2024年04月18日 09:00
プロ野球各球団の対戦カードが一巡したが、この段階における本塁打数が昨年比でセ、パ両リーグともに激減している。単なる偶然なのか。デイリースポーツウェブ評論家の野田浩司氏は「投高打低は近年の傾向だが、今年はより顕著」と語り“投打バランス”の行方に注目する。 ◇ ◇ 今年はホームランが異常に少ないですよね。全体的に。先日は野球のテレビ解説中、これはいった!思った途端に打球が失速してアウト。今年はボールが飛ばなくなっているのかな、と疑ったほどですよ。 投手の力に打者が押されているということなんでしょうが、それにしても昨年に比べてかなり少ない。ロースコアの接戦も多い。その中で阪神の10本は目立ってますけどね。 (両リーグとも、ひと通りの対戦を終えた4月14日時点でセの総本塁打数は32。パは34。合計66本は昨年の同条件98本に比べて約2/3。通年でセ643本、パ607本の昨年の数字にどこまで迫れるか) 春先は投手有利と言われるけど、今年はちょっと極端すぎる。ただ傾向として、投手のレベルが年々上がってきているのは確か。巨人と中日のチーム防御率が1点台というのは驚きだけど、開幕して5〜6試合の数字ではないですからね。 投手のレベルアップにはいくつかの理由があると思う。最先端技術を導入したデータ解析や先進のトレーニング方法などを採り入れて、投手のポテンシャルはどんどん上がっています。 「打者は体力的にいくらでも練習できるが、ボールを投げる投手には限界がある」と言われた時代とは取り組み方が変わってきている。 ひと昔前に比べてマウンドの形状も変化しています。今はどの球場のマウンドも土が固い。軟らかいと踏み出した先の足場が掘れて踏ん張りがきかなくなるが、固いと足裏で土をつかむ“グリップ力”が優り、力強い質のいい球が投げられる。社会人を指導していた時の経験でも、実際に投手の球速が増しているのが分かった。 もうひとつは、今では常識になった“完全分業制”の働き方ですね。先発投手は6回100球が目安で、中には5回というケースもある。あとから出てくるリリーフ投手は、1イニングを全力で投げて次々にリレーしていくから、そう簡単には打てない。 先発完投が常識だった時代は「4度の打席で目慣らしができる」というゆとりみたいなものがあったが、今はそうもいかないですからね。 そもそも理屈上は、主導権を握れる投手が有利だとは思います。投手は走者がいるかいないか、クイックで投げるどうかぐらい。“自分の投球をする”ということを優先して投げればいい。 受け身の打者はすべてを投手に合わせていかないといけないので、考えることが多い難しいスポーツだと思う。 投手10傑に防御率1点台や2点台がズラリと並び、打撃10傑に3割打者が数えるほどになった近年。 この先、どこまで投高打低が続くのか。今シーズン終了後にどうなっているのか。はっきりしたことは分からないが、過去に活躍した名投手、強打者はお互いに相手を越えようと切磋琢磨してきたのでしょうから“投打のライバル関係”は続くんでしょうね。 実在の投手との対戦形式で、ボールの回転数や回転軸、配球、球速などを自在に再現できるバーチャルマシンがあるみたいだから、今後打者はそういうものを駆使することになるのかな。興味深いですね。
2024年05月21日 23:40
巨人1―1中日(セ・リーグ=21日)――延長十二回、規定により引き分けた。
中日は七回、田中のプロ初本塁打で先行。巨人はその裏、吉川の犠飛で追いついた。両チームとも終盤の好機にあと1本が出ず。
◇
広島6―2阪神(セ・リーグ=21日)――広島が4連勝。一回、野間の適時打で先制すると、二回にも加点し、三回は末包の3ランで突き放した。床田はリーグトップタイの5勝目。阪神は村上が崩れた。
◇
DeNA7―0ヤクルト(セ・リーグ=21日)――DeNAが快勝。二回、林の2点三塁打で先行し、三回に佐野、宮崎のソロで加点。ケイは来日後最長となる8回を無失点と好投した。ヤクルトは3連敗。
2024年05月21日 23:17
巨人OBの元木大介氏が21日、自身のインスタグラムを更新。「今日は仲良しプライベート時間」とつづり、豪華芸能人と至福のひとときを過ごしたことを報告した。
投稿した写真には見栄晴、純烈のリーダーを務める酒井一圭、中山秀征が映り込んでいる。
「見栄晴さんの退院祝いでご飯食べてました 元気そうでよかったです 楽しい時間でした みんな健康でいましょう〜」とつづった。
フォロワーからは「素敵なメンバー」「豪華メンバーですね」「ダンディな中山秀征さんに劣らないハンサム元木大介」「元木さんの交友関係広すぎですね」「皆さん良い感じですね」「元木さんいい感じに酔っぱらってますねwww」といったコメントが集まっている。
2024年05月21日 23:05
「巨人1−1中日」(21日、東京ドーム)
中日は七回に2年目の田中幹也内野手が左翼席にプロ初本塁打となる1号ソロを放って均衡を破った。
先発の高橋宏は毎回走者を背負う投球だったが、要所を締めて6回無失点で2勝目の権利を手にした。だが、七回に2番手・清水が同点犠飛を許し、高橋宏の白星が消えた。
延長十一回1死一塁で、打席には九回の守りから出場していた加藤匠。初球はバントの構えからボール。2球目はバスターエンドランでファウル。3球目もバスターエンドランを仕掛けたが、最悪の二ゴロ併殺となって得点できなかった。
加藤匠はここまで22試合に出場して36打数4安打の打率・111、0本塁打、1打点、0犠打。打数の半分に当たる18三振を喫していたが、強攻策が裏目に出る形となり、Xでは「バスターエンドラン」がトレンド入りした。
2024年05月21日 22:45
「巨人1−1中日」(21日、東京ドーム)
巨人・先発の山崎伊は八回途中1失点の力投。
2024年05月21日 22:38
「ソフトバンク21−0楽天」(21日、みずほペイペイドーム)
楽天が球団史上ワースト2位となる21失点で惨敗を喫した。
高校野球芸人として知られ、楽天ファンでもあるかみじょうたけしは自身のXを更新し、「21−0でした。お疲れ様でした」とつづると同時に、楽天のユニホームを着てうつむく自身の写真を投稿した。
元西武のG・G・佐藤氏も自身のXに新規投稿。「テストが返ってきたときの20点もびっくりするけど 野球の20点はもっとびっくりするよね」とソフトバンク打線の猛打ぶりに驚いていた。
2024年05月21日 22:36
巨人 1 − 1 中日
<10回戦・東京ドーム>
中日の高橋宏斗は21日の巨人戦に先発し、6回・98球を投げ、5被安打、5奪三振、4与四球、無失点だった。
高橋は初回から毎回走者を背負う苦しい投球だった。0−0の5回は一死走者なしから丸佳浩に安打、立岡宗一郎に四球、吉川尚輝にピッチャー強襲の内野安打で満塁のピンチを招くも、岡本和真を空振り三振、坂本勇人を右飛でピンチを脱した。続く6回も先頭の岸田行倫に二塁打を浴びたが、後続を打ち取りなんとか0で切り抜けた。
21日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日』で解説を務めた野村弘樹氏は、先発・高橋宏斗について「あれだけ調子が悪い中で、0で抑えましたから100点あげてもいいと思いますよ」と評価した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月21日 22:34
「ウエスタン、くふうハヤテ3−18阪神」(21日、草薙総合運動場野球場)
阪神2軍は今季最多の20安打18得点で大勝した。相手先発のモラに対し、打線が爆発し、初回から4得点。
佐藤輝は二回には無死満塁の好機で第2打席を迎えるも空振り三振。次の打席も無死満塁で一、二塁間への痛烈な打球としたが一塁・福田のダイビングキャッチに阻まれていた。しかし、七回に降格後初の本塁打となる右翼スタンドへのソロをマークした。
ドラフト3位・山田が五回、左手への死球で負傷交代。代走で途中出場したドラフト4位・百崎はプロ初盗塁を決めると、プロ初安打初打点を含む2安打の活躍を見せた。
先発の茨木は初回から制球に苦しみ、6回5安打4四球3失点だった。
和田2軍監督の一問一答は以下の通り。
−20安打18得点と打線が爆発した。
「ヒットもそうなんだけど、やっぱり選球眼というところで。選んだフォアボールもあるし、向こうが自滅したところもあるし。やっぱりヒットだけではこんな点数は取れないと思うし。フォアボールを絡めながらというところで。仕留めるところと選球眼の両方がかみ合っての得点だと思うんで。特に点数が取れない時に選球眼は大きな武器になってくる。自分のストライクゾーンを確立して、選球眼も磨くという。バッティングを磨きながら、選球眼をレベルアップしていくのが大事だよね」
−佐藤輝が1発。満塁でいいライナーもあった。
「よくないよ、全然(笑)。どっちかと言うと、こっち来てから、左ピッチャーのコンタクトがいいかな。右の甘い球はちょっとまだ捉え切れてない部分があるんでね。そこら辺をもう少し精度を上げて、集中力も含めて一振りで捉えるくらいのところが出てくると、状態も上がってくると思うので」
−まだまだ。
「今日も満塁で2回。あそこで、ある程度内容あるバッティングというかね。そういうところで、今日はダメだったけど、前の前の試合では、ランナーいない時より、いる時の方が集中力が出て。その時も左ピッチャーだったか。左ピッチャーに対しての内容はいいんで。右ピッチャーに対して、ファームだから甘い球は何球も来るんだけど、それをまだちょっと捉え切れてないんで。そこらへんのところかな」
−最短で昇格は。
「それはこっちが決めることじゃないんで」
ー百崎は初盗塁に初安打初打点。
「非常にスイングが鋭い。打撃練習よりもゲームの方が内容がいいというか。打つ方に関しては実戦向きかなと。まだまだ守備も走塁もやることはたくさんあるけど、本人にしたらプロに入って最初の1本目のヒットはうれしいだろうし。そこで終わらずに2本目が出たというのが非常に大きいと思うし。結果を出すことで試合に出る機会も増えてくるだろうし。今は山田と2人で同じ内野手ということで、お互いが伸びていく立場でもあるし、ライバルでもあるしね。山田が出てない時にこうやって結果を出すと、山田もまたもう一回頑張ろうって気持ちになってくるだろうし。高いレベルでこの2人は競い合ってほしいね」
−山田は大丈夫か。
「今のところ骨がどうのこうのっていうことは、そういう感じではないけど。まだ腫れもあるんで、明日になってみないとわからない。左手だね」
−茨木は。
「今日は悪かったな。立ち上がりというか、ストライクが入らないからね。あれだけボール先行すると、どうしてもストライクゾーンも弱くなってしまうし。ランナーを置くと特にコントロールが乱れて、球が弱くなる。今日は茨木が持ってる課題の全部が出てしまったかなという。ほとんどの球がベルトから上で、あれを低めという意識をもっと強く持たないと。同じところばかりいってたんで。それでも今日は点数があったからね。何とか6回までは投げられたけど、今日はちょっと良くなかったね」
−明日の先発は。
「津田」
2024年05月21日 22:33
巨人 1 − 1 中日
<10回戦・東京ドーム>
中日の田中幹也が21日の巨人戦で、プロ初本塁打が貴重な先制本塁打となった。
2024年05月21日 22:32
「広島6−2阪神」(21日、マツダスタジアム)
広島が今季最長に並ぶ4連勝を飾り、首位・阪神に0・5ゲーム差に迫った。
序盤から攻撃陣が効果的に加点した。初回は先頭・秋山が初球を左中間へ運ぶ二塁打。三進して2番・野間が先制の右前適時打を放った。三回は1死一、三塁から末包がバックスクリーンへ2試合連続となる2号3ランでリードを広げた。投げては先発・床田が7回1/3を6安打2失点(自責点1)でリーグトップタイの5勝目。試合後の新井貴浩監督(47)の一問一答は以下の通り。
(テレビインタビューで)
−一、二回と好投手・村上投手から得点。
「打撃陣もすごくいいアプローチをしてくれたと思いますし、打撃コーチ、スコアラーもいいサポートをしてくれたと思います」
−末包の3ラン。
「大きいですね。試合前練習でも『今日も打ちます』と彼が言っていましたけど、本当に打ちましたね。ナイスバッティングでした」
−床田は八回途中2失点。
「本当に今日も素晴らしいピッチングだったと思います。打ち取った当たりが内野安打になったり不運もあったけど、しっかり今日も投げてくれました」
(ペン囲みで)
−村上に対して、苦手意識なく入れたのでは。
「苦手意識というか、昨年のMVPの投手ですし、そう簡単には点を取れない投手。対戦も多くなっていく中で色んなものがデータとして出てくるし、まずは攻撃陣はよく打って、点を取ってくれた。打撃コーチもスコアラーもいいサポートをしてくれた」
−初回は秋山が勢いをつけた。
「よーいドン、でしっかり捉えた当たりだったので、いい初回の攻撃だった」
−末包が2試合連発。長打力のある選手が打線に入る好影響も。
「もちろんそうよね。ウチの打線もそうだけど、相手バッテリーが嫌だと思う。『ひとつ間違ったらいかれる』と思ったら、ボールから入ってみようかとかね。甘く行ったら一発がある、長打があると思ったら慎重になるので。プレッシャーが違うと思いますね」
2024年05月21日 22:32
巨人 1 − 1 中日
<10回戦・東京ドーム>
21日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−中日』で解説を務めた野村弘樹氏が、巨人と中日のブルペン陣を労った。
1−0の7回に登板した中日の2番手・清水達也が失点したものの、中日は8回以降は松山晋也、藤嶋健人、橋本侑樹、梅野雄吾、マルティネスがスコアボードに0を入れると、巨人のブルペン陣も高梨雄平、船迫大雅、バルドナード、西舘勇陽、大江竜聖、泉圭輔が無失点に抑えた。
野村氏は「7回に1点ずつ取ったんですけど、両チームのブルペン陣ですよね。よく粘りましたよ。ピッチャー目線で行くと、よく凌ぎましたよね」と振り返った。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月21日 22:26
「巨人1−1中日」(21日、東京ドーム)
中日の若手コンビが活躍した。
両軍無得点の七回1死から、2年目の田中が左翼席に均衡を破るうれしいプロ初本塁打の1号ソロを放った。
先発の高橋宏は毎回走者を背負う投球になったが、五回1死満塁で岡本和を三振、坂本を右飛に抑えるなど粘って6回無失点。2番手・清水が同点に追いつかれ、勝利投手にはなれなかったが、好投が光った。
その後は松山、藤嶋、橋本、梅野、マルティネスが無失点でつないだ。
2024年05月21日 22:26
「巨人1−1中日」(21日、東京ドーム)
巨人は4時間を超える熱戦の末、今季4度目の引き分けとなった。
2024年05月21日 22:16
「西武3−5ロッテ」(21日、ベルーナドーム)
ロッテの中村奨吾内野手が、プロ通算200二塁打を達成した。「特に知らなかった数字なので、積み重ねてその数字になっていたなら良かったかなと思います」と振り返った。
1点リードの1死満塁。カウント1−1から、西武のエース・今井が投じたスライダーを左翼線への2点適時二塁打とした。「日々いろんな意識でやっていますし、打席の中でもいろんなことを考えながら、良かった点、悪かった点を整理しながらやっているので、ここからしっかり上向きになるように頑張っていきたい」と話した。
2024年05月21日 21:58
「日本ハム5−4オリックス」(21日、エスコンフィールド)
オリックスは連勝が2でストップし、4−5で惜敗した。
先発のエスピノーザが5回を投げ、まさかの来日後ワーストの5失点と誤算だった。試合前時点でリーグトップの防御率1・35だっただけに、信じられない光景が広がった。二回に3点の援護点をもらった助っ人だったが、三回に中島、郡司、水谷の適時打であっさりと同点とされた。
さらに四回には伏兵の水野に勝ち越し2ランを献上、来日初被弾となった。自身2連敗で今季2敗目を喫した。
試合後、中嶋監督はある点について指摘した。それは、バッテリー間の共同作業について。走者をかえした場面、エスピノーザは捕手・森のサインに首を振るシーンが見られた。指揮官は「あんだけ首振ってというか、サインに頷かなくて変えさせるというのは…。もうずっとそれなんで。もう少しだからキャッチャーを信用してあげなきゃいけない」と注文していた。
2024年05月21日 21:57
日本ハム5―4オリックス(パ・リーグ=21日)――日本ハムが逆転勝ち。
三回に水谷の適時打などで3点を奪って同点、四回に水野の2ランで勝ち越した。山崎が自身5連勝。オリックスはエスピノーザが崩れた。
◇
ロッテ5―3西武(パ・リーグ=21日)――ロッテが西武に今季7連勝。一回にソトの中前打、中村奨の2点二塁打などで奪ったリードを守った。西武は今井が乱調、打線も11安打で3点に終わり、6連敗。
◇
ソフトバンク21―0楽天(パ・リーグ=21日)――ソフトバンクが今季3度目の5連勝を飾った。打線が先発全員安打の今季最多23安打で21得点。楽天は投手陣が相手打線の勢いを止められなかった。