2024年04月16日 16:40
女子ゴルフの今季メジャー初戦・ワールド・レディース・サロンパス・カップ(5月2日開幕)が行われる茨城GCで16日、大会概要を発表する記者会見が行われた。 昨年は西コースでの開催だったが、今年は西村優菜が優勝した2021年以来、3年ぶりに東コースで行われる。東コースは西コースに比べて、距離が長いことが特徴。コースヤーデージは21年大会と比べ、18ホールで計35ヤード伸びている。 コースセッティング担当の茂木宏美は所用のために会見を欠席したが、「フェアウエーラインは21年と比べ変更しているホールもありますが、幅は前回とほぼ同じです。(20ヤード延伸の)4番は前回345ヤードと同じティー面で、後ろに下げた形です。そのティーの長さが32ヤードあるので、穂によってティーの位置を前後に動かし、ターゲットに変化をつける目的があります。西コースと違い、花道を使えない状況がかなり多いので、そのような時にどんな球筋で、どのように攻めていくのかが、本年度の見どころだと考えています」とコメントを寄せた。 出場予定選手は120人で、米女子ツアーを主戦場とする古江彩佳、西村優菜、勝みなみ、稲見萌寧が参戦予定。昨年の韓国ツアー賞金女王のイ・イェウォンも世界ランキングの資格で出場を予定している。なお、昨年同大会を制した吉田優利は出場しない。 会見に出席した日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)の小林弘美会長は「初優勝のドアをトントントンとたたいている人がいっぱいいますし、すでに3人も出ている。なおかつ、アメリカから帰ってくる選手もいるというところで非常に楽しみな大会に、春のメジャーになると思っています」と期待を寄せた。
2024年05月16日 12:24
男子ゴルフのメジャー大会、マスターズ・トーナメント(The Masters Tournament)が開催されるオーガスタ・ナショナル・ゴルフクラブ(Augusta National Golf Club)の元倉庫従業員が、アーノルド・パーマー(Arnold Palmer)氏のグリーンジャケットを含む大会記念品などを盗み、オンラインの仲介業者に売り渡した事件で有罪を認めた。
米イリノイ州北部地区連邦検事局によると、リチャード・グロベンスキー(Richard Globensky)被告(39)には盗品の輸送および譲渡の罪で最高10年の懲役が科される可能性があるという。量刑は10月29日に言い渡される。
検察当局によると、グロベンスキー被告は2009年から22年にかけて、オーガスタの倉庫助手として勤務していた際にマスターズのグッズや記念品を盗んでいた。
盗難にあった品の中にはマスターズを制覇したパーマー氏やジーン・サラゼン(Gene Sarazen)氏、ベン・ホーガン(Ben Hogan)氏に授与されたグリーンジャケットや、大会の共同創設者であるボビー・ジョーンズ(Bobby Jones)氏の署名が入った直筆の文書や手紙が含まれていたという。
また被告は、倉庫からマスターズのシャツ、帽子、旗、時計、マグカップなどの大会グッズを大量に盗み出していた。
グロベンスキー被告は記念品やグッズを、フロリダ州の仲介業者に総額560万ドル(約8億7000万円)で売り渡したという。
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2024年05月16日 10:32
◆米女子プロゴルフツアー みずほアメリカオープン(16日開幕、米ニュージャージー州リバティーナショナルGC)
スポンサー大会となる古江彩佳(富士通)が中継局WOWOWのインタビューで抱負を述べた。
2週前の国内メジャー(予選落ち)から日本で調整をしていたという古江はJMイーグルLA選手権(25位)以来の米ツアーを前に「(この大会は)去年良いイメージがあったコース。こうやってサポートをしていただけるようになり、自分がアンバサダーになって楽しみな大会の一つだったので、戻ってこられて良かった」と喜びを語った。
昨年は4位。コースの印象について「簡単ではないけど、すごくスコアが出たイメージがあるので、ちゃんとバーディーパットを打っていかなきゃいけないなという印象」と語り、気を引き締めた。前戦後は日本でコーチの父とともに調整した。「いろいろとずれていた部分もあったので、そこをもとに戻すという感じで」と説明。今週に入り感覚は「ボチボチ」という。
現在世界ランク27位で、日本勢3番手。圏内の2番手入りへ、ランク25位の山下美夢有を追う立場で、スポンサーの大会を迎える。「しっかり4日間、まずは戦えるように。アンバサダーとしても上位争いをして大会を盛り上げられるように頑張りたい」と決意を示した。
2024年05月16日 10:14
◆米女子プロゴルフツアー みずほアメリカオープン(16日開幕、米ニュージャージー州リバティーナショナルGC)
渋野日向子(サントリー)は大会を前に中継局WOWOWのインタビューで意気込みを語った。
前週(コグニザント・ファウンダーズ・カップ)の予選落ちから引き続き、ニュージャージーでの試合となる。自身の調子について「まだそんなに良いとは思ってないので徐々にがんばります」と話した。コースに関し「グリーンがね、サイドがかなり難しい。乗せるのが難しいと思うので、しっかりセカンドショットとか、グリーンを狙うショットを頑張りたい」と警戒しつつ、攻略を見据えた。
ニューヨークの街中を望むコースであり「昨日はインコースを回ってすごく良い景色のところがあったりしたので、おーと思ったりしていた。なかなか見られる景色ではないから、そこを見られるような余裕が持てればいいなと思います(笑)」。決勝ラウンドではジュニアと一緒に回るため「こうやってプロの試合でジュニアの子が出られるということって、ジュニアの子たちにとって貴重な経験になる。プロと回れることもすごく素晴らしいなと思うので、ジュニアの子と回れるように頑張りたい」と予選通過を誓った。
今週後にリシャッフルがあり、自身は厳しい状況に置かれる。「そこをすごく気にしてしまうところではあるが、まずは自分のやるべきこと、ショットだったりというところに集中してがんばりたい」と意気込んだ。
2024年05月16日 09:26
【女子ツアーの裏で蠢く火種と禍根】#1
❤ご褒美ショット❤原英莉花、胸元パックリの純白衣装で前かがみ!
今季女子ツアーは11試合を消化し、史上4人目の初優勝から2戦連続優勝を遂げた竹田麗央をはじめ、初優勝プロが4人も出るなどフレッシュな選手の活躍で賑わいを見せる。
2024年05月16日 08:02
◆女子プロゴルフツアー ブリヂストンレディス 第1日(16日、千葉・袖ヶ浦CC袖ヶ浦C=6731ヤード、パー72)
第1ラウンドがスタートしたが、午前7時44分、降雨によるコースコンディション不良のため、競技が中断した。山下美夢有(みゆう、加賀電子)、竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)、吉田優利(エプソン)の第15組がスタートする直前に雨が強まり、中断を知らせるホーンが鳴った。
トップスタートも2ホールを消化したのみで、競技がストップした。10番でバーディーを奪った鶴岡果恋(明治安田)が首位に立っている。
2024年05月16日 08:00
「なかなかうまくならない」「練習やラウンドもモチベーションが上がらない」。
そんなゴルファーたちにステキな笑顔でゴルフが楽しくなる上達法を教えてくれるのが“ときめきワンポイントレッスン”。
今月は寺岡妃奈さんの登場です。 股関節に体重がしっかり乗る感覚をつかんでスエーを防ごう One Point Lesson
バックスイングの際に体が右足の外側に流れる、いわゆる“スエー”をしてしまうアマチュアは多いです。
スエーが起こるとインパクトにズレが生じやすく、ダフリやトップなど、さまざまなミスが出てしまいます。コースで足場に傾斜がつくと、この傾向はさらに顕著になりますね。 One Point Lesson
スエーを防ぐためには、テークバックで右の股関節にしっかりと体重を乗せていくことが重要です。右股関節で体重を受け止めることで胸が十分に回り、適正なトップを作ることができます。下のドリルを実践することでこの感覚がつかめると思いますので、ぜひトライしてください。 右股関節で体重を受け止める感覚がつかめるドリル
右足を踏み込む準備として、右カカトを上げた状態でアドレスする。始動の際に右股関節への体重移動が意識しやすくなる。
右カカトを踏みながらバックスイング。同時に左カカトを上げると右股関節に体重が乗る感覚をよりはっきりと感じられる。
トップからインパクトにかけては、左カカトを踏んで右に乗せた体重を左に移すと、インパクトの安定感も増す。
いかがでしたか? 股関節に体重が乗る感覚を意識してスエーを防ぎましょう!
寺岡妃奈
●てらおか・ひめな/山口県出身。18年JLPGA最終プロテスト進出。現在は都内を中心にレッスン活動を行なっている。昨年、PGAティーチングプロ実技試験に合格。
【Instagram】h..m..n._.t
写真=田中宏幸
協力=広尾ゴルフスタジオ
2024年05月16日 07:00
グリーンを外したとき長いパットが残ったときにボギーになってしまうピンチを防ぐショートゲームのワザをツアープロが伝授! ミスなくしっかりリカバリーしたいときはこのスコアメイクに役立つヒントをぜひお試しあれ! 結果よりもスパットに向けてボールを打ち出すことに集中! スパット(ボールを打ち出す目印)
実戦では結果が気になるあまり、ついヘッドアップをしてしまう。これを防ぐために、僕はスパットを近くに設定し、そこに向けてボールを打ち出すことに集中します。 設定したスパットに向けてボールを真っすぐ打ち出す。これに集中すれば頭が上がらない
ボールから10センチ以内が目安で、このスパットを見続ければ、頭が上がらず、ボールを強くヒットできます。その後は頭の位置をキープしながら、「目」でボールの転がりを追う。肩をしっかり動かしてフォロースルーを低く長くとると、距離感も方向性もよくなりますよ。 ヘッドを低く長く出す
「フォロースルーをしっかり出すと、インパクトでパンチが入るミスも防止できます」(植竹) 打球を「目」で追いかける
体が流れないように頭の位置をキープ。首の付け根を支点に顔の向きを左に少しズラして、打球を目で追う 練習するときもスパットを意識し習慣化することが大事 できるだけボールの近くにスパットを設定しましょう!
いかがでしたか? スパットの習慣化でヘッドアップのミスを減らしていきましょう!
植竹勇太
●うえたけ・ゆうた/1995年生まれ、北海道出身。163㎝、63㎏。正確無比なショットに定評があり、フェアウェイキープ率はつねに上位にランクイン。今シーズンはツアー初優勝に期待。セガサミーホールディングス所属。
構成=小山俊正
写真=田中宏幸、相田克己
2024年05月16日 06:15
男子プロゴルフツアーの関西オープンは16日から4日間、滋賀・名神八日市CCで行われる。
2024年05月16日 06:00
女子プロゴルフツアーのブリヂストンレディスは16日から4日間、千葉・袖ケ浦CC袖ケ浦C(6731ヤード、パー72)で開催される。昨年大会覇者の山下美夢有(みゆう、22)=加賀電子=が15日、プロアマ戦で最終調整した。13日時点での世界ランクは25位で、日本勢2番手に浮上。現状2枠のパリ五輪代表圏内に入り「特別な大会」と位置づける大舞台への思いを語った。
山下は4年に一度の大舞台を「特別な大会。チャンスで迎えているので、出たいという気持ちもある」と語った。最新の世界ランクは日本勢2番手の25位。今季はここまで優勝こそないが、日本ツアーは4試合連続5位以内と状態を上げている。
前週は首位で最終日を迎えるも、雨天の中伸ばしきれず、3打差2位に終わった。それでも開幕戦のときより調子は良くなっていると笑みを浮かべる。「初戦と比べたらショットも、ショートゲームも良くなっている」とうなずいた。
連覇がかかる今大会。同会場で行われた2年前は3位と相性は問題なし。「コースは距離が長くて難しい。でも精度が高い球を打てればしっかりスコアも作れると思う」と難セッティングに集中力を高めた。し烈なパリ五輪代表争いの中でも「いつもと変わらないことが大事」と自然体で優勝だけを目指す。(富張 萌黄)
2024年05月16日 06:00
今回は、300 ヤード飛ばすためのお手本にしたいツアーきっての飛ばし屋・永野竜太郎プロをピックアップ。
300ヤードは無理でも、自分に合った「飛ばしスタイル」を見つけて学ぶことで、大幅な飛距離アップが望めます! 飛びの秘密:超ワイドなバックスイング スイングの大きさを変えながら効率的にヘッドスピードアップ! Point1:左腕が長く伸びており、手が体から遠く離れている。このときに体が流れていないのもポイントだ Point2:左カカトの踏み込みで切り返す。 腕は体の回転より少し遅れ、クラブの円弧は小さくなる
Point3:両足、両腕ともに伸びきってヘッドスピードが最速に達する
【アドレス】
やや右足に体重が乗った状態の構え。一見すると手元よりもヘッドが前方にセットされて見えますが、インパクト時はヘッドが遅れてきます。その際、フェースが少し右を向きやすいので、ストロンググリップにしておくことで、それを回避しています。
【バックスイング】
永野選手の特徴ともいうべき非常にワイドなバックスイング。左足のカカトの浮きは肩の回転が止まらないためのものです。一般的にはスエーしやすい動きですが、右足でしっかりと体重を受け止めています。これは右足首よりもヒザが、ヒザよりも股関節が内側にあるという位置関係によってもあきらかです。
いかがでしたか? ぜひ永野選手の大きなバックスイングを参考にして大幅な飛距離アップに繋げてみてください。
永野竜太郎
●ながの・りゅうたろう / 1988年生まれ、熊本県出身。181cm、85kg。23年は初出場の「全米オープン」で20位に入るなど健闘し、国内賞金ランキングも自己最高の9位。23年のドライビングディスタンスは309.38ヤード。フリー。
解説= アッキー永井
●ながい・あきふみ(永井研史) / 1987年生まれ、神奈川県出身。 “アッキー” の愛称で親しまれている人気コーチ。人体解剖学や物理学の視点を取り入れたわかりやすいレッスンに定評がある。
写真=ゲーリー小林
2024年05月16日 05:00
プロゴルファーの金田久美子が自身のInstagramを更新。タンクトップ姿のプライベートショットを公開しました。 金田プロ、魅惑のタンクトップ姿に「ますますファンになりました」
金田プロは「美味しいもの食べて」「わん達と遊ぶと元気出る」とコメントし、数枚の写真をアップ。写真ではスターバックスのドリンクを片手にリラックスした金田プロや、愛犬と戯れているもの。また食事を楽しむ姿などが公開されています。
この日は白のタンクトップに同系色のパンツというコーディネート。靴には白と黒を基調としたNikeのスニーカーを着用しています。スポーティーでカジュアルなスタイルでオフを楽しんだ金田プロですが、コメントでは「今週のコースむずい」と今季メジャー初戦「ワールドレディスチャンピオンシップ サロンパスカップ」に対して不安な気持ちを打ち明ける場面も。
最後に「感謝の気持ちを忘れずに、ふぁいてぃん!」と意気込みをつづって投稿を締めた金田。この投稿にファンからは「か、か、か、かわいすぎる!」「ますますファンになりました」「何着ても似合いますね」などのコメントが寄せられました。
いかがでしたか? ぜひ金田プロのツアーでの活躍をチェックしてみてくださいね!
【参考】
※kinkumiringo93/Instagram
2024年05月15日 18:12
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン プロアマ戦(15日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
昨年大会覇者の蝉川泰果(アース製薬)が16日の開幕を前にプロアマ戦後に取材に応じ、「ゴルフの感覚がすごく良くなっている。
2024年05月15日 17:47
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン プロアマ戦(15日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
桂川有人(国際スポーツ振興協会)がプロアマ戦後に取材に応じ、ヨーロピアン・オープン(5月30日〜6月2日、ドイツ)から欧州に主戦場を移すことを明らかにした。
4月の日欧共催大会ISPSハンダ欧州・日本トーナメントで優勝し、今季から3季分の欧州ツアー出場権を獲得。今後のスケジュールについて頭を悩ませていたが、次週のミズノオープン(岡山)後に乗り込むことを決めた。「欧州だけを考えてスケジューリングした。今のところ、日本ツアーは最終戦の日本シリーズJTカップは出られたら出たいという感じ」。腰をすえて、欧州ツアーに挑む構えだ。
米国の下部ツアーを戦った桂川だが、国をまたぐ転戦は「アメリカより不安」というのが正直な思い。もちろん楽しみでもある。「挑戦するんだなというのをすごく感じる。自分にはピッタリ。現地でやっているうちに問題とか、聞きたことも出てくると思うので、川村(昌弘)さんとか、(中島)啓太に聞いたりしながらやっていこうと思う」。頼れる先輩、後輩と共闘する。先週、都内の美容院で髪の毛を短くカットした。「海外に行く前にと思って」と照れ笑い。渡欧前の2戦で結果を出し、気分良く海を渡る。
2024年05月15日 17:11
◆男子プロゴルフツアー 関西オープン プロアマ戦(15日、滋賀・名神八日市CC=6869ヤード、パー70)
石川遼(カシオ)はプロアマ戦に出場し、16日の開幕に備えた。2週前の中日クラウンズは3位スタートから順位を下げ34位。前週のバイ・ザ・プレーヤーズはエントリーせず、1週間を練習に費やした。「いつも通りのトレーニング」に加え、アイアン全般のキャリーの確認に時間を割いた。
「スイングだったり、ロングゲームだったり、ショットそのものの精度を、自分の行けるところまで高めていきたい」との思いで、この数年ゴルフに取り組んでいる。「着実に良くなっている状態。そのなかで、良くなってきたからこそ新たな課題が見えてきている」と語った。
中日クラウンズが行われた和合で、アイアンショットのズレに苦しんだ。「去年よりドライバーの飛距離が出てきていて、それが自分でも楽しくて。そこにフォーカスしていたり、ドライバーのスピードが出たなとか楽しかったりもするけど、僕のゴルフは地味で泥臭いところで成り立っている。そこを痛感した」。
アイアンの飛距離も伸びたことで、微妙な距離感をつかみきれないままだった。ショートアイアンを握る場面が多い同コースで、グリーン奥に外す場面が何度かあった。「いいショットでピンに真っすぐ行ってオーバーがあった。去年の延長という感じでいけるかと思っていたけど、アップデートしなきゃいけない。先々週から今週でどれくらい出来るか。向き合っていかなきゃいけない部分」。今季4戦目を前に、やるべきことを明確に掲げた。
2024年05月15日 16:37
「女子ゴルフ、ブリヂストン・レディース」(16日開幕、袖ケ浦CC袖ケ浦C=パー72)
今季から米女子ツアーに本格参戦している吉田優利(24)=エプソン=が国内初戦を迎える。大会前日の15日はプロアマ戦に出場し、コースの最終確認を行った。
日本には14日の夕方に帰国したばかり。用具契約を結ぶブリヂストンの大会で「調子は良くなくて不安なところはいっぱいありますけど、でもこの試合に帰ってきたことがうれしい」とホステスプロとして笑顔を見せた。
昨季国内メジャーで1勝を挙げた実力者も米女子ツアーにもまれている。今季4戦に出場して予選落ちが2度。最高成績は前週のコグニザント・ファウンダーズ・カップの50位とまだ好成績は上がっていない。限られた出場機会の中で「この調子ならさほど(ポイント)ランキングはさほど上がらない」と出場可能な試合を2試合ほどスキップする慎重な姿勢も取った。
とはいえ「実戦が必要ですねえ。もうちょっと試合がやりたい」というのが本音。今週のみずほアメリカズ・オープンはウェイティングで、マンデートーナメントからの出場枠もわずか2枠。出場が厳しいことから「マンデーも出た方が良いと思ったけど、可能性と自分の調子を考えたときに、この試合に帰った方がブリヂストンさんにも恩返しができると思った」と出場機会を求めて、国内での出場を決めた。
選手層の厚さなど、米女子ツアーで苦戦する要因はいくつかあるが、一番はコースに対応するショットの部分。芝の種類や形状など多様性に富んだ米国のコースに対し、その場しのぎの改善では戦えないと感じている。「分かってはいるけど、プレーをしながら改善するのは向こうの方がコースも難しいのでうまくいっていない原因」と自己分析。ショートゲームの名手も、国内ではあまり使わなかったスピンコントロールを重視したアプローチを練習するなど、悪戦苦闘しながら努力を積み重ねている。
自信家だった吉田優利が「ここまでゴルフに不安になることは初めて」と口にするほど、今は自信もなくなった。それでも、表情や立ち振る舞いは今まで通り明るく、むしろ成長の機会と捉えており、充実感さえ感じさせる。吉田は「今までうまくいきすぎていたと思うし、新しい経験と思って我慢させられていると思う」と前向きに語った。