2022年12月05日 05:15
新日本プロレスのザック・セイバーJr.(35)が、全日本プロレスのジェイク・リー(33)に越境ラブコールを送った。 藤波辰爾デビュー50周年記念ツアー最終戦のドラディション代々木大会(1日)に、唯一の外国人選手として参戦。ジェイク、船木誠勝とトリオを結成し、内藤哲也、鷹木信悟、長井満也との異色対決でチームの勝利に貢献した。試合後は「タツミ・フジナミはプロレスの歴史の中で最も大事な人物の一人だ。50周年なんて信じられない。現代のプロレスを形づくったのは彼だ。特別な試合に出られてうれしいよ」とレジェンドへの敬意を口にした。 大きな収穫もあった。大会後にザックは「ジェイクについてのコメントを忘れてしまっていた」と記者を呼びつけ、初共闘した他団体選手の潜在能力を絶賛。「藤波の記念大会で、こんなにジェイク・リーのイメージが強くなるとは思っていなかったよ。俺に大きなインパクトを与えてくれた。彼はハンサムと怖さを同じくらい持っているな」と笑みを浮かべた。 ジェイクは2021年に3冠ヘビー級王座初戴冠を果たすなどブレーク。今年4月の後楽園ホール「還暦祭」では対戦した棚橋弘至から新日本参戦を提案されるも、実現には至っていない。 そんな状況下においてザックも「ここ数年、全日本で彼を見ている。特に(宮原)健斗との3冠戦。だから組むのが楽しみだったんだけど、圧倒されたよ。彼のアプローチにはMMAのバックグラウンドが見えるが、クラシックな王道スタイルと完璧なバランスを保っている」と太鼓判。「また組みたいね。来年は新日本にも来てもらいたいし、G1クライマックスには最適だと思う」と最高峰リーグ戦の出場メンバーに推薦した。 記念興行で生まれた新展開は、来年のプロレス界にどのような影響を及ぼすか。今後の動向から目が離せなくなりそうだ。
2024年05月03日 23:40
新日本プロレス3日の福岡国際センター大会で行われたNJPW WORLD認定TV選手権は、挑戦者のジェフ・コブ(41)がザック・セイバーJr.(36)を撃破し、第5代王者に輝いた。
15分1本勝負で行われる同王座戦は、究極の剛と柔の激突となった。コブが圧倒的パワーで攻め立てれば、ザックも持ち前のテクニックで応戦する。
10分過ぎにはザックドライバーでマットに突き刺されたコブは、コーナー上からのパワーボムを浴びるなど、お株を奪われるかのような投げ技を連発される。それでもスリーパーホールドを脱出すると、F―5000で反撃に転じた。
必殺のツアー・オブ・ジ・アイランドを切り返されたコブは、再びグラウンドに引きずり込まれ、オモプラッタから腕ひしぎ十字固めに捕らえられる。それでも体を入れ替えて強引にザックを持ち上げると、一気にツアー・オブ・ジ・アイランドをさく裂させ、3カウントを奪ってみせた。
昨年はザックと同王座をかけて2度対戦し、1分け1敗。手が届かなかったベルトを、3度目の正直で手に入れた。2019年以来、約5年ぶりのシングル王者となり、ユナイテッド・エンパイアに栄冠をもたらした。
2024年05月03日 22:15
新日本プロレス3日の福岡国際センター大会で、棚橋弘至(47)がIWGP GLOBALヘビー級王者のニック・ネメス(43)に敗れ、ベルト奪取はならなかった。
両者は当初、4月6日両国国技館大会でV1戦を戦う予定だった。しかし、棚橋が右足関節捻挫により欠場したため、延期に。満を持してこの日のメインで初対決が実現した。
テクニカルかつクラシックな攻防が続く中、棚橋はハイフライアタックからハイフライフローを狙い勝負に出る。しかし、これを回避されてしまうと、101(トラースキック)で反撃を許した。
ならばとドラゴン式張り手からツイスト&シャウト、スリングブレイドと得意技を連発した棚橋だったが、この日2発目のハイフライフローは剣山で迎撃されてしまう。スリングブレイドにカウンタのデンジャーゾーン(変型ネックブリーカー)を決められると、2発目のデンジャーゾーンでついに力尽きた。
バックステージでは横たわりながら「悔しい…。社長とレスラーも全力でやるから。諦めないから」と社長兼レスラーとしても最前線にこだわる決意を明かした。
「今、この時期の新日本を任せられたんだったら、必ずもう一度プロレスファンに、見てくれているみんなに、満足してもらえるような、楽しんでもらえるような、見てもらえるような新日本に必ずします」と誓った棚橋に、復活の日は訪れるのか――。
2024年05月03日 22:11
新日本プロレス3日の福岡国際センター大会で、IWGP GLOBALヘビー級王者のニック・ネメス(43)が棚橋弘至(47)の挑戦を退け、初防衛に成功した。
棚橋へのリスペクトを示すネメスは当初、4月6日両国国技館大会でV1戦を戦う予定だった。しかし、棚橋が右足関節捻挫により欠場したため延期に。満を持してこの日のメインで初対決が実現した。
窮地の連続だった。ハイフライアタックを決められたネメスは、ハイフライフローを狙われる。それでもこれを間一髪で回避すると、101(トラースキック)で反撃に転じた。
それでも棚橋の猛攻は止まらない。ドラゴン式張り手、ツイスト&シャウト、スリングブレイドを立て続けに浴びてしまう。それでもこの日2発目のハイフライフローを剣山で迎撃。スリングブレイドにカウンタのデンジャーゾーン(変型ネックブリーカー)を決めると、なおも立ち上がってくる棚橋を2発目のデンジャーゾーンで沈めてみせた。
試合後は棚橋と抱擁をかわしたネメスだったが、何とここで前王者のデビッド・フィンレーに襲撃を受ける。大乱闘を展開したネメスは怒り心頭で「俺は今日レジェンドと戦ったばかりだが、いつでもどこでも誰とでも戦ってやるぞ。後ろから襲うことしかできない卑怯者が。いいだろう、明日、俺とお前でタイトルマッチだ」と、何と2夜連続のタイトルマッチを提案。緊急事態が発生したことで、4日福岡大会でフィンレーとのV2戦が決定的となった。
2024年05月03日 20:15
新日本プロレス3日福岡国際センター大会で、「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮(26)がIWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(38=AEW)との前哨戦を制した。
2024年05月03日 19:46
元格闘家の魔裟斗が3日、インスタグラムを更新。女優で妻の矢沢心と長女の2ショットを投稿し「長女6年生もうすぐ心より大きくなりそうだな!」とつづった。
ふたりはともにサングラスをかけ、白のTシャツ、ジーンズ、スニーカーを着用。手をつなぎ、心が何か言葉をかけている様子だった。
フォロワーからは「母娘に見えない!」「素敵なファミリー」「姉妹に見えます」「母娘ともにスタイル良いですね」の声が寄せられている。
魔裟斗と矢沢心は07年に結婚。12年6月に長女、14年9月に次女、19年1月に長男が誕生している。
2024年05月03日 19:40
女子プロレス「スターダム」のIWGP女子王者・岩谷麻優(31)の地元凱旋試合(3日、山口・KDDI維新ホール)で、豪華トリオが一日限りの復活を果たした。
岩谷と「コズミック・エンジェルズ(CA)」の中野たむ、先日「大江戸隊」を追放されたスターライト・キッドが組み、舞華&白川未奈&HANAKOの「イーネクサスヴィー(EXV)」と対戦。岩谷、中野、キッドは、2018年の「STARS」結成時のメンバーだ。
大「麻優コール」に迎えられた岩谷は、序盤からエンジン全開。白川を捕らえると、さっそく3人の絶妙な連係が炸裂だ。トリプルのドロップキックを成功させ、5分過ぎには中野とキッドもドロップキックの競演で会場を沸かせた。
さらに岩谷が白川に、キッドは舞華に619を決めると、直後にその場跳びムーンサルトの同時発射を決めEXVを追い込む。ハイライトは17分過ぎだ。岩谷、中野、キッドは息を合わせて場外への同時プランチャを発射。会場のボルテージは最高潮に達した。
最後はコーナー上の岩谷の肩に乗ったキッドがダイビングボディーアタックをHANAKOに決めると、岩谷が必殺のムーンサルトプレスを放ち18分56秒の熱戦に終止符を打った。
試合後、キッドは「やっぱりずっと一緒にやってきただけあって、いつ組んでも完璧にできちゃうんですね」と試合を振り返りつつ、「こうして少しずつ、私がしたいこと、するべきことの答えを見つけたいと思います」と口にした。
大江戸隊を追放された後は中野からの呼びかけで「CA」と共闘。だが、ユニット入りは決めておらず、態度は保留したままだ。そんな悩める黒虎に、岩谷は「いつでも戻ってきてもいいんだからね。キッドの出す答えに何も言わない。ただただ待っているから」と優しく呼びかけた。
さらに凱旋試合を勝利で飾ったスターダムのアイコンは「選手みんなが裏口で言ってました。『山口県は本当に温かい場所だね』って。山口県に生まれて良かったです。お母さん、ありがとう」と故郷に感謝の言葉を贈りつつ、「今度ともスターダム、よろしくお願いします!」と大会を締めくくった。
2024年05月03日 18:30
女子プロレス「スターダム」の壮麗亜美(27)が、王者・安納サオリ(33)のワンダー王座挑戦を決めた。
3日の山口大会(KDDI維新ホール)で行われた次期挑戦者決定戦で「ゴッズアイ」の壮麗は、「コズミック・エンジェルズ(CA)」のなつぽい(28)と対戦。4月27日の横浜BUNTAI大会でV2に成功した王者に2人が挑戦を表明したため、安納の提案で実現した一戦だ。
序盤から壮麗は、体格差と持ち前のパワーを生かして襲いかかった。コーナートップのなつぽいを強引にエプロンに叩きつけると、場外マット上にボディースラムで投げつける。さらにフェアリアルギフロ(変型ダイビングボディープレス)を間一髪で回避し、「ドスっ」という鈍い音とともに強烈なエルボーを叩き込んだ。
10分過ぎには、なつぽいのクリスト(変型羽根折り固め)に長時間捕捕まるが、これを何とかロープに逃れて再び攻勢に。アルゼンチンバックブリーカーで体力を奪うと、最後はラリアート2連発から雷の如く(ファイヤーサンダー)でトドメを刺した。
これで18日横浜武道館大会で王者・安納への挑戦が決定。CA対決を阻止した壮麗は「安納サオリ、見てんだろ? 次期挑戦者は壮麗亜美だ。空気は読むもんじゃねえんだよ。つくるもんなんだ。私が白いベルトを取って、次期挑戦者になつぽいを指名してやるよ」と豪語した。
一方、なつぽいとの防衛戦を想定していた安納もリングに上がり「あんた、ホンマに空気読めへんな」とピシャリ。それでも「いいよ、わかった。ここからは、あんたしか見いへん。このワンダーのベルトを防衛するのは安納サオリやから」と言い放ち、ベルトを誇示した。
2024年05月03日 14:00
「IBF世界バンタム級タイトルマッチ エマヌエル・ロドリゲス−西田凌佑」(4日、エディオンアリーナ大阪)
前日計量と会見が3日、大阪市内のホテルで行われ、王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が53・4キロ、挑戦者で同級1位の西田凌佑(六島)がリミットちょうど53・5キロで、ともに一発でクリアした。
2024年05月03日 12:36
プロレスリング・ノアは4日に両国国技館で「WRESTLE MAGIC」を開催する。
全12試合を予定する大会は、GHC5大タイトルマッチ、女子プロレス新団体「マリーゴールド」の初陣の6試合が明らかになっているが、残り6試合は当日に対戦カードが発表となる。
大会を前にした4月30日にタイトルマッチの調印式が開かれ、GHCタッグ王者のジャック・モリスとアンソニー・グリーンは、当日に挑戦者が判明するオープンチャレンジャーと8度目の防衛戦を行う。
モリスは「今回は両国という特別な大会。俺たちは特別な挑戦者を期待してるよ。期待はずれにはならないと思うよ」と掲げ「そしてひとつはっきり言える事はこれだ。俺とAGはチャンピオンとして両国のリングに上がり俺とAGは試合が終わってもチャンピオンのままだ」と防衛を確信した。
グリーンも「両国大会。入場するのが誰であってもリングに上がるのが誰であっても相手になるのは俺たち世界一のGHCタッグ王者。GLGのジャック・モリスとアンソニー・グリーンだっていう事」と宣言した。
◆5・4両国大会対戦決定カード
▼GHCヘビー級選手権
王者・イホ・デ・ドクトル・ワグナーJr. VS 挑戦者・清宮海斗
▼GHCタッグ選手権
王者組・ジャック・モリス アンソニー・グリーン VS 挑戦者組・オープンチャレンジ
▼GHCジュニアヘビー級タッグ選手権 サバイバル3WAYマッチ
王者組・YO―HEY、タダスケ VS 挑戦者組・近藤修司、X VS 挑戦者組・ドラゴン・ベイン、アルファ・ウルフ
▼GHCハードコア選手権
王者・ニンジャ・マック VS 挑戦者・石川修司
▼GHCジュニアヘビー級選手権
王者・ダガ VS 挑戦者・アレハンドロ
▼超女両国列伝
ジュリア、林下詩美、MIRAI、桜井麻衣 VS 野崎渚、愚零闘咲夜、高瀬みゆき、彩羽匠
※残りの試合、参戦選手は当日発表。
2024年05月03日 12:29
「IBF世界バンタム級タイトルマッチ エマヌエル・ロドリゲス−西田凌佑」(4日、エディオンアリーナ大阪)
前日計量が3日、大阪市内のホテルで行われ、王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が53・4キロ、挑戦者で同級1位の西田凌佑(六島)がリミットちょうど53・5キロで、ともに一発でクリアした。計量後にはフェイスオフで約10秒間のにらみ合い。ロドリゲス陣営からはパーカーの上下が西田にプレゼントされ、お互いに健闘を誓い合った。
ロドリゲスは2019年5月に井上尚弥(大橋)とバンタム級の王座統一戦を戦い、2回KO負けを喫したものの昨年8月にIBF王座に返り咲いた実力者。一方の西田は19年10月のプロデビューから8戦全勝(1KO)、WBOアジア・パシフィック王者として3度の防衛に成功するなど着実に実績を積み上げ、今回は指名挑戦者として王者に挑む。バンタム級はWBCが中谷潤人(M・T)、WBAが井上拓真(大橋)と日本人が世界王者に君臨している階級。西田がこれに続くことができるか、大いに注目を集めている。
2024年05月03日 09:40
新日本プロレスは2日、福岡市のJR博多駅前広場で4日に福岡国際センターで行われるIWGP世界ヘビー級選手権試合の公開調印式を開催した。
王者ジョン・モクスリーが成田蓮と2度目の防衛戦。成田は「モクスリー、よく俺のIWGPのベルトを血で汚すことなく、今日ここに来たな。だがよ、コイツがホントにチャンピオンか? なあ、ベルトもどうせ偽物だろ?俺がIWGP、新日本プロレスの厳しさを教えてやるよ」と王座初奪取を宣言した。
迎え撃つモクスリーは成田へ「お前は“デッドマン”になっている。お前はヤングライオン時代から新日本というところで、数々の経験を持ち合わせ自分は特別な存在だと思い込んでいるかもしれない。俺から言わせると、お前は自分自身が何をしているかまだよくわかっていない子供みたいな者だ。お前自身が何者かってことをまだ理解していないだろう。変なスーツを着たりして、他人が設定したスタンダード、それを求めて生きているように見える」と断じ、5・4福岡で「お前にとって、今まで経験したことのない壮絶な試合になるだろう。心配で夜眠ることが出来ないだろう。その試合を迎えたら、お前の人生は一変する。永遠に変わってしまうだろう。ひとつ最後に言っておくと、この俺ジョン・モクスリーからチャンピオンシップを奪おうとする者は、この俺の冷酷な両手で容赦なく叩きのめされるだろう」とV2を確信していた。
2024年05月03日 06:24
新日本プロレスは2日、福岡市のJR博多駅前広場で3日に福岡国際センターで行われるIWGP GLOBALヘビー級選手権試合の公開調印式を開催した。
2024年05月03日 06:00
ドラゴンゲート5日愛知県体育館で「マスカラ・コントラ・カベジェラ金網5WAYマッチ」に臨むシュン・スカイウォーカーが、独善的すぎる青写真を明かした。
同戦は5選手が金網に入り、金網上部に設置された4本の旗を奪い合うルール。最後まで旗を手にできなかった選手が敗者となり、その場でマスク剥ぎか髪切りが行われる。出場選手の人間関係はシュンとジェイソン・リーが「Z―Brats」、KzyとJACKYFUNKYKAMEIが「NATURAL VIBES」でそれぞれ同門同士で、「BIG HUG」の豹は同ユニットにKAMEIを勧誘中という構図だ。
シュンは「『NATURAL VIBES』もゴミ溜めだし、『BIG HUG』も所詮はシュン・スカイウォーカーについてこれなかった面々。俺から逃げ出してファンに媚びを売っている集団ですからね」と敵対2ユニットをバッサリ。「未来あるKAMEIに関して言えば、Kzyのような害悪のもとにいても腐る一方だし、俺から逃げた連中のところに行っても学ぶことはない。彼が今回の金網戦で取るべき行動は、迷惑をかけたジェイソンに土下座して、シュン・スカイウォーカーのもとに来ることだろう」と、立場が流動的なKAMEIに余計なことをささやき始めた。
まさに天上天下唯我独尊を地で行く男が最も敵視しているのはKzyだ。「神輿に担がれながら結果としてシングル最高峰のドリームゲートは取れてないですし、そのくせ他のメンバーがあげた成果や功績は自分のものにしようとする始末。自分以外のメンバーが目立つことを異様に嫌っているので、リーダーとしての資質は全くない。上がり目のない自分のために下に犠牲を敷いているので、内部の不満も漏れ伝わって来てます」と断罪。あくまでこれらはすべてシュンの一方的な主張ではあるが、Kzyは金網戦で敗れた場合はリーダーを辞任しユニットを離れる条件を飲んでいる。
Kzyへの非難は止まらない。「ダンスで馬鹿みたいに騒いでても、試合になれば本当に弱いし無様。それで仕事として成立する、これがプロレスラーなんだと世間に思われると、ドラゴンゲートのみならずプロレス界そのものにとっての損失」と指摘。「プロレスは社会経済を回しているものの一つだと思うし、そういう意味では(Kzyは)社会の害悪と言っていい存在。社会正義、公共の利益のためにも、シュン・スカイウォーカーが立ち上がらないといけないかなと思いますね。今回の金網戦は、プロレスが再び大衆娯楽に戻るための第一歩なのかなと」と、どこまでも論理を飛躍させた。
名古屋決戦翌日の「ALL TOGETHER」(6日、日本武道館)では上村優也、竹下幸之介とのトリオで海野翔太、清宮海斗、上野勇希組と対戦する。各団体の新世代トップランナーが揃った一戦は大会のメインに抜擢された。シュンは「その前日の金網戦で負けるわけにはいかない、というよりも負ける要素がないので。もちろんマスクとともに日本武道館のメインイベントに向かいます」と絶大な自信をのぞかせていた。
2024年05月03日 05:00
「大相撲夏場所」(12日初日、両国国技館)
横綱審議委員会(横審)の稽古総見が2日、両国国技館で一般公開されて行われ、新小結大の里(23)=二所ノ関=が2500人の観客の前で存在感を示した。霧島、豊昇龍、琴桜の大関陣3人と6番とって3勝3敗。いきなり霧島を寄り切ると、豊昇龍にも体を預けるように押し出すなど、気後れなく攻めた。
春巡業ではなかった大関陣との稽古が実現。「本当に充実した稽古ができたし、自信にもなった。勝てたのもあるし、力が通用したと、自分でも何となくわかってきた」と満足げに振り返った。
豊昇龍も「前に出る力、体の大きさ。他の幕内とは違う相撲をとれる」と称賛。幕下付け出しデビューから所要6場所で新三役に昇進した大器は「今日の映像を見て、しっかり修正して夏場所に向けて頑張りたい」と、手応えをさらに確かなものにすべく稽古に励む。
2024年05月03日 05:00
新日本プロレス4日福岡国際センター大会でIWGPヘビー級王者のジョン・モクスリー(38=AEW)に挑戦する「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮(26)が、スーパースターの野毛送還を予告した。外敵王者ながら新日本への敬意を示すモクスリーが「ヤングライオン」の単語をたびたび口にすることにイチャモン。何とも理不尽な新日本の入門テスト受験からの出直しを要求した。
成田は2日に福岡市内で行われた公開調印式でモクスリーと対峙。王者からは「ヤングライオン時代から新日本で経験を積んで、自分を特別な存在だと思い込んでいるかもしれない。俺に言わせればお前は子供のようなものだ」と挑発的な言葉を投げかけられた。
終了後に本紙の取材に応じた成田は「飛行機トラブルという言い訳を使って敵前逃亡せず、そのベルトを血で汚さないで日本に持ってきたことだけはほめてやる」といきなり悪態。モクスリーが2019年10月の両国大会に飛行機トラブルで来日できず、当時保持していたIWGP US王座を返上した不遇を一方的に敵前逃亡と決めつけつつ来日を歓迎した。
他団体所属選手として約15年ぶりに新日本の最高峰王座を奪取したモクスリーは、団体とIWGPの歴史に敬意を示している。しかし偏屈な成田は、その言葉に懐疑的な態度を崩さない。「ことあるごとに『ヤングライオン』の言葉を使ってきてるけど、けなしてるんだかリスペクトしてるんだかよく分からねえな。経験してないことを偉そうに口にするくらいなら、俺に負けたら新日本の入門テストを受けてゼロからやり直せ」とむちゃくちゃな論理を展開した。
世界最大団体のWWE、そして現在所属するAEWの両方でトップに立ったモクスリーが今さら新日本のヤングライオンからキャリアを再スタートさせることなど、天地がひっくり返ってもありえない。それでも「育ちが悪いからハードコアだの有刺鉄線だの、凶器に頼った試合ばかりやってるんだろ。凶器を使うなんて言語道断なんだよ。お前、プッシュアップバーをどう使うかも知らないだろ。野毛の道場でプッシュアップバーの使い方を一から教わって、ヤングライオンとして出直すチャンスを俺が与えてやるよ」となぜか上から目線で提案。プッシュアップバーを改造して凶器として使用している男とは思えない言葉だ。
昨年末に所属していたユニット「ストロングスタイル」に唾を吐きH.O.Tに電撃加入した成田は「新日本プロレスの厳しさも知らないヤツに、俺が本当のストロングスタイルを教えてやる」と皮肉めいた宣戦布告。至宝奪回の先陣を切る挑戦者は、本当にこの男で良かったのだろうか…。