2024年04月16日 21:53
エヴァートンに所属する元イングランド代表MFデレ・アリが、自身の現状を告白した。15日、イギリスメディア『BBC』が『スカイ』のインタビューに応じた同選手のコメントを伝えている。 現在28歳のデレ・アリは、MKドンズの下部組織出身で、2015年にトッテナムへと完全移籍で加入。初年度からプレミアリーグ33試合出場10ゴール9アシストを記録し、翌年にはリーグ戦37試合で18ゴール9アシストの成績を残してクラブを2位フィニッシュに導いた。しかし、以降は度重なる負傷や素行不良などが原因で出場機会を失い、2022年1月にエヴァートンへの完全移籍を決断。だが、満足な出場時間を確保できず、2022年8月にはベシクタシュにレンタル移籍を経験し、昨夏にエヴァートンへと復帰を果たした。 ベシクタシュにレンタル中であった昨年2月26日の出場を最後に、筋肉系の問題で戦列を離脱しているデレ・アリ。今季はここまで公式戦で出場機会が訪れていない同選手は、昨年7月のインタビューで自らの壮絶な幼少期と精神的な健康を取り戻すためのリハビリ施設に通っていたことを告白していた。しかし、苦しい時期が続いていることを認めたデレ・アリだが、現在は回復が順調に進んでおり、完全復活のタイミングは近いと感じているようだ。 デレ・アリは、「毎日11時に携帯電話に2026年ワールドカップのリマインダーが入っている」とアメリカ、カナダ、メキシコで開催されるFIFAワールドカップ2026への出場を目指していると明かし、「みんなは 『彼は1年間プレーしていない』と言うだろうけど、それが僕の目標なんだ。自分のレベルがどこなのかは分かっている」と決意を語っている。 また、「(昨年7月に)インタビューを受けた際、僕はリハビリを終えて最高の気分だと言ったんだ。大変なことだったけど、これは僕が歩んでいる旅で僕はそれを楽しんでいる」と前向きな心境を打ち明け、「それを告白した時、僕はそれが誰か1人を助けることができれば幸せだと伝えた。そして、それが僕が望んでいた全てだ。僕が得たサポートと反応は圧倒的だった。それを間違いなく誇りに思っている」と口にした。 さらに、2023年末には負傷からの復帰が目前に迫っていたと述べ、「うまくいけばこの問題は終わりに近づいている。トンネルの先に光が見えているんだ」と完全復活が近いと主張している。
2024年05月17日 08:30
レアル・ソシエダは16日にラ・リーガ第36節のバレンシア戦に挑み、ホームで1-0と勝利を収めることに成功した。
久保建英はこの試合でも右サイドのウインガーとして先発。そして前半3分、左サイドからのクロスボールをファーポストで折り返し、先制ゴールをアシスト![速報]#久保建英 先制点をアシスト!
🇪🇸 #ラ・リーガ 第36節#ソシエダ vs #バレンシア
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久保の超絶ボールコントロール!
ゴールラインに向かう深いクロスをダイレクトでループパス!#アンドレシウバ がヘディングで押し込む!
\#ABEMA#ABEMAdeDAZN
— アベマサッカー (@ABEMA_soccer) May 16, 2024
左足アウトサイドでペナルティエリアに送られたボールをアンドレ・シウヴァが合わせ、これがレアル・ソシエダの先制点となった。
久保建英はこれが今シーズン29試合目で7ゴール4アシスト。レアル・ソシエダはこの1点のリードを最後まで守りきって勝利。ヨーロッパリーグ出場圏内となる6位に浮上している。
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このあとレアル・ソシエダは19日にヨーロッパカップ戦争いの直接対決となるレアル・ベティス戦、そして25日に最終節のアトレティコ・マドリー戦に臨む予定だ。
先日久保建英についてはJFA側からパリ五輪への招集が断念されたとも伝えられており、この残りの2試合に全てを尽くすことができそうだ。
2024年05月17日 07:55
スペインメディアも激賞している。
現地5月16日に行なわれたラ・リーガの第36節で、久保建英が所属する7位のレアル・ソシエダが9位のバレンシアとホームで対戦。1−0で難敵を破った。
3試合ぶりにスタメンに復帰し、いつも通り右ウイングに入った久保は躍動。決勝点を演出してみせた。
開始3分、アンデル・バレネチェアが左サイドから送り込んだクロスにスライディングをしながら飛び込み、難しい体勢からなんと左足で浮き球の折り返し。これをCFアンドレ・シウバがヘッドで叩き込んだ。
【動画】久保の超絶アシスト!スライディングしながら巧みに折り返す
スペインの大手紙『Mundo Deportivo』は、このプレーを「アクロバティック」と称えている。
「シウバへの彼のアシストはまさに天才的だった。アクロバティックにボールが外に出るのを防ぎ、アウトサイドで狙った」
常識を超えた、久保らしい見事なお膳立てだった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 07:55
昨季まで坂元達裕(現コヴェントリー・シティ)が所属していたベルギー2部のKVオーステンデは、6月3日に破産を申請することを発表した。
KVオーステンデは、VGオーステンデとASオーステンデという2つのクラブが合併する形で1981年に設立されたクラブ。西フランドル地方の港町で、ベルギーでは16番目の規模を持つ都市を本拠地としている。
2013年から2023年まで長くベルギーリーグ1部を戦っていたが、昨季限りで2部へと降格。そして経営難の影響もあって今季は2部でも13位と低迷していた。
クラブのオーナーはパシフィック・メディア・グループという会社であるが、今夏予定されていた株式の譲渡がうまく行かなかったという。
過半数の株式を持っているパシフィック・メディア・グループのポール・コンウェイ氏は、売却先の候補であったアペックス・キャピタルに全株式を譲渡することを拒否し、交渉の進行を阻止しようとしたとのこと。
さらにもし株式の売却が行なわれるならば60万ユーロ(およそ1億円)の手数料を要求し、アペックス・キャピタルに厳しい条件を突きつけたという。
そのためアペックス・キャピタル側が最終的にオーステンデ買収の交渉から撤退し、クラブは来季プロリーグを戦うためのライセンスを取得することが不可能になったそうだ。
オーステンデは現在1000万ユーロ(およそ16.8億円)の負債を抱えているが、アマチュアリーグに降格してしまえばそこで借金を返済するだけの収益を得ることは不可能になる。
したがって、今回オーステンデの暫定管理者であるヴェルナー・ヴァン・オースターウィック氏は6月3日に当局へ破産申請を提出する方針を発表。プロクラブとしてのオーステンデは今季限りで消滅することが決まった。
あの名門ソショーも破産へ。有名なのに「経営破綻したサッカークラブ」10選
パシフィック・メディア・グループのポール・コンウェイ氏はこれまでエスビャーウ(デンマーク)、デン・ボス(オランダ)、バーンズリー(イングランド)、ナンシー(フランス)などを買収してきたがその全てが経営難に陥っており、訴訟を起こされて株を没収されたこともある。
ヴェルナー・ヴァン・オースターウィック氏はクラブの公式サイトで「ポール・コンウェイ氏に対するいくつかの訴訟を起こしている」と語っており、オーステンデでの経営ミスに関しての責任追及を進めているようだ。
2024年05月17日 07:30
クリスティアーノ・ロナウドとリオネル・メッシに次ぐ「国際試合での得点数世界3位」の記録を持つインド代表FWスニル・チェトリが、ついに代表を引退することを発表した。
2024年05月17日 07:20
現地時間5月16日に開催されたラ・リーガの第36節で、久保建英が所属する7位のレアル・ソシエダが9位のバレンシアとホームで対戦。1−0で2試合ぶりの勝利を飾った。
この一戦で決勝点をアシストしたのが、3試合ぶりにスタメンに復帰した久保だった。
開始わずか3分、左ウイングのアンデル・バレネチェアが送り込んだクロスに飛び込み、スライディングをしながら左足で浮き球の折り返し。難しい体勢から、アンドレ・シウバのヘッド弾をお膳立てしてみせた。
【動画】久保の超絶アシスト!スライディングしながら巧みに折り返す
このアシストに、ファンから次のような驚嘆の声が上がった。
「ほんと凄かった」
「見事でしたね!」
「とんでもない物を見てしまった。起きて良かった。目が覚めた」
「何このアシスト。見たことないぞ。メッシ並み。ヤバい」
「えぐい!!!!なんであの体勢からループ出来るの?」
「よくあれで中にあげれたな〜すごいわ」
スタメン復帰戦でいきなり結果を残した。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 07:10
2024年5月19日、FC東京が味の素スタジアムで横浜F・マリノスを迎え撃つ。ACL制覇に向けここで弾みをつけたい横浜から白星を掴むのはそう簡単ではないが、J1リーグの上位陣に食らいつく意味でも勝利は必須だろう。
FC東京は今季J1リーグの14試合を消化して6勝4分4敗の5位。首位のヴィッセル神戸とは勝点7差で、これ以上は離されたくない。勝点3獲得を目指すうえで最大の鍵となるのは、攻撃陣の出来だ。
ここまでの総得点25は今季J1リーグ最多で、必然的にオフェンスの選手、ディエゴ・オリヴェイラ、仲川輝人、荒木遼太郎、俵積田晃太、安斎颯馬らに期待がかかる。なかでも注目は、前節の名古屋グランパス戦(結果は1-3)でゴールを決めた荒木だ。パリ五輪代表のメンバー入りに向けてもモチベーションを高めているアタッカーは、今季J1リーグの7試合で6得点。ここぞという場面で決定的な仕事をしている。
今季J1での総失点が「23」(20チーム中ワースト5番目)と、守備は安定していない。こうした側面もあるだけに、やはり横浜撃破の鍵となるのはオフェンスとなる。
今季のFC東京は、ピーター・クラモフスキー監督の下で縦に速い攻撃に磨きがかかった印象だ。松木玖生、小泉慶、高宇洋らゲームコントロールを担う選手たちから意図的かつ効果的な縦パスが前線に入るようになり、白井康介、長友佑都、バングーナガンデバングーナガンデ佳史扶など左右のサイドバックもそのパスを受けて重厚感のある攻撃を演出する。
スピーディかつダイナミックな仕掛けや崩しで、横浜の守備網を打ち破れるか。個の力が重要になる最終局面では、閃きと技術を持ち合わせた荒木のパフォーマンスが大きなポイントになりそうだ。創造性豊かなプレーで、スタジアムに詰めかけたファン・サポーターに歓喜をもたらしたい。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
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2024年05月17日 07:09
周知の通り、遠藤航が所属するリバプールは、ユルゲン・クロップ監督の今季限りでの退団が決定している。後任には、上田綺世がプレーするフェイエノールトを率いるアルネ・スロットの就任が有力だ。 そんななか、大手スポーツメディア『The Athletic』でリバプール番を務めるジェームズ・ピアース記者が、ボランチのアップグレードの必要性を訴えた。『GIVEMESPORT』によれば、ピアース記者は来シーズンのリバプールについて「3〜4人の質の高い補強が必要」と主張した。【動画】遠藤の4人ぶち抜きのスルーパス
「彼らには間違いなくもう一人の支配的なセンターバックが必要で、それは明らかだ。そして、守備的ミッドフィールダーも必要だと思う。なぜなら、エンドウは本当に本当に質の良い“一時しのぎ”の契約であると証明されたと思うからだ」 同記者は「彼が6番として長期的な解決策には決してならないだろうというのはなんとなく分かっていたからね」と続けている。 日本代表MFの貢献を認めながらも、さらに質の高い選手を補強すべきとの見解を示した。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 07:00
5月15日に開催されたJ1第14節で、名古屋グランパスはFC東京とホームで対戦。
2024年05月17日 06:56
現地時間5月16日に開催されたラ・リーガの第36節で、久保建英が所属する7位のレアル・ソシエダが9位のバレンシアとホームで対戦した。
ここ2戦連続でベンチスタートだった久保は3試合ぶりにスタメンに復帰して4−3−3の右ウイングに入ると、いきなり得点に絡む。
開始3分、左サイドからバレネチェアが送り込んだクロスに飛び込み、ゴールラインぎりぎりで左足の絶妙の折り返し。アンドレ・シウバがヘッドでねじ込んだ先制点をアシストする。
【動画】久保の絶妙アシスト!左足で巧みに折り返す
リーガでは今シーズン4つ目(公式戦5つ目)のアシストをマークした日本代表MFは、キレキレのドリブル突破を見せるなど、その後もバレンシアに脅威を与える。
押し込むホームチームは35分、トゥリエンテスが鋭いミドルシュートを放つも、相手GKママルダシュビリの好セーブに阻まれる。
後半に入ると、久保が厳しいマークを受けながら奮闘するも、なかなか決定的を作り出せない。
72分にはピンチを迎えるも、GKレミロが立て続けのセーブで防ぐ。
1点を守り切ったソシエダがこのまま1−0で勝利。ヨーロッパリーグ(EL)圏の6位に浮上し、欧州カップ戦に出場できる7位以上を確定させた。久保はフル出場で白星奪取に貢献し、この試合のMVPに選出されている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 06:55
フランス代表監督を務めているディディエ・デシャン氏は、6月14日に開幕を迎えるEURO2024に向けてのメンバー25名を発表した。
今回招集された選手のリストは以下の通りとなっている。
GK
アルフォンス・アレオラ(ウェストハム・ユナイテッド/ENG)
マイク・メニャン(ミラン/ITA)
ブリス・サンバ(RCランス)
DF
ジョナタン・クロス(マルセイユ)
ジュール・クンデ(バルセロナ/ESP)
バンジャマン・パヴァール(インテル/ITA)
ダヨ・ウパメカノ(バイエルン・ミュンヘン/GER)
イブラヒマ・コナテ(リヴァプール/ENG)
ウィリアン・サリバ(アーセナル/ENG)
テオ・エルナンデス(ミラン/ITA)
フェルラン・メンディ(レアル・マドリー/ESP)
MF
オレリアン・チュアメニ(レアル・マドリー/ESP)
ウォーレン・ザイール=エメリ(PSG)
エドゥアルド・カマヴィンガ(レアル・マドリー/ESP)
ユスフ・フォファナ(モナコ/FRA)
アドリアン・ラビオ(ユヴェントス/ITA)
アントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリー/ESP)
エンゴロ・カンテ(アル・イティハド/KSA)
FW
ブラッドリー・バルコラ(PSG)
キングスレイ・コマン(バイエルン・ミュンヘン/GER)
キリアン・エムバペ(PSG)
オリヴィエ・ジルー(ミラン/ITA)
ウスマヌ・デンベレ(PSG)
マルキュス・テュラム(インテル/ITA)
ランダル・コロ・ムアニ(PSG)
今季チェルシーからサウジアラビアのアル・イティハドへと移籍したエンゴロ・カンテは久しぶりのフランス代表選出となり、いきなりEURO本大会に臨むことに。オレリアン・チュアメニは現在中足骨骨折で離脱しているが、開幕には間に合うと考えられているようだ。
パリ五輪にオーバーエイジ参加するかも?ウワサの「3名のスーパースター」
またパリ・サンジェルマンで今季ブレイクした21歳のブラッドリー・バルコラはこれが初招集。サプライズのメンバーとしてEURO2024へと挑むことになった。
一方、クリストフェル・エンクンクやアクセル・ディザシ、マロ・グストなどチェルシー組は全員が落選。リュカ・エルナンデスは怪我のために欠場となっている。
2024年05月17日 06:15
元日本代表DFの内田篤人氏が、MCを務めるDAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、稀代のファンタジスタである小野伸二氏の言葉を明かした。
サッカーをする息子がいるというお笑い芸人のくわばたりえさんをゲストに迎えた最新回で、内田氏が披露したのがこんなエピソードだ。
「この前、小野伸二さんと話をして。あの人もサッカー教室に行かれます。『どういう子は伸びると思いますか?』って聞いたら、上手い子って言わなかったんですよ。ボールを取られて、追い掛けに行く子って言ってて」
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「 J歴代ベスト11」を一挙公開!
名SBは「なるほど、そういう気持ちのある子の方が、サッカーを続けてうまくいかないこともあるけど、自分から壁に向かって行くんだなと思いましたね。悔しい気持ちは大事なのかもしれない」と続けている。
日本が世界に誇ったテクニシャンが、技術よりも、ガッツや負けん気のある子のほうが伸びると考えているのはなかなか興味深い。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 05:14
現地5月16日開催のラ・リーガ第36節で、久保建英が所属する7位のレアル・ソシエダが9位のバレンシアとホームで対戦している。
2024年05月17日 03:47
現地5月16日に開催されるラ・リーガの第36節で、久保建英が所属する7位のレアル・ソシエダが9位のバレンシアとホームで対戦する。 この一戦に先立ってスターティングメンバーが発表され、久保が3試合ぶりにスタメンに復帰した。【動画】久保が不満を露わにしたゴール取り消し
前々節のラス・パルマス戦(2−0)では89分、前節のバルセロナ戦(0−2)では70分からの途中出場となり、ここにきて絶対的な存在ではなくなっていたレフティは、この一戦で自身の価値を再証明できるか。 2月18日のマジョルカ戦から約3か月も遠ざかっているゴールに期待したい。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月17日 00:00
サッカー選手のパフォーマンスはデリケートなもので、クラブでの状況や移籍、そしてプライベートの問題などですぐに変化する。
今回は『Planet Football』から「突然パフォーマンスが急低下したプレミアリーグのスター選手たち」をご紹介する。カゼミロ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド
レアル・マドリーで「クロード・マケレレの再来」と呼ばれたブラジルの守備的ミッドフィルダーは、マンチェスター・ユナイテッドでの2年目から急速にそのパフォーマンスが落ちている。
スペインでプレーしていたときには1人でディフェンスの全てを司るかのように激しいタックルと鋭い切り替えで中盤を支配し、対戦する相手にとっては最も厄介な存在であった。
マンチェスター・ユナイテッドでのデビューシーズンはその価値を見せつけていただけに、2年目からの凋落はあまりにも不可解である。ファビーニョ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:リヴァプール
ここ数年のプレミアリーグで最も偉大な守備的ミッドフィルダーの1人。ロドリが台頭する前は、同じブラジル人のフェルナンジーニョと「プレミア最高のボランチ」の座を争っていた。
モナコの2015-16シーズンのリーグアン優勝を導き、チャンピオンズリーグ準決勝進出にも貢献。卓越した守備力、長短のパスによる展開、そしてスペシャルなペナルティキックの成功率。
ユルゲン・クロップ監督の下でも数年間トップパフォーマンスを維持したが、30歳の節目を手前にして急激に衰えを感じさせた。それはクロップ監督にとって大きな痛手だった。アンドリー・シェフチェンコ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:チェルシー
クリスティアーノ・ロナウドがマンチェスター・ユナイテッドに復帰して2度目の所属をする前、シェフチェンコはプレミアリーグのクラブと契約した最後のバロンドール受賞者であった。
カルロ・アンチェロッティ率いるミランであらゆるタイトルを獲得した「ウクライナの矢」と言われたストライカー。イタリアでは150ゴール以上を決め、29歳でチェルシーに移籍した。
ところがどういうわけかイングランド・プレミアリーグではその力を発揮せず、77試合で22ゴールと平凡な成績に。その後ミランとディナモ・キーウでプレーしたが、若い頃の魔法を取り戻すことはなかった。デル・アリ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:トッテナム・ホットスパー、エヴァートン
今ではすでに忘れ去られているかもしれないが、デル・アリはプレミアリーグで最もエキサイティングな若手選手の1人であった。トッテナム・ホットスパーでの最初の3シーズンで37ゴール26アシストを決めており、その数字はブカヨ・サカすら及ばないほどのものだ。
ただピークだったのは2016-17シーズンが最後であり、20代前半のうちからそのパフォーマンスは下落していった。そしてジョゼ・モウリーニョ監督が就任した2020-21シーズンにはもはやかつての面影はなかった。
今季もエヴァートンに所属してはいるものの、まだ出場はゼロ。現在は薬物中毒やメンタルヘルスの影響もあり、プレーできる状態にはないとのこと。アレクシス・サンチェス
プレミアリーグでプレーしたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド、アーセナル
アーセン・ヴェンゲル監督が率いたアーセナルにおいて、その時代の最後にやってきた最高のアタッカーであったアレクシス・サンチェス。しかしそのアーセナルでのキャリアの最後は寂しい半年だった。
そして冬のマーケットでヘンリフ・ムヒタリャンとのトレードでマンチェスター・ユナイテッドに移籍することになり、加入時に発表されたピアノの動画が世界中で話題になった。
しかしながらマンチェスター・ユナイテッドでの彼はある意味かつてのアレクシス・サンチェスではなく、半年アーセナルで出番がなかったことを理解できるものだった。フェルナンド・トーレス
プレミアリーグでプレーしたクラブ:リヴァプール、チェルシー
フェルナンド・トーレスはプレミアリーグでの印象と実態が異なっている選手だ。実はリヴァプールよりもチェルシーでの出場数のほうが多いのである。
アトレティコ・マドリーからリヴァプールにやってきた彼は数多くのゴールを決め、プレミアリーグでも有数のエースストライカーになった。そして2011年1月に当時の最高額である5000万ポンドでチェルシーへ。
しかしながらそれからの彼はリヴァプール時代ほどのインパクトを残すことができず。それなりにゴールは決めたものの、移籍金の高さからかなりの批判を受ける存在になってしまった。フレデリック・ユングベリ
プレミアリーグでプレーしたクラブ:アーセナル、ウェストハム・ユナイテッド
アーセナルで長く中盤の重要な選手として活躍したスウェーデン代表のレジェンド。2004-05シーズンの無敗優勝にも大きく貢献したアタッカーであった。
30歳で彼がウェストハム・ユナイテッドに移籍したとき、当然ながらファンは大きな興奮を抱いたが、彼が退団を許可された理由は確かにあったようだ。
ウェストハムでは短い間活躍を見せたものの、1年後には彼は怪我に苦しむようになり、わずか1シーズンのみで契約を解除することになった。バスティアン・シュヴァインシュタイガー
プレミアリーグでプレーしたクラブ:マンチェスター・ユナイテッド
イングランド・プレミアリーグではなぜかそのクオリティを発揮できなかったワールドクラスのプレーヤー。バイエルン・ミュンヘンでは攻撃的MFからボランチに至るまで様々な役割をこなし、ドイツ代表でも中心的な存在だった。
しかし30歳でやってきたマンチェスター・ユナイテッドではルイス・ファン・ハール監督の下で信頼を得るのに失敗し、ジョゼ・モウリーニョ監督の下で放出された。メスト・エジル
プレミアリーグでプレーしたクラブ:アーセナル
ジョゼ・モウリーニョが率いたレアル・マドリーからアーセナルへと移籍してきたドイツ代表の天才アーティスト。その左足から繰り出されるファンタジックなパスにより、数多くのアシストを記録した。
2014年にドイツ代表でワールドカップを制覇した彼はヴェンゲル監督に愛されたが、その後ウナイ・エメリやミケル・アルテタの下ではかつての高みに到達できなかった。
そしてアルテタとの関係が崩れたあと32歳でフェネルバフチェへと移籍したが、その後トルコでキャリアを再建することはできなかった。ピエール=エメリク・オーバメヤング
プレミアリーグでプレーしたクラブ:アーセナル、チェルシー
プレミアリーグでプレーした「最高のポルトガル人選手」TOP10
エジルがミケル・アルテタ監督によって放出されてから12ヶ月後、同じことがオーバメヤングにも起こった。ボルシア・ドルトムントからイングランドにやってきて、数多くのゴールをあげていた彼であるが、チームの変化の犠牲となった。
それから彼はバルセロナに移籍して18試合11ゴールを決める活躍を見せていたが、問題はその半年後にチェルシーへと移籍したことだった。
慣れ親しんだプレミアリーグだったはずが、彼はチェルシーでわずか1ゴールしか決められず、チームも12位という燦々たる成績に終わった。
2024年05月16日 23:30
アジア制覇を成し遂げたU-23日本代表において、もっとも悔しい思いをした選手であろう西尾隆矢。
所属のセレッソ大阪に戻った23歳のセンターバックは、15日のFC町田ゼルビア戦でU23アジアカップ後初めて試合に出場。町田が誇るFW陣、オ・セフン、藤尾翔太、ミッチェル・デューク、エリキらと激しく渡り合った。
結果は2失点を喫しての敗戦。ゲームの中での“一瞬の判断”が勝負を分けるという話から、U23アジアカップに話が及ぶと、西尾は中国戦で相手の挑発に乗り一発退場した場面をこのように振り返った。
「本当にもう、あの一瞬でしたけど、忘れられない一瞬でした。そこはもうやはりずっと下を向いているわけにもいかないですし、駄目なことですけど『ああいう経験をポジティブに生かす』というように自分に言い聞かせてやっていければいいかなと思います」
大会自体、「日本が優勝したことはすごく嬉しかったですけど、ここまで悔しすぎる1ヶ月は本当に今までの人生でもなかったかなと強く感じました。大会期間中は別につらいとかはなかったんですけど、本当に試合に出たいという気持ちは強かったです」と明かした西尾。
だからこそ、セレッソ大阪という“家”に戻り、キャプテンマークを巻いて臨んだこの試合で、西尾は「ある気持ち」を胸にプレーしたという。
「悔しさもすごくあった中で、こうしてチームに戻ってきて、しっかり使ってもらえるということにすごく感謝しています。改めて、当たり前にサッカーができることに感謝しないといけないですし、試合に出るからにはチームの勝利に貢献しないといけないという強い気持ちを持って今日の試合に入りました」
また、町田戦ではセレッソ大阪U-18の同期でもあるU-23日本代表FW藤尾翔太との対決も話題に。ただ本人曰く、やりづらさはまったくなかったようだ。
「全然ないです。翔太はもう、逆に分かっているので。どういうプレーをするかも分かりますし、僕は全然何も思わなかったです。(怖さとかも?)全然ないです。翔太には申し訳ないですけど(笑)でもあいつは(今日)点取ってないんで」と笑いながら答えつつ、町田のFW陣全体について話が及ぶとこんなふうに話していた。
「翔太もそうですけど、クオリティが高い選手が次から次へと交代で入ってきて、そこに対応していくというのは…自分たちは90分間走りながらですけど、あそこを抑えられるとやっぱり選手の価値はすごく上がると思うので、今日は本当に良い相手とできたなというのは素直に思いましたね」
U-23日本代表、U23アジアカップに招集できなかった「海外日本人」の逸材たち12名
良いFW、しかもさまざまなタイプの選手と対峙できた喜びを語った西尾。
U23アジアカップでは大きなミスを犯してしまったが、時間は決して元に戻らない。逆に重い十字架を背負ったからこそ、これからの成長に期待したい一人だと言える。
パリ五輪の開幕まで残り2ヶ月。サバイバルの渦中にある西尾とともにセレッソ大阪は今週末の18日(土)、アビスパ福岡とのアウェイゲームに臨む。