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2023年03月26日 20:06
ヴァンフォーレ甲府は、3月26日に行なわれたJ2第6節で水戸ホーリーホックに4−2で勝利。逆転勝利を飾った一戦で、松本凪生が決めた豪快な一撃が話題だ。 0−1で迎えた39分、三平和司からスルーパスを受けたピーター・ウタカが前進して折り返す。これに反応した松本はボールを収めると、ペナルティアーク手前から左足を一閃。ゴール左上に突き刺した。 このシーンをJリーグの公式ツイッターが公開すると、「えぐ」「※逆足です」「すげえなぁ…」「ゴラッソーッ!」「しびれたわ」「相変わらず遠目からすごい弾道のシュート…!」などの声が上がった。 3連勝で5位に浮上した甲府。次戦は4月1日、ホームで清水エスパルスと対戦する。構成●サッカーダイジェストWeb編集部【動画】「しびれたわ」「※逆足です」など反響!ヴァンフォーレ松本凪生が水戸戦で叩き込んだ豪快ミドル弾をチェック!
2024年05月03日 11:55
レアル・マドリードは、リーベル・プレートに所属するU−17アルゼンチン代表MFフランコ・マスタントゥオーノの獲得に近づいているようだ。3日付で、スペイン紙『マルカ』が報じている。
白い巨人の“エル・ドラド探検”は、またしても成功を収める見込みという。ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、エンドリッキと南米に眠る才能を発掘してきたレアル・マドリードが目下獲得を目指しているのが、リーベル・プレートに所属する16歳のMFフランコ・マスタントゥオーノだ。テクニックに秀でるレフティは、今年2月にクラブ公式戦最年少得点記録を塗り替えた他、14歳でU−17アルゼンチン代表に、15歳でU−20アルゼンチン代表(出場機会はなし)に飛び級で選出されるなど、疑う余地のない逸材である。
マスタントゥオーノに対しては、かねてよりバルセロナやマンチェスター・シティなども熱視線を注いでいたものの、常にポールポジションに立っていたのはレアル・マドリードだった。そして『マルカ』によると、「エル・ブランコの優位は変わらないまま、まもなく決着がつきそう」とのこと。実際に、ここ数日で両クラブの上層部同士の会談が増えていると報じている。
ただ、今後の焦点となるのは、数カ月前に改善された契約解除条項と指摘。リーベル・プレートは、2026年限りで切れる同選手の現行契約の期間は延長せずに、契約解除金を4500万ユーロ(約74億円)にまで引き上げたわけだが、この金額がネックとなっており、適正価格ではないと考えるレアル・マドリードは、減額のために獲得を先延ばしにすることも視野に入れている模様。また一方で、バルセロナは財政事情を考慮して撤退したことを併せて伝えている。
4500万ユーロ以下での獲得に向け、折り合いを付けることを望むレアル・マドリードは、アルゼンチンの“金の卵”を手中に収めることができるのだろうか。お得意の若手発掘戦略の結末に注目が集まっている。
2024年05月03日 11:44
23-24イングランド・プレミアリーグは2日、第26節延期分の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は2-0でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とのロンドンダービーを制した。
ホームのチェルシーはトレヴォ・チャロバー(Trevoh Chalobah)の2022年3月以来となるゴールで先制すると、終盤にニコラス・ジャクソン(Nicolas Jackson)が今季公式戦14点目を決め、勝ち点3を獲得した。
5位スパーズ(Spurs、トッテナムの愛称)はニューカッスル(Newcastle United)戦とアーセナル(Arsenal)戦に続き3連敗となり、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場を目指す中で痛手を負った。消化試合は一つ少ないが、4位アストン・ビラ(Aston Villa)との勝ち点差は7に広がり、トップ4でのフィニッシュへ不利になった。
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督は「自分たちのサッカーに対する信念と確信が欠けていた」「自信不足なのかは分からないが、必要なマインドセットでプレーしていない」と話し、「十分ではなかった。責任は自分にある」と続けた。
勝利したチェルシーは8位に浮上し、来季の欧州カップ戦出場へ望みをつないでいる。
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2024年05月03日 11:40
今季のイングランド・プレミアリーグで首位を走っているアーセナル。試合消化数が一つ少ないマンチェスター・シティが1ポイント差で迫ってきているが、まだ優勝の可能性を残している。
ミケル・アルテタ監督の下でうまく組み上げられたチームは安定したパフォーマンスを発揮しており、最近では数名の選手との契約を更新することを発表してきた。
ただ、『Arsenal Insider』はこの中で冨安健洋ら3名の選手の契約延長はリスクが大きいと指摘しているようだ。
「アーセナルは先日冨安健洋と新契約を結んだ。彼が優れた選手であることに疑いの余地はなく、クラブで最高の1対1を持つディフェンダーだと呼ばれている。
しかし彼の長期的な怪我の問題は、必要なときに体調を整えて出場できるという信頼が得られないということも意味する。今年に入ってからプレミアリーグでは2試合しか先発出場できていない。
最も賢明な行動は、25歳の冨安健洋を売却して、彼を置き換えられるようなより信頼できるフィットネスを持った選手を獲得することだ。
それに加えてアーセナルはレアンドロ・トロサールとの新契約を結ぶための交渉を行っている。彼は最近センセーショナルな成績を収めており、来季も同様の価値があるだろう。
ただ29歳の選手を高く売るのはこれが最後のチャンスだ。彼はアーセナルで最高のフィニッシャーだろうが、スピードには欠けており、先発の際には好印象を残すために苦労することもある。
最後に、ジョルジーニョもアーセナルでの滞在を延長する可能性が高まっている。繰り返しになるが、彼も今季アルテタのチームには欠かせない存在だ。しかし最近のバイエルン・ミュンヘン戦ではその試合のペースに苦戦した。
32歳の彼は決して成長途上の選手ではないし、その経験はとても役立つものであるが、もし彼が来季も残るのであれば『ジョルジーニョに依存しないための補強』が必要になるだろう。
彼ら全員が新契約を結んで来季もクラブに残ったとしても特に悲惨なものではないが、どれも進歩的なものではない」
冨安健洋も指名!アーセナルが来季に大きな役割を期待する6人
冨安健洋はすでに契約延長にサインしており、ジョルジーニョとトロサールも現在交渉がかなり進んでいると言われている。
しかしながら『Arsenal Insider』は彼らの残留は特に進歩的なものではなく、今後のクラブを停滞させる足かせになるリスクを孕んでいると感じているようだ。
2024年05月03日 11:28
元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチ氏が、現役引退の理由やセカンドキャリアについて語った。
2024年05月03日 11:25
4月8日にカタール入りしてから、5月3日で26日目。U-23アジアカップの戦いはついにフィナーレを迎える。
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、4月29日の準決勝でイラクを2−0で下し、パリ五輪の出場権を無事に獲得。残すはもう一つのミッションであるアジア・ナンバーワンの称号を勝ち取るだけになった。決勝ではウズベキスタンと激突する。
苦しかった出来事は数え切れないほどあり、中国とのグループステージ初戦(1−0)ではDF西尾隆矢(C大阪)が退場となって苦戦を強いられた。3戦目では韓国に0−1で敗北。負けたら完全にパリ行きが潰える準々決勝では、数的不利のカタールに1点のビハインドを背負いながらも粘り強く追いつき、延長戦の末に4−2で凱歌をあげた。
いろんなことが起こったなかで、5月2日にチームは今大会最後の練習を18時から行なった。
トレーニング後、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)に話を聞くと、「最後は負けて終われないところがある。勝って全員で喜びたい」という言葉とともに「寂しさがある」という想いもこぼれた。
大岩監督や羽田憲司コーチといったスタッフ陣、23人のメンバーはもちろん、チームを陰から支えてくれた人たちとともに“ワンチーム”となって戦ってきた。1か月弱、苦楽を味わってきた仲間がいたからこそ、乗り越えられたこともたくさんある。そのなかで小久保は、バックアップをしてくれたスタッフ陣について想いを述べた。
「スタッフも選手も陽気な方々がすごくいて、それが自分たちのコミュニケーションにもつながっていた。やっぱり、選手ミーティングとかでもいろんな人が話をしてくれたし、トレーナーの人たちも、自分たちを治療してくれている時もいろんな話をしてくれた。陰で支えてくれている人たちが自分たちの雰囲気を良くしてくれているので、結果につながっているのかなと思います」
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また、GK陣の結束も強く、野澤大志ブランドン(FC東京)、山田大樹(鹿島アントラーズ)、浜野征哉GKコーチに対する想いも強い。
「日を重ねるごとに雰囲気がどんどん上がってきている。もう終わっちゃうのかと思うぐらいで寂しさもある」
野澤や山田に支えられ、小久保自身も勇気をもらってきた。そして、浜野コーチとは密にコミュニケーションを取り、様々な言葉をかけてもらったことを心に刻んでいる。
「浜さんとはいろんな話ができている。それは大志もヤマにも伝わっていると思うけど、浜さんは日常的にずっと僕たちにアドバイスをくれているので、すごく助かっている」とは小久保の言葉。いろんな人の支えがあって、決勝の舞台まで勝ち上がってきた。
負けるわけにはいかない。「最後はキーパーチームでも乗り切って、ゴールを守る、そしてトロフィーを掲げたい」と言い切った小久保は、アジアの頂点を目ざす最後の戦いに臨む。いろんな人の想いを背負う日本の守護神は、このメンバーで戦える喜びを噛み締めながら。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年05月03日 11:20
今季デンマーク1部の名門ブレンビーでプレーしているU-23日本代表FW鈴木唯人。
前半戦では途中出場が主な役割だったが、後半戦に入って徐々にプレーの時間を増加させ、4月から始まった上位プレーオフラウンドでは5試合で3ゴール4アシストと大爆発している。
その活躍もあり、デンマークリーグが選んだ4月の月間最優秀選手候補に鈴木唯人がノミネートされたようだ。Hvem har været Månedens Spiller i april 🌟
— 3F Superliga (@Superligaen) May 2, 2024
鈴木唯人は4月1日のコペンハーゲン戦、9日のシルケボー戦でそれぞれ1アシストを記録。さらに14日のオーフス戦では1試合2アシストを決めた。
そして22日のミッティラン戦で2ゴールを叩き込むと、28日のノアシェラン戦でも2試合連続得点を決めている。
鈴木唯人が!「欧州デビュー戦」でゴールをぶち込んだ9名の日本人
その他にノミネートされているのは、ラナスFCのムハンマド・フセイニ(下位プレーオフラウンドで5試合7ゴール)、ノアシェランのFWアンドレアス・シェルデルップ(上位プレーオフラウンドで5試合4ゴール3アシスト)の二人だ。
なお返信欄の投票では現状鈴木唯人がダントツの得票率を記録しており、このままなら月間MVPの獲得の可能性は高そうだ。
2024年05月03日 11:00
現在イングランドで屈指の売れっ子解説者として活躍しているギャリー・ネヴィル。
かつてマンチェスター・ユナイテッドで長年キャプテンを務め、数多くのタイトル獲得に貢献。引退後はUEFAのプロライセンスも取得したものの、メディアで辛口コメンテーターとして存在感を示していた。
ただその一方で2012年からはイングランド代表のアシスタントコーチとして現場に戻り、さらに2015-16シーズン途中にはラ・リーガのバレンシアで監督に就任した。
これはクラブのオーナーであったピーター・リム氏が友人であったための人事だったと言われ、弟のフィル・ネヴィルをアシスタントに従えてチームを任されることになった。
ところが初戦となったCLのリヨン戦で敗れてから9試合もの間勝利がない状態が続き、コパ・デル・レイではバルセロナに0-7と大敗。結局リーガ16試合で3勝しかできず、全試合で失点した。その結果ギャリー・ネヴィルは4ヶ月あまりで解任されることに。
今回『Sky』のポッドキャスト『Stick to Football』に出演したギャリー・ネヴィルは以下のように話し、バレンシアで体験した監督業の過酷さを明かした。
「バレンシアで監督に就任してから数ヶ月が経ったある朝、鏡に写った自分の姿を見て、『体調が悪そうな男だ』と思ったのを覚えているよ。
ヨーロッパリーグの準々決勝とリーグ戦で、アスレティック・ビルバオと3回対戦したのをよく記憶している。エルネスト・バルベルデが相手の監督だった。
彼は私が予想していなかったシステムでスタートしたが、試合中にそれも変更していた。
自分はそのレベルに程遠いと感じたよ。スタンドから試合を見るのと比べて、ピッチの横で試合を読んだり管理することに苦労していた。だから彼に対して非常に劣等感を持っていた。
タッチラインの側に身を置き、足しか見えない試合を見る。それを戦術的にどのように捉えるか、監督がどう物事を考えるのか、私には全くわからなかったんだ。自分は『何がなんだかわからない』と思ったのを覚えている」
「バルベルデ監督を見て、初めて自分は『遠く及ばない存在だ』と感じた。またディエゴ・シメオネを相手にも戦ったが、その日にも戦術、威圧感、態度や振る舞いなどあらゆる面で自分は打ちのめされたと感じた。
もう一人はルイス・エンリケ監督だ。彼が率いるバルセロナがコパ・デル・レイで我々を7-0で破った。
彼らは5-0で勝っていたときにネイマール、ルイス・スアレス、そしてリオネル・メッシを替えなかった。そして試合が終わったあと、エンリケ監督は私の前をまっすぐ通り過ぎて、握手を求めることもなかった。
それは、彼が『君に居場所はない』というメッセージを送っていたようにも感じたよ。
私がバレンシアに就任したとき、弟のフィルは前監督のヌーノ・エスピリト・サントの下でコーチを務めていた。
ヌーノは、彼に『君が監督になってくれ』と言っていた。フィルは数週間そこで働いていて、ヌーノとも良好な関係を築いていた。今思えば、フィルがすでにあそこにいたのに、私がそこに行って仕事を得たのは間違いだったと思う。
ピーター・リム会長は私に監督をしてほしかった。しかしフィルはコーチングの現場に夢中だったし、会長は『ギャリー・ネヴィルはメディアを上手く扱える』と思っていたのだろうと感じるよ」
「監督として微妙だった」ユナイテッドのレジェンド9名
選手としては長年トップレベルで活躍し、さらにコーチとしての勉強もしてきたギャリー・ネヴィルであるが、いざ監督として指揮をとってみると試合を捉えることがとても難しかったという。
また、ヌーノ・エスピリト・サント前監督の下でアシスタントを務めていた弟のフィル・ネヴィルが本来は指揮を執るべきだった…とも。
2024年05月03日 10:40
2020年からチェルシーの最終ラインを支えてきたDFチアゴ・シウバが今季限りで退団することが決まった。
2024年05月03日 10:29
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジアカップの準決勝でイラクに2−0で勝利し、上位3か国に与えられるパリへの切符を掴み取った。
残すはウズベキスタンとの決勝のみ。優勝した場合は本大会でグループDに入り、パラグアイ、マリ、イスラエルと同組になる。準優勝なら、スペイン、エジプト、ドミニカ共和国が待つグループCに組み込まれ、初戦は優勝候補の一角であるスペインと戦う。
チームとしては8大会連続の五輪出場を決めたが、選手たちの争いはここからが本番だ。U-23アジア杯は23名の選手を登録できたが、パリ五輪本大会は18人+バックアップメンバーの4人(怪我人が出た場合に初戦が始まるまでに選手の入れ替えができる枠)で戦わなければいけない。
狭き門であるのは間違いなく、さらに24歳以上の選手が出場できるオーバーエイジ枠が設けられている。日本は3枠を最大限に使う構想を持っており、そうなるとパリ世代の選手は15名しか登録できない。
こうした条件と、所属クラブとの交渉がスムーズにいくことを前提に考えた場合の最強布陣を考察していくと、チームがガラリと変わっても不思議ではない。
タレントがひしめくGKは甲乙つけ難いが、鈴木艶彩(シント=トロイデン)と小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)のふたりが有力だ。鈴木は1月のアジアカップでA代表のゴールマウスを預かっており、パリ世代で最も実績があるのは言うまでもない。
昨年9月のU-23アジア杯予選以降は大岩ジャパンの活動に参加していないが、最もレギュラーに近い存在だろう。今回のU-23アジア杯で守護神として活躍した小久保も能力が高く、ベンチに置いておくにはもったいない。スキルが高く、ビルドアップも正確。また、ムードーメーカーとしても欠かせない人材で、チームに一体感をもたらすうえで重要な役割を担う。
CBはオーバーエイジを2枠使うべきだと考える。チーム発足後から西尾隆矢(C大阪)、鈴木海音(磐田)、木村誠二(鳥栖)の3人がポジションを争ってきたが、絶対的な柱にはなり切れなかった。
そうした状況を考えると、オーバーエイジの1人目はA代表でリーダーシップを発揮している板倉滉(ボルシアMG)を選出したい。高さと強さを兼ね備え、ビルドアップも得意としており、絶対的な守備の軸としてチームを支えてくれるだろう。有事の際にはボランチにも対応可能。18人での戦いを想定した場合、複数ポジションができるのは大きい。
2人目は町田浩樹(ユニオンSG)と考える。CBが本職で左利きという点も魅力。左SBでもプレーできるため、板倉同様に2つのポジションをハイレベルにこなせるのは心強い。
パリ世代では高井幸大(川崎)を推したい。昨季までは安定感に欠け、集中力を切らすプレーも目についた。しかし、今大会では身体を張った守備とコーチングで最終ラインを統率。自らチームを引っ張っていく気概も見えた。そうした成長を踏まえ、高井に3人目のCBを託す価値はあるだろう。
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SBも人材は多いが、右は今大会で一気に株を上げた関根大輝(柏)に期待したい。187センチのサイズに恵まれ、高い戦術眼でインナーラップを用いながら攻撃でも貢献できる。アクシデントがあればCBもこなせるだけに、重宝されるのではないか。
左は、アジアの戦いで攻撃力を示した大畑歩夢(浦和)も実力的に申し分ないが、A代表歴を持つバングーナガンデ佳史扶(FC東京)か。フィジカルが強く、推進力も武器の一つだ。
もう1人は内野貴史(デュッセルドルフ)を選びたい。両サイドバックに対応可能で、クローザーとして1つ前のポジションもできる。そして、何よりピッチ外でも汗をかけるタイプで、腐らずにやり続けられるメンタリティは、チームにポジティブな空気をもたらす。そうした献身性を考えれば、必要な人材ではないだろうか。
ウイングは、U-23アジア杯組の平河悠(町田)、佐藤恵允(ブレーメン)、山田楓喜(東京V)も捨て難いが、対世界を見据えた時には、海外組の力に懸けたい。
左サイドは、斉藤光毅(スパルタ)が一番手と見る。オランダリーグ1部で個の高い力に磨きをかけており、大柄なDFを相手にしても単騎で突破できる力を持つ。
右サイドは、満を持して久保建英(ソシエダ)を招集したい。言うまでもなくチームの顔になるべきタレントであり、A代表の実績を考えても不動のエースになり得る。大岩ジャパンでは一度もプレーしていないが、知っている顔も多く、連係面に不安はない。絶対軸になるべき存在だ。
サイドでは三戸舜介(スパルタ)も推したい。大岩ジャパンで評価を徐々に高め、U-23アジア杯予選では目覚ましいプレーを披露。オランダリーグでも実績を積んでおり、機動力を活かした仕掛けと両サイドハーフに対応できる汎用性はチームの力になる。
最前線は、長らくこのチームの顔として活躍してきた細谷真大(柏)が軸。今季は苦しんでいたが、U-23アジア杯では準々決勝で初ゴールを奪い、準決勝でも先制点を決めた。最もプレッシャーが懸かる局面で見せた勝負強さも含め、パリの地でもエースストライカーとして活躍が期待される。
2番手は藤尾翔太(町田)。センターフォワードを主戦場とし、右のウイングでもプレーできる。身体を張って泥臭く戦えるタイプで、肉弾戦も得意。守備も献身的でハードワークを厭わないスタイルで、大岩監督からの信頼も厚い。
さらに福田師王(ボルシアMG)も入れたい。高卒で単身渡独し、1年足らずでトップチームまで辿り着いた。その能力はピカイチで、ゴールを奪うスキルはこの年代でも屈指のレベルにある。昨年11月の活動でしか大岩ジャパンに参加していないが、決定力の高さを武器にジョーカー役を任せたい。
最後に、最も選考が難航しそうな中盤を考察したい。今大会でキャプテンを務めた藤田譲瑠チマ(シント=トロイデン)はアンカーのポジションで重責を担っており、外せないだろう。U-23アジア杯に未招集の鈴木唯人(ブレンビー)は、クラブでは直近6試合で6ゴール・4アシストの大活躍を見せており、大岩ジャパンの立ち上げ当初から主力を担ってきた点を考えれば、頼りになりそうだ。
そして、五輪という大舞台を考えれば、経験豊富な選手も欲しいところ。となれば、オーバーエイジとして守田英正(ベンフィカ)が最適か。アンカーとインサイドハーフに対応でき、A代表での実績も頭ひとつ抜けている。欧州で長年戦ってきた経験値も含め、チームにもたらす影響力は大きいはずだ。
3選手を挙げたが、このセクションはサイドで選出した三戸と久保もプレーできる。残された枠はあとひとつとして、パリ五輪の出場権獲得に大きく貢献した荒木遼太郎、松木玖生(ともにFC東京)もいるが、山本理仁(シント=トロイデン)を加えたい。
中盤にゲームメーカータイプの人材がいないため、ボールを持つ展開になった時の懐刀として違いを生み出せるはず。また、球際で泥臭く戦えるようになっており、守備面での不安も解消されつつある。ラストピースとして山本をチームに組み込めれば、戦い方の幅も広がるはずだ。
現状では6月に海外遠征を予定しており、最終選考の場になる見込み。そのタイミングでオーバーエイジの招集も想定されている。18人しか招集できない点を考えれば、メンバー争いは熾烈を極める。最後までパリ行きを巡る争いに注目だ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年05月03日 10:23
サッカーヨーロッパリーグ(UEFA Europa League 2023-24)は2日、準決勝第1戦が行われ、バイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen、ドイツ)は2-0でASローマ(AS Roma、イタリア)に敵地で先勝し、決勝進出に片足をかけた。無敗記録も驚異の47試合に伸ばした。
レバークーゼンは前後半にフロリアン・ビルツ(Florian Wirtz)とロベルト・アンドリッヒ(Robert Andrich)がそれぞれ得点した。
次週ホームで行われる第2戦で引き分け以上で決勝進出が決まる状況となり、この日のアウェーでの内容からも、1988年のUEFAカップ(UEFA Cup、ヨーロッパリーグの前身)以来となる欧州タイトル獲得が有力視される。
もう一つのカードでは、オリンピック・マルセイユ(Olympique de Marseille、フランス)とアタランタ(Atalanta、イタリア)が1-1で引き分けた。
試合はアウェーのアタランタが序盤にジャンルカ・スカマッカ(Gianluca Scamacca)のゴールで先制したが、マルセイユも直後にシャンセル・エンベンバ(Chancel Mbemba)の得点で追いついた。
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2024年05月03日 10:07
パリ・サンジェルマン(PSG)は2日、フランス代表DFリュカ・エルナンデスの負傷について発表した。
L・エルナンデスは現地時間5月1日に行われたドルトムントとのチャンピオンズリーグ(CL)準決勝ファーストレグ(0−1●)にセンターバック(CB)の一角として先発出場。しかし、前半途中にプレー続行不可能となり、42分にブラジル人DFルーカス・ベラウドとの交代でピッチを後に。試合後にルイス・エンリケ監督が「良いようには見えなかった」と重傷を示唆するなど、状態には注目が集まっていた。
今回のクラブの発表によると、現地時間2日木曜日に行われたMRI検査の結果、L・エルナンデスは左ひざ前十字じん帯断裂と診断され、数日中に手術を受けることになったようだ。なお、現時点で全治期間は明らかになっていない。
今夏にはフランス代表としての参戦が期待されるEURO2024が控えているが、移籍市場に精通するイタリア人ジャーナリストのファブリツィオ・ロマーノ氏はL・エルナンデスの離脱期間が約6カ月から7カ月程度になると指摘。フランス紙『レキップ』も「フランス代表としてEUROに出場することはできなくなった」と伝えている。
現在28歳のL・エルナンデスはアトレティコ・マドリードとバイエルンを経て、昨年夏にPSGへ完全移籍加入。今シーズンはここまで公式戦41試合の出場で2ゴール2アシストをマークするなど、エンリケ監督の下で最終ラインの主軸として活躍していた。
なお、同選手は一昨年末のFIFAワールドカップカタール2022期間中に右ひざ前十字じん帯を断裂し、その後7カ月ほど戦線離脱を余儀なくされた。
2024年05月03日 10:00
今季オランダ・エールディビジのスパルタ・ロッテルダムでプレーしているMF斉藤光毅は、この夏に退団する予定になっているようだ。
2024年05月03日 09:27
イングランドサッカー協会(FA)は2日、ニューカッスル所属のイタリア代表MFサンドロ・トナーリに対し2カ月間の出場停止処分を科すことを発表した。
現在23歳のトナーリは昨年夏に推定総額7000万ユーロ(約115億円)の移籍金でニューカッスルに加入し、シーズン序盤の公式戦12試合に出場。しかし、ミラン在籍時に賭博規則に違反していたことが判明し、昨年10月にイタリアサッカー連盟(FIGC)から10カ月間の出場停止処分を言い渡された。さらに、今年3月にはニューカッスル加入後の約2カ月間で50回に渡りFAの賭博規則に違反した疑いが浮上。調査の結果次第で追加処分の可能性があると報じられていた。
今回の発表によると、トナーリが2023年8月12日から10月12日までの期間にサッカーの試合に賭けていたことが判明したとのこと。50回に渡りFAの賭博規則に違反したことを選手本人も認めたようだ。これを受け、FAの独立規制委員会は同選手にサッカーおよびサッカー関連活動への2カ月間の出場停止と2万ポンド(約383万円)の罰金処分を科すことを決定したという。
2カ月間の出場停止処分には執行猶予が付いており、2024−25シーズン期間中には適用されない模様。このため、トナーリはFIGCから科された既存の出場停止処分が終了する今年8月27日以降の公式戦には出場可能なようだ。また、出場停止期間中にFAの賭博規則に違反しなかったが場合、今回科された処分はなくなるとのこと。しかし、再び賭博規則違反が確認された場合には追加処分を受けることになるという。
なお、今回の調査結果により、トナーリがニューカッスルの試合を賭けの対象としていたことも明らかに。対象となったのはブライトン戦やバーンリー戦、ブレントフォード戦、マンチェスター・シティ戦、ウェストハム戦などで、いずれもニューカッスルの勝利にベットしていたという。同選手はこの5試合のうち4試合に出場している。
所属クラブのニューカッスルはトナーリが追加処分を受けた事実関係を明かしたうえで、「サンドロはクラブの全面的なサポートを受けて治療計画と教育プログラムを継続しており、今後もチームメイトとトレーニングを続ける予定だ」と発表している。
2024年05月03日 08:54
昨季マンチェスター・シティで3冠を達成するなど、指揮官としてタイトルを量産するジョゼップ・グアルディオラ。バルセロナに続いてマンCでもCLを制したことで、また一つ評価を上げた印象だ。
しかし、2013年から3年間指揮したバイエルンではCL決勝に辿り着けなかった。レアル・マドリード、バルセロナ、アトレティコ・マドリードと準決勝でスペイン勢に敗れてしまい、悲願達成とはならなかったのだ。
英『FourFourTwo』にて、当時のチームでプレイしていた元ドイツ代表MFバスティアン・シュバインシュタイガーはグアルディオラにとって難しい時間だったのではと振り返る。グアルディオラ就任直前のシーズンで、バイエルンがユップ・ハインケスの下で圧倒的なフットボールを展開していたからだ。グアルディオラは常にそのチームと比較されることになった。
「ペップはバイエルンで何かを変えようとしていたが、それは簡単ではなかった。なぜなら彼は我々がトレブルを達成した直後に来たからだ。当時の我々はヨーロッパ最高のチームだった。そこにグアルディオラがヨーロッパ最高の監督としてやって来て、我々に新しい哲学をプラスしたいと考えた。その中で多くのことを学んだし、彼は試合中に解決策を見つけるのが素晴らしい」
「しかし、我々は前のシーズンにに大きな成功を収めていたからね。ミュンヘンでの仕事は彼にとっては簡単ではなかった。私たちは4年間で3回もチャンピオンズリーグ決勝に進出していて、2013年には優勝した。グアルディオラの下では常に国内リーグは圧倒的な力で優勝できたけど、チャンピオンズリーグではなかなか優勝できなかった」
「サポーターと話すと、ハインケスが監督だった頃のチームの方がバイエルンのDNAを感じると言うんだ。人々は『グアルディオラは偉大な監督だが、彼の試合にはバイエルンのDNAを感じられなかった』と。とても奇妙な話だけど、もしかしたらそれも少し問題だったのかもしれない」
グアルディオラはバイエルンでもポゼッション率を高めた独自のフットボールを目指していたが、その前のハインケス体制のチームは攻守の切り替えを極限まで高めたスタイルだった。テンポが速かったのはハインケス体制の方で、バイエルンのサポーターにはそちらの方が合っていたのかもしれない。
2024年05月03日 08:41
J2の清水エスパルスは5月2日、公式YouTubeチャンネルで「【STORY】北川航也『キャプテン、23番の重圧。進化を続ける清水のエース』」を公開した。
【動画】「進化を続ける清水のエース」エスパが北川航也を特集!
北川は今季、ここまで10試合に出場し、J2得点ランクで3位タイとなる6得点をマーク。現在は3戦連続ゴール中で、首位に立つチームを牽引している。
持ち前の得点感覚を存分に発揮しているなか、27歳のFWはゴールへの意識は高くしていないと明かす。
「自分のところにボールが入った後のサポートは速いし、自分を活かすために周りの人が活かしてくれるように、自分も周りの選手を活かしたいと思っている。得点、得点、得点って頭だけがそっちに行くと多分、自分の性格もあると思うけど、身体が動かなかったり、それ以外のプレーをしなくなってしまう」
ゴールは、あくまでチームのために動いた結果。そのなかで、自身のプレーに手ごたえを感じているという。
「チームプレーというか、ボールを失わないとか、チームを前進させるとか、相手の背後を取るというプレーをしていくなかで、得点が取れればと思っている。満足することはないけど、プレーの幅や自分の出来ることは増えていると思う。それを、もっとチームを楽にしてあげるとか、結果に結びつけるところは残りの試合でもやっていかなければいけない。ただ、自信を持っていいと思っている」
チームは目下4連勝と好調を維持している。3日にホームで行なわれる栃木SC戦で、北川の4戦連発はなるか、注目だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部