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2024年04月16日 22:26
女子プロレス団体のアクトレスガールズは16日、公式Xを更新。前日に6選手とアドバイザーの風香氏が退団することを告げた公式リリースを取り下げるとし、「誤った事が含まれた可能性のある内容でリリースし、関係者へご迷惑をおかけした事をお詫び申し上げます」と謝罪した。 アクトレスガールズは前日、退団が12日に突然通達され「14日の新木場公演を最後に、それ以降の公演には一切出演できないなど耳を疑う一方的な内容でした」と説明。新団体旗揚げの動きにも触れて風香氏を批判し、「補償問題も含め関係者と協議していきます」などと記していた。 これに対し、風香氏はブログで「公式からとんでもない切り抜き記事のような発表が出てびっくりしました。これ以上、都合悪いことを隠したり、妄想や、説明済みのことをなかったことにして吹聴するならほぼ全ての出来事に説明できる物があるので」などと反論した。 その後、アクトレスガールズは「昨日の退団のご報告文の中に、一部、事実と異なる内容が含まれている可能性がある事が判明したため、一度本文を取り下げをし、再度、確認後に改めてご報告させて頂きます」としている。
2024年05月17日 16:03
新日本プロレスはHENARE(31)が30日後楽園ホール大会で復帰することを発表した。
HENAREは今年2月大阪大会の「ユナイテッド・エンパイア」と「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」の5対5ドッグパウンドケージマッチに出場。試合中に頭部裂傷のダメージを負ったことで、以後の大会から長期欠場していた。
そして5月11日(日本時間12日)の米国・カリフォルニア大会で復帰を宣言。NEVER無差別級王座への挑戦を表明し、6月9日大阪城ホール大会で現王者・鷹木信悟への挑戦が決定した。
王座戦に先駆けて復帰戦も正式決定。HENAREは30日後楽園大会でフランシスコ・アキラと組み「ハウス・オブ・トーチャー」のSHO、高橋裕二郎組と対戦する。本来であれば前哨戦で鷹木と肌を合わせたいところだっただろうが、現在はジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」の真っ只中とあって、ヘビー級選手はリーグ戦公式戦の前哨戦のメンバーとして出場するケースが多い。鷹木も同大会で内藤哲也、高橋ヒロムと組んで石森太二、ドリラ・モロニー、外道組と対戦する。
2024年05月17日 14:41
米国・AEWの次回PPV「Double or Nothing」(26日=日本時間27日、ネバダ州ラスベガス)で、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(38)が竹下幸之介(28)と挑戦権をかけたエリミネーターマッチを行うことが16日(日本時間17日)に発表された。
モクスリーはここまで同王座を3度の防衛に成功中。4月にAEWマットでパワーハウス・ホブスを下し初防衛に成功後、竹下からベルト挑戦をアピールされていた。さらに15日(日本時間16日)放送の「AEW DYNAMITE」ではタッグマッチでの勝利後に竹下から襲撃を受け、遺恨が深まっていた。
これを受けトニー・カーン社長は次回PPVでのエリミネーターマッチを発表。これはタイトルマッチではないが、竹下が勝利した場合、王座への挑戦権が手に入る形式だ。
ちなみにモクスリーはすでに6月9日の新日本プロレス大阪城ホール大会でEVILとのV4戦が決定済み。仮に今回のエリミネーターマッチに敗れた場合、竹下の挑戦は早くても大阪城以降になると見られる。
モクスリーが大阪城でベルトを失ってしまった場合も竹下の挑戦権はそのまま生き続けて、EVILとの王座戦が行われることになるのか? それともまさかホブスとのV1戦同様、新日本での興行を待たずしてAEWマットでモクスリーと竹下のタイトルマッチが強行されてしまうのか? 結果次第では大きな混乱を呼びそうなエリミネーターマッチは日米のファンの注目を集めそうだ。
2024年05月17日 14:07
「ボクシング・WBOアジアパシフィック・ライト級タイトルマッチ」(7月9日、後楽園ホール)
王者の保田克也(大橋)が、10位のプレスコ・カルコシア(比国)の挑戦を受けて、3度目の防衛戦を行うことが17日、所属する大橋ジムから発表された。戦績は保田が13勝(8KO)1敗で、カルコシアは12勝(9KO)3敗1分。
保田は今年1月9日、佐伯瑠壱斗(岐阜ヨコゼキ)を9回TKOで下して2度目の防衛に成功しており、現在の世界ランクはWBO11位。2度目の防衛後には「僕も年も年(注・現在は32歳)なので、世界挑戦を考えていきたい。そこに一番近道でいけたら」とコメントしており、結果はもちろんのこと、内容も問われる一戦となる。
また、昨年11月27日、日本ミニマム級タイトルマッチで王者の高田勇仁(ライオンズ)に挑戦するも判定負けした同級1位・森且貴(大橋)が、再起戦となる8回戦でパリニャ・カイカンハ(タイ)と対戦する。
この他の決定カードは次の通り。いずれも8回戦となる。
・スーパーバンタム級 石井渡志也(Re:BOOT)−エドワード・ヘノ(フィリピン)
・ライトフライ級 石井武志(大橋)−プラチャノン・ミンプラチャ(タイ)
・バンタム級 田中湧也(大橋)−アナンタチャイ・ドゥアンヤイ(タイ)
2024年05月17日 07:34
プロレスリング・ノア、DDT、東京女子プロレスなどを運営するプロレス事業会社「CyberFight(サイバー・ファイト)」は16日、都内の会見で新体制を発表した。
2024年05月17日 06:26
プロレスリング・ノアは16日、佐々木憂流迦とEitaが入団したことを発表した。
佐々木は、1989年10月7日、静岡・伊豆の国市生まれの34歳。高校時代はレスリング部に所属し、全国高校生グレコローマン選手権ベスト16進出を果たす。2014年にUFCと契約を交わして戦歴を積み今年1月2日の有明アリーナ大会での杉浦貴戦でプロレスデビューした。身長180センチ、体重90キロ。得意技は、スリーパーホールド、弁天、シャイニングトライアングル、ファーアウト。
入団について佐々木は「自分は20歳でプロデビューして、修斗、UFC、RIZINと13年間格闘家として戦ってきました。2023年1月1日、グレート・ムタvs中邑真輔を観て、かつてないほど心が動いて。幼少期の頃に憧れたプロレスラーという夢、再度心の中の火が灯り、“プロレスラーになりたい”と強く思って、今この14年目をプロレスラーとして戦っています。今年の1月からこのNOAHのリングに上がり、戦っているうちに強く思っているのが”GHCのベルトが欲しい”。この目標をもって、覚悟をもって、険しい旅路になると思いますが、佐々木憂流迦、驀進します!」とコメントを寄せた。
Eitaは、1991年10月27日、長野県生まれの32歳。2011年5月30日にデビュー。ドラゴンゲートで活躍し21年からノアに参戦。GHCジュニアヘビー級、GHCジュニアタッグ王座を戴冠した。身長170センチ、体重75キロ。得意技はNumero Uno。
入団に際しEitaは「正式所属になっても、変わらずNOAHジュニアの顔としてどんどんかき回していくので、よろしくお願いいたします!」とコメントしていた。
2024年05月17日 06:12
プロレスリング・ノアは16日、昨年2月に現役を引退した武藤敬司が新人発掘に力を貸す「スカウティングアドバイザー」に就任したことを発表した。
武藤は、この日、IT大手のサイバーエージェント(東京・渋谷区)が渋谷区のシャトーアメーバ0スタジオで行ったプロレス事業会社「CyberFight(サイバー・ファイト)」の新体制発表会見に出席。会見では、高木三四郎(54。本名・高木規)が社長を退任し新たにサイバーエージェント副社長の岡本保朗氏(48)が6月1日付けで社長に就任することを発表した。
スカウティングアドバイザー就任に武藤は「引退して1年と3か月。あらためてまたプロレスの仕事に携われて非常にうれしく感じております」と切り出し「スカウティングアドバイザー、今あらゆる企業が優秀な人材を欲しがっている中、あらゆる企業が初任給などを上げていて。たぶんプロレス界もこの流れには逆らえないんじゃないかと思っていまして。実はまだ岡本社長とはあまり具体的な話はしていないんですが、ここは一発、3年後、5年後を見越した予算を出してほしいと思っております。プロレス界も、CyberFightのレスラーじゃないけどオカダ・カズチカとか一説によると3年で20億とか。本当に夢のある世界であります。ぜひこれを聞いている若者がいたらこのNOAH、門をたたいてみたらどうでしょうか」と抱負を明かしていた。
さらに新人発掘の具体的なプランについて「俺も20年ぐらい前は、当時、斬新だった『武藤塾』という一般の観客を入れたところでオーディションをやって、いろんな団体でトップに立っている選手を育てた実績があるんですけど」と振り返り「ただ、それも20数年前の話でこれからは新しい形。もしかしたら、(スカウトに)予算をちらつかせる。あとは、プロレス界の慣習というか…いまだに職人みたいな背中を見て学ばないといけない、そういう風習とかも今はナンセンスでそういうシステムからも変えた方がいいんじゃないかと思ったり。あとグローバルですね。日本人だけにとらわれず海外からも募集、かつこっちから取りにできたらいいのかなと思います」と明かしていた。
◆サイバーファイト新体制
代表取締役社長 岡本保朗
副社長 高木規
同 丸藤正道
取締役 武田有弘
同 西垣彰人
2024年05月17日 06:00
新社長の素顔は――。DDT、ノア、東京女子を運営する「株式会社 CyberFight(CF)」は16日、親会社サイバーエージェント(CA)で執行役員副社長の岡本保朗氏(48)が、6月1日付で代表取締役社長に就任すると発表した。
副社長となったDDT・高木三四郎に代わり、指揮を執る。会見で「われわれはチャレンジしていく立場」などと攻めの姿勢を強調した。CAの主力である広告事業のかじ取りを任され、その成長の立役者とされる。岡本氏について関係者は「熱い人です。まさにザ・リーダー。みんなを引っ張っていく方で(トップに)適した熱気あふれる人」と説明した。
CAの動画配信サービス「ABEMA」の北野雄司エグゼクティブプロデューサーも「昔、ご協力いただきながらあんまり成果を出せない案件があったんですけど、その時『そんなことで縮こまってんじゃねえ』みたいな熱いゲキをいただいたことがあります。古い言葉ですけど攻めダルマだと思います」と明かした。
会見で本人も「これで、プロレスを見ていても仕事だって言えるなって、ラッキーだと思いました」と話した通り、プロレス・格闘技好きでも知られる。北野氏によれば「ABEMAの格闘技コンテンツも全部見ていると思います。前に『チケットある?』って言われて最前列をご用意しようとしたら『そういうんじゃないんだよ。ちょっと後ろの見やすい席』って言われたことがあります。熱狂的なファンですよ」。プロレスLOVEな新社長がCFをどう導くのか。
2024年05月17日 05:00
「大相撲夏場所・5日目」(16日、両国国技館)
37歳の大ベテラン・平幕宝富士が十両大奄美を寄り切り、全勝を守った。
2024年05月17日 05:00
「ボクシング・東日本新人王予選ライト級4回戦」(16日、後楽園ホール)
世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31)=大橋=の幼なじみで、元Jリーガーの山口聖矢(30)が、スプリット判定で鈴木に辛勝した。1回にダウンを喫したが、6日の井上同様に落ち着いてカウント8まで待ち、最前列の井上からのアドバイスも冷静に聞きながら立て直した。
山口は「動いている相手だと、まだ難しい部分がある」と振り返り、「一番上(新人王)を意識するより、次の試合から」と堅実に話した。
2024年05月17日 05:00
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」16日群馬大会のBブロック公式戦で、IWGPジュニアヘビー級王者のSHO(34)がニンジャ・マック(ノア)を下し2勝目を挙げた。
徹頭徹尾、悪かった。偽物のニンジャを用意して開始わずか数秒でギブアップを奪ったSHOだったが、さすがにこれでは終われない。ガムテープなどで拘束されていたと見られる本物のニンジャが何とかリングに駆けつけ、改めて試合開始のゴングが鳴らされた。
ニンジャ・スペシャルをはじめとした驚異の空中殺法に対し、SHOはいつものように反則まがいの攻撃を連発し応戦。トーチャーツールこそ不発に終わったが、ニンジャボムを回避するとIWGPジュニアのベルトを持ち込もうとする。これをとがめたレフェリーがベルトをリング外に戻すスキに、死角を突いた急所攻撃から一気に丸め込んで3カウントを奪った。
王者らしからぬ卑劣な手口で勝ち星を積み重ねるSHOは「見ただろ、俺の実力を。オメーの忍術なんか俺には通用しねえんだ。今年はチャンピオンのまま、余裕で優勝してやらあ」とニヤリ。
次戦(18日、八王子)では歴代最多4度のBOSJ制覇を誇る高橋ヒロムと激突する。「八王子のウジやろ? 八王子、出身だったり、ちょっとでも関わったヤツはロクなヤツはいねえ。全員ウジ虫だオラ! 調子の悪いお前と、この俺、そんなんどっちが勝つか目に見えとるやろがオイ! 俺が、もっともっともっともっともっと、苦しめてやるよオラ!」と、どこまでも不敵な挑発を繰り返していた。
2024年05月16日 23:16
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」16日群馬大会のBブロック公式戦で、高橋ヒロム(34)がドラゴン・ダイヤ(25=ドラゴンゲート)から待望の初日をあげた。2024年は不調を極めていたヒロムだが、ここから一気の巻き返しを狙う。
交通事故による負傷で欠場した田口隆祐に代わってエントリーされたダイヤは、ヒップアタック、どどんと田口の得意技を連発。反撃に出たヒロムだがダブルコークで丸め込まれ窮地に陥った。
それでも450°スプラッシュをヒザで迎撃するとTIME BOMB ・で逆転。最後はTIME BOMBで3カウントを奪った。
歴代最多4度のBOSJ制覇を誇るヒロムだが、今年はまさかの低空飛行が続いていた。1月4日東京ドーム大会でIWGPジュニアヘビー級王座を失うと、何とこの日までシングル戦未勝利の日々を送っていたが、ついに待望の初勝利だ。
ようやく逆襲ののろしをあげ「ドラゴンさん、それにしてもすごいな。あれは確実にドラゴンゲートの未来だと思いますよ。またどこかでやりたいな。すごく気持ちのいい戦いだった。俺の今年、シングル初勝利の相手がドラゴンさん…いや、ドラゴン・ダイヤ選手で本当によかった」と手ごたえをアピール。「ドラゴン」を冠するレスラーは、その対になる名前で呼ばれるのが一般的なのだが…。
ともあれ「せっかくだから弟のYAMATOにもよろしく伝えておいてよ。『ヒロムはこれだけ負けても、ヒロムらしく元気にやってる』って」と言い残し去ったヒロムの次戦(18日、八王子)の相手は現IWGPジュニア王者のSHO。地元で王者を破り、5度目の頂点を手繰り寄せる。
2024年05月16日 22:36
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」16日群馬大会のBブロック公式戦で、石森太二(41)がロビー・イーグルスを下し開幕3連勝を飾った。
2024年05月16日 21:32
「ボクシング・WBOアジアパシフィックウエルター級タイトルマッチ&東洋太平洋ウエルター級王座決定戦」(16日、後楽園ホール)
メインイベントは佐々木尽(22)=八王子中屋=がWBO王座3度目の防衛戦と東洋太平洋王座の決定戦でジョー・ノイナイ(28)=フィリピン=と激突し、5回43秒、TKO勝ちでアジア2冠王に輝いた。
左肩腱板(けんばん)断裂の手術から復帰し、約10カ月ぶりの試合となった佐々木は、ライオンをモチーフにしたロングガウンで客席の後方から入場したが、「試合に出られたうれしさで緊張がやばかった」と固くなり、左フックを振るっていくもののノイナイのボディーやアッパーを被弾する場面が目立った。
それでも徐々にペースをつかんでボディーを効かせ、左フックも当たるようになり、最後は左、右、左とブチ込んで豪快にフィニッシュ。「自分の実力はこれじゃない。もっとレベル高いんで勘違いしないでほしい」と苦笑いした。
それでも、左肩は100パーセント「振れていました」といい、「ボクシングは人生と思っていたのが、手術して一生できないと思ったので、ついにこの日が来たか!と、幸せすぎて緊張しました」と喜んだ。
現在の世界ランクはWBO4位、WBA・IBF6位、WBC9位と世界挑戦の声がかかってもおかしくない位置。所属ジムの中屋一生会長はチャンスが来れば配信局を含む現体制として受けたいとしつつも、現状には「意図しなくてランキングが上がってしまった」と冷静で、本場の米国で実力あるボクサーたちと練習を重ねることで「本当のウエルター級の実力をつけていきたい」との方針を示していた。
セミファイナルでは日本ユース・スーパーバンタム級タイトルマッチが行われ、王者の津川龍也(23)=ミツキ=が森田翔大(23)=森岡=に2回2分45秒、KO勝ちで初防衛に成功した。両者は中学時代に2度、対戦しており、津川の2戦2勝。この日は津川が鋭い左ジャブで森田の左顔面を腫れ上がらせ、強烈な左右ボディーで仕留めた。
これで6連続KO勝ちとした津川だが「記録に捕らわれず、しっかり自分のボクシングをしていきたい」と冷静。現在のランキングは日本が4位、WBOアジアパシフィックが3位で「決まるなら準備はしているので大橋会長、またお願いします!」と、リングサイドに陣取っていたプロモーターの大橋秀行・大橋ジム会長にタイトル挑戦を訴えていた。
2024年05月16日 21:18
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア」16日群馬大会のBブロック公式戦で、KUSHIDA(41)がフランシスコ・アキラ(24)を下し無傷の3連勝を飾った。
KUSHIDAは左肩負傷により欠場となったYOHに代わってリーグ戦にエントリー。歴代最多4度の優勝を誇る高橋ヒロム、現IWGPジュニアヘビー級王者のSHOと優勝候補を連破して最高のスタートを切っている。
TAJIRIを共通の師匠に持つアキラのプランチャを回避したKUSHIDAは、そのまま脇固めからアームブリーカーと得意の左腕攻めで主導権を握る。しかしアキラもタランチュラからバズソーキックと師匠の得意技を繰り出し一歩も譲らない。
それでも最後はKUSHIDAの意地が上回った。コーナー上の攻防を制すると、雪崩式のホバーボードロックを仕掛けていく。逃れようとするアキラをリング中央に引き戻し、逃げ道をふさいでギブアップを奪ってみせた。
絶好調が続くKUSHIDAは「アキラよ、君の志がどこにあるのか、俺はまだ知らない。新日本プロレスジュニアの顔になりたいのか? それとも世界中を旅しながらプロレスラーやっていくのか? どちらにせよ早くKUSHIDAなんか倒して踏み台にして、ステップアップして、(高橋)ヒロム、(エル)デスぺ(ラード)…高くて厚い壁に挑まなきゃ、時間ないよ」と対戦相手にメッセージ。「プロレスラーとして生活していく上でおカネが重要だから、いつか3人で飲みに行こうよ。俺とTAJIRIさんにサイゼリヤのワインおごってくれよ。スーパースターになって。待ってるよ」と、兄弟子としてエールを送っていた。
2024年05月16日 19:34
「ボクシング・東日本新人王予選ライト級4回戦」(16日、後楽園ホール)
元Jリーガー(J3相模原)で、4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=とは幼稚園からの幼なじみの山口聖矢(30)=大橋=が、判定2−1で鈴木将斗(21)=本多=に辛勝した。
1ラウンド、コーナーに詰められて「一瞬クラッときた」という強烈な左をもらい、連打からの右でバランスを大きく崩してダウンしたが、そこから学習能力の高さを見せた。
6日のルイス・ネリ戦での井上同様、カウント8まで落ち着いて待ち、最前列で見守った井上や井上の父・真吾トレーナーが飛ばすアドバイスも冷静に聞き分けて立て直しに成功。3ラウンドにも右でバランスを崩す場面があったが、気合とサッカーで鍛えた足腰で耐えた。2者が38−37、1者が37−38をつける判定勝ちをもぎ取り、「(判定はどうなるか)全然分からなかった。最後までドキドキでした」と笑顔を見せた。
「動いている人を相手は、まだ難しい部分がある」と振り返った山口は「やっぱり井上家の声は通りますね」と感謝。井上からは控室で「危なかったよ〜!」と言われたという。
新人王については「優勝を目指すとか言うよりは、1個1個勝っていけば、決勝も優勝も見えてくると思う。一番上(新人王)を意識するよりも、次の試合から」と、堅実に語っていた。