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2023年02月08日 21:46
西武春季キャンプ(8日、宮崎・南郷)3月のワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表に選出されている西武・山川穂高内野手(31)が、宮崎・南郷キャンプで初めて屋外での打撃練習に臨んだ。全体練習後の居残り特打を含めて計207スイングし、7本の柵越えをマークした。「悔しいです。風がね。もうちょっとホームランを見せてあげたかった」この日はキャンプ3日目にして初めて晴れ渡り、気温は16度まで上昇したが、メイン球場の左翼から右翼方向に強い風が吹いた。その影響で打席に入った主砲の放つ飛球はことごとく右方向に流された。 それでも今キャンプでチーム初のアーチを左翼方向にたたき込むと、全体練習終了後も1時間半ほど居残ってバットを振り続けた。最後はバックスクリーン左横に豪快な一発を放って締めくくった。「自然には勝てないんだなと改めて感じたが、やっぱり外は楽しい」と山川。午前中に行われたシートノックでは「慣れないところをやるとフレッシュな気持ちになる」と自らの希望で本職の一塁ではなく、三塁に入り軽快なグラブさばきも披露した。6日のキャンプ初日にも約3時間半の居残り特打を行うなど、連日フル回転で体をいじめ抜いている。17日からは宮崎市内で日本代表合宿が始まる。「明日もより充実した一日を過ごして、ジャパンのキャンプに最高の状態で入りたい」と主砲は頼もしく胸を張った。(石井孝尚)
2024年05月05日 10:48
◆ 大谷翔平が球団記録を更新する8号ソロ
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)が現地時間4日のブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場。第2打席で8号ソロを放った。
ブレーブス先発は昨季12勝を挙げた3年目右腕エルダー。初回の第1打席は、内角低めへのスライダーにバットが空を切り、三球三振を喫した。
そして、3回裏の先頭打者として迎えた第3打席。カウント0-1から内角高めのフォーシームを振り抜き、右翼スタンドへの一発。ドジャースの日本出身選手としては、デーブ・ロバーツ監督を抜いて最多となる8号本塁打を放ち、笑顔のロバーツ監督とハイタッチ。6試合ぶりの一発でリードを3点に広げ、先発グラスノーを援護した。
2024年05月05日 10:47
記録を抜かれたロバーツ監督は笑顔
■ドジャース ー ブレーブス(日本時間5日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、本拠地・ブレーブス戦に「2番・指名打者」で出場。3回の第2打席で6試合ぶりの8号ソロを放ち、デーブ・ロバーツ監督の持つ球団の日本出身選手の最多本塁打記録を抜いて単独トップに立った。本塁打が飛び出すと、ベースを回る大谷だけでなく、抜かれたロバーツ監督もベンチで笑顔を見せていた。
4月26日(同27日)の敵地・ブルージェイズ戦以来、自身6試合ぶりの8号となった。5月初アーチとなり、大谷はベースを回りながら笑顔。記録を抜かれたロバーツ監督もベンチで笑顔を見せており、生還した大谷の両手を握って喜んだ。
試合前には、ロバーツ監督が記録更新を前に大谷からポルシェのおもちゃをプレゼントされていたことを明かしており、プレゼント直後に記念すべき一発が飛び出した。
大谷がチームメートとハイタッチを終えてヘルメットを脱いだ後も、ロバーツ監督の興奮は収まらず、両手を握りあって記録更新を喜んだ。(Full-Count編集部)
2024年05月05日 10:43
「2番・指名打者」で出場、3回の第2打席で右越えソロを放った
■ドジャース ー ブレーブス(日本時間5日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は4日(日本時間5日)、本拠地・ブレーブス戦に「2番・指名打者」で出場。6試合ぶりの8号ソロを放ち、デーブ・ロバーツ監督の持つ球団日本生まれ選手の最多本塁打記録を抜いて単独トップに立った。
大谷が本拠地で魅せた。4月26日(同27日)の敵地・ブルージェイズ戦以来、自身6試合ぶりの8号。ロバーツ監督を抜いて、球団日本生まれ選手の最多本塁打をマークした。
2点リードの3回先頭で迎えた第2打席で、右腕エルダーから右翼席に運んだ。打球速度103.4マイル(約166.4キロ)、飛距離392フィート(約119.5メートル)、角度34度の一発。生還すると、指揮官とハイタッチだ。球場は大歓声に包まれた。
1日(同2日)の敵地・ダイヤモンドバックス戦で今季初の欠場。2日(同3日)は真美子夫人とともにチャリティイベント「ブルー・ダイヤモンド・ガラ」に参加した。
“中2日”の休養を経て臨んだ3日(同4日)の試合は3打数1安打1打点、2四球2盗塁と気を吐いた。1点を追う延長10回に同点適時打を放つと、塁上で雄叫びを上げてチームを鼓舞。延長11回サヨナラ勝利をもたらした。
3・4月の成績は打率.336、44安打、7本塁打、OPS1.017。5月も自身2試合目で8号アーチが飛び出した。今月の躍動を予感させる一振りだった。(Full-Count編集部)
2024年05月05日 10:26
球団フォトグラファーがイベント時の写真を公開
ドジャースの球団フォトグラファーを務めるキャリー・ジョルダーノさんが4日、インスタグラムを更新。
2024年05月05日 10:10
楽天は5日、7月26日〜31日に楽天モバイルパーク宮城で開催する一軍公式戦において、ヒットやチャンスのたびに水が大量に噴射される演出を楽しめるチケット「スプラッシュシート2024」を販売することになったと発表した。
「スプラッシュシート」は2018年に1日限定で実施。6年の時を経て「スプラッシュシート2024」として復活することになった。
▼ 「スプラッシュシート2024」 チケット販売概要
■対象日
・7月26日(金)〜28日(日)ロッテ戦
・7月30日(火)、31日(水)ソフトバンク戦
■席種:外野芝生席エリア内自由
※通常は外野芝生指定席として販売しているエリア
■チケット販売価格(税込み)
・7月26日(金)、30日(火)、31日(水):2,000円
・7月27日(土)、28日(日):2,500円
※大人、子供同額
■販売期間:5月26日(日)10:00〜各対象試合前日23:59まで
※予定枚数終了次第、発売終了
■購入可能枚数:最大10枚まで
2024年05月05日 10:00
4日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−阪神』で解説を務めた谷繁元信氏が、巨人のリリーフ陣について言及した。
4日に守護神・大勢が一軍登録を抹消。開幕から10試合連続無失点に抑えていたドラフト1位・西舘勇陽、開幕から現在15試合連続無失点中のバルドナードが勝ち試合で投げることが多い。
谷繁氏は「誰を代役にするかというか、はめ込めるかなと考えるとバルドナードになるのかなという感じはするんですけどね。あとは臨機応変にその場、その場で状態の良いピッチャーになるでしょうけど」と予想した。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月05日 09:54
大谷の取材中…後ろで同僚妻と会話していた真美子夫人
ドジャース・大谷翔平投手と夫人の真美子さんは2日(日本時間3日)、本拠地で開催された球団チャリティイベント「ブルー・ダイヤモンド・ガラ」に参加した。大谷が報道陣の取材に応じていた際、真美子夫人はその後ろで同僚の妻たちと笑顔を見せていた。ファンも「真美子さん、テオの奥さまとお話してる」と注目している。
同イベントには、大谷翔平投手は妻・真美子さんと登場するなど、夫妻やカップルで出席する選手がほとんど。真美子夫人と大谷がそろって公の場に姿を見せるのは、今年3月の韓国・ソウルでの開幕戦以来で、お揃いの“黒コーデ”が決まっていた。
大谷が取材に応じる間、真美子夫人は少し後ろで1人待機。ちょうど同じタイミングでテオスカー・ヘルナンデス外野手も取材に応じており、1人になっていた妻のジェニファーさんと目が会うと笑顔で挨拶。英語で会話を交わすなど、交流を楽しんでいた。
ネット上のファンは「これはテオの奥様だよね? 仲良いのかな?」「大谷選手が取材を受けてる後ろで、真美子さんとテオの奥様が話してる! きっと英語で会話してるんだと思うの。何だか素敵だなぁ」「旦那同士も仲良しサン 奥様同士も仲良くなれたらいいね〜」などと、微笑ましい光景に注目していた。(Full-Count編集部)
2024年05月05日 09:40
○ パイレーツ 1x−0 ロッキーズ ●
<現地時間5月4日 PNCパーク>
ピッツバーグ・パイレーツがサヨナラ勝ちで連敗ストップ。
2024年05月05日 09:35
米大リーグ(MLB)のサンディエゴ・パドレス(San Diego Padres)が4日、マイアミ・マーリンズ(Miami Marlins)からトレードで2年連続首位打者のルイス・アラエス(Luis Arraez)内野手(27)を獲得した。
アラエスは2022年にミネソタ・ツインズ(Minnesota Twins)でア・リーグ首位打者になると、昨季はマーリンズで近代MLBでは初となる2年連続の首位打者に輝いた。
パドレスにはすでにフェルナンド・タティス・ジュニア(Fernando Tatis Jr.)、マニー・マチャド(Manny Machado)、ザンダー・ボガーツ(Xander Bogaerts)ら強打者がおり、アラエスの加入でMLB屈指の打線となる。
マーリンズは韓国人右腕の高佑錫(Go Woo-suk)と若手有望株3人をパドレスから獲得する。
アラエスは2022年に打率.316、23年に.354を記録し、今季はここまで.299の数字を残している。
パドレスは現在17勝18敗で、21勝13敗で首位を走るロサンゼルス・ドジャース(Los Angeles Dodgers)に次ぐナ・リーグ西地区2位。マーリンズは9勝25敗でナ・リーグ東地区最下位となっている。
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・ヤンキース・ジャッジが初の退場処分 判定に不服唱え
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2024年05月05日 09:16
米大リーグ(MLB)、ニューヨーク・ヤンキース(New York Yankees)の主砲アーロン・ジャッジ(Aaron Judge)が、4日のデトロイト・タイガース(Detroit Tigers)戦でキャリア初の退場処分となった。
7回の打席で見逃し三振に倒れた際に判定に不服を唱え、球審から退場を命じられた。
試合後には「少し自分の意見を述べて打席を出たが、もっとひどいことを言ったこともある」と話し、退場処分には「驚いた」と語った。
ジャッジの退場はMLB通算870試合目にして初だが、本人いわく野球人生を通じても今回が初めてだったという。また、ヤンキースの主将が退場になるのも1994年のドン・マッティングリー(Don Mattingly)以来となった。
ヤンキースのアーロン・ブーン(Aaron Boone)監督も「驚いた」とコメントし、ジャッジは「ほとんど何も言わず、非常に敬意を持って立ち去っていた」として退場は不当だったと主張した。
一方、責任審判のアラン・ポーター(Alan Porter)氏は記者に対し、ジャッジが「言うべきではないことを言った」と話した。発言の詳細については明かさなかった。
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2024年05月05日 09:16
ジャッジがキャリア初の退場に…ストライク判定に不満
■ヤンキース 5ー3 タイガース(日本時間5日・ニューヨーク)
ヤンキースのアーロン・ジャッジ外野手が4日(日本時間5日)、本拠地で行われたタイガース戦でキャリア初の退場となった。見逃し三振の判定に不満をあらわにし、球審から退場を宣告された。
5-3と2点リードの7回、1死走者なしの場面でカウント3-2からの7球目、外角への一投がストライクと判定されて三振となった。ジャッジは不満そうに球審に言葉を吐き、ベンチに帰る際も納得いかないようだった。すると球審は退場を宣告、ジャッジとアーロン・ブーン監督が詰め寄って抗議する事態となった。
ジャッジはこれが初の退場で、地元放送局「YESネットワーク」のグラフィックスコーディネーターのセス・ロスマン氏によると、ヤンキースの主将が退場となるのは1994年5月13日(同14日)のドン・マッティングリー以来だという。
ジャッジは試合後、「とても驚いたよ。5-3の試合で、試合終盤だったし、カウントも3-2(という重要な場面)だった」と振り返った。また、「僕はライアン(球審)に対してリスペクトの気持ちを持っているし、彼らの仕事が難しいものだと理解しているよ」と話した。
ネット上では「彼(ジャッジ)は文字通り何も間違ったことはしていない」「これでジャッジが退場になるべきだったなんてありえない」「我々は今、ロボット審判の準備ができている」「ジャッジがキャリア初の退場……にしてもアウトコースに外れてるかなとは思う」とジャッジ擁護の声が多かった。(Full-Count編集部)
2024年05月05日 09:00
○ 巨人 2x − 1 阪神 ●
<8回戦・東京ドーム>
4日に放送された『ニッポン放送ショウアップナイター 巨人−阪神』で解説を務めた谷繁元信氏が、阪神・西勇輝と巨人・岡本和真の打席について語った。
2024年05月05日 08:37
◆ パドレスがアラエスを獲得
現地時間4日、サンディエゴ・パドレスがルイス・アラエス内野手(27)の獲得を発表。対価として高佑錫(コ・ウソク)投手(25)ら4選手をマーリンズに放出した。アラエスは同4日のダイヤモンドバックス戦で「1番・指名打者」で先発出場し、パドレスデビューを果たす。
WBCベネズエラ代表のアラエスは2019年にツインズでMLBデビュー。2022年にツインズで、2023年にはマーリンズで首位打者を獲得し、史上初めて2年連続での両リーグ首位打者を達成。昨季は打率.354、203安打、10本塁打、OPS.861という成績を残し、チームのポストシーズン出場に大きく貢献した。キャリア通して内野4ポジションと左翼での出場があるが、近年は二塁手がメイン。今季は33試合に出場し、打率.299、OPS.719をマーク。現地時間3日のアスレチックス戦で今季初めて欠場し、試合中にトレードが報じられていた。
対価としてディロン・ヘッド外野手、ジェイコブ・マーシー・外野手、ネイサン・マルトレラ内野手の3人の有望株に加え、WBC韓国代表の高佑錫がマーリンズへ移籍。高佑錫はKBOで通算7シーズンプレーし、139セーブを挙げたリリーフ右腕。ポスティングシステムを利用し、今季から2年契約でパドレスへ加入していたが、オープン戦で結果を残せず、韓国での開幕シリーズのロースター入りを逃していた。開幕後は2Aサンアントニオで10試合に登板し、0勝2敗、防御率4.38という成績。パドレスでの出場が無いまま、新天地へ移ることになった。
現在ナショナル・リーグ西地区2位のパドレスは、2年連続のポストシーズンに向けて大きな補強となった。一方、マーリンズは開幕9連敗を喫し、借金16でナショナル・リーグ東地区の最下位。来季以降に焦点を当てるトレードとなった。
2024年05月05日 08:30
◆ ストレート
「球自体はすごくいい感触で投げられている。いい感じで投げられています」。
開幕から1カ月ここまでの登板についてロッテ・小島和哉はこのように振り返った。
2年連続開幕投手を務めた3月29日の日本ハム戦は5回・3失点で敗戦投手となったが、4月5日のオリックス戦では9回・107球を投げ、4安打、6奪三振、0失点で今季初完封で今季初勝利。4月12日の楽天戦、4月20日の日本ハム戦は敗戦投手になったが、前回登板の4月28日の楽天戦は7回・108球、5安打、4奪三振、1失点で2勝目を手にした。
今季の小島は開幕からストレートが良い。前回登板の楽天戦でも、5−0の4回先頭の浅村栄斗を3ボール2ストライクから首を振って6球目のアウトコース147キロストレートで見逃し三振は素晴らしかった。試合後、本人にそのことを伝えると、「そうですね、うん、良かったかなと思います。長打打たれないようにというのだけ気をつけて、シングルOKだと思って投げていたので、そこは良かったと思います」と振り返った。
では、ストレートが良い要因はどこにあるのだろうかーー。
「なんですかね」と少し考えた後、「オープン戦の時と比べたら肩甲骨周りが緩かったのですが、トレーニングでうまく締められている感じが、力が入る感じになっています」と説明し、「この自主トレでも真っ直ぐにこだわって意識して取り組んできた。ヒットは打たれていますけど、平均的には良い球が投げられているかなと思います」と続けた。
4月20日の日本ハム戦では初回からストレートで押していくパワーピッチング。7回2/3・122球を投げたが、そのうち79球がストレート。特にレイエスに対しては3打席で16球を投げたが、そのうち変化球はわずかに2球だけだった。
「真っ直ぐあっての変化球だと思いますし、真っ直ぐ投げての対応を見て、まだいける、まだいけるという感じで投げていたので、はい。苦手な球というか、相手が嫌にしている球を続けるのはいい攻めだと思うので、そんな感じですかね」。
◆ チェンジアップも良い抜け
ストレートも良いが、チェンジアップも良い抜けをしている。ストレートが良いからチェンジアップの抜けが良いのだろうかーー。
「多分そうだと思います」としながらも、「チェンジ、フォーク系はちょっとムラがあるので、その辺が安定してきたらもう少し成績も安定してくるのかなと思います」と自己分析した。
チェンジアップの軌道が今季、昨季までに比べて抜け具合が変わったように見えるが、そこについては「握りを1球、1球変えているので、その辺は投げている球で変わっています」と明かした。
握りは打者によって変えているのだろうかーー。
「縦に落としたいなとか、単純に奥行きだけ出したいなとか、ちょっとだけ逃げていくような軌道にしたいなとか、意図しては変えてたりしますけど、はい」。
13時から行われる楽天戦に先発する。先発ローテーションの柱として今週も1イニングでも長く投げて欲しいところ。「1年間投げるのは当たり前、7回投げるのもここまできたら当たり前だと思うので、目指す目標は高く持って、勝ちに貢献できたらと思います」。チームを勝利に導くため、マウンドに上がる。
取材・文=岩下雄太
2024年05月05日 08:20
オリックス、エスピノーザが信じたゴンザレスの“配球”
■オリックス 3ー1 日本ハム(4日・京セラドーム)
まさかの方向から“飛んだ声”が、勝利に導いた。オリックスのアンダーソン・エスピノーザ投手は4日、本拠地で行われた日本ハム戦に先発登板。毎回安打を許す投球も、6回99球8安打1失点でリーグトップタイとなる4勝目を挙げた。
“神の声”を信用した。3-1と2点リードの6回2死三塁。打席に郡司を迎え、カウント2-2に追い込むと、二塁手のマーウィン・ゴンザレス内野手が一呼吸を置くため、マウンドにやってきた。数秒間、話し合うとスタジアムは拍手に包まれた。
そして、勝負の5球目。エスピノーザは外角低めにカーブを決め、腰の引けてしまった郡司のバットは空を切った。ピンチを切り抜けた助っ人右腕は絶叫。「バッターの弱点のコースにしっかりと投げることだけを意識して、マウンドに上がっています」と冷静さを保っていたが、このときばかりは感情が前面に出た。
直前の“緊急ミーティング”について「最後に投げるボールについての話を2人で。(ゴンザレスから)アドバイスをもらいました。彼が『カーブが良いんじゃないか?』と。そこで『よし(カーブを)投げよう』と思って投げました。自分としては、あの場面で真っすぐを投げようと考えていました」と明かした。
「そこで良い結果が生まれたので、自分よりも経験を積んでいるゴンザレス選手が本当にすごい選手だなと。マーゴ(ゴンザレス)に助けられて、本当に幸せな気持ちです。ゴンザレス選手と話すことでリラックスすることができました」
これで今季5試合に登板して4勝0敗、防御率0.55と絶好調をキープしている。中嶋監督は助っ人2人の“作戦会議”に「ベネズエラの人しか無理でしょう(笑)。(日本人選手は)誰がどうやって(マウンドに)行くんですか?」とおどけた。最後には「すごい良いタイミングで。最後のボールだったので、良いと思います」と信頼を寄せた。
助っ人2人がマウンドで“配球”についてコミュニケーションを取っていたと知ったチームメートは「マジですか? 聞いたことがないです。マーゴのキャリアを助っ人たちは信じているみたいです。あのタイミングで配球について(話すの)は、すごいですね……」と驚きを隠せなかった。異国での活躍を誓うエスピノーザには、頼れる“先輩”がいた。(真柴健 / Ken Mashiba)