって、この試合まで今季の対戦防御率0・39と抑え込まれていた村上を5回9安打5失点でKO。打線は今季初の3試合連続2桁安打をマークして、今季最長タイの4連勝と勢いは止まらない。
首位・阪神とは0・5差。2試合連続のお立ち台を「明日も勝ちます」と力強い宣言で締めくくった末包。鯉の大砲が豪快な一振りで、チームを首位に押し上げる。
2024年05月22日 06:00
◆ 「少し郄橋宏斗のフォームが変わってます」
巨人は21日、本拠地での中日戦に1−1の引き分け。
2024年05月22日 06:00
巨人1―1中日(セ・リーグ=21日)――延長十二回、規定により引き分けた。
中日は七回、田中のプロ初本塁打で先行。巨人はその裏、吉川の犠飛で追いついた。両チームとも終盤の好機にあと1本が出ず。
◇
延長十二回二死走者なし。巨人の岡本和が三ゴロに倒れると、東京ドームはため息に包まれた。今季最長、4時間25分を戦っての引き分け。十二回を1失点に抑えた投手陣が踏ん張っただけに、好機をつかみながら、打線が1得点にとどまったのが痛かった。
唯一の得点は1点を追う七回。先頭の丸が内野安打で出塁し、続く立岡の打席で代走・重信がスタートを切ると、立岡があえて空振りして二盗を成功させた。直後に投前へバントを転がし、一死三塁となって吉川が中堅に犠飛を放って重信が同点のホームを踏んだ。
阿部監督は今季、いかに多くの好機を作り出すかに心を砕く。本塁打頼みだった直近の2年で4位に沈んだ反省から、アウトを与えてでも走者を進めることを優先する。求めるのはチーム打撃。七回の攻撃は、その成功例だった。
この日は萩尾が役割を果たせなかった。二回は無死一塁から初球を打って左飛に倒れ、六回は無死二塁からバスターを決められず、空振り三振。十一回も無死一塁で、送りバントを成功できずに一邪飛に終わった。今季は本拠地で若手らが早出のバント練習に取り組んでいるが、進塁打も含めて精度の向上が必要だろう。その上で、低調な得点圏打率の改善も欠かせない。
ケガから2季ぶりの復帰戦だった34歳の立岡は2番打者として2度、送りバントを成功させ、四球でつないだ打席もあった。「出されたサインは遂行できた。最低限のチーム打撃ができて良かった」。ベテランの姿を手本にしたい。(福井浩介)
2024年05月22日 05:01
「広島6−2阪神」(21日、マツダスタジアム)
タダでは終わらなかった。阪神・中野拓夢内野手が八回に意地の適時打で虎党を沸かす。「ゼロ、ゼロ、ゼロで終わるよりは簡単に終わらないというイメージを与えることができた」。次戦へとつながる一打。選手会長がチームの雰囲気を変えた。
6点ビハインドの八回無死満塁。カウント1−2から床田のカットボールを捉え、左前へ運んだ。「抜くとこ、入れるところを考えながら投げてきている」と相手左腕の投球術に苦しめられたものの、完封は阻止。一矢報いることができた。
ただ、チームは完敗。もちろん、反省も忘れなかった。「もっと序盤から重圧をかけられるような攻撃をしていけば、違った形になる」。自身も初回無死一塁では好守に阻まれての遊ゴロ。三回1死一塁では空振り三振に倒れていた。
これで、マツダスタジアムでは1勝1敗1分け。2位・広島は0・5ゲーム差まで詰め寄ってきた。カープの応援は独特で、敵地の雰囲気が勢いを加速させることも理解している。「嫌なイメージがつく前に勝てるように一丸となってやりたい」。終盤の攻撃を打線爆発のきっかけにする。
2024年05月22日 05:01
「広島6−2阪神」(21日、マツダスタジアム)
阪神・岡田彰布監督が背信の右腕に苦言を呈した。最も重要視する火曜日の先発として送り出した村上が5回5失点と乱れた。
「初球の入り方やな」
初回、先頭の秋山に初球の直球をはじき返され、左中間を割られた。4月30日には初球先頭打者弾を浴びており、指揮官は「おんなじことやん」とあきれ返った。
二回も先頭の末包に初球のスローカーブを二塁打とされた。早打ち傾向の広島打線に対して、あまりに無警戒な投球。「(早打ちは)ずっとやん。分かってるやんか」と嘆きは止まらなかった。
三回まで5点差を背負う厳しい展開。八回に2点を返したが大勢に影響はなかった。「こっちは自滅やろ。こっちのミスやんか、結局は」と吐き捨てるように言った。広島との首位攻防戦の初戦に敗れ、0・5差に詰め寄られた。仕切り直して第2戦に向かう。
◆阪神・坂本(広島の村上対策について)「毎回いろいろなことをしてくるので、こっちもいろいろなことを話して(試合に)入ってますけど、これが野球やと思うので。次勝てるように頑張ります」