2024年04月16日 05:00
史上初となるK−1世界王者からのボクシング世界王者を目指してモロニーに挑戦する武居由樹が15日、横浜市内の大橋ジムで公開練習を行った。武居はこれまでの試合前の中でも「一番スパーリングをやってきている」と豊富な練習量を明かし、「絶対取りたい気持ちがどんどん強くなっていて。しっかり倒したい」とKO宣言。八重樫東トレーナー(41)は「引き出しが多くなったというのは、少し勝率が上がったと思う」と成長を評価した。 3月8日の記者会見以来の取材対応となった武居は「緊張感とか危機感は、しっかり持ちながらやっている。気を抜いて(リングに)上がったら絶対に倒されちゃうので。1カ月前の発表会見の(時の)ままじゃ絶対に勝てなかった。成長しなきゃいけないなというところで危機感を持っています」と、ここまでの心構えを明かした。 八重樫トレーナーは「世界戦が決まってから、危機感がある分、集中する場面が多くなってきたし、すごく伸びているというか、いいスパーリングをするようになってきて、今までできなかったことができるようになってきた。成長をすごく感じている」と短期間での進化を強調した。 具体的には「今までワンツーが出なかったんで、それができるようになった」という。「アッパーとかフックとかK−1時代に倒してきたパンチはもともと打てるんですけど、ボクサーのワンツー、ストレートがスパーリングで出るようになったので、試合でも出るんだろうなという思い」と説明。「引き出しが多くなったっていうのは、勝率が少し上がったと思う」と戴冠に期待を持たせた。 武居も「あまり出たことない技が出たりしてて、スパーリング中とかも自分で驚いてたりする」と成長の手応えを明かす。「本番に出なきゃ意味ないので、出せずに終わらないようにします。少しずつ前より勝率が上がってるのかなとは思うんですけど、全く油断はしていない」と気を引き締めていた。 ◆武居由樹(たけい・よしき)1996年7月12日、東京都足立区出身。2014年、キックボクシングでプロデビュー。17年、第2代K−1 WORLD GPスーパーバンタム級王者。21年、プロボクシングに転向。22年、東洋太平洋同級王者。23年、王座を返上しバンタム級に転向。キック時代の戦績は23勝(16KO)2敗。身長170センチ。
2024年05月16日 12:00
米AEWに移籍した元新日本プロレスのレインメーカーオカダ・カズチカ(36)が、15日(日本時間16日)の「AEW DYNAMITE」でダックス・ハーウッドの挑戦を退けAEWコンチネンタル王座の防衛に成功した。
この日のメインイベントでタイトルマッチに臨んだオカダは、ラフファイトも交えて試合を優位に運んだ。しかしレインメーカーをかわされると、ロコモーション式ジャーマン、ハーフネルソンスープレックスで反撃を許す。
さらに一進一退の攻防から掟破りのツームストーンパイルドライバーを浴び、2発目のレインメーカーも回避されてシャープシューターに捕獲される。それでもこれをロープで逃れると、場外へ避難してベルトをリングに持ち込んだ。
レフェリーがこれに目を奪われている間に、即座にリングに戻ったオカダは、追いかけてリングに入ろうとしたハーウッドにロープを利した急所攻撃。そのまま一気にレインメーカーをさく裂させ3カウントを奪ってみせた。
オカダは次回PPV「Double or Nothing」(26日=日本時間27日、ネバダ州ラスベガス)でヤングバックス(マシュー&ニコラス・ジャクソン)、ジャック・ペリーと組んでFTR(ハーウッド&キャッシュ・ウィーラー)ブライアン・ダニエルソン、エディ・キングストン組と4対4ノールールマッチ「アナーキー・イン・ジ・アリーナ」を控えている。王座戦の勝利で弾みをつけると、試合後のリング上には「ジ・エリート」が乱入。オカダもハーウッドをベルトで殴打し追撃していく。
するとここに、何とダービー・アリンが登場して「ジ・エリート」をリングから排除。この日の大会では、4対4マッチに出場予定だったキングストンが、11日(日本時間12日)の新日本プロレスカリフォルニア大会で負傷したことがアナウンスされていた。この代役に名乗りを上げたのが、負傷欠場中で4月にはバスに轢かれたハズのアリンだった。
まさかの新展開に会場が騒然となるなか放送は終了。キングストンの欠場とアリンの復活で「Double or Nothing」は風雲急を告げてきた。
2024年05月16日 09:44
米国・AEWの「AEW DYNAMITE」が15日(日本時間16日)に放送され、IWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(38)が竹下幸之介に襲撃され改めて王座挑戦を要求された。
モクスリーは11日(日本時間12日)に新日本プロレスのカリフォルニア大会で海野翔太の挑戦を退け3度目の防衛に成功した。しかし直後のリング上で「ハウス・オブ・トーチャー」のEVILにベルトをスプレーで黒く塗りつぶされ挑戦を要求された。これを受け6月9日大阪城ホール大会でEVILとの4度目の防衛戦が決定している。
この日の大会ではブライアン・ダニエルソンとのタッグでカイル・フレッチャー&ジェフ・コブと対戦。入場時に襲撃を受け主導権を奪われる場面もあったが、最後はフレッチャーをデスライダーで沈め勝利を収めた。
しかし決着後のリング上で、竹下に襲撃されてしまい大ダメージを負ってしまう。クラウディオ・カスタニョーリが救出に訪れると、竹下は腰に手を当てるポーズでベルト挑戦をアピールしながら退場した。
モクスリーは4月にAEWマットでパワーハウス・ホブスを下しV1に成功した直後、竹下から同様のアピールを受けていた。すでに新日本マットでのV4戦が決定済みのなか、両団体でそれぞれの遺恨が勃発しており、今後の展開から目が離せなくなりそうだ。なお、ベルトはこの日も相変わらず暗黒化されたままだった…。
2024年05月16日 07:46
【WWE】RAW(5月13日・日本時間14日/グリーンビル)
激闘のなかで熱血レスラーの髪の毛がみるみるうちに逆立つ現象が起こってファンが騒然。実況も逆立つ金髪を見て「まるでスーパーサイヤ人のようだ」と声をあげるひと幕があった。
【映像】激闘でリアル「スーパーサイヤ人」に変化する瞬間
イリヤ・ドラグノフとジェイ・ウーソが対戦。WWEドラフトで下部団体「NXT」から昇格を果たし、強烈なキャラクターで注目を集めているドラグノフの逆立つ髪型が「あの人気マンガのキャラクターのようだ」と話題となった。
「RAW」屈指の実力者ジェイとドラグノフの対戦は互いの大技を出し合う激闘に。この日も熱血ファイトのドラグノフがたぎりのオーバーアクションから、背後をとってジャーマン・スープレックスを2連発、3発目はジェイがこらえてカウンターのスーパーキックからアッパーカット、ドラグノフも延髄ぎりと一進一退の攻防が続く。
さらにドラグノフはロープの間をターンする619の勢いのままクローズラインを放つフィニッシャー「コンスタンティン・スペシャル」を放つも、これもジェイが2.5でキックアウト。ここでドラグノフは金髪が突如逆立って、凄まじい形相となった。
このシーンを見た、実況の清野茂樹アナウンサーは「髪が逆だっているように見えます。もう本当にスーパーサイヤ人のようです」と実況。見た目も含め既視感ある姿にファンも「リアルスーパーサイヤ人だ」「スーパードラグノフ」と反応した。
その後も、ドラグノフは小橋建太を彷彿させる「マシンガンチョップ」や、大谷晋二郎の「顔面ウォシュ」などジャパニーズ・ムーブで日本人ファンの心を掴む動きを連発した。
先週の『RAW』では、額から血を流しながら拳を振り下ろすフィニッシャー「H‐ボム」を披露、己を鼓舞しながら見せるオーバーアクションな決めポーズに”とにかくアツい漢”と話題沸騰だったドラグノフ。今週はジェイの「ウーソ・スプラッシュ」に惜しくも敗れたが、魂を削るような“熱血ファイト”は今後も話題と人気を集めそうだ。(ABEMA/WWE『RAW』)
2024年05月16日 07:16
女子プロレスのSareeeが主宰する「Sareee―ISM」事務局は15日、「Sareee―ISM Chapter 4」を7月29日、「Chapter V」を9月2日にいずれも新宿FACEで開催することを発表した。
2024年05月16日 07:02
全日本プロレスは16日までに29日の後楽園ホール大会で青柳優馬と黒潮 TOKYO ジャパンがシングルマッチで対決することを発表した。
2人は、チャンピオンカーニバル公式戦の4・20浜松大会で対戦。青柳優が黒潮のジャケットをはぎ取りリングアウト勝ちし遺恨が生まれた。5・12横浜BUNTAI大会でも青柳がジャケットを奪えば、黒潮も敵が着用した「越中」と書かれた空手道着を身につけ試合後も大乱闘に発展。深まる遺恨にバックステージで黒潮が怒りを爆発させれば青柳優も「お前はただのにぎやかしなんだ。てめぇをぶちのめした後、お前の上に立ち上がって福山雅治歌ってやるから覚悟しておけ!」と挑発していた。前回はリングアウト勝利だっただけに今回の再戦での完全決着を予告していた。
5・29後楽園は、メインイベントで三冠王者・安齊勇馬がチャンピオンカーニバル優勝者の宮原健斗と初防衛戦を行う。
◆5・29後楽園決定済み対戦カード
▼三冠ヘビー級選手権
王者・安齊勇馬 vs 挑戦者・宮原健斗
▼世界タッグ選手権
王者組・斉藤ジュン、斉藤レイ vs パロウ、オディンソン
▼NWA世界ヘビー級選手権試合
王者・EC3 vs 挑戦者・本田竜輝
▼シングルマッチ
青柳優馬 vs 黒潮 TOKYO ジャパン
2024年05月16日 06:00
アマチュアボクシングで高校1年時にアジアジュニア選手権50キロ級優勝、高校2年時に高校選抜フライ級優勝、高校3年時に高校総体フライ級優勝、世界ユース選手権フライ級5位の戦績を残した吉良大弥(20)=志成=が、6月27日に後楽園ホールでプロデビューすることが15日、都内の志成ジムで発表された。コムサン・カエウルエアン(タイ)とスーパーフライ級6回戦を行う。
吉良の長姉はキラッ☆CHIHIROのリングネームでプロキックボクサーとして、次姉はキラッ☆YUUKIのリングネームでプロキックボクサー、プロボクサーとして活躍し(現在は引退)、実家はかつてキックボクシングジムを経営。自身も4歳からキックボクシング、小学校低学年からボクシングを始め、中学1年生からボクシング一本に絞った。
王寺工業高校から東京農大とアマチュアボクシングのエリートコースを進んだが、パリ五輪出場がかなわず、大学を2年で中退してプロ入り。大学1年時、志成ジムでWBA世界スーパーフライ級王者・井岡一翔(35)と初めてスパーリングする機会があり、「何度かやらせてもらって、1年後くらいに直接声をかけてもらって、それからですね」と、井岡からの誘いでプロ入り、志成ジム入りを決めたことを明かした。
「井岡さんからは、すごく褒めていただいて。才能があると言っていただけた。農大の先輩でもあるので、そこのつながりで、チームとして一生に戦っていけたらうれしいと言われて」
目標を「ボクシングを形にはめたくない。得意なボクシングを作らないというか、いろんな動きができる飽きられないボクサーになると、みんなに見てもらえるのかなと。お客さんに面白いとおもってもらえる試合ができれば、最終的じゃないけど世界チャンピオンとか統一チャンピオンとか、ついて来ると思う」と、オールラウンダーに設定した。
来月は井岡のラスベガス合宿に、3週間の予定で同行する。デビュー戦に向けて「自分のボクシングを出して、できることをしっかりやって勝てたらいいなと思います」と意気込んでいた。
2024年05月16日 06:00
全日本プロレスの世界タッグ王者・斉藤ブラザーズ(ジュン&レイ=37)が、The Endことパロウ&オディンソンとの初防衛戦(29日、東京・後楽園ホール)に向け熱くDOOMだ。
2人は12日に閉幕した春の祭典「チャンピオン・カーニバル」にともにBブロックで出場。兄のジュンは準優勝、レイは3冠ヘビー級王者の安齊勇馬を撃破した上、初めて兄に勝つなど結果を残した。
手応えをつかんだ兄弟は「優勝こそならなかったが、シングルプレーヤーとしての自信がついた。弟に比べても少なかったシングルでの経験をたくさん積めたからな」(ジュン)、「頭の使い方がずっと良くなっているのを実感している。リング上での考える力が比べものにならないくらい変わったぞ、ファーオ!」(レイ)と胸を張る。
個人での成長を経てタッグ屋に戻るだけに、V1への自信は揺るぎない。「これで久しぶりに組んだらすげえことに…」(レイ)、「なるな。それぞれ質もレベルも上がっているから。負けるイメージが全く持てない。The Endは強力なチームだが今の俺たちには問題ない。DOOM!」(ジュン)と高笑いする。
王座戦の先に見据えるのが、能登チャリティー大会(6月10日、石川・七尾市田鶴浜体育館)だ。地元の宮城・角田市も2011年の東日本大震災で被災しているだけに、ジュンは「当時俺たちは東京にいたけど実家も被害を受けて、どれだけ大変な思いをしているか分かっているつもりなので。明るく、楽しく、激しいプロレスを見てもらいたい」。レイも「みんなで前を向いて進めるように。そんなプロレスをやりたい」と続いた。ベルトを巻いてチャリティー大会に臨むためにもV1戦は負けられない。
2024年05月16日 06:00
女子プロレス「スターダム」の中野たむが、意味深発言を連発だ。
2024年05月16日 05:00
「大相撲夏場所・4日目」(15日、両国国技館)
平幕宇良が翠富士を押し出し、幕内では自身初となる初日から4連勝を飾った。上位陣の不振が目立つ中、人気業師が土俵を盛り上げる。大関陣は、かど番の霧島が大栄翔に押し出されて3敗目。琴桜は豪ノ山に辛勝して1敗を守った。豊昇龍は平戸海を寄り倒し、星を五分に戻した。全勝は宇良、御嶽海、湘南乃海、宝富士の平幕4人。
派手さはなくとも、うまく、力強く難敵を退けた。今場所初めて自身より小さい相手との対戦。2度つっかけられた後の立ち合いで、宇良は翠富士の突進に押し込まれたが慌てない。左手で相手の頭を押さえながら右ですくって回り込むと、最後は左手をグイッと当てて走るように押し出した。
幕内23場所目で初日からの4連勝は初めて。自己新となるスタートダッシュにも「知らなかったです。覚えてないです」と認識はなかった。関心を示さない理由は単純明快。「一番意識しても意味がないところ。今日勝てば記録更新だなんて思って、相撲を取ってないですから」。余分なものには振り回されない。日常生活から極力ものを持たないミニマリストを志向する男は、必要なことだけに集中している。
感覚にはこだわる。足の裏には硬い部分を作らない。巡業期間中以外は、クリームを塗るなどして毎日ケア。角界入り後、初めて皮が厚くなった時に違和感を嫌い、手入れを始めた。「土俵に足が吸いつくような感じがないと。皮ができていると、しっかり受けられない」。勝負の世界で生き残るための手間暇なら、もちろん惜しまない。
幕内で3連勝発進した過去の3場所は全て勝ち越し。うち2場所で2桁星を挙げている。連勝の話題には「何もないです。終わるまでは」と気を緩めなかった宇良。まだまだ勝ち星を伸ばし、連日満員の館内を沸かせる。
2024年05月16日 05:00
女子プロレス界に猪木ベルトが復活だ! ジュリア(30)、林下詩美(25)が所属する新団体「マリーゴールド」で、4つの王座が新設されることが明らかになった。20日に東京・後楽園ホールで行われる旗揚げ戦を前に、本紙は全日本女子プロレスからの歴史と伝統を継承する「赤いベルト」と「白いベルト」、2本のベルト写真を独占入手。白いベルトには、ロッシー小川代表(67)が敬愛するアントニオ猪木が巻いたことで知られる「UN」の名が刻まれる――。
マリーゴールドにはジュリアら元スターダム勢のほか、元アクトレスガールズの青野未来ら13人が所属。決起集会や神奈川県内での強化合宿を通して結束を固め、旗揚げに向けた準備は急ピッチで進んでいる。
選手の闘争心、モチベーションを高めるアイテムも用意される。本紙の取材に応じた小川代表は、4つのベルトを新設することを明かした。全日本女子プロレスから継承し、「赤いベルト」に位置づけられる団体最高峰王座には「マリーゴールド・ワールド王座」、白いベルトには「マリーゴールド・ユナイテッド・ナショナル(UN)王座」と命名。その他、タッグ王座の「マリーゴールド・ツインスター王座」、55キロ以下の軽量級の選手のみ挑戦できる「マリーゴールド・スーパーフライ級王座」の4本だ。
「団体をつくる上で一番最初に着手したのはベルトをつくることでした。ベルトがないと団体として締まらないし、始まらないから」と説明した。
マリーゴールドには全女の赤いベルトことWWWA世界シングル王座の最後のチャンピオンであり、スターダムの赤いベルト、ワールド王座の初代王者でもある高橋奈七永が在籍。さらにスターダム時代にワールド王座の戴冠歴があるジュリアと詩美、白いベルトと呼ばれるワンダー王座を巻いたことがあるMIRAIが揃っている。
小川代表は「昔から女子プロレスのベルトと言えば、赤と白のイメージがある。昭和の女子プロレスの歴史を受け継いでいく。来月にはベルト戦に動きが見えてくるんじゃないですかね」と今後の展望を明かした。
注目は「UN」の名が女子で復活することだ。男子でUNヘビー級王座と言えば、猪木やジャンボ鶴田、坂口征二、天龍源一郎、スタン・ハンセンら歴代の名レスラーたちが巻いた伝統のベルトで、昭和のプロレス史の中心にあった。小川代表も幼少期にUN王座戦を見ていただけに思い入れは深い。
「53年前にジョン・トロスから猪木さんが取った試合は子供のころに見ていて衝撃的でしたね。今でもよく覚えている。そんな試合を選手たちには期待します。インターナショナル(王座)が手に入らなかったアントニオ猪木の思いがUNに結びついた。これはワールドに手が届かなかった選手が開花するベルトになるかもしれない。いろいろなことできるんじゃないですか」
海外で制作中のベルトは間に合えば、旗揚げ戦でお披露目される予定だ。小川代表は「これらのベルトは、これから新しい歴史をつくっていくっていうこととプラスして、歴史と伝統を受け継いでいく証し。まだ見ぬ強豪たちがベルトを巡って戦っていくことになる」と期待をかける。
昭和の復活を掲げる新団体に、ますます注目が集まる。
【UNヘビーは猪木が日本人1号】UNヘビー級王座を日本人で初めて巻いたのが猪木だ。1971年3月26日(日本時間27日)に米ロサンゼルスでジョン・トロスを破り、第6代王者となった。当時は現在のようにベルトは乱立しておらず、かつ海外のベルトは権威あるものとされた。
猪木は鉄の爪フリッツ・フォン・エリックや銀髪鬼フレッド・ブラッシー相手に防衛を続けるが、71年の日本プロレス追放とともに王座も剥奪された。その後は坂口征二や高千穂明久(ザ・グレート・カブキ)らが王者となるも、日本プロレス崩壊後、全日本プロレスの管理王座に。76年8月にジャンボ鶴田が王座を奪取すると、84年には天龍源一郎も戴冠を果たした。
89年には鶴田がPWFヘビー級、インターナショナルヘビー級と統一し、現在は安齊勇馬が保持する3冠ヘビー級王座に一本化された。なお、天龍プロジェクトでは昨年、UNタッグ王座を新設。PWFから許可を受け、天龍プロが管理する認定タイトルとして王座戦が行われている。
2024年05月15日 23:03
格闘家の皇治(35)が15日、インスタグラムを更新。母との2ショットを投稿し、感謝の思いを記した。
皇治は「遅れた母の日」と3日遅れで投稿したが、「フランス旅行、車、家、好きな物なんでもプレゼントする」と記述。「おかんが応援してくれたこの世界で稼げるようになった事を誇りに思う」とつづった。
格闘家、タレントとしても活躍。「まだまだ恩返し出来るように俺はなる。俺はおかんが大好きや」とメッセージを送った。
フォロワーからは「最高の息子さん」、「かっけぇやん!」、「皇治君のお母様は相変わらず美人さんですね」、「お母様、若くて綺麗でまるで彼女ですね」、「姉弟でも通りそう」、「お母さんにそっくり」などの声が寄せられている。
2024年05月15日 22:30
新日本プロレスジュニアの祭典「ベスト・オブ・ザ・スーパージュニア(BOSJ)」Aブロック公式戦(15日、新潟・リージョンプラザ上越)で、初優勝を狙うエル・デスペラードが苦しみながらもBUSHIを下し、白星を先行させた。
2024年05月15日 18:52
「ボクシング・日本バンタム級タイトルマッチ、日本スーパーフライ級タイトルマッチ」(7月18日、後楽園ホール)
カード発表記者会見が15日、都内で行われ、大橋秀行・大橋ジム会長、瀬端幸男・DANGANジム会長と、出場する6選手が出席した。
四大世界戦を擁して6日に行われた、ボクシングでは34年ぶりの東京ドーム興行を成功させた大橋氏は「ドームが終わったばかりでちょっと今、抜け殻状態」と笑わせつつ、「これをきっかけに、ボクシングの素晴らしさを見せてもらって、皆でまたドームができるような選手になってもらいたい。来年も(ドーム興行が)できれば、この選手の中から出てもらいたい。十分可能性はあると思います」と、来年の東京ドーム興行開催の可能性に言及しつつ、選手に猛ゲキを飛ばした。
この日、発表された主なカードは次の通り。
・日本スーパーフライ級タイトルマッチ 王者・高山涼深(ワタナベ)−15位・青山功(セレス)
・日本バンタム級タイトルマッチ 王者・富施郁哉(ワタナベ)−1位・増田陸(帝拳)
・日本ユース・バンタム級王座決定戦 平井乃智(石田)−金城隼平(REBOOT)
・アジア最強ライト級トーナメント2回戦 今永虎雅(大橋)−マービン・エスキエルド(フィリピン)
富施と増田は昨年5月20日に対戦しており、増田が7回TKO勝ちしている。富施は「めちゃくちゃ強いのは分かっている。しっかりいい準備をしてリベンジできるように頑張ります」と宣言し、「今、秘密の特訓をしているので。パンチをもらわないように、自分のパンチが当たるように、いろいろ工夫しながらやっています」と明かした。
増田は昨年8月30日、堤聖也(角海老宝石)に判定負けして日本バンタム級タイトル奪取に失敗しており、「前回は戦術をそこまで用意できず、持っているポテンシャルで左が当たって結果的にKOできた。今回はいろいろこっちも準備できるので、しっかりサウスポー対策して、秘密の特訓に負けないように必死に練習します。自分もバンタム級タイトルマッチに去年、敗れている。リベンジの気持ちで臨みたい」と意気込んでいた。
2024年05月15日 18:14
「ボクシング・東日本新人王ライト級予選4回戦」(16日、後楽園ホール)
前日計量が15日、都内で行われ、元Jリーガー(J3相模原)で、4団体統一世界スーパーバンタム級王者・井上尚弥(31)=大橋=とは幼稚園からの幼なじみの山口聖矢(30)=大橋=は60・9キロ、鈴木将斗(21)=本多=は61・0キロで、ともにパスした。
山口は「ジャブとワンツーを徹底的にやってきたので、明日はそこを見ていただければ。ジャブとワンツーが当たれば倒れるんじゃないかと思うので、そこは重点的にやってきた」と説明。練習をともにしてきた尚弥からもジャブとワンツーは「ずっと言われている」といい、「そこを極めればおのずと結果はついてくる。ある程度上までは行ける」と説かれていると明かした。
尚弥がルイス・ネリ(メキシコ)を逆転KOした6日の東京ドーム興行ではともに入場した。「一番身近な存在に刺激をもらったし、興奮しましたよ。あそこ(初ダウン)からのリカバリーがすごい。前からダウンしてからのリカバリーをどうするかは聞いていたけど、それを初ダウンで、あの大舞台でできるなんてすごい」と、得るものは大きかった様子。「ボクシングを始めてから目標にしてきている」新人王に向け、「トレーナーや井上家に恩返しできたら」と決意を新たにしていた。
2024年05月15日 18:08
「ボクシング・WBOアジアパシフィックウエルター級タイトルマッチ&東洋太平洋ウエルター級王座決定戦」(16日、後楽園ホール)
前日計量が15日、都内で行われ、WBOアジアパシフィック王者で東洋太平洋1位の佐々木尽(22)=八王子中屋=は66・4キロ、WBOアジアパシフィック1位、東洋太平洋2位のジョー・ノイナイ(28)=フィリピン=は66・1キロで、ともにパスした。
佐々木は「明日は自分の中に潜むライオンが、抑えきれずに牙をむくことでしょう」と予告。コスチュームもライオンカラーで、たてがみのようなボアが付いているという。左肩腱板(けんばん)断裂で手術を受けてから約10カ月ぶりの復帰戦で、現在の状態を「完璧ではないが、ほぼ気にしなくても試合で出せる感覚はある。96パーセントくらい。あと4パーセントは3カ月くらい必要」と説明した。
痛みが出るため、スパーリングは週2回、最長6ラウンドに抑えていたといい、「3ラウンド以内(のKO勝ち)が目標です」と早期決着狙い。ノイナイは2019年に坂晃典、清水聡をKOし、後の世界王者・尾川堅一とも引き分けた日本人キラーとあって「あの左が危ないので、全く油断はしていない」と気を引き締めた。
現在はWBO4位、WBA、IBF6位、WBC9位にランクインしており、自分より上位の相手について「世界タイトルマッチをやっても勝てる選手がいるなと。相性のいい時代だと思います」とみている。年内の世界戦実現が目標だといい、「ここで負けたら世界なんて行ってる場合じゃない。圧倒的に勝ちます」と誓っていた。