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2024年04月18日 14:10
J3の大宮アルディージャは4月17日、ルヴァンカップの1stラウンド2回戦でJ1の名古屋グランパスと対戦。前後半でそれぞれ失点し、0−2で敗れた。 悔しい敗戦となったなかで、コンディションの良さをうかがわせたのが、大宮の10番を背負い、フル出場した“クバ”ことシュヴィルツォクだ。 クバは2021年の夏にポーランドのピアスト・グリヴィツェから名古屋に加入。同年のリーグ戦14試合で7得点を記録したほか、ACLのラウンド16・大邱戦ではハットトリックを達成するなど、抜群の決定力を見せつけた。 そして、昨夏に大宮に加入し3得点を記録したものの、9月末に外側側副じん帯を損傷。今季の開幕に間に合わず、4月に入ってチームの全体練習に合流したばかりだった。 【PHOTO】熱い応援でチームを支える大宮アルディージャサポーター そんなクバは、約7か月ぶりの公式戦復帰を果たした古巣・名古屋とのゲームを以下のように振り返った。 「コンディションも良く、怪我のことを忘れてプレーできました。ただ、結果としてはゼロ(得点)で負けているので、言えることはないですね。 名古屋はもちろん良いチームなので、そう簡単にチャンスもなかったですし、自分たちの失点はアンラッキーなゴールだった。でも、自分たちのチームが良いパフォーマンスを見せられたと思います」 また、古巣のサポーターから試合後にエールを送られ「たくさんの人が来てくれて、すごく感激しました」と興奮気味に語った。 次戦は21日のJ3第3節の福島ユナイテッドFC戦。「何か月も先の話ではなく、次の試合しか考えていない。ちゃんと練習を積んで良いプレーを見せたい」と意気込んだ。 取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月22日 06:55
2023-24シーズンが閉幕したフランス1部のリーグアン。
スタッド・ランスの伊東純也は、31試合で3ゴールを記録した。35試合で6ゴールだった昨季よりは得点数が減っている。
ただ、『Total Football Analysis』は、データ・スタッツで選ぶリーグアンの年間ベストイレブンに伊東を選出していた。
「この日本代表FWは、欧州5大リーグの他の右ウィングと比較した場合、90分あたりの危険なパスは95パーセンタイル、90分あたりのゴール期待値貢献度は66パーセンタイル、90分あたりのゴール貢献度は51パーセンタイルに位置している。
アシスト期待値は9.8と全ポジションでリーグトップ、実際のアシスト数も6アシストと、右サイドからのチャンスメイクの脅威を際立たせている。
アシストにつながったものを含めて深い位置からのクロスもあったが、31歳のウィンガーは主にペナルティエリアに近い、より高い位置からクリエイティブなパスを出していた。
また、ランスのワイドマンは58.54%のドリブル成功率でシーズンを終えた。これはリーグの他の右ウィングと比較しても確かな数値だ。守備でも確かなレベルを発揮し、ハイプレッシングに欠かせない存在となった。
伊東は果敢なボールキャリー、ドリブル突破、右サイドの危険なポジションに侵入してチャンスを作るなど素晴らしい仕事をしており、そこからアシストを量産した。
右サイドからの脅威レベルによって伊東はランスにとって手放せない存在になっており、今季のチーム年間MVPに選出されることは間違いない」
アシストを含めたチャンスメイクやプレッシングなどで高い貢献をしていたとのこと。
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チーム年間MVPに選ばれて当然の働きぶりを見せていたようだ。
2024年05月22日 06:35
伊東純也と中村敬斗が所属するスタッド・ランスは、この夏に来日する。
日本代表の主力である伊東純也がチームに所属している効果は絶大のようだ。『France Bleu』によれば、スタッド・ランスのジャン=ピエール・カイヨ会長は、こう話していたそう。
「フランスの人々は伊東純也が日本でどんな存在なのかを分かっていない。
彼は“日本のエムバペ”だ。スポーツショップに入れば、あらゆるところに伊東がいる。
おそらく彼には移籍オファーが来るだろうが、我々としては、彼が去ることを望んでいない。日本ツアーをするので特にね。
クラブにとってもかなり信じられないほどの展開だ。ツアーに行くし、招待もされるし、その費用も受け取れる。レイモン・コパ擁するスタッド・ランスがシーズン資金を調達するために世界中を旅していた時代に戻りつつある。
今の我々はシーズン資金を調達するつもりはないが、いままでは有償でトレーニングキャンプをしていたが、今や招待されてエキシビションマッチをプレーする。純也は花形スターなので、すぐに我々のもとを去ることはないだろう」
故レイモン・コパ氏は、1950~60年代に大活躍した元フランス代表のレジェンド。レアル・マドリーでもプレーした同氏はスタッド・ランス史上最高の選手とされており、1958年にはバロンドールも受賞している。
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伊東効果は、超レジェンドであるレイモン・コパ氏と同等レベルということだろうか。
2024年05月22日 06:32
レアル・マドリーのドイツ代表トニ・クロースが5月21日、今夏のEURO2024を最後に、現役を引退すると発表した。
自身のSNSで、「いつも言ってきたように、レアル・マドリーは今も、そしてこれからも僕にとって最後のクラブとなる。この決断を下すのに最適な瞬間を見つけられたのを嬉しく思い、誇りに思う。僕の野心は、常に自分のトップレベルでキャリアを終えることだった」と綴っている。
この電撃発表を受けて、チームメイトや元同僚など様々な選手がメッセージを発信するなか、マドリーの下部組織出身で、現在は3部のラージョ・マハダオンダにレンタル中の中井卓大も反応した。
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20歳のMFは、自身のインスタグラムのストーリーに拍手と白いハートの絵文字と共に「Legend」と綴っている。
マドリーのカスティージャ(Bチーム)でプレーしていた昨シーズンは、トップチームの練習に度々参加し、クロースとも汗を流した中井。同じポジションの選手として、その経験は今後のキャリアにプラスになるはずだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月22日 06:07
昨夏にシュツットガルトからリバプールへ移籍した遠藤航は、イングランドではほぼ無名の30歳ということもあり、当初は懐疑的な目で見られていた。
2024年05月22日 06:05
チェルシーは、相互合意のもとでマウリシオ・ポチェッティーノ監督との契約を解除したと発表した。
ポチェッティーノ監督は2023年7月に2年契約(1年の延長オプションつき)でチェルシーの指揮官に就任。51試合で27勝10分14敗という戦績で、1年でチームを去ることになった。
『BBC』は、後任候補として以下のような監督たちの名前を挙げている。
ルベン・アモリン(スポルティングCP)、ハンジ・フリック(無所属)、ヴァンサン・コンパニ(バーンリー)、ユリアン・ナーゲルスマン(ドイツ代表)、キーラン・マッケンナ(イプスウィッチ)、ジョゼ・モウリーニョ(無所属)、ミチェル(ジローナ)、トーマス・トゥヘル(バイエルン監督退任)、ロベルト・デゼルビ(ブライトン監督退任)。
モウリーニョとトゥヘルはチェルシーでの指揮経験がある人物だ。
欧州で「最も嫌われている」5つのチーム
また、『London Evening Standard』は、エンソ・マレスカ(レスター)、セバスティアン・ヘーネス(シュトゥットガルト)、トーマス・フランク(ブレントフォード)らも候補と伝えている。
2024年05月22日 06:00
鹿島アントラーズは5月21日、公式Xを更新。6月1日に国立競技場で行なわれる横浜F・マリノス戦の告知ムービーを公開した。
1993年のJリーグ開幕から唯一、J1で戦い続けている両者が“国立”で激突。プロモーション動画に出演し、この一戦に向けて熱く盛り上げたのがフリーアナウンサーの古舘伊知郎さんだ。
動画の冒頭、“古館節”全開の実況で、「ニッポンサッカーの夜明けです。1993年、Jリーグ誕生。31年という時の流れの中で、この2つのチームは常にスポットを浴びていたのであります!」と切り出した古舘さんは、両クラブのレジェンド、現在所属する注目選手を独特なキャッチコピー付きで紹介している。
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
これにはファンも反応。「かっこいいーーー!!古舘さんの言葉選び最高です!!」「植田直通さんで遊びすぎな古舘さん」「なんかスゲェな」「鳥肌立っちゃった」「たまらねぇです!超カッケー」「両チームの色々な年代のサポに刺さる内容」「これは胸熱」といった絶賛の声が上がった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月22日 05:50
レアル・マドリーのドイツ代表MFトニ・クロースは、今夏のEURO後に現役を引退するとSNS上で発表した。
10年前の2014年にレアルに加わったクロースは、ファンへの感謝を綴りつつ、「現役選手としてのキャリアは今夏のEURO後に終わる」と宣言した。
クロースの引退発表には多くの選手たちが反応。レアルでともにプレーしたクリスティアーノ・ロナウドは「すべてに、そして多くのことに、トニ!君とピッチを共有できたことを光栄に思う。これからもよろしく」とコメントしている。
EURO2024の「予選敗退ベストイレブン」がすごい
クロースは2021年のEURO後に一旦ドイツ代表を引退したが、今年電撃復帰。今夏のEUROがプレーする最後の大会になる。開催国であるドイツは、グループステージでスコットランド、ハンガリー、スイスと対戦する。
2024年05月22日 05:30
名古屋グランパスからのレンタル移籍でポルトガルのカーザ・ピアでプレーしてきた相馬勇紀。
2024年05月22日 04:30
韓国Kリーグの水原FCでチアリーダーを務め、“新三大クイーン”のひとりに挙げられるアン・ジヒョンさんが公式インスタグラムを更新。夏を先取りするオフショットを公開した。
【PHOTO】9頭身の超絶ボディ! 韓国チア界が誇る“女神”アン・ジヒョンの悩殺ショットを一挙チェック!
リゾート地のような場所で、大き目のサングラスをかけ、美脚がのぞくグリーンのミニワンピ姿でくつろぐ。プールサイドに立ってスカートをひらりとさせる姿も。9頭身の抜群のプロポーションが映える。
この投稿にフォロワーから賛辞が続々。「女神降臨」「ますます綺麗になっていく」「スーパー・ビューティフル」「挑発的。ドキドキする」「すっげーな」といったコメントが寄せられている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月22日 04:01
チェルシーは21日、マウリシオ・ポチェッティーノ監督との契約を双方合意の上で解除したと発表した。
2022−23シーズンのプレミアリーグを12位で終えたチェルシーは、トッテナムやパリ・サンジェルマンなどを指揮した経験を持つポチェッティーノ氏を2023−24シーズンに向けて新監督として招へい。前年に続いて大型補強を敢行したが、なかなかかみ合ったチームを構築することができず、リーグ優勝戦線からは早々に脱落した。一方でFAカップではベスト4、リーグカップでは準優勝で終え、リーグ戦も最後は5連勝を飾るなどして最終的には6位で終えて、来シーズンのヨーロッパ大会の出場権も獲得している。
イギリス紙『テレグラフ』はポチェッティーノ氏とクラブ幹部が21日に会合を設け、「友好的に」契約解除で合意することになったと報じている。2年契約を結んでいたため、ポチェッティーノ氏が多額の契約解除金を受け取るだろうともしている。
また『テレグラフ』は後任候補として、シュトゥットガルトのセバスティアン・ヘーネス監督、ジローナのミチェル監督、イプスウィッチ・タウンのキーラン・マッケンナ監督、レスターのエンツォ・マレスカ監督といった、今シーズンに結果を残した監督の名を挙げている。ドイツメディア『スカイ』のフロリアン・プレッテンベルグ記者は2022年9月にチェルシーの指揮官を解任されたトーマス・トゥヘル氏の再任や、ブライトンを退団したロベルト・デ・ゼルビ氏が候補であると伝えている。
2024年05月22日 00:34
レアル・マドリードに所属するドイツ代表MFトニ・クロースが21日、EURO2024をもって現役を引退することを電撃発表した。この決断を受けて、クロースは自身の公式Instggram(@toni.kr8s)を更新。スパイクを脱ぐ決断を下したことを受けての率直な心境と、レアル・マドリードへの感謝、そして“最後の野望”について語った。
現在34歳のクロースはバイエルンで主力として活躍し、3度のブンデスリーガ優勝や2012−13シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)制覇などを経験。ドイツ代表としても主力として活躍し、FIFAワールドカップブラジル2014で優勝を成し遂げた後、2014年夏にレアル・マドリードの一員となった。
加入直後から、正確無比な右足や卓越した戦術眼などを武器に、主力として絶大な存在感を放ったクロースは、インテリオールだけでなくピボーテとしても活躍。34歳となった今季もそのパフォーマンスに衰えは見られず、ここまで公式戦46試合のピッチに立って1ゴール9アシストを記録。2シーズンぶり通算36度目のラ・リーガ制覇に大きく貢献しただけでなく、CLでも2年ぶりの決勝進出に貢献している。
クロースはレアル・マドリードで、公式戦通算463試合出場28ゴール98アシストを記録。在籍した10年間で獲得したタイトル数は「22」にのぼり、2015−16シーズンから始まったCL3連覇を含む4度の欧州制覇、4度のラ・リーガ優勝、5度のFIFAクラブワールドカップ優勝などに大きく貢献した。
今回、現役引退を発表したクロースは、自身の公式Instggramを通して、レアル・マドリードに加入してからの日々を振り返った。成功に満ちた10シーズンを回想し、次のように率直な心境を言葉にしている。
「2014年7月17日、レアル・マドリードの入団会見を実施したこの日は、僕の人生を変えてくれた1日だ。サッカー選手としての人生だけでなく、何よりも僕個人としての人生をね。世界最高のクラブでの新しい人生の始まりだった。そして今日、この人生が終焉を迎えることを伝えた。10年後のシーズン終了とともに、夢のような人生の幕を下ろす」
「この成功に満ちたエキサイティングな10年間を、僕は決して忘れることはないだろう。特にフロレンティーノ・ペレス会長、クラブ、そして常にオープンな気持ちを持って僕を迎え入れ、信頼してくれたすべての人々に感謝したい。そして何よりも、親愛なるマドリディスタの皆さんへ。このクラブの一員となった初日から、最後まで愛情とサポートを本当にありがとう」
「同時に、この決断は、僕の現役サッカー選手としてのキャリアが、今夏のEURO2024をもって終了することを意味する。常々口にしてきたように、レアル・マドリードは僕にとって最後のクラブであり、これからもそう在り続けるだろう」
また、クロースは「今日、自分の頭と心の中で、この決断にふさわしいタイミングを見つけられたことを嬉しく思うし、誇りに思う」と綴ると、かねてより公言していたように、このタイミングでの引退となった理由を「僕の野望は常に、自分が思うトップレベルでキャリアを終えることだった」と説明。“キャリアハイ”と呼べるような姿で、人々の記憶に鮮明に刻まれたなかでの引退を考えていたことを、改めて明かした。
そして最後には、クロースにとってレアル・マドリードでの“最後のタイトル”となるかもしれない、CL決勝への思いを言葉にした。
「この瞬間から、僕の頭の中にはただ1つの大きな思いがある。この思いから僕を遠ざけるものは何もない。15度目の欧州制覇だ。アラ・マドリー・イ・ナダ・マス(行け!マドリー。それ以外は何もいらない)」
クロースがドイツ代表に合流する前、レアル・マドリードでの最後の試合となるCL決勝のドルトムント戦は、日本時間で6月1日の28:00(2日の4:00)にキックオフを迎える。
【動画】クロースとレアル・マドリードの10年間
💜 #GraciasKroos 💜 pic.twitter.com/JzEy9jK7W7— Real Madrid C.F. (@realmadrid) May 21, 2024
2024年05月22日 00:10
今季のドイツ・ブンデスリーガはサプライズの目立つシーズンだった。
2024年05月22日 00:00
今季限りでリヴァプールを退任することが決まったユルゲン・クロップ監督。2015年のシーズン途中から指揮をスタートさせ、チャンピオンズリーグ優勝やプレミアリーグ優勝を成し遂げた。
ファンに愛された彼が9年間の指揮で行ってきた補強のなかから「最高の5名」を『Football Transfers』が選んでいた。モハメド・サラー
加入元:ローマ
加入年度:2017
移籍金:3650万ポンド(およそ72.54億円)
2017年の夏、ユルゲン・クロップ監督率いるリヴァプールはASローマからモハメド・サラーを3650万ポンドで獲得した。しかしその際、エジプトという決して強豪ではない国出身のウイングにそれだけの額を投じることは嘲笑の対象にもなった。
しかしながら、この3650万ポンドという額はバーゲンプライスであったとしか言いようがない。彼がリヴァプールの歴史上最高クラスの点取り屋になることを予想した者はほとんどいなかった。
猛烈なスピードと繊細なフィニッシュの組み合わせにより、9番のポジションでなくても得点王のランキングに絡む。彼は本当に稀有な存在であり、クロップ監督の掘り出し物だった。フィルヒル・ファン・ダイク
加入元:サウサンプトン
加入年度:2018
移籍金:7500万ポンド(およそ149.06億円)
2018年1月にサウサンプトンから加入したオランダ代表DFフィルヒル・ファン・ダイクは、リヴァプールがタイトルを争う存在になるために不可欠な存在であった。
当時ディフェンダーとしては最高額となる移籍金が支払われたが、その価値は間違いなくあった。その影響力により、それまで問題だと言われていた守備力をむしろ強みに変え、マティプやゴメスを飛躍的に成長させた。
そのリーダーシップ、空中戦の強さ、後方での冷静さ、圧倒的な一対一の強さでリヴァプールを世界最高のクラブに変え、プレミアリーグとチャンピオンズリーグのタイトルをもたらした。アリソン
加入元:ローマ
加入年度:2018
移籍金:6680万ポンド(およそ132.76億円)
ファン・ダイクをリヴァプールに連れてきたユルゲン・クロップ監督。さらに同じ年にディフェンスの強化を図り、アリソンをローマから6680万ポンドで獲得した。
これはあまりにも大きな補強だった。アリソンは並外れた配球スキルと一対一のセービングで守備に安定をもたらし、リヴァプールの課題であったゴールキーパーをむしろ強みに変えた。
プレミアリーグのレジェンドの1人となったアリソン、そしてファン・ダイクを中心とした最終ラインは、リヴァプールに欠けていた強固な守備を加えたのだった。アンディ・ロバートソン
加入元:ハル・シティ
加入年度:2017
年俸換算:800万ポンド(およそ15.9億円)
ユルゲン・クロップ監督の下で行なわれた補強の中で最も目立ったものではないが、最もお買い得だったのは彼しかいない。ロバートソンはわずか800万ポンドで獲得され、その何倍もの働きをクラブにもたらした。
ハル・シティでプレーしていた彼は2017年のマーケットでリヴァプールに加入し、それからしばらく経ったあとに左サイドバックのレギュラーに定着。それ以降何年もの間重要な存在であり続けた。
その仕事量の多さ、ピッチを上下動するスタミナ、安定した守備力、そして卓越したアシスト能力。クラブの歴史上でも最高クラスの左サイドバックだ。サディオ・マネ
加入元:サウサンプトン
加入年度:2016
移籍金:3500万ポンド(およそ69.56億円)
みんながゲーム上でお世話になった「ウイイレ史上最強戦士たち」
2016年の夏に加入したサディオ・マネ。お得意様になる前のサウサンプトンから加入したセネガル代表のストライカーは、ユルゲン・クロップ監督が率いるリヴァプールの象徴的な選手の一人になった。
前線からの激しいプレッシングと切り替え、そしてアグレッシブにゴールへと向かって混沌を作り出す能力。まさにクロップ監督が求める選手であった。
モハメド・サラー&ロベルト・フィルミーノとともに組んだ3トップは類稀な機能性を見せ、プレミアリーグを席巻する存在になった。
2024年05月21日 23:47
ポルトガルサッカー連盟(FPF)は21日、EURO2024に向けたポルトガル代表のメンバー26名を発表した。
EURO2024予選ではグループJに入り、10戦全勝と圧巻の成績を残したポルトガル代表。今予選参加チーム唯一の全勝を達成し、首位で本大会行きの切符を掴んだ。本大会ではトルコ代表、チェコ代表、ジョージア代表と同居するグループFに入っており、目指すのは2大会ぶり2度目の優勝だ。
そんなポルトガル代表を率いるロベルト・マルティネス監督が、EURO2024本大会を戦う26名のメンバーを発表した。不動の“エース”としてチームを支える39歳のFWクリスティアーノ・ロナウドは2004年大会から続けてEUROに参加。前回大会で自身が作った記録を塗り替える6大会連続の出場となる。また、41歳のDFペペも5大会連続の選出を果たした。同大会のピッチに立てば、元ハンガリー代表GKガボール・キラーイ氏が2016年大会で打ち立てた、40歳86日という大会最年長出場記録を塗り替えることとなる。
C・ロナウド、ペペといった“ベテラン組”に加えて、DFルベン・ディアス、MFブルーノ・フェルナンデス、MFジョアン・パリーニャ、FWベルナルド・シルヴァ、FWディオゴ・ジョッタといった、プレミアリーグで活躍するタレントたちも選出。サウジアラビアへ移籍してからもパフォーマンスが色褪せないMFオタヴィオ、MFルベン・ネヴェスも順当に名を連ねた。
大会前、ポルトガル代表は母国で3つの国際親善試合を予定している。6月4日にフィンランド代表と、8日にクロアチア代表と、11日にアイルランド代表と対戦予定だ。EURO2024は6月14日に開幕。ポルトガル代表は18日にチェコ代表と、22日にトルコ代表と、26日にジョージア代表と、それぞれ対戦する。
今回発表されたポルトガル代表メンバー26名は下記の通り。
■ポルトガル代表
▼GK
ディオゴ・コスタ(ポルト)
ジョゼ・サ(ウルヴァーハンプトン/イングランド)
ルイ・パトリシオ(ローマ/イタリア)
▼DF
アントニオ・シウヴァ(ベンフィカ)
ダニーロ・ペレイラ(パリ・サンジェルマン/フランス)
ディオゴ・ダロト(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
ゴンサロ・イナシオ(スポルティング)
ジョアン・カンセロ(バルセロナ/スペイン)
ネルソン・セメド(ウルヴァーハンプトン/イングランド)
ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン/フランス)
ラファエル・ゲレイロ(バイエルン/ドイツ)
ペペ(ポルト)
ルベン・ディアス(マンチェスター・シティ/イングランド)
▼MF
ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
ジョアン・ネヴェス(ベンフィカ)
ジョアン・パリーニャ(フルアム/イングランド)
オタヴィオ(アル・ナスル/サウジアラビア)
ルベン・ネヴェス(アル・ヒラル/サウジアラビア)
ヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン/フランス)
▼FW
ベルナルド・シルヴァ(マンチェスター・シティ/イングランド)
クリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル/サウジアラビア)
ディオゴ・ジョッタ(リヴァプール/イングランド)
フランシスコ・コンセイソン(ポルト)
ゴンサロ・ラモス(パリ・サンジェルマン/フランス)
ジョアン・フェリックス(バルセロナ/スペイン)
ペドロ・ネト(ウルヴァーハンプトン/イングランド)
ラファエル・レオン(ミラン/イタリア)
【ハイライト動画】ポルトガル代表の3月の戦いはこちらから!
2024年05月21日 23:40
28勝を挙げながらも、プレミアリーグ制覇に一歩届かなかったアーセナル。来季こそはと選手・サポーターも意気込んでいるはずだが、王者マンチェスター・シティ超えに何が必要なのか。
やはり今夏も補強は欠かせない。英『Evening Standard』が注目したのは、主力の稼働率だ。
今季のアーセナルではリーグ戦のプレイタイムが3000分を超えている選手が4人いる。全試合フル出場となったDFウィリアム・サリバが3420分、続いてMFデクラン・ライスが3231分、MFマルティン・ウーデゴーが3104分、サリバの相棒であるDFガブリエウ・マガリャンイスが3044分だ。
右サイドバックのベン・ホワイトも2994分、右サイドの攻撃に欠かせないFWブカヨ・サカも2936分と大忙しだ。
対して今季もリーグを制したマンCは、3000分以上プレイした選手が1人もいない。最長でもMFロドリの2938分だ。もちろん怪我の影響などもあるが、アーセナルの方が主力組に依存している色が強い。サリバ、司令塔のウーデゴー、セントラルMFライス、右サイドのサカが離脱でもした場合、マンCのペースについていけないだろう。
今夏には彼ら主力の負担を軽減できる選手を補強する必要があり、選手層の部分は強化しなければならない。指揮官のミケル・アルテタはターンオーバーをあまり使わないタイプの指揮官でもあるため、主力組に怪我人が出た場合の備えが欠かせない。
今季マンCが勝ち点91を稼いだことを考えると、来季も優勝を狙うには勝ち点90以上が目安となりそうだ。難解なミッションであることは間違いないが、アーセナルはその領域に届くだろうか。