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2024年04月16日 20:41
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は現地4月16日、カタールで開催されているU-23アジアカップのグループステージ初戦で中国と対戦する。試合に先立ち、スターティングメンバーが発表された。 パリ五輪のアジア最終予選を兼ねる同大会で、大岩ジャパンは白星スタートを切れるか。先発11人は以下のとおり。 【PHOTO】カタールで開催されるU-23アジアカップに向け、新背番号でポートレート撮影に臨んだU-23日本代表! 【GK】 1小久保玲央ブライアン(ベンフィカ) 【DF】 3西尾隆矢(セレッソ大阪) 4関根大輝(柏レイソル) 16内野貴史(デュッセルドルフ) 22高井幸大(川崎フロンターレ) 【MF】 7山本理仁(シント=トロイデン) 8藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン) 11山田楓喜(東京ヴェルディ) 17松木玖生(FC東京) 20平河 悠(FC町田ゼルビア) 【FW】 19細谷真大(柏レイソル) 控えメンバー) 【GK】 12野澤大志ブランドン(FC東京) 23山田大樹(鹿島アントラーズ) 【DF】 2半田 陸(ガンバ大阪) 5木村誠二(サガン鳥栖) 15鈴木海音(ジュビロ磐田) 21大畑歩夢(浦和レッズ) 【MF】 6川粼颯太(京都サンガF.C.) 10佐藤恵允(ブレーメン) 14田中 聡(湘南ベルマーレ) 【FW】 9藤尾翔太(FC町田ゼルビア) 13荒木遼太郎(FC東京) 18内野航太郎(筑波大) 試合はジャシム・ビン・ハマド・スタジアムで開催。日本時間で16日の22時にキックオフ予定だ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 16:42
米メジャーリーグサッカー(MLS)は15日、各地で試合が行われ、インテル・マイアミ(Inter Miami)は膝を負傷したリオネル・メッシ(Lionel Messi)を欠く中で、オーランド・シティSC(Orlando City Soccer Club)と0-0で引き分けた。
両カンファレンスを通じてトップに立つマイアミは、メッシの活躍もありここまで5連勝を飾っていたがそれも止まった。
マイアミのヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)監督は、11日のモントリオール・インパクト(Montreal Impact)戦でメッシが受けた打撲は深刻なものではなかったものの、18日にも試合を控えているためリスクを取らないようにしたと話している。メッシは「違和感」を覚えていたものの、数日間練習を行っており検査結果は「良好」だったとしている。
マルティーノ監督は「レオなしでは達成不可能なこともある。ピッチの残り25メートルでプレーする彼の能力だ」と述べた。
「インテル(マイアミ)は今、10年前のFCバルセロナ(FC Barcelona)がそうだったような感じだ。相手が引いてスペースがなくなったとき、彼がそれを解決する。きょうのわれわれにはそれが欠けていた」
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2024年05月16日 16:40
監督交代で状況が好転し、鎌田大地がラツィオとの契約を延長する可能性は高まったと見られている。だが、クラブのトップと話すには至っていないという。
現行契約は今季いっぱいまでの1年だが、鎌田が行使できる延長オプションがついている。行使の場合は3年延長と言われているが、一部では鎌田がクラブに延長期間を1年だけにとどめるよう要望したとも報じられている。
マウリツィオ・サッリ前監督の下で出場機会に恵まれず、退団確実とも言われていた鎌田だが、イゴール・トゥドール監督が就任して立場が一変。チームの中心として存在感を高め、指揮官から絶賛されるほどとなった。そのため、去就に関する決断が注目されているところだ。
そんななか、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長が5月15日、鎌田の今後に言及した。地元紙『Il Messaggero』によると、「残留するか? 話していないんだ」と述べている。
「それについて話す時間がなかった。今はシーズンを終えることを考えよう。それから延長や新たな補強を考えていく。あと2試合に集中だ」
【動画】「マジックかと思った」と驚嘆の声! 鎌田の鮮烈タックル
一部ではラツィオが15日までの回答を求めたとも報じられていた。だが、鎌田はまだ決断していないようだ。同紙のアルベルト・アッバーテ記者は、『Radiosei』で「カマダはまだ決めていない」と報じている。
「彼はさらに数日の時間をかけることにした。5月31日までには選ぶだろう。まだ明確な考えがなく、ほかに行くアイデアをまだ検討している」
鎌田には複数のオファーが届いているとも噂されている。そのひとつとして名前があがっているのは、フランクフルト時代に薫陶を受けたオリバー・グラスナー率いるクリスタル・パレスだ。
イングランドに挑戦して恩師と再会するのか、良好な関係を築き始めたトゥードルとラツィオで続けるのか、それとも別の選択肢をとるのか。鎌田の次のステップから目が離せない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 16:05
プレミアリーグのマンチェスター・シティとキットサプライヤーのPumaは16日、2024-25シーズンの新ホームユニフォームを発表した。
現時点で着用予定試合についての情報は無いが、発表のタイミングから19日に行われる今季最終戦でデビューの可能性も考えられる。Manchester City 2024-25 Puma Home
マンチェスター・シティ 2024-25 Puma ホーム ユニフォーム
24-25新ホームユニフォームは明るめのスカイブルーを基調に、襟と袖口のグラフィックが目を引きデザイン。23-24モデルほどの淡いスカイブルーではないが、今回もシティらしい色味を採用となった。
胸スポンサーはアラブ首長国連邦の航空会社「Etihad Airways」が16年目に突入。左袖のスポンサーは仮想通貨取引所の「OKX」で、23-24シーズンからの継続となる。
今回のデザインで一際目をひくのが、襟内側の数字“0161”。ユニフォームデザインのモチーフとなる数字といえば、郵便番号、電話番号、街区番号、本拠地の緯度・経度などが多い。今回の“0161”はマンチェスター(グレーターマンチェスター)の電話市外局番だ。
電話番号、それも市外局番はホームタウンを象徴する数字と言える。
クラブの規模が以前とは比較にならないほど大きく成長した現在のシティは、ときに金満クラブなどとも揶揄されるようになった。そして同時に“おらが町のチーム”感も薄れてきたように見える。今回は市外局番をテーマに選んだことで、地元への愛や重要性を改めて強調したのかもしれない。
14日に行われたトッテナム戦の結果、最終節を前にして首位に立ったシティ。19日にホームで行われるウェストハムとの今季最終戦はリーグ4連覇をかけた一戦となる。また、前日の18日には長谷川唯が所属する女子チームが、同じく優勝をかけた大一番を戦う。
男女チームともに、このタイミングで新ユニフォームの着用となるか。試合同様にそちらにも注目だ。
優勝は2度目!68回のCL決勝で「7つしかないPUMAのユニ」をご存知か
ホームタウンのマンチェスターを強調した新ホームユニフォームは、Pumaオンラインストア他で16日から販売を開始する。
2024年05月16日 16:01
2024年5月15日、FC町田ゼルビアとセレッソ大阪の試合前、配布されたメンバーリストを見て、ふと思う。
2024年05月16日 15:30
今シーズン限りで退任が決まっていたトーマス・トゥヘル監督は来シーズンもバイエルンの指揮を執る可能性があるようだ。英『The Guardian』が報じている。
2023年3月にユリアン・ナーゲルスマンの後任としてバイエルンの指揮官に就任したトゥヘル。今夏にはトッテナムからハリー・ケインを獲得するなど大型補強に動いたが、リーグ戦ではレヴァークーゼンに敗れ、CLでも準決勝でレアル・マドリードに敗戦。12年ぶりの無冠という悔しいシーズンとなった。
指揮官のトゥヘルは成績不振を受けて今年の2月に退任発表をしており、クラブは後任探しを行っていた。これまでシャビ・アロンソやユリアン・ナーゲルスマン、ラルフ・ラングニック、オリヴァー・グラスナーなど様々な後任候補に接触してきたが、交渉は成立せず。後釜探しが難航していた。
そのためクラブはトゥヘルの残留について話し合いを進めており、合意に達するために動いているようだ。バイエルンのサポーターたちはトゥヘル解任を撤回する署名運動などをしていたこともあり、サポーターにとってはトゥヘルが残ってくれることは嬉しい報告となるだろう。
エリック・テン・ハーグ監督の後任としてマンチェスター・ユナイテッドの指揮官就任も噂されていたトゥヘルだが、欧州屈指の名将の今夏の去就はどのような結末を迎えるだろうか。
2024年05月16日 15:13
日本サッカー協会(JFA)は16日、「審判交流プログラム」として海外から審判員を招へいすることを発表した。
JFAは、審判員やインストラクターの国際経験を積むため、2008年より海外のサッカー協会や連盟と「審判交流プログラム」を提携しており、各国との国際交流とともに国際経験の機会創出に注力している。
そして、今回の発表によると、JFAはJリーグと協働し、ドイツサッカー連盟、ポーランドサッカー協会およびPGMOL(プレミアリーグを担当する審判員とその指導者が所属する組織)との「審判交流プログラム」として、ドイツからザシャ・シュテーゲマン氏、ポーランドからダミアン・シルヴェストジャク氏、マレク・アリス氏、バルトシュ・ハイニヒ氏、イングランドからダレン・イングランド氏の5名を招へいすることになったという。
なお、招へいされる審判員は明治安田J1リーグや明治安田J2リーグ、2024JリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権などの試合担当を割り当てられる予定になっている。
■「審判交流プログラム」概要
▼招へい期間:
ドイツ 5月15日(水)〜6月11日(火)
ポーランド 5月22日(水)〜6月17日(月)
イングランド 6月12日(水)〜7月2日(火)
▼割当予定試合:
・2024明治安田J1リーグ第15節〜第21節
・明治安田J2リーグ第19節
・Jリーグ YBC ルヴァンカップ3回戦
・天皇杯 第104回全日本サッカー選手権2回戦
▼今後の招へい予定:
メキシコ 9月11日(水)〜9月30日(月) 1名
カタール 9月18日(水)〜10月8日(火) 1名
2024年05月16日 15:09
湘南ベルマーレは5月15日、J1第14節で柏レイソルと対戦し、1−2で敗れた。
先制点を挙げたのは、後半頭から途中出場したFW福田翔生だった。73分、畑大雅が自陣で左サイドから内側に切り込み、相手の背後を狙った池田昌生に浮き球のパスを供給。池田がボックス内でボールを収めてクロスを上げると、走り込んだ福田が右足で見事に合わせた。
試合後、福田は得点シーンをこう振り返った。
「昌生くんが良い形で受けて、自分に来そうな匂いを感じたので、走り込みました。良い形で決められました。ゴール前のタッチや嗅覚は、毎試合、良くなっています」
【動画】福田翔生が柏戦で先制ゴール!
ただ、77分に同点に追いつかれて迎えた89分、福田は相手へのスライディングを“著しく不正なプレー”と判定され、一発退場。チームは直後の90+1分、相手に決勝点を献上して敗れただけに、福田にとって責任を感じるゲームになってしまった。
自分のプレーで流れを変えて先制に成功したところから、自身の退場が敗戦の一因に。 “天国から地獄”とも言えるようなメンタルの浮沈を経験した福田は、次に向けて、どう立ち直っていくのか。
「退場になって申し訳ないですし、反省しています。ただ、まったく故意ではないし、ボールにアタックしたし、危ないと思って足も引いた。やれることはやっただけに、悔しい判定になりました。積極性は自分の良さですし、下を向いている暇はないので、やり続けるしかないですね」
福田は、J1初ゴールを挙げた第8節の横浜F・マリノス戦からの公式戦7試合で5ゴールと絶好調だ。現在の勢いを途切れさせないためにも、再び自身を見つめ直し、次に出場できる試合に照準を合わせて準備する必要がある。
福田が次にピッチに立てるのは、出場停止明けの第16節・ジュビロ磐田戦になる可能性が高い。復帰戦でどんな活躍を見せるのか、ブレイク中の23歳に期待したい。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月16日 15:00
5月15日に開催されたJ1第14節で、FC町田ゼルビアはセレッソ大阪とホームで対戦した。
2024年05月16日 14:43
浦和レッズは5月15日、J1第14節で京都サンガF.C.とホームで対戦。3−0で快勝を飾った。
この一戦で注目されているのが、GK西川周作のキックだ。19分、アレクサンダー・ショルツからのパスを受けた守護神は、ピッチ中央の安居海渡へ低弾道のフィードを供給した。
【動画】「ほんとうまい」「声出た」など反響!西川周作の圧巻フィード
西川の秀逸なロングパスに、SNS上では以下のような声が上がった。
「まじで鳥肌たった」
「ここほんとうまい」
「プレミアかよ」
「The 西川周作って感じ」
「これは声出たねえ」
「今日何本かエッグいやつあったね」
「芸術すぎて無限ループで見ちゃう」
「そんなパスも出せるの!?」
「こんなフィードできるGKいます?」
6日に行なわれた横浜F・マリノス戦では、J1通算600試合出場を達成。37歳となった今も、その実力は健在だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 14:35
優勝に王手をかけ、タイトルを決める一戦で、ベンチスタートになったのはなぜなのか。 セルティックは5月15日、スコティッシュ・プレミアシップ第37節で、キルマーノックに敵地で5−0と勝利した。引き分けでも王座維持が決まるなか、先発出場した前田大然の1得点・1アシストなどで4位を相手に快勝。3シーズン連続54回目の優勝を決めている。【動画】旗手が見事なスルーパス→前田が優勝に花を添える追加点 前田のほかに旗手怜央も先発出場したセルティックだが、スタメンリストに古橋亨梧の名前はなかった。ブレンダン・ロジャーズ監督はエースではなく、アダム・アイダを先発に起用している。古橋は4−0と大勢が決まったなか、62分の前線入れ替えで途中出場した。 セルティック専門サイト『Celts Are Here』によると、ロジャーズ監督は試合前、前線の人選について、「ピッチがトリッキーで、特にキルマーノックのマンツーマンのプレーから、最初をかわすのが大変なときがあるので、アイダがいればそのプレッシャーをかわせる。もちろん、少しフィジカルも出せる。だから彼が入った」と説明している。
「2人の異なるタイプのストライカーがいるのは素晴らしいことだと思う。どちらも速く、かたやよりフィジカルで、もうひとりはスピードと動きがある。だからこの試合ではアイダを使えて、キョウゴは必要なら途中出場と感じた」 結果的に、アイダが立ち上がりに先制点を奪ったことで、勢いに乗ったチームは快勝でトロフィー獲得を決めた。指揮官の選択がヒットしたかたちだ。 アンジェ・ポステコグルー前監督が去り、ロジャーズ体制となった今季、新指揮官のスタイルで古橋が過去2シーズンよりも苦しんだのは周知のとおりだ。優勝決定戦での起用は、今後に影響あるのか。古橋とロジャーズのこれからが注目される。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 14:34
欧州サッカー連盟(UEFA)は15日、イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・シティ(Manchester City)の親会社であるシティ・フットボール・グループ(CFG)について、スペイン1部リーグのジローナ(Girona FC)が来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)に出場するためには、ジローナに対する出資比率を下げなくてはならないと述べた。
CFGが株式47パーセントを保有するジローナは今季、レアル・マドリード(Real Madrid)と一時リーグ優勝を争う快進撃を見せて4位以上が確定し、来季のチャンピオンズリーグ出場権を手にしている。
UEFAのクラブ財務管理組織(CFCB)は14日、複数クラブの所有に関するルールの更新を知らせる書簡を関係者に送付した。内容は同一オーナーの2チームが同じ欧州大会に出場することを禁じるもので、過半数株を所有することによる「支配」だけでなく、一つのオーナーが複数クラブに対して「決定的な影響力」を持つケースも適用の対象になるとされた。
CFGはジローナの過半数株主ではないが、CFCBによると、クラブの株式全体の30パーセント以上を保有している場合などは、「クラブの意思決定において決定的な影響力を行使する能力」に該当する。
そのため、シティとジローナが来季のチャンピオンズリーグにともに出場するためには、CFGはUEFAが定める6月3日の期限までにジローナの株を一部売却する必要がある。一般的に経済的に好ましくないとされている株式の性急な売却を避けるため、CFCBはUEFAの監督下にある「ブラインド・トラスト(白紙委任信託)」にクラブの株式を移すというオプションを用意しているが、来季限りの一時的な措置となる。
UEFAのルールに従えない場合は、リーグ戦順位の低い方がヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2024-25)に回ることになり、今回のケースではジローナがヨーローッパリーグ行きになる可能性が高い。
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2024年05月16日 14:13
[J1第14節]柏 2−1 湘南/5月15日/三協フロンテア柏スタジアム
5月15日、Jリーグの日に行なわれたJ1第14節で、柏は湘南とホームで対戦。
2024年05月16日 14:11
プレミアリーグでは来シーズンからビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)が廃止される可能性があるようだ。15日、イギリスメディア『BBC』や『スカイスポーツ』などが伝えている。
審判の判定をサポートするために世界中の多くのリーグで採用されているVARだが、プレミアリーグでは判定をめぐって様々な問題が頻発している。特に今シーズンは審判間のコミュニケーションミスで間違った判定で試合が再開されたことがあったほか、オフサイドが見逃されたり、PKと判定されないこともあるなど、試合後にプロ審判協会(PGMOL)が誤審と認め謝罪することもしばしば起こっている。
中でも物議を醸す判定が今季何度かあるウルヴァーハンプトン(ウルヴス)は、プレミアリーグに対してVARの廃止を求める意見書を正式に提出した模様で、以下のように声明を発表している。
「2019−20シーズンにVARが導入されたことはフットボールとプレミアリーグの最大の利益のために誠意を持って下された決定だった。しかし、それはファンとフットボールの関係を損なわせ、プレミアリーグのブランド価値を損なう多くのマイナスな結果をもたらしてしまっている」
「決議案を提出するという決定は、プレミアリーグ、PGMOL、その他の人々に最大限の敬意を払って、慎重に検討した結果下されたものだ。責められることは何もなく、私たちは皆、フットボールにとって可能な限り最高な結果を求めているだけだ。そしてすべての関係者は追加のテクノロジーの導入を成功させるために懸命に努力をしてきた」
「しかし、プレミアリーグでのVARの5シーズンを経て、その将来について建設的かつ重要な議論をする時期が来た。私たちの立場は精度のわずかな向上のために支払っている代償は試合の精神に反するものであり、その結果、2024−25シーズン以降はそれを削除すべきであるということだ」
これを受け、来季のVAR廃止を決める投票が6月6日に開催される年次総会で実施される予定になっている。このため、ウルヴスを除いた19クラブのうち、13クラブがこれに同意した場合、来季以降のプレミアリーグではVAR廃止が決定する。
しかし、プレミアリーグとしてはVARの採用によって正しい判定が82パーセントから96パーセントに増加したことが示されているデータもあることから、VARを廃止することは考えてはおらず、運用方法の改善に力を入れていく方針であることを明らかにしている。
プレミアリーグのスポークスマンは「プレミアリーグは来月に行われる年次総会でクラブとVARに関する議論をしていくことを確認する。クラブには総会で提案を行う権利があり、私たちはVAR使用に関する懸念や問題を認識している。しかし、リーグはVARの使用を全面的に支持しており、PGMOLとともに試合とファンの利益のためにシステムを継続的に改善していくことに取り組んでいく」とコメントしている。
なお、現時点ではいくつかのトップクラブはVARを完全に廃止することには同意しておらず、その運用方法やサポーターとのコミュニケーションの改善に焦点を当てるべきだという考えがある模様で、VAR廃止案が可決されるかは不透明となっている。それでも、ウルヴスは賛成票を集めるために他クラブに働きかけていくことも予想されており、今後の動向には注目が集まっている。
2024年05月16日 14:09
FC町田ゼルビアの底力を感じたゲームだった。5月15日に開催されたセレッソ大阪戦のことである。後半アディショナルタイムの決勝弾で劇的な勝利を収めた試合を振り返り、町田の黒田剛監督は次のようにコメントした。
「前節の湘南戦は引き分けでしたが、敗戦のレベルでした。かなり厳しい印象を持ったゲームだったので、戒めの気持ちを持って試合に入りました。湘南戦を敗戦と捉えたなかで、絶対に連敗はできないスタンスで選手たちは準備してくれました」
正直、84分の失点で1-1にされた時はドローが濃厚だと思った。実際、黒田監督も「PKで追いつかれてどうなるかというところもあった」と心境を明かしている。それでも、町田は後半アディショナルタイムに決めたミッチェル・デュークのゴールで最終的に2-1と勝ち越し、勝利を手繰り寄せた。
黒田監督は言う。
「『絶対に負けたくない。俺たちが勝つんだ』という気持ちを90分間切らさずに戦ってくれた。林(幸多郎)のクロスからデュークが技ありのゴールを決めてくれました。引き分けと勝利では全然違うシチュエーションのなかで、勝ち切れたのは素晴らしいことです」
「俺たちが勝つんだ」というスタンスで、それを成し遂げてしまう選手たちの実行力はある意味恐ろしい。
C大阪戦の勝利は、失点と連敗を極度に嫌う黒田監督の“執念”が選手たちに乗り移った格好での白星だろう。
キャプテンの昌子源が「僕たちも必死」と言うが、その「必死さ」を勝利に結びつけるのは簡単ではない。
取材・文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年05月16日 13:31
スタッド・ランスの日本代表MF伊東純也が、15日のリーグ・アン第32節マルセイユ戦(延期分)に先発フル出場。決勝点となったオウンゴールを誘発するなどの活躍を見せ、フランスメディア『マキシフット』による同試合のマン・オブ・ザ・マッチ(MOTM)に選出された。
ここまで7アシストを記録し、リーグ・アンのアシスト王争いを繰り広げる伊東。延期されていたマルセイユ戦に臨むと、33分に右サイドから最終ラインと相手GKの間にグランダーのクロスを供給。これにFWマーシャル・ムネツィとともに飛び込んだ相手DFのオウンゴールを誘発した。その後もドリブル突破やヒールでのスルーパス等々、攻撃を牽引。ランキング首位タイとなる8アシスト目こそは生まれなかったものの、1−0の勝利に貢献している。
伊東は先発フル出場を果たし躍動。『マキシフット』はマン・オブ・ザ・マッチに選出するとともに、「ランスにとっては、何の意味も持たない試合? ただ、ランスのウインガーには関係ないこと。今夜も、この日本人は自身の価値を示そうと必死にプレーし、右サイドでマルセイユの毒となった。ドリブルがすべての違いを生み、クロスは(シャンセル・)エンベンバのオウンゴールを誘ったのだ」と賛辞を送った。
リーグ・アンは次が最終節となる。伊東と中村敬斗を擁するスタッド・ランスは、スタッド・レンヌと激突。ウスマン・デンベレ(パリ・サンジェルマン)やキリアン・エンバペ(パリ・サンジェルマン)らと争うアシストランキングの行方にも注目だ。
【ハイライト】伊東純也が躍動