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2024年04月17日 19:00
強豪クラブには、良質なボランチ(守備的MF)がいる。このポジションがうまくいけば、チームが機能することになる。たとえばリヴァプールは遠藤航が加入したことで、アレクシス・マクアリスターの能力がより引き出されている。 逆に、ここが定まらないといくら良い選手を揃えてもチームはうまくいかない。ブンデスリーガで長く我が世の春を謳歌していたバイエルンがこの例にあたり、無敵だったはずの王者の存在感が薄れているのもボランチが安定しないのが一因だ。ボランチは好守をつなぐ要所で、チームの原動力となる。強豪チームで欠かせない存在となっている現代の名ボランチたちを、クラブでの役割とともに紹介する。ロドリが出れば負けない ライス加入で得点力アップ プレミアリーグは三つ巴の激しい優勝争いとなっているが、3強はいずれもボランチが安定している。アーセナル、リヴァプール、マンチェスター・シティ。まずはこの3チームのボランチを見てみる。 シティは31試合を終えて3敗している。7節ウォルバーハンプトン戦、8節アーセナル戦、15節アストン・ヴィラ戦に敗れているが、ここには共通項がある。いずれもボランチであるロドリが出場していなかったのである。 特長をあげるといくつも浮かぶ。足元がうまく、視野が広い。判断もプレイも早く、パスも正確。戦況を読む力もあり、攻守で常に的確なポジションを取っている。身長190センチと体躯もあり、ボディコンタクトにも強い。 さらに、ロドリはシュート力もある。昨年夏に来日して横浜FMと対戦したときは、PA外から20メートル超えのロングシュートを実にしなやかなフォームで簡単に決めている。 シティは[4-1-4-1][4-2-3-1]などで戦うが、アンカーまたはダブルボランチの一角を務めるロドリがボールを持つと、全選手の意識がゴール方向へ向く。当然、相手は素早く潰しにいくが、ロドリは巧みなボールタッチでかわし、なおかつ同時進行で味方の動きを視野にとらえていて効果的なパスを出す。あるいは自らボールを前方に運ぶ。 攻撃のスイッチになっている一方で、オフ・ザ・ボールの動き、ポジショニングが的確で、攻撃から守備へ切り替わったときの対応も恐ろしく早い。相手PA内で即時奪回することもあり、このロドリのボール奪取能力がシティの連続攻撃を可能にしている一面もある。 アーセナルで同じ役割をこなすのがデクラン・ライスで、攻撃力、ボールを前方に運ぶ力に優れ、ドリブルをはじめるとスタジアム全体にゴールの予感が漂いはじめる。[4-3-3]のアーセナルのなかでアンカーが務めることがあれば、攻撃力を生かすべくインサイドハーフで出場する試合も多い。 シュートレンジも広く、古巣との対戦となった24節ウェストハム戦ではPA外から強烈なミドルシュートを冷静に決めている。フィニッシュの瞬間にうまく力が抜けていて、ゴールバーを越える“宇宙開発”が少ないタイプである。勝負強さもあり、4節ユナイテッド戦、15節ルートン戦では90分を過ぎてから貴重なゴールを奪っている。 ライスがボール奪取だけでなくさまざまな働きを見せるため、アーセナルは流動性ある攻撃が可能となっている。年明け頃からはセットプレイのキッカーを務めるようにもなっており、このキックがまた高精度。ライスはすでにリーグ戦で5つのアシストを決めていて、これはブカヨ・サカやマルティン・ウーデゴーに続く数字だ。 リヴァプールを支える2人 遠藤加入でマッカが輝く リヴァプールに加入し、同じ効果をもたらしたのが遠藤航だ。[4-3-3]のリヴァプールはアンカーの適任者が不在で、シーズン当初はアレクシス・マクアリスターが務めていた。プレイエリアが広く、トランジションが早いマクアリスターは十分に役目を果たしていたが、彼の攻撃力を生かすためにはインサイドハーフで起用したかった。これを可能にしたのが遠藤の加入だった。 遠藤をアンカーに、マクアリスターとドミニク・ショボスライがインサイドハーフを務める。いまのリヴァプールはこの3名で中盤を構成するのがベストで、実際に結果にもつながっている。遠藤、マクアリスターは“わかりあえる2人”で、プレスにいくポイント、早さが見事に連動している。 前線の誰かがボールロストする→マクアリスターが素早く回収にいく→ボールがこぼれる→遠藤がフォローする。遠藤とマクアリスターを入れ替えても成立する流れで、この2人は同じサッカー感でプレイしている。シティとの上位対決でロドリ、ケビン・デ・ブライネに仕事をさせなかったことで、2人の補完性にさらに注目が集まることとなった。 中盤での回収が早いことで、最終ライン、前線の選手も楽になる。モハメド・サラー、ダルウィン・ヌニェス、ルイス・ディアスの3トップにはどの試合でも多くのチャンスがある。今季は決定力を欠いている面があり、この3人が決めるべきところを決めていれば、いまごろリヴァプールは首位独走だったかもしれない。衰え知らずのクロース ギュンドアンも躍動 ラ・リーガで首位を走るレアル・マドリードには、オーレリアン・チュアメニ、トニ・クロースがいる。チュアメニは持って生まれた身体能力の高さに加えて、ボールタッチがやわらかくて足元の技術力が高い。レアルは[4-3-3]を基本とするが、万能型のチュアメニはアンカーだけでなく、CBでも稼働する。 プレイ、動きに変な癖がなく、シンプルに身体をぶつけてボールを奪い、持ち過ぎることなく前線に効果的なパスを出す。無論、自分で運べるときは前方にドリブルし、コースが見えたら多少の距離があっても積極的に狙う。チュアメニのロングシュート、ミドルシュートはエッ? というタイミング、場所から放たれ、ゴールネットを揺らす。 相手DFにとって“お手上げ”という状況で、だからといって複数の選手でケアするとフリーの選手やスペースができることになる。そして、チュアメニはこうした隙、チャンスを見逃さないサッカーセンスをも持ち合わせている。味方にとっては実に頼もしく、相手にとってはやっかいな選手である。 レアルの中盤にはクロースもいる。若いときから年齢を感じさせない老獪さがあったが、34歳となったいまはより洗練されたプレイを見せている。チュアメニがアンカーのときはインサイドハーフとして常に適確なポジションを取り、攻撃を組み立てる。チュアメニがCBに入ったときはアンカーを務め、冷静な判断で攻守のバランスを取る。 クロースは戦況を読む力、展開を読む力に優れ、攻守両面で大事なところに顔を出せる。キックの正確さは言わずもがなで、ロドリゴ、ヴィニシウス・ジュニオールといったスピードある選手が好むパスを出す。続けて、素早くゴール前にポジションを移してリターンを受け、展開力を生かして連続攻撃へとつなげることもできる。 2024年を迎えて、クロースはドイツ代表に復帰した。3月23日のフランスとの敵地での親善試合(フランス0-2ドイツ)では、レアルで同僚のチュアメニに対して激しくプレスにいくシーンもあった。お互いを知り尽くした質の高い両者の対戦は、EURO2024でも見られるかもしれない。 バルサではイルカイ・ギュンドアンが[4-3-3]のアンカーやインサイドハーフを務め、攻撃に厚みをもたらしている。運動量が多く、攻守両面でボールに絡む回数が多いギュンドアンは前線にボールを供給するだけではなく、自ら積極的にゴール前に飛び出してフィニッシュする。 チーム内にはアンカー候補としてギュンドアンの他にフレンキー・デ・ヨング、アンドレアス・クリステンセンなどがいて、いずれ献身的な守備ができてトランジションが早い。ウイングやインサイドハーフには連動する判断の早さ、プレイの早さが求められ、実際にいまのバルサには突破力のあるウイングが両サイドに配置されている。 同様にインサイドハーフにも攻撃の早さが求められるが、ギュンドアンは同ポジションでの出場も多く、タイミングを心得たボックス内への侵入で攻撃に厚みを生んでいる。古くはドルトムント時代からゴール前で仕事をするのが好きなタイプで、もともと得点力がある。33歳となった現在もイキイキとプレイし、バルサの中心となっている。無敗を引っ張るジャカ チャルハノールは新境地開拓 ブンデスリーガでは監督就任2年目のシャビ・アロンソに率いられたレヴァークーゼンが、無敗優勝に向けて快進撃を続けている。試合中に変動する[3-4-2-1]で戦うなか、ボランチを務めて献身的なプレイを見せているのがグラニト・ジャカだ。 ジャカは闘える選手、ファイターであり、常に持てる力を発揮するタイプである。アロンソ監督はどのポジションの選手も強度高くプレイすることを求めており、このスタイルにジャカはマッチしている。 ボランチは2枚でジャカとロベルト・アンドリヒというのがファーストチョイスで、この2人はどちらも汚れ役ができる。お互いの考えも共有されていて、絶妙な距離感でプレイするとともにお互いを信頼してプレイしている。守備能力が高いハードワークできる両名を中心に、レヴァークーゼンは28試合を終えて19失点と圧倒的な守備の固さを誇っている。 レヴァークーゼンはジャカがメンタル面で精神的支柱、プレイ面で心臓になることで、アンドリヒは攻撃面での良さを引き出され、高いポジションを取ることができている。同様に、ジェレミー・フリンポン、アレックス・グリマルドといった両サイドの選手。ヨナス・ホフマン、フロリアン・ヴィルツといった攻撃的MFたちも躊躇なく攻撃を仕掛けることができている。とくに、両サイドのフリンポン、グリマルドはゴールを狙う姿勢が高く、ここまで2人で17得点をあげている。 ここからレヴァークーゼンが失速することは考えにくい。2位バイエルンとの差はそろそろ勝点20近くにまで開こうとしていて、ジャカがマイスターシャーレを掲げる日は近そうだ(※編注:その後レヴァークーゼンは優勝決定)。 セリエAではインテルのハカン・チャルハノールがシモーネ・インザーギ監督のもと昨年からアンカーを務め、新境地を開拓した。フラットな[3-5-2]の中盤中央に配置され、レジスタとして長短の正確なパスを駆使して攻撃を組み立てている。 運動量が多く、頑張れるタイプの司令塔だったチャルハノールだが、うまさ、スマートさはあるものの現状を打破する“なにか”がないまま、年齢を重ねていた。変化をもたらしたのはS・インザーギで、ひとつポジションを下げてアンカーに起用した。 守備が求められるポジションだが、チャルハノールはしっかりとボールを追えるタイプで、すぐにこのポジションにフィットした。相手のプレスをかわす能力はもともと高く、前を向いてボールを持つ時間が増えたことで非凡なパスセンスが発揮されることとなった。 さらに、後方から攻撃参加することでより的確なポジションに入ることができ、フィニッシュするシーンも増えることに。現在10得点となっているが、二桁得点は2013-14にハンブルガーSVで11得点して以来だ。チャルハノールは30歳を迎えて再覚醒している。 レヴァークーゼンが無敗なら、インテルは31試合を終えてわずか1敗である。こちらも2位ミランを大きく引き離しており、スクデット獲得までそう遠くない。良いボランチがいるチームは、良い結果を残す。この法則は当たっているといえる。 文/飯塚 健司 ※電子マガジンtheWORLD(ザ・ワールド)第292号、4月15日配信の記事より転載
2024年05月22日 00:00
今季限りでリヴァプールを退任することが決まったユルゲン・クロップ監督。2015年のシーズン途中から指揮をスタートさせ、チャンピオンズリーグ優勝やプレミアリーグ優勝を成し遂げた。
ファンに愛された彼が9年間の指揮で行ってきた補強のなかから「最高の5名」を『Football Transfers』が選んでいた。モハメド・サラー
加入元:ローマ
加入年度:2017
移籍金:3650万ポンド(およそ72.54億円)
2017年の夏、ユルゲン・クロップ監督率いるリヴァプールはASローマからモハメド・サラーを3650万ポンドで獲得した。しかしその際、エジプトという決して強豪ではない国出身のウイングにそれだけの額を投じることは嘲笑の対象にもなった。
しかしながら、この3650万ポンドという額はバーゲンプライスであったとしか言いようがない。彼がリヴァプールの歴史上最高クラスの点取り屋になることを予想した者はほとんどいなかった。
猛烈なスピードと繊細なフィニッシュの組み合わせにより、9番のポジションでなくても得点王のランキングに絡む。彼は本当に稀有な存在であり、クロップ監督の掘り出し物だった。フィルヒル・ファン・ダイク
加入元:サウサンプトン
加入年度:2018
移籍金:7500万ポンド(およそ149.06億円)
2018年1月にサウサンプトンから加入したオランダ代表DFフィルヒル・ファン・ダイクは、リヴァプールがタイトルを争う存在になるために不可欠な存在であった。
当時ディフェンダーとしては最高額となる移籍金が支払われたが、その価値は間違いなくあった。その影響力により、それまで問題だと言われていた守備力をむしろ強みに変え、マティプやゴメスを飛躍的に成長させた。
そのリーダーシップ、空中戦の強さ、後方での冷静さ、圧倒的な一対一の強さでリヴァプールを世界最高のクラブに変え、プレミアリーグとチャンピオンズリーグのタイトルをもたらした。アリソン
加入元:ローマ
加入年度:2018
移籍金:6680万ポンド(およそ132.76億円)
ファン・ダイクをリヴァプールに連れてきたユルゲン・クロップ監督。さらに同じ年にディフェンスの強化を図り、アリソンをローマから6680万ポンドで獲得した。
これはあまりにも大きな補強だった。アリソンは並外れた配球スキルと一対一のセービングで守備に安定をもたらし、リヴァプールの課題であったゴールキーパーをむしろ強みに変えた。
プレミアリーグのレジェンドの1人となったアリソン、そしてファン・ダイクを中心とした最終ラインは、リヴァプールに欠けていた強固な守備を加えたのだった。アンディ・ロバートソン
加入元:ハル・シティ
加入年度:2017
年俸換算:800万ポンド(およそ15.9億円)
ユルゲン・クロップ監督の下で行なわれた補強の中で最も目立ったものではないが、最もお買い得だったのは彼しかいない。ロバートソンはわずか800万ポンドで獲得され、その何倍もの働きをクラブにもたらした。
ハル・シティでプレーしていた彼は2017年のマーケットでリヴァプールに加入し、それからしばらく経ったあとに左サイドバックのレギュラーに定着。それ以降何年もの間重要な存在であり続けた。
その仕事量の多さ、ピッチを上下動するスタミナ、安定した守備力、そして卓越したアシスト能力。クラブの歴史上でも最高クラスの左サイドバックだ。サディオ・マネ
加入元:サウサンプトン
加入年度:2016
移籍金:3500万ポンド(およそ69.56億円)
みんながゲーム上でお世話になった「ウイイレ史上最強戦士たち」
2016年の夏に加入したサディオ・マネ。お得意様になる前のサウサンプトンから加入したセネガル代表のストライカーは、ユルゲン・クロップ監督が率いるリヴァプールの象徴的な選手の一人になった。
前線からの激しいプレッシングと切り替え、そしてアグレッシブにゴールへと向かって混沌を作り出す能力。まさにクロップ監督が求める選手であった。
モハメド・サラー&ロベルト・フィルミーノとともに組んだ3トップは類稀な機能性を見せ、プレミアリーグを席巻する存在になった。
2024年05月21日 23:47
ポルトガルサッカー連盟(FPF)は21日、EURO2024に向けたポルトガル代表のメンバー26名を発表した。
EURO2024予選ではグループJに入り、10戦全勝と圧巻の成績を残したポルトガル代表。今予選参加チーム唯一の全勝を達成し、首位で本大会行きの切符を掴んだ。本大会ではトルコ代表、チェコ代表、ジョージア代表と同居するグループFに入っており、目指すのは2大会ぶり2度目の優勝だ。
そんなポルトガル代表を率いるロベルト・マルティネス監督が、EURO2024本大会を戦う26名のメンバーを発表した。不動の“エース”としてチームを支える39歳のFWクリスティアーノ・ロナウドは2004年大会から続けてEUROに参加。前回大会で自身が作った記録を塗り替える6大会連続の出場となる。また、41歳のDFペペも5大会連続の選出を果たした。同大会のピッチに立てば、元ハンガリー代表GKガボール・キラーイ氏が2016年大会で打ち立てた、40歳86日という大会最年長出場記録を塗り替えることとなる。
C・ロナウド、ペペといった“ベテラン組”に加えて、DFルベン・ディアス、MFブルーノ・フェルナンデス、MFジョアン・パリーニャ、FWベルナルド・シルヴァ、FWディオゴ・ジョッタといった、プレミアリーグで活躍するタレントたちも選出。サウジアラビアへ移籍してからもパフォーマンスが色褪せないMFオタヴィオ、MFルベン・ネヴェスも順当に名を連ねた。
大会前、ポルトガル代表は母国で3つの国際親善試合を予定している。6月4日にフィンランド代表と、8日にクロアチア代表と、11日にアイルランド代表と対戦予定だ。EURO2024は6月14日に開幕。ポルトガル代表は18日にチェコ代表と、22日にトルコ代表と、26日にジョージア代表と、それぞれ対戦する。
今回発表されたポルトガル代表メンバー26名は下記の通り。
■ポルトガル代表
▼GK
ディオゴ・コスタ(ポルト)
ジョゼ・サ(ウルヴァーハンプトン/イングランド)
ルイ・パトリシオ(ローマ/イタリア)
▼DF
アントニオ・シウヴァ(ベンフィカ)
ダニーロ・ペレイラ(パリ・サンジェルマン/フランス)
ディオゴ・ダロト(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
ゴンサロ・イナシオ(スポルティング)
ジョアン・カンセロ(バルセロナ/スペイン)
ネルソン・セメド(ウルヴァーハンプトン/イングランド)
ヌーノ・メンデス(パリ・サンジェルマン/フランス)
ラファエル・ゲレイロ(バイエルン/ドイツ)
ペペ(ポルト)
ルベン・ディアス(マンチェスター・シティ/イングランド)
▼MF
ブルーノ・フェルナンデス(マンチェスター・ユナイテッド/イングランド)
ジョアン・ネヴェス(ベンフィカ)
ジョアン・パリーニャ(フルアム/イングランド)
オタヴィオ(アル・ナスル/サウジアラビア)
ルベン・ネヴェス(アル・ヒラル/サウジアラビア)
ヴィティーニャ(パリ・サンジェルマン/フランス)
▼FW
ベルナルド・シルヴァ(マンチェスター・シティ/イングランド)
クリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル/サウジアラビア)
ディオゴ・ジョッタ(リヴァプール/イングランド)
フランシスコ・コンセイソン(ポルト)
ゴンサロ・ラモス(パリ・サンジェルマン/フランス)
ジョアン・フェリックス(バルセロナ/スペイン)
ペドロ・ネト(ウルヴァーハンプトン/イングランド)
ラファエル・レオン(ミラン/イタリア)
【ハイライト動画】ポルトガル代表の3月の戦いはこちらから!
2024年05月21日 23:40
28勝を挙げながらも、プレミアリーグ制覇に一歩届かなかったアーセナル。来季こそはと選手・サポーターも意気込んでいるはずだが、王者マンチェスター・シティ超えに何が必要なのか。
やはり今夏も補強は欠かせない。英『Evening Standard』が注目したのは、主力の稼働率だ。
今季のアーセナルではリーグ戦のプレイタイムが3000分を超えている選手が4人いる。全試合フル出場となったDFウィリアム・サリバが3420分、続いてMFデクラン・ライスが3231分、MFマルティン・ウーデゴーが3104分、サリバの相棒であるDFガブリエウ・マガリャンイスが3044分だ。
右サイドバックのベン・ホワイトも2994分、右サイドの攻撃に欠かせないFWブカヨ・サカも2936分と大忙しだ。
対して今季もリーグを制したマンCは、3000分以上プレイした選手が1人もいない。最長でもMFロドリの2938分だ。もちろん怪我の影響などもあるが、アーセナルの方が主力組に依存している色が強い。サリバ、司令塔のウーデゴー、セントラルMFライス、右サイドのサカが離脱でもした場合、マンCのペースについていけないだろう。
今夏には彼ら主力の負担を軽減できる選手を補強する必要があり、選手層の部分は強化しなければならない。指揮官のミケル・アルテタはターンオーバーをあまり使わないタイプの指揮官でもあるため、主力組に怪我人が出た場合の備えが欠かせない。
今季マンCが勝ち点91を稼いだことを考えると、来季も優勝を狙うには勝ち点90以上が目安となりそうだ。難解なミッションであることは間違いないが、アーセナルはその領域に届くだろうか。
2024年05月21日 22:21
イングランドサッカー協会(FA)は21日、EURO2024に向けた直前合宿に臨むイングランド代表のメンバー33名を発表した。
2024年05月21日 21:00
セリエA、ジェノアがアルベルト・ジラルディーノ監督と2025年6月までの契約延長を発表した。
クラブは2007-08シーズンから15シーズンに渡りセリエAの舞台で戦ってきたが、2021-22シーズンに19位となり降格の憂き目にあってしまった。翌シーズンは1部昇格を目指すものの、アレクサンダー・ブレシン前監督の元では不調から抜け出すことができず、シーズン途中から下部組織を指導していたジラルディーノ監督が就任。するとチームを立て直し、2位フィニッシュで見事セリエA復帰を達成した。
今シーズンは、そのジラルディーノ監督が1年を通して指揮し、現時点で11勝13敗13分で11位と、昇格組にしてはまずまずの結果に。シーズン序盤には鎌田大地が所属するラツィオやローマに勝利し、ナポリやボローニャ、ユヴェントスとも引き分けを演じた。強豪とも渡り合える実力を見せ、その手腕が評価され始めてきている。今回の契約延長でジラルディーノ監督はそのことを証明したと言ってもいいのではないか。
彼が就任以降、着実にステップアップしてきたジェノア。果たして来シーズンは、セリエAの上位に名を連ねることができるだろうか。その活躍に期待したい。
2024年05月21日 21:00
今季開幕から低空飛行が続き、5月8日に大槻毅監督を解任したJ2のザスパ群馬。
後任にはヘッドコーチだった武藤覚氏が就任。その後も3連敗を喫し依然最下位となかなか光が見えない状況だが、まだシーズンの折り返しを迎えていないだけに巻き返しは十分可能だ。
そんなザスパ群馬の新しい練習拠点とクラブハウスが完成し、19日に完成披露式典が行われた。『群馬テレビ』が伝えている。
前橋市富田町のローズタウンに誕生した「GCCザスパーク」は、天然芝2面、人工芝1面、人工芝フットサルコート3面にクラブハウスを備えた群馬サッカーの新拠点。
クラブハウスの商業棟には群馬のオフィシャルショップのほか、カフェやレストラン、さらに9月オープン予定の放課後等デイサービス「ザスパキッズ」などが入り、さまざまな人の利用が見込まれる。
施設は、ザスパ群馬とオフィシャルパートナーのカインズ、前橋市が連携。カインズの企業版ふるさと納税を活用する形で総額24億円をかけて整備された。
こちらは選手がクラブハウスを見学した時の様子。選手たちのくつろぎ空間としても使用されるコミュニティスペースでは「ここでCL決勝とか観られたら超いいな」といった声も。
ミーティングルームでは、2,200万円ほどの寄付により備品が揃えられたことなどが伝えられ、「ぜひ感謝の気持ちを持ちながらご利用いただければ」といったスタッフの話もあった。
いよいよ明日22日(水)10時にオープンする「GCCザスパーク」。【いよいよ明日🆕OPEN】
5/22(水)オープン記念イベント☀️#GCCザスパーク 内の「#CAFEBRICCO」にて、オープン日に #清水慶記 クラブアンバサダーの1日店長イベントを行います☕
3種類が1度に食べることができるのはザスパークのみ!
詳細はこちら👉https://t.co/lKkR8NEpGN#thespa #ザスパ群馬 pic.twitter.com/9avtMzy0c1
— GCCザスパーク_5/22OPEN🍴☕🎁⚽✨ (@TheSpark2024) May 21, 2024
初日は昨季限りで現役を引退し、今年からクラブアンバサダーを務める地元出身の清水慶記氏がカフェの1日店長を務めるようだ。
W杯出場選手も!ザスパ群馬の「歴代最強の日本人選手」はこの5名
なお、天然芝のサッカーコートは8月ごろ完成予定。このためザスパ群馬のトップチームのクラブハウス利用開始も8月以降となる。
2024年05月21日 20:46
レアル・マドリードは21日、同クラブに所属するドイツ代表MFトニ・クロースが、EURO2024をもって現役を引退することを発表した。
クロースとレアル・マドリードの現行契約は今季限りで満了を迎えるが、その去就には大きな注目が集まっていた。スペインメディア『マルカ』や『アス』など複数のメディアは、新契約締結に向けた動きは順調に進んでいると報じていたが、クロースはかねてより公言していた「高いレベルのまま引退したい」という思いのもと、今季限りでスパイクを脱ぐ決断を下した。
この決断を受けて、レアル・マドリードは「既にレアル・マドリードの歴史の一部であり、我がクラブと世界のサッカー界における偉大なレジェンドの1人であるトニ・クロースに、感謝と愛情を表したい。トニ・クロースは、その卓越したサッカースキルに加えて、常にレアル・マドリードの価値観を体現してきた存在で、このユニフォームのためにすべてを捧げてきた選手として、すべてのマドリディスタの心に永遠に刻まれるだろう。レアル・マドリードは、トニ・クロース、そして彼の家族の人生の新たなステージでの幸運を祈っている」などと声明を発表。
フロレンティーノ・ペレス会長も「トニ・クロースは、レアル・マドリードの歴史において最も偉大な選手の1人であり、これからもこのクラブは彼のホームである」とメッセージを送った。
なお、今季のラ・リーガは残り1試合のみとなっている。レアル・マドリードは25日、本拠地『サンティアゴ・ベルナベウ』にベティスを迎える予定だ。ラ・リーガの最終節が終了した後、レアル・マドリードは6月1日にドルトムントとのCL決勝を控えている。この試合がクロースにとって、レアル・マドリードの選手としてプレーする最後の公式戦となる。
CL決勝の後、クロースはドイツ代表に合流。6月14日より母国ドイツで開幕するEURO2024の戦いに参加し、同大会をもってサッカー選手としてのキャリアに幕を下ろす。
クロースは1990年1月4日生まれの34歳。2006年夏にハンザ・ロストックの育成組織からバイエルンのアカデミーへ加入し、2007−08シーズンのブンデスリーガ第7節エネルギー・コットブス戦でトップチームデビューを飾った。2008−09シーズンの途中にはレヴァークーゼンへのレンタル移籍も経験し、復帰後の2010−11シーズンからはバイエルンで定位置を確保。優れたボールスキルや卓越した戦術眼などを武器として、不動の中盤に君臨し、バイエルンでは公式戦通算205試合の出場で24ゴール49アシストを記録。ブンデスリーガとDFBポカールの優勝を3度経験しただけでなく、2012−13シーズンにはチャンピオンズリーグ(CL)制覇にも貢献した。
2014年夏にはレアル・マドリードへ完全移籍。即座に主力としての立ち位置を掴み、インテリオールだけでなくピボーテとしてもプレー。クロアチア代表MFルカ・モドリッチ、ブラジル代表MFカゼミーロ(現:マンチェスター・ユナイテッド)と魅力溢れる中盤の“トリデンテ”を形成し、レアル・マドリードの“黄金期”を支え続けた。
在籍10年目、34歳となった今季もそのパフォーマンスに衰えは見られず、ここまで公式戦46試合のピッチに立って1ゴール9アシストを記録。2シーズンぶり通算36度目のラ・リーガ制覇に大きく貢献しただけでなく、CLでも2年ぶりの決勝進出に貢献している。
クロースはレアル・マドリードで、公式戦通算463試合出場28ゴール98アシストを記録。在籍した10年間で獲得したタイトル数は「22」にのぼり、2015−16シーズンから始まったCL3連覇を含む4度の欧州制覇、4度のラ・リーガ優勝、5度のFIFAクラブワールドカップ優勝などに大きく貢献した。
また、レヴァークーゼンへレンタル移籍に出ていた2010年3月にドイツ代表デビューを飾ると、2013年頃からは不動の主力として活躍。FIFAワールドカップ、EUROともに3大会連続で出場し、数々の国際舞台も経験してきた。FIFAワールドカップブラジル2014では、中盤の主力として全7試合にフル出場し、2ゴール4アシストの活躍で母国の24年ぶり4度目の優勝に大きく貢献。EURO2020でドイツ代表がベスト16敗退に終わると、当時31歳のクロースは同大会をもってドイツ代表からの引退を表明していたが、母国開催のEURO2024を目前に控えた今年2月、ドイツ代表への電撃復帰を発表していた。これまでに国際Aマッチ通算で108試合出場17ゴール21アシストを記録している。
突然の現役引退発表により、公式戦のピッチでクロースの勇姿が見られる時間は残りわずかとなった。レアル・マドリードでの残り2試合、そしてEURO2024におけるドイツ代表の戦いは、より一層注目が集まるだろう。
2024年05月21日 20:11
ポルトガル2部オリヴェイレンセに所属する元日本代表FW三浦知良が21日に日本へ帰国し、メディアからの取材に応じた。
2024年05月21日 20:00
アルゼンチン代表は、コパ・アメリカ2024に向けて29名の暫定メンバーを発表した。その中にはリオネル・メッシの名も連なった。
まず、このメンバーで来月に開催される親善試合(9日エクアドル戦、14日グアテマラ戦)を戦う。その後、コパ・アメリカ2024本大会に出場する26名のメンバーが正式に発表される予定だ。
MLSのインテル・マイアミに所属するメッシは、チームのキャプテンに選出されることが濃厚で、メンバー内定が実現すれば、大会中に37歳を迎えることになる。今シーズンもヨーロッパの舞台からは去ったものの、足元の技術は今なお健在で、レジェンドの名に恥じぬ活躍を見せている。本人もコパ・アメリカへの出場に意欲を見せており、再び大舞台での活躍が見られそうだ。
メッシの他にも、リヴァプールのアレクシス・マクアリスターやチェルシーのエンソ・フェルナンデス、マンチェスター・シティのフリアン・アルバレスなどW杯優勝メンバーが軒並み選出されている。W杯当時は若手だった彼らもこの1年半プレミアリーグで揉まれ、成長を遂げてきたことだろう。そして今回、どのような代表チームになるのか期待が高まるところだ。
大会初戦は6月20日、アトランタの地でカナダ代表と対戦する。その後、第2戦はチリ、第3戦はペルーとグループリーグでは死闘が予想される。最強の布陣で臨むアルゼンチン代表はコパ・アメリカ2連覇なるか、その戦いに注目だ。
2024年05月21日 20:00
今季限りでの現役引退を発表し、週末にシント=トロイデンでのラストゲームを終えた元日本代表FW岡崎慎司。
この試合で着用していたスパイクが、ミズノから一般向けに発売される。Mizuno Wave Cup SS JAPAN
『ウエーブカップ SS JAPAN』は、2012年に発売された『ウエーブカップ SS』のレッドをラインカラーに落とし込み、“Samurai Soul”(侍魂)の意志を引き継ぐ、特別仕様として製作されたシューズ。
アッパー全面に採用された天然皮革は唯一無二のフィット感をもたらし、ランバードライン下の材料にも天然皮革を採用。
ミズノ独自の波形プレート「ミズノウエーブ」をかかと部分へ取り入れることにより、左右へのぶれの抑制と足への衝撃緩和を追求している。
スタッド配置とアウトソールは、サッカー選手のプレー中の動きを分析した結果を元に設計されており、精度の高いプレーとすばやい動きをサポートしてくれる点が魅力だ。
海外メーカーで広がるカンガルーレザー廃止の動き…ミズノのスパイク『モレリア』の開発者にそのことを聞いてみた
『ウエーブカップ SS JAPAN』は、400足の限定販売。ミズノ公式オンラインにて、5月24日(金)10:00から予約が開始され、9月より順次発送される。
2024年05月21日 19:51
J2の横浜FCは5月21日、公式Xを更新。ポルトガル2部オリベイレンセへ期限付き移籍していたFW三浦知良の帰国を報告した。
カズは昨年2月にオリベイレンセへレンタル移籍。夏までの契約だったが、同年7月に期間を延長し、加入2年目となった今季はリーグ戦5試合、カップ戦1試合の計6試合に出場した。
5月19日には、最終節のレイショエス戦(1−3)で59分から途中出場し、自身今シーズン最長となる31分間プレー。チームはリーグ15位でシーズンを終えている。
【画像】ポルトガルから帰国したキングカズ!
横浜FCは「横浜FCよりポルトガル・2部リーグのオリヴェイレンセに期限付き移籍中の三浦知良選手がシーズンを終え帰国しました。カズさん、お帰りなさい!」と題し、白い長袖Tシャツに青のサングラス姿で空港に到着した57歳ストライカーの写真と動画を公開した。
これにはファンも反応。「カズさんかっこいい...」「これからの動向は!?」「補強来た!」といった様々な声が上がった。
来季はプロ40年目を迎えるキングカズの今後の動向にも注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月21日 19:00
FW町野修斗が所属するホルシュタイン・キールとキットサプライヤーのPumaは20日、2024-25シーズンの新ユニフォーム(ホーム、アウェイ)を発表した。
2024年05月21日 18:57
古橋亨梧のライバルと評された男が苦しんでいる。
日本人5選手が所属するセルティックは、リーグ3連覇を達成した。今週末には、2冠を懸けて、宿敵レンジャーズと戦うスコティッシュカップの決勝に挑む。
そんななか、このスコットランド王者でプレーする韓国代表FWオ・ヒョンギュの現状を嘆いたのが母国のメディア『スポーツ朝鮮』だ。「(自身が)リーグ2連覇でも移籍を心配しなければならないオ・ヒョンギュ、『ライバル獲得後に消えた』と3点の酷評」と見出しを打った記事を掲載。次のように伝えた。
「オ・ヒョンギュはが真剣に未来を悩むべき状況だ。セルティックが成功したシーズンを過ごしたにもかかわらず、韓国の選手たちに対する見通しは明るくない。特に昨シーズンにセルティックに成功し、定着するように見えたオ・ヒョンギュの未来が心配だ」
【動画】旗手の絶妙クロスから古橋が同点弾!リーグ最終戦で公式戦19点目
同メディアは「ブレンダン・ロジャーズ監督は今シーズン冬の移籍市場で連れてきたアダム・アイダをオ・ヒョンギュより先に投入し始めた。オ・ヒョンギュには悲しいことに、アイダは移籍後18試合で8ゴール・2アシストをマークして躍動した。アイダが入った後、オ・ヒョンギュはベンチにも座れないことが多い」と、逸材の現状を嘆いている。
そして、地元紙『Daily Record』のシーズン採点が「3点」だったと紹介。「理由はやはり存在感不足だった。シーズン前半に主に交替で出場した中、セント・ミレン戦では重要な得点を叩き出した。だが、アイダが迎え入れられてから消えたという冷たい評価を下した」と綴り、こう続けている。
「ロジャーズ監督の主な戦術は4−3−3のフォーメーションである。ストライカーを1人しか起用しない。今シーズンも不動のエースとして活躍したフルハシが全面的な信頼を受けており、フルハシが抜ければアイダが投入されている。フルハシやアイダが怪我をしない限り、オ・ヒョンギュの席はないようだ」
記事は「2001年生まれで、ピークでプレーなければならない年齢で、ベンチに留まっているだけなのは耐え難いだろう。ベンチでも頻繁に出場できれば別だが、オ・ヒョンギュはメンバー外となるケースが多くなっている」とし、こう懸念を示している。
「オ・ヒョンギュの出場不足問題は韓国代表にも続く事案だ。セルティックという名門クラブでプレーしたとしても、活躍自体がなければ選出すべき名分が消える。選手として代表招集に対する欲がなくなど不可能なため、オ・ヒョンギュも悩むだろう」
23歳のストライカーの去就に注目が集まる。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月21日 18:50
レヴァークーゼンの史上初の無敗優勝で幕を閉じたブンデスリーガが年間最優秀選手を発表した。
見事に23-24シーズンのブンデスリーガ年間最優秀選手賞に輝いたのは、レヴァークーゼンに所属するドイツ代表MFフロリアン・ヴィルツだ。
レヴァークーゼンの下部組織出身であるヴィルツは2019年に17歳15日という若さでクラブ最年少デビュー。プロ5年目を迎えた今季はシャビ・アロンソ監督の下で大きく成長し、公式戦47試合で18ゴール20アシストと圧倒的な数字を残した。ブンデスリーガでは32試合11ゴール11アシストを記録するなど、クラブ初のリーグ制覇、そしてリーグ史上初の無敗優勝の立役者として君臨した。
そんなヴィルツだが、今季は3度の月間最優秀選手賞を受賞。優勝を決めたブンデスリーガ第29節のブレーメン戦では途中出場ながらハットトリックを達成しており、その活躍にはシャビ・アロンソ監督も「彼は70%でも良い選手だ」と手放しで褒め称えていた。
また、ヴィルツは今夏にドイツで行われるEURO2024のドイツ代表の候補メンバーにも招集されており、ブンデスリーガ公式サイトは「彼が大舞台でさらなる魔法を生み出すことを我々は楽しみにしている」と活躍を期待するコメントを残した。なお、レヴァークーゼンはヨーロッパリーグ、DFBポカールで決勝進出を決めているため、今季3冠の可能性を残している。
2024年05月21日 18:45
Jリーグ(公益社団法人日本プロサッカーリーグ)は20日、サウジアラビアのプロフットボールリーグ(サウジ・プロフェッショナルリーグ/SPL)と戦略的パートナーシップ協定を締結したことを発表した。
今回の戦略的パートナーシップ協定は、両リーグが緊密な連携を図ることで、東西アジアのトップランナーとしてアジアのフットボールをけん引する存在となることを目指すためのもの。協定内容としては「フットボール水準の向上を目的とした人材交流」、「両リーグの成長と発展を目的としたワークショップ、ビジネスカンファレンスの開催、育成などに関する情報共有等」、「交流イベント、親善試合などを通じた国際交流」などが挙げられている。協定期間は2024年5月20日から2025年12月31日までと伝えられた。
今回の戦略的パートナーシップ協定締結に際し、Jリーグの野々村芳和チェアマンがコメントを発表。「近年、サウジプロリーグのクラブはAFCチャンピオンズリーグにおいて目覚ましい成績を残しています。今回の戦略的パートナーシップにより、日本とサウジアラビア両リーグの連携・交流を深めることで、両リーグのフットボール水準を向上させ、アジアのフットボールの価値をともに高めていきたいと考えています」と綴った。
なお、現在Jリーグはタイ、ベトナム、ミャンマー、カンボジア、シンガポール、インドネシア、マレーシアのプロリーグと協定を結んでいる。これらの国籍を有する選手は、試合エントリー時において、外国籍選手ではないものとみなされているが、今回の戦略的パートナーシップ協定対象国となるサウジアラビアの国籍を有する選手はこれに該当しない。過去、スペインのラ・リーガやオーストラリアのAリーグとのパートナーシップを締結した際も同様の取り扱いを取っていた。つまり、仮にサウジアラビア国籍の選手がJリーグの各クラブに加入した場合、外国籍選手の枠を使う形で登録がされることとなる。