2024年03月28日 00:00
「サッカーの王国」とも言えるブラジル。国全体で年中リーグや試合が行なわれており、各地から様々なタレントが生み出されている。 今回はそのブラジルで「代表では中心選手になれなかった名ストライカー」を5名選んでみた。アイウトン 生年月日:1973年7月19日 ブラジル代表キャップ数:0試合 所属したクラブ:グアラニー、シャルケ、ヴェルダー・ブレーメンなど ブラジル代表で一度も出場したことがないにもかかわらず、同国の名ストライカーとして必ず名前が上がってくるアイウトン。太めの体型ながらドイツ・ブンデスリーガでゴールを量産し、その突進力と強烈なシュートで常に話題を集めた。 1998年にティグレスからヴェルダー・ブレーメンへと加入し、2003-04シーズンは28ゴールを奪取して得点王とベストイレブンに輝く。ただロナウドやリヴァウドらと同じ時代を生きたため、代表に招集されたこともなかった。ジャルデウ 生年月日:1973年9月18日 ブラジル代表キャップ数:10試合1ゴール 所属したクラブ:ポルト、ガラタサライ、スポルティングCPなど ポルトガルリーグでシーズン42ゴールというとてつもない記録を持つ伝説的なストライカー。1996年にグレミオからFCポルトへと加入し、4シーズンで175試合170ゴールを決めた。 188cmという大柄な体格に類稀なポジショニングセンスを備え、ペナルティエリアでのヘディングやワンタッチゴールはまさに芸術品だった。2001年に加入したスポルティングCPではクラブを優勝に導き、自身5度目の得点王に輝いている。ソニー・アンデルソン 生年月日:1970年9月19日 ブラジル代表キャップ数:6試合1ゴール 所属したクラブ:セルヴェット、モナコ、バルセロナ、マルセイユ、リヨンなど バルセロナでも2シーズンを過ごしたブラジル人ストライカー。常本佳吾や西村拓真が所属しているスイスリーグのセルヴェットでゴールを量産したことで話題になり、その後マルセイユとモナコを経てスペインへ渡った。 さらに1999年に加入したリヨンでは2年連続の得点王に輝き、チーム自体も2連覇へと導く活躍を見せた。その一方、ブラジル代表ではわずか6試合でプレーしたのみで、2001年のコンフェデレーションズカップに参加したのが唯一の実績となっている。エウベル 生年月日: 1972年7月23日 ブラジル代表キャップ数:15試合7ゴール 所属したクラブ:グラスホッパー、シュトゥットガルト、バイエルン、リヨンなど マルシオ・アモローゾやジエゴ・タルデッリ、ジオヴァンニ、グラフィッチなども捨てがたかったが、欧州での実績と活躍の長さを考えればエウベルが15試合しか出ていないのは意外である。 ACミランに加入して欧州に進出し、グラスホッパーでゴールを量産。その後シュトゥットガルトとバイエルンでエースとして長く活躍し、ブンデスリーガでは通算256居合133ゴールを決めた。ジョナス 生年月日:1984年4月1日 ブラジル代表キャップ数:12試合3ゴール 所属したクラブ:グレミオ、バレンシア、ベンフィカ サッカー王国ブラジルが産んだ「歴史上最高の5名」 グレミオから2011年にラ・リーガのバレンシアへと移籍し、攻撃的MFとして目覚ましい活躍を見せたジョナス。サイドから点が取れる選手として知られていたが、2014年に移籍したベンフィカではさらに才能が開花した。 ポルトガルリーグではストライカーとして起用され、1年目から20ゴールを奪取。ベンフィカでの5年間では183試合137ゴールという目覚ましい記録を残したが、30代でのブレイクとあって代表に定着はならず。
2024年05月12日 18:36
2024明治安田J2リーグ第15節が11日と12日に行われた。
7連勝中の首位清水エスパルスは、『IAIスタジアム日本平』に鹿児島ユナイテッドFCを迎えると、自慢の攻撃陣が今節も火を吹く。MF中村亮太朗の試合開始1分弾を皮切りに、得点ランク首位となったFW北川航也のシーズン8得点目など4−0の大勝。破竹の7連勝を飾った他、自動昇格圏外の3位との勝ち点差が『11』にまで開き、J1に向けて快走だ。
そんな清水を追走する2位V・ファーレン長崎は、5位ファジアーノ岡山との上位対決に臨んだ。序盤から主導権を握った長崎は、FWエジガル・ジュニオやFWフアンマ・デルガドといった前線のタレントが相手ゴールを脅かす。しかし、岡山の倍となる26本ものシュートを放ちながらも1点が遠く、スコアレスドローに終わっている。
監督交代に踏み切った最下位ザスパ群馬と対戦した6位ベガルタ仙台は、8分にMF松井蓮之が、29分にはMF相良竜之介がゴールネットを揺らすと、後半に入って1点を返されたものの、このまま逃げ切りに成功した。これで3連勝となり、3位に浮上。4年ぶりのJ1復帰に向け、好調を維持している。
その他、直近4試合で3勝1分と復調の徳島ヴォルティスが栃木SCを1−0で下すと、7位レノファ山口FCはFW山本駿亮の決勝点で4位いわきFCに2−1の勝利。ヴァンフォーレ甲府とジェフユナイテッド千葉の一戦は、後半アディショナルタイムにFWピーター・ウタカの劇的同点弾が決まり、2−2の痛み分けドローとなった。
■第15節
▼5月11日(土)
清水エスパルス 4−0 鹿児島ユナイテッドFC
ベガルタ仙台 2−1 ザスパ群馬
▼5月12日(日)
いわきFC 1−2 レノファ山口FC
ロアッソ熊本 0−0 横浜FC
藤枝MYFC 1−0 ブラウブリッツ秋田
モンテディオ山形 0−1 水戸ホーリーホック
大分トリニータ 2−2 愛媛FC
徳島ヴォルティス 1−0 栃木SC
V・ファーレン長崎 0−0 ファジアーノ岡山
ヴァンフォーレ甲府 2−2 ジェフユナイテッド千葉
■順位表
※()内は勝ち点/得失点差
1位 清水(37/+17)
2位 長崎(30/+14)
3位 仙台(26/+4)
4位 横浜FC(25/+11)
5位 山口(24/+8)
6位 岡山(24/+5)
7位 いわき(23/+11)
8位 甲府(22/+5)
9位 千葉(21/+10)
10位 愛媛(21/+2)
11位 大分(21/+1)
12位 藤枝(20/−9)
13位 秋田(19/0)
14位 徳島(18/−9)
15位 水戸(17/−2)
16位 山形(17/−4)
17位 熊本(14/−11)
18位 鹿児島(13/−14)
19位 栃木(12/−20)
20位 群馬(6/−19)
■第16節の対戦カード
▼5月18日(土)
14:00 千葉 vs 愛媛
14:00 水戸 vs 大分
14:00 山形 vs 秋田
14:00 群馬 vs いわき
14:00 徳島 vs 熊本
14:00 横浜FC vs 清水
15:00 鹿児島 vs 長崎
▼5月19日(日)
14:00 岡山 vs 甲府
14:00 山口 vs 藤枝
17:00 栃木 vs 仙台
2024年05月12日 18:08
今シーズンのブライトンが苦戦を強いられた要因のひとつが、三笘薫をはじめとする複数の選手がケガで離脱を余儀なくされたことにあるのは間違いない。
開幕直後こそ、ブレイクした昨シーズンの勢いを保っていた三笘。だが、秋からは体調不良やケガなどコンディションの問題が相次ぎ、アジアカップにも万全の状態で臨めなかった。
さらにブライトン復帰後、2月には腰を痛めて戦列を長期離脱へ。実質的にひと足早くシーズンを終えるかたちとなり、不本意な一年だったと言わざるを得ない。
同じようにブライトンは多数の主力の離脱に悩まされてきた。新シーズンは、選手たちが長丁場を戦い抜けるようになるかが重要なポイントとなるだろう。
【動画】ブライトンのシーズン最優秀ゴールを受賞した三笘薫のドリブル弾
地元メディア『Sussex World』は5月11日、ロベルト・デ・ゼルビ監督の前日の会見を伝えるかたちで、「ジェームズ・ミルナーは太もものケガで数か月離脱している。だが、デ・ゼルビは彼が来季も残るなら、プレシーズンには準備できることを願っている」と報じた。
「デ・ゼルビはカオル・ミトマとジャック・ヒンシェルウッドに関しても同じように予想した。だが、ペルビス・エストゥピニャンとソリー・マーチが来季開幕までに戻るかどうかについては、より楽観的ではなかった」
三笘がプレシーズンに向けて回復する見通しなのは朗報だ。ブライトンは7月に日本ツアーを行なう計画で、三笘も腰痛から復帰している見込みと言われていた。ただ、今季のフィジカルの問題から、ブライトンにとってプレシーズンの調整はいつも以上に重要となりそうだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月12日 18:00
DAZNは11日、独占配信する5月25日(土)のAFCチャンピオンズリーグ決勝、アル・アインvs横浜F・マリノスの第2戦に関して、DAZN Freemiumで無料配信することを緊急決定したと発表した。
この決定は、横浜国際総合競技場(日産スタジアム)で行われたACL決勝第1戦の会場にて、日本サッカー協会(JFA)の宮本恒靖会長、Jリーグの野々村芳和チェアマン、DAZN Japan CEOの笹本裕氏が会談し、宮本会長、野々村チェアマンからの提案を受けた笹本氏が受諾したもの。
3者共通の思いは、1人でも多くの全国のサッカーファンおよび日本国民に、Jリーグクラブが2年連続でアジアチャンピオンに挑む姿を見て、応援してほしいというもの。
また、JFAは今年3月に宮本氏が会長に、DAZNは今年2月に笹本氏がCEOに就任するなか、Jリーグ野々村チェアマンとともに、日本のサッカー界が新たな景色をみるための新たな協力体制を築いて行く第一歩となることを期待しているという。以下は3者のコメント。
公益財団法人日本サッカー協会(JFA)会長 宮本恒靖氏
「この度、AFCチャンピオンズリーグ2023-24 決勝 第2戦をDAZNが現地に行くことができない日本のサッカーファンのために無料で放映する決断を大変迅速にしていただいたこと、とても嬉しく思います。昨年に続きJクラブがアジアを制する瞬間を、またマリノスがACLを初戴冠する瞬間を多くの皆さまと分かち合えることを願っています」
公益社団法人 日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)チェアマン 野々村芳和氏
「この度、JFA宮本会長とともにDAZN笹本CEOにご相談し、AFCチャンピオンズリーグ2023-24 決勝 第2戦をDAZNにて無料で放映するご決断をいただいたことに、大変感謝しております。横浜F・マリノスが日本そしてJクラブを代表して戦う姿を、より多くの日本のファン・サポーターの皆さまに視聴いただき、選手達を後押しいただくことで、横浜F・マリノスが悲願のACL初タイトルを獲得することを期待しています」
DAZN Japan CEO笹本裕氏
「宮本会長、野々村チェアマンからご提案をいただき、DAZNとしても多くの日本のみなさまにご覧いただきたいという思いは一緒ですので、ぜひサポートしたいと決定をいたしました。今後とも、JFA、Jリーグ、そしてDAZNの協力体制のもと、日本サッカー界の発展に貢献して行く所存です」
今回無料配信されるDAZN Freemiumは、登録だけでセレクトされたコンテンツを誰でも視聴できる無料プラン。
ACL決勝第2戦の事前番組として、5月23日(木)配信の「内田篤人のFOOTBALL TIME #183」もDAZN Freemiumにて無料配信。世界各地で行われるカップ戦の決勝に焦点を当てる内容で、2018年に鹿島アントラーズでACLを制した経験を持つ内田氏が試合の見どころを詳しく伝えるなどし、横浜F・マリノスの大一番についても特集される。
横浜F・マリノス、「歴史上最強の外国人選手」はこの5名!
また、ACL決勝第2戦でも、グループ観戦機能「FanZone」を実施!DAZN Freemiumから観戦の人も参加できるので、スタジアムさながらに熱い声援を送りながらライブ配信を楽しむことができるぞ。
2024年05月12日 17:48
藤枝MYFCは5月12日、J2第15節でブラウブリッツ秋田とホームで対戦。
2024年05月12日 17:44
韓国のKリーグで驚きの事態が起こった。
韓国メディア『OSEN』などの報道によれば、まさかの事件が起こったのは、5月11日に開催された仁川ユナイテッド対FCソウル戦の試合後だった。
敵地で2−1と勝利したFCソウルのGKペク・ジョンボムが、ゴ―ル裏の仁川サポーターに向かって、両手を上げて喜びを露わにすると、挑発と受け取ったホームサポーターが激怒。大量のペットボトルを投げ込んだのだ。
これが、FCソウルの元韓国代表MFキ・ソンヨンの股間に直撃。しばらく起き上がれない事態となった。
試合後、キ・ソンヨンは『OSEN』のインタビューで「どんな意図でペットを投げたのか分からないが、危険な行動だ。(ペク・ジョンボムが挑発したとしても)ペットボトルを投げるか」と怒りを露わにした。
【動画】大量のペットボトル投げ入れ→元韓国代表主将の股間に直撃した決定的瞬間
また、原因を作ったペク・ジョンボムは「(仁川ファンを挑発したのは)選手としてあってならない行動だった。再びそのようなことが起こらないようにする」と謝罪した。
一方、仁川川は次のような謝罪文をリリースしている。
「ホームゲームを運営するクラブは、すべてのファンが安全に試合を観覧し、選手を保護する義務がありますが、一瞬で安全を脅かす状況が発生し、観客と選手たちに心配を与えたことに対して責任を痛感しています。Kリーグを愛するファンの方々とすべての関係者の皆さんにもう一度頭を下げてお詫び申し上げます。今後、私たちの球団は、水のボトル投擲に関連する原因を徹底的に調査し、これらの事故が再び起こらないように努力します」
同国の『MKスポーツ』は、「ペットボトルの投げ入れは許されない、マナー違反の行為だ。これに関連した者のスタジアムの出入りを禁止することを考慮しなければならないほど大きな問題だ」と、事態の重さを指摘している。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月12日 17:26
鹿島アントラーズは5月12日、J1第13節で東京ヴェルディと県立カシマサッカースタジアムで対戦。3−3で引き分けた。
リーグ戦3連勝中の鹿島は、5分の鈴木優磨のPK弾を皮切りに、8分には名古新太郎が追加点を奪うなど、前半はほぼ一方的な展開となった。
さらに50分には植田直通がゴールを決め、後半途中まで3−0でリードしていたものの、69分、81分に失点すると、アディショナルタイムにはCKの流れから見木友哉に押し込まれ同点に追いつかれてしまった。
勝点1に留まったゲームを鈴木は「3−0から追いつかれるのはまだまだ弱いチームということ」と悔しさを滲ませた。
【PHOTO】鹿島アントラーズの歴史を彩った名手たちと歴代ユニホームを厳選ショットで一挙紹介!
また、キャプテンマークを巻いた植田は、「自分たちが締めなければいけない時間帯で、まず簡単にセットプレーを与えてしまう、まずはそこ」と、同点にされた場面を振り返った。
続けて、空中戦、特にセットプレーの守備では絶対の自信をもっていただけに、「折り返しから(失点する)パターンしかないかなと、自分では分かっていた。その声掛けができていなかった。自分の責任でもある」と悔やんだ。
鹿島は今後、中2日で広島と対戦。相手よりも1日準備期間が少ないなかでのアウェー戦となる。さらに、中3日で神戸戦と続く。
続けて上位陣と対戦する今後のスケジュールについて、植田は「今季のリーグを占う。そのぐらい重きを置いている」とし、以下のように気を引き締めた。
「今日(東京V戦)は引き分けてしまいましたけど、負けていないというのはポジティブに考えないといけない。いろいろと反省する点はありますけど、自分たちがアウェーでしっかりと勝ち切る。優勝するにはこの連戦で上位陣と戦って勝っていくしかない」
東京V戦は、悔やまれる引き分けとなってしまったが、今後への糧とできるか。
取材・文●渡邊裕樹(サッカーダイジェスト編集部)
2024年05月12日 17:19
マンチェスター・ユナイテッドからフランクフルトに期限付き移籍中のオランダ代表MFドニー・ファン・デ・ベークが、自身のキャリアや古巣アヤックスについて語った。11日、オランダメディア『VI』が伝えた。
現在27歳のファン・デ・ベークは、2015年11月にアヤックスでプロデビューを飾った。国内2冠とチャンピオンズリーグ準決勝進出を果たした2018−19シーズンの主力として活躍するなど、同クラブでは公式戦通算175試合に出場した。
2020年夏に移籍金3900万ユーロ(約65億円)でマンチェスター・Uに完全移籍。しかし、度重なる負傷の影響もあって、レギュラーポジションを勝ち取ることはできていない。2021−22シーズン後半はエヴァートンへ期限付き移籍し、今季後半からは買い取りオプションが付いた期限付き移籍でフランクフルトに加入している。ここまでブンデスリーガの8試合に出場しているが、現在はかかとの問題で負傷離脱している。
ピッチを縦横無尽に駆け回ったアヤックス時代の輝きを失い、19キャップを数えるオランダ代表からも3年間遠ざかっている。『Ziggo Sport』のインタビューに応じたファン・デ・ベークは、「僕自身、ここ数年はケガの影響で複雑な時期を過ごした。でも今はまた前を向いている。ここから逆転できるかどうかは自分次第だ。僕は自分のクオリティを信じているし、体調を整え、ハードワークを続ければ、必ずうまくいく」と捲土重来を期している。
また、5年前のアヤックスでの快進撃を振り返っては、「人々は今でもあのチームのことを話してくれる。特別な時間だったけど、当時は自分たちでそのことに気付いていなかった」とコメント。「勝利と優勝が義務付けられた」古巣はその後、次々に主力を引き抜かれた影響や上層部の混乱で低迷しているが、「今はタフな時期だ。でもアヤックスなら必ず復活する」と言葉を続けた。
そして、将来的にアムステルダムへ帰還する可能性を問われると、「アヤックスは僕にとって常に特別な場所だ。その可能性を排除するつもりはないよ」と、前向きな回答を残した。
2024年05月12日 17:07
レアル・マドリードのMFアルダ・ギュレルが、11日のグラナダ戦を振り返った。
2024年05月12日 17:03
5月11日に開催されたスコットランドリーグの第36節で、日本人5選手が所属する首位のセルティックと3ポイント差で2位の宿敵レンジャーズが激突。ホームの前者が2−1で勝利し、リーグ3連覇へ大きく前進した。
レンジャーズ側の戦犯として酷評されているのが、MFのジョン・ランドストラムだ。35分の先制点の場面でスコアラーのマット・オライリーをフリーにすると、38分には前田大然の鋭いクロスに対応できず、オウンゴールを献上する。
悪夢はまだ終わらない。前半アディショナルタイムには、アリスター・ジョンストンへの危険なタックルで一発退場。当初はイエローカードだったものの、オンフィールドレビューでレッドに変わった。
【動画】前田大然が誘発したレンジャーズMFのOG&一発レッド
英メディア『Football insider』は採点記事で、なんと10点満点で「1点」をつけ、こう酷評している。
「ランドストラムにとって、プロ生活においてこれほどひどい試合はなかったはずだ。オライリーに先制ゴールを許し、38分に自身でネットを揺らした。その後、VARチェックの結果、ジョンストンに対する無謀なタックルにより退場処分となった。イングランド人選手はどのタックルも失敗し、10回のデュエルのうち3回しか勝てなかった。彼にとって衝撃的な午後だ」
30歳のボランチにとって、厳しい夜になってしまった。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月12日 16:53
東京ヴェルディは5月12日、J1第13節で鹿島アントラーズと敵地で対戦。5分に先制されると、8分と50分にも失点したものの、69分の齋藤功佑、81分の木村勇大のゴールで追い上げる。迎えた90+3分に見木友哉の得点で追いつき、3−3のドローに持ち込んだ。
【動画】後半ATに追いつく! 東京Vの3点目!
激闘後、フラッシュインタビューに応じた東京Vの城福浩監督は、3失点を問題視しつつ、驚異的な追い上げを見せた選手たちを称えた。
「3点取られたことは、本当に大いに反省するところです。最初に簡単にコーナー(キック)を取られたところを含めて、我々が想定していない入りだったですし、後半も失点をしたら勝ち目がほとんどないという状況だったので。そういう意味では、ゲーム運びとしたら反省ばかりですけど、よく選手は追いついたと思います。形を変えながら、我々の良さを出しながら辛抱強くやって、勝点1までこぎつけたことは、自信になりますし、今日の勝点1を次に繋げないといけないです」
そのうえで、課題に言及する。
「ちょっとレフェリーの基準が僕は分からなかったところが正直あります。今日に関しては。だけど、これぐらいボールに来てノーファウルなんだと選手が感じるのが遅すぎたですね。その圧力に押されながら、ボールをロストして攻め込まれてというのは、だったら、もっと球離れを早くしなければいけないですし、サポートを早くしなければいけないですし。我々が球際に勝たなきゃいけないところは、今日は学んだ試合だったと思います」
連勝は2で止まったものの、執念の同点劇で10試合連続無敗となった東京V。次戦は15日、ホームでガンバ大阪を迎え撃つ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月12日 16:05
かつてサッカー界最強のイケメンとして一世を風靡したデイヴィッド・ベッカムは今年で49歳になった。
そのベッカムが妻ヴィクトリアさんのInstagramアカウントに登場。ヴィクトリアさんが展開するクレンザーなどのスキンケア用品を自ら使う様子を公開した。 この投稿をInstagramで見る Victoria Beckham(@victoriabeckham)がシェアした投稿
ベッカムは上半身裸だが、タトゥーがすごい…。
Jリーガーも…「最悪のタトゥーを入れた11人のサッカー選手」
2008年に自らの名前を冠したファッションブランドを立ち上げたヴィクトリアさんは、50歳になったが、ファッションだけでなく美容についても大御所だとか。
『VOGUE』によれば、夫デイヴィッドも使っていたクレンジングは2年がかりで開発したそう。
2024年05月12日 16:03
クリスティアーノ・ロナウドを皮切りに、ネイマールやカリム・ベンゼマなど、ビッグネームが次々に参戦しているのがサウジアラビアリーグだ。
2024年05月12日 15:56
MF金子拓郎とDF荻原拓也が所属するディナモ・ザグレブのリーグ優勝が決まった。
ディナモ・ザグレブは、11日に行われたフルヴァツカ・ノゴメトナ・リーガ第32節でオシエクと対戦。金子は先発出場して72分までプレーし、荻原はハーフタイムから途中出場した。ディナモ・ザグレブは73分にキャプテンのアリヤン・アデミが挙げた1点を守り切り、1−0で勝利して10連勝を収めた。
リーグ戦残り2試合で2位リエカとの勝ち点差が「7」となり、ディナモ・ザグレブは7年連続25度目となるクロアチア1部リーグ制覇が決まった。なお、国内カップ戦ではリエカとともに決勝まで勝ち残っており、3年ぶりとなる国内2冠の可能性を残している。
現在26歳の金子は、昨年7月に北海道コンサドーレ札幌から買い取りオプションが付いた1年間の期限付き移籍でディナモ・ザグレブに加入。今季はリーグ戦で26試合出場・1得点5アシスト、ヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)で8試合出場・2得点1アシスト、カップ戦で3試合出場・1得点を記録している。
現在24歳の荻原は、2024年1月に浦和レッズから1年間の期限付き移籍でディナモ・ザグレブに加入。今季はリーグ戦で6試合出場1アシストを記録し、ECLで2試合、カップ戦で1試合に出場している。
2024年05月12日 15:50
23-24イタリア・セリエAは11日、第36節の試合が行われ、ボローニャ(Bologna FC)は2‐0でナポリ(SSC Napoli)を下し、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場権獲得に向けて大きく前進した。
ダン・エンドイェ(Dan Ndoye)とステファン・ポシュ(Stefan Posch)のヘディングシュートが決まって勝利したティアゴ・モッタ(Thiago Motta)監督率いるボローニャは、暫定ながら3位に浮上。トップ5のチームにチャンピオンズリーグへの切符が与えられる中、6位ASローマ(AS Roma)との勝ち点差を7に広げた。
そのローマは、1試合消化が少ないながらも勝ち点60で並んでいる5位アタランタ(Atalanta)と12日に対戦することになっている。この一戦でローマが敗れた場合、ボローニャはチャンピオンズリーグ出場が決まる。ボローニャは通算7度目、クラブとしては最後となっているリーグ制覇を飾った1964年にヨーロッパチャンピオンズカップ(European Cup)に出場しているが、現行のチャンピオンズリーグ出場経験はない。
敗れた昨季王者のナポリは、今季は8位と低迷している中で、激怒したサポーターからハーフタイムや試合終了後に大ブーイングを受けていた。
一方でACミラン(AC Milan)は5‐1で残留を争っているカリアリ(Cagliari Calcio)に勝利したものの、サポーターは不満を募らせたままとなっている。
ミランのサポーターは前節のジェノア(Genoa CFC)戦に続いて沈黙の抗議を行い、タイアニ・ラインデルス(Tijjani Reijnders)の3点目が決まってようやく小さな集団が歓声を上げた。
ラインデルスに加えてクリスティアン・プリシッチ(Christian Pulisic)の2得点やイスマエル・ベナセル(Ismael Bennacer)、ラファエル・レオン(Rafael Leao)のゴールで快勝したミランは、これで公式戦7試合ぶりの勝利を収めた。
それでも、地元のライバルで今季優勝を飾ったインテル(Inter Milan)に勝ち点18差をつけられ、ヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)でも同じセリエAのローマに敗れて大会から姿を消したことにサポーターは不満を募らせている。このため、約5年指揮を執ったステファノ・ピオリ(Stefano Pioli)監督はシーズン終了後の解任が見込まれている。
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2024年05月12日 15:13
2024明治安田J1リーグ第13節が12日に行われ、鹿島アントラーズと東京ヴェルディが対戦した。
オリジナル10の両チームによるJ1リーグでの対戦は、2008年以来16年ぶり。ここまで7勝1分4敗の3位(前節終了時点)につける鹿島アントラーズは、リーグ戦3連勝と好調を維持しており、2018年のACL優勝を最後に遠ざかっているタイトル獲得へ邁進している。対する東京ヴェルディも、前節ジュビロ磐田戦の劇的勝利により、今シーズン初の連勝とチーム状態は上向き。ただ今節は、鹿島からレンタル加入中のCB林尚輝とFW染野唯月の主力2選手が契約の関係上出場不可となる。
試合は3分、いきなりスコアが動いた。右コーナーキックを獲得した鹿島のMF名古新太郎がアウトスイングのボールを入れると、クリアしようとした東京VのFW木村勇大の腕にヒット。VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)の介入を経て、PKの判定に。これをFW鈴木優磨が冷静に決め、早々に先制点を挙げた。
さらに8分、名古が東京Vの最終ラインをブレイクすると、その動き出しを見逃さなかった右SB濃野公人がスルーパスを供給。ボールを受けた名古は、ペナルティエリア内右から左足コントロールシュートでゴールネットを揺らした。対する東京Vは、パリ五輪世代のMF山田楓喜がフリーキックから惜しいチャンスを作ったが、ゴールに迫る回数では鹿島に上回られたまま。鹿島から主導権を奪うことができずに、前半を0−2で折り返した。
迎えた後半、鹿島が試合をさらに優位に進める3点目を決める。50分に右コーナーキックを獲得すると、名古の精度抜群のボールにCB植田直通が強烈なヘディングシュート。相手GKの手を弾くほどの勢いだった。
一方の東京Vは69分、主将MF森田晃樹が敵陣ボックス付近でボールを奪い返すと、最後はMF齋藤功佑が左足ミドルシュート。低弾道のボールがゴールネットを揺らし、反撃の狼煙を上げた。
その後は攻勢に出る東京Vと、カウンターでトドメを刺したい鹿島の構造に。徐々にオープンな展開がなりつつあった中、80分に東京VのMFチアゴ・アウベスの粘りから左サイドを駆け上がったMF翁長聖が収めると、ゴール前にグランダーのクロスを送り込む。これに対して、MF山見大登がニアで潰れたことで、ボールがファーサイドに流れると、最後は木村が詰めて1点差に迫った。
このまま試合が終わるかと思われた後半アディショナルタイム、東京Vが追い付いた。フリーキックからCB谷口栄斗がゴール前に頭で落とすと、最後は見木友哉が触って劇的同点弾。そして試合はこのまま3−3でタイムアップ。3点リードを追い付かれた鹿島は4連勝を逃す形に。対する東京Vは、これでリーグ戦10試合無敗となった。
ミッドウィーク開催となる次節、鹿島はサンフレッチェ広島と、東京Vはガンバ大阪と、それぞれ中2日での対戦となる。
【スコア】
鹿島アントラーズ 3−3 東京ヴェルディ
【得点者】
1−0 5分 鈴木優磨(鹿島)
2−0 8分 名古新太郎(鹿島)
3−0 50分 植田直通(鹿島)
3−1 69分 齋藤功佑(東京V)
3−2 81分 木村勇大(東京V)
3−3 90分+3分 見木友哉(東京V)