2023年05月31日 10:00
2023年も、新たなアイデアをもつ魅力的な高性能クラブが続々とラインナップされている。なかでも注目のドライバーとアイアンを厳選して試打インプレッション! スピードフレーム構造が多様な性能を両立した Callaway PARADYM IRON PARADYM X IRON キャロウェイ パラダイム アイアン/パラダイム X アイアン 『PARADYM』シリーズのアイアンは、キャロウェイ独自のAIが設計した「スピードフレーム構造」を採用。ボディを構成するフレームによって、低重心化を実現している。さらに「フォージド455 フェースカップ」が加わることで、フェースのたわみを大きくし、ボール初速の向上をもたらしている。薄肉フェースでありながら、同社独自の「ウレタンマイクロスフィア」をフレームの穴ギリギリまで注入し、インパクト時の嫌な振動は皆無だ。 異素材を用いた複合構造によって、低重心化や高初速化を進めつつ、打感のやわらかさや寛容性を備え、さらにゴルファーが求めるスッキリとしたヘッド形状を両立した。まさに現代のテクノロジーが生んだ高機能アイアンだ。 岩男’s impression シャープな見た目に大きな寛容性 『PARADYM』アイアンは、シャープで小ぶりな形状で、一見難しそうにも感じますが、実際に打ってみると寛容性が高く、ボールも高く上がりやすくなっています。弾きのよさを感じる打感で、反発性能の高さがうかがえます。『PARADYM X』は、よりヘッドが大きくなり、安心感と直進性の高さがあります。トップブレードが厚く、グースも強くなっている形状は、往年のキャロウェイアイアンを彷彿させますね。 Close Up! ぶ厚いインパクトをイメージできる形状 『PARADYM』アイアンは、スッキリと小ぶりでシンプルな形状で操作性のよさがある『PARADYM X』はよりサイズが大きめになり、グースも強くなってつかまりがよいのが特徴。2モデルに共通するのは、いかにも強い弾道になりそうな厚めのトップブレードだ。 PARADYM ●番手(ロフト角)/#4(20)、#5(23)、#6(26)、#7(29)、#8(33)、#9(37)、PW(42)、AW(47)、52(52度) ●ライ角・長さ・重さ(#7)/62.5度・37インチ・約398g(ZELOS 7-S) ●シャフト(フレックス)/VENTUS TR 5 for Callaway(R)、N.S.PRO 950GH neo(S)、N.S.PRO ZELOS 7(S) ●価格/5本セット(#6-PW)14万8500円、単品(#4、#5、AW、52度)2万9700円 PARADYM X ●番手(ロフト角)/#4(18.5)、#5(21.5)、#6(24.5)、#7(27.5)、#8(32)、#9(36.5)、PW(41)、AW(46)、51(51)、56(56度) ●ライ角・長さ・重さ(#7)/62.5度・37インチ・約402g(ZELOS 7-S) ●シャフト(フレックス)/VENTUS TR 5 for Callaway(R)、N.S.PRO 950GH neo(S)、N.S.PRO ZELOS 7(S) ●価格/5本セット(#6-PW)14万8500円、単品(#4、#5、AW、51、56度)2万9700円※CALLAWAY EXCLUSIVE限定発売 いかがでしたか? ぜひ、最新のアイアンを手に取ってみてください! 解説・試打=岩男健一 ●いわお・けんいち/1987年生まれ、和歌山県出身。Youtubeチャンネル「わっほーまっちゃんの日常」が大人気。2017年から4大会連続で日本プロに出場する実力派ツアープロ。ギアへの造詣も深く、自身でもクラブをプロデュースしている。 構成・文=コヤマカズヒロ 写真=田中宏幸 協力=太平洋クラブ成田コース
2024年05月02日 07:00
ゴルフはスポーツのなかでも、とくに意図した動きができないといわれる。
その原因が「細胞や脳に関係する」とわかり、自身も素早く100切りを達成した研究結果をレポート。
レベルアップを目指すゴルファーに新しい上達のヒントをもたらす!
※「MOS」とは「memory of the senses」の略で、距離感やフェースの状態などを具体的な感覚量として“小脳で記憶”すること。高い再現性を得ようという新しい理論 フェースの方向に球が飛び出すのは本当か? 9種類の弾道分類の真価が発揮されるのは、恐らく、なぜ意図しない結果になってしまったのか見当がつかないビギナーだろう。しかし、結果を見てスイングを部分修正しても本当の解決にはならない。必要なのは絶対に狙ったところに打つという意思とインバースキネマティックスによる正しいフェースコントロールだ。
話が複雑になるため詳しい説明は避けていましたが、出球の方向はフェース方向であるという話をしてきました。しかし、実際はフェースをターゲット方向に向けてインテンショナルスライスを打ったときは、出球方向はやや左に出て右に戻ってくる弾道になります。では、フェースの方向に打ち出されるのは間違っているのかというと、物理法則としてフェースの法線方向に垂直に打ち出されるのは間違いではないのですが、フェースがスライドしているとこのような現象が起こります。
よくある物理の例えになぞらえて、鉄橋の上を走る列車からボールを落としたときのことを考えてみましょう。落した当人から見ればボールは真下に落ちているように見えますが、ボールも列車に乗っているので鉄橋の脇から見ている観察者からは、ボールには横方向移動が加わり放物線を描くように落下して見えるはずです(イラスト/放物線)。
これはゴルフのインパクトでもまったく一緒で、真うしろから打った場合以外は、なにかしらの横方向のスライドが入り、短時間とはいえボールは潰され変形し、フェース面に留まり横移動が与えらます。このときスライドの速度と量に依存して、スライドした向きに斜めに打ち出されることになるのです。
当然、このようなスライドによる出球のかたよりは、テニスのトップスピンやスライス(逆回転)を打つ際にも生じていて、たとえばトップスピンでは、上方スライドの影響で持ち上げられて弾道が意図したものより高くなるのですが、これを考慮してフェースの仰角をわずかに抑えることをほぼ無意識で行なって、求める弾道を打っています。こういった経験に基づいた無意識の出球方向の調整は、自然に行なわれているものなので、打っている当人は「ボールはフェースの方向に打ち出されている」と考えているところはあると思います。 新飛球法則によって やっと正された挙動解釈
さて、テニスのそれとは異なり、ゴルフではボールはスイング軌道方向に打ち出されるものだとされていて、レッスン本などでイラストのような図を1度は目にしたことがあると思います。ゴルフの弾道は「プル・ストレート・プッシュ」の3種類、出球方向はそれぞれの弾道に対して「フック・ストレート・スライス」の3種類、計9パターンがあるとされ、9弾道法則(9 Ball Flight Laws)と呼ばれています。
ここでの弾道法則というのは「ボールはスイング軌道の方向に打ち出されるものである」。そして「ボールの曲がりはフェースの向きによって決まる(フェースの方向には打ち出されない)」となっています。前号で触れた一般的なインテンショナルスライスもこれを前提としていて、ターゲットの左方向にスタンスを向け、フェースだけをターゲットに向けることで、スタンス方向に打ち出されたボールにスライスがかかり、曲がって戻ってくるとされています。ところが、ハイスピードカメラや計測機器の進歩によってフェースとボールの挙動があきらかになり、最近になって9弾道法則が完全否定されるようになりました。スイング軌道方向にボールが打ち出されるというのは、じつは正しくなく、ボールはフェースの法線方向に打ち出されていたのです。そこで修正を加えて登場するのが新飛球法則(New Ball Flight Laws)なる ものです。9つの弾道パターンはそのままですが、基本法則が見直されていて「球はフェースの方向に打ち出される」「球の曲りはフェースの向きとクラブ軌道の角度差で決まる」という基本原理が適用されます。
そもそも9弾道法則は、フェースがコントロールできないビギナーのための指針という印象なのであまり興味はなかったのですが、新飛球法則になると本連載で繰り返し説明してきたインパクトの三要素「フェースの方向にボールは打ち出される」「スライド方向とスライド量でスピン方向と強度が決まる」と同じことをいっているのがわかりました。ただ「スピンはフェースの向きとクラブ軌道の角度差で決まる」という部分は観念的でわかりにくいので、やはり「スピンはスライド方向、スライド量で決まる」と言い換えたほうがシンプルで理解しやすいと思います。なお、巷ではこの新飛球法則が出てきたことで、これまでの前提が変わりゴルフレッスンに大きな影響を与えるという人もいますが、新飛球法則が示していることはテニスでは常識であり、私にとっては何を今さら、というところはあります。しかし、これを機にまかりとおってきた机上論が一気に訂正され、ゴルフの理論や上達法がさらに洗練されたのは、非常にプラスになったと思います。
さて、今回はインテンショナルスライスでは飛球線より左側に、インテンショナルフックで飛球線の右側に実際は打ち出されていることを確認しました。スポーツ、ゴルフも物理学ではあるので、正しい挙動の理解というのは極めて重要なのです。
いかがでしたか?ぜひサンドラー博士の解説を参考に、クラブとボールの挙動を理解しゴルフの上達に繋げてみてください。
イラスト・文 = サンドラー博士
●ゴルフ好きの研究者 。ゴルフの専門家ではないが、ゴルフ理論は「教える側」という「外側からの視点で組み立てられているから難しい」ということに気づいてからは、「それをどう解決するか」の研究に没頭。出た答えを多くのアマチュアに伝えたく、毎月レポートする。
2024年05月02日 06:10
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ プロアマ戦(1日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
2021年覇者の西村優菜(23)=スターツ=が、プロアマ戦で憧れの宮里藍さん(38)との人生初ラウンドをかなえた。プロを志すきっかけとなった人との18ホールを終え「朝は右手と右足が一緒に出るくらい緊張していた。特別な一日。一緒にプレーできて夢のよう」。冷たい雨を忘れるくらいに、心は熱く高鳴った。
米国に主戦場を移して2年目。米ツアー9勝の先輩から海外での生活やメンタル面、米国の硬いグリーンへの対処法などについて助言をもらった。間近で見た藍さんのゴルフは「全部すごかった」の一言。「飛距離も私と同じか、前まで飛んでいた。アプローチも、いい意味で力が入っていない。すごく参考になった」と興奮しつつ卓越したショートゲームを目に焼き付けた。
グリーンが硬くて速いと選手が声をそろえる今年のセッティングも、望むところだ。「米国に行ってグリーン周りは鍛えた。そこは3年前から成長していると思う」。今季初参戦の日本ツアー。開幕前日に蓄えた“藍の力”で、3年ぶりのメジャータイトルを勝ち取る。
(高木 恵)
2024年05月02日 06:00
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ プロアマ戦(1日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
女子プロゴルフツアーの今季メジャー初戦、ワールドレディスサロンパスカップは2日から4日間、茨城・茨城GC東C(6665ヤード、パー72)で行われる。1日は出場選手がプロアマ戦などで最終調整。大詰めの今夏パリ五輪代表争いの場ともなる大会で、通算8勝の米ツアー3年目・古江彩佳(23)=富士通=が、自身初となる五輪出場への足がかりにする決意を示した。
パリ五輪の女子の日本代表枠は現状「2」だ。古江は今大会でライバルたちとの激しい代表争いに挑む。
4月29日時点の世界ランクで五輪代表圏内の日本勢2番手の23位。獲得ポイントの大きい国内のメジャーは稼ぎ時だ。今大会でつばぜり合いの相手になるのが、28位の4番手で2年連続年間女王の山下美夢有(みゆう、22)=加賀電子=になる。しかも山下とは予選2日間で同組。「ライバルより上にいくことで差もついていく」と“直接対決”に闘志をたぎらせた。
今季初の日本ツアーだ。当然、ビッグタイトル獲得にも燃える。帰国は4月30日の午前5時頃。そのままコースへ向かい、18ホールの練習ラウンドに臨み、この日は雨の中でプロアマ戦を回った。時差ボケや疲労の色も見せず、ラウンド中は笑顔。「楽しみながら自分のゴルフができるように集中して、優勝を目指したいので」と説明した。
21年東京五輪の代表争いは畑岡奈紗が1番手で代表入り。残る1枠の争いで古江は2番手につけていたが、直前で稲見萌寧に逆転されて落選。世界ランクで稲見が27位で古江が29位と僅差(きんさ)だった。その稲見は日本人初の銀メダル。悔し涙を流しただけに、五輪への思いは人一倍強い。古江は「本当に出たいと思っている。優勝すればジャンプアップもできる。(代表決定の)6月(24日)までに優勝を1つでもしたい」と意気込んだ。
主戦場の米ツアーでは今季全10試合に出場。3位が最高で4度のトップ10入りをし、米ツアーのポイントランクも日本人最上位の6位。「パターで苦しんでいる」と言うが「ストロークができていなかったりするので、しっかり打っていきたい」と恐れはない。
サロンパスカップは21年以来の出場でコースは前回と同じ東Cだ。「今年もハヤカタ(速くて硬い)グリーンかなと思う。マネジメントを使ってパーセーブしていきたい」と古江。花の都パリにグッと近づく大会にしてみせる。
(富張 萌黄)
◆女子ゴルフのパリ五輪への道 6月24日時点の世界ランクを基準に算定する五輪ポイント上位60人が出場権を得る。〈1〉同ランク15位以内は各国・地域で最大4人〈2〉16位以下は〈1〉の有資格者を含めて最大2人が出られる。大会は8月7日から4日間、フランス「ル・ゴルフナショナル」で72ホールストロークプレーの個人戦で争う。21年東京五輪は畑岡奈紗と稲見萌寧が出場し、稲見が日本初のメダル獲得となる銀、畑岡が9位だった。
◆古江 彩佳(ふるえ・あやか)2000年5月27日、神戸市生まれ。23歳。兵庫・滝川二高を卒業後、19年10月の富士通レディースでツアー7人目のアマチュア優勝を果たしてプロ転向。日本ツアー通算8勝。20―21年統合シーズンの賞金ランク2位。米ツアーでは本格参戦1年目の22年7月スコットランド・オープンで1勝。憧れは歌手の浜崎あゆみ。153センチ、54キロ。家族は両親。
2024年05月02日 06:00
インパクトがぶ厚くなる、球筋をコントロールできるなど〝ボールがフェースに乗る〞アイアンショットの利点は多い。
2024年05月02日 05:00
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ」(2日開幕、茨城GC東C=パー72)
女子ゴルフで今季国内メジャー初戦のワールド・サロンパス・カップは2日、茨城県つくばみらい市の茨城GC東C(6665ヤード、パー72)で開幕する。開幕前日の1日はプロアマ戦が行われ、米女子ツアー本格参戦2年目で西村優菜(23)=スターツ=が最終調整を行った。憧れの存在である宮里藍さんと同じ組でのプレーは初めてで、ラウンド間には積極的に交流した。2021年大会の覇者は、3年ぶりの大会2勝目を狙う。
冷たい雨が降りしきる中でのラウンドでも、西村の表情は明るかった。かつて世界ランキング1位に上り詰めた女子ゴルフ界のレジェンドと、待望の初ラウンドが実現。「夢のような時間でした」と満面の笑みを浮かべた。
憧れの存在を前にして「朝は右手と右足が一緒に出るくらい緊張してたんですけど(笑)」と体はガチガチだった。それでも、2年目の米女子ツアーでさらなる活躍を狙う西村にとっては、米国での豊富な経験を持つ藍さんとのラウンドは「こんな機会はない」。米国での生活やゴルフのことなどを積極的に聞いた。
この日行われた会見では、藍さんとの会話の内容を「秘密です」としながらも、その一端を明かした。米国のグリーンの硬さは2人の共通認識で、グリーンを狙うショットで藍さんから助言があったそう。「どこかに(球を止められる)“隙間”はあるから、その“隙間”探しだね」と、米女子ツアーで10年以上プレーした大先輩からのありがたい言葉だった。
視線は今季国内初戦のメジャーへ。21年大会は難しいセッティングにも果敢に攻めて優勝。「怖いもの知らずでイケイケどんどんだった」と振り返る。3年のキャリアを積み重ねた今では、このコースの怖さも分かるようになった。それでも「難しく感じてしまうけど、いろいろ考えながらやっている証拠。そんなにネガティブな感じはない」と、ひと味違うゴルフで大会2勝目をつかみ取る。
2024年05月01日 22:49
日本女子プロゴルフ協会(JLPGA)は1日、公式X(旧ツイッター)を更新。「名刺つくりました」として、ブライトナー4選手の写真を投稿した。
「女子プロゴルフの未来をもっと鮮やかに、もっと美しく輝かせるために活動中のJLPGA Brightener(ブライトナー) このたび名刺ができました!今後どこかでもらえるチャンスがあるかも…?」とつづった。
ツアーの代表としてSNSでのブランディング活動や、イベントに参加する広報的活動を担う今季のブライトナーのうち、原英莉花、青木瀬令奈、蛭田みな美、菅沼菜々がそれぞれの名刺を手に持った。
フォロワーからは「瀬玲奈プロの欲しい」「超欲しいです。」「英莉花姫のが欲しい…」「いいなぁ、欲しいです。いや、名刺交換して欲しいです。」「よーし、リコーカップでもらうぞーっ!」と反応があった。
2024年05月01日 20:10
人気女子ゴルファーの吉田優利が1日、インスタグラムを更新。「Bye−bye LA」と、滞在中だったロサンゼルスの思い出写真を公開した。
今季から米ツアーに挑戦している吉田。八村塁選手が所属しているレイカーズ戦を観戦している様子や、可愛らしい緑のワンピース姿のオフショットなども投稿した。
22日には、大谷翔平選手のドジャース戦の試合を観戦したことも報告している。
2024年05月01日 17:52
女子ゴルフの3月の「PLAY OF THE MONTH」に小祝さくらの「ワンバウンドでカップインするスゴ技アプローチ」が選ばれた。
2024年05月01日 16:57
男子プロゴルフツアーの中日クラウンズは2日から4日間、愛知・名古屋GC和合C(6557ヤード、パー70)で行われる。先週のISPSハンダ欧州・日本トーナメントで優勝し、今季から3季分の欧州ツアー出場権を獲得した桂川有人(国際スポーツ振興協会)は1日、しばらくは日本ツアー参戦を続ける考えを明かした。「来週も再来週もたぶん、出ます」と話し、9〜12日のフォーザプレーヤーズバイザプレーヤーズ(群馬・ザクラブゴルフヴィレッジ)、16〜19日の関西オープン(滋賀・名神八日市CC)、さらに23〜26日のミズノオープン(岡山・JFE瀬戸内海GC)にも出場予定。伸び盛りの25歳は「選択肢が多くなり、何がベストか、考え中です」と慎重に話した。
愛知・清須市出身。地元のトーナメントで、期待と注目度が高まっている。「先週、優勝して期待されています。期待に応えられるように、2週連続優勝を成し遂げてみたいですね」と桂川は爽やかに話した。
2024年05月01日 16:24
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ プロアマ戦(1日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
通算16勝の上田桃子(ZOZO)がプロアマ戦で最終調整した。直近は3週連続予選落ちと、苦しい状況が続いている。「いい形で入ってきたいと思っていた。不安もあるが、日曜日に練習していたので、悔しさを今週にぶつけられれば」と現在の心境を語った。
今年は3年ぶりに東Cでの開催となる。2021年大会は、第2ラウンドで大会コース記録に並ぶ65をマークするなど、見せ場を作るも7位に終わった。それでも、15年には2位に入るなど、好相性を誇るコース。「いい記憶の方が多い。それを今日、ラウンドしながら感じた」と優勝争いを繰り広げた当時を思い起こしたという。
調子が上がらない中でも、発見があったという。「高すぎる点数を求めると、集中力が出ないと先週気づいた」。難セッティングとなる今大会へ向けて、予選2日間は「大きなミスをしないように、60点でいいなぐらいのマネジメントと期待でいけると、空回らずに済むかな」と耐えながらも、上位を目指すと話した。これまでメジャーには57度出場も、手が届いていない。“58度目の正直”へ向けて、上田の挑戦が始まる。
2024年05月01日 16:23
男子プロゴルフツアーの中日クラウンズは2日から4日間、愛知・名古屋GC和合C(6557ヤード、パー70)で行われる。2010年大会最終日で58をマークして優勝した石川遼(CASIO)は1日、プロアマ戦終了後「あの時はまだ10代(18歳)でした。それから14年、もうそんなにたったか、という感じですね。いい思い出を更新したい」と笑顔を見せながら話した。
石川は今大会と相性がいい。一昨年は第3日の7番で、昨年は第3日に4番でホールインワンを達成している。「ホールインワンは技術があっも入らない。運に恵まれています」と率直に話す。同一大会で3年連続ホールインワンを達成すればツアー史上(詳細な記録が残る1985年以降)初の快挙となる。
今季、石川は開幕戦の東建ホームメートカップが41位。先週の先週のISPSハンダ欧州・日本トーナメントは137位で予選落ちを喫した。予選ラウンド(2日、3日)は、先週に優勝し25歳のた桂川有人(国際スポーツ振興協会)、昨年のダンロップフェニックスで史上7人目のアマ優勝を果たして今季からプロとしてツアーに本格参戦して8位、7位と好調の22歳の杉浦悠太(フリー)と勢いのある若手と同組で回る。「明日(2日)は焦らずに、アグレッシブにプレーしたい」。衝撃的な優勝から14年が過ぎ、32歳となった石川は冷静、かつ、意欲的に話した。
2024年05月01日 16:17
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ プロアマ(1日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
今季2勝でメルセデス・ランク1位の竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)が雨の中で行われたプロアマ戦で最終調整後、公式会見に臨んだ。
2024年05月01日 15:04
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ プロアマ戦(1日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
2021年大会覇者で、日本ツアー今季初戦の西村優菜(スターツ)が会見に応じ、「すごく楽しみにしている大会。2021年は今思うと若かった。怖いもの知らずで、いけいけどんどんだった。今年ここに来てみると、コースがすごく難しくて3年前とは違う印象」と語った。
この日のプロアマ戦で、憧れの宮里藍さんとの人生初ラウンドがかなった。「ジュニアのときから見てきた選手で、藍さんに憧れてプロになりたいと思った。朝は右手と右足が一緒に出るくらい緊張していた。すごく優しい方で、いろいろお話をしながら。特別な一日。こうして一緒にプレーできて夢のよう」。プロを目指すきっかけとなった人と過ごしたコースでの5時間は宝物になった。
米国に主戦場を移して2年目を迎えた。米ツアー9勝の大先輩との18ホールは、冷たい雨を忘れるくらいに心を熱くした。海外での生活やメンタル面について言葉を交わした。米国のグリーンが硬くて止められないと相談。「藍さんもそこで苦戦したと。でもどこかに隙間はあるからと。その隙間探しだねって言ってもらった」と明かした。「全部すごくて。飛距離も私と同じか、ちょっと前くらいまで飛んでいた」と目を見開かせつつ、グリーン回りのアプローチを目に焼き付けた。「いい意味で力が入っていない。すごく参考になった」。
「全般的にグリーンが硬く仕上がっている。東コースは手前の花道を使えないので、どうショットを合わせていくかが大事」と攻略法を挙げた。「米国に行ってグリーン周りは鍛えた。そこは3年前から成長していると思う。久々に大ギャラリーの中でプレーできるので、その幸せを感じながらプレーしたい」。この日蓄えた「藍の力」で、メジャー2勝目へ向かう。
2024年05月01日 15:03
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ プロアマ(1日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
今季、開幕戦のダイキンオーキッドレディスでツアー5勝目を挙げた岩井千怜(ちさと、ホンダ)は「今週もいつもと変わらない気持ちで、上位争いできるように頑張りたい」と意気込みを語った。
前週のパナソニックオープンは今季2度目の2位。メルセデス・ランクも4位と好調で「先週も全力を尽くして、最後まで諦めずにやった結果だったので。良いプレーはできた」と前向きに話した。
この日は雨が降る中、プロアマ戦をプレーし「グリーンが今年回ってきた中で一番速いかなという印象。途中に木があり、戦略性が問われるようなコースだと思う」と、自身初メジャー制覇へ難コースを警戒した。
2024年05月01日 14:53
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ プロアマ(1日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
ツアー3勝で初のメジャー制覇を目指す岩井明愛(あきえ、ホンダ)は雨の中で行われたプロアマ戦で最終調整後、大会へ意気込みを語った。
「調子は悪くない。今日は雨だったから(距離が)長く感じた。コースの印象は、そんなに広くはないのでティーショットがカギになると思う。思い切って振っていければいい」と見据えた。「ラフに入った時は、手前から(攻める)という感じになると思う。そういうマネジメントであったり、自分が思うようなプレーがしっかりできたら」と攻略を描いた。
メジャーらしく難しいコース設定での戦いが予想されるが、「セッティングは毎年難しい。この中で試合ができるというのがうれしい」と、開幕を心待ちにした。