2023年03月29日 16:31
[キリンチャレンジカップ]日本 1−1 ウルグアイ/3月24日/国立競技場日本 1−2 コロンビア/3月28日/ヨドコウ桜スタジアム――◆――◆―― 2試合やって2点しか取れなかった。決定力の問題は全然解消されていないということやね。そんな簡単に解消できるもんとちゃうとは思うけどね。一人ひとりの選手の中に、例えば中距離からでもシュートを打とうというような、そういう気概が見えてこない。 攻めるほうばっかり言うけど、点を取る形というか、画一的な攻撃しかできないというところに、日本の問題点がある。 ワールドカップの時からやってることがほとんど一緒。三笘が成長してきたということは言えるかも分らんけども、それ以外の選手はほとんど一緒や。ただこれから1年先、2年先にどう成長していくかを考えれば、伸びしろがあるのは上田やね。 上田はゴールの引き出し方さえ増やせれば、もっともっと良くなる。キーパーのファインセーブに阻まれたけど、昨日も良いヘディングシュートを打っていた。やっぱり彼の頭を活かすということも大事になってくる。 サイドの選手、上がってきた選手、中にボールを入れる選手は常に彼の動きを注意しながら、こうなった時にあそこに出す、こうなった時に前に走ってこいというような、1つのチームの形を作っていってほしい。 彼自身も、色んなボールの蹴り方ができるように、正確に自分の思ったところに蹴れるように練習していってもらいたい。人に使われるんじゃなくて、自分が人を使えるような、自分が前を向いてプレーできるような、ゴール前に飛び込んでいくだけじゃなくて、ペナルティアークで前向きにボールを持って、例えば相手をかわしてシュートを打つとか。そういうようなものを自分で作り出していってほしい。 繰り返しになるけど、あとはみんな一緒や。三笘が自信を持って90分間できるようになってきただけでしょ。もう三笘は先発でできると思うよ。自分でシュートを打ちに行く姿勢と、左サイドを破る動きをチームでどうするかやな。 1トップは、上田を使わないんだったら、トップに選手なんかいらんやん。4人とも同じような選手を並べたらええやん。三笘、堂安、浅野、伊東。そういった選手らを1列目に全部並べて、時には4人のFW、2人の中盤、最終ラインが4枚。昔の4−2−4やね。守備になった時は両サイドが引いたらいい。大きな選手がいなくて、高さで分が悪いんだったら、そういうふうにしてもええやないの。 あとは鎌田やね。できても鎌田、できなくても鎌田や。西村もそうやけど、ボールがあるところに必ず彼がいるという感じやな。だから鎌田、鎌田、鎌田になるし、西村、西村や。運動量がある。 西村は初戦で取った1点は良かったけど、昨日のゲームのセンタリングが入ってきて、ワントラップしてシュートを打ったやつ、ゴールの枠の外へ蹴ったでしょ? あれをちゃんと止めて、枠の中に蹴らなあかんわ。やっぱりあそこでボールが止まるか、止まらへんかが、一級品か二級品かやね。ちゃんと止まったら点になってるわな。【PHOTO】日本代表のコロンビア戦出場17選手&監督の採点・寸評。先制弾の三笘は動き回って攻撃の中心に ベテラン勢を使わないんだったら使わんでええん違う? 今いるメンバーはやりよるでしょ。ウルグアイ、コロンビアと十分対抗しとったから。これから色んな経験を積んでいったらええんやない。昨日の出来を考えたらアジアでは十分できる。 世界で戦う力はまだないかも分からんけど、そこはこれからの経験。普段はヨーロッパでやっていて、代表でそれまでやっていない選手と一緒になるんやからね。それは慣れ。お互いに話ができるんやから。こうなった時はこうしろ、ああしろって。 コロンビア戦の後半に途中出場の浅野が遠藤にメモを渡したシーンに関しては、遠藤は真ん中にいて、監督の言いたいことがなかなか伝わらないから、これを持って見せろと。別段おかしいことじゃない。最初はあれ何してるんかなと思ったけど。 それだけ難しいことを要求しているということ。そら、ポジションが変わればね、自分がどこのポジションやったらええのか分からんようになってくるから。それはしょうがないことやと思うけども。まあこれも、こいつが入ってきたら俺はここに行くんやなと分かってくる。 僕の時代はそんなのなかった。あまりゲームの中で難しいこと言わないもん。「サイドへもっと張れ」とかね、「真ん中におれ」とかね。そういうことを言うくらいで。 最後にもう1回言うけど、もうちょっと攻撃にバリエーションを作らなあかんね。あれじゃ、やってることは去年のワールドカップと一緒や。こうなったらああしよるなと分かるやん。やっぱりサッカーはそれぞれの人が考えるんやからね。 もっと点を取れということや。シュートを打って、なんで外れたんかを考えて、次の試合に臨むということやろ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月02日 20:00
AFC U23アジア杯決勝が4日午前0時30分(日本時間)にカタールのジャシム・ビン・ハマド・スタジアムで開催される。日本の相手となるウズベキスタンは今大会最強と称されるチームであり、圧倒的な強さで勝ち上がってきた。
決勝で戦う強敵ウズベキスタンにスポットライトを当てる。日本はリベンジマッチに勝てるか
今大会のウズベキスタンは最強と言っても過言ではない。大会5試合すべてで複数得点、無失点と対戦相手を寄せ付けることはない結果で勝ち上がってきた。
グループリーグはマレーシアに2-0、クウェートに5-0、ベトナムに3-0で突破し、ラウンドオブ16では大会優勝候補の一角であるサウジアラビアを2-0で一蹴し、韓国とオーストラリアを打ち破ったインドネシアを2-0で倒して同国初の五輪出場を決めた。
また大会に招集された全23人中12人がA代表経験者が揃っており、経験値においても他の代表チームを凌駕(りょうが)する。またA代表経験者がウズベキスタンよりも多いサウジアラビア(13人)、インドネシア(14人)と対戦しても、個の能力の高さと優れた組織力で粉砕してみせた。
4-2-3-1のフォーメーションを基本としたショートカウンターで相手の隙を突き、相手がボールを持てば素早くブロックを固めながらプレッシャーをかけるため攻守ともに洗練されている。
また2022年に開催された前回大会では日本は準決勝でウズベキスタンと対戦しており、ウズベクが誇るレフティーモンスターのMFジャスルベク・ジャロリディノフ、同チームのエースストライカーのFWクサイン・ノルチャエフにゴールを決められて0-2で敗れている。
リベンジマッチとなるが、同チームにはジャロリディノフとノルチャエフは健在であり、後述する二人の天才がいるため難しい勝負となるだろう。二人の天才が攻守を支える
MFアボスベク・ファイズラエフ(ロシア1部CSKAモスクワ)、DFアブドゥコビル・クサノフ(フランス1部RCランス)の天才コンビが日本の障壁となって立ちふさがるだろう。
ファイズラエフはウズベキスタンの至宝ともいえる20歳の天才であり、すり抜けるようなドリブルに、繊細なタッチから繰り出されるパスセンスは一級品だ。ファイズラエフ
クラブシーンでもその才能を見せつけており、今季ロシア1部リーグ戦で18試合3得点8アシスト、カップ戦8試合1得点3アシストと傑出したスタッツを記録している。ファイナルパス、クロスの精度はロシアプレミアリーグ随一とロシア紙『ソビエトスポーツ』で絶賛されるほどだ。
クサノフは身長186センチのセンターバックであり、総合能力に優れたポテンシャルがあふれるディフェンダーだ。タックルをしかけるクサノフ(右)
若干19歳でチャンピオンズリーグ、ヨーロッパリーグにも出場しており、精度の高いロングフィード、先読みを駆使した正確なカバーリング、統率力のあるラインコントロールと現代型センターバックに求められるスキルを高水準で備えている。まだ20歳と若いため粗さやファウル癖もあるが、同世代のアジアのCBでは群を抜いている。
この他にも精度の高い左足と推進力を持ち合わせる左サイドバックのDFイブラヒムカハイル・ユルダシェフ(カザフスタン1部カイラト)、利き足を問わない技術力を誇るウイングのMFホジマト・エルキノフ(UAE1部アル・ワフダ)の招集にも成功しているため、圧倒的な個の力を持つ選手が揃う総合力の高いチームが形成されている。育成に力を入れるウズベク
旧ソビエト連邦構成国のウズベキスタンは中央アジアでは最多の人口約3679万人(Statistics Agency of Uzbekistan 2023)の大国であり、サッカーは同国で最も支持を集めている。
これまでウズベキスタンはソビエト1部リーグでウズベク人で史上唯一得点王(1968年)に輝いたFWベラドル・アブドゥライモフやウクライナ1部ディナモ・キエフでリーグ得点王となったFWマクシム・シャツキフ、そして同国代表最多得点記録を更新したイタリア1部カリアリFWエルドル・ショムロドフなど優秀な選手を輩出してきた。ジェノア時代のショムロドフ
だが優秀な選手を輩出しているものの、同国はワールドカップに出場歴がない。アジア有数の強豪国と数えられる同国は2011年開催のAFCアジアカップでベスト4に入るが、国際大会とは無縁という実力に見合わない結果が続いていた(育成年代では2003年にワールドユース選手権に出場)。
同国の若手選手は国内リーグでロシア、ウクライナ、カザフスタンなど旧ソビエト圏の欧州リーグへのステップアップが多い。これまで国内育成もソビエト、ロシアの育成メソッドが導入されているため、旧ソビエト圏のリーグでプレーしやすい土壌も形成されている。だが日進月歩の勢いでサッカーのメソッドは進化する現状に取り残されるリスクが介在していた。
近年は旧ソビエト圏以外のリーグで活躍する選手が増加傾向にあり、カリアリでプレーするショムロドフやRCランスで活躍するクサノフと西欧のリーグでプレーする選手が登場した。育成年代ではイングランド1部ブレントフォードのBチームに入団したMFムハンマダリ・ウリンボエフやドイツ1部ライプツィヒの下部組織に所属するDFダヴィド・ベルヤフスキーがいる。
このためウズベキスタンの若手選手は旧ソビエト圏以外の欧州各国クラブから注目され始めており、状況は緩やかに変わりつつある。
昨年ウズベキスタンのサッカー界で新たな施策が動き出した。ロシアの通信社『スプートニク』が、国内初のナショナルフットボールセンターをシャフカト・ミルジヨエフ大統領の大統領令により創設することが決定したと報じた。
このナショナルフットボールセンターはコーチ、審判、アナリスト、スカウト、スポーツ心理学者、マネージャー、マーケティング担当者と多岐に渡る専門家の育成と研究を目的とした機関を発足する。この他にも代表チームのトレーニングセンター、リハビリテーション施設の設置も決定したという。
欧州の最新メソッドなどの導入が期待されており、五輪出場を決めたウズベキスタンは悲願のワールドカップ出場を達成するため本腰を入れている。
東南アジアは列強に食い込むか。評価急上昇中のインドネシアが見せる野心と実力
ウズベキスタンは当然AFC U23アジア杯優勝を目指しており、五輪という大きな国際舞台で経験を積んで悲願のワールドカップ出場につなげる構えだ。大きな野心を抱く同大会最強の敵と日本はどのような熱戦を繰り広げるのか。プライドをかけた激闘から目が離せない。
2024年05月02日 19:39
日本サッカー協会(JFA)が5月1日、公式YouTubeチャンネルに大岩剛監督が率いるU-23日本代表に密着した「Team Cam」の最新回を投稿。GK小久保玲央ブライアンへのインタビュー動画を公開した。
【動画】大岩Jのイラク戦に密着したJFAの「Team Cam」
パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップで、小久保はここまで4試合に出場し、うち3試合で完封。日本の8大会連続となるオリンピック出場に、大きく貢献している。
そんな23歳は、試合でプレーする際の心がけを明かす。
「夜遅くまで(試合を)親や友達が見てくれるんですけど、やっぱり、少しでも次の日の仕事を頑張りたいとか、俺のプレーを見て明日も頑張ろうって思うのが、俺にとってすごくプラスになることです。日本国民の人にも、そう思ってもらえたら嬉しいと思ってプレーしています。だから勝ちたいんですよ、いつも。最高のことですよ。こんな良い仕事は無いですよ」
また、日本のチームワークの良さにも言及。「誰かのミスでも自分のように感じるし、誰かが得点したら自分のように感じる」という。ポジションを争いしているライバルとの関係も良いようで、山田大樹によるサポートや野澤大志ブランドンの人柄を称える。「このキーパーチームでどんどん上がっていきたい」と意気込んだ。
このインタビューのコメント欄には、以下のような声が寄せられた。
「小久保選手めちゃくちゃいいマインド。素敵だ」
「マジでカッコ良すぎるぜ」
「若いのにかっけえ」
「ブライアンは最高やな。こんな気持ちが強い選手が代表の守護神だと心強い!」
「小久保いいこと言うなぁ。年下だけど、ほんと尊敬します」
「ブライアン見て明日も頑張ろうと思いました」
「今大会で本当に好きな選手になった」
「小久保のマインドセットに感動!!」
「すげぇいいこと言うな。かっこよくて熱い男だな頼もしい」
「小久保の話グッときてしまった。日本を代表してプレーすることの意義を感じ」
大岩ジャパンの正守護神による熱い言葉が、ファン・サポーターを感嘆させている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月02日 19:18
U-23日本代表の藤田譲瑠チマが現地5月2日、U-23アジアカップ決勝・ウズベキスタン戦の前日会見に大岩剛監督とともに登壇し、今大会でのコイントスの裏話を明かした。
グループステージを2位で突破した日本は、決勝トーナメント初戦でカタールに4−2で勝利。続く準決勝でイラクを2−0で下し、決勝進出を果たした。
会見で藤田は4大会ぶりの優勝へ向けて、「本当にラスト1試合なので、自分たちは良い準備をして、優勝するために頑張りたい」と意気込みを語った。
【PHOTO】U-23アジアカップ準決勝イラク戦に集結したU-23日本代表サポーター!
また、グループステージ初戦と準決勝のコイントスで、エンド(陣地)を変更した理由を訊かれ、藤田はある“ハプニング”があったと明かした。
「1戦目に関しては、(GK小久保玲央)ブライアンが太陽が眩しい可能性があるから変えたいと言っていたので変えました。前回の試合に関しては、自分は『このままのピッチで』と伝えたつもりだったんですけど、審判が勘違いしていて、勝手に陣地を変えられてしまって、自分もちょっとビックリしました(笑)」
想定外の出来事にも動じず、日本はファイナルへと駒を進めた。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月02日 19:05
元日本代表DFの安田理大氏が、DAZNの『内田篤人のFOOTBALL TIME』で、日本代表アタッカーのドリブルに着目した。
2024年05月02日 19:00
遠藤航と長野風花が所属する名門リヴァプールFCとキットサプライヤーのNikeは2日、2024-25シーズンの新ホームユニフォームを発表した。
リヴァプールは2025-26シーズンよりadidasと史上3度目の契約を結ぶと噂されており、それが事実であればこのユニフォームがNike最後のホームということになる。Liverpool 2024-25 Nike Home
リヴァプール 2024-25 Nike ホーム ユニフォーム
2024-25新ホームユニフォームは、伝統のレッドを基調にイエローのラインをあしらったデザインを採用。直線ではないストライプ柄とでも表現すべきユニークな一着に仕上がっている。
背面の首元には、おなじみのエターナルフレーム(永遠の炎)と“97”を刻む。これは1989年に起きた「ヒルズボロの悲劇」での97名の犠牲者を追悼するもの。
この迷路のようなイエローのラインは、クラブのモットー“YNWA”(You'll Never Walk Alone)を幾何学的に表現している。
首周りに走らせる太めのホワイトもどこか懐かしいこのデザインは、1980年代前半の伝説的なユニフォームをモチーフとしたものだ。
リヴァプールは1982-83から1984-85までの3シーズンで、1部リーグ2連覇やリーグカップ2連覇など6つのタイトルを獲得した。今回の新ユニフォームは、その当時着用したUmbro時代のホームユニフォームに着想を得ている。
とりわけ83-84シーズンは、リーグ戦、国内カップ戦、そしてUEFAチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)を優勝して3冠を達成。クラブの歴史に輝く伝説のシーズンだ。
ユニフォームと同時に男女選手によるビジュアルも公開。長野風花は昨年に引き続き2年連続でホームユニフォームのモデルに起用された。
名門リヴァプール、「歴代最高の赤いユニフォーム」7選
Nikeとは一旦お別れとなりそうな2024-25シーズンの新ホームユニフォームは、クラブ公式オンラインストア、Nikeオンラインストア他で販売中。
なお、新ユニフォームのデビュー戦については現時点で告知されていない。2023-24シーズン中に着用する場合は残るホームゲーム2試合、5月5日のトッテナム・ホットスパー戦か19日のリーグ最終節ウォルヴァーハンプトン戦のどちらかだと思われる。
2024年05月02日 18:56
U-23日本代表の大岩剛監督が現地5月2日、U-23アジアカップ決勝・ウズベキスタン戦の前日会見に出席した。
2016年以来、4大会ぶりの優勝へ向けて指揮官は会見の冒頭、以下のようにコメントした。
「決勝に進めて非常に嬉しく思います。そして、素晴らしい決勝戦をしたいと思っています。これはこの大会中、ずっと言っていますけど、23人が非常に良いコンディションでいますので、しっかりと勝利にフォーカスしながら、準備をして臨みたい」
また大岩監督は、アジアのレベルにも言及。「アジアのレベルは非常に各国上がっていると思いますし、それは対戦していてものすごく感じるところ」と語った。
【PHOTO】U-23アジアカップ準決勝イラク戦に集結したU-23日本代表サポーター!
そのうえで、「ただ日本が安定して勝ち上がるところに非常に重要だと感じていますし、我々のタスクであるこのアジアでしっかりと勝つというところは、日本サッカーとして引き続き今後もやっていくべきことだと思います。それを継続するために、明日の決勝戦も非常に良いゲームをしたい」と強調した。
決勝は日本時間5月3日の24時30分キックオフ予定だ。
取材・文●手塚集斗(サッカーダイジェストWeb編集部)
2024年05月02日 18:30
今年1月、リヴァプールのユルゲン・クロップ監督は、今季終了後に同クラブの監督職を退くと発表した。この時、チームを指揮していくためのエネルギーが尽きたことを理由として挙げたクロップ監督は、リヴァプール退団後に最低1年間の休養期間に入ることも明言していた。
では、その1年間の休養期間が終了した後、クロップ監督はどこで何をするのか。
この件については本人も現段階では何も決めていないと語っているが、これまで母国ドイツの代表監督やバイエルン・ミュンヘンなどが復帰先の候補として現地メディアで取り上げられてきた。
そうした中、イギリス紙『The Independent』は、クロップ監督が¨ヘッドオブフットボール¨という役職で2025年夏からボルシア・ドルトムントに復帰する計画があると報じている。このポストの具体的な仕事内容については未定となっているが、ドイツ紙『Bild』は、現スポーツディレクターのセバスティアン・ケール氏の契約も来年夏で満了となることから、そのタイミングでクロップ監督が戻って来ればクラブにとって有意義なものになるだろうと『The Independent』の報道について触れている。
クロップ監督は、2008年7月にドルトムントの監督に就任し、当時まだ20代前半だった香川真司(現セレッソ大阪)やロベルト・レヴァンドフスキ(現バルセロナ)らを育成し、ブンデスリーガ優勝2回(2010-11、2011-12)、DFBポカール優勝1回(2011-12)を達成。さらに、2012-13シーズンにはUEFAチャンピオンズリーグでドルトムントを決勝進出に導いている。
退団から約9年が経過した今もレジェンドとして崇拝されているクロップ監督が戻って来るとなれば、ドルトムントサポーターが歓喜して迎え入れるのは間違いないが、果たして本当にクロップ監督は古巣復帰を決断するのだろうか。
2024年05月02日 18:30
5月3日に行なわれるU23アジアカップの決勝戦。
2024年05月02日 18:05
リヴァプールは2日、2024−25シーズンのユニフォームを発表した。
今回の発表によると、2024−25シーズンの新しいユニフォームは、ジョー・フェイガン監督が率いるチームがUEFAチャンピオンズカップ(現チャンピオンズリーグ)を優勝し、3冠を成し遂げた1984年当時のユニフォームのデザインを現代風にアレンジしたものとのことだ。生地にクラブ哲学の『YNWA』がクロムイエローのパターンでエッチングされた他、伝統的な黄色と赤の意匠を凝らした襟は、1984年のチームが着用していたユニークな襟が象徴的だったユニフォームに敬意を表したものという。背面に入る背番号や選手名のフォントスタイルは、リヴァプールの街の歴史的な道路標識からインスピレーションを得たことを明らかにした。
また機能性としては、『ナイキ』が誇るパフォーマンスアパレルの最高基準であるDri-FIT ADVを採用。「通気性と吸湿速乾性に優れたこの先進テクノロジーは、キックオフから試合終了のホイッスルまで、ドライで快適な着心地を提供する」と紹介している。
新ユニフォームをお披露目するために制作されたプロモーションビデオに出演した主将DFフィルジル・ファン・ダイク。“クラブ史の踏襲”というコンセプトのユニフォームを身に纏った同選手は、公式サイトにて「この新しいユニフォームの大ファンだよ。レトロな雰囲気を呼び起こそうとするアイデアをとても気に入った。僕たちは歴史の上に築かれたクラブであり、1984年のチームはこれまでで最も成功したチームのひとつだ。リヴァプールのファンは、これらのクラブレジェンドに対する敬意を高く評価してくれると確信している」と語っている。
【PV】リヴァプールの新ユニフォームがお披露目
That’s Amore 😍
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2024年05月02日 18:00
フラムに所属するDFトシン・アダラビオヨ(26)は今夏にステップアップを果たす可能性が高いようだ。
マンチェスター・シティのアカデミー育ちである同選手は2016年にトップチームデビューを果たすも、定位置確保には至らず。トップチームでの公式戦出場は8試合に留まっている。2018-19シーズンはWBAヘ、2019-20シーズンにはブラックバーンへのレンタル移籍を経て、2020年にフラムに完全移籍を果たした。
フラムで着実に出場時間を積み重ね、チームの守備の要として成長したアダラビオヨの現行契約は今シーズンまでとなっており、フラムは契約延長に動いていた。しかし英『Daily Mail』によると、アダラビオヨはフラムが提示した新契約を拒否したという。
そのため今夏にフリーでの退団が濃厚となっている同選手。196cmという長身DFにはマンチェスター・ユナイテッドやリヴァプール、ニューカッスルといったプレミアクラブだけではなく、ACミランも獲得に興味を持っているようだ。さらに英『THE Sun』によると、ニューカッスルはすでに週給10万ポンド(約1900万円)以上の長期契約をオファーしたとのこと。
今シーズンの序盤は怪我に悩まされたものの、復帰後はここまで公式戦25試合に出場し2ゴールを決めているアダラビオヨ。様々なビッグクラブが獲得に興味を示しているようだが、今夏にはステップアップを果たすことが濃厚か。
2024年05月02日 17:49
J2の愛媛FCが5月2日、限定ユニフォームを発表した。今季のクラブスローガンである「己道(おのれどう)」からインスプレーションを得たという。
【動画】「ぶっ刺さりすぎ」など反響! J2愛媛が限定ユニを発表
そのデザインコンセプトを、愛媛は公式サイトで以下のように説明している。
「漆黒で表した社会に在る固定観念の中で、愛媛FCの極める道をオレンジで彩ったオリジナルデザインとなります。GKユニフォームは勝利を表すゴールドカラーを採用。限定カラーにクラシカルな襟付きスタイルを合わせた個性あふれるこの1着を纏い、愛媛FCは『己道』を力強く歩み進んでいきます」
この発表にファン・サポーターからは、以下のような声が上がった。
「控えめに言って、めちゃくちゃかっこいいです」
「珍しく黒で襟付きだ…!」
「シックでソリッドでスタイリッシュな感じでいいね!」
「なんだ、今年の夏も金欠になるのか...」
「どちゃくそカッコええ」
「欲しい」
「購入するしかない!」
「ネイビーかと思いきや、黒!」
「ぶっ刺さりすぎ」
なお、選手が着用するのは、8月18日の第27節・大分トリニータ戦と、9月7日の30節・横浜FC戦の予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月02日 17:40
昨年6月に行なわれたルヴァンカップの横浜F・マリノス戦で、2種登録選手としてプロデビューを果たすと、出場からわずか11分後に得点。
2024年05月02日 17:30
今季前半戦には見せ場もあったのだが、スペイン期待の若手アタッカーは徐々に影が薄くなってしまった。
その選手とは、今季バルセロナからブライトンにレンタル移籍しているFWアンス・ファティ(21)だ。
今季のファティは9月から11月にかけて充実していた。この2カ月間ではリーグ戦でアストン・ヴィラ、マンチェスター・シティ相手に得点を決め、ヨーロッパリーグでもアヤックス相手に2ゴールを奪った。
しかし、12月にふくらはぎを痛めて2カ月離脱してしまった。現在は復帰しているが、復帰してからは得点を奪えていない。才能は抜群なのだが、大きな怪我も重なってポテンシャルを十分に発揮できていないのだ。
スペイン『MARCA』も「ファティは行き詰まってしまった」と今季後半戦を嘆いていて、後半戦はかなり影が薄い。
ブライトンを指揮するロベルト・デ・ゼルビもポテンシャルは認めているが、もう少しアピールしてほしいとの思いを口にしていた。
「ファティは非常によく頑張っているが、彼にもう少し異なる期待をしている。彼はこの世代で世界最高の才能の一人だが、パフォーマンス、コンディション、メンタルを改善する必要がある。プレミアでプレイするには、精神的にも肉体的にも強くならなければならない」
ブライトンへのレンタル移籍も大成功とは言えないが、デビュー当初の10代に見せていたパフォーマンスを取り戻せるのか。怪我なく1シーズンを戦いところなのだが、それが難しい状態となっている。
2024年05月02日 16:55
2016年創部ながら、今年はプリンスリーグ北信越2部に初参戦。4節を終えて、1勝1分2敗と奮闘を続けるのが、新潟県上越市にある私立の上越高校だ。
チームを率いるのは藤川祐司監督。神奈川大学を卒業後、水戸ホーリーホックや大分トリニータ、松本山雅FC、Y.S.C.C.横浜を渡り歩いた元Jリーガーで、創部からチームの歴史を築いてきたという。
神奈川県出身で小学生の頃から横浜F・マリノスのアカデミー一筋だった藤川監督にとって、新潟は縁も所縁も全くない地域。現役最後にプレーしたYS横浜時代のトレーナーが新潟県出身だったこともあって、上越高校が指導者を募集していると耳にした。
すでに横浜のジュニアユースのコーチ就任が決まっていたが、未知の世界への興味は尽きない。「ユース出身だったので、高校サッカーはずっと憧れていた。すぐにプロの畑に行くよりも、教員免許も持っていたので一度、高校サッカーを見てみたかった。ちょうどチームを立ち上げるタイミングだったのも遣り甲斐があった」。
すぐさま就任を決めたものの、高校サッカーは右も左も分からない世界。自身の高校時代も、後に日本代表となったハーフナー・マイクや秋元陽太などとプレーするなど、エリート街道を歩んできた。「県リーグってあるんだ! というところからのスタート。プリンス、プレミアぐらいしか知らなかった。どこからリーグはスタートするんだと思ったら、県4部からと言われて、そんなリーグやっていたんだと思った。1年ごとしか上がれないと言われて、さらに驚いた」。
就任前は同好会があっただけで、選手は5人からのスタート。藤川監督が就任した2016年にサッカー部が立ち上がったが、1年目は初心者を勧誘し、何とか18人集めて戦う状態で、1年目はリーグ戦で全敗。インターハイと選手権も地区大会で負けて、県大会にも出られなかった。
ただ、就任したばかりの頃は20代後半で、まだまだ身体が動く。「外から見えることがあれば、中に入って肌感覚でないと分からないこともある」と、選手に交じってボールを蹴ることで成長を促していく。
今も就任当初と指導スタイルは変わらない。「元Jリーガーの監督のもとでプレーしたかった。それに、地元で良いプレーをして、全国に出たかった」。入学の決め手についてこう話す主将のMF松澤煌成(3年)は「監督は上手い。トラップの置き所、見ている所、ロングボールの回転などを学んでいる」と続ける。
【選手権PHOTO】堀北・ガッキー・広瀬姉妹! 初代から最新19代目の藤粼ゆみあまで「歴代応援マネージャー」を一挙公開!
藤川監督は上越高に就任してから、指導者ライセンスの取得を進め、現在はA級ライセンスを持っている。選手目線で個を伸ばしながらも、全体を見てゲームプランやトレーニングプランを練っているという。
「新参チームはスペクタクルなサッカーをやりたがるけど、うちは真逆。手堅く、一個ずつランキングを上げていく方法」と表現する通り、スタイルはどちらかと言えば堅実。毎年のように実力に合わない“背伸び”したステージを戦いながら着実に勝点を積み上げ、リーグのカテゴリーを上げてきた。
「理想を追いたいから指導者になったけど、ある程度、現実を見ながらチームを作っている。そこが面白さであるし、大変な部分。理想はあるけど、そこばかり言って結果が出ない。勝たせられないというのは、自分の哲学とは違う」
地域に密着したチーム作りを行なってきたのも、自身の考えに基づいている。藤川監督が大分に在籍した2012年は財政危機を乗り越え、プレーオフを経てのJ1昇格を決めた時期。地元の人たちから集まった寄付金、支援金によって、Jリーグから借りていた3億円を返済し、J1ライセンスの交付が決まった。
「大分時代は地域の皆さんに支援して頂いて、J1に上がることができた。元プロだからこそ、サッカーばかりではない、Jリーグでやっていたからこそ、地域との繋がりが大事だと分かっているので、すごく大事にしています」
創部した頃から街の清掃活動を行なうなど、学校がある上越市への地域貢献を行なってきた。アルビレックスがある下越地域、“バスケの街”として知られる長岡市のある中越地域とは違い、上越地域には強いスポーツがこれまでなかった。
上のステージを目ざす上越高を応援する機運は高く、今では地元のおじいちゃん、おばあちゃんが試合の応援に訪れる。サッカー部の試合日程が書かれたポスターを店頭に張るお店も少なくない。
この春にはグラウンド脇に新しいサッカー部の寮が完成したが、100人を超える選手が食べる1年分ものお米も、地元の人たちの寄付によって賄う。「街が一体となって、子どもたちを育ててもらいたい。我々も与えてもらうだけでなく、サッカーを中心に何かを与えていければと思って、様々な活動に取り組んでいる」という。
「力のある選手が増えてきて、少しずつサッカーになってきた。まだ創部して8年。漫画みたいには上手くいかないので、しがみつきながら頑張っている。だいぶ苦しいことも経験してきました」。藤川監督はそう苦笑いするが、苦労すらも楽しんでいるように見える。今の成長速度を続けていけば、上越高の名を全国で目にする日もそう遠くないはずだ。
取材・文●森田将義
2024年05月02日 16:23
湘南ベルマーレは2日、桐蔭横浜大学に所属するFW渡邊啓吾の2025シーズン加入内定を発表した。また、2024JFA・Jリーグ特別指定選手としてJFA(日本サッカー協会)より認定されたことを併せて伝えている。
2002年8月25日生まれの渡邊は現在21歳。コンサドーレ札幌U−15から旭川実業高校を経て、桐蔭横浜大学に進学した同選手のプレースタイルは「サイズを活かしたポストプレーで攻撃の起点となり得点に絡むことのできるストライカー。また攻守において90分間ハードワークを惜しまず、チームのために闘うことができる選手」とクラブ公式サイトが伝えている。
湘南ベルマーレに来シーズンより加入すること及び、今シーズンの特別指定選手として認定されたことが発表された渡邊。背番号が『34』に決まった同選手は、クラブ公式サイトにてコメントを残している。
「2025シーズンから湘南ベルマーレに加入することになりました、桐蔭横浜大学の渡邊啓吾です。幼い頃からの夢であるプロサッカー選手のキャリアを湘南ベルマーレという素晴らしいクラブでスタートできることを非常に嬉しく思います。いつも支えてくれた家族やチームメイト、監督、コーチ、スタッフの方々、自分に携わってくれた全ての人に感謝し、結果で恩返しできるように頑張ります。1日でも早くレモンガススタジアムのピッチに立ち、自分の特徴でもあるハードワークで湘南ベルマーレの勝利に貢献できるように全力で戦います。湘南ベルマーレに関わる全ての皆様、よろしくお願いします!!」