2024年03月29日 08:45
ニューカッスルに所属しているイタリア代表MFサンドロ・トナーリに新たな処分が下される可能性が浮上している。28日、イギリスメディア『BBC』や同『スカイスポーツ』などが伝えている。 現在23歳のトナーリは昨夏にミランからボーナス込みで7000万ユーロ(約114億円)と見られる移籍金でニューカッスルに完全移籍加入。開幕から公式戦12試合に出場していたが、イタリア時代に賭博規則違反をしていたことが判明し、イタリアサッカー連盟(FIGC)から10カ月の出場停止処分を受け、長期出場停止中となっている。 そんなトナーリだが、2023年8月12日から10月12日までの間で試合に賭け、FAの規定に50回違反した疑いがあるとして、新たにイングランドサッカー協会(FA)からも賭博規則違反で告発されたことが明らかとなった。トナーリは4月5日までにこの告発に返答することが求められている。 これを受け、ニューカッスルは「サンドロ・トナーリがFA賭博規則違反の疑いに関して告発されたことを認識している。サンドロは今後も関連する捜査に全面的に従うし、クラブも全面的なサポートを継続する。現在進行中のプロセスのため、サンドロとニューカッスルは現時点でこれ以上のコメントをすることはできない」と声明を発表している。 なお、『スカイスポーツ』によると、ニューカッスルとしては今回の告発によってトナーリの出場停止処分の期間がさらに延長されることはないと予想しているようだが、今後の動向には注目が集まっている。
2024年05月14日 21:01
スタジアムのいたるところで涙を流すファンの姿があった。堂安律がプレーするフライブルクのクリスティアン・シュトライヒ監督にとって、33節のハイデンハイム戦は最後のホームゲームとなった。
今季限りでチームを離れることを表明している指揮官は、「試合がある時間に私が街のどこかにいて、みんながここでサッカーをしているというのが不思議な感じはするだろう」と将来的に訪れるであろう心境について語っていた。
フライブルクでトップチームの監督となって12シーズン。育成アカデミーで指導者をしていた時期と合わせると29年にもなる。クラブを引っ張る存在であり、クラブを象徴する存在でもあった。
頭ではわかっている。でも心が追いつかない。シュトライヒがいないフライブルクを想像できるファンはいない。
最後に勝利を飾ってみんなで喜び合いたいと、フライブルクは試合開始から押し気味に試合を進めた。29分、左SBクリスティアン・ギュンターのクロスから堂安が豪快なダイビングヘッドでゴールネットを揺らす。
【動画】堂安が指揮官のホームラストゲームでダイビングヘッド弾
勢いに乗って畳みかけたいところだったが、守備の乱れを突かれて失点。後半は一方的に攻め込み続け、何度もチャンスを作る。だがシュートはバーやポストをたたく。至近距離からのシュートがGKにセーブされるシーンもあった。結局、1−1の引き分けでこの試合は終わった。
勝ち切れなかった失望が一瞬スタジアムを覆ったが、すぐにゴール裏のファンが歌いだす。スタジアムではその後、シュトライヒ監督、そして同じく今季限りで職を辞する在籍25年のパトリック・バイアー・コーチのお別れセレモニーが始まった。
まず、バイアーがファンに感謝とお願いをしていた。
「みんなに最後に一言を。フライブルクはここ数年でものすごい成長を遂げた。ファンからの期待が高まってきているのもわかる。でも自分たちがどこから来たクラブであるかを忘れてはいけない。現実的な視点で、冷静さをもって取り組み続けるクラブを支えてほしい」
ファンから大歓声が起こった。2年連続でヨーロッパカップに出場し、今季も最終節まで出場権獲得のチャンスを残している。だが、育成クラブという自分たちの立ち位置を忘れてはならないのだ。
シュトライヒも以前こんな話をしていたことがあった。
「ゴールキーパーのノア・アトゥボルがSNSで叩かれている。彼は21歳で今季正ゴールキーパーになったばかりの選手だ。9度も無失点ゲームをしている。フライブルク出身で、SCフライブルクの育成アカデミー育ちだ。そうした選手がチームでプレーしていることを誇りに思わなければならない。我々はフライブルガーだ」
言いたいことだけ勝手にぶちまけるのなら、それはソーシャルネットワークではなく、反ソーシャルネットワークだとも言っていた。確かにそうだ。そんなところで社会性は築かれない。
セレモニーでの話に戻ろう。バイアーのあとにマイクを手にしたシュトライヒは、こう語る。
「ホームゲームで勝てないのはいつでも嫌だが、もしそうなるなら対戦相手はハイデンハイムが一番望ましい。大事なことはパトリックが話してくれた。みんなに心からの感謝を」
今季にブンデスリーガ初昇格を果たしたハイデンハイムのフランク・シュミット監督はことあるごとに、「我々のお手本はフライブルク」と口にしている。シュミットとシュトライヒはとても分かり合える関係性で、この日もコーチングゾーンでプレーについてジェスチャーを交えてにこやかにやり取りしていた。
このお別れセレモニーにもハイデンハイムは全選手とスタッフがピッチに残り、一緒に参加。シュミット監督はプレゼントも準備していた。
「あなたの最後のホームゲームの対戦相手が我々ハイデンハイムだったのをものすごく誇りに思う。ここで、このクラブであなたがなしえてきた全てのことに敬意を表す。シャポー」
再び大きな拍手がスタジアム中から起こり、フライブルクのファンから「クリスティアン・シュトライヒ!あなたは最高の人だ!」というコール。ゆっくりとゴール裏へと足を運ぶシュトライヒとバウアー。手を何度もたたき、キスを送った。
ハイデンハイムのファンからも大きな拍手とシュトライヒコール。「忠誠心と正直さ。今日では稀なことになってしまった。クリスティアン、どうか元気で」と書かれた大きな横断幕があった。
そういえばアウェーのダルムシュタット戦もそうだった。試合後にダルムシュタットファンがシュトライヒに大きな声援を送る。試合後に、シュトライヒは「私がすごいのではない。ああした振る舞いをしてくれるダルムシュタットのファンがすごいのだ」と答えていたのがとても印象的だった。
プロサッカーの世界でこうした人と人の結びつきが感じられ、互いにリスペクトをし合える関係性が築かれ、そして試合となると本気でぶつかり合えるのがなんとも素敵ではないか。
フライブルクは最終節ウニオン・ベルリンとのアウェー戦を残す。今節の結果で2部3位との入れ替え戦に回る16位へ落ちてしまっただけに、異様な雰囲気になることが想像される。
「ウニオンファンは燃えるだろうね。今日のうちのスタジアムのように。素晴らしかった。ファンがサポートしてくれた。失点はひどかった。でもそれを振り払って後半は素晴らしいプレーを魅せることができた。ファンのみんなが燃え上がるのを助けてくれた。これをウニオンでも示さなければ。もし我々が本当にいいチームで、本当にいい選手で、本当にヨーロッパに行きたいと思うなら、ウニオンに勝たなければならないのだ」(シュトライヒ)
守備陣に負傷者が続出し、ベストメンバーが組めない苦しい台所事情があるものの、泣いても笑ってもラスト1試合。シュトライヒサッカーを存分に披露してほしい。全てをクラブのために捧げ続けてくれた偉大な指揮官のために。
取材・文●中野吉之伴
2024年05月14日 20:08
13日、『The Athletics』 が、元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏が、古巣のマンチェスター・ユナイテッドについて語るインタビューをポッドキャストで配信した。
1998−99シーズンにプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグ(CL)の3冠の “トレブル”を達成するなど黄金期のマンチェスター・ユナイテッドの一員だったベッカム氏は「最高の時代にマンチェスターで育ち、最高の時代のマンチェスター・ユナイテッドでプレーできた。特別な時間だったよ」と同クラブでの日々を振り返った。
続けてベッカム氏はマンチェスター・ユナイテッドについて「世界最大のクラブ。いつだって自分はそう言っているんだ」と自らの古巣は偉大な存在であると表現した。
一方、近年のマンチェスター・ユナイテッドは低迷を続けている。今季も2試合を残しクラブはプレミアリーグで8位となっており、7位以下でシーズンを終了した場合、1990年以降で最低の成績となってしまう。
ベッカム氏はそんな古巣の現状に関し、「過去5年から10年は困難な時期だった。ボス(アレックス・ファーガソン前監督)がクラブを去った。更に、ライアン・ギグス、ロイ・キーン、ガリー・ネヴィルといった選手たちもチームを去った。そうすると、クラブは何か大きなものを失ってしまい、難しい時期を迎えてしまうものさ」と苦しんでいる古巣の状況に一定の理解を示した。
しかしベッカム氏は「けど、すぐにでも早くこの状況が変わることを願うよ。だって、悪い時間が続きすぎているからね」と話し、マンチェスター・ユナイテッドの復活を願った。
2024年05月14日 20:00
5月15日の「Jリーグの日」を前に、31年前の開幕当時話題になった「Jリーグカレー」が復刻。
当日行われる明治安田J1リーグ第14節では、試合が開催される全10スタジアムで1,000個ずつ、合計1万個の配布が予定されている(配布方法はスタジアムによって異なるとのこと)。
また、今回の復刻を記念し、31年前に大きな話題を呼んだCMの令和版として「復刻版 Jリーグカレー2024年篇」がYouTube上で公開された。
動画には、当時現役だったラモス瑠偉氏のほか、子役として登場していた“まさおくん”役の石山昌さんがお父さん役として登場。他にも、カレーの具に至るまでさまざまな部分が完全再現されている。
今回はこの再現CMに出演したラモス瑠偉氏へのインタビューを紹介する。
――本日の撮影はいかがでしたでしょうか?
最高でした。30年前のCMをまた復活させることは、すごいなと思いました。声をかけて頂きすごく光栄に思います。今回も監督さんはじめ、みなさんすごく良い雰囲気を作ってくれて、まさおも大きくなったなと。すごく楽しかったです。
――当時共演された“まさおくん”が、今回お父さん役で出演されていますが、31年ぶりの共演はいかがでしたか?
まさかこういう所でお会いできると思っていなかったので、会えてうれしいです。あの時の少年がここまで立派な大人になってうれしかったです。最高の再会でした。本当に皆さんに感謝しかないです。楽しかったです。
――撮影当時のことは思い出されましたか?
思い出します。雰囲気もすごく似ている。今日よりはすごく時間がかかって、その当時は朝から遅くまで16時間かかった。ただとってもいいCMでした。自慢じゃないけどその年のインパクトあるCMで1位をもらった。インパクトがありましたね、一度観た人が忘れられないよね。(セットも含めて再現されていて)感動しました。
――このCMは、子どもからラモスさんに“変化する”のが見どころですが、ラモスさんが感じるご自身やJリーグ(サッカー界:日本代表)の30年の変化は何ですか?
私は1977年に日本に来て、その当時はお客さんが300人、400人でした。まさかプロリーグができるなんて夢のようでした。そこで一番サポーターの皆さんの力が大きかったです。そこから私たちがドーハまで行って、日本代表がワールドカップにでるようになって、ベスト16、ベスト8とか狙っているし。いろいろな選手が海外に行くようになったり、すごい変化でしたね。
(Jリーグは)当時は10チームだった。いまは60チームもありますよね。私は47年も日本にいるけど、40年前では考えられなかった。日本がアジアで勝ったりワールドカップに行きたければプロしかないと私やいろんな選手、監督さんが思っていました。
――31周年を迎えたJリーグについて、また、今まで支えてくれた人たちに対して、一言頂けますでしょうか。
サポーターの皆さんの力はすごいですね。素晴らしすぎる。これからもやっぱりJリーグを盛り上げるのは選手たちだけじゃなくてサポーターの皆さんの力が大きいと思います。
――未来のJリーガーやファンに対して声をかけるならば、どんな事を伝えたいですか?
どのスポーツ界の未来の子どもたちにも、一生懸命にやって、いつか親孝行とか恩返しするという事と、感謝を忘れずに。あとおじいちゃん、おばあちゃんを大事に。仲間のためにやることがとても素敵なことだから、すべてのスポーツ界、支えていくのは君たちだと思う。
adidasと契約していないのに「日本代表の10番」をつけた8名の選手
ぜひ自分の夢を何やってもあきらめない、夢は叶えるものだと思います。この国を私も愛しているから。ぜひこれからも君たちで日本のスポーツ界を支えてくれよ。
2024年05月14日 19:56
マンチェスター・ユナイテッドは14日、クラブ公式サイトで元フランス代表DFラファエル・ヴァランが契約満了に伴い、今季限りで退団することを発表した。
2024年05月14日 19:54
FC町田ゼルビアのFWエリキが、クラブの公式YouTubeチャンネルで、自身の信念について語った。
【動画】ゼルビアが公開したエリキのインタビュー
昨季に町田に加入したエリキは、30試合で18得点をマークする活躍でクラブ初のJ2優勝とJ1昇格に貢献。昨年8月の清水エスパルス戦で左膝に全治8か月の大怪我を負って戦線を離れたにもかかわらず、J2のMVPにも選出された。
その負傷を乗り越え、5月3日に行なわれたJ1第11節の柏レイソル戦(2−0)で約9か月ぶりに公式戦に復帰。続く6日の12節・京都サンガF.C.戦(3−0)、11日の湘南ベルマーレ戦(0−0)でも途中出場を果たしている。
そんな29歳は、インタビューの中で、負傷離脱から得た学び、ポジションを争うライバルでもサポートを重視している点、今季の目標などについて語っている。
そして、常に前向きな“エリキマインド”について、「皆さんにぜひ共有したい」と語っている。
「私は、サッカーをするために生まれてきたという自負があります。このことは非常に深い意味があり、ピッチに立った時は常に勝利を目ざす強い気持ちを持っています。あまり相手のことは気にしていない。それよりも、チームメイトを守る気持ちの方が大きい。そういう意味から、チームメイトをしっかりサポートしたいですし、戦って勝つところに繋がっている」
ブラジル人ストライカーは、「また、客観的にも、自分の立ち位置を理解しています。それが、プロとしての自分の源であるので、責任感はそこから来ていると思います」と続けた。
このプロ意識は、町田の黒田剛監督のサッカーにも合致していると言えそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月14日 19:53
来季以降チームを率いる監督の席が空いているバイエルンが、クリスタル・パレスを率いるオリヴァー・グラスナー監督に接触したものの、金銭面で折り合いがつかずに撤退した模様だ。ドイツメディア『ビルト』が13日に報じている。
今シーズン、バイエルンはドイツの“絶対王者”として、前人未到のブンデスリーガ12連覇を目指すシーズンを過ごしながら、序盤からレヴァークーゼンに独走を許し、5試合を残して優勝を決められた。DFBポカールでは3部のザールブリュッケンに敗れて2回戦で早々と姿を消しており、タイトル獲得の“ラストチャンス”だったチャンピオンズリーグ(CL)でも、準決勝でレアル・マドリードに2戦合計3−4と逆転負けを喫し、今季の無冠が決まっていた。
取りこぼしも目立つシーズンとなったなか、2月21日には2025年夏までとなっていたトーマス・トゥヘル現監督との契約を1年間前倒しして解消することを発表。直後より次期監督候補の名前に関する報道が相次ぎ、当初はレヴァークーゼンを初優勝へ導いたシャビ・アロンソ監督に熱視線を送っていた。だが、同監督は来季もレヴァークーゼンを率いる意思を明らかにしており、その後接触した現ドイツ代表監督のユリアン・ナーゲルスマン氏と現オーストリア代表指揮官のラルフ・ラングニック氏からは断りを入れられた。そのほかで名前が挙がったジネディーヌ・ジダン氏、現アストン・ヴィラ監督のウナイ・エメリ氏、現ベンフィカ指揮官のロジャー・シュミット氏も交渉は発展せず、現時点で来季のバイエルン指揮官の座は空席となっている。
このような状況の中、今回の報道によると、バイエルンはグラスナー監督の招へいに向けて動いていたようだ。現在49歳のオーストリア人指揮官は、母国で指導者としての経験を積んだ後、ヴォルフスブルクやフランクフルトといったブンデスリーガのクラブを成功へ導いてきた人物。2021−22シーズンには、日本代表MF鎌田大地(現:ラツィオ)や元日本代表MF長谷部誠が所属していたフランクフルトを、42年ぶりのヨーロッパリーグ優勝へ導いていた。
昨シーズン終了後、フランクフルトとの契約を1年残しながら退団したグラスナー監督は、以降フリーの状態が続いていたものの、今年2月、体調を崩して緊急搬送された現在76歳のロイ・ホジソン監督に代わってクリスタル・パレスの指揮官に就任。当初はなかなか白星を掴めなかったものの、4月に入ってからチームは一気に調子を上げ、リヴァプール、ニューカッスル、マンチェスター・ユナイテッドといったクラブを次々と破った。現在は直近6試合を5勝1分と無敗で駆け抜けており、一時は残留争いに身を置いていたチームを12位まで押し上げた。
バイエルンはそんなグラスナー監督を高く評価し、次期監督に招へいするべく具体的な動きを見せていた模様だ。バイエルンのクリストフ・フロイントSD(スポーツディレクター)は、グラスナー監督がザルツブルクでコーチを務めていた頃に共に仕事をしていた間柄で、同SD以外にもマックス・エーベル取締役などクラブの重鎮たちがグラスナー監督を説得。クリスタル・パレスとの契約を2026年夏まで残しながらも、グラスナー監督の心は大きく揺れていたというが、クリスタル・パレス側がこの“引き抜き”を許可しなかったようだ。
というのも、クリスタル・パレスはバイエルンからの打診を即座に拒否したという。当初、バイエルンは1800万ユーロ(約30億円)を上限額として用意していたものの、クリスタル・パレス側は最低でも1億ユーロ(約169億円)を要求。両者の金額には大きな開きがあり、監督招へいにこれほどまでの予算を割くことを考えていないバイエルンは、撤退を余儀なくされたようだ。
このような流れで、バイエルンはグラスナー監督の招へいも失敗に終わった模様だ。現在はかつてバイエルンを率いており、2023年9月にドイツ代表監督の座を降りてからフリーの状態が続くハンジ・フリック氏や、ブライトンを率いるロベルト・デ・ゼルビ監督の名前が候補として報じられている。バイエルンの新監督探しは、まだまだ続きそうだ。
【ハイライト動画】グラスナー率いるパレスがマンUを4発粉砕
2024年05月14日 19:52
現地時間5月12日、ロンドン在住のジャーナリストであるダニエル・センドル氏が、自身のフェイスブックで衝撃のニュースを報じた。ルーマニア1部リーグのディナモ・ブカレストに所属するMFのエドガル・イエが、双子の弟であるエデリノ・イエを、自身と偽って数試合プレーさせたというのだ。 この一報はルーマニア国内のみならず、『BBC』や『マルカ』なども大々的に報じ、世界中に拡散された。しかし、エドガル本人はメディアの取材に対し「フェイクニュースだ。絶対にそんなことはしていない」と全否定した。 そんな中、翌13日に渦中のディナモ・ブカレストが公式サイトで声明を発表し、疑惑を完全に否定した。声明文には以下の内容が書かれている(一部抜粋)。「UTAアラド戦の当日にフェイスブックで伝えられたフェイクニュースは、国内メディアによって瞬く間に拡散され、BBCやマルカなど国際的な報道機関で取り上げられた。我々がエドガル・イエではなく、彼の双子の弟であるエデリノ・イエをプレーさせたという疑惑は根も葉もない話であり、これはクラブに対する中傷だ。エドガルはトルコの連盟が発行した国際移籍証明書を受け取り、FRF(ルーマニアサッカー連盟)とFIFAからの認証を受け、そしてLPF(ルーマニアプロサッカーリーグ)によって登録され、入国管理局から登録証明書を受け取った。彼がルーマニアに滞在した記録を国が持っているということが、なによりの証拠である」
【PHOTO】世界でもっとも美しいWAG! ジンチェンコの超美人妻、ヴラダ・セダンの厳選フォトを一挙公開!
続けて「ディナモ・ブカレストは、クラブのイメージに重大な損害を与えたとして、この誤った情報を報じた記者に対して、法的な手続きを開始した。また倫理的な観点から、この嘘を拡散した一部メディアの姿勢は受け入れられない」と、疑惑を報じた記者への法的措置を明らかにするとともに、疑いもなく情報を拡散したメディアの報道姿勢にも疑問を呈している。 ギニア・ビサウ生まれのエドガルは、ポルトガルの名門スポルティングの下部組織でプレーした後、2012年にバルセロナへ移籍。Bチームが主戦場だったが、14−15シーズンにはコパ・デル・レイで1試合だけトップチームでプレーしている。その後フランスやオランダ、トルコを経て、今年2月にディナモ・ブカレストに加入した。なお、弟のエデリノは現在無所属となっている。構成●ワールドサッカーダイジェスト編集部
2024年05月14日 19:43
ラツィオの鎌田大地が好調を維持している。
2024年05月14日 19:00
ニューカッスル・ユナイテッドの28年ぶりとなる来日が決定した。7月31日(水)に浦和レッズと、8月3日(土)に横浜F・マリノスとそれぞれ対戦を予定している。
名作ユニフォームも多いニューカッスル。とりわけ1980年代と90年代は傑作の宝庫だ。
ここではその歴代ユニフォームから、来日前に見ておきたい最高の5着を厳選してご紹介したい。1988-90 ホーム
ニューカッスル・ユナイテッド 1988-90 Umbro ホーム ユニフォーム
成績面だけで言えば2部ディヴィジョン2に降格した88-89シーズンと、3位で終えて2部脱出に失敗した89-90シーズンでのユニオフォーム。良い思い出が重なるとは言い難いが、Umbro時代の傑作だ。
写真では分かりにくいが、ストライプの中にシャドーパターンを取り入れた新鮮なスタイル。シャツ自体は87-88シーズンから継続使用だったが、この88-90モデルから現在のエンブレムを使い始めたため別モデル扱いとなる。
胸ロゴ「GREENALLS(グリノールズ)」はジン(酒)ブランド。実はこのユニフォームでは、同ブランドの3種類のロゴデザインが使われていた。1995-97 ホーム
ニューカッスル・ユナイテッド 1995-97 adidas ホーム ユニフォーム
結果として15年間に及んだadidasとのパートナーシップが始まった最初のユニフォーム。日本のスポーツブランドAsicsに代わり、95-96シーズンからはドイツの巨人がサプライヤーを担当した。
3つボタンに浅めのスタンドカラー(立ち襟)が特徴的なこのユニフォームは、おそらくニューカッスルサポーターの間で最も人気の高い一着。それはデザインだけが理由ではないだろう。
95-96、96-97のどちらもプレミアリーグは2位でフィニッシュと躍進。96-97シーズンは加入1年目のアラン・シアラーが得点王を獲得した。94-95と95-96はブラックバーンで得点王となったシアラーは、2つのクラブで3季連続得点王に輝いている。1996-97 アウェイ
ニューカッスル・ユナイテッド 1996-97 adidas ホーム ユニフォーム
90年代のニューカッスルには素晴らしいアウェイユニフォームがいくつかあるが、トーンを落としたグレーに近いブルーが印象的な96-97モデルは、現在でも評価の高い一着。
肩や袖ではなく、Vネックとチェストボーダーに配したスリーストライプスが特徴的。プレミア2位、UEFAカップのベスト8入り、そしてシアラーの得点王といった要素もあり、ファンにとっては良いイメージも重なるに違いない。2003-05 ホーム
ニューカッスル・ユナイテッド 2003-05 adidas ホーム ユニフォーム
2000年代に入るとadidasは新時代を感じさせるデザインを投入する。太めのストライプと袖を黒く塗りつぶした斬新な01-03モデルは、チームの好成績に反してファンの反応はいま一つだったらしい。
この03-05モデルでは原点回帰を意識し、再びオーソドックスな白黒ストライプ柄に戻す。ただし、当時の最新テクノロジー“CLIMALITE”により、軽量化されたシャツは通気性も向上した。
胸ロゴはこのユニフォームから登場した地元の銀行「Northern Rock」。2000年代のニューカッスルを象徴するこのロゴを11-12シーズンまで付け続けた。2022-23 130周年記念
ニューカッスル・ユナイテッド 2022-23 Castore 130周年記念 ユニフォーム
1892年12月9日に誕生したクラブの創設130周年を祝う限定ユニフォーム。近年のニューカッスル傑作ユニの一つと、ユニフォームファンに好評を博している。
通常のユニフォームとは異なる仕様を施したもので、胸中央にはシルバーのモノクロームでエンブレムを刺繍。ホームタウンであるニューカッスル・アポン・タインの紋章に描かれている植物のグラフィックを、シャツ全体にあしらっている。
adidasと「20年以上契約を継続している」5つの代表チーム
品質面では多くのトラブルを抱えているCastoreだが、キットデザインは秀逸だ。クオリティさえ改善できればニューカッスルとのコンビは興味深いものになると思われた。だが、パートナーシップは23-24シーズン限りで終了が決定。24-25シーズンから14年ぶりにadidasがクラブをサポートする。
2024年05月14日 19:00
U-23日本代表はパリ五輪前の6月7日と11日、アメリカでU-23アメリカ代表と国際親善試合の2連戦を戦う。
このアメリカ遠征で、GK鈴木彩艶(シント=トロイデン)の招集はあるのか。1月のアジアカップや3月のW杯アジア2次予選・北朝鮮戦と、A代表で正守護神としてゴールマウスを守っている21歳に、U-23日本代表の大岩剛監督が言及した。
5月14日、千葉市内で取材に応じた大岩監督は、彩艶のアメリカ戦に出場したい意思を確認したとして、次のように語った。
【PHOTO】U-23アジア杯に駆けつけた各国の美女サポーターを特集!
「本人の意思は聞いています。ぜひ行きたいという話は聞いていて、その話をしていた。クラブ側が了承してくれるのであれば、彼も我々のグループの中の1人なので」
続けて指揮官は「ただ、ゴールキーパーのチームは特別。その中でどういうふうにチームを作っていくか、スタッフとしっかり話したい」と、彩艶に限らず、GKメンバーの招集に関しては慎重に検討していきたいと述べた。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月14日 18:50
ユニオン・サン=ジロワーズでタイトル獲得に貢献した町田浩樹は、夏の去就が注目されている。移籍先の候補として以前から噂されているクラブのひとつが、アンジェ・ポステコグルー監督率いるトッテナムだ。
地元メディアがトッテナムの関心を報じたのを受け、『FootballFanCast』は5月13日、「トッテナムは1月も追っていると噂されたが、真剣に動くことはなかった。だが、それからわずか半年で、お買い得価格で彼を獲得できるかもしれない」と伝えている。
「『Voetbal Krant』によると、26歳のDFはベルギーでの見事なパフォーマンスが『貴重な移籍』で報われるという。関心を寄せるクラブとして名前があがったのがトッテナムだ。放出の場合、ユニオン・サン=ジロワーズは約1500万ユーロ(約23億3000万円)の移籍金を狙っているという。一方、本人は来季どこでプレーするか確信を持っていないようで、将来はオープンだと認めている」
さらに、同メディアは「左利きのDFであるマチダは、今季求められることが多かったとポステコグルーが認めた見事なミッキー・ファン・デ・フェンに競争とカバーリングをもたらすかもしれない」と続けた。
「日本人DFを獲得すれば、あまりスパーズの予算を減らすことなく問題を解決し、ポステコグルーがオーバーホールを続ける助けとなる可能性がある」
ベルギーカップのファイナルで決勝点をあげ、クラブにタイトルをもたらした町田は、リーグ戦でも優勝を目指して残り試合に集中しているだろう。だがシーズン終了後は、来季に向けた決断が注目される。
【動画】FWばりの嗅覚? セットプレーから左足でプッシュ、町田浩樹がカップ戦決勝で値千金の決勝弾!
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月14日 18:24
セルティックの前田大然は、実質的な優勝決定戦となった宿敵レンジャーズとのダービーマッチでオウンゴールを誘発し、再びファンやメディアから賛辞を寄せられた。
2024年05月14日 18:19
13日、アスレティック・ビルバオの主将MFイケル・ムニアインの退団セレモニーが、本拠地『サン・マメス』にて行われた。
今年4月に、40年ぶりのコパ・デル・レイ(国王杯)優勝と、ガバラ(はしけ船)に乗るという夢を叶えた後、ワン・クラブ・マンの“王様”が、シーズン終了後に退団することが発表された。迎えた13日、3万人近くが集結した“ラ・カテドラル”にて退団セレモニーが行われると、燕尾服で登場したムニアインは獲得したばかりのトロフィーにキス。エルネスト・バルベルデ監督やチームメイトの他、かつての戦友や恩師が見守る中でセレモニーが始まった。いくつかの思い出深い映像が流れ、それに選手本人が当時の心境を語るという回顧録スタイルで進行。先の国王杯優勝については、「ベットに入ると、今でもガバラにいる夢を見るんだ。本当に最高だった。アスレティックの素晴らしさを世界に証明できたんだからね」と明かしている。
また、ホアキン・カパロス氏を筆頭に、マルセリーノ・ガルシア・トラル氏(ビデオ出演)らかつて師事した指揮官からもメッセージが届くと、最後を飾ったのはホセ・アンヘル・イリバル氏だった。“エル・チョポ”の愛称で知られる御年81歳は、ムニアイン(クラブ公式戦通算559試合出場)が唯一越えることができなかったクラブ歴代1位の公式戦出場数(614試合)を保持する大レジェンドだ。そんなイリバル氏は、「親愛なるイケルへ、私にできる限りの愛と感謝を込めて。あなたはこれまでずっと素晴らしいキャプテンで在り続けた。我々はこの先も、あなたを真のスターとして覚えている。選手として、キャプテンとして、そしてアスリートとして」と直筆で綴られた手紙を手渡した。
セレモニー終了後には、メディア対応を行なったムニアイン。今夏に満了を迎える現行契約の延長を打診されたことを明かしつつ、「スポーツ的な観点から言えば、僕の出番はどんどん減っていた。この決断は純粋にスポーツ的な要素から。心はここに残れと叫んでいるけど、頭と足はそれ以上のものを求めている。コパを優勝した時、正しいタイミングなんだと気付いた」と告白。続けて「クラブと面会した時、大きな愛情を受け取ったよ。ただ僕は、それに感謝を示した上で、自身の決断を伝えたんだ。明白で、迷うことなく、その時がきたと感じ取っていた」と述懐している。
アスレティック・ビルバオでの美しき物語は、ここに完結する。残しているラ・リーガの3試合というエピローグを最後に。ただ、「もし僕を必要としてくれるなら、次の日にはここに戻ってくるよ」とセレモニーで宣言したように、イケル・ムニアインはいつの日か、再びここで新しい物語を始めるだろう。
【セレモニー】感極まるムニアイン
⭐️🦁
Eres magia, eres luz.#EskerrikAskoMuniain #AthleticClub 🦁 pic.twitter.com/asqC3FN714— Athletic Club (@AthleticClub) May 13, 2024
2024年05月14日 18:07
Jリーグは14日、4月度の「明治安田Jリーグ KONAMI月間MVP」、「明治安田Jリーグ 月間優秀監督賞」、「明治安田Jリーグ月間ヤングプレーヤー賞」、「明治安田Jリーグ 月間ベストゴール」を発表した。
J1リーグの月間MVPは、ジュビロ磐田に所属するFWジャーメイン良が受賞した。磐田は4月に開催されたJ1リーグの5試合を3勝1分1敗と好成績で終えたが、その中心にいたのは成長を続けるストライカーだ。3日に行われた第6節アルビレックス新潟戦(○2−0)の2ゴールを皮切りに、5試合にフル出場して5ゴールをマーク。うち2得点はPKによるものとはいえ、磐田にとって欠かせない得点源として活躍を続けた。5月に入ってからも1ゴールを加え、現在は得点ランキングトップの11ゴールを記録。今月6日に行われた第12節東京ヴェルディ戦(●2−3)で1得点を挙げながら、左前額骨陥没骨折に見舞われ、現在は無念の負傷離脱を強いられているが、一刻も早い復活が待たれる。
J2リーグの月間MVPには、好調の清水エスパルスをけん引するエースでキャプテンのFW北川航也が輝いた。北川は4月のJ2リーグ5試合(※出場は4試合)で3ゴール2アシストを記録。チームは4勝1分と圧巻の成績を残したが、唯一の引き分けに終わった3日の第8節徳島ヴォルティス戦(1−1)は北川が不在だった。Jリーグ選考委員会の足立修委員長が「周囲の選手を活かすことができ、プレーの幅、リーダーシップを含め、チームの中心となっており、パフォーマンスが清水の飛躍の一因となっている」と語ったように、その影響力は得点面だけにとどまらない。最前線からの守備やポストプレーにも磨きをかけており、清水の攻撃陣に欠かせない存在として、昇格に向けて首位をひた走るチームを支えている。
J3リーグでは、アスルクラロ沼津に所属するFW和田育が月間MVPを勝ち獲った。和田は4月に開催されたJ3リーグの4試合で5ゴールと、4月を無敗(2勝2分)で駆け抜けた沼津を圧巻の得点力で支えただけでなく、その得点パターンの多彩さも目立った。Jリーグ選考委員会の平畠啓史委員も「4試合で5ゴールは見事。味方のパスやクロスに対する反応が鋭い。前線からの守備での貢献も大きく、アスルクラロ沼津を牽引している」と語っており、沼津のキープレイヤーとして攻守両面で輝いた。
加えて、J1リーグの月間優秀監督賞には、セレッソ大阪を率いる小菊昭雄監督が選出された。C大阪は4月のJ1リーグ5試合を2勝2分1敗という成績で終えたが、その中で足立委員長は「外国籍選手を成長させ、いいチーム作りをした」と評価。攻守両面でバランスのとれたサッカーで上位争いに身を置くチームにおいて、選手起用のマネジメント面も高く評価されていた。
J2リーグでは、V・ファーレン長崎を率いる下平隆宏監督が同賞を受賞。開幕前のアクシデントにより急きょヘッドコーチから監督に“昇格”するという慌ただしいスタートだったものの、4月の長崎はJ2リーグを5戦全勝と圧巻の成績で勝ち抜き、一気に昇格争いの本命に名乗りを上げた。成績だけでなく、攻撃的に振る舞いながらもチームに安定感をもたらした部分が評価される形となった。
J3リーグでは、首位を走る大宮アルディージャの長澤徹監督が同賞に輝いた。大宮は4月のJ3リーグ5試合を4勝1分と抜群の成績で終えており、現在も首位を走っている。第13節松本山雅FC戦(●0−2)までは開幕から無敗をキープしていた。足立委員長が「ベテランと若手をうまく融合しながら、しっかり結果を残している。文句なし」と称賛すれば、平畠委員も「4勝1分は申し分なし。選手を固定し過ぎず、コンディションの良い選手を抜擢し、4バックでも3バックでも戦えるチームに成長させた。強いです」と語り、“昇格筆頭候補”として高い評価を得た。
1 2 次へ
2024年05月14日 18:05
アストン・ヴィラのクラブ公式Xは14日、アメリカ人俳優のトム・ハンクス氏が『ヴィラ・パーク』を訪れたことを報告した。
13日、アストン・ヴィラは本拠地『ヴィラ・パーク』にリヴァプールを迎えた。互いにゴールを奪い合った試合は、最終的に3−3で終了。後半終盤に2点差を追いつく劇的な展開だったこともあり、スタジアムは熱気に包まれた。
その熱狂の中にいたのが、二度のアカデミー賞に輝いた名優のトム・ハンクス氏だ。アストン・ヴィラのクラブ公式Xは「今夜の試合には特別なゲストが来場します!」と、同氏の来場を報告。かねてよりアストン・ヴィラファンであることを公言していたトム・ハンクス氏は生観戦の機会を得た感想を述べ、最後に「Forever Villa」とコメントした。
現在67歳のトム・ハンクス氏は、アメリカ合衆国カリフォルニア州コンコード出身。1980年に『血ぬられた花嫁』で映画デビューを飾ると、『スプラッシュ』や『フォレスト・ガンプ 一期一会』といった数々の名作に出演し、2年連続でオスカー主演男優賞受賞という快挙を成し遂げた。
【動画】トム・ハンクス氏が『ヴィラ・パーク』に登場!
A very special guest in attendance for tonight's fixture!
👋, @tomhanks! pic.twitter.com/lQTBsM0HtG— Aston Villa (@AVFCOfficial) May 13, 2024