2022年12月05日 09:30
ワールドカップ連覇を目指すフランス代表は、ポーランドを3-1で下して準々決勝進出を決めた。マンオブザマッチに選ばれたのは、2ゴールを決めたキリアン・エムバペ。特にこのゴールはすごかった!これで今大会の得点数は5ゴールとなり、得点ランクトップに躍り出た。『RMC』によれば、彼はこれまでW杯の会見に出ることを拒否してきた理由をこう説明したそう。「なぜ僕が話さないのかという疑問がかなりあったことは知っている。ジャーナリストや人々との個人的な対立によるものではない。 自分の大会に集中する必要があったというだけだ。自分は何かに集中したい時は、他のことにエネルギーを費やすことなく、100%でやる必要がある。それが(会見に)出たくなかった理由だ。フランスサッカー連盟が罰金を支払うことになることはさっき知った。それは僕が個人で支払うと約束する。連盟は個人的判断に対して支払うべきではない」大会に集中するために会見に出ることを拒否していたと説明。【関連】「4年前の2018年W杯に10代で出場した逸材7人のいま」そのせいで連盟が支払うはめになった罰金については自腹で負担すると約束していたとのこと。Dans les sacs ! 🏆🇫🇷🇦🇷 pic.twitter.com/0SXrkjva2a — Hadrien Grenier (@hadrien_grenier) December 3, 2022なお、彼はマンオブザマッチを受賞してポーズを取る際、スポンサーであるバドワイザーのロゴが見えないようにしているとも一部では話題になっている。
2024年05月03日 15:15
サッカーフランス・リーグ1のスタッド・ランス(Stade Reims)は2日、今季残り3節となる中で、ウィル・スティル(Will Still)監督(31)の退任を発表した。
ランスは現在3連敗中で直近5試合勝ち星なしとなっており、前節には最下位のクレルモン・フット・オーヴェルニュ63(Clermont Foot Auvergne 63)に1-4で敗れ、来季の欧州カップ戦出場圏内と6ポイント差の11位に転落した。
ベルギー出身のスティル監督は、以前から両親の母国である英国に戦いの場を移すのではないかとうわさされており、イングランド・チャンピオンシップリーグ(2部)のサンダーランド(Sunderland AFC)が候補に挙がっていた。本人もイングランドで指揮することへの意欲を公言している。
退任に際し、スティル監督は「スタッド・ランスをはじめ、すべてのクラブ関係者に永遠に感謝する」とコメントした。
スティル監督は2022年10月、当初は暫定指揮官として就任すると、初陣から17戦無敗を記録するなどし、昨季はリーグ11位で終了した。就任時は欧州5大リーグで最年少だった。
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2024年05月03日 14:26
日本サッカー協会(JFA)は5月3日、公式SNSで日本時間の同日深夜に行なわれるU-23アジアカップの決勝を告知した。
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、パリ五輪のアジア最終予選を兼ねる同大会の準決勝でイラクに勝利し、8大会連続のオリンピック出場を確定。ファイナルに駒を進め、アジア・ナンバーワンの座を懸けて、U-23ウズベキスタン代表と相まみえる。
決戦を前に、JFAは「アジアの頂点まであと1つ」と綴り、試合の案内やMF荒木遼太郎がモデルのグラフィックを公開した。
【画像】「アジアの頂点まであと1つ」日本対ウズベクの告知
この投稿には、以下のような声が上がった。
「パリ五輪での組み合わせがかかる重要な一戦」
「メダル目指すんだから負けはここから許されない!」
「最高の仲間と最高の舞台を思いっきり楽しんで欲しい」
「さあファイナル」
「頑張れ!」
「今までの努力とチームワークを発揮して、最後まで力を尽くしてほしいですね」
「楽しみ」
「さぁ、今夜は燃えるぞー!」
「アジアチャンピオンになってパリオリンピックへ」
「頂点に登るんや!」
大岩ジャパンは最後も勝利して大会を終えられるか。試合は日本時間で4日の0時30分にキックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月03日 13:43
ここまで来たらU-23アジアカップで優勝して、アジア王者としてパリ五輪に行くのが理想的な流れだ。大岩剛監督も選手たちも、現時点で本大会での組み合わせのことはあまり考えずに、優勝を目ざして決勝でウズベキスタンと戦うだろう。それを大前提として、優勝の場合と準優勝の場合で、本大会でどうなるかをシミュレートしてみたい。
すでにパリ五輪の抽選会は行なわれており、アジア3枠と大陸間プレーオフ枠も含めて組分けが決定している。U-23アジア杯で優勝なら、D組でパラグアイ、マリ、イスラエルと、準優勝ならC組でスペイン、エジプト、ドミニカと対戦することになるが、結論から言ってしまえば、準優勝でC組に回った方が、突破の可能性は高い。
欧州勢では、C組なら東京五輪で惜しくも敗れたスペイン、D組なら昨年のU-20ワールドカップで因縁のあるイスラエルと対戦することになるが、欧州予選を兼ねたU-21欧州選手権の優勝はイングランドだった。
しかし、周知の通り男子はイギリス代表としては参加せず、準優勝のスペインとベスト4のイスラエル、ウクライナが3枠を勝ち取ることとなった。
スペインはU-21欧州選手権の主力は2000年生まれの選手で、これまで通りなら彼らの中から3人が、オーバーエイジとしてパリ五輪に出場するはず。10番を背負ったMFロドリ・サンチェス(レアル・ベティス)やFWセルヒオ・ゴメス(マンチェスター・シティ)などが候補だ。
一方で2001年生まれ以降の選手で、同大会の主力になっていたのはボランチのアレックス・バエナ(ビジャレアル)、センターバックのジョン・パチェコ(レアル・ソシエダ)、GKアルナウ(パリ・サンジェルマン)ぐらい。
もちろんMFガビ(バルセロナ)や2007年生まれのFWヤマル(バルセロナ)など、一戦級のタレントたちがパリ五輪に参戦してくれば話は別だが、A代表が6月にドイツで開幕する欧州選手権(EURO2004)に参加するため、Wエントリーするかは現時点で不透明だ。
イスラエルはEUROに出場せず、おそらくオーバーエイジを含めたベストメンバーで、パリ五輪に臨んでくるだろう。U-20W杯の躍進が物語るように、言わばイスラエルの“黄金世代”だ。イスラエルの至宝とも称されるオスカー・グルーク(ザルツブルク)や驚異的な得点力を誇る大型MFオムリ・ガンデルマン(ヘント)など、個性的なタレントがチームとして結束してくるのは厄介だ。
無論、もし彼らと同組になれば、U-20W杯の対戦で悔しい思いをした松木玖生などにとっては、願ってもないリベンジのチャンスになる。
アフリカ勢では、アジア3位のイラクが入ったB組のモロッコが王者であり、C組のエジプトとD組のマリはほぼ同格だ。どちらも強敵だが、3月の親善試合で日本が1−3で敗れたマリは典型的な“サブサハラアフリカ”の国で、エジプトよりやりにくい。
マリはMFブバカル・トラオレ(ウォルバーハンプトン)が中心的な選手だが、FWアダマ・トラオレ(ハル・シティ)やモハメド・カマラ(モナコ)など、オーバーエイジが誰になるのかは気になるところだ。
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エジプトは東京五輪に続く出場となるが、A代表のエースであるモハメド・サラーがオーバーエイジで招集されるかは、大会全体の中でも注目トピックの1つ。東京五輪の時は同国協会が熱望し、本人も前向きだったと伝えられるが、リバプールが拒否する形で実現しなかった。
今回もすでに1月のアフリカ・ネーションズカップに参加しており、そこでの負傷が後半戦のコンディションとパフォーマンスに影響した経緯があるため、リバプール残留なら招集が認められない可能性が高いと見る。
A代表の招集経験もあるFWオサマ・ファイサル(ナショナル・バンク)やFWイブラヒム・アデル(ピラミッズ)といったパリ五輪世代のタレントはいるが、オーバーエイジの選考が鍵を握る。
また、C組なら北中米カリブ海勢のドミニカだが、D組だと南米1位のパラグアイとなる。2年前のU-20北中米カリブ海選手権が大陸予選を兼ねていたため、ドミニカの実力を測るのは難しいが、同大会でエルサルバドル、ジャマイカ、グアテマラを相手に勝ち上がり、決勝ではアメリカに0−6で敗れた事実を踏まえれば、南米予選で東京五輪の金メダルのブラジルを倒したパラグアイとの実力差は想像に難くない。
パラグアイはMLSでメッシやスアレスと前線を組むFWディエゴ・ゴメスが攻撃の中心だ。南米予選は不参加だったフリオ・エンシソ(ブライトン)も注目されるが、パラグアイも銀メダルを獲得したアテネ五輪を参考にすれば、オーバーエイジでA代表の主力クラスを招集することは濃厚だ。守備の統率力を重視するならDFオマル・アルバレーテ(ヘタフェ)やGKカルロス・ミゲウ・コロネウ(ニューヨーク・レッドブルズ)などが有力か。
総合的に見ると、C組の方が戦いやすそうだが、日本の機運や選手たちの自信を考えれば、アジア王者として堂々と世界に挑むべきだろう。ファイナルで勝っても負けても一旦、チームは解散して、それぞれの所属クラブでアピールしていくことになるが、五輪出場を決めたカタールの地で、最高のフィナーレを迎えてもらいたい。
文●河治良幸
2024年05月03日 13:07
驚異的な回復力でシーズン最終盤に間に合ったレアル・ソシエダのMFブライス・メンデスが、意欲を示した。
2024年05月03日 12:54
FC町田ゼルビアは5月2日、公式YouTubeチャンネルで「『誰もが笑顔になれる場所が、ここにある』天空の城 野津田へ行こう」と題した動画を公開した。
イベントを楽しむ子どもたち、熱のこもった応援など、町田のホームスタジアムである町田GIONスタジアムで試合観戦を満喫するファン・サポーターの様子が収められている。
【動画】「誰もが笑顔になれる場所が、ここにある」ゼルビアが町田GIONスタジアムを紹介!
この投稿に、ファン・サポーターからは「めっちゃくちゃ良い映像!」「こういう動画本当好き」「これ小田急とか町田駅の動画広告のところで流れて欲しい!」「ぜひ遊びに行ってみよー」といった声が上がった。
町田は3日に行なわれるJ1第11節で柏レイソルとホームで相まみえる。試合は15時キックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月03日 12:50
サッカーオーストリア代表のラルフ・ラングニック(Ralf Rangnick)監督が2日、続投を表明した。これにより、ドイツ・ブンデスリーガ1部のバイエルン・ミュンヘン(Bayern Munich)は、トーマス・トゥヘル(Thomas Tuchel)監督の後任を探す中で再び打撃を負った。
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッド(Manchester United)で指揮官を務めた経験を持つラングニック監督は、トゥヘル監督の後任候補に挙がっていた。バイエルンは今季リーグ12連覇を逃し、トゥヘル監督がシーズン終了後に退任することになっている。
オーストリア代表は2022年4月にラングニック監督が就任して以降好調を維持しており、今夏に欧州選手権(UEFA Euro 2024)を控える中で直近14戦11勝を記録し、敗戦はわずか1試合となっている。
ラングニック監督はオーストリアサッカー協会(OFB)を通じ、「私は100パーセント、オーストリアの指揮官だ」「この仕事は自分に信じられない喜びをもたらしており、これからも選択した道のりを歩み続ける決意だ」と述べた。
さらに、「これはFCバイエルンを拒絶するものではなく、私のチームとわれわれの共通目標のための決断であることを強調しておきたい。われわれは欧州選手権に完全に集中している」とし、「可能な限り勝ち進むために、全力を尽くしていく」と意気込みを語った。
バイエルンの次期監督ではなく、現職にとどまることを選んだ有名指揮官はラングニック氏だけではない。
他にも、バイエルンの牙城を崩してバイヤー・レバークーゼン(Bayer Leverkusen)を優勝に導いたシャビ・アロンソ(Xabi Alonso)監督や、前監督で、現在はドイツ代表のユリアン・ナーゲルスマン(Julian Nagelsmann)監督も、バイエルンのオファーを断ったと伝えられている。
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2024年05月03日 12:50
高い打点のヘッドで屈強な相手FWに競り勝ち、地上戦でも身体を張ったディフェンスで突破を許さない。正確なビルドアップも磨きがかかり、左右に蹴り分けて攻撃の出発点となる。隙あらば自らボールを持ち運び、積極的に縦パスを通す。1年前と比べれば、想像ができないほどのパフォーマンスだろう。それほどまでにU-23アジアカップでのプレーは際立っていた。
高井幸大、19歳。川崎フロンターレのアカデミーで育った192センチの大型CBは、飛躍の時を迎えようとしている。
パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジア杯で、高井はここまでグループステージ(GS)第2節のUAE戦(2−0)以外、先発で起用されている。GS最終節の韓国戦(0−1)から準決勝のイラク戦(2−0)までは3試合連続でフル出場。パリ五輪行きを決めたチームにおいて、欠かせない存在になっている。
仲間たちからも絶大な信頼を寄せられており、賛辞が止まない。
「僕がどうこういうのはあれですけど、高井は若いけど、ちゃんとグイグイこっちに要求してくるし、度胸もすごい。やっぱりフロンターレで出ているだけあって、技術も高いし、カバーリングのところもうまく対応してくれる」(MF山本理仁/シント=トロイデン)
U-20ワールドカップでもチームメイトだったMF松木玖生(FC東京)も「自分が言えることではないんですけど」と前置きしたうえで、「すごく成長していますし、一緒にプレーをしていて、高井がそこにいたらやられないだろうなって思っている。彼への信頼はすごくあります」と頼りにしている様子だ。
以前のように集中力を切らす場面が減り、最後の最後まで安定したプレーを見せられるようになっている。では、なぜここまで成長できたのか。川崎の大先輩でもある日本代表の谷口彰悟(アル・ラーヤン)は高井についてこう話す。
「プレーを見ても、責任感、自分が引っ張っていく、自分が締めるという想いを感じる。その気持ちというか、その状態が僕は大事だと思う。責任感とかリーダーシップを取ってやっていく。それをやり始めた方が絶対に伸びる」
【PHOTO】ネットで話題? 気品漂う豪州女性レフェリー、ジョアンナ・キャラクティスさんを大特集!
川崎を離れ、カタールの地にやってきて1年半。久しぶりに後輩と再会し、今大会も何度か観戦に訪れた。そこで見たのは、成長した高井の姿だった。
「(自分の性格に)合っている、合っていないとか、成功や失敗とか関係なしに、練習も試合も(その姿勢で)臨むことで確実に経験値が上がっていく。そういう状況で幸大はやれているというのは、見ていて分かった。やっぱり、あのサイズであの能力がある選手なので、これからどんどん引っ張っていく存在になる。そこは僕も期待していますし、この大会を通じてどんどんリーダーシップを取ってやってもらえればなと思います」
高井は成長の原動力として“考えること”とコーチングの量を増やしたことを挙げていたが、そうした変化はリーダーシップを取ろうとする姿勢があるからこそ。実際に今回のチームでも自ら言葉を発し、ロッカールームでも率先して「やろうぜ!」と発破をかけて仲間たちを鼓舞していたという。
「懐かしいですね。あいつがフワっとしていた時が」と懐かしそうに笑った谷口からも認められ、高井は右肩上がりで成長を続けている。
5月3日に行なわれるU-23アジア杯の決勝・ウズベキスタン戦ではどんなプレーを見せるのか。「昨年のU-20ワールドカップで経験したことだけじゃないけど、いろんな体験をこの1、2年でできた。自分もすごく成長できたと思うので今、示せているのは一番良いこと」と充実した表情を見せた背番号22は、深めた自信を確固たるものにすべく、ファイナルのピッチに立つ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年05月03日 12:45
U23アジアカップは2日、3位決定戦が行われ、イラクが延長戦の末インドネシアに2-1で勝利。
2024年05月03日 12:30
今週半ばに行なわれたUEFAチャンピオンズリーグの準決勝ファーストレグで、パリ・サンジェルマンに1-0と勝利を収めたボルシア・ドルトムント。
ホームのジグナル・イドゥナ・パルクで戦ったドルトムントは、冬に加入したジェイドン・サンチョの突破を中心にパリ・サンジェルマンに立ち向かい、ニコラス・フュルクルクのゴールで奪ったリードを守りきって勝利した。
守備陣もパリ・サンジェルマンの強力な攻撃陣に何度もピンチを作られながらも奮闘し、無失点でファーストレグを終えることに成功している。
『GFFN』や『Onefootball』によれば、この試合で勝利したあとにドルトムントのDFマッツ・フメルスは以下のように語っていたという。
「パリ・サンジェルマンのようなチームを相手にして勝ちたいのであれば、いつもよりももっと走らなければならないんだ。
相手には『ディフェンスにおいては全てをやることができない一方で、攻撃では信じられないようなクオリティを見せてくる』選手が2〜3人いると言わざるを得ないからね。
我々は素晴らしい試合をしたよ。非常に成熟したゲームだった。お互いに助け合い、高いパフォーマンスを発揮した。
チャンピオンズリーグの準決勝という舞台で冷静さを保ち、適切な判断を下すのは簡単なことじゃない。ただ、我々は長い時間それを続けることができた。
もちろん決勝の舞台であるウェンブリー・スタジアムに行きたいよ。でも来週のパリでの試合はまた難しい試合になるだろうからね。
ファイナルまで進みたければ、我々は次のパリで踏ん張らなければならないんだ」
2012年に「ブンデス優勝したドルトムントの伝説選手」は、今どうしているのか
なお、チャンピオンズリーグ準決勝のセカンドレグは5月7日から8日に行なわれる予定となっており、パリ・サンジェルマン対ボルシア・ドルトムントは7日の開催だ。
また、2-2で終了したバイエルン・ミュンヘン対レアル・マドリーのセカンドレグは8日に開催される予定となっている。
2024年05月03日 12:15
ローマを率いるダニエレ・デ・ロッシ監督が、2日に行われたヨーロッパリーグ(EL)準決勝ファーストレグのレヴァークーゼン戦を振り返った。同日、イタリアメディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えた。
『スタディオ・オリンピコ』にブンデスリーガの新王者を迎え撃ったローマ。お互いに好機を作り合う中でベルギー代表FWロメル・ルカクのシュートがクロスバーに直撃するなど先制点を奪えないでいると、28分にオランダ代表DFリック・カルスドルプのボールロストから失点を喫する。その後はレヴァークーゼンのペースに呑まれ、73分に追加点を献上。最後まで決定力に欠いたローマは、0−2で敗れた。
デ・ロッシ監督は試合後、「私たちは強いチームと対戦した。彼らがリードを奪うと、より厄介になるチームにね。前半のチームには好感を持てたし、積極性も良かったが、失点してからは慌てふためいてしまった。多くの試合で、我々はすぐに“鍵”を開け、リードを味方につけることができたが、今日は逆になった。今日は彼らの夜だったし、今年は彼らの年だ。確かに、2つのアドバンテージを得たことで、カウンターアタックにおける彼らの脅威はさらに増した」と、試合を総括した。
不用意なバックパスが失点に直結したカルスドルプのミスについては、「これも試合の一部」と擁護。「それでも、まだ60分も残っていたのだから、他のことをしなければならなかった」と、失点からの立ち直りができなかったことをチームの反省点として挙げた。また、「どのゴールにも信じられないほどの価値がある。特にアウェイゴールというルールの重みがなくなったからね」と決定力にも改善を求めた。
セカンドレグは1週間後に開催。今季公式戦の無敗記録を「47」試合に伸ばしたレヴァークーゼンの本拠地『バイ・アレーナ』に乗り込み、PK戦に持ち込むとしても2点差以上での勝利が求められる高難度のミッションだ。それでも、デ・ロッシ監督は逆転を諦めていない。
「もしセカンドレグで先制点が奪えれば、すべてが変わるかもしれない。簡単ではないことはわかっているが、諦めない。何かを変えることになる。プレスの圧を抑えればドリブルされるし、圧を強めればディフェンスの背後のスペースに抜け出す選手の危険にさらされる。彼らは常に難しい相手だ。彼らのフィジカルの強さを抑えるのは難しい。彼らがボールを持ったとき、私たちは適切なテンポでプレーしなければならない。再戦では、エピソードが私たちに有利になることを願いながら、自分たちのプレーをすると確信している」
2024年05月03日 12:10
ここ1、2年の超大型補強により、チェルシーの顔ぶれはガラリと変わった。退団した選手も多くいたが、中には忘れられている選手もいるかもしれない。
『Football Transferes』がスポットを当てたのは、昨夏にノッティンガム・フォレストへと完全移籍したFWカラム・ハドソン・オドイだ。
23歳を迎えているハドソン・オドイは、チェルシーのアカデミーで育ってきた選手だ。怪我に苦しんだ時期もあったが、イングランドA代表でプレイしたこともある快速ウイングとして期待は大きかった。
しかしレヴァークーゼンへのレンタル移籍を経て、昨夏にノッティンガム・フォレストへ移籍。それも500万ポンドと比較的安価な移籍金でだ。
代わりにチェルシーにはノニ・マドゥエケ、ミハイロ・ムドリクがウイングとして加入したが、ここまでのパフォーマンスには疑問も残る。特にムドリクはサポーターからも厳しい視線を浴びていて、期待に応えられていない。同メディアは、ハドソン・オドイの売却とムドリクの獲得は失敗だったかもしれないと見ている。
「ムドリクに支払った移籍金とハドソン・オドイの売却で得た僅かな売却益を考慮すると、チェルシーは自分たちの行動を後悔していると言っても過言ではない。ハドソン・オドイはノッティンガム・フォレストで足場を固めていて、現在では印象的なパフォーマンスを残している一方で、ムドリクは依然としてひどく不安定だ。現状では移籍金に見合う価値をほとんど示していない」
ハドソン・オドイは今季プレミアリーグで26試合に出場し、5ゴール1アシストの成績を残している。大量得点というわけではないが、ノッティンガム・フォレストは17位に沈むチームだ。攻撃のチャンスは限られているため、それを考慮すれば5ゴールも悪い数字ではない。
ムドリクの獲得には8900万ポンドを投じており、費用的にもムドリクのことはフォローしづらい。今のムドリクならば、ハドソン・オドイの方がインパクトを残せたか。
2024年05月03日 11:55
レアル・マドリードは、リーベル・プレートに所属するU−17アルゼンチン代表MFフランコ・マスタントゥオーノの獲得に近づいているようだ。
2024年05月03日 11:44
23-24イングランド・プレミアリーグは2日、第26節延期分の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は2-0でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とのロンドンダービーを制した。
ホームのチェルシーはトレヴォ・チャロバー(Trevoh Chalobah)の2022年3月以来となるゴールで先制すると、終盤にニコラス・ジャクソン(Nicolas Jackson)が今季公式戦14点目を決め、勝ち点3を獲得した。
5位スパーズ(Spurs、トッテナムの愛称)はニューカッスル(Newcastle United)戦とアーセナル(Arsenal)戦に続き3連敗となり、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場を目指す中で痛手を負った。消化試合は一つ少ないが、4位アストン・ビラ(Aston Villa)との勝ち点差は7に広がり、トップ4でのフィニッシュへ不利になった。
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督は「自分たちのサッカーに対する信念と確信が欠けていた」「自信不足なのかは分からないが、必要なマインドセットでプレーしていない」と話し、「十分ではなかった。責任は自分にある」と続けた。
勝利したチェルシーは8位に浮上し、来季の欧州カップ戦出場へ望みをつないでいる。
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2024年05月03日 11:40
今季のイングランド・プレミアリーグで首位を走っているアーセナル。試合消化数が一つ少ないマンチェスター・シティが1ポイント差で迫ってきているが、まだ優勝の可能性を残している。
ミケル・アルテタ監督の下でうまく組み上げられたチームは安定したパフォーマンスを発揮しており、最近では数名の選手との契約を更新することを発表してきた。
ただ、『Arsenal Insider』はこの中で冨安健洋ら3名の選手の契約延長はリスクが大きいと指摘しているようだ。
「アーセナルは先日冨安健洋と新契約を結んだ。彼が優れた選手であることに疑いの余地はなく、クラブで最高の1対1を持つディフェンダーだと呼ばれている。
しかし彼の長期的な怪我の問題は、必要なときに体調を整えて出場できるという信頼が得られないということも意味する。今年に入ってからプレミアリーグでは2試合しか先発出場できていない。
最も賢明な行動は、25歳の冨安健洋を売却して、彼を置き換えられるようなより信頼できるフィットネスを持った選手を獲得することだ。
それに加えてアーセナルはレアンドロ・トロサールとの新契約を結ぶための交渉を行っている。彼は最近センセーショナルな成績を収めており、来季も同様の価値があるだろう。
ただ29歳の選手を高く売るのはこれが最後のチャンスだ。彼はアーセナルで最高のフィニッシャーだろうが、スピードには欠けており、先発の際には好印象を残すために苦労することもある。
最後に、ジョルジーニョもアーセナルでの滞在を延長する可能性が高まっている。繰り返しになるが、彼も今季アルテタのチームには欠かせない存在だ。しかし最近のバイエルン・ミュンヘン戦ではその試合のペースに苦戦した。
32歳の彼は決して成長途上の選手ではないし、その経験はとても役立つものであるが、もし彼が来季も残るのであれば『ジョルジーニョに依存しないための補強』が必要になるだろう。
彼ら全員が新契約を結んで来季もクラブに残ったとしても特に悲惨なものではないが、どれも進歩的なものではない」
冨安健洋も指名!アーセナルが来季に大きな役割を期待する6人
冨安健洋はすでに契約延長にサインしており、ジョルジーニョとトロサールも現在交渉がかなり進んでいると言われている。
しかしながら『Arsenal Insider』は彼らの残留は特に進歩的なものではなく、今後のクラブを停滞させる足かせになるリスクを孕んでいると感じているようだ。
2024年05月03日 11:30
今夏にユルゲン・クロップが退任するリヴァプールは、新指揮官の下で新たなスタートを切ることになる。新指揮官候補はフェイエノールトを指揮するアルネ・スロットが有力となっているが、チームはどう変わるのか。
リヴァプール専門サイト『This Is Anfield』が注目したのは、ウイングだ。ここは左にルイス・ディアス、右にモハメド・サラーがいるが、両者とも今夏の去就は不透明なところがある。
両者に動きがある場合は新戦力の獲得が不可欠だが、候補となるウイングは誰か。同サイトは候補者を数名リストアップしているが、そこには日本人選手が2人含まれている。
まず1人は、以前から何度か噂されてきたレアル・ソシエダの久保建英だ。右サイドからの仕掛けを得意とするレフティーの久保は、サラーの後釜候補の1人と考えられている。タイプは異なるが、ソシエダではハイレベルなパフォーマンスを見せてきた。プレミアリーグでも違いを生み出せるはずだ。
そして2人目は、左サイドに入るスタッド・ランスFW中村敬斗だ。昨夏にオーストリアのLASKリンツからリーグ・アンのスタッド・ランスへ移籍したばかりだが、早くからスタメンを確保。今季ここまでリーグ・アンで4ゴール1アシストの成績を残している。リヴァプールへの移籍は大きすぎるステップアップとなり、23歳と若い中村は5大リーグの強豪でプレイしてほしい選手だ。
他の候補者として紹介されたのは、イングランド2部のリーズ・ユナイテッドでリーグ戦19ゴール9アシストと大暴れしている22歳のオランダ人FWクリセンシオ・サマーフィル、アスレティック・ビルバオの快速FWニコ・ウィリアムズ、クリスタル・パレスのミカエル・オリーズ、PSVのヨハン・バカヨコ、ウェストハムのモハメド・クドゥスだ。
いずれも突破力のあるアタッカーだが、果たしてリヴァプールの前線は今夏にどこまで変わるのか。ディアスとサラーの動き次第だが、ここは今夏注目ポイントの1つになりそうだ。