2024年04月17日 07:30
アイアンをうまく打つためには、キレのあるショットを打つ必要があります。では、どうすれば身につけられるのでしょうか。 大川コーチは軸の意識が重要だといいます。 右軸は×!インパクトは左重心がマスト “キレのあるアイアン”は打感と打音も大切です。いい感触と音を得るには、スイングの円弧の最下点をボールの先(左側)にして、ヘッドを地面や芝ではなくボールからコンタクトさせる。そのために「アイアンはダウンブローが理想」とされるのですが「腕を上下に動かす」は、ヘッドを鋭角に入れる動作にもつながります。 ダウンブローとスイングの最下点をボールの左側にするには、インパクト時の体の重心を左サイドに置くことが大事。「左軸」でのインパクトをイメージしてボールをヒットしてください。 アドレスとトップまではセンター軸でOK(○)。体が右に流れたり、過度な体重移動を行なうと右軸になってしまう(×)。 ダウンスイングからインパクトは左軸を意識する(○)。左軸でも軸が右に傾くのは×。ダフリ・トップが出やすくなってしまう。 ヘッドを鋭角に入れるダウンブローで打つから、スイングの最下点がボールの先にくる。「その逆で、最下点をボールの先にしたいからダウンブローで打つ、ともいえます」(大川) いかがでしたか? 大川コーチのレッスンを参考にしてみてください。 レッスン=大川夏樹 ●おおかわ・なつき/1988年生まれ、神奈川県出身。マンツーマンレッスンを中心に、多くのアマチュアゴルファーに好評を得ている理論派の人気コーチ(インスタグラムアカウントNATSUKI72_GOLF)。 写真=田中宏幸 協力=日神グループ 平川カントリークラブ
2024年05月21日 07:00
史上初めてゴルフのジュニアメジャー4冠を達成し「ゴルフ天才少女」と呼ばれる須藤弥勒(12)=ゴルフ5/太陽自動車=が20日、プロ野球の巨人、西武でリリーフエースとして活躍した鹿取義隆さん(67)から「勝負の心得」を伝授されたことを明かした。
19日に栃木・宇都宮市のロイヤルCCで一緒にゴルフを楽しみながら、プロ野球歴代12位の通算755登板を誇る鹿取さんにメンタル面のアドバイスと技術向上のヒントを授かったという。弥勒は「父(憲一さん)から『横手投げと下手投げの投手は本当にゴルフがうまい。体重移動や踏み込み方など勉強しなさい』と言われていました。鹿取さんのゴルフを見て、本当にその通りでした。球は飛ぶし、アプローチもパットの距離感も素晴らしかったです。プロゴルファー?と思うようなプレーでした」と往年の名投手のセンスに感嘆した。
4月に中学生となった弥勒は今年の8月6日に13歳の誕生日を迎え、日本女子プロゴルフツアーが定める出場可能な年齢に達する。8月6日以降にレギュラーツアーでデビューが予定されている。プロ野球の世界で19年間も生き抜き、現役引退後は指導者としても活躍する鹿取さんにプロスポーツの世界で必要な勝負の心得を教わった。
「何より練習が大事。試合では練習したプレーをするだけ。練習していないプレーや練習不足のプレーは試合ではしてはいけない」
鹿取さんの金言について、弥勒は「ピンチの時に限って、練習不足で確率の悪いプレーを選択してしまうことがあります。レギュラーツアーの戦いは厳しいことが分かっています。ピンチになった時、鹿取さんの言葉を思い出すようにします」と表情を引き締めて話した。弥勒に帯同した母みゆきさんは「鹿取さんに精神面のアドバイスをたくさんいただきました。特に、プレッシャーがかかった時の心の持ちようについて、丁寧に教えていただきました」と感謝した。
鹿取さんは弥勒の潜在能力を称賛。「体を上手に使って、理にかなった打ち方をしている。12歳とは思えない。騒がれるだけあります。プレッシャーもすごいだろうけど、急がずにゆっくりと育ってほしい」とエールを送った。
◆須藤 弥勒(すとう・みろく)2011年8月6日、群馬・太田市生まれ。12歳。1歳からゴルフを始め、東大出身の父・憲一さんの緻密な指導を受ける。17年に大会史上最年少で世界ジュニアに優勝。18年も連覇した。19年にマレーシア世界選手権、21年にキッズ世界選手権、22年6月にジュニア欧州選手権優勝し、ジュニアゴルフ界の4大メジャーを制覇。22年8月に横峯良郎氏に弟子入り。22年1月からアマチュアも無制限でスポンサー収入を得ることが可能になったことで、ダブル所属契約のゴルフ5と太陽自動車をはじめ15社・団体と推定総額3億6000万円以上のスポンサー契約を締結。家族は父、元フィギュアスケート選手でピアニストの母みゆきさん、兄・桃太郎君、弟・文殊君。150センチ、50キロ。
2024年05月21日 06:00
男子ゴルフのメジャー第3戦、全米オープン(6月13〜16日、ノースカロライナ州パインハースト・リゾート)の日本地区最終予選が20日、滋賀・日野GCで34人による36ホールのストロークプレーで行われ、石川遼(32)=カシオ=が通算9アンダーで河本力(24)=大和証券=と並んでトップ通過。清水大成(25)=ロピア=がプレーオフの末に3枠目に入った。
石川は66、65で回り、2年連続8度目の切符を獲得した。前日まで行われた関西オープンで今季自己最高の5位に入り、好調をキープ。5日間続いた108ホールの真剣勝負を終え、達成感をにじませた。自身25回目のメジャー挑戦。「毎年、自分のゴルフ感をアップデートできる機会。背伸びするというよりは、自分のゴルフをする」。1年間積み上げたものを試す、絶好の機会とする。(高木 恵)
2024年05月21日 06:00
公益社団法人日本プロゴルフ協会(PGA)の明神正嗣会長(64)が20日、東京・墨田区の報知新聞社を訪れ、公益財団法人報知社会福祉事業団の依田裕彦理事長に寄付金200万円を寄託した。
今年1月1日に発生した能登半島地震の復興支援に充てられる。3月に就任したPGAの明神新会長は「社会に対して責任を果たし、貢献していくことが大事だと思っております」と目録を手渡した。依田理事長は「ありがとうございます。有効に使わせていただきます」と受け取った。
2024年05月21日 06:00
4月前半に公開した「ワッグルONLINE」の記事の中で、アクセス数が多い人気のレッスン記事を紹介します。
2024年05月21日 05:00
プロゴルファーの金田久美子が自身のInstagramを更新。タンクトップ姿のプライベートショットを公開しました。 金田プロ、魅惑のタンクトップ姿に「ますますファンになりました」
金田プロは「美味しいもの食べて」「わん達と遊ぶと元気出る」とコメントし、数枚の写真をアップ。写真ではスターバックスのドリンクを片手にリラックスした金田プロや、愛犬と戯れているもの。また食事を楽しむ姿などが公開されています。
この日は白のタンクトップに同系色のパンツというコーディネート。靴には白と黒を基調としたNikeのスニーカーを着用しています。スポーティーでカジュアルなスタイルでオフを楽しんだ金田プロですが、コメントでは「今週のコースむずい」と今季メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」に対して不安な気持ちを打ち明ける場面も。
最後に「感謝の気持ちを忘れずに、ふぁいてぃん!」と意気込みをつづって投稿を締めた金田。この投稿にファンからは「か、か、か、かわいすぎる!」「ますますファンになりました」「何着ても似合いますね」などのコメントが寄せられました。
また別日には、ギャル感を全開にした、私服コーデを披露しました。 「ギャルくみちゃん最強」金田プロのギャルコーデにファン興奮
金田プロは「格好ギャルっちゃった日。この日は気分もギャルでした」と書き出し、私服ショットをアップ。この日は白のジャケット、黒のタンクトップにショートパンツ、黒の厚底スニーカーという出で立ちで、写真では笑顔でピースサインをする姿などが公開されています。
また日焼けした美脚を披露しているものの「日焼け止めをはしょったら足が真っ黒になりました。がびーん」とコメント。続けて「改めて日焼け止めって大事なんですね。ちなみに日焼け止めは雪肌精が好きです」と愛用している日焼け止めを告白しました。
この投稿にファンからは「足が長くてとても綺麗ですね!大好きです」「ギャルくみちゃん最強」「キンクミ相変わらず可愛くてスタイルバッチリですね」「日焼けが素敵過ぎます」といったコメントが寄
いかがでしたか? ぜひ金田プロのツアーでの活躍をチェックしてみてくださいね!
【参考】
※kinkumiringo93/Instagram
2024年05月20日 19:18
「男子ゴルフ・全米オープン・日本地区最終予選」(20日、日野GC=パー70)
36ホールで争われ、通算9アンダーの石川遼と河本力、8アンダーの5人によるプレーオフを勝ち抜いた清水大成の3人が出場権を獲得した。石川は昨年に続く最終予選突破で8度目の出場。河本、清水は初出場。
ぶっつけ本番のコースで65、66の好スコアをマークした石川は「3パットもなかったし、ショットも良かったので、今日もいい経験ができたなと思う」と振り返った。ヤーデージブックでコースを確認しながら「見えないブラインドのところでショートカットするのはちょっと危ないかなと思っていた。1周目は3番ウッドでティーショットを打ったり、突き抜けないように打ったり。でも1周目でドライバーでも越えるなと思ったところは2周目にドライバーで打ったり」と工夫しながらのプレーだった。
メジャー第3戦の全米オープン選手権は6月13日から米ノースカロライナ州のパインハーストリゾート&CCナンバー2コースで開催される。
「毎年自分のゴルフ感(観)をアップデートできる機会。去年行ってめちゃくちゃ収穫があって、今日まで活き活かし続けている。全米オープンの経験でここをもっと高めていけばチャンスがあるんじゃないかと、毎日毎日やっているので、そういう意味では出場できるに越したことはない」
2年連続8度目の大舞台を「すごく前向きな気持ちで去年も行けたし、すごく楽しみな気持ちでいっぱい」と心待ちにした。
2024年05月20日 18:36
男子ゴルフの海外メジャー第3戦、全米オープン(6月13〜16日、ノースカロライナ州パインハースト・リゾート)の日本地区最終予選が20日、滋賀・日野GC(6910ヤード、パー70)で34人による36ホールのストロークプレーで行われ、石川遼(32)=カシオ=は通算9アンダーで河本力(24)=大和証券=と並んでトップ通過を果たした。「前向きな気持ちで去年も行けたし、すごい楽しみな気持ちでいっぱい」と笑顔を見せた。
石川は66、65で回り、2年連続8度目の切符を獲得した。前日19日まで行われていた関西オープンの決勝ラウンドでは連日ボギーなしの65をマークし、今季ベストの5位フィニッシュを決めており、この日も好調をキープ。初めてのコースとあって、最初の18ホールは手探り状態でのラウンドだったが「3パットもなかったし、ショットも非常に良かった。今日もいい経験が出来た」。5日間続いた108ホールの真剣勝負を終え、疲労よりも達成感をにじませた。
自身25回目のメジャー挑戦となる。現在は日本を主戦場とする石川にとって、メジャーの舞台は「毎年、自分のゴルフ感をアップデートできる機会」でもある。「去年の全米オープンを経て、めちゃくちゃ収穫があって、今日まで生かし続けている。もう出汁(だし)がでないくらいまで、つぶしまくるというか」。
決勝ラウンドに進み63位だった昨年大会を思い返しながら、高めていくべき課題と向き合ってきた。「そうして毎日毎日やってきた。そういう意味では、普通にできるに越したことはない。背伸びするというよりは、自分のゴルフをするしかない。それを普通に伸ばしていくしかない」。1年間積み上げてきたものを試す、絶好の機会になるはずだ。
2024年05月20日 17:05
女子ゴルフ米国ツアー、みずほアメリカズ・オープン(2024 Mizuho Americas Open)は19日、米ニュージャージー州ジャージーシティー(Jersey City)のリバティ・ナショナルGC(Liberty National Golf Club、パー72)で最終日が行われ、世界ランキング1位のネリー・コルダ(Nelly Korda、米国)が1アンダー「71」で回り、通算14アンダーで今季6勝目を挙げた。
2024年05月20日 16:44
男子ゴルフの海外メジャー第3戦、全米オープン(6月13〜16日、ノースカロライナ州パインハースト・リゾート)の日本地区最終予選が20日、滋賀・日野GC(6910ヤード、パー70)で開催された。
34人が36ホールストロークで争い66、65で回った石川遼(32)=カシオ=が通算9アンダーのトップで2年連続8度目の切符を手にした。
前日19日まで行われていた関西オープンの決勝ラウンドは連日ボギーなしの65をマークし、今季ベストの5位フィニッシュだった。この日も好調をキープ。「3パットもなかったし、ショットも非常に良かった。今日もいい経験が出来た」と笑顔で振り返った。
河本力(24)=大和証券=が68、63で回り、同じく9アンダーで1位通過。初のメジャー大会出場を決めた。「めっちゃ楽しみ。メジャーで優勝することが僕の目標なので、頑張りたい」と意気込みを語った。
3枠目は清水大成(25)=ロピア=が獲得した。8アンダーで並んだ片岡尚之(26)=CS Technologies=、平田憲聖(23)=エレコム=、木下稜介(32)=ハートランド=、スコット・ビンセント(ジンバブエ)との5人によるプレーオフを制した。
2024年05月20日 10:32
男子ゴルフのメジャー第2戦、第106回全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)は19日、米ケンタッキー州ルイビル(Louisville)のバルハラGC(Valhalla Golf Club、パー71)で最終日が行われ、久常涼(Ryo Hisatsune)は4アンダー「67」で通算11アンダーに伸ばし、18位タイに入った。
松山英樹(Hideki Matsuyama)はイーブンパーでスコアを伸ばせず、通算8アンダーの35位タイだった。
世界ランキング3位のザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)が、メジャー史上最少の通算21アンダーでメジャー初優勝を果たした。
■関連記事
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・世界1位シェフラーを一時拘束 全米プロ会場外で警察とトラブル
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2024年05月20日 10:20
男子ゴルフの今季メジャー第2戦、第106回全米プロゴルフ選手権(2024 PGA Championship)は19日、米ケンタッキー州ルイビル(Louisville)のバルハラGC(Valhalla Golf Club、パー71)で最終日が行われ、世界ランキング3位のザンダー・シャウフェレ(Xander Schauffele、米国)が、メジャー史上最少の通算21アンダーでメジャー初優勝を果たした。
東京五輪金メダルのシャウフェレは、最終日に「64」をマークした2020年の全米オープン選手権(2020 US Open Championship)覇者ブライソン・デシャンボー(Bryson DeChambeau、米国)から後半に猛追されたが、パー5の最終18番でバーディーを決めて「65」とし、1打差で逃げ切った。
通算21アンダーはメジャー大会における72ホールの史上最少スコアとなり、過去4度記録された通算20アンダーを上回った。ツアー優勝も2022年のスコティッシュ・オープン(Genesis Scottish Open 2022)を最後になかったが、今大会では初日にメジャー最少タイの「62」をマークするなどし、勝利を手にした。
ラウンド後には久々の優勝に「(18番の)パットが入ったときは正直少し感情があふれた」と明かし、「1週間を通して自分のプレーをしようと言い聞かせた。それがきょうは難しかったが、とにかく自分のやろうとしていることに集中することを最後まで心がけた」と語った。
前回2位のビクトル・ホブラン(Viktor Hovland、ノルウェー)が通算18アンダーで3位に入り、シャウフェレと並ぶ首位タイで最終日を迎えたコリン・モリカワ(Collin Morikawa、米国)はイーブンパーとスコアを伸ばせず、通算15アンダーで4位タイとなった。
世界1位のスコッティ・シェフラー(Scottie Scheffler、米国)は通算13アンダーで8位タイ。メジャー通算4勝のロリー・マキロイ(Rory McIlroy、北アイルランド)は通算12アンダーの12位タイで、10年ぶりの大会制覇はならなかった。今大会でのキャリアグランドスラムを目指したジョーダン・スピース(Jordan Spieth、米国)は通算6アンダーの43位タイに終わった。
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2024年05月20日 09:24
【ルイビル(米ケンタッキー州)=平沢祐】男子ゴルフの今季メジャー第2戦、全米プロ選手権は19日、ケンタッキー州ルイビルのバルハラGC(パー71)で最終ラウンドが行われ、24位から出た久常涼が5バーディー、1ボギーの67で回り、通算11アンダーで18位だった。
2024年05月20日 09:00
「前作を超えなければ、新製品は発売しない」というピンの開発哲学によって生み出された2つの飛び系アイアンをQPが試打インプレッション! 見た目◎高さ◎打感◎スコア◎の名器とは 飛び系ツアーアイアンi530
SPEC●ヘッド素材/マレージング鋼C300(フェース)、17-4ステンレススチール(ボディ)●ロフト角/27.5度(#7)●ライ角/62度●番手/#4~9、W、U●シャフト(フレックス)/N.S.PRO750GHneo(R、S)ほか●価格/1本・3万1900円~
高弾道ビッグキャリーの飛び系G730
SPEC●ヘッド素材/17-4ステンレススチール●ロフト角/26.5度(#7)●ライ角/62度●番手/#5~9、W、U、50、56●シャフト(フレックス)/N.S.PRO750GHneo(R、S)ほか●価格/1本・2万8600円~
予定王道のブレードアイアンのような「i530」は、見た目以上に寛容性が高くて、何球打っても球筋がそろってくれます。
飛び系なのに打球が上がってグリーンで止まるので中上級者でも満足するはず。打感も格段によくなっていて中空特有の空洞感が一切なく、心地よいやわらかさは打っていて気持ちいい。私も欲しくなりました。
大ヒットした前作モデルの飛び系の後継「G730」は、ピン史上もっとも飛んでもっともやさしい。超簡単で100切りを目指す人が打ってもやさしく感じる飛び系です。7番アイアンのロフトは26.5度ですが、打った印象だとロフト30度より打球が上がります。
正直、今までの飛び系アイアンは「打球が低い」「打感がよくない」という印象がありましたが両モデルともその欠点を完璧に解消。飛び系アイアンに名器が誕生したという印象です。 構えやすい見た目で安心感のある「顔」
「i530」はシャープなヘッドでさまざまな球筋を打ち分けるイメージが出せる。「G730」はワイドソールになっているが、構えるとすっきりした顔つきでアドレスしやすい。 中空もキャビティも打感がGOOD!
「i530」はEVAポリマーを内蔵して打感をやわらかくしただけでなく、ヘッド内部にはサウンドリブも搭載。「G730」は「G430」で好評だったピュアフレックスを搭載してソフトな打感を実現 飛ぶロフト設計でも「高さ」は妥協しない!
「i530」はフェースのたわみを最大化しつつ低重心設計にしたことでロフト以上の高打ち出し。7Iでロフト26.5度の「G730」もフェース全体がたわみ高初速を生み出し、ビッグキャリーとなる 「カッコいいのに簡単!i530、買います」 ストロングロフトなのに打ち出しが高い 「i530」は昔はブレードアイアンを使っていたベテランゴルファーで最近飛距離が落ちてきた人にピッタリ!私もです(笑)
「i530はブレードアイアンと飛び系アイアンを絶妙に融合した。昔、ブレードを使っていたけど飛距離が落ちてきた操作性を求める人におすすめです」 「G730」はやさしく飛ばしたい人に!本当に曲がらないしダフっても上がって、飛ぶ
「ピン史上最大の慣性モーメントで上下左右のミスヒットに強い。アイアンが苦手な人でも飛んで曲がりにくい!」 番手別設計だからスコアがまとまる
ロングアイアンは低重心化でボールが上がりやすく、ミドルアイアンはMOIを高めてミスヒットに強い番手別設計。スコアがまとまるアイアンに仕上がっている。 G730のウエッジ、イイね!
G730は前作よりソール幅は広く、ブレード長は短い。ウエッジは4本のラインナップで、つながりがとてもよい。
試打会情報はQRコードからチェック
いかがでしたか? 登場した飛び系アイアンの名器を検討してみてください!
試打・解説=関雅史
●せき・まさし/QPの愛称で活躍するギアのスペシャリスト。PGAティーチングプロA級の資格ももつ。
●商品の問い合わせ/ピンゴルフジャパン clubping.jp
構成=野中真一
写真=田中宏幸
協力=取手桜が丘GC(アコーディア・ゴルフ)
2024年05月20日 06:40
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン 最終日(19日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
首位と1打差の2位で出た幡地(はたぢ)隆寛(30)=ディライトワークス=が5バーディー、2ボギーの67で回り、通算14アンダーでツアー初勝利を挙げた。19位から出た石川遼(32)=カシオ=は連日の65をマークし、通算8アンダーで今季自己最高の5位に入った。
ウィニングパットを沈めた幡地は、右拳を何度も揺らした。9年目にして迎えた歓喜の瞬間。「達成感と苦しい一日からの解放感と。その両方がこみ上げた」。ドライバーショットはキャリーで310ヤードを誇るツアー屈指の飛ばし屋は応援にかけつけた妻・志保さん(33)の涙顔に、こみ上げる感情を抑えた。
15、16番の連続バーディーで後続を突き放して迎えた最終18番。3日目に第1打を右林に打ち込んだホールだ。「絶対に3アイアンを持つ」と決めて上がったティーグラウンドでその選択肢は消えた。握ったのは、武器のドライバー。思い切り振り抜きフェアウェーを捉え「満足のいく勝ち方ができた」と胸を張った。
昨年のダンロップフェニックスでメジャー5勝のブルックス・ケプカ(米国)と回り「好奇心と向上心に火がついた」。ゴルフとの向き合い方が変わった。20日に全米オープン予選が控える。「今から練習したいくらい」。「未完の大器」と呼ばれた男が本気になった。(高木 恵)
◆幡地 隆寛(はたぢ・たかひろ)1993年6月30日、広島・三原市生まれ。30歳。10歳で兄、姉と一緒にゴルフを始め、岡山・作陽高時代に日本ジュニア3位。宮城・東北福祉大では2014年日本アマ16強、4年時の15年、関東学生選手権で優勝。16年からプロとしてツアーに参戦。昨季は関西オープンの2位を含むトップ5入りが4回で賞金ランク18位。今年3月の豪州とアジア共催のニュージーランドオープン優勝。188センチ、98キロ。
2024年05月20日 06:20
◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 最終日(19日、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C=6731ヤード、パー72)
1打差2位から出た竹田麗央(りお、21)=ヤマエグループHD=が6バーディー、2ボギーの68と伸ばして通算14アンダー、逆転で今季3勝目を手にした。自慢の飛距離とパットがかみ合い、自身初の4日間大会V。30日開幕の海外メジャー、全米女子オープン(ペンシルベニア州ランカスターCC)へも弾みをつけた。山下美夢有(みゆう、22)=加賀電子=、河本結(25)=リコー=が2打差2位。
豪快なショットを武器に竹田が、全長6731ヤードの長いコースを攻略した。「自信を持って優勝することができた」。4日間の平均飛距離284・63ヤードは堂々の1位で、1打で50ヤードも引き離すなど同組の山下、河本を圧倒。パットもかみ合い「4日間大会で勝ちたいと思っていたのでうれしい」と納得の笑みを浮かべた。
第2、3Rでともにボギーだった1番で、奥のラフからチップインバーディーを奪い首位に並んだ。「本当にラッキー。乗っていける感じだった」と3番まで続けて伸ばし、単独トップに立った。初優勝した今季は早くも3勝目。大会を見守ったブリヂストン・アスリート・アンバサダーで日米通算24勝の宮里藍さん(38)は「飛距離だけではなく、小技の感覚やパッティングのバランスがすごくいい。米ツアーに行っても通用する」と絶賛。21歳の潜在能力は計り知れない。
前週は今季2度目の予選落ちとなり、地元・熊本に帰って英気を養った。「オーダーしていた野球のグラブが届いて、型をつけていた」。野球をしている弟・征士朗さんと自宅で楽しくキャッチボール。気分転換に成功すると、見事に優勝を“キャッチ”した。
30日からは全米女子オープンを控える。27日付の世界ランキング75位以内で出場権を得られる舞台に向け、現在64位の竹田は既に動画でコースを研究したという。初の渡米でもあり「一軒家を借りるのでバーベキューが楽しみ」と胸が躍る。
年間ポイントでは2週ぶりに首位に返り咲いた。叔母の平瀬真由美は1994年に4勝を挙げて賞金女王に輝いただけに「超えたい」と意欲を見せた。海外志向もあるが、米ツアー挑戦については「(国内)メジャーを勝ってから」と年内の予選会受験への明言は避けた。次週の日本ツアーを経て、米国入りする。波に乗る飛ばし屋が海を越えて真価を発揮する。(富張 萌黄)