2022年12月05日 06:00
じつは、真っすぐ打たなくてもスコアはよくなるのです! 「スライスやフックは武器にもなります!」という目澤秀憲コーチが、持ち球を活かしてスコアアップする上達法をレッスンします。 スライスを鍛えるには「左手1本打ち」がオススメ 左手掌屈をキープしながら体をきちんと回して振るとフック打ちの要素が入ってくるので、スライサーが大きく右に曲げてしまう悪いクセを抑えることができる スライスのスイングは、ダウンブロー、アウトサイド・イン軌道、オープンフェースになる傾向がありますが、これらが極端になると大きく右に曲がってしまうので“なりすぎ”を防ぎましょう。なりすぎの原因は、右手が悪さをしているケースが非常に多いので、左手を使ってバランスを整えます。片手打ちは効果の高いドリル。スライスを鍛えるのも「左手1本打ち」がオススメです。 コンパクトな振り幅で、左手を掌屈させたままスイングする。すると、ダウンスイングの軌道はインから、フェースはシャットになるため、だめスライスになる原因が抑えられます。手元が止まるのもNGなので、クラブが体の正面にある状態をキープしながら体を回し続けるボディターンで打ってください。 だめスライスになる原因:ダウンブロー、カット軌道、フェースの開きすぎ! いかがでしたか? この記事を参考にスライスを鍛えましょう。 レッスン=目澤秀憲 ●めざわ・ひでのり/1991年生まれ、埼玉県出身。5歳からゴルフをはじめ、ツアープロを目指すが、コーチングに魅力を感じ24歳から指導者の道に進む。男女ツアーのトッププロのコーチを務め、日本人初のマスターズ制覇や今季は河本力のツアー初優勝にも貢献。 写真=田中宏幸 協力=キングフィールズゴルフクラブ
2024年05月02日 14:42
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
昨季ツアー4勝と活躍した桜井心那(ここな、ニトリ)が3バーディー、1ボギーの70で回り、2アンダーと好発進した。10番から出て前半をイーブン。後半の5番で1メートル、8番で7メートルのバーディーパットを沈め、2つ伸ばした。
20歳の桜井は「手応えはすごくあって、先週はドライバーが良くなかったけど、しっかり調整した。今日はフェアウェーに行って、距離も出ていたので、そのおかげかな」と振り返った。
前週のパナソニックオープンは71、70で今季3度目の予選落ち。ロフト角を9・5度から10・5度に変更したことも奏功したという。予選ラウンドは注目組でプレーする。「いいペアリングに入れてもらった。(同じ組の)小祝さくらさんも、勝みなみさんも私が尊敬している選手。ギャラリーも多く、いい経験。その中でスコアを出せたのは自信になった」とうなずいた。
2024年05月02日 14:42
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)は1バーディー、ボギーなしの1アンダー71でホールアウトした。午前組がプレーを終えた時点で暫定7位につけている。
残り162ヤードの第2打を7アイアンで30センチにからめてバーディーを奪った後半5番が唯一スコアが動いたホールで、他の17ホールはひたすらパーを並べた。「ピンチがなかった。ショットも良くて、パッティングも安定していた」というストレスフリーな一日だった。
グリーンが硬く、難しいメジャーのセッティング。スタート前はキャディーと「ボギーが5、6個来ると思うけど我慢しよう」と声を掛け合った。「ボギーが来てもいいや、っていう気持ちの余裕が、いい方向に行った」と振り返った。
昨季2勝を挙げて迎えた今季だが、出場8戦中、予選落ちが6度と低迷した。「すごく調子が悪くて、球が弱くてつかまらなかった」。オフの2月に右膝を痛めたことが原因だった。膝をかばっているうちに、スイングが崩れた。好調時の動画を何度も見返すうちに、前週の月曜日に気づきがあった。ダウンスイングで右膝が回らずに前に出て、体が開いてしまっていた。前週のパナソニックオープンで修正に努め、「予選落ちだったけど、内容はすごく良かった」。手応えとともに今季メジャー初戦に乗り込んできた。
“自称アイドル”を公言する菅沼と、アン・シネという人気プロが予選ラウンドで同組に入った。午前7時スタートの第1組にもかかわらず、たくさんのギャラリーがついた。「私にはない大人っぽい雰囲気で、すごいなと思いながら回っていた。いいにおいがするし、めっちゃ良かった。明日も回れてうれしい」。メジャーの舞台で、菅沼が輝きを取り戻す。
2024年05月02日 14:27
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
今季2勝でメルセデス・ランク1位の竹田麗央(りお、ヤマエグループHD)は1イーグル、1ボギーの1アンダー、71でホールアウトした。米国から帰国参戦の古江彩佳(富士通)、2年連続年間女王の山下美夢有(みゆう、加賀電子)との注目組で10番から出ると、15番パー5で残り38ヤードからの第3打を58度ウェッジでカップインさせ、イーグルを奪取した。その後、パーを続けたが、後半の8番でグリーンを外してボギーとした。
竹田は「イーグルを取れて、途中までノーボギーでいけたが、8番のボギーがもったいなかった。ショットは全体的に良くて、長めのパーパットも入った」と振り返った。4月にKKT杯バンテリンレディスとフジサンケイレディスでツアー2連勝し、大会前には今季初のメジャーでの初制覇に意欲を示していた。
初日を終えて「距離が長いところや、今日はグリーンが(前日の雨の影響で)止まりやすかったが、明日から速くなるかもしれないので、そこがメジャーっぽい。たくさん声援をいただき、力になった」と語った。
第2日へ「アイアンショットで何発がミスがあったので修正して、今日はバーディーが1個もなかったのでパッティングをもう少し練習したい」と意欲的に話した。
2024年05月02日 14:04
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
2021年大会覇者の西村優菜(スターツ)は3バーディー、4ボギーの1オーバー73でホールアウトした。
2024年05月02日 14:00
水もしたたる“プロ魂”。史上11人目のメジャー3冠を目指す女子ゴルフの原英莉花(25)=NIPOPON EXPRESSホールディングス=だ。
1日に茨城GCで行われたワールドレディスチャンピオンシップサロンパスカップのプロアマに出場。午前中から降りしきる雨の中でのラウンド。残り数ホール。私は撮影が許されている、数少ないホールのグリーン入り口で、コースを移動する彼女にレンズを向けた。レインウエア姿で傘を差し、カメラ目線で艶やかな微笑を浮かべている。今季はまだ未勝利。7戦で3回の予選落ちと苦しんでいる。この日の雨空のような心模様でも、苦悩や葛藤を胸にしまって笑顔で盛り上げる姿はプロの鏡だ。
大会初日から晴れ予報。日本女子オープン、JLPGAツアー選手権リコーカップに続く、メジャー3冠に挑む彼女だけに、新緑に映える“コーデ”で、あふれんばかりの“プロ魂”を見せてくれるだろう。(デイリースポーツ・開出牧)
2024年05月02日 13:54
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
第1ラウンドの午前組がホールアウトした。
森田遥、ウー・チェイェン(台湾)、イ・イェウォン(韓国)が3アンダー69をマークし、首位に立っている。
河本結、桜井心那が70で回り、首位と1打差の暫定4位につけている。竹田麗央、菅沼菜々が71で回り暫定7位。山下美夢有はイーブンパーでプレーを終え、暫定20位。
勝みなみと西村優菜は73で暫定48位。古江彩佳は75で暫定85位となっている。
2024年05月02日 13:37
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
勝みなみ(明治安田)は4バーディー、3ボギー、1ダブルボギーの1オーバー73でホールアウトした。午前組がプレーを終えた時点で暫定48位。
10番から連続ボギー発進とつまずき、後半2番のボギーで4オーバーまでスコアを落としながらのカムバック。「今日は安定しないゴルフなのかなと、ちょっと心配しながらのスタートだった。後半2つ伸ばせて最終的には1オーバーだったので、後半は明日につながらゴルフができた」と振り返った。
3番の第1打をグリーン右に外し、7メートルのパーパットが残った。「『入んないから、いいや。とりあえず次のホール』と思って打ったら入った」。ねじ込んで4、5番の連続バーディーにつなげた。
米ツアーで習得したカットショットが、この日はさえた。「風がけっこう強かったので。カットに打って距離を少し落として、スピンをかけるっていうショットが今日は良かった」と手応えを口にした。
大勢のファンが見守る中でのプレー。「かっこよくアンダーで回っている姿を見ていただきたいので、明日は安定したプレーをして、アンダーで回れるように頑張りたい」と巻き返しを誓った。
2024年05月02日 12:46
◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 第1日(2日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)
2010年大会最終日で世界主要ツアー最小の58をマークして優勝した石川遼(CASIO)が、5バーディー、1ボギーの4アンダー、66で回り、石川がホールアウトした時点で堂々の首位に立った。
2024年05月02日 12:28
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
今季米女子ツアーでネリー・コルダ(25)=米国=が、ツアー最多に並ぶ出場5戦連続優勝中と歴史的快進撃を演じて、女子ゴルフ界の注目を一身に集めている。身長178センチでトップモデルのような容姿を持ち、異次元の強さを見せて、米女子ツアーの人気も再燃気配だ。2021年東京五輪金メダリストでもある世界ランク1位の衝撃的な強さの秘密を今大会に出場する、パリ五輪日本代表入りを目指す4人に聞いた。初回は、同じ1998年度生まれの勝みなみ(25)=明治安田=。
**********
日本ツアー通算8勝で、2023年から米ツアーを主戦場とする勝は、昨年からまだコルダと同組でのラウンドはないという。準々決勝で敗退した今年4月のTモバイル・マッチプレーでは、準決勝まで勝ち進めばコルダと対戦するはずだった。「勝てば(同組で初めて一緒に)回れたので、絶対勝ちたいと思ってたんですけど、負けちゃったので回る機会を失ってしまって。どんなゴルフするかすごい気になるので、今度もし回れたら回りたいと思います」と笑った。
今年4月のメジャー初戦、シェブロン選手権でコルダは米女子ツアー最多記録に並ぶ出場5連勝を飾った。1月の今季初戦だったヒルトングランドバケーションズ・チャンピオンズは16位。その後、出場した1月のドライブオン選手権(米フロリダ州)、3月の朴セリ選手権(米カリフォルニア州)、フォード選手権(米アリゾナ州)、4月のTモバイル・マッチプレー(米ネバダ州)、シェブロン選手権(米テキサス州)と破竹の5連勝。1978年のナンシー・ロペス(米国)、2005年のアニカ・ソレンスタム(スウェーデン)に並ぶツアー3人目の快挙だ。世界ランク1位を不動のものとし、8月のパリ五輪では五輪競技初となる連覇も射程に入る。
今季のスタッツはパーオン率ツアー1位の75・85%、パーオンしたホールの平均パット1・72で同2位。平均スコア69・22でツアートップと各部門別で圧倒的な数字を残している。同じ米女子ツアーを主戦場とする勝は「(今のコルダは)パターがめちゃめちゃ入っているって、聞きました。ショットもマッチプレーで後ろ(の組を)振り返ったら(フェアウェーの)真ん中にしかいなくて、誰だろうと思ったら、ずっとネリーだった。やっぱり調子いいんだなと思って。ゴルフは最終的にはパターが入れば上位にいけるし、優勝もできるんだなと思いました」と、目の当たりにした世界トップに君臨する強さの一端を語った。
実は、勝と同じ1998年7月生まれ。コルダの父・ペトルさんは1998年全豪オープン男子シングルスを制したテニスの名選手。母も88年ソウル五輪に出場したテニス選手、6歳上の姉ジェシカも米ツアー6勝のプロゴルファーと、アスリート一家でもある。異国の「黄金世代」のスーパースターについて勝は「私もっと年上なのかと思ってびっくりしたんですけど、すごい刺激になるので自分も頑張ります」とうなずいた。
現在、日本女子12番手の世界ランク76位。現状、日本勢の出場枠は世界ランク上位2人までで、逆転での五輪代表入りにはポイント配分の大きい今大会、5月30日開幕の全米女子オープン、6月の全米女子プロ選手権での上位進出が鍵となる。勝も今季米ツアーでは直近2試合連続でトップ10入りを果たすなど好調だ。「イメージ通り打てる球が増えたことが成績につながっている。自信はついている」と話す。今大会会場の茨城GCは17年のプロテスト合格後から、オフに練習している慣れ親しんだコース。今オフも3〜4回東Cを回り、大会に備えてきた。「グリーンにアンジュレーションもあったり、色んな技を使って攻めていきたい」。まずは21、22年日本女子オープンに続く国内メジャー3勝目を挙げ、パリ五輪舞台での日米黄金世代対決実現へと歩みを進める。
◆女子ゴルフのパリ五輪への道 6月24日時点の世界ランクを基準に算定する五輪ポイント上位60人が出場権を得る。〈1〉同ランク15位以内は各国・地域で最大4人〈2〉16位以下は〈1〉の有資格者を含めて最大2人が出られる。大会は8月7日から4日間、フランス「ル・ゴルフナショナル」で72ホールストロークプレーの個人戦で争う。21年東京五輪は畑岡奈紗と稲見萌寧が出場し、稲見が日本ゴルフ界初の表彰台となる銀メダル、畑岡は9位だった。
◆ネリー・コルダ 1998年7月28日、米フロリダ州生まれ。25歳。16年にプロ転向し、18年のスウィンギングスカート台湾選手権で米ツアー初優勝。21年全米女子プロ選手権などメジャー2勝を含む通算13勝。21年東京五輪は姉とともに米国代表で出場して金メダル。22年に鎖骨下静脈の血栓の手術をし、4か月間戦線離脱した。178センチ。家族は両親と姉。
2024年05月02日 12:08
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
大会最終日が「母の日」と重なることが多いシーズン最初のメジャー。2008年にメジャー昇格後、数々のドラマが生まれてきた。その名場面を振り返る。初回は2013年大会(茨城GC西C)を制した茂木宏美。
**********
2013年5月12日。2打差2位から最終日をスタートした茂木は5バーディー、1ボギーの68で回り、通算9アンダーで逆転で大会4年ぶりの日本人覇者となった。プロ12年目でのメジャー初制覇。36歳17日は、今も大会最年長V記録となっている。
最終18番。ウィニングパットを沈めると、茂木の目に涙があふれた。1万1021人の大ギャラリーを熱狂で包み、グリーンを降りると、夫の窪田大輔さん(当時31)が待ち受けていた。「プロゴルファーになって、本当に幸せだなあって」と茂木。2人は20秒間固く抱き合い、メジャーVの喜びをかみしめた。
1番で2メートルにつけてバーディー発進。5番で首位をとらえると後は突き放す一方だった。8番で4メートルのパーパットをねじ込み「勝利の女神が私の方を向いている」と確信。4打差をつけて最終ホールを迎える盤石のゴルフを披露した。
最終日は「母の日」。群馬・みどり市で「鹿の川食堂」を営む茂木の父・太三男(たみお)さん(当時67)、母・サト江さん(当時66)も応援に駆けつけ、歓喜の瞬間を見届けた。茂木は「私を産んでくれた母とゴルフばかりしていることを許してくれる主人の母に『ありがとう』って言いたい」と感謝した。サト江さんは「小さい頃から毎年、母の日にはカーネーションの花をプレゼントしてくれた。今年も素晴らしい贈り物をもらいました」と目を潤ませた。
若年化の進む女子ゴルフ界で、メジャー昇格後では08年の福嶋晃子の34歳を更新する大会最年長Vとなった。今大会の平均飛距離は236・75ヤードで50位。それでも、飛距離不足を用具とマネジメントで補った。ドライバーの他にウッドを5本(3、5、7、9、11)入れてパワー不足を補足。9番、残り160ヤードの第2打を9ウッドで軽く振り、ピン左下2メートルにつけバーディー。パー5のホールでは練習ラウンドから刻みを徹底。得意の「50度での70ヤード」を第3打で残し5番、12番で確実にスコアを伸ばした。「若手に負けずに、これからもとことん粘ってやろうと思っています」。シード選手中4番目の年長者は、経験をもとにした頭脳的なプレーでメジャー女王となった。
ツアーに帯同し、移動や食事など生活面をサポートする大輔さんは「結婚した当初から『メジャーに勝って、3年シードが取れたら子供をつくることを考えられるね』と話していたんです。宏美は子供ができてもゴルフを続けたいと言っているし、僕もサポートを続けたい。『ママでもメジャー』となればいいですね」と話した。
その言葉通り、14年2月に第一子の長女・和奏(わかな)ちゃんが誕生。茂木は、ママさん選手として16年までツアー転戦を続け、39歳でツアーを撤退した。現在はゴルフ中継の解説に、日本女子プロゴルフ協会でトーナメントコースセッティングも担当。今大会もコースセッティングを担い、自身の経験も生かして難設定の春のメジャー舞台を演出している。
◆茂木 宏美(もぎ・ひろみ、本名・窪田)1977年4月25日、群馬・みどり市生まれ。47歳。18歳の時に父の勧めでゴルフを始め、02年に25歳でプロテスト合格。04年のリゾートトラストレディスで初優勝し、通算6勝目。ツアーデビューの03年に賞金ランク51位となり、04年から16年まで13年連続でシード権を獲得。10年10月に結婚し、14年2月に女児を出産。159センチ。血液型B。
2024年05月02日 11:31
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
「セクシー・クイーン」ことアン・シネ(韓国)が第1ラウンドを72で終えた。10番から出て5バーディー、3ボギー、1ダブルボギーのイーブンパー、72で回り、トップと2打差の暫定10位でホールアウトした。この日は午前7時のトップスタート。青空の下、全身白色のウェアで統一し、パンツ、長袖姿に、白バイザー、白リボンを身につけてラウンドした。
アン・シネは今季、2019年シーズン以来の日本ツアー復帰。今季出場資格を争う昨年末の予選会で16位となり、前半戦の出場権を獲得した。開幕後は前週まで7試合に出場し、予選落ち4度。アクサレディス宮崎の10位が最高位となっている。メルセデス・ランクは57位。6月中旬の第1回リランキング(出場優先順位組み直し)へ、ポイント加算を狙う。
ワールドレディスサロンパスカップは17年に日本ツアー初出場となった大会(41位)。当時、初日には膝上30センチの黒のミニスカートを着用し、ギャラリーの視線をくぎ付けにして話題となった。
2024年05月02日 09:52
◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 第1日(2日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)
先週のISPSハンダ欧州・日本トーナメントで優勝した桂川有人(国際スポーツ振興協会)、2010年大会最終日で58をマークして優勝した32歳の石川遼(CASIO)、昨年のダンロップフェニックスで史上7人目のアマ優勝を果たして今季からプロとしてツアーに本格参戦している22歳の杉浦悠太(フリー)の注目組が前半の9ホールを終了した。
2024年05月02日 09:00
ゴルフウエアは機能性だけではなく、ファッションとして楽しみたい方も多いのではないでしょうか。スイング良し・スコア良し・オシャレに決められる自分良し!と気分も上がります。
今回は、「パーリーゲイツ」から登場したゴルフウエアを紹介しましょう。 PGG ダンボール千鳥 フルジップブルゾン ●素材/ポリエステル100%●サイズ/4、5、6 ●価格/4 万8400 円
今年で35年目を迎える老舗ゴルフウエアブランド、パーリーゲイツ。多くの支持を集める同ブランドが2020年に発表したコレクションがPGGだ。ゴルフなどのスポーツシーンだけでなく、タウンユースにも映えるアイテムを多数展開している。
そんなPGGの今シーズンのテーマは"DIAMOND"。モノトーンを基調にしたモダンなラインナップで、今月紹介するのは、今シーズンを象徴するダイヤモンドパターンを全面にプリントしたブルゾン。リフレクター(反射材)のライン使いがスポーティーな印象を与える一方で、生地の組織を千鳥格子にすることで、立体感を生み、高級感を出している。
素材には高伸縮機能糸・TEXBRIDを採用。ストレッチ性が高く、軽量でしわになりにくいため、スポーツウエアとしての性能も申し分ない。さまざまなアイテムとの組み合わせで春まで使える汎用性の高いウエアだ。
いかがでしたか? ファッション性や機能性を備えた、パーリーゲイツのゴルフウエアを手に取ってみてください!
問 PGG ☎ 03-5771-9070
2024年05月02日 07:00
ゴルフはスポーツのなかでも、とくに意図した動きができないといわれる。
その原因が「細胞や脳に関係する」とわかり、自身も素早く100切りを達成した研究結果をレポート。
レベルアップを目指すゴルファーに新しい上達のヒントをもたらす!
※「MOS」とは「memory of the senses」の略で、距離感やフェースの状態などを具体的な感覚量として“小脳で記憶”すること。高い再現性を得ようという新しい理論 フェースの方向に球が飛び出すのは本当か? 9種類の弾道分類の真価が発揮されるのは、恐らく、なぜ意図しない結果になってしまったのか見当がつかないビギナーだろう。しかし、結果を見てスイングを部分修正しても本当の解決にはならない。必要なのは絶対に狙ったところに打つという意思とインバースキネマティックスによる正しいフェースコントロールだ。
話が複雑になるため詳しい説明は避けていましたが、出球の方向はフェース方向であるという話をしてきました。しかし、実際はフェースをターゲット方向に向けてインテンショナルスライスを打ったときは、出球方向はやや左に出て右に戻ってくる弾道になります。では、フェースの方向に打ち出されるのは間違っているのかというと、物理法則としてフェースの法線方向に垂直に打ち出されるのは間違いではないのですが、フェースがスライドしているとこのような現象が起こります。
よくある物理の例えになぞらえて、鉄橋の上を走る列車からボールを落としたときのことを考えてみましょう。落した当人から見ればボールは真下に落ちているように見えますが、ボールも列車に乗っているので鉄橋の脇から見ている観察者からは、ボールには横方向移動が加わり放物線を描くように落下して見えるはずです(イラスト/放物線)。
これはゴルフのインパクトでもまったく一緒で、真うしろから打った場合以外は、なにかしらの横方向のスライドが入り、短時間とはいえボールは潰され変形し、フェース面に留まり横移動が与えらます。このときスライドの速度と量に依存して、スライドした向きに斜めに打ち出されることになるのです。
当然、このようなスライドによる出球のかたよりは、テニスのトップスピンやスライス(逆回転)を打つ際にも生じていて、たとえばトップスピンでは、上方スライドの影響で持ち上げられて弾道が意図したものより高くなるのですが、これを考慮してフェースの仰角をわずかに抑えることをほぼ無意識で行なって、求める弾道を打っています。こういった経験に基づいた無意識の出球方向の調整は、自然に行なわれているものなので、打っている当人は「ボールはフェースの方向に打ち出されている」と考えているところはあると思います。 新飛球法則によって やっと正された挙動解釈
さて、テニスのそれとは異なり、ゴルフではボールはスイング軌道方向に打ち出されるものだとされていて、レッスン本などでイラストのような図を1度は目にしたことがあると思います。ゴルフの弾道は「プル・ストレート・プッシュ」の3種類、出球方向はそれぞれの弾道に対して「フック・ストレート・スライス」の3種類、計9パターンがあるとされ、9弾道法則(9 Ball Flight Laws)と呼ばれています。
ここでの弾道法則というのは「ボールはスイング軌道の方向に打ち出されるものである」。そして「ボールの曲がりはフェースの向きによって決まる(フェースの方向には打ち出されない)」となっています。前号で触れた一般的なインテンショナルスライスもこれを前提としていて、ターゲットの左方向にスタンスを向け、フェースだけをターゲットに向けることで、スタンス方向に打ち出されたボールにスライスがかかり、曲がって戻ってくるとされています。ところが、ハイスピードカメラや計測機器の進歩によってフェースとボールの挙動があきらかになり、最近になって9弾道法則が完全否定されるようになりました。スイング軌道方向にボールが打ち出されるというのは、じつは正しくなく、ボールはフェースの法線方向に打ち出されていたのです。そこで修正を加えて登場するのが新飛球法則(New Ball Flight Laws)なる ものです。9つの弾道パターンはそのままですが、基本法則が見直されていて「球はフェースの方向に打ち出される」「球の曲りはフェースの向きとクラブ軌道の角度差で決まる」という基本原理が適用されます。
そもそも9弾道法則は、フェースがコントロールできないビギナーのための指針という印象なのであまり興味はなかったのですが、新飛球法則になると本連載で繰り返し説明してきたインパクトの三要素「フェースの方向にボールは打ち出される」「スライド方向とスライド量でスピン方向と強度が決まる」と同じことをいっているのがわかりました。ただ「スピンはフェースの向きとクラブ軌道の角度差で決まる」という部分は観念的でわかりにくいので、やはり「スピンはスライド方向、スライド量で決まる」と言い換えたほうがシンプルで理解しやすいと思います。なお、巷ではこの新飛球法則が出てきたことで、これまでの前提が変わりゴルフレッスンに大きな影響を与えるという人もいますが、新飛球法則が示していることはテニスでは常識であり、私にとっては何を今さら、というところはあります。しかし、これを機にまかりとおってきた机上論が一気に訂正され、ゴルフの理論や上達法がさらに洗練されたのは、非常にプラスになったと思います。
さて、今回はインテンショナルスライスでは飛球線より左側に、インテンショナルフックで飛球線の右側に実際は打ち出されていることを確認しました。スポーツ、ゴルフも物理学ではあるので、正しい挙動の理解というのは極めて重要なのです。
いかがでしたか?ぜひサンドラー博士の解説を参考に、クラブとボールの挙動を理解しゴルフの上達に繋げてみてください。
イラスト・文 = サンドラー博士
●ゴルフ好きの研究者 。ゴルフの専門家ではないが、ゴルフ理論は「教える側」という「外側からの視点で組み立てられているから難しい」ということに気づいてからは、「それをどう解決するか」の研究に没頭。出た答えを多くのアマチュアに伝えたく、毎月レポートする。
2024年05月02日 06:10
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ プロアマ戦(1日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
2021年覇者の西村優菜(23)=スターツ=が、プロアマ戦で憧れの宮里藍さん(38)との人生初ラウンドをかなえた。プロを志すきっかけとなった人との18ホールを終え「朝は右手と右足が一緒に出るくらい緊張していた。特別な一日。一緒にプレーできて夢のよう」。冷たい雨を忘れるくらいに、心は熱く高鳴った。
米国に主戦場を移して2年目。米ツアー9勝の先輩から海外での生活やメンタル面、米国の硬いグリーンへの対処法などについて助言をもらった。間近で見た藍さんのゴルフは「全部すごかった」の一言。「飛距離も私と同じか、前まで飛んでいた。アプローチも、いい意味で力が入っていない。すごく参考になった」と興奮しつつ卓越したショートゲームを目に焼き付けた。
グリーンが硬くて速いと選手が声をそろえる今年のセッティングも、望むところだ。「米国に行ってグリーン周りは鍛えた。そこは3年前から成長していると思う」。今季初参戦の日本ツアー。開幕前日に蓄えた“藍の力”で、3年ぶりのメジャータイトルを勝ち取る。
(高木 恵)