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2024年04月16日 00:00
16日にU23アジアカップで日本代表と対戦する中国。この大会には非常に若いメンバーを招集しているが、大会前の練習試合では悪くない結果を続けており、ジャイアントキリングの可能性もあると現地で報道されている。 ただ、国内リーグは中国バブルの崩壊やコロナ禍でのロックダウンによる影響で多くのクラブが経営難に陥り、消滅を余儀なくされたところも数多い。 今回は「AFCチャンピオンズリーグにも出場した経験を持ちながらも解散・消滅してしまった中国の強豪クラブ」をご紹介する。 深圳健力宝 ACL出場:2005年 解散:2020年 所属した主な選手:クリス・キレン、巻誠一郎、楽山孝志、フアン・キンテロ 指揮した主な監督:フィリップ・トルシエ、クラレンス・セードルフ、スヴェン・ゴラン・エリクソン、ロベルト・ドナドーニ、ジョルディクライフ 中国超級リーグが創設されたのは2004年。そのシーズンを制覇したクラブはこの深圳健力宝であった。その後フィリップ・トルシエ監督が指揮したり、巻誠一郎や楽山孝志が所属したこともあり、日本との縁も深いクラブである。 2005年のACLではグループステージで水原三星やジュビロ磐田と対戦し、首位で決勝トーナメントへと進出。準決勝まで勝ち進んだものの、UAEのアル・アインに敗れている。 クラブはその後深圳金威、深圳香雪上清飲、深圳亜旅、深圳紅鑽、そして深圳FCと名前を変えながら戦ったが、2部で7シーズンを過ごすなど低迷。経営的にも難しい状況となり、2023年に2部降格を喫して解散となった。遼寧宏運 ACL出場:2012年 解散:2019年 所属した主な選手:ケヴィン・オリス、ジェームズ・トロイージ、ダリオ・ヴィドシッチ、キム・ユジン、デリック・チュカなど 指揮した主な監督:ディミタール・ペネフ、ガオ・シェン(高宇洋の父)など 1990年のアジアクラブ選手権では決勝戦で日産自動車を撃破し、中国勢として初のアジア王者に輝いたチーム。当時は遼寧FCとして知られていた。 遼寧中誉という名前で中国超級リーグの創設を迎え、それからしばらく遼寧FCとして活動したあと、遼寧宏運という名前をクラブ解散まで長く使用した。 2011年にリーグで3位となってAFCチャンピオンズリーグ予選の出場権を獲得したが、予選からのスタートということに懸念を示し、大会でのプレーを辞退している。2019年に給与の未払いが明らかになり、経営難で2020年のシーズン参加を認められず解散。天津権健 ACL出場:2018年 解散:2020年 所属した主な選手:アレシャンドレ・パト、ルイス・ファビアーノ、ジャジソン、クォン・ギョンウォン、アクセル・ヴィツェルなど 指揮した主な監督:ヴァンデルレイ・ルシェンブルゴ、ファビオ・カンナヴァーロ、パウロ・ソウザ、チェ・ガンビ、リ・ウェイフェンなど 2006年に内モンゴル自治区のフフホトで作られたクラブだが、2008年に天津へと移転して「天津松江」に変更。それからも長く2部リーグでの戦いを続けていたが、2015年に権健グループが買収したことで急成長した。 信じられないような大型補強で2016年に2部を制覇して昇格し、初めての超級リーグで3位という好成績を収めた。そして次年度のUEFAチャンピオンズリーグでも準々決勝まで進出するなど、新興勢力の台頭を印象付けた。 ところが2018年末には権健グループが違法なマルチ商法を行っていたというスキャンダルに直面し、オーナーが逮捕されてしまう。その結果クラブは親会社を失い、天津天海と名前を変え、2020年に解散することになった。貴州人和 ACL出場:2013年、2014年 解散:2021年 所属した主な選手:ミロシュ・バヤリッツァ、ズヴェズダン・ミシモヴィッチ、セヤド・サリホヴィッチ、ネルソン・クエバス、モハメド・カロン、リカルド・サントスなど 指揮した主な監督:クロード・ルロワ、ルイス・ガルシア 1995年に上海で発足したクラブが前進となっていた貴州人和。2004年までは上海をホームタウンとして戦い、2007年に西安への再移転で西安滻灞と名前を変えた。さらに2013年に貴州へ移り、このクラブネームとなった。 2013年のAFCチャンピオンズリーグで初出場し、柏レイソルとも対戦してグループステージ敗退。次年度は川崎フロンターレと同じグループで、こちらも決勝トーナメント進出に失敗している。 そしてクラブはこのあと2部降格を喫するなど苦戦し、2016年にはさらに移転して北京人和と名を変えた。ただその中でも成績は上向かず、2020年には3部へと降格。そして2021年の開幕前に経営難で解散している。大連実徳 ACL出場:2002-03、2004、2006年 解散:2012年 所属した主な選手:アン・ジョンファン、キム・ジンギュ、パク・ドンヒョク、ドン・ファンジュオなど 指揮した主な監督:ウラジミール・ペトロヴィッチ、パク・ソンファなど AFCチャンピオンズリーグ発足前のアジアクラブ選手権では準優勝の経験もある名門クラブ。1955年に大連船舶として設立され、1982年から大連FCとして本格的にサッカーリーグへと参加。93年にはプロ化して大連万達と名前を変えた。 中国1部リーグを8回制覇するなど強豪クラブとして知られる存在になったが、2000年には万達グループの会長である王健林が審判を批判してサッカー界から撤退すると発表し、急遽実徳グループが親会社になるという波乱も。 それからもしばらくは強豪の地位を守ったが、2005年の優勝以降は徐々に低迷。2012年には経営難のために大連阿爾浜(後の大連一方、大連プロフェッショナルFC)に吸収合併された。 なおその大連プロフェッショナルFCも今年1月に経営難のため解散を余儀なくされている。江蘇蘇寧 ACL出場:2013年、2017年、2021年 解散:2021年 所属した主な選手:アレックス・テイシェイラ、ラミレス、ジョー、エデル、ミランダ、エスクデロ競飛王など 指揮した主な監督:ファビオ・カペッロ、コズミン・オラロイウ、チェ・ヨンス、ダン・ペトレスクなど 中国サッカーの歴史上最も驚きの解散だった江蘇蘇寧。もともとは1958年に設立されたクラブが前進となっており、1994年にプロ化したもの。2000年に舜天グループが親会社となり、2015年に蘇寧グループに経営権が移った。 中国の巨大コングロマリットのバックボーンを活かして大型補強を敢行し、国内の強豪クラブとして確固たる地位を築いた。2020年には広州恒大の牙城を崩して初のリーグ優勝を果たし、AFCチャンピオンズリーグ出場権を獲得する。 ところが2021年の開幕前、蘇寧グループの経営難のために突如トップチームの活動中止が発表に。選手や監督も全員契約解除となり、「優勝した次の年に解散」という信じられないような結末を迎えた。広州富力 ACL出場:2015年 解散:2023年 所属した主な選手:エディ・ボスナー、ヤクブ・アイェグベニ、エラン・ザハヴィ、ダヴィ、ミチェルなど 指揮した主な監督:ドラガン・ストイコヴィッチ、スヴェン・ゴラン・エリクソン、ジョヴァンニ・ファン・ブロンクホルスト、コズミン・コントラなど 「中国に移籍して驚きを与えた」世界のスーパースター5名 1986年に瀋陽で発足されたクラブであり、超級リーグ発足時からのオリジナルクラブ。瀋陽金徳として活動したあと、2007年に移転して長沙金徳に変更された。 さらに2011年には再び移転して深圳鳳凰となるものの、6月には広州の不動産会社と契約してまた移転。「広州富力」となって急成長し、2部から1部へ昇格し、2014年にはリーグ3位という好成績を残した。 AFCチャンピオンズリーグには予選からの出場だったがそれを勝ち上がり、本大会へと出場。ガンバ大阪とも対戦したが最下位で敗退している。2023年に経営難のためライセンスを獲得できず、活動停止となった。
2024年05月16日 17:45
5月15日、湘南ベルマーレはJ1第14節で柏レイソルと敵地で対戦。1−2で敗れた。
湘南は73分に福田翔生の今季5ゴール目で先制するも、77分に失点。一進一退の攻防が続くなか、89分に福田のスライディングがファウルを取られ一発レッド。直後の90+1分、福田が与えたFKの流れから、決勝点を献上した。
福田にとって、非常に難しいゲームになったのは間違いない。ハーフタイムから投入されてすぐに流れを変え、得点をマーク。守備でも果敢にプレスをかけて相手のロングボールに制限をかけたが、積極性が裏目に出て、レッドカードを受けた。試合後、福田も悔しさを隠さなかった。
現在、J1初ゴールを挙げた第8節からの公式戦7試合で5ゴールを挙げている絶好調の新エースを、周囲の選手はどうサポートするのか。経験豊富な山田直輝と茨田陽生は次のように語る。
【動画】福田翔生が柏戦で今季5ゴール目!
「試合のあと、翔生はすごく反省していました。退場になったプレーだけは冷静になってほしかったけど、残り時間はアディショナルタイム6分だけだったので、ピッチに立つ僕らが試合を締めて、最低、勝点1でも取れていれば、彼が感じる責任も軽減されたのかなと思いますし、申し訳ない気持ちもあります。
積極性は彼の武器でもありますし、その良さを消させるわけにはいかない。監督とコーチが上手くマネジメントしてくれるはずですし、僕らはチームメイトとして、励ましながら、ただ必要な時は叱咤しながらやれればと思います」(山田)
「今は翔生のおかげで点を取れているし、今日も彼が入ってきて流れが変わった。僕らが彼に求めるものは、今日の退場があったからといって変わるわけではないです。彼自身はショックを受けていたようなロッカーでの立ち振る舞いだったので、チームで声をかけながらやっていきたい。普段、翔生に助けられているので、今度は僕らで助けられれば」(茨田)
他にも、福田本人が救われた言葉があったと明かす。
「(キム・)ミンテ君が『お前のせいじゃない』って言ってくれた。ミンテ君にはいつも支えられていますし、一緒に戦えるのが本当に楽しみなんです。僕はミンテ君をJの中でもトップクラスのセンターバックだと思っていますし、僕と同じ熱さを持っている選手。感謝しかないです」
酸いも甘いも知り抜くベテランたちのサポ―トが、23歳の若きストライカーをさらなる飛躍に導くかもしれない。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月16日 17:40
今シーズン、パリ・サンジェルマン(PSG)からライプツィヒにレンタル移籍をしているシャビ・シモンズは今夏の去就が注目されている選手の1人だ。
ここまで公式戦42試合で9ゴール15アシストを記録しているシモンズは、ここ数年素晴らしい活躍を見せており、ビッグクラブが注目するアタッカーへと成長を遂げた。
そんな同選手にはスペイン『SPORT』によると、アーセナルやバイエルン、そして少年時代過ごしていたバルセロナが興味を持っているようだ。しかし同メディアによると、PSGは売却を望んでいるようであり、レンタルでの獲得を目指すバルセロナへの扉を閉ざす可能性もあるという。同選手の市場価値8000万ユーロ(約134億円)と考えられているが、PSGはこの金額のオファーは来ないかもしれないとも考えており、6000万ユーロ(約100億円)+インセンティブという交渉を用意しているとのこと。
選手に問題がない限りEURO開幕前に交渉をまとめることを目指しているようだが、現段階で最も交渉が進んでいるのは現在のレンタル先であるライプツィヒとなっているようだ。バイエルンやアーセナルからは関心を抱かれているものの、正式なオファーは届いていない様子だ。
PSGとしては大エースであるキリアン・ムバッペ退団がする今夏には新たなチーム作りに一刻も早く取り掛かりたいと考えているようで、シモンズの売却資金を投資に充てたいとのこと。
バルセロナもまだ諦めたわけではないようだが、今のところはライプツィヒが同選手の獲得レースを一歩リードしているようだ。まだ21歳という若さにも関わらず、ヨーロッパでも指折りのアタッカーとなったシモンズの今夏の去就は引き続き注目だ。
2024年05月16日 17:36
[J1第14節]東京V 0−0 G大阪/5月15日/味の素スタジアム
東京ヴェルディは5月15日、J1第14節でガンバ大阪と対戦し、0−0で引き分けた。
立ち上がりからハードワークとハイプレスで試合を優位に進めた東京Vは、走行距離、スプリント数、シュート数で相手を上回ったが、最後まで1点が遠かった。それでも4節のアルビレックス新潟から続く無敗記録を11に伸ばした。
開幕からリーグ戦の全試合に出場している見木友哉は、負けていないチームの戦いに「やっていて、そんなに簡単に負ける感じがしない」と手応えを示す。
【PHOTO】雨の味の素スタジアムに集結し、選手を後押しし続けた東京ヴェルディサポーター!(Part1)
一方で、11試合の内訳を見ると、3勝8分。引き分けが多い状況に、背番号10も「引き分けを勝ちに繋げていければ、もっともっと上を狙えるチームになる。固いサッカーをしているからこその負けないチームだと思いますけど、引き分けを勝ちにするためには、固いだけじゃなくて、もう少し攻撃的にできれば」と話す。
その“攻撃的”とは、具体的には何なのか。
「ロングボールはあるけど、ライン間の選手に差す縦パスが少ないので、そこを狙っていく。ロングボールでのリスク回避はもちろんありますけど、それだけじゃ簡単に点は取れない。
縦パスで相手の最終ラインを越えられたらもっと攻められるし、危険なエリアでボールを受ける回数が多くなる分、チャンスも増える。実際、(前節の)鹿島の時はそれで3点を返せました。選手のキャラクターもあるし、縦パスを差すのが上手な選手と、得意じゃない選手がいますけど、チームとしてもっとうまくパスが入るような構造でやれたら」
見木が指摘した攻撃面の改善も、チームのさらなる上位進出の鍵になるだろう。
取材・文●金子徹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月16日 17:30
5月15日、湘南ベルマーレはJ1第14節で柏レイソルと敵地で対戦し、1−2で敗れた。
2024年05月16日 16:42
米メジャーリーグサッカー(MLS)は15日、各地で試合が行われ、インテル・マイアミ(Inter Miami)は膝を負傷したリオネル・メッシ(Lionel Messi)を欠く中で、オーランド・シティSC(Orlando City Soccer Club)と0-0で引き分けた。
両カンファレンスを通じてトップに立つマイアミは、メッシの活躍もありここまで5連勝を飾っていたがそれも止まった。
マイアミのヘラルド・マルティーノ(Gerardo Martino)監督は、11日のモントリオール・インパクト(Montreal Impact)戦でメッシが受けた打撲は深刻なものではなかったものの、18日にも試合を控えているためリスクを取らないようにしたと話している。メッシは「違和感」を覚えていたものの、数日間練習を行っており検査結果は「良好」だったとしている。
マルティーノ監督は「レオなしでは達成不可能なこともある。ピッチの残り25メートルでプレーする彼の能力だ」と述べた。
「インテル(マイアミ)は今、10年前のFCバルセロナ(FC Barcelona)がそうだったような感じだ。相手が引いてスペースがなくなったとき、彼がそれを解決する。きょうのわれわれにはそれが欠けていた」
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2024年05月16日 16:40
監督交代で状況が好転し、鎌田大地がラツィオとの契約を延長する可能性は高まったと見られている。だが、クラブのトップと話すには至っていないという。
現行契約は今季いっぱいまでの1年だが、鎌田が行使できる延長オプションがついている。行使の場合は3年延長と言われているが、一部では鎌田がクラブに延長期間を1年だけにとどめるよう要望したとも報じられている。
マウリツィオ・サッリ前監督の下で出場機会に恵まれず、退団確実とも言われていた鎌田だが、イゴール・トゥドール監督が就任して立場が一変。チームの中心として存在感を高め、指揮官から絶賛されるほどとなった。そのため、去就に関する決断が注目されているところだ。
そんななか、ラツィオのクラウディオ・ロティート会長が5月15日、鎌田の今後に言及した。地元紙『Il Messaggero』によると、「残留するか? 話していないんだ」と述べている。
「それについて話す時間がなかった。今はシーズンを終えることを考えよう。それから延長や新たな補強を考えていく。あと2試合に集中だ」
【動画】「マジックかと思った」と驚嘆の声! 鎌田の鮮烈タックル
一部ではラツィオが15日までの回答を求めたとも報じられていた。だが、鎌田はまだ決断していないようだ。同紙のアルベルト・アッバーテ記者は、『Radiosei』で「カマダはまだ決めていない」と報じている。
「彼はさらに数日の時間をかけることにした。5月31日までには選ぶだろう。まだ明確な考えがなく、ほかに行くアイデアをまだ検討している」
鎌田には複数のオファーが届いているとも噂されている。そのひとつとして名前があがっているのは、フランクフルト時代に薫陶を受けたオリバー・グラスナー率いるクリスタル・パレスだ。
イングランドに挑戦して恩師と再会するのか、良好な関係を築き始めたトゥードルとラツィオで続けるのか、それとも別の選択肢をとるのか。鎌田の次のステップから目が離せない。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月16日 16:30
2018年のワールドカップ・ロシア大会はベスト4、EURO2020は準優勝、2022年のワールドカップ・カタール大会でもファイナリストのフランス相手に激闘を演じるなど、イングランド代表は近年の国際大会で着実に結果を出してきた。
これらの結果は偶然ではなく、選手のクオリティも経験値も申し分ない。そろそろメジャータイトルを獲得したいところで、今夏に迫るEURO2024でもイングランドは優勝候補の一角だ。
英『FourFourTwo』によると、元イングランド代表のジャーメイン・デフォー氏もタイトル獲得の時は近いと語る。
「ギャレス(サウスゲイト)が抱えている選手リストは信じられないものだよ。中盤から前線にかけてライス、ベリンガム、フォーデン、マディソン、サカ、グリーリッシュ、ラッシュフォード、ケイン。非常に多くの才能あるアタッカーがいる」
「過去数回のメジャートーナメントで、イングランドにはタイトルを獲るチャンスがあると言ってきたけど、選手たちも素晴らしいパフォーマンスを見せてきた。一つもタイトルを獲れなかったのは少し不運だったよ。タイトルはもうすぐそこまで来ている。このチームには仕事をやり遂げるために必要なものが揃っている」
タレント的には、EUROを制する力は十分だ。あとはサウスゲイトの采配次第なところもあるが、今回のEURO2024こそは頂点に届くか。
2024年05月16日 16:20
アビスパ福岡は16日、DF前嶋洋太の負傷および手術実施を報告した。
2024年05月16日 16:11
チェルシーのトッド・ベーリー会長が、調子が上向いて来たチームについて言及した。15日、イギリス紙『イブニング・スタンダード』が伝えている。
2003年からロシア人オーナーのロマン・アブラモヴィッチ氏によって所有されてきたチェルシーだが、ロシア・ウクライナ情勢の影響から2022年3月に売却を表明。同年5月にベーリー会長が共同オーナーを務めるグループによって買収され、新体制となった。
最初の3回の移籍市場で総額10億ポンド(約1955億円)以上を費やし、欧州における1シーズンの史上最高額や英国の移籍記録などを塗り替えて、チームに大きな変化をもたらした。しかし、最初のシーズンを12位で終えると、マウリシオ・ポチェッティーノ監督が就任した今シーズンもリーグ中位が定位置となっていたことから、新しいオーナーグループには厳しい目が向けられていた。
それでも、多数の負傷者を抱えながら懸命にチーム作りをしてきたことで、チェルシーは今季の最終節を前に来季の欧州大会出場圏内となる6位にまで浮上。最終節の5位トッテナムの結果次第では5位フィニッシュの可能性まで残るところまでチームを立て直すことに成功した。なお、ボクシングデー(昨年12月26日)以降の成績ではマンチェスター・シティ、アーセナル、リヴァプールに次いで、リーグ4位の成績を残していることも明らかになっている。
明るい兆しが見え始めていることを受け、ドーハで行われたカタール経済フォーラムで現在のチーム状況について聞かれたベーリー会長は「一番大事なことは忍耐強くなければならないということだ」と結果が出るまでには時間がかかることを予想していたことを明かした。
「何かを組み立てている時、それがすぐに完成することを期待するけど、現実は本当にいいものには少し時間がかかるものだ。忍耐というのは常に考えていたことだった。私たちはこのチームが本当に若くて楽しみなチームであり、これから長く協力していくだろうと考えている。長期的に見れば、チームやフロント、コーチングスタッフは本当に安定していると思う」
「平均よりも長い契約を結んだ若いチームにとって基礎を築いて、チームに安定感が出てきたことはいいことだ。それに欧州サッカーには現実があり、7年契約というのは実際には5年に相当する。なぜなら、契約を最終年まで全うすることはなく、契約を延長するか、選手とクラブにとって何が最善かを判断することになるからね」
さらに、大谷翔平や山本由伸らが所属しているMLB(メジャーリーグ・ベースボール)のロサンゼルス・ドジャースの株主を務めるベーリー会長は「2013年にドジャースを買収した時、私たちは15勝25敗でスタートした。それでも、それが正しいと信じていたので、その計画に固執し続けた。そして、チェルシーでも同じようなことを経験した」と語りながら、次のようにチェルシーの飛躍に期待を寄せた。
「周囲の雑音を一切聞かずに計画に忠実に取り組み続けるという決意を持たなければならない。そして、ボクシングデー以降、私たちはプレミアリーグで4番目に優れたチームにもなっている。今何が起こっているかを見れば、どんどん良くなっていると感じているよ」
2024年05月16日 16:05
プレミアリーグのマンチェスター・シティとキットサプライヤーのPumaは16日、2024-25シーズンの新ホームユニフォームを発表した。
現時点で着用予定試合についての情報は無いが、発表のタイミングから19日に行われる今季最終戦でデビューの可能性も考えられる。Manchester City 2024-25 Puma Home
マンチェスター・シティ 2024-25 Puma ホーム ユニフォーム
24-25新ホームユニフォームは明るめのスカイブルーを基調に、襟と袖口のグラフィックが目を引きデザイン。23-24モデルほどの淡いスカイブルーではないが、今回もシティらしい色味を採用となった。
胸スポンサーはアラブ首長国連邦の航空会社「Etihad Airways」が16年目に突入。左袖のスポンサーは仮想通貨取引所の「OKX」で、23-24シーズンからの継続となる。
今回のデザインで一際目をひくのが、襟内側の数字“0161”。ユニフォームデザインのモチーフとなる数字といえば、郵便番号、電話番号、街区番号、本拠地の緯度・経度などが多い。今回の“0161”はマンチェスター(グレーターマンチェスター)の電話市外局番だ。
電話番号、それも市外局番はホームタウンを象徴する数字と言える。
クラブの規模が以前とは比較にならないほど大きく成長した現在のシティは、ときに金満クラブなどとも揶揄されるようになった。そして同時に“おらが町のチーム”感も薄れてきたように見える。今回は市外局番をテーマに選んだことで、地元への愛や重要性を改めて強調したのかもしれない。
14日に行われたトッテナム戦の結果、最終節を前にして首位に立ったシティ。19日にホームで行われるウェストハムとの今季最終戦はリーグ4連覇をかけた一戦となる。また、前日の18日には長谷川唯が所属する女子チームが、同じく優勝をかけた大一番を戦う。
男女チームともに、このタイミングで新ユニフォームの着用となるか。試合同様にそちらにも注目だ。
優勝は2度目!68回のCL決勝で「7つしかないPUMAのユニ」をご存知か
ホームタウンのマンチェスターを強調した新ホームユニフォームは、Pumaオンラインストア他で16日から販売を開始する。
2024年05月16日 16:01
2024年5月15日、FC町田ゼルビアとセレッソ大阪の試合前、配布されたメンバーリストを見て、ふと思う。C大阪の清武弘嗣はベンチスタートか、と。サッカーセンスの塊で難しいプレーもいとも簡単にやってのける彼が日本代表や海外のクラブで活躍していた頃を覚えているからこそ、控えにいることが寂しく感じてしまう。
昨季は左太ももの負傷で長期離脱を強いられるなどして、フラストレーションを溜めているのは他ならぬ清武本人だろう。実際、77分から途中出場した町田戦での自身の出来について「ここ数試合、あの時間帯に入る時が多いのできついですね。ただ、(町田に1-2で)負けたので何も言えないです」と、低いトーンの声でそう話していた。
「基本的にメンバーに入ってもこの時間帯に使われるので、なかなか難しい時期が続いています。矢印を自分に向けながら日々やりたいなと思います」
チーム内での序列について、清武は「一番低い」感覚でいる。
「今日もブエノが先に出ましたし、僕は終盤に出場するので、自分は厳しい立ち位置にいる。今はここにいるので、精いっぱいやるだけです。それからのことは自分の人生なのでゆっくり考えたいと思いますが、今はここにいるのでチームのために頑張りたいです」
このまま終わる選手では決してないと、そう信じている。これほど才能に恵まれたプレーヤーは滅多にいないのだから。
清武は自身のキャリアが終盤に差し掛かっていることを十分に理解している。
「自分を必要としてくれるようにまずは頑張らないと。自分も先は長くはないので。ぼちぼちと色々と考えながらやりたいです」
現在の真情を吐露してくれた清武。34歳となり、色々と考えることもあるだろう。
ただ、本人の耳に届くかは分からないが、忘れないでほしい。
ここからの復活劇を願っているのは、何もC大阪のファン・サポーターだけではないということを。
文●白鳥和洋(サッカーダイジェストTV編集長)
【画像】セルジオ越後、小野伸二、大久保嘉人、中村憲剛ら28名が厳選した「J歴代ベスト11」を一挙公開!
2024年05月16日 15:56
ラ・リーガは15日、『ラ・リーガ・アワード』の各賞にノミネートされた選手ならびに監督を発表した。
2024年05月16日 15:30
今シーズン限りで退任が決まっていたトーマス・トゥヘル監督は来シーズンもバイエルンの指揮を執る可能性があるようだ。英『The Guardian』が報じている。
2023年3月にユリアン・ナーゲルスマンの後任としてバイエルンの指揮官に就任したトゥヘル。今夏にはトッテナムからハリー・ケインを獲得するなど大型補強に動いたが、リーグ戦ではレヴァークーゼンに敗れ、CLでも準決勝でレアル・マドリードに敗戦。12年ぶりの無冠という悔しいシーズンとなった。
指揮官のトゥヘルは成績不振を受けて今年の2月に退任発表をしており、クラブは後任探しを行っていた。これまでシャビ・アロンソやユリアン・ナーゲルスマン、ラルフ・ラングニック、オリヴァー・グラスナーなど様々な後任候補に接触してきたが、交渉は成立せず。後釜探しが難航していた。
そのためクラブはトゥヘルの残留について話し合いを進めており、合意に達するために動いているようだ。バイエルンのサポーターたちはトゥヘル解任を撤回する署名運動などをしていたこともあり、サポーターにとってはトゥヘルが残ってくれることは嬉しい報告となるだろう。
エリック・テン・ハーグ監督の後任としてマンチェスター・ユナイテッドの指揮官就任も噂されていたトゥヘルだが、欧州屈指の名将の今夏の去就はどのような結末を迎えるだろうか。
2024年05月16日 15:13
日本サッカー協会(JFA)は16日、「審判交流プログラム」として海外から審判員を招へいすることを発表した。
JFAは、審判員やインストラクターの国際経験を積むため、2008年より海外のサッカー協会や連盟と「審判交流プログラム」を提携しており、各国との国際交流とともに国際経験の機会創出に注力している。
そして、今回の発表によると、JFAはJリーグと協働し、ドイツサッカー連盟、ポーランドサッカー協会およびPGMOL(プレミアリーグを担当する審判員とその指導者が所属する組織)との「審判交流プログラム」として、ドイツからザシャ・シュテーゲマン氏、ポーランドからダミアン・シルヴェストジャク氏、マレク・アリス氏、バルトシュ・ハイニヒ氏、イングランドからダレン・イングランド氏の5名を招へいすることになったという。
なお、招へいされる審判員は明治安田J1リーグや明治安田J2リーグ、2024JリーグYBCルヴァンカップ、天皇杯 JFA 第104回全日本サッカー選手権などの試合担当を割り当てられる予定になっている。
■「審判交流プログラム」概要
▼招へい期間:
ドイツ 5月15日(水)〜6月11日(火)
ポーランド 5月22日(水)〜6月17日(月)
イングランド 6月12日(水)〜7月2日(火)
▼割当予定試合:
・2024明治安田J1リーグ第15節〜第21節
・明治安田J2リーグ第19節
・Jリーグ YBC ルヴァンカップ3回戦
・天皇杯 第104回全日本サッカー選手権2回戦
▼今後の招へい予定:
メキシコ 9月11日(水)〜9月30日(月) 1名
カタール 9月18日(水)〜10月8日(火) 1名
2024年05月16日 15:09
湘南ベルマーレは5月15日、J1第14節で柏レイソルと対戦し、1−2で敗れた。
先制点を挙げたのは、後半頭から途中出場したFW福田翔生だった。73分、畑大雅が自陣で左サイドから内側に切り込み、相手の背後を狙った池田昌生に浮き球のパスを供給。池田がボックス内でボールを収めてクロスを上げると、走り込んだ福田が右足で見事に合わせた。
試合後、福田は得点シーンをこう振り返った。
「昌生くんが良い形で受けて、自分に来そうな匂いを感じたので、走り込みました。良い形で決められました。ゴール前のタッチや嗅覚は、毎試合、良くなっています」
【動画】福田翔生が柏戦で先制ゴール!
ただ、77分に同点に追いつかれて迎えた89分、福田は相手へのスライディングを“著しく不正なプレー”と判定され、一発退場。チームは直後の90+1分、相手に決勝点を献上して敗れただけに、福田にとって責任を感じるゲームになってしまった。
自分のプレーで流れを変えて先制に成功したところから、自身の退場が敗戦の一因に。 “天国から地獄”とも言えるようなメンタルの浮沈を経験した福田は、次に向けて、どう立ち直っていくのか。
「退場になって申し訳ないですし、反省しています。ただ、まったく故意ではないし、ボールにアタックしたし、危ないと思って足も引いた。やれることはやっただけに、悔しい判定になりました。積極性は自分の良さですし、下を向いている暇はないので、やり続けるしかないですね」
福田は、J1初ゴールを挙げた第8節の横浜F・マリノス戦からの公式戦7試合で5ゴールと絶好調だ。現在の勢いを途切れさせないためにも、再び自身を見つめ直し、次に出場できる試合に照準を合わせて準備する必要がある。
福田が次にピッチに立てるのは、出場停止明けの第16節・ジュビロ磐田戦になる可能性が高い。復帰戦でどんな活躍を見せるのか、ブレイク中の23歳に期待したい。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)