2024年03月28日 13:00
EURO2024に向けたテストマッチとしてブラジル代表、ベルギー代表と対戦したイングランド代表。 0-1、2-2という結果に終わり、勝つことができなかったが、この2戦で十分なインパクトを残した人物がいる。MFコビー・メイヌーだ。まだ18歳という若さではあるが、今季所属先のマンチェスター・ユナイテッドで台頭し、今では中心選手の1人となった。 今回の代表には追加招集となり、初のA代表となったが持ち前の冷静さで、限られた出場時間の中でも十分なインパクトを残した。代表指揮官のガレス・サウスゲイトも同選手への称賛を惜しまなかったが、この2試合中盤で一緒にプレイしたMFデクラン・ライスもメイヌーのことを絶賛している。 「彼がユナイテッドでプレイするのをテレビで見るたびに、彼はどの試合でもチームの最高の選手だった。トレーニング中に彼が見せる落ち着きや、狭いエリアでのちょっとしたタッチは、18歳にしては本当に素晴らしい」 「友達に『メイヌーってどんな選手?』とよく聞かれた。彼は本当に、とても素晴らしい選手だ。私は彼にキャリアを楽しんでもらいたいと思っている。彼にあまりプレッシャーをかけすぎないことが非常に重要だと思う。彼は世界最大のクラブの一つに所属し、今はイングランドにいる。私たちはただ、彼の才能を開花させたいだけなのだ」 「彼はとても冷静だ。私はトッププレイヤーでありながら、人としての資質がすべて揃っていない18歳をたくさん見てきた。しかし彼はとても冷静で、それが彼について私が学んだ最初のことだ。彼の可能性は無限大だ。できれば彼と一緒にイングランド代表として多くの試合に出場できることを楽しみにしている」(英『90min』より) イングランド代表の中盤にはコナー・ギャラガー、ジョーダン・ヘンダーソン、ジェイムズ・マディソンなど他にも素晴らしい選手はたくさんいる。しかしこの2戦でメイヌーが見せたパフォーマンスはここに割って入るのに十分な出来だった。6月開幕のEUROメンバーに18歳メイヌーがサプライズ招集されるのか、注目だ。
2024年05月08日 19:35
5月8日、湘南ベルマーレの公開練習が行なわれた。
2日前のJ1第12節・サガン鳥栖戦(2−1)に先発した選手は約1時間、ベンチスタートやメンバー外だった選手は約2時間のメニューを消化して練習場を後にしたなかで、ピッチに残り、ボールを蹴り続けた選手がいた。今季、湘南U-18からトップチームに昇格した石井久継だ。
石井は自らマーカーコーンを置き、ドリブル練習を開始。20分ほど続けたあと、次は身体の様々な部位を使ったリフティング。40〜50分ほど汗を流し、他の選手に遅れてピッチを去った。
高卒1年目ながら、ここまでリーグ戦に7試合出場と存在感を高める77番は、なぜ自主トレーニングをしたのか。練習終了後、石井が理由を明かしてくれた。
「焦りがある。もっとやらないと。自分は(7節の)広島戦で手応えを得てから、変化がない。他のみんなの調子が良いので、このままだとメンバーにも入れなくなってしまうし、勝利に貢献できません。何か変えないといけない、という思いです。鳥栖戦も、勝ったのはすごく嬉しかったけど、個人としては悔しさの方が強かった」
【厳選ショット】湘南が逆転勝利で最下位を脱出し残留圏へ!敗れた鳥栖は19位に後退|J1第12節 湘南 2−1 鳥栖
石井の主戦場は、2トップの一角やサイドボランチ(インサイドハーフ)、サイドハーフだ。ポジションを争う福田翔生は現在、公式戦4試合連続ゴール中と絶好調で、阿部浩之も鳥栖戦で今季初ゴールを記録。離脱していたルキアンや鈴木章斗も、この日の練習に合流し、さらなる競争激化が予想されるなか、「このままではいけない」という思いが強まったのだろう。
石井は、コーンドリブルやリフティングなど、基礎的なトレーニングを行なった理由を次のように語る。
「昔(小学生時代)はもっと上手かったので、練習すれば取り戻せるかなと。点を取りたい想いが強いので、自分の長所をさらに磨きたいんです。コーンドリブルとかリフティングは、プロの世界ではあまり必要とされていないかもしれませんが、自分はそれをやって成長してきたので、改めて原点に立ち返ってやっています」
自主練習の動機が焦燥感だったとしても、このトレーニングで成長し、試合で結果を残せば、徐々に余裕が生まれてくるはずだ。石井が飛躍を果たし、チームを勝利に導く日を心待ちにしたい。
取材・文●岩澤凪冴(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月08日 19:26
昨夏にシュツットガルトからリバプールに加入した遠藤は当初、チェルシーに強奪されたモイセス・カイセドとロメオ・ラビアに代わる、いわば「第3の候補」で、イングランドでは無名の30歳とあって。懐疑的な目で見られていた。
だが、昨年12月からは不動のアンカーとして君臨し、十分に貢献を果たしてきた。
英メディア『THE BOOT ROOM』は、攻守に奮闘したトッテナム戦後(4−2)、「エンドウはリバプールで好成績を残し続ける」と称賛した。
「エンドウは昨夏にわずか1620万ポンドで獲得された後、リバプールにとって刺激的な契約であると証明された」
【動画】激しいチャージでソン・フンミンを潰す遠藤航
記事は「エンドウは、クラブがモイセス・カイセドとロメオ・ラビアを取り逃がしたため、その場しのぎの獲得と広く見られていた。しかし、イングランドで素晴らしいデビューシーズンを過ごした後、彼は次期指揮官のアルネ・スロット監督の下で、重要な役割を果たせる可能性がある」と続けている。
新監督就任が濃厚視されているスロット監督(現フェイエノールト)の下でも、重用されるのではないかとの見立てだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月08日 19:18
プレミアリーグ閉幕まで2週間を切った5月8日、三笘薫が所属するブライトンは公式Xで、一足早く今季の最優秀ゴール賞を発表。日本代表アタッカーのゴラッソが選ばれた。
クラブが選出したのは、第2節のウォルバーハンプトン戦(4−1)で生まれた三笘の3人抜きゴールだ。15分、左サイドでドリブルを開始すると、寄せてくる相手を次々とかわしてペナルティエリア内へ侵入し、右足でネットを揺らした。
【動画】ブライトンのシーズン最優秀ゴールを受賞した三笘薫のドリブル弾
ブライトンは、この衝撃のドリブル弾を次のように紹介している。
「ミトマ・マジック! シーズン最優秀ゴール賞は三笘薫で、ウルブズ戦での信じられない独走ゴールです!」
この得点は、リーグの8月の月間ベストゴールにも選出されるなど、現地でも多くの称賛を受けた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月08日 19:00
フランスサッカー連盟(FFF)は1日、サッカーフランス代表チームにおけるスポーツブランド「Nike(ナイキ)」のキットサプライヤー継続を発表した。
2024年05月08日 18:58
2023-24シーズンも最終局面を迎えている。UEFAリーグランキングの上位5カ国のうち、優勝クラブが決定していないのもプレミアリーグのみ。そこでこのページでは、欧州主要リーグの優勝チームを一覧で紹介する。
ブンデスリーガ(ドイツ)
優勝クラブ:レヴァークーゼン
今季、ブンデスリーガの歴史に新たな1ページが刻まれた。就任2年目のシャビ・アロンソ監督が率いるレヴァークーゼンは、ブンデスリーガ第28節終了時点で勝ち点「76」を獲得し、11連覇中のバイエルンに「16」ポイント差を付け首位を快走。4月14日に行われた第29節で早々に優勝を決め、クラブ創設120年で初めてマイスターシャーレを掲げた。
ブンデスリーガの歴史において、シーズン開幕からの29試合を無敗で終えたのは、今回のレヴァークーゼンが初めて。ジョゼップ・グアルディオラ監督に率いられ、第27節で史上最速優勝を決めた2013−14シーズンのバイエルンでさえ、第29節のアウクスブルク戦で敗れており、開幕からの無敗記録は「28」だった。
レヴァークーゼンはリーグだけでなく、カップ戦でも今季負け知らずで、優勝決定後も無敗を継続。5日に行われたブンデスリーガ第32節でもフランクフルトに5−1と快勝し、公式戦無敗記録は「48」に到達。これは59年前にベンフィカが打ち立てた記録に並び、欧州最多タイ記録になった。9日に行われるヨーロッパリーグ(EL)・準決勝セカンドレグのローマ戦に敗れなければ、新記録樹立となる。
セリエA(イタリア)
優勝クラブ:インテル
シモーネ・インザーギ監督体制3年目の今シーズン、序盤から安定した戦いを披露したインテルは、第6節サッスオーロ戦以降、リーグ戦で無敗を維持。第32節終了時点で勝ち点「83」を獲得すると、第33節で“宿敵”ミランとの“ミラノ・ダービー”を制して、3シーズンぶり20度目のリーグ制覇を決めた。
5試合を残して優勝を確定させたインテルは、昨シーズンのナポリや2018−19シーズンのユヴェントスらと並ぶセリエA最速タイ記録を達成。なお、インテルは2006−07シーズンにも5試合を残してスクデットを獲得しており、優勝の最速記録を2度達成したセリエA史上初のクラブになった。
また、チームを率いるインザーギ監督にとっては、記念すべき指揮官キャリア初のセリエA制覇。2021年夏の就任以降6つ目のタイトルとなったが、これはインテルの指揮官としては、エレニオ・エレーラ氏、ロベルト・マンチーニ監督(現:サウジアラビア代表)に次ぐ歴代単独2位の数字とのこと。今回のスクデット獲得により、ジョゼ・モウリーニョ氏のインテルにおける記録を上回ることとなった。
リーグ・アン(フランス)
優勝クラブ:パリ・サンジェルマン(PSG)
ルイス・エンリケ監督就任初年度の今季は、スタートダッシュで苦しんだ。開幕から2試合連続で引き分けスタートとなると、第5節ニース戦では今季初黒星を喫した。しかし、その後は安定して勝ち点を積み上げ、第13節終了時点では首位に浮上。以降は無敗をキープし続け、3試合を残してリーグ・アン3連覇を決めた。
PSGはこれでフランス1部史上最多を更新する通算12度目のリーグ制覇。また、これがクラブ通算50個目となる記念すべきタイトルとなった。
なお、PSGはリーグ・アンで現在26試合無敗を継続しており、13日のトゥールーズ戦で負けなければ、クラブ最長歴代記録に並ぶことになる。そして、今季すでに制覇したリーグ・アン、トロフェ・デ・シャンピオン(フランス・スーパーカップ)に加え、チャンピオンズリーグ(CL/ファーストレグは敗戦)、クープ・ドゥ・フランス(決勝進出)と4冠の可能性を残している。
ラ・リーガ(スペイン)
優勝クラブ:レアル・マドリード
今季のレアル・マドリードは、開幕5連勝と好スタートを切ったあと、第6節アトレティコ・マドリード戦で1−3と敗れたものの、その後は無敗をキープ。第18節以降は首位を堅持し、4試合を残して36度目のラ・リーガ優勝を決めた。
8日の時点で、レアル・マドリードは得点数が「74」でリーグ最多、失点数も「22」でリーグ最少(クリーンシート18試合)、得失点差は「+52」と圧倒的な数字を残している。
なお、今回の優勝により、カルロ・アンチェロッティ監督は同クラブでラ・リーガ、チャンピオンズリーグ(CL)、クラブワールドカップ、UEFAスーパーカップ、コパ・デル・レイ、スーペルコパ・デ・エスパーニャをそれぞれ2回制したことになり、獲得したタイトル数は指揮官としてクラブ歴代2位となる「12」に積み上がった。122年間にも及ぶレアル・マドリードの歴史でアンチェロッティ監督を上回るのは、選手と監督の両方でUEFAチャンピオンズカップ(現CL)を初めて制したことで知られるミゲル・ムニョス・モスン氏のみ。2度にわたって“白い巨人”の指揮官を務めた経験を持つ同氏は、合計15年間で14個のタイトルを獲得しており、アンチェロッティ監督が今季のCLでクラブを優勝に導いた場合は、両者の記録が「1」差に肉薄することとなる。
エールディヴィジ(オランダ)
優勝クラブ:PSV
今季からPSVは、かつてジェフユナイテッド市原(・千葉)でプレーした経験のあるピーター・ボス監督が就任。開幕から破竹の17連勝を達成し、フース・ヒディンク体制下の1987−88シーズンにPSVが記録し、36年間破られることのなかったエールディヴィジの開幕最多連勝記録に肩を並べた。第4節以降は一度も首位の座を譲らず、2試合を残して、6シーズンぶりの優勝を決めた。
第32節終了時点で28勝3分1敗。得点数は「107」、失点数は「19」で得失点差は驚異の「+88」と圧倒的な成績を残している。残り2試合でどこまで差を広げられるか注目が集まる。
プリメイラ・リーガ(ポルトガル)
優勝クラブ:スポルティング
ルベン・アモリム監督が率いるスポルティングは、開幕10試合で9勝1分と安定して勝ち点を積み上げることに成功。第11節でベンフィカとの『オ・デルビー・デ・リジュボア(リスボン・ダービー)』に敗れ、第13節でもヴィトーリアに敗戦したが、その後は19試合で17勝2分無敗と圧倒的な成績を残した。第12節以降は首位を譲ることなく、2試合を残して2020‐21シーズン以来、20度目のリーグ優勝を決めた。
2022年7月からスポルティングでプレーしている守田は、今季ここまでリーグ戦では27試合の出場で2ゴール4アシストを記録し、海外移籍後初のタイトルを獲得した。
なお、スポルティングは26日にタッサ・デ・ポルトガル決勝でポルトと対戦する予定となっており、さらなるタイトル獲得の可能性を残している。
■その他リーグ
その他のリーグも優勝争いが佳境を迎えている。日本人選手が多く在籍するジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー)は、本間至恩所属のクラブ・ブルッヘが首位に立つ。スコティッシュ・プレミアシップ(スコットランド)では、古橋亨梧、前田大然、旗手怜央らが所属するセルティックが首位。
スイス・スーパーリーグはヤングボーイズが首位で、常本佳吾、西村拓真が所属するセルヴェットが2位で追いかける。デンマーク・スーペルリーガでは鈴木唯人が所属するブレンビー、プルヴァHNL(クロアチア)では金子拓郎、荻原拓也が所属するディナモ・ザグレブが首位に立つ。スュペル・リグ(トルコ)はガラタサライが優勝に近づいており、フェネルバフチェが追走。ウクライナ・プレミアリーグはシャフタール・ドネツクがディナモ・ザグレブに4ポイント差をつけて首位を走っている。
【動画】レヴァークーゼン初優勝の瞬間
2024年05月08日 18:54
いわてグルージャ盛岡は8日、神野卓哉GM(ゼネラルマネージャー)が新監督に就任したことを発表した。また前任の中三川哲治氏は、ヘッドコーチとしてチームに残ることを併せて伝えている。
明治安田J3リーグ第13節終了時点で、2勝3分8敗の最下位に沈んでいるいわてグルージャ盛岡。開幕から2試合を引き分けた後、第3節から第5節にかけて3連敗を喫した他、第11節福島ユナイテッドFC戦では衝撃的な9失点大敗と守備が崩壊。6日のヴァンラーレ八戸戦にも敗れ、シーズン2度目の3連敗となったことを契機に、昨年9月から指揮を取っていた中三川哲治監督の退任が決まった。
今後はヘッドコーチとしてチームに残ることが発表された中三川哲治前監督は、クラブ公式サイトでコメントを残している。
「日頃より、いわてグルージャ盛岡への多大なるご支援ご声援をありがとうございます。2023シーズンの途中から監督に就任し、どんな時も共に戦ってくれた選手・スタッフ、苦しい状況下でも常にサポートをし続けてくださったファン・サポーターの皆様・スポンサー関係者の皆様に感謝申し上げます。昨シーズンの悔しさをバネに今季の飛躍を誓い戦って参りましたが、なかなか結果が伴わず皆様の期待に添えぬ形になってしまったことを申し訳なく思います。今後は、トップチームヘッドコーチとしてチームに残ることとなりました。立場は変わりますが、チームがここから這い上がっていくために尽力いたします。どうか残りのシーズンも変わらぬ応援を何卒よろしくお願い申し上げます」
また新監督は、GM職を務めていた神野卓哉氏に決定。同氏もクラブ公式サイトにて、コメントを残している。
「このたび、トップチームの監督として指揮を取ることになりました。クラブ創立20周年の節目の年に、現状J3リーグ最下位といわてグルージャ盛岡に関わる全ての皆様に悔しい思いをさせてしまい申し訳ございません。この決断は簡単なものではありませんでしたが、この現状を変えるために監督就任の依頼を受けました。この現状を打開し這い上がるために選手、スタッフ、ファン・サポーターの皆様、スポンサー関係者の皆様ともう一度『一岩』となりチームを成長させられるよう全力を尽くして参ります。苦しい状況が続いている中ではありますが、これまで以上に皆様の後押しが必要です。チームの勝利のために、今後とも応援を何卒よろしくお願いいたします」
2024年05月08日 18:54
Jリーグは今季より公式サイトをリニューアルし、様々なプレーデータをランキング形式で紹介している。
最新の12節が終了した時点の総スプリント数で首位に立つのが、アビスパ福岡のFW岩崎悠人だ。総数は272本で、2位の福田心之助(京都サンガF.C.)に15本差をつけている。
また、134.6キロと総走行距離数でも9位につけるなど、両ランキングでトップ10入りしているのは岩崎だけ。Jリーグの“走力王”と言っても差し支えない数値を残している。
そんな25歳のアタッカーに、走り続けられる秘訣を訊いた。
「あまり走れる量を増やすことにはこだわっていません。それより、(走ることに)力をかけ過ぎないところはすごく意識してやっています」
【表】J1第12節までの“走力”ランキング
さらに、意識しているのはコーディネーションだ。
「身体の使い方はすごくトレーニングしています。上手く動きを連動させられれば、100パーセントでなくても力は発揮できます。
だから、走るだけの特別な練習はしていません。むしろ身体操作を意識してトレーニングしています。あとは、WBCに出場した選手も使っていたという、周波数を整える機械で身体をケアしています」
自身のパーソナルトレーナーに紹介されたという微弱な電気を流す治療機器を用いて、毎試合で好パフォーマンスを維持するためにリカバリーを工夫しているという。
「(前述の機械は)自律神経を整えて、回復を早くしてくれたり、循環が良くなるので、すごくコンディションは良いですね」
シーズンが深まるにつれ、よりリカバリーの重要度は増すはずだ。福岡のスプリント王はまだまだ走り続けそうだ。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
●総スプリント数ランキング[順位/選手名(所属)/総スプリント数(本)]
1位/岩崎悠人(福岡)/272
2位/福田心之助(京都)/257
3位/ルキアン(湘南)/228
4位/安西幸輝(鹿島)/222
5位/マテウス・サヴィオ(柏)/213
6位/山口 蛍(神戸)/205
7位/平河 悠(町田)/203
8位/バングーナガンデ佳史扶(FC東京)/200
9位/永井謙佑(名古屋)/197
10位/武藤嘉紀(神戸)/195
●総走行距離ランキング[順位/選手名(所属)/総走行距離(キロ)]
1位/河原 創(鳥栖)/154.8
2位/サミュエル・グスタフソン(浦和)/142.6
3位/上原力也(磐田)/142.4
4位/渡邊凌磨(浦和)/139.9
5位/林幸多郎(町田)/136.9
6位/田中駿汰(C大阪)/136.7
7位/見木友哉(東京V)/134.9
8位/加藤陸次樹(広島)/134.8
9位/岩崎悠人(福岡)/134.6
10位/秋山裕紀(新潟)/133.7
2024年05月08日 18:30
今季いまだ公式戦無敗のレヴァークーゼンは、9日(現地時間)にローマとのUEFAヨーロッパリーグ準決勝2ndレグに臨む。
2024年05月08日 18:25
スコットランドリーグは今週末、いよいよ天王山を迎える。3ポイント差の首位セルティックと2位レンジャーズのダービーマッチは、実質的にタイトルが決まる大一番と言えるだろう。
その大事な頂上決戦で、セルティックのブレンダン・ロジャーズ監督は旗手怜央をスタメンから外すべきだとの声がある。前節ハーツ戦でも古橋亨梧の先制点をアシストしたにもかかわらず、だ。
『FootballFanCast』は5月7日、「日本代表はケガで今季じつに37試合も欠場している。これは完全な状態に戻るのに戦ってきたということを意味する」と報じた。
「残念ながら、それは26歳の彼が絶好調でなかったことを意味しており、それはハーツ戦のパフォーマンスにも表れている」
同メディアは、ハーツ戦での旗手のアシストを伝えつつ、「だが、それ以外のパフォーマンスは十分ではなかった」と続けている。
「71分間で25回もポゼッションを失った。フィジカルの観点からはデュエルで100%負けており、ポゼッション時は彼のプレーから多くのボールがハーツに渡った。日本のマエストロのパフォーマンスは鈍かったのだ」
【動画】古橋のヘッド弾をお膳立てした旗手のアシスト
では、旗手を先発出場させないなら、ロジャーズ監督はどうすきなのか。FootballFanCastは「中盤の底にトモキ・イワタをスタメンで戻し、カラム・マグレガーとマット・オライリーを並べるべきだ」と、岩田智輝の先発出場を訴えた。
「(岩田は)今季リーグ戦16試合でデュエルの52%に勝利しており、ポゼッションを失ったのは1試合平均5.1回。ハタテよりはるかに信頼できるということだ。また、イワタは3-3で引き分けた先月のレンジャーズ戦でも、地上戦のデュエル8回中5回に勝利し、ポゼッションを失ったのは9回のみ。同胞(旗手)は6回のバトルで3回敗れ、ボールを12回失っている」
「ロジャーズはコンスタントにボールを失い、中盤でのフィジカルバトルに負けるリスクを冒すのではなく、堅実な土台をチームに与えるために、容赦なくハタテをスタメンから外し、守備的MFを投入しなければならない」
負傷から復帰後、旗手はコンスタントに先発出場を続けている。優勝決定戦とも言えるビッグマッチで、ロジャーズ監督が旗手をベンチスタートにすることはあるのだろうか。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月08日 18:00
現在プレミアリーグで首位を走るアーセナルでは、ウィリアム・サリバとガブリエウ・マガリャンイスのセンターバックコンビが不動の存在となっている。
彼らを軸とした守備の安定感は抜群で、ここまでリーグ最少の28失点に抑えている。英『Independent』は、この2人について「近年ではマンチェスター・ユナイテッド以来となるクラシックなセンターバックの組み合わせだろうか?」と取り上げている。
同メディアが重ねているのは、2000年代後半のマンUを支えたリオ・ファーディナンドとネマニャ・ビディッチのコンビだ。現代は3バックを選択するチームも増えているため、昔に比べるとセンターバックコンビに注目が集まる機会が減っているかもしれない。同メディアはサリバ&マガリャンイスについて、少し昔を思わせる武闘派なセンターバックコンビと評価している。ファーディナンドとビディッチもフィジカルバトルに滅法強く、当時のマンUも鉄壁の守備を築いていた。サリバ&マガリャンイスにも近いものを感じるか。
現在マンチェスター・シティを指揮するジョゼップ・グアルディオラの登場以降、センターバックにも様々な役割が求められるようになった。MF顔負けのパス技術を持つセンターバックもいるが、サリバ&マガリャンイスの強みは何と言っても守備力だ。
「攻撃面でゲームをオープンにするのと同じくらい、今のアーセナルは簡単にゲームをシャットアウトできるようになった。センターバックの2人はこれに不可欠だ」
同メディアはこのように称賛しており、確かに今のアーセナルは守備のミスによる取りこぼしが減っている。またサリバ&マガリャンイスに加え、アーセナルは最終ラインにセンターバックをこなせる選手を並べて4バックを形成する機会が多い。右のベン・ホワイト、左の冨安健洋はセンターバックをこなしてきた選手で、守備対応にはさすがの安定感がある。
サリバ&マガリャンイスのコンビが安定していれば、来季以降も堅実に勝ち点を積み重ねていけるのではないか。それだけコンビとしての完成度が高く、プレミアリーグの歴史に名を残すペアになろうとしている。
2024年05月08日 17:47
ラツィオに所属する日本代表MF鎌田大地が今夏の残留を決断したようだ。7日、イタリア紙『コリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。
現在27歳の鎌田は2017年夏にサガン鳥栖からフランクフルトへ加入。途中ベルギーへのレンタル移籍を経験しつつ、約5シーズンで公式戦通算179試合出場40ゴール33アシストという成績を残し、2021−22シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)制覇に大きく貢献した。その後、契約満了に伴い2022−23シーズン限りで同クラブを退団。昨年夏からはセリエAの強豪ラツィオでプレーしている。
マウリツィオ・サッリ前監督の下では序列が低かったものの、3月のイゴール・トゥドール監督就任後は出番を増やしており、今シーズンはここまで35試合の出場で1ゴール2アシストをマーク。セリエAでは直近6試合連続でスタメン起用されている。しかし、クラブとの現行契約が6月末で満了となることから、その去就には注目が集まっている。
今回の報道によると、トゥドゥール監督の下で主力に定着している鎌田は今夏の残留を望んでおり、既にクラウディオ・ロティート会長にもその旨を伝達したようだ。なお、現行契約には3年間の延長オプションが付随しているものの、この条項が行使されるかは現時点で不透明とのこと。今夏に1年間の契約延長を行い、2025年夏のタイミングで再び自らの去就を考慮するという可能性も浮上しているようだ。
トゥドゥール監督は先日行われたジェノア戦後に「鎌田が残ってくれることを願っている。彼は並外れた選手であり、何も間違うことはない。正しいメンタリティを持った努力家なんだ」と語っていた。指揮官からの信頼も厚い鎌田はラツィオとの契約延長で合意に至るのだろうか。その決断に注目が集まる。
2024年05月08日 17:38
FC東京がトップチームの移動時対応について注意喚起。
2024年05月08日 17:30
バイエルンの指揮官トーマス・トゥヘルはCL準決勝2ndレグを控えたインタビューでハリー・ケインに驚かされたことについて語った。英『Daily Mail』が伝えている。
昨夏にトッテナムからバイエルンに移籍を果たしたケインは今シーズン、公式戦44試合で44ゴール11アシストを記録中だ。ブンデスリーガだけでも36ゴールをマークしており、得点ランキングトップを独走中。リーグ王者の座はレヴァークーゼンに奪われてしまったが、バイエルンはCLタイトルを残している。
バイエルンホームでの1stレグは2-2の引き分けに終了したこともあり、決勝戦に進むチームは2ndレグの勝者となる。アウェイでの大一番に挑むバイエルンの指揮官トゥヘルは、記者から「ケインについて何か驚いたことはあるか」という質問に、「そうだね、彼は日中カプチーノを何杯も飲むんだ。私はとても驚いた」と回答。さらに続けて、「キッチンに行くといつも彼がいる。今では自分でやるようになったよ。彼を見てごらん、健康で元気そうだ」と、ジョークを交えて答えた。
またここまで1試合しか負けていないレアルとアウェイで対戦し、勝利しなければならないバイエルンだが、今シーズン得点を量産しているケインが鍵になると考えているようだ。
「ドレッシングルームには、ゴールスコアラーに加え、プレッシャーに対処する模範となるような大きな個性を持った選手がいる。彼はイングランドのキャプテンであり、私たちが期待するすべてをもたらしてくれた。明日はそのことを証明し、結果を出す必要がある」
今シーズン、リーグタイトルを失ったバイエルンは当然無冠で終わるわけにはいかない。エースストライカーのケインはこの大一番でもゴールを挙げ、チームを勝利に導くことができるのか。
2024年05月08日 17:03
モナコの南野拓実がリーグ・アンの公式インタビューに対応。同リーグで対戦して最も印象に残っている選手や自身の変化を明かした。
フランスで2年目のシーズンを戦っている南野。1年目は思うような活躍が見せられなかったものの、今季はザルツブルク時代の恩師でもあるアディ・ヒュッター新監督のもと、ここまで開幕から好調をキープ。リーグ戦29試合で9ゴール・6アシストと復活を遂げている。
これまでザルツブルク、リバプール、モナコと欧州を渡り歩いてきた29歳は、リーグ・アンに関して「他のリーグに比べて、よりダイナミックでタフ。実際にプレーしてみて、1対1の状況が多いリーグだと思います」と述べる。
【動画】南野の圧巻ゴラッソ!
そのなかで、フランスに来て自身が変わった点については、以下のように話している。
「適応するのに最初は時間がかかりましたが、今は間合いやどういうふうに相手を外すか、ボールの受け方などは良くなってきています。先手を取って、自分の得意なプレーであるターンや、ボックス内でのポジショニングなどは通用するという自信もあります」
また、リーグ・アンで対戦して印象に残っている選手を訊かれると、こう答えた。
「去年、(リオネル・)メッシ、ネイマール、(キリアン・)エムバペとやったんですけど、その時は半端ないというか、上手すぎるなっていう。(守備に戻らずに)攻め残りしていて、普通だったら(相手は)それをチャンスだと思うんですけど。でも、攻め残りつつ、ボールを拾われた時の攻撃へのスイッチの切り替えとか、カウンターのスピードとか。あとは押し込まれた時にブロックを作って守っているけど、そこを崩される」
かつて、世界屈指の3トップを形成したパリ・サンジェルマンのトリオには、南野も衝撃を受けたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月08日 16:47
シュトゥットガルトがブレンビー所属のU−23日本代表MF鈴木唯人に関心を寄せているようだ。7日、ドイツ誌『キッカー』が伝えている。
現在22歳の鈴木は2020年に市立船橋高校から清水エスパルスへ入団すると、初年度から主力として活躍し、2023年1月にはリーグ・アンのストラスブールへレンタル移籍。その後、同年8月にはデンマーク・スーペルリーガで過去11度の優勝を誇る名門ブレンビーに4年契約で加入することが発表された。今シーズンはここまで公式戦28試合に出場し10ゴール9アシストをマーク。チームはレギュラーシーズンを2位で終え、上位プレーオフでも首位を走っている。
大岩剛監督率いるU−23日本代表でも活躍し、パリ・オリンピック世代の“エース”として注目を集めている鈴木。今回の報道によると、今夏の移籍市場でブンデスリーガへのステップアップを果たす可能性が浮上しているようだ。関心が報じられたのは、日本代表DF伊藤洋輝や同MF原口元気らが所属するシュトゥットガルト。来シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)出場が確定した同クラブは、今夏の移籍市場での戦力拡充を目論んでおり、前線のポジションを幅広くこなす鈴木の動向も注視しているという。
シュトゥットガルトは現地時間5日に行われた上位プレーオフ第6節のミッティラン戦にスカウトを派遣した模様。ブレンビーは2−3で惜敗したものの、フル出場した鈴木は好印象を与えたようだ。なお、同選手との現行契約を2027年6月末まで残しているブレンビーは、移籍金として1500万ユーロ(約25億円)から2000万ユーロ(約33億円)を要求する可能性が高いとのこと。シュトゥットガルトは完全移籍に加え、買い取りオプション付きレンタルでの獲得も検討しているという。
北欧の地で存在感を放っている鈴木。デンマークメディア『Bold.dk』が先日報じたところによれば、リヴァプールら欧州屈指のメガクラブも視察に訪れていたとのこと。果たして今夏のステップアップは実現するのだろうか。今後の動向に注目が集まる。