2024年04月15日 14:56
ロードレース世界選手権、第3戦米国GPは14日、MotoGPクラス決勝が行われ、アプリリア(Aprilia)のマーベリック・ビニャーレス(Maverick Vinales、スペイン)が優勝を果たした。 ポールポジションから出たビニャーレスは、スタートで出遅れ11位まで後退したが、そこから巻き返して勝利した。これでスズキ(Suzuki)、ヤマハ(Yamaha)、そしてアプリリアでも優勝を経験したことになり、異なる3メーカーでMotoGP勝利を記録した初の選手となった。 レッドブル・ガスガス・テック3(Red Bull Gasgas-Tech3)の新人ペドロ・アコスタ(Pedro Acosta、スペイン)が2位、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)のエネア・バスティアニーニ(Enea Bastianini、イタリア)が3位に入った。 残り10周の場面では、グレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が首位に躍り出た直後に転倒するドラマもあった。勝てば米国GP8勝目、さらにグレシーニ加入後初優勝となるはずだったが、チャンスを生かせなかった。 プラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)が4位に入り、総合首位を維持した。バスティアニーニが80ポイントのマルティンと21ポイント差の同2位につけている。 ■関連記事 ・F1興行主リバティメディア、MotoGPの買収発表 ・マルティンがポルトガルGP優勝 王者バニャイアは転倒リタイア ・王者バニャイア MotoGP開幕戦カタールGPを制覇
2024年05月16日 09:02
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するウィリアムズ(Williams)は15日、アレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)との契約延長を発表した。具体的な期間は明かさなかったが、「複数年」契約だとしている。
アルボンは2025年からフェラーリ(Ferrari)に移籍するルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)の後釜としてメルセデスAMG(Mercedes AMG)への移籍やレッドブル(Red Bull)への復帰が取り沙汰されていたが、ウィリアムズ残留を決めた。
昨季はチームが記録した28ポイント中27ポイントを獲得し、ウィリアムズを2017年の後では最高のコンストラクターズ選手権7位に導いた。
今季は開幕から6戦を終え0ポイントとなっているが、アルボンは「ウィリアムズ加入から私たちは一緒に大きな進歩を遂げてきたし、グリッドの先頭に戻るために裏で大きな変化が起きているのを目にしてきた」と話し、「これは長期的なプロジェクト。自分は本当に信じているし、その中で重要な役割を果たしたいと思っている。この旅には時間がかかるが、前へ進み、今後数年間で偉大なことを成し遂げる上でふさわしいチームを築いていると確信している」とコメントした。
ウィリアムズもアルボンは2022年の加入から「チームの進歩と成功に不可欠な存在だった」とたたえ、昨季のコンストラクターズ選手権7位に大きく貢献したと評価した。
■関連記事
・シューマッハ氏の腕時計が競売に、合計約7億円で落札
・スターリング・モスさんの追悼礼拝、元F1王者らが参列
・タイがF1招致に意欲 バンコク市街地レースを想定
2024年05月15日 10:22
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で通算7度の年間優勝を誇るミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の所有する時計8本が、スイス・ジュネーブで開催された競売大手クリスティーズ(Christie's)のオークションに掛けられ、合計400万スイスフラン(約6億9000万円)で落札された。
2013年に仏アルプス(French Alps)でのスキー中に頭部に重傷を負い、以後は公の場に姿を見せていないシューマッハ氏は、熱心な腕時計のコレクターだった。
腕時計のうち2本は、当時フェラーリ(Ferrari)のチーム代表だったジャン・トッド(Jean Todt)氏から、チームでの偉業をたたえて個人的に贈られたもので、FPジュルヌ(F.P. Journe)のヴァガボンダージュ(Vagabondage)にはシューマッハ氏の総合優勝7回を祝するダイヤルがついている。こちらは164万6700ドル(約2億5700万円)で落札された。
最高値が付いたのは、パテックフィリップ(Patek Philippe)のピンクゴールドのビンテージ品で、271万1500ドル(約4億2400万円)で落札された。
クリスティーズの腕時計担当者は「ミハエル・シューマッハ氏の見事な財産について、われわれを信頼してくれたシューマッハ氏の家族と委託者に心より感謝する。世界中、特に米国から多くの参加があった」と話した。
■関連記事
・シューマッハ氏のフェラーリ、約22億円で落札 過去最高額
・元F1王者ニキ・ラウダ氏のフェラーリ 3000万円で落札
・シューマッハ氏のフェラーリ、8.4億円で落札 近代F1マシン史上最高
2024年05月13日 16:35
ロードレース世界選手権、第5戦フランスGPは12日、MotoGPクラス決勝が行われ、プラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)が優勝し、首位に立つ総合順位のリードをさらに拡大した。
ポールポジションから出たマルティンは、1周目にドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)の王者フランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)に抜かれ、その後はレースを通じてバニャイアと争ったが、残り7周でトップを奪い返して激戦に勝利した。今季はこれで第2戦ポルトガルGPに続いて2勝目となる。
13番手スタートだったグレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)が、終盤にバニャイアを抜いて2位に入った。
マルティンは「レース序盤はかなり不安だったが、最後は自分自身や、証明すべき全員に対して、きょうは自分が一番だということを示せた」と話し、前日のスプリントと合わせて勝利できたことについて「このルマンで1位を2回取れたのだから、最高で完璧な週末になったと思う」と喜んだ。
総合順位ではマルティンが129ポイントでトップに立ち、バニャイアが38ポイント差の2位、マルケスが40ポイント差の3位につけている。
■関連記事
・バニャイアがスペインGP3連覇 マルケスは久々Vならずも2位
・ビニャーレスが米国GP制す 3メーカーで優勝の快挙達成
・F1興行主リバティメディア、MotoGPの買収発表
2024年05月13日 14:51
世界ラリー選手権(WRC 2024)第5戦ラリー・ポルトガル(Vodafone Rally de Portugal 2024)は12日、最終日が行われ、トヨタ(Toyota)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が通算最多6度目の大会制覇を飾った。
2024年05月09日 16:25
2020年に90歳で死去した英モータースポーツのレジェンド、スターリング・モス(Stirling Moss)さんの生涯をたたえる追悼礼拝が8日、英ロンドンのウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われ、ジャッキー・スチュワート(Jackie Stewart)氏をはじめとするフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の元世界王者らが参列した。
礼拝には2000人近くが集まり、3度の世界一に輝いたスチュワート氏の他にも元F1世界王者のナイジェル・マンセル(Nigel Mansell)氏やデイモン・ヒル(Damon Hill)氏、レッドブル(Red Bull)のクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表らの姿もあった。
スチュワート氏は「スターリング・モスのような人は二度と現れないだろう」と述べ、「この競技の歴史で、これほど愛され、愛され続けてきた人はいないと思う」とモスさんをたたえた。
モスさんはF1世界王者には一度もなれなかったが、さまざまなレースに参戦するのが一般的だった1950年代から60年代前半を代表するレーサーとして広く評価され、フェラーリ(Ferrari)の創業者エンツォ・フェラーリ(Enzo Ferrari)氏はモスさんを世界最高のドライバーと表現し、F1で5度の年間王者に輝いたファン・マヌエル・ファンジオ(Juan-Manuel Fangio)氏もモスさんは世代最高の選手だったと語っていた。
15シーズンにわたる現役生活で、モスさんは529レースに参戦して212勝を挙げた。
■関連記事
・元F1王者D・ヒル氏、故モス氏は無冠でも「偉大な名ドライバー」
・英モータースポーツ界のレジェンド、モス氏が死去 90歳
・【特集】写真で振り返るF1の歴代マシンと懐かしの風景
2024年05月08日 12:33
インディカー・シリーズに参戦するチーム・ペンスキー(Team Penske)は7日、不正発覚を受けて行った内部審査の結果、ティム・シンドリック(Tim Cindric)代表ら4人に職務停止の処分を科した。
今回の不正スキャンダルでは、ペンスキーの3台が馬力を一時的に上げる「プッシュトゥパス」ボタンをスタート時とリスタート時に使えるように設定するという違反を犯していたことが、第2戦の前に発覚。開幕戦でのジョセフ・ニューガーデン(Josef Newgarden)の優勝とスコット・マクローリン(Scott McLaughlin)の3位が取り消しになり、ボタンを使わなかったもののウィル・パワー(Will Power)にも10ポイント減点の処分が科された。
今回チームから処分を受けたのは、シンドリック代表に加えてレースエンジニアのルーク・メイソン(Luke Mason)氏、上級データエンジニアのロビー・アトキンソン(Robbie Atkinson)氏、マネジングディレクターのロン・ルゼフスキー(Ron Ruzewski)氏で、4人は今月末のインディアナポリス500(Indianapolis 500)を含めた2レースに関わることができない。
不正について、チームはプレシーズンのエンジンテスト用の設定が誤って残ってしまったと主張し、一方でニューガーデンは、プッシュトゥパスをリスタート時にも使えるルールに変わったと勘違いしていたと話している。
■関連記事
・ニューガーデンがインディ500初優勝 劇的逆転で波乱のレース制す
・レッドブル、CTOが2025年初めにチーム離脱と発表
・米国GPで高速クラッシュ、名ドライバーが危険走行の取り締まり訴え
2024年05月06日 12:16
5日に行われた24F1第6戦マイアミGP(Miami Grand Prix 2024)決勝で、グランプリ初優勝を飾ったマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が、レースを観戦に訪れていたドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領から、自分が「幸運のお守りになった」とジョークを言われたことを明かした。
ノリスは、総合3連覇中で今季も年間トップに立つレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)を破り、待望の初勝利を手に入れた。
この日は、今年の米大統領選で共和党の指名が確実視されているトランプ氏が会場に姿を見せ、マクラーレンのガレージを訪れてザック・ブラウン(Zak Brown)代表と面会。レース後にはノリスと言葉を交わした。
ノリスは「正直に言うと、ガレージでは会わなかった。レース前の準備で忙しかったからね。でもレース後に会いに来て祝福してくれた」と話すと「光栄だよ。彼のような人が時間を取って会いに来て、仕事ぶりにリスペクトを示してくれたんだから」と続けた。
「僕がきょう勝てたから、自分が幸運のお守りになったと言っていた。もっとも、彼が他のレースも見に来るかは分からない」
さらにノリスは、レース後にトランプ氏からもらった言葉に感謝し、「今週末はたくさんの著名人、すばらしい人がここへ来た。ドナルドはいろいろな意味で大いにリスペクトしなくてはならない人で、そういう人間がこちらの仕事や、仕事に対する姿勢を評価してくれた。そのことには感謝しないといけない。そう、だから素晴らしい瞬間だったよ」とコメントしている。
■関連記事
・ノリスがフェルスタッペン抑えF1初勝利、角田7位 マイアミGP
・フェルスタッペンPP獲得 スプリントも制す圧巻の走り マイアミGP
・エンタメ・スポーツ界のセレブがサーキットに登場、ラスベガスGP
2024年05月06日 09:58
24F1第6戦マイアミGP(Miami Grand Prix 2024)は5日、決勝が行われ、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)がレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)を抑えて初優勝を飾った。
2024年05月05日 10:07
24F1第6戦マイアミGP(Miami Grand Prix 2024)は4日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がポールポジションを獲得。その前のスプリントも制して引き続き強さを見せた。
総合3連覇中で、今季もここまで5戦4勝で年間首位に立つフェルスタッペンは、この日も圧巻の走りで7戦連続のポールポジションを獲得した。マイアミGPでは2連勝中だが、ポールトゥウィンはまだない。
フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)とカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が2番手と3番手で続き、フェルスタッペンのチームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が4番手に入った。
フェルスタッペンはスプリントも快勝。1周目では中位集団でクラッシュによる混乱が生じたが、スタートでルクレールを抑えたフェルスタッペンが危なげなくトップを守りきった。ルクレールが2位、ペレスが3位に入った。
RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)はスプリント8位、予選10番手に入った。
■関連記事
・フェルスタッペン、CTO離脱による去就への影響否定
・セナ氏没後30年 母国ブラジルで追悼イベント開催
・フェルスタッペンが中国GP制覇 スプリントに続いて他を圧倒
2024年05月03日 12:21
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の世界王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は2日、所属するレッドブル(Red Bull)のエイドリアン・ニューウェイ(Adrian Newey)最高技術責任者(CTO)の離脱が、チームとの将来を考え直す理由にはならないと語った。
レッドブルは先日、19年間在籍したニューウェイ氏が2025年初めに離脱すると発表した。レッドブルはニューウェイ氏がデザインしたマシンでコンストラクターズ選手権で6回、ドライバーズ選手権で7回タイトルを獲得している。
しかし、選手権3連覇中のフェルスタッペンは、ニューウェイ氏が残留してくれるに越したことはなかったとしながらも、「見た目ほどチーム内で起きていることは劇的ではない」「このチームには多くの良い人材がやって来ていて、それが全体の部署を強化している」と指摘し、同氏の離脱で自動的にチームの勢いが落ちるとの見方を否定した。
また、自身が高額オファーで来季からライバルのメルセデスAMG(Mercedes AMG)に移籍するとのうわさについては、「仮にそうなったとしても、自分がどこかへ行く理由を決めるのはお金ではない」と述べ、「今の自分の稼ぎに満足している。重要なのはパフォーマンスだ」と話した。
さらに、「現時点で言えるのは、自分は今のプロジェクトに自信があるから、このチームに残りたいということだ」としつつ、「結局のところ、競技だけでなく人生においては、将来何が起きるか分からない」とも語った。
■関連記事
・レッドブル、CTOが2025年初めにチーム離脱と発表
・レッドブルCTOが離脱決意か ホーナー氏騒動でチームに不満
・ヴォルフ氏とホーナー氏、フェルスタッペンの去就めぐり再び舌戦
2024年05月02日 11:54
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバー、アイルトン・セナ(Ayrton Senna)氏の没後30年を迎えた1日、ブラジル国民は同胞の元サッカー選手であるペレ(Pele%)氏に匹敵する国民の誇りであり、最愛の象徴であるスーパースターに敬意を表した。
ドライバーズ選手権を3度制したセナ氏は、1994年5月1日、伊イモーラ(Imola)で行われたサンマリノGP(San Marino Grand Prix)でクラッシュし、帰らぬ人となった。
この日、出身地サンパウロ(Sao Paulo)市にあるセナ氏の墓には多くの人が訪れ、セナ氏が1991年と1993年のグランプリで優勝を飾ったインテルラゴス・サーキット(Interlagos Circuit)では、ファンランも行われた。
またリオデジャネイロは、「私、アイルトン・セナ・ダ・シウバ - 30年」と題された展覧会も開幕。この展覧会では人工知能(AI)を活用して再現したセナ氏の声が、激動の人生やキャリアのターニングポイントを語っている。
■関連記事
・「音速の貴公子」セナ氏の没後30年追悼展 伊トリノで開催
・セナ氏の彫像、めいが制作 ブラジルでF1開催50回記念
・レッドブル、CTOが2025年初めにチーム離脱と発表
2024年05月02日 10:59
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)は1日、最高技術責任者(CTO)で、F1最高峰のデザイナーと評されているエイドリアン・ニューウェイ(Adrian Newey)氏が、2025年初めに19年所属したチームを離れると発表した。
2024年05月02日 05:00
F1レッドブルの?天才マシンデザイナー?エイドリアン・ニューウェイ最高技術責任者(65)が1日に退団を発表し、傘下のRBに所属する角田裕毅(23)に移籍を待望する声が沸騰している。
数々の名マシンを製作してF1界に旋風を巻き起こしてきたニューウェイ氏は、レッドブルでも常勝軍団を築いたが、クリスチャン・ホーナー代表のスキャンダルを巡ってチームに内紛が起き、退団を決断したとみられている。今後はF1マシンの開発からは離れ、2025年の第1四半期に正式退団する運びだ。
「ほぼ20年間にわたって、レッドブル・レーシングが新興チームから何度もタイトルを獲得するチームに成長するうえでの重要な役割を果たせたことは、私にとって非常に名誉なことだった。今はそのバトンを他の人に渡し、自分自身も新たな挑戦をする良い機会だと感じている」とニューウェイ氏はコメントを発表した。
?優勝請負人?のニューウェイ氏が退団することで、今後はレッドブルの低迷が危惧される。そのため角田もレッドブル・グループから離脱して移籍したほうがいいとの意見が続出している。
ファンからはネット上で「角田は絶対昇格しないほうがいい」「ニューウェイまじか…。これで(ヘルムート)マルコもマックス(フェルスタッペン)もいなくなったらレッドブル完全にオワコンじゃん。角田君も昇格じゃなくて移籍の方が良くなるね」「速いマシンを求めるなら角田がレッドブル行く意味無くなりそう」と角田にも退団を求める声が噴出。
そして「角田はもうアストンに移籍した方が良さそう」「個人的にはアストンに来てほしい。ホンダPUと再び黄金タッグを!! そして角田くんもアストンへ!」「個人的には、アストン、ホンダ、ニューウェイ、アロンソ、角田くんの組み合わせが見たいです」などと2026年から始動する?アストンマーティン・ホンダ?で、ニューウェイ氏と角田のタッグ結成への期待が高まっている。
ニューウェイ氏の電撃退団は、各ドライバーの去就にも影響を与えそうだ。
2024年04月29日 13:08
ロードレース世界選手権、第4戦スペインGPは28日、MotoGPクラス決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)の王者フランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が3連覇を果たした。ポールポジションから出たグレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)は2021年以来の優勝に届かなかった。
マルケスは激しい攻勢をかけたが、バニャイアが首位を守りきって今季2勝目。レース後には「マルクとのファイトは楽しかった」と振り返り、「彼とやるときは積極性が求められる。とても楽しかったし、これだけの観客が集まったの見られた。みんなに感謝したい」とコメントした。
一方で総合優勝6回の実績を持つマルケスは、昨年3月のポルトガルGP以来となるポールポジションを獲得したが、地元レースで2021年10月以来、900日ぶりの優勝を飾ることはできなかった。それでも近年は体調の問題とけがに苦しんでいた中で、2022年10月のオーストラリアGP以来となる2位に入り、復活の気配をうかがわせた。
本人も「とても重要なレースになった」と話し、序盤は硬さがあったもののバニャイアと渡り合えるスピードがあったことを喜ぶと「昔のような接戦だった。ラスト1周の彼(バニャイア)はものすごく速くて、必死に付いていった」「すごくうれしい。(移籍後)初の表彰台だ」と話した。
3位にはプルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム(Pertamina Enduro VR46 Racing Team)のマルコ・ベッツェッキ(Marco Bezzecchi、イタリア)が入った。今季総合トップに立つプラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)は、トップで走っていた残り15周で転倒しリタイア。それでも2位バニャイアと17ポイント差の総合首位を守っている。
■関連記事
・ビニャーレスが米国GP制す 3メーカーで優勝の快挙達成
・F1興行主リバティメディア、MotoGPの買収発表
・M・マルケス、グレシーニ移籍決定 MotoGP元王者
2024年04月29日 12:28
イタリア・トリノ(Turin)にある国立自動車博物館(Museo dell'Automobile、Mauto)では、ブラジル出身のフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)ドライバー、故アイルトン・セナ(Ayrton Senna)氏の没後30年追悼展「アイルトン・セナ・フォーエバー」が開催されている。
セナ氏に関するこれまでで最大級のコレクションを収蔵するこの展覧会は、セナ氏のめいビアンカ(Bianca Senna)さんとイタリア人モータースポーツ評論家のカルロ・カビッキ氏との協力により企画された。
セナ氏は1994年5月1日、伊イモーラ(Imola)で開催されたサンマリノGP(San Marino One Grand Prix)予選でクラッシュし、帰らぬ人となった。
■関連記事
・セナ氏の彫像、めいが制作 ブラジルでF1開催50回記念
・セナ氏とは「切っても切れない関係」、プロスト氏が思いはせる
・セナ氏没後25年、イモーラの悲劇はF1の安全面をどう変えたか