2023年05月29日 06:00
欧州主要リーグはシーズン佳境を迎えており、ポルトガル2部リーグはこのほど全日程を終えた。28日に行われた最終節オリヴェイレンセ対レイショエス戦にはカズこと三浦知良が出場。56歳のカズは後半19分から途中投入されると、キャプテンマークも託された。さらに、マンオブザマッチにも選出されている。 この投稿をInstagramで見る UD Oliveirense Futebol SAD(@udoliveirense_sad)がシェアした投稿 試合はオリヴェイレンセが4-3で勝利したが、カズは得点には絡んでいない。 試合後、カズは「クラブやファン、全ての人達に感謝しています。この賞は自分ではなくチームのもの。自分はゴールできなかったけれど、チームのために受賞した。本当にありがとう。選手や監督の助けがなかったら自分はここにいなかった。チームや全ての人達に本当に感謝しています」とコメント。さらに、最低でも60歳まではプレーを続けたいと宣言しつつ、来季については今後決めると話していたようだ。ただ、『zerozero』によれば、レイショエスのヴィトル・マルティンス監督は、カズのMOM選出を批判していたという。「7ゴールが生まれた試合で、どうして三浦にMOMを与えるのか理解できない。彼のこの賞を与えるのは侮辱的・不愉快だ、このやり方はいけない。さもないと、サーカスになってしまう」試合は開始2分でレイショエスが先制するもオリヴェイレンセが前半のうちに4点を奪取。後半にレイショエスが2点を決めて追いすがるという白熱の展開だった。
2024年05月19日 09:32
23-24ドイツ・ブンデスリーガ1部は18日、第34節の試合が行われ、王者バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)は2-1でFCアウクスブルク(FC Augsburg)を下し、リーグ史上初となるシーズン無敗優勝を達成するとともに今季の公式戦無敗記録を51に伸ばした。
4月に王座を獲得したレバークーゼンはビクター・ボニフェイス(Victor Boniface)とロベルト・アンドリッヒ(Robert Andrich)のゴールで先行すると、その後のアウクスブルクの反撃を1点に抑えた。
レバークーゼンのシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督は「これが、ヴェルダー・ブレーメン(Werder Bremen)戦でタイトルを獲得した後の目標だった。チームをとても誇りに思うし、とても満足で幸せだ。少しだけ楽しんで、あすはリカバリーだ」と述べた。
チームは今週、アタランタ(Atalanta)とのヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)決勝を控えている。
バイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)はアンドレイ・クラマリッチ(Andrej Kramaric)にハットトリックを許し、2-4で敗戦。4-0でボルシア・メンヘングラッドバッハ(Borussia Moenchengladbach)に勝利したVfBシュツットガルト(VfB Stuttgart)に抜かれ、3位に転落した。
マティス・テル(Mathys Tel)とアルフォンソ・デービス(Alphonso Davies)のゴールで開始6分までに2点を先行したバイエルンだったが、その2分後に欧州選手権(UEFA Euro 2024)に臨むドイツ代表予備登録メンバーに選出されたマクシミリアン・バイアー(Maximilian Beier)に1点を返されると、後半の残り約20分でクラマリッチに3ゴールを許して逆転負けを喫した。バイエルンがリーグ戦のトップ2を逃したのは2010-11シーズン以来となった。
ボルシア・ドルトムント(Borussia Dortmund)は退団するマルコ・ロイス(Marco Reus)の1ゴール、1アシストの活躍でダルムシュタット98(SV Darmstadt 98)に4-0で快勝した。
6月に欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2023-24)決勝のレアル・マドリード(Real Madrid)戦を控えるものの、これがホームでの最後の一戦となったロイスは、30分にイアン・マートセン(Ian Maatsen)の先制点をお膳立てすると、38分には直接FKを沈めた。
下位では、ウニオン・ベルリン(1. FC Union Berlin)が終了間際のゴールでSCフライブルク(SC Freiburg)に2-1で勝利し、VfLボーフム(VfL Bochum)を抜いて15位に浮上して残留を決めた。
1-4でブレーメンに屈したボーフムは16位に転落し、2部3位フォルトゥナ・デュッセルドルフ(Fortuna Dusseldorf 1895)との昇格・降格プレーオフに回ることが決まった。
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2024年05月19日 09:00
今季のレアル・ソシエダに後悔があるとすれば、やはりセンターフォワード問題だろう。昨季はライプツィヒからFWアレクサンデル・セルロートをレンタルで獲得していたのだが、ソシエダはセルロートを完全移籍で獲得しなかった。
そのセルロートは昨夏にビジャレアルへ1000万ユーロの移籍金で完全移籍し、今季リーグ戦で得点ランク2位となる19ゴールを挙げている。ソシエダにリーグ戦二桁得点者が誰もいない現状を見れば、ソシエダに大きな後悔があるのは間違いない。
『ESPN』も「セルロートを獲れなかったのはソシエダ最大の過ち」と取り上げている。ソシエダは現在リーグ6位に位置しているが、セルロートを獲得できていればトップ4も狙えたかもしれない。
「ソシエダはセルロートへのリスペクトを欠いた一方で、ウマル・サディク、さらにシーズン途中に加えたアンドレ・シウバに信頼を置いた。開幕から9か月、ソシエダの迷走は明らかだ」
久保建英のような優れたチャンスメイカーもいるだけに、チャンスボールをきっちりと決められるセンターフォワードがいれば状況は変わっていたかもしれない。
2024年05月19日 09:00
ラツィオはイゴール・トゥドール監督のもとで復調を見せており、そのなかで鎌田大地も存在感を見せつけている。
マウリツィオ・サッリ前監督のもとでは苦しんだ鎌田だが、トゥドール監督は自分のサッカーに合っていると大きな信頼を寄せている。
『Corriere dello Sport』などによれば、指揮官は鎌田についてこう話していたそう。
「彼とはほとんど話さないが、言語のせいではない。
英語で彼に伝えた。ほとんど話をしないのは、常に正しいことをしているからだと。
自宅の子供たちと同じで、常に善良で、他人に献身的…。
彼はいい意味でマシーンのような子だ。ミスをしないし、サッカーの才能と結びついたクレイジーな頭脳を持っている。
後ろでも前でもプレーできるし、ボールも奪える。彼をリスペクトしているし、私にとってはすごく大きな発見だ」
わざわざ話をする必要もないほど、信頼しているようだ。
代表監督や代表チームとケンカ別れした7人のスター
ラツィオは最近6試合で5勝1分と好調。セリエAでは7位となっており、インテル、サッスオーロとの2試合で今季を終える。
2024年05月19日 08:30
スコットランド1部のハーツでプレーする小田裕太郎と田川亨介。
2024年05月19日 08:00
18日にドイツ各地で行われたブンデスリーガ最終節。
フライブルクの堂安律はウニオン・ベルリンとの最終戦で2試合連続ゴールを決めた。終了5分前に味方のクロスを頭で叩き込んでみせた。🔥GOOOAL🔥
/#堂安律 が2試合連続ゴール!!
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堂安は前節に続いてヘディングでゴールを奪取!
ただ、『Tagesspiegel』は、「堂安が物議を醸す同点ゴールを決めた」と伝えていた。
ウニオンはこの前のプレーでファウルがあったと訴えたが、堂安の得点は認められたためだ。
相手のウニオンが必死に抗議したのには理由がある。昨季は4位と大躍進したが、CLにも出場した今季は一転して降格危機に瀕することに。
堂安のゴールによって同点に追いつかれたことで厳しい立場に追い込まれたのだ。だが、ウニオンは後半アディショナルタイムに劇的な決勝ゴールを決めて、2-1で勝利した。
一方、浅野拓磨が所属するボーフムはボルシアMGとの最終戦に1-4で敗戦。この結果、ウニオンとボーフムは勝点33で並び、得失点差によって順位が確定することに(得失点差はウニオンがマイナス25、ボーフムがマイナス32)。16位となったボーフムの昇降格プレーオフ行きが決まった一方、15位となったウニオンは1部残留が決まった。
もし、堂安のゴールで引き分けとなっていれば、浅野のボーフムを残留させる得点になっていたのだが…。
この日のウニオンはPKを2本とも失敗。後半ATにはケヴィン・フォラントのPKがポストに嫌われるも別の選手が押し込んで劇的な決勝ゴールになった。ウニオンFWベネディクト・ホラーバッハは「今まで経験した中で最もクレイジーな出来事だった。こんなに感情のジェットコースターになるなんてクレイジーだ」と胸を撫でおろしていた。
「凄い選手がいたのに降格の悲劇を味わった10のチーム」
なお、ボーフムが入れ替え戦で対戦するのは、2部で3位だった田中碧と内野貴史が所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフ。
2024年05月19日 07:49
リーグ・アンの公式Xは5月18日、スタッド・ドゥ・ランスに所属する伊東純也のプレー集を公開した。
アップロードされた動画には、現地15日に行なわれたマルセイユ戦(1−0)で披露した、決勝点を創出した絶妙なクロスやかかとで供給したスルーパスなどが収められている。
【動画】伊東純也のマルセイユ戦好プレー集
この投稿に、SNS上では「えぐすぎてるてこれは」「何度見ても最高」「カッコいい以外なんも言えねぇ」「とにかくすご」「一瞬も見逃したくない」「神技フリックがカッコ良すぎる」「異次元すぎる」などの声が上がった。
伊東の美技に、ファンも魅了されたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 07:30
昨夏にレアル・マドリードへ移籍した19歳の新星は怪我とチーム内の熾烈なポジション争いにより、今季は中々出場機会のもらえないシーズンとなっていた。それでも、リーグ戦で283分という限られた出場時間の中で、4得点を記録するなど確かなポテンシャルを披露しつつある。ラ・リーガ第36節のアラベス戦では2試合連続となるゴールを挙げ、指揮官のカルロ・アンチェロッティからは「ボールはアルダ・ギュレルに恋している」と褒めちぎられるほどのプレイを見せた。
『Kafa Sports』のインタビューで、ヴィニシウス・ジュニオール、ジュード・ベリンガム、ルカ・モドリッチ、ロドリゴといった選手たちとともに練習することがどのようなものか、そしてレアル・マドリードで組まれる試合の本当の激しさについて質問され、ギュレルは次のように答えた。
「選手たちはチャンピオンズリーグで優勝したいと思うことと、その日の小さな試合に勝つということに対して同じ熱量を持っていると言える。これは僕がここで初めて目にしたものだ」
「彼らは皆、集中力と規律を持ってトレーニングに取り組んでいる。これは僕がここで学んだことであり、僕が毎日さらに自分を向上させるのに役立っている。彼らは素晴らしいメンタリティを持っていて、決して敗北を受け入れず、非常に野心的なんだ」
「彼らは常にやる気に満ちていて、毎日チームメイトよりも自分自身に多くを求めている。僕はこの年齢でこのプレッシャーに慣れることができて幸せに感じている」
アラベス戦後、ギュレルはアンチェロッティから与えられた3日間の休みを利用して、体作りを続けているという。自身の『Instagram』のストーリー機能で、「休日はない」というコメントと共にジムでのトレーニングの様子を公開した。
レアル・マドリードにはベリンガムやヴィニシウスといった若く、才能に溢れた選手達があつまっている。その中で、アルダ・ギュレルも名門の看板を担っていくのに相応しいプレイヤーとなることが期待される。
2024年05月19日 07:30
スコットランド1部リーグで連覇を決めたセルティック。
2024年05月19日 07:20
現地5月18日に開催のブンデスリーガ第34節で、堂安律が所属するフライブルクは、ウニオン・ベルリンと敵地で対戦。1−2で敗れた。
この一戦で2試合連続ゴールを奪ったのが、4−4−1ー1の右サイドハーフで先発した堂安だ。0−1で迎えた86分、ヴィンチェンツォ・グリフォの左サイドからのクロスに頭で合わせて、ネットを揺らしてみせた。
【動画】堂安律がヘディングで2戦連続ゴール!
前節のハイデンハイム戦に続くヘディングでの得点に、SNS上では「きたー!」「素晴らしい」「このゴールめっちゃ好き」「嬉しくなる」「まじ泣いてる」「入り方も当て方も上手い」「ヘディングうめぇ!」「最高のゴール」などの声が上がった。
ブンデスで自己最多となる7ゴール目をマークし、フライブルク2年目のシーズンを終えた。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 07:05
ブライトンはロベルト・デゼルビ監督が今季限りで退任すると発表した。
19日に行われるプレミアリーグ最終節のマンチェスター・ユナイテッド戦がラストゲームになる。
ブライトンは「我々にとっては来季の計画を早く立てるため、ロベルトには将来を考える十分な時間ができるため、相互合意のもとで契約を解消することで合意した」と説明している。
三笘薫が所属するブライトンは戦術家であるデゼルビ監督のもとで躍進を見せてきただけに、『Sussex Express』によれば、電撃退団の知らせにファンたちは衝撃を受けているという。
「ブライトンからビッグクラブへ」辿り着いた7名
デゼルビ監督はバイエルン・ミュンヘンの新監督に就任すると噂されているが、『Sky』の記者は、その可能性を否定している。
一方、今夏のプレシーズンで来日する見込みのブライトンは、ブレントフォードのトーマス・フランク監督を新指揮官に招聘すると伝えられている。
2024年05月19日 07:00
プレミアリーグの2023-24シーズンはマンチェスター・シティ、リヴァプール、アーセナルの三つ巴の戦いとなるシーズンだった。そして優勝争いはマンCとアーセナルの一騎打ちとなり、最終節までもつれ込んでいる。
アーセナルが20年ぶりのプレミアリーグタイトルを手にするためには、エミレーツ・スタジアムでエヴァートンに勝利し、ウェストハム・ユナイテッドがマンCと引き分け以上で終えなければならない。アーセナルからすれば、前節でライバルクラブであるトッテナム・ホットスパーがマンCを打ち負かすことを期待したいところだったが、アーリング・ハーランドの2得点でマンCが勝利し、最終節を前に勝点2差で首位を明け渡す形となってしまった。
雌雄を決する最終節を控える中で、アーセナルのマルティン・ウーデゴーはチームメイトたちに目の前の試合に勝利することだけに集中するよう促した。『The Standard』が伝えている。
「自分たちに集中し、精神を高く保ち、信じ続けなければならない。自分たちの仕事を確実にこなさなければならない。僕たちが勝って、マンチェスター・シティが勝たなければ、全ては僕たちのものになる」
「僕たちにできるのは、自分たちのことに集中し、自分たちの試合に勝つこと。サッカーでは何が起こるかわからないし、以前にももっと奇妙なことが起こってきた」
「僕たちにできることはそれだけで、それ以外のことはコントロールできない。シーズンの最後をいい形で締めくくることができるかどうかは僕らにかかっている」
ウーデゴーは今季のリーグ戦で8ゴール8アシストを記録し、チームの中核選手として活躍してきた。優勝を決める最終節でも大仕事を期待したいところだ。
2024年05月19日 06:50
18日にドイツ・ブンデスリーガの最終節が各地で行われた。
2024年05月19日 06:34
サッカーには後世に語り継がれる瞬間がある。それはゴールであったり、セーブであったり、プレーであったりする。
バレンシア戦で、それをやってのけたのがタケ・クボ(久保建英)だ。レアル・ソシエダが5年連続の欧州カップ戦進出を確定させるスーパーアシストだった。
ロマン・ヤレムチュクのシュートがオフサイドで取り消された直後の開始3分だった。アンデル・バレネチェアが左サイドからゴール前へクロスを供給すると、ファーポストに全速力で走り込んだのがタケだった。
ボールは少し長くなり、そのままゴールラインを割るかと思われたその瞬間、滑り込みながら左足アウトサイドを使って折り返すと、相手の巨漢GK、ギオルギ・ママルダシュヴィリの上空で一瞬、時間が止まったかのような錯覚を起こさせる完璧な放物線を描いた。アンドレ・シウバは押し込むだけでよく、ソシエダが幸先よく先制。そのまま逃げ切った。
【動画】久保の超絶アシスト!スライディングしながら巧みに折り返す
この一戦で、注目を集めたのが、タケとバレネチェアが久しぶりにスタメン揃い踏みを果たしたことだ。前日の記者会見で、タケとバレネチェアの最近のパフォーマンスの低下について聞かれたイマノル・アルグアシル監督は次のように答えている。
「今のラ・レアルには『しかし』をつけることができる選手は1人もいない。私は、1人1人がどう感じ、どう過ごしているか、そして対戦相手のプレースタイルも考慮して判断を下し、その中でタケとアンデルをスタメンから外した。2人とも準備は万端だ。これまで重要な存在としてチームを引っ張ってくれたし、シーズン終了まで同様の働きを見せてくれるのを確信している」
前節のバルセロナ戦でも2人はスタメンを外れた。タケにとってはかつての古巣との一戦でもあったが、70分まで出番が回ってこなかった。スコアは0−1と1点ビハインド。劣勢の流れを変えることを期待されての投入だった。しかし何本かクロスを入れるも得点には繋がらず、逆にソシエダは終了間際にPKから追加点を奪われ、0−2で敗れた。
そんななか、アルグアシル監督は中2日で行われたバレンシア戦では、一転して2本の「ナイフ」に賭け、そしてタケは勝利を呼び込む働きを見せた。右サイドで縦関係を築いたアルバロ・オドリオゾラとの連携不足が目についたのも確かだし、スタンドプレーに走る場面もあった。
しかし、そうした積極果敢に仕掛けるプレーがタケの代名詞でもある。先制した後も、呼吸が合わなかったが、何本かクロスを入れて相手を驚かせた。
バレンシアの反則すれすれの荒っぽい守備はその表れで、59分には、右サイド深い位置からのフリーキックで、正確なボールをピンポイントで配給。ファーサイドで待ち構えていたバレネチェアが頭で合わせるも、枠を捉えきれず、ボールは左のサイドネットを揺らした。
その後も厳しいマークに遭い、危険なゾーンに顔を出す場面は限られたが、相手守備陣の脅威になり続け、ファンは拍手でその働きを称えた。
ただ来シーズンの欧州カップ戦の出場権を獲得してもソシエダのシーズンはまだ終わっていない。市場の注目銘柄となっている主力が引き留めるための方程式があるとすれば、それは欧州でプレーし続けることだが、その訴求力がヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)よりもヨーロッパリーグ(EL)のほうが高いのは言うまでもない。
そして次節、敵地に乗り込んで、EL出場権を争うベティスとの直接対決に挑む。マジシャンがシルクハットからウサギを取り出すように、タケは繊細なボールタッチから繰り出した左足キックで貴重な勝点3を手繰り寄せた。
このシーズン終盤、調子を落としているといっても、ソシエダの重要な武器であり続けていることを示した。バレンシアはそのことを肌で知り、ベティスも強い警戒心を持って臨んでくるはずだ。
取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア)
翻訳●下村正幸
2024年05月19日 06:25
18日に行われたドイツ・ブンデスリーガ最終節。
シュトゥットガルトはボルシアMGに勝利して2位でシーズンを終えた。
試合終了間際には今季限りで契約が満了になる原口元気も投入されている。33歳になった原口にとってはシュトゥットガルトでのラストゲームになる予定。
原口はチームメイトである伊藤洋輝とチェイス・アンリの良き先輩として公私ともに支えてきた存在。伊藤は「グッドラック ゲンキ」、チェイス・アンリは「ありがとう、ゲンキ。I love you」と世話になった先輩に惜別のメッセージを送っている。
原口も…日本代表「W杯で“サプライズ落選”」した7名
昨季は降格危機にあったシュトゥットガルトだが、今季は2位と大躍進。Optaによれば、1年間で順位を14位上げるというブンデスリーガタイ記録を樹立したそう(16位から2位になった1967-1968シーズンのブレーメン以来)。
2024年05月19日 06:18
現地時間5月18日に開催されたブンデスリーガの最終節で、長谷部誠が所属する6位のフランクフルトが4位のRBライプツィヒとホームで対戦。2−2のドローに終わった。
今シーズン限りで22年にプロキャリアに終止符を打つ長谷部は、これが現役ラストマッチ。ベンチスタートで出番を待つ。
2点をリードさせる展開のなか、チームメイトが奮闘し、60分と77分のゴ―ルでホームチームが同点に追いつくと、ついにその時がやって来た。
後半アディショナルタイム、同じく現役を引退するキャプテンのセバスティアン・ローデとともにピッチへ。ドイチェンバンク・スタジアムは大歓声に包まれた。
【PHOTO】今季限りでの現役引退。40歳になった長谷部誠のキャリアを厳選ショットで振り返る!(2003〜2024)
わずか数分だったものの、最後の雄姿を目に焼きつけたファンからは、次のような声が上がった。
「ありがとう、そしてお疲れ様でした」
「尊敬する日本男児です」
「泣いた!」
「長谷部さんがキャプテンの代表とっても好きでした」
「長谷部選手の引退は淋しくてたまらないけれど、次のステージでも全力で頑張ってほしい。」
「感動的やった」
「寂しさもある。でも、与えてもらった勇気と感動は忘れないな」
「ロイスと長谷部とローデの有終の美はさすがに感動したね。日本人がリーグのレジェンドの1人として送り出されるの普通にやばい」
「フランクフルトの試合見てたら最後に、長谷部誠お別れムービー流れて今年25になると思えんくらい本気でボロボロ泣いてた」
日本代表のキャプテンとしても活躍した40歳がスパイクを脱いだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部