2024年04月18日 08:00
「ウエスタン、阪神4−1オリックス」(17日、鳴尾浜球場) 阪神・高橋遥人投手(28)が17日、2021年11月6日のCSファーストS・巨人戦以来893日ぶりの実戦登板を果たした。先発して1回無失点で、最速147キロを計測。22年の左肘のトミー・ジョン手術、23年の左肩関節鏡視下クリーニング術などを経ての復帰に、登板後は支えてくれた周囲への感謝を口にした。 ◇ ◇ 阪神が38年ぶりの日本一を達成した昨季は、高橋にとってはリハビリに費やす試練の年となった。昨秋、大声援を受けながらポストシーズンを戦うチームメートは“別次元の存在”だった。「ホントにもう別なんで。すごいな、強いなとしか言いようがない。ファン目線なんで。刺激とかないです。1軍の試合を見て、どうとかいうのは考えていない」。時折、笑顔も交えて漏らした言葉だったが、表舞台から長く遠ざかっている苦しい胸中がにじみ出ていた。 前回登板は21年11月6日のCSファーストS・巨人戦。左肘の違和感により中15日でのぶっつけ登板、6回3失点で敗戦投手となった。あの日の記憶は「自分の感覚で全然良くなかった」と深く脳裏に刻まれている。「アレじゃ困るよ。アレよりは良くなってもらわないと」と己に言い聞かせながら、復活ロードを歩み続けてきた高橋。3年前の自分を超えるべく、ついに実戦マウンドへ戻ってきた。(デイリースポーツ・丸尾 匠)
2024年05月21日 19:36
「日本ハム−オリックス」(21日、エスコンフィールド)
日本ハムが水野の左中間への2号2ランで勝ち越した。
同点で迎えた四回、1死から伏見が右前打で出塁。続く9番・水野の逆方向へのライナーは、フェンスを越えて、グラウンドに跳ね返った。
そのため全力疾走した水野は三塁ベース上でいったんストップ。ホームランの判定を確認して、今度はゆっくりとホームに向かった。
水野は15日の西武戦でプロ1号本塁打を記録。4試合ぶりの一発は貴重な勝ち越し弾となった。
前日まで防御率1・35でリーグトップのオリックス・エスピノーザを攻略した。
2024年05月21日 19:26
ESPNが主張「3冠王と40-40に挑める選手を、いじり回したいだろうか」
ドジャース・大谷翔平投手は20日(日本時間21日)の本拠地・ダイヤモンドバックス戦を終えた時点で打率353、13本塁打、OPS1.077などメジャー6冠。昨年9月に受けた右肘手術の影響で指名打者に専念する中、圧倒的な打棒でチームの地区首位独走に貢献している。米スポーツ専門局「ESPN」は、野手専念の可能性を指摘。「投げる準備に向けていた労力を最高の外野手を目指すことに注げば、平均的な野手で終わるわけはない」などと述べている。
今季の大谷は指名打者だけで歴史的なシーズンを送っていると記事は解説。「同一シーズンで3冠王と40本塁打40盗塁の両方に挑むペースだ。それを少しでもいじり回したいだろうか? ドジャース、オオタニにとっての疑問はこのようになってきた」と伝える。
打撃、走塁、守備、投球を総合的に評価して選手の貢献度を表す指標「WAR」(ベースボール・リファレンス版)で、大谷は今季は10.1のペース。そうなれば、投球のWARが3.9だった昨年のWAR9.9を上回る。
ドジャースで“弱点”とされている中堅で大谷が平均的なプレーをしていると想定した場合、守備防御点が0でもWARが3.5になり、1位のムーキー・ベッツ内野手(ドジャース)を上回ってMLBトップに立つ。今季終了時のWARは11.6になる計算だ。1900年以降でこの数字に届いた野手はカール・ヤスレムスキー、ロジャース・ホーンズビー、ルー・ゲーリッグ、バリー・ボンズだけだという。備えた能力&投げる労力を外野に注げば「平均的な野手で終わるわけはない」
大谷が中堅を守ったことはNPBでもないが、その「スピード運動能力」と「投げる準備に向けていた労力を最高の外野手を目指すことに注げば、平均的な野手で終わるわけはない」、と記事は言及している。
一方で、ここにドジャースのジレンマがあるとも。大谷がピークの状態で投球できるようになれば、一大現象になり、MVP候補になり、将来殿堂入りが確実な選手になるだろうと予想する。だが、大谷の二刀流でのWARは昨年の9.9がベストだった。今季はバットだけでそれを上回るペースなのだと強調する。
実際には指名打者で試合に出場しながら、復帰に向けて投手としての調整を進めている大谷。ベーブ・ルースがそうだったように野手に専念することはあるのだろうか。(Full-Count編集部)
2024年05月21日 19:23
「日本ハム−オリックス」(21日、エスコンフィールド)
日本ハムがオリックス先発のエスピノーザを攻略。三回に3点を奪って同点に追いついた。
1死二塁から1番に抜てきされた中島が左前適時打。2死後、郡司が中前適時打を放ち1点差。マルティネスが左前打で続き、一、二塁からこの日1軍に昇格した水谷が左前同点適時打を放った。
中島は「チャンスで回って来たので次に繋げようと思い打席に入りました」、郡司は「福也さんに勝利を!」、水谷は「打ったのはスライダー。素直に嬉しいです」とそれぞれコメントした。
新庄監督は20日にインスタグラムで「明日はベテラン 中島君 1番 セカンド ファームでホームランキング 水谷君 5番 レフトで爆発してもらいます!!」と予告していた。
水谷の打席では両手を合わせて頭の上に掲げて祈るようなポーズ。同点打の瞬間はグラウンドに右人差し指を向けて喜びを表現していた。
2024年05月21日 19:05
「広島−阪神」(21日、マツダスタジアム)
広島・末包昇大外野手(27)が2試合連続となる2号3ランを放った。
2024年05月21日 18:49
中村来生は2021年育成ドラフト3位で広島入団…昨年オフに戦力外通告
昨季限りで広島を自由契約となった中村来生(らいせい)投手が、マイアミ・マーリンズとマイナー契約を結んだ。NPBで実績を残せなかった21歳右腕がMLB球団から評価された背景には、米アリゾナ州を拠点に活動しているトラベリングチーム「アジアンブリーズ」での活躍があった。
20日に都内で行われたマーリンズとの契約締結会見。中村は「メジャーという舞台には、まだまだ先が長いと思いますが、1つ1つ自分の課題をクリアしていった先に見えてくると思います。素晴らしい環境の下で、コツコツ地道にやっていきたいです」と希望に満ちた笑顔を浮かべた。
富山・高岡第一高から、2021年育成ドラフト3位で広島に入団。190センチの長身から投げ下ろすストレートが魅力だが、1年目の2022年はウエスタン・リーグで3試合0勝0敗、防御率13.50。2年目の昨季も同5試合1勝0敗、10.80に終わり、支配下登録を勝ち取れないまま戦力外通告を受けた。
「環境を1度ガラリと変えてみたかった」と言う中村が、再起の場に選んだのがアジアンブリーズだった。
アジアンブリーズは2019年2月、色川冬馬代表取締役CEOが立ち上げた。毎年2月後半から3月中旬まで、日本人を中心に25人前後の選手で編成し、数多くのMLB球団がキャンプを張る米アリゾナ州を拠点に、MLB球団傘下のマイナーチーム、メキシコ、韓国のプロ野球チームなどと十数試合を行っている。こうした“トラベリングチーム”は、米国には例があるが、日本人主体では唯一と見られる。2021年からは前DeNA監督のアレックス・ラミレス氏がGMを務めている。色川CEO「プレッシャーの薄い環境でプレーを続けてほしかった」
監督、コーチは米独立リーグの指導者が務め、これまでに米独立リーグなどに28人のプロ契約選手を輩出しているという。MLB球団と契約を結んだのは、中村が初めて。中村は今年、アジアンブリーズで6試合に登板して計6回無失点の快投を演じ、マーリンズの目に留まった。
「アメリカでやる野球は新鮮で楽しかった。楽しくやることが上手くなる一番の近道だと、改めて思いました」と中村。米国スタイルのチームでの経験を、「プレー以外のところでは、試合中にハンバーガーを食べている選手や、ベンチの床にひまわりの種を吐きまくる選手がいて、日本とは違い緩い雰囲気がありました。監督の話を選手がポケットに手を入れたまま聞くのも、日本ではありえないと思いました」と笑顔で振り返る。
NPBで発揮できなかった才能を、中村はMLBで開花させることができるだろうか。色川CEOは「日本では2軍を含めて勝つことが成功の基準ですが、MLBのマイナーには勝負とは別に、選手個々がメジャーリーガーになるための育成システムがあり、そのプロセスに乗せます。中村選手には勝つことのプレッシャーの薄い環境でプレーを続けてほしいと考えていました」と語り、米国のスタイルがマッチすると見ている。
現時点で中村の最速は「90マイル(約145キロ)」。ラミレスGMが「まずはもう10キロ速くしてほしいね」と注文をつけると、笑顔でうなずいた。“セカンドチャンス”をモノにして、後進の選手の希望になってほしい。(宮脇広久 / Hirohisa Miyawaki)
2024年05月21日 18:43
日本野球機構(NPB)は21日、「マイナビオールスターゲーム2024」(7月23日・エスコンフィールド、同24日・神宮球場)のファン投票第1回中間発表を行った。
セ、パ両リーグを通じて最多はパの柳田(ソフトバンク)の2万6389票で、セ最多は近本(阪神)の2万4696票。巨人勢では一塁手で岡本和が2万4133票でトップに立った。
ファン投票は6月23日に締め切られ、最終結果は7月2日に発表。選手間投票は同4日、監督選抜を含む出場メンバーは同8日に発表される。最後に両リーグ1人ずつを選ぶプラスワン投票の結果は同17日に発表される。
2024年05月21日 18:42
「日本ハム−オリックス」(21日、エスコンフィールド)
日本ハムの万波が衝撃の強肩を披露した。
2回2死一、二塁で、西川の右前打を処理すると、定位置少し前から低い弾道でノーバウンドのストライク返球。二塁走者・西野を間一髪で刺した。
このプレーに場内はどよめきとともに大歓声。オリックス・中嶋監督がリクエストしたため、リプレー検証映像が何度も場内に流れ、そのたびにどよめきが起こった。検証結果は判定通りアウトとなった。
2024年05月21日 18:42
「広島−阪神」(21日、マツダスタジアム)
リーグ2位の防御率1・30ながら、ここまで2勝3敗といまひとつ成績を伸ばせないでいる阪神・村上が、広島との首位攻防3連戦初戦で立ち上がりから苦しんでいる。
2024年05月21日 18:38
「日本ハム−オリックス」(21日、エスコンフィールド)
オリックス打線が昨年までの同僚で、今季からFAで日本ハムに加入した山崎を攻め立てた。
二回1死から紅林が四球を選ぶと、続く宗が右翼線二塁打でチャンスメーク。打席には試合前時点で月間打率・400と好調の太田が入った。
3ボールから左腕が投じた140キロ直球が高めに甘く入り、これを逃さない。きれいに中前へと弾きかえし、2点を先制した。
その後1死一、三塁から今季初スタメンの茶野が打席へ。カウント2−1からの直球を左前に落とし、追加点を奪取。昨年までの味方は今年の敵と、遠慮なく攻めかかった。
2024年05月21日 18:33
「広島−阪神」(21日、マツダスタジアム)
広島・矢野が床田を救った。初回無死一塁から、阪神・中野の球足の速い打球が二遊間を襲ったが、遊撃の矢野が渾身のダイビングキャッチ。見事にグラブに収めると、グラウンドに突っ伏した状態からバックハンドで二塁ベースカバーに入った菊池にトスを決め、俊足の一走・近本を二塁で封殺した。
床田は先頭の近本に対してストレートの四球を与えるなど、不安定な立ち上がりだっただけに左腕を救うビッグプレーとなった。テレビ大阪で解説を務めた元阪神の能見篤史氏も「これは大きなプレーですね」と絶賛する好守だった。
ネットでは広島ファンが「赤忍者がおる」「さすがの矢野」「安定感抜群」と喜び、阪神ファンは「ホンマ勘弁してくれよ」「敵ながらアッパレやけどヒット損した」といったコメントが集まっている。
2024年05月21日 18:21
大谷翔平はバント安打&四球で出塁…山本由伸の5勝目を援護した
■ドジャース 6ー4 Dバックス(日本時間21日・ロサンゼルス)
ドジャースの山本由伸投手は20日(日本時間21日)の本拠地・ダイヤモンドバックス戦に先発。6回1/3を7安打8奪三振2失点で今季5勝目(1敗)を挙げた。5連勝を挙げた右腕を支える1人が、大谷翔平投手だ。山本が登板した試合では打率.297、出塁率.395。数多く出塁して得点に貢献、右腕を援護している。
大谷はこの日、3打数1安打1四球。第1打席でセーフティバントを決め、第2打席では無死一、二塁で四球を選び、フレディ・フリーマン内野手の勝ち越し満塁アーチに繋げた。
山本が登板した10試合のうち、9試合に先発出場。打率.297(37打数11安打)をマークし1本塁打4打点、出塁率.395をマークしている。シーズントータルの打率.353、出塁率.424には及ばないが、一定の成績を残して後輩を援護している。
6回無失点で今季3勝目を挙げた1日(同2日)のダイヤモンドバックス戦を大谷は欠場。右腕はに先発登板し、6回5安打無失点で今季3勝目を挙げた。試合後の取材に応じ「僕の試合はあまり打ってないので。また大谷さんが僕が投げる時に打ってほしいなと思います」とジョークめかして語っていたが、しっかり援護している。(Full-Count編集部)
2024年05月21日 18:18
「広島−阪神」(21日、マツダスタジアム)
阪神・村上がまた天敵にやられた。
2024年05月21日 18:13
「巨人−中日」(21日、東京ドーム)
ダンス&ボーカルグループ「FANTASTICS」が、始球式を務めた。メンバー8人が並んで投球する壮観なシーン。スタンドは大きな拍手と歓声に包まれていた。
中島颯太は「楽しかったです。ワクワクしました。温かく迎えていただき、最高の気持ちで投げました」と感想を語っていた。
2024年05月21日 18:04
「広島−阪神」(21日、マツダスタジアム)
試合前のメンバー表交換が行われた。阪神・岡田監督は20日、「巨人に3連勝するやり方、聞かなアカンわ。どないして3連勝できるかな。明日聞くわ」と広島・新井監督に質問すると話していた。
ホームベースを挟んで握手を交わす際には、岡田監督が笑顔で新井監督に語りかける場面があった。それでも口数はあまり多くなかったようで、巨人攻略法を聞けたかどうかは不明。それでも、ベンチに戻る際に新井監督が苦笑いを浮かべるシーンがあり、岡田監督から何か言われたようだった。
2024年05月21日 17:51
■ドジャース 6ー4 Dバックス(日本時間21日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は20日(日本時間21日)、本拠地・ダイヤモンドバックス戦に「2番・指名打者」で出場し、3打数1安打、1四球で試合は6-4で勝った。試合前には米女子プロバスケットリーグ(WNBA)の「LAスパークス」に所属するルーキーのキャメロン・ブリンクとリッケア・ジャクソンが始球式を行い、ファンは「こういうドジャースのコンテンツを見たいんだよ」「腹筋がカッコいいわ」などと反響を呼んでいる。
始球式に登場したブリンク、ジャクソンは並んで投球。ブリンクはほぼストライク投球で、ジャクソンの一投は大きく右へそれた。2人は抱き合って喜び、ドジャースファンからも大歓声があがっていた。
ブリンクは2024年のドラフト1巡目全体2位で指名された22歳。名門スタンフォード大卒で、身長は大谷と同じ6フィート4インチ(約193センチ)だ。
同じロサンゼルスを拠点とする異競技の“交流”にファンも大喜び。SNS上には「ブリンクさんは優れたアスリートだ」「ドジャース悪くないじゃん」「ドジャースは珍しくいい仕事をした」「ブリンクさんには90年代のオーラを感じる」「こういうドジャースのコンテンツを見たいんだよ」とのコメントが相次いだ。
また日本語でも「ほんと、腹筋がカッコいいわ」「腹筋すげ」「左の人、凄い腹筋してるな」「ブリンク様の腹筋を拝む会」と女性アスリートを称賛する声も多かった。
ブリンクは始球式前に大谷ファンであることを明かし、「実はまだ会っていないんです。会えると祈っています。彼のことが大好きなんです。彼はニューバランスと契約したでしょ。私もニューバランスガールなんです。彼の奥さんもバスケットをやっていたのを知っているので、彼らのことが大好きなんです」とコメント。登板後には念願の“対面”がかなっていた。(Full-Count編集部)