2024年03月28日 10:42
楽天は28日、2024シーズン楽天モバイルパーク宮城のスタジアム演出を実施することになったと発表した。 球団創設20周年を迎える記念すべき2024シーズンは、スタジアム照明がLEDに変わり、楽天イーグルスがホームランを打った際や勝利時などの演出を華やかに盛り上げる。また、ファンが参加できるイニング間イベントなど、試合観戦以外の楽しみも盛りだくさんとなっている。 ≪2024シーズン イニング間イベント≫ ■【1回裏終わり】乾杯タイム 楽天イーグルスの勝利を願って、1回ウラ終わりはみんなでカンパーイ!リポーターの紗花や当日のゲストが乾杯の音頭を取る。 ・実施タイミング:1回裏終わり ・参加方法:ドリンクを準備して、合図にあわせてご自身のお席で「乾杯」! ■【3回裏終わり】森永製菓 inゼリー presents 10秒チャレンジ 10秒チャージでおなじみの森永製菓の人気商品「inゼリー」にちなんで、「10秒チャレンジ」を開催。当日与えられたお題を10秒以内に成功できるか、あるいは10秒間でマスコットやエンジェルスと対決して勝利できるか、というイベント。見事成功または勝利した場合はinゼリーをプレゼント。 ・実施タイミング:3回裏終わり ・募集人数:1名 ・参加方法:CLUB EAGLESメンバーより募集 ・協賛:森永製菓株式会社 ■【4回裏終わり】BOAT RACEイニング2024 選手がボートレーサーになってビジョンのなかで熱いレースを展開! 見事予想選手が的中した方全員にオリジナル缶バッジをプレゼント。さらに予想的中の方の中から抽選で3名には、選手直筆サイン入りボールをプレゼント。 ・実施タイミング:4回裏終わり ・参加方法:楽天イーグルス球団公式スマホアプリ内のバナーをタップして参加 ・協賛:一般財団法人 BOATRACE振興会 ■【5回表終わり】タイヤはフジ presents タイヤ転がしレース フィールド内をタイヤを転がして走る!?「タイヤはフジ」でおなじみのフジ・コーポレーションによる新イベント「タイヤ転がしレース」を開催。マスコット1羽と参加者1名が外野フェンス沿いをそれぞれタイヤを転がしてレースを行い、見事参加者が勝利した場合は対象選手のなかからお好きなMyHEROタオルをプレゼント。 ・実施タイミング:5回表終わり ・募集人数:1名 ・参加方法:CLUB EAGLESメンバーより募集 ・協賛:株式会社フジ・コーポレーション ※景品をスタンドに打ち込む「バズーカタイム」を実施する場合あり。どちらのイベントを実施するかは当日決定 ■【5回裏終わり】選手直筆サイン入りボールを「いただき!」まわせ!ぐるぐるタイム 5回裏終わりは曲にあわせてタオルをぐるぐる回して、曲の最後にビジョンに映った方に選手直筆サイン入りボールをプレゼント。 ・実施タイミング:5回裏終わり ・参加方法:MyHEROタオル等を準備して、曲にあわせてご自身のお席でタオルを回しましょう! ■【7回表終わり】楽天イーグルス ラッキー7 Supported by 楽天生命 今シーズンはついに楽天モバイルパーク宮城名物のジェット風船が復活。 ・実施タイミング:7回表終わり ・参加方法:球団歌「羽ばたけ楽天イーグルス」にあわせて、ジェット風船、MyHEROタオルなどで盛り上がりましょう! ・協賛:楽天生命保険株式会社 ※スタジアムで使用可能なジェット風船は、楽天イーグルスがオフィシャルショップで発売する新仕様のジェット風船のみとなり、膨らませる際にも専用のポンプが必要 ※ジェット風船を口で膨らます行為はお断り ※2019年まで販売していた過去のジェット風船は使用できない ■【試合終了後】ヒーロー選手を投票で決める楽天モバイルヒーロー賞がスタート! 今シーズンは楽天イーグルス勝利時のヒーローインタビューに登場する選手を、楽天モバイルを契約中のファンによる投票で決定。投票は6回表終わりから、楽天イーグルス公式スマホアプリ内のバナーを押して参加。 ・協賛:楽天グループ株式会社
2024年05月11日 06:00
「DeNA3−4阪神」(10日、横浜スタジアム)
阪神が接戦を制した。3−3で迎えた九回にシェルドン・ノイジー外野手(29)の左前適時打で勝ち越して連敗を2で止めた。デイリースポーツ評論家の谷佳知氏は「明暗が分かれた」阪神とDeNAの「意識」に着目した。
◇ ◇
一つでも前の塁に走者を進める。その意識がより強かった阪神が接戦を制した。
1−1で迎えた六回。先頭の近本が右線二塁打で出塁すると、続く中野は右飛。近本はタッチアップで三塁に進んだ。右方向に引っ張って最低でも走者を三塁へ、という意識が見えた打席が、大山、井上の連続適時打を呼び込んだ形だ。
走者が二塁よりも三塁にいる方が相手はよりプレッシャーを感じる。九回、先頭の佐藤輝が右線二塁打で出塁すると、ベンチは迷わず坂本に犠打を命じ、これが見事に決まってノイジーの左前適時打につながった。
直前の八回、DeNAは先頭の筒香が右前打で出塁しながら続く山本が走者を進められず、無得点に終わった。一つでも前の塁に進める、前の塁を奪うという意識が選手個々にも浸透している阪神とは対照的で、明暗が分かれたと言ってもいい。
最後に、今季初スタメンで三塁強襲の適時打を放った井上は結果が出たことで自信を得たのではないか。状態の良さは伝わってきたし、これからの打席に期待したい。
2024年05月11日 06:00
巨人2―1ヤクルト(セ・リーグ=10日)――巨人が競り勝ち3連勝。
一回に吉川のソロで先行し、七回に小林のソロで加点した。戸郷が2連勝。バルドナードは来日初セーブ。ヤクルトは反撃が遅かった。
◇
巨人は3度、三塁まで走者を進めた場面であと1本が出なかった。打線がつながらなくても接戦をものにできたのは、2本のソロ本塁打があったからこそ。「こういうのも野球」と阿部監督。一回、吉川が放った先制アーチが大きな一発になった。
1番の丸が見逃し三振、2番の佐々木俊輔(日立製作所)も3球で右飛に倒れ、二死走者なしで打席へ。ボールを動かしながら攻めてくるヤクルト・ヤフーレの内角に食い込むカットボールを迷わず振り切ると、高々と上がった打球は右翼席に達した。今季初アーチに「先制できて良かった」と控えめに喜んだ。
ヤフーレは4月29日に3安打完封を許した相手で、吉川も3打数無安打に抑えられた。ヤクルトにはその試合から3連敗を喫していただけに、「やり返すつもり」(阿部監督)で臨んだ一戦。初回に浴びせた先制パンチに続くように、打線は7安打を放ち、七回には小林の3季ぶりとなる本塁打につながった。
開幕から主に8番を務め、一時は打率2割台前半に沈んだ吉川。ただ、4月28日のDeNA戦から3番を任されると、時にバットを短く持つなど試行錯誤をしながら、これで7戦連続安打とした。二岡ヘッド兼打撃チーフコーチは「迷いがある打席もあるけど、形は悪くない」と見る。
本人は「チームが勝つために何とか毎日必死でやっている」と言う。七回の守りではジャンピングスローで好守を見せ、八回の打席では相手守備の隙を逃さず、単打で二塁に進む好走塁を披露。吉川が本領を発揮し始めた。(浜口真実)
2024年05月11日 05:01
「DeNA3−4阪神」(10日、横浜スタジアム)
またリードオフマンの一発が勝利への道しるべとなった。プレーボールの余韻が残る中、阪神・近本光司外野手(29)は迷いなく強振。その迷いのなさが最高のスタートにつながった。
「きょうはもう、思い切っていくって決めていたので」と初回、先頭の打席に向かった。初球から積極的にスイングし、カウント1−2に。追い込まれた状況だったが、5球目、東のツーシームを振り切った。打球は右翼ポール際、スタンドギリギリに飛び込んだ。通算11本目となる先頭打者弾で先制。初回先頭打者本塁打はあと1本で今岡誠に並ぶ球団4位タイに到達する。この一撃が森下と並び球団トップタイの今季5号になった。
「狙い球がどうとかヒットを打てるとかじゃなくて、しっかり思い切っていけるかどうか。メンタル的にいけないときもありますけど、きょうは思い切っていけたのがよかった。結果どうこうより」。力強く、迷いなくスイングできたことに納得の表情を浮かべた。
同点の六回には先頭で2球目の外角スライダーを右線への二塁打とし、チャンスメーク。2点を勝ち越す口火打となった。打線は左腕にスライダーで空振りを奪われていたが、狙ったわけではないという。「狙い球がどうとかではなくて、思い切っていけるかどうか。ストレートだから、スライダーだからではなくて、思い切っていけるかどうか」。何度も繰り返した「思い切って」という言葉が、この日の打撃のキーワードだった。
チームは接戦を制し、3連敗、首位陥落を阻止。近本が一発を放った試合は、昨年の8月10日・巨人戦から8戦8勝と吉兆の合図ともなっている。ただ、この日試合ではDeNA・宮崎の頭部に打球が直撃し、担架で運ばれるアクシデントも。「勝つに越したことはないですけど、いろんなことがあったので、僕の口から言うことはあんまりよくないのかなと」と相手への思いやりも忘れなかった。頼れる1番打者が残り2戦もいい流れを呼び込む。
2024年05月11日 05:01
「ウエスタン、阪神1−0中日」(10日、鳴尾浜球場)
一歩ずつ、本来の姿に戻ろうとしている。
2024年05月11日 05:01
「DeNA3−4阪神」(10日、横浜スタジアム)
途中出場の阪神助っ人が一振りで勝負を決めた。シェルドン・ノイジー外野手(29)が価値ある勝ち越し適時打。レフトスタンドから降り注ぐ大歓声を一身に浴びて、「心の中は最高でした。この勢いに乗って連勝したいと思います」と殊勲の一撃に胸を張った。
九回1死一、三塁で巡ってきた2打席目だ。「自分の仕事をしよう」と集中力を高めた。「一番ダメなのがダブルプレー。とにかく球を上げようと打席に立ちました」。森原の内角直球をとらえると、するどい打球が三遊間を破る。誇らしげにベンチを指さしてチームメートと歓喜を共有し、両手を打ち鳴らした。
六回から守備で途中出場だったが、「先発じゃない以上、自分で考える時間があったので良かった」と前向きにとらえた。七回1死では右前に落ちる二塁打をマーク。4月5日・ヤクルト戦で放った1号アーチ以来となる長打となった。
昨季は白木のバットを使用したが、来日2年目は「好きなんだ」という白黒ツートーンのカラーリングを選んだ。見た目の変化だけでなく、ハーフインチ(約2・5センチ)短くして、「こっちの方が振りやすい」と好感触。この日もお気に入りの相棒で、虎党に勝利をもたらした。
横浜遠征には妻子も帯同。試合後の取材中には愛息が寄り添った。「小さなヒーローに見せられて良かったよ」。家族愛にあふれる背番号7が戦いを終えて、パパの顔に戻っていた。
2024年05月11日 05:01
「DeNA3−4阪神」(10日、横浜スタジアム)
若武者の一撃で首位死守だ!阪神・井上広大外野手(22)が1軍昇格即タイムリーを放った。六回、大山の適時打で2−1と勝ち越し、なお1死一、二塁から三塁強襲の痛烈な一打を放った。2者連続適時打は4月20日・中日戦(甲子園)以来、実に14試合ぶり。貧打に悩むチームの救世主となった。勝負の高卒5年目。外野争いに参戦し、レギュラー奪取を狙う。
一塁上でうれしそうに右手を掲げた。待ちに待った、1軍の舞台。井上が昇格即スタメン起用に応えた。「チームにとっても大きい1点だったと思う」。左翼席からは六甲おろしが響く。苦しむ猛虎打線の起爆剤となった。
ハイライトは六回。大山の勝ち越し打が飛び出し、なおも1死一、二塁だった。プロ初の5番として3打席目を迎える。1ボールから東の内角カットボールを捉えた。強烈な打球で三塁への適時内野安打。昨季4月28日のヤクルト戦(神宮)以来、378日ぶりのタイムリーとなった。
伏線はあった。二回先頭の1打席目では中飛に倒れたが、内角スライダーを捉えていた。「次につながるのではと感じていた。それが3打席目で結果として出てくれたので良かった」。後輩と食事に出かけても、必ず携帯で自身の打撃動画をチェック。「やっぱり、ここを攻めてくる」と解説しながら配球を読み解いた。2打席目も内角球が勝負球。日頃の自己分析が一打を生み出した。
23年は春季キャンプのMVP。今年も1軍スタートと首脳陣からの期待は高かった。ただ、沖縄では実戦でヒットすら打てず。「もう、野球わからん」。冗談っぽく、弱音を漏らしたこともある。その一方で「まだ開幕してないやん」とポジティブな言葉で奮い立たせることも。絶対に出番が来ると信じ、腐ることはなかった。
昨年12月には結婚を発表。教育リーグの由宇球場にも、鳴尾浜にも家族は駆けつけて応援してくれた。グラブには奥さんと長女、そして自身のイニシャルを刻む。この日も家族がスタンドから見守る中、感謝の一本を届けた。
得点力不足解消へ、今季初の野手入れ替えで白羽の矢が立った。起用した岡田監督も「いい感じで打ってたから。あのノーステップ打法がだいぶ自分の感覚でタイミングとか取れるようになってきたんちゃうか」と評価した。
チームは連敗ストップで首位キープ。井上がカンフル剤となり、打線に少しだけ元気が戻った。「まだ1試合が終わっただけ。自分が出た時はチームの戦力になれるようにやっていきたい」。プロ5年目、期待の若虎の24年が開幕した。ここから、さらなる本領を発揮する。
◆14戦ぶり連続タイムリー 阪神打線が連続タイムリー安打を記録したのは4月20日・中日戦(七回)以来、14試合ぶりだった。この時は大山、佐藤輝、前川の3者連続適時安打などで5得点。最終的にスコア15−2の完勝だった。
2024年05月11日 05:01
日本ハムは10日、エスコンフィールドで会見し、育成3年目の右腕・柳川大晟投手(20)と支配下契約を結んだことを発表した。年俸は540万円(推定)、背番号は95に決定。1軍デビュー戦が阪神と甲子園で対戦する28日の交流戦初戦になる可能性が浮上した。
会見に同席した新庄監督は「予定では26日の楽天戦で先発をさせたいと思ったんですけど、その後の交流戦1発目の甲子園、そこで投げさせても面白い」と起用プランを明かした。柳川も「甲子園に行ったことないんで、甲子園で投げたい気持ちはあります」と聖地デビューを思い描いた。
会見の最後には新庄監督がネックレスをプレゼント。「これ187万円と少し安くなっておりまして。似合う選手になってほしいと思いますね」と期待をかけた。柳川も「(登板時に)着けます!」と笑顔で応えた。
◆柳川 大晟(やながわ・たいせい)2003年8月21日生まれ、20歳。大分県出身。191センチ、92キロ。右投げ右打ち。投手。九州国際大付から2021年度育成ドラフト3位で日本ハム入団。イースタン初先発だった4月25日・DeNA戦では筒香から空振り三振を奪うなどアピール。今季イースタン成績は7試合で3勝1敗、防御率3・66。
2024年05月11日 05:01
「DeNA3−4阪神」(10日、横浜スタジアム)
阪神は緊急事態でも安定感は揺るがなかった。
2024年05月11日 05:01
「日本ハム6−3ロッテ」(10日、エスコンフィールド)
自己最多の123球を投げたが、最後は粘り切れなかった。ロッテ・佐々木朗希投手が5回2/3を8安打、自己ワースト5四球で自己ワーストタイの5失点。今季2敗目を喫し「思わないような結果になりました。思うように投げられなかったと思います」と唇をかんだ。
制球に苦しんだ。初回は三者凡退に仕留めたものの、0−0の二回には、先頭・マルティネスに156キロ直球を右翼フェンス奥ブルペンへの先制ソロを被弾。四回に2点の援護を受けたが、有利なカウントをつくれず、苦しい展開は続いた。
三回以降も安打と四球で得点圏に走者を許した。何とか無失点にしのいでいたが、2点リードの六回だった。1死から連打を浴びてピンチを招き、2死二、三塁から松本剛にフォークを右前に運ばれ、同点の2点適時打とされた。さらに郡司にも右前打。2死一、三塁となり、交代を告げられた。救援した岩下も打たれて逆転された。
うつむきながらベンチに戻った右腕は、床を蹴り上げ悔しさをあらわにした。吉井監督は「調子が悪そうだった。6回いってほしかったけど、結果的には引っ張りすぎた」。中6日で登板すれば、17日に再び日本ハムと激突。次こそ抑えてみせる。
2024年05月11日 05:01
「日本ハム6−3ロッテ」(10日、エスコンフィールド)
日本ハムは負ければ3位転落の危機。相手は難攻不落の佐々木朗希。攻略に成功し、2位の座を死守、連敗を3で止めた。新庄剛志監督は「食らい付いて、よく追いついて逆転しました」と選手を褒め称えた。
2点を追う六回だった。上川畑の左前打、水野の左翼線二塁打などで2死二、三塁とした。松本剛が0−2と追い込まれながら右前に落とす同点2点適時打。さらに郡司も右前打で続き、一、三塁としてマウンドから引きずり降ろした。その後満塁として田宮の3点二塁打が決勝打となった。
「気持ちです」とコメントした松本剛。「ソフトバンクに力の差を見せられて3連敗して、きょう佐々木投手ってことで厳しい戦いになると思ったんですけど、そこで勝てたのは大きいです」と勝利の価値を語った。
この日奪った5四球が勝因の1つだった。八木打撃コーチは「ストレートとスライダーは打つボール。フォークは見送るボール。いかに見送れるか」が攻略法。「球数を放らしてフォアボールを取ったことがジワジワ効いてきたと思う」と振り返った。
新庄監督は「いつでも勝ったら大きいですよね」と笑顔。「今ちょっと(ゲーム差が)縮まって面白いんじゃないですか、逆に。こっからがまた成長できる1つのポイントになってくるから」。ここからまた、上を狙っていく。
2024年05月11日 05:01
「ヤクルト1−2巨人」(10日、神宮球場)
グリーンにライトアップされるなど、「燕パワーユニホーム」の緑色に染まった神宮に悔しさが充満した。猛打のヤクルト打線が、巨人のエース・戸郷に7回1安打と、まさに完敗。高津臣吾監督は「四球や失策など、相手のミスを点につなげられなかった」と唇をかんだ。
得点圏まで走者を進めた2度は、いずれも相手の“ミス”だった。二回には2四球で、三回には守備のミスの間だ。好投手が相手なだけに、その隙をついていきたかったが、指揮官も「1本出るかといったらそんなに簡単な投手ではないですけど、そういうところを生かすことができなかったですね」と肩を落とした。
また、好調クリーンアップは3四球を見極めるも、無安打と封じ込まれた。自身最長タイの6試合連続打点中だった主砲・村上も止められ「もちろん打線として抑えられましたし、僕自身も抑えられた。次に戦う時はしっかり攻略できるように頑張りたい」。投手戦を競り負ける重い1敗を、打線奮起への原動力にしたい。
2024年05月11日 05:01
「ヤクルト1−2巨人」(10日、神宮球場)
巨人・戸郷翔征投手が7回1安打無失点で3勝目。
2024年05月11日 05:01
無期限再調整となった巨人・大城卓三捕手が10日、ジャイアンツ球場で2軍練習に参加。フリー打撃やノック、ランニングなどで体を動かした。
阿部監督から「野球が楽しいなと原点に戻ってきてくれ」と、伝えられた中での再出発に「屋外でこうやってできるので、グラウンドを駆け回りたい」と、がむしゃらに汗を流す姿勢。「このような場を設けてもらったので、しっかりとした結果が残せるように」と前を向いた。
2024年05月11日 05:01
「ヤクルト1−2巨人」(10日、神宮球場)
試合開始直後のアーチに巨人ナインも驚き、終盤の中押し弾でベンチは大盛り上がりだ。援護は最少でも効果は絶大。吉川尚輝内野手と小林誠司捕手、2人の今季「1号」が勝利を呼んだ。3連勝で首位・阪神をピタリと追う。試合後、阿部監督も「こういうのも野球。最高のゲーム」と伏兵2人の本塁打を喜んだ。
敵地が騒然となったのは、1点リードの七回だった。前回4月29日の対戦、完封を許したヤクルトの先発・ヤフーレから、左翼席最前列に飛びこむソロを放った。ベンチに座る戸郷も「おー!」と驚き交じりで大興奮。「誠司さんに感謝ですね」と、貴重な追加点が試合の分岐点にもなった。
21年9月12日の広島戦以来3年ぶり、実に971日ぶりとなった一発。「まさか打てるとは…」と振り返った小林は「すごいうれしかったですけど、チームに、戸郷にとっても大きい1点だった」と勝利に胸をなで下ろし、先発投手の勝ち星を喜んだ。阿部監督も「バットを持っているんだよ」とニヤりと笑い「投手に与える安心感がある」と存在感を絶賛した。
正捕手の大城が不振で2軍落ちした。代わる形で出場機会を増やすが「ライバルとはいえ、チームメートです」と寄り添う。求めるのはチームの勝利。そのために高め合う競争を理想にする。「卓三が帰ってくるまで、僕らが一生懸命に頑張るだけです」。後輩に結果で示した無言のメッセージ。選手会長不在のピンチをベテラン捕手が救う。
2024年05月11日 05:01
「DeNA3−4阪神」(10日、横浜スタジアム)
DeNAは思わぬアクシデントに一時騒然とした。六回の守備で、宮崎敏郎内野手が三塁付近で打者・井上のイレギュラーバウンドした打球を側頭部付近に受け、緊急交代。チームドクターの診察で「頭部打撲」と診断され、三浦監督は「明日以降は様子を見て」と話した。
宮崎はその場でうずくまったまま、しばらく立ち上がれなかった。ブルーシートで囲まれたまま、担架で運ばれ退場。試合後、三浦監督は「意識はしっかりしている。出血?ないです」と状況を説明し、宮崎も帰途に就いた。
重苦しいムードを破るべく、急きょ途中出場となった、この日昇格したばかりの森敬が、六回に先頭打者で右越え三塁打を放ち奮起。続く筒香の適時三塁打などで同点に追い付いたが、勝利には結びつかず。指揮官は「もう1点取れなかったのは監督の責任」と厳しい表情で話した。