2022年11月14日 09:52
22F1第21戦サンパウロGP(Sao Paulo Grand Prix 2022)は13日、決勝が行われ、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)がポールトゥウィンで初優勝を飾った。また、チームメートのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が2位に入り、今季未勝利だったメルセデス勢がワンツーフィニッシュを果たした。 24歳のラッセルは7度の総合優勝を誇る同胞ハミルトンのプレッシャーに耐え、チームメートを1.529秒差に抑えた。 F1通算81戦目で初優勝を果たしたラッセルは、大喜びした様子で「始まりにすぎない」とコメントした。 一方、史上最多となる103勝を挙げているものの、フラストレーションのたまるシーズンを送っていたハミルトンは「チームに対しておめでとう、そしてありがとうと伝えたい。素晴らしい結果」と語った。 カルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)とシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)のフェラーリ(Ferrari)勢が3位と4位に入り、2度の総合優勝を誇るアルピーヌ(Alpine)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)は5位となった。 今シーズンの王者で連覇を成し遂げたレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は、7周目にハミルトンと接触してピットインをし、さらにペナルティーを受けたものの、そこから巻き返して6位に入った。 以下、レッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が7位、アルピーヌのエステバン・オコン(Esteban Ocon)が8位、アルファロメオ(Alfa Romeo Racing)のバルテリ・ボッタス(Valtteri Bottas)が9位、アストンマーティン(Aston Martin F1)のランス・ストロール(Lance Stroll)が10位となった。 また、アルファタウリ(AlphaTauri)の角田裕毅(Yuki Tsunoda)は17位に終わった。■関連記事 ・ラッセルがスプリント制す、メルセデス最前列独占 サンパウロGP ・マグヌッセン、雨で波乱のサンパウロGPでキャリア初のPP獲得 ・ミックの去就は次週発表へ、ハース代表明かす
2024年05月19日 10:00
24F1第7戦、エミリアロマーニャGP(Emilia-Romagna Grand Prix 2024)は18日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が8戦連続のポールポジションを獲得し、アイルトン・セナ(Ayrton Senna)の記録に並んだ。
総合3連覇中のフェルスタッペンは、セナが1994年に同じサーキットで悲劇的な死を迎えてからちょうど30年後に同記録に並んだ。
フェルスタッペンは「素晴らしい序盤戦になっているし、彼がこのサーキットでこの世を去ってから30年というのも非常に特別だ」と話し、「もちろん、ここでポールを取れてうれしいし、ある意味で彼をしのべた。彼はとてつもないF1ドライバーで、予選でもすごかった。だから自分にとっても、チームにとっても最高の一日になったし、ものすごく幸せだ」と喜んだ。
接戦の中で、マクラーレン(McLaren)のオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が0秒074差の2番手に入ったが、ハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)を妨害したため3グリッド降格のペナルティーを受けた。
これにより、第6戦マイアミGP(Miami Grand Prix 2024)で優勝したマクラーレンのランド・ノリス(Lando Norris)が2番グリッドに浮上。シャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が3番グリッド、カルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が4番グリッドでフェラーリ(Ferrari)勢が2列目を占めた。
ピアストリは5番グリッドで、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のジョージ・ラッセル(George Russell)が6番グリッド。RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)が7番手に入り、以下はメルセデスのルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)、RBのダニエル・リカルド(Daniel Ricciardo)、ハースのニコ・ヒュルケンベルグ(Nico Hulkenberg)と続いた。
有力選手では、レッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が予選Q2で脱落した。
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・アルボンがウィリアムズ残留 契約を複数年延長
2024年05月16日 09:02
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するウィリアムズ(Williams)は15日、アレクサンダー・アルボン(Alexander Albon)との契約延長を発表した。具体的な期間は明かさなかったが、「複数年」契約だとしている。
アルボンは2025年からフェラーリ(Ferrari)に移籍するルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)の後釜としてメルセデスAMG(Mercedes AMG)への移籍やレッドブル(Red Bull)への復帰が取り沙汰されていたが、ウィリアムズ残留を決めた。
昨季はチームが記録した28ポイント中27ポイントを獲得し、ウィリアムズを2017年の後では最高のコンストラクターズ選手権7位に導いた。
今季は開幕から6戦を終え0ポイントとなっているが、アルボンは「ウィリアムズ加入から私たちは一緒に大きな進歩を遂げてきたし、グリッドの先頭に戻るために裏で大きな変化が起きているのを目にしてきた」と話し、「これは長期的なプロジェクト。自分は本当に信じているし、その中で重要な役割を果たしたいと思っている。この旅には時間がかかるが、前へ進み、今後数年間で偉大なことを成し遂げる上でふさわしいチームを築いていると確信している」とコメントした。
ウィリアムズもアルボンは2022年の加入から「チームの進歩と成功に不可欠な存在だった」とたたえ、昨季のコンストラクターズ選手権7位に大きく貢献したと評価した。
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2024年05月15日 10:22
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)で通算7度の年間優勝を誇るミハエル・シューマッハ(Michael Schumacher)氏の所有する時計8本が、スイス・ジュネーブで開催された競売大手クリスティーズ(Christie's)のオークションに掛けられ、合計400万スイスフラン(約6億9000万円)で落札された。
2013年に仏アルプス(French Alps)でのスキー中に頭部に重傷を負い、以後は公の場に姿を見せていないシューマッハ氏は、熱心な腕時計のコレクターだった。
腕時計のうち2本は、当時フェラーリ(Ferrari)のチーム代表だったジャン・トッド(Jean Todt)氏から、チームでの偉業をたたえて個人的に贈られたもので、FPジュルヌ(F.P. Journe)のヴァガボンダージュ(Vagabondage)にはシューマッハ氏の総合優勝7回を祝するダイヤルがついている。こちらは164万6700ドル(約2億5700万円)で落札された。
最高値が付いたのは、パテックフィリップ(Patek Philippe)のピンクゴールドのビンテージ品で、271万1500ドル(約4億2400万円)で落札された。
クリスティーズの腕時計担当者は「ミハエル・シューマッハ氏の見事な財産について、われわれを信頼してくれたシューマッハ氏の家族と委託者に心より感謝する。世界中、特に米国から多くの参加があった」と話した。
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2024年05月13日 16:35
ロードレース世界選手権、第5戦フランスGPは12日、MotoGPクラス決勝が行われ、プラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)が優勝し、首位に立つ総合順位のリードをさらに拡大した。
2024年05月13日 14:51
世界ラリー選手権(WRC 2024)第5戦ラリー・ポルトガル(Vodafone Rally de Portugal 2024)は12日、最終日が行われ、トヨタ(Toyota)のセバスチャン・オジェ(Sebastien Ogier、フランス)が通算最多6度目の大会制覇を飾った。
オジェはこれで、1970年代と80年代に5度ポルトガルで優勝を飾ったマルク・アレン(Markku Alen、フィンランド)の最多優勝記録を更新している。
今季スポット参戦となっているオジェは、ヒョンデ(Hyundai)のオット・タナック(Ott Tanak、エストニア)を7.9秒差の2位に抑え、難しい週末を迎えていたチームを救った。
トヨタ勢では、現世界王者のカッレ・ロバンペラ(Kalle Rovanpera、フィンランド)がクラッシュ、勝田貴元(Takamoto Katsuta)がサスペンションの
破損で11日にデーリタイアを喫していた。
総合首位に立つヒョンデのティエリー・ヌービル(Thierry Neuville、ベルギー)は大差の3位に終わったが、総合争いでは今大会6位だったトヨタのエルフィン・エバンス(Elfyn Evans、英国)とのポイント差を24に広げている。
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2024年05月09日 16:25
2020年に90歳で死去した英モータースポーツのレジェンド、スターリング・モス(Stirling Moss)さんの生涯をたたえる追悼礼拝が8日、英ロンドンのウェストミンスター寺院(Westminster Abbey)で行われ、ジャッキー・スチュワート(Jackie Stewart)氏をはじめとするフォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の元世界王者らが参列した。
礼拝には2000人近くが集まり、3度の世界一に輝いたスチュワート氏の他にも元F1世界王者のナイジェル・マンセル(Nigel Mansell)氏やデイモン・ヒル(Damon Hill)氏、レッドブル(Red Bull)のクリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表らの姿もあった。
スチュワート氏は「スターリング・モスのような人は二度と現れないだろう」と述べ、「この競技の歴史で、これほど愛され、愛され続けてきた人はいないと思う」とモスさんをたたえた。
モスさんはF1世界王者には一度もなれなかったが、さまざまなレースに参戦するのが一般的だった1950年代から60年代前半を代表するレーサーとして広く評価され、フェラーリ(Ferrari)の創業者エンツォ・フェラーリ(Enzo Ferrari)氏はモスさんを世界最高のドライバーと表現し、F1で5度の年間王者に輝いたファン・マヌエル・ファンジオ(Juan-Manuel Fangio)氏もモスさんは世代最高の選手だったと語っていた。
15シーズンにわたる現役生活で、モスさんは529レースに参戦して212勝を挙げた。
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2024年05月08日 12:33
インディカー・シリーズに参戦するチーム・ペンスキー(Team Penske)は7日、不正発覚を受けて行った内部審査の結果、ティム・シンドリック(Tim Cindric)代表ら4人に職務停止の処分を科した。
今回の不正スキャンダルでは、ペンスキーの3台が馬力を一時的に上げる「プッシュトゥパス」ボタンをスタート時とリスタート時に使えるように設定するという違反を犯していたことが、第2戦の前に発覚。開幕戦でのジョセフ・ニューガーデン(Josef Newgarden)の優勝とスコット・マクローリン(Scott McLaughlin)の3位が取り消しになり、ボタンを使わなかったもののウィル・パワー(Will Power)にも10ポイント減点の処分が科された。
今回チームから処分を受けたのは、シンドリック代表に加えてレースエンジニアのルーク・メイソン(Luke Mason)氏、上級データエンジニアのロビー・アトキンソン(Robbie Atkinson)氏、マネジングディレクターのロン・ルゼフスキー(Ron Ruzewski)氏で、4人は今月末のインディアナポリス500(Indianapolis 500)を含めた2レースに関わることができない。
不正について、チームはプレシーズンのエンジンテスト用の設定が誤って残ってしまったと主張し、一方でニューガーデンは、プッシュトゥパスをリスタート時にも使えるルールに変わったと勘違いしていたと話している。
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2024年05月06日 12:16
5日に行われた24F1第6戦マイアミGP(Miami Grand Prix 2024)決勝で、グランプリ初優勝を飾ったマクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)が、レースを観戦に訪れていたドナルド・トランプ(Donald Trump)前米大統領から、自分が「幸運のお守りになった」とジョークを言われたことを明かした。
2024年05月06日 09:58
24F1第6戦マイアミGP(Miami Grand Prix 2024)は5日、決勝が行われ、マクラーレン(McLaren)のランド・ノリス(Lando Norris)がレッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)を抑えて初優勝を飾った。
これがGP通算110戦目のノリスは、フェルスタッペンに7秒以上の差をつけて勝利。フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)が3位に入った。年間順位ではフェルスタッペンがトップを維持している。
レースは途中まで、ポールスタートでここまで5戦4勝のフェルスタッペンがいつも通りトップを走行していたが、24周目にフェルスタッペンがピットインしたタイミングでマクラーレンのオスカー・ピアストリ(Oscar Piastri)が先頭に立ち、ピアストリもその4周後にピットインしたところでノリスがトップに立つと、その後は一度も先頭を譲らなかった。
ノリスにとっては、ハース(Haas F1 Team)のケビン・マグヌッセン(Kevin Magnussen)とウィリアムズ(Williams)のローガン・サージェント(Logan Sargeant)が接触し、セーフティーカーが導入されていた30周目にピットインできたことが大きく、これで貴重な時間を稼ぐことができた。
セーフティーカーの恩恵を最大限に受けたノリスは、フェルスタッペンがなかなか追い上げられない中で、初勝利を獲得。待望の優勝をついに決めた後は、チームのメカニックに胴上げされた。
ノリスは「金曜日の時点で、僕らに速さがあるのは分かっていた。きょうはなんとかうまくまとめることができた。完璧な戦略を取り、それがすべて報われた」と喜ぶと「これまでたくさんの人が、僕の力に疑いを持ってきたと思う。この5年間、短いキャリアで多くのミスを犯してきた。だけどきょうはみんなでやり遂げることができた。だからすべてチームのためだ」と話した。
フェラーリのカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が4位、レッドブルのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が5位に入り、メルセデスAMG(Mercedes AMG)のルイス・ハミルトン(Lewis Hamilton)が6位。RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)が7位に入った。
以下、メルセデスのジョージ・ラッセル(George Russell)、アストンマーティン(Aston Martin F1)のフェルナンド・アロンソ(Fernando Alonso)、アルピーヌ(Alpine F1)のエステバン・オコン(Esteban Ocon)と続いた。
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2024年05月05日 10:07
24F1第6戦マイアミGP(Miami Grand Prix 2024)は4日、予選が行われ、レッドブル(Red Bull)のマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)がポールポジションを獲得。その前のスプリントも制して引き続き強さを見せた。
総合3連覇中で、今季もここまで5戦4勝で年間首位に立つフェルスタッペンは、この日も圧巻の走りで7戦連続のポールポジションを獲得した。マイアミGPでは2連勝中だが、ポールトゥウィンはまだない。
フェラーリ(Ferrari)のシャルル・ルクレール(Charles Leclerc)とカルロス・サインツ・ジュニア(Carlos Sainz Jr.)が2番手と3番手で続き、フェルスタッペンのチームメートのセルヒオ・ペレス(Sergio Perez)が4番手に入った。
フェルスタッペンはスプリントも快勝。1周目では中位集団でクラッシュによる混乱が生じたが、スタートでルクレールを抑えたフェルスタッペンが危なげなくトップを守りきった。ルクレールが2位、ペレスが3位に入った。
RBの角田裕毅(Yuki Tsunoda)はスプリント8位、予選10番手に入った。
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2024年05月03日 12:21
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の世界王者マックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)は2日、所属するレッドブル(Red Bull)のエイドリアン・ニューウェイ(Adrian Newey)最高技術責任者(CTO)の離脱が、チームとの将来を考え直す理由にはならないと語った。
レッドブルは先日、19年間在籍したニューウェイ氏が2025年初めに離脱すると発表した。レッドブルはニューウェイ氏がデザインしたマシンでコンストラクターズ選手権で6回、ドライバーズ選手権で7回タイトルを獲得している。
しかし、選手権3連覇中のフェルスタッペンは、ニューウェイ氏が残留してくれるに越したことはなかったとしながらも、「見た目ほどチーム内で起きていることは劇的ではない」「このチームには多くの良い人材がやって来ていて、それが全体の部署を強化している」と指摘し、同氏の離脱で自動的にチームの勢いが落ちるとの見方を否定した。
また、自身が高額オファーで来季からライバルのメルセデスAMG(Mercedes AMG)に移籍するとのうわさについては、「仮にそうなったとしても、自分がどこかへ行く理由を決めるのはお金ではない」と述べ、「今の自分の稼ぎに満足している。重要なのはパフォーマンスだ」と話した。
さらに、「現時点で言えるのは、自分は今のプロジェクトに自信があるから、このチームに残りたいということだ」としつつ、「結局のところ、競技だけでなく人生においては、将来何が起きるか分からない」とも語った。
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2024年05月02日 11:54
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)の伝説的ドライバー、アイルトン・セナ(Ayrton Senna)氏の没後30年を迎えた1日、ブラジル国民は同胞の元サッカー選手であるペレ(Pele%)氏に匹敵する国民の誇りであり、最愛の象徴であるスーパースターに敬意を表した。
2024年05月02日 10:59
フォーミュラワン(F1、F1世界選手権)に参戦するレッドブル(Red Bull)は1日、最高技術責任者(CTO)で、F1最高峰のデザイナーと評されているエイドリアン・ニューウェイ(Adrian Newey)氏が、2025年初めに19年所属したチームを離れると発表した。
チームの発表によると、ニューウェイ氏は来年の「第1四半期」にチームを離脱する予定だという。
ニューウェイ氏は先週、クリスチャン・ホーナー(Christian Horner)代表をめぐる騒動の余波を受け、チームを去る意向であると報じられていた。
レッドブルはニューウェイ氏がデザインしたマシンでこれまでに七つのコンストラクターズと六つのドライバーズタイトルを獲得。今季もマックス・フェルスタッペン(Max Verstappen)が圧倒的な力を見せつけており、2冠を達成すると見込まれている。
ニューウェイ氏はフェラーリ(Ferrari)への移籍が取り沙汰されている。
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2024年05月02日 05:00
F1レッドブルの?天才マシンデザイナー?エイドリアン・ニューウェイ最高技術責任者(65)が1日に退団を発表し、傘下のRBに所属する角田裕毅(23)に移籍を待望する声が沸騰している。
数々の名マシンを製作してF1界に旋風を巻き起こしてきたニューウェイ氏は、レッドブルでも常勝軍団を築いたが、クリスチャン・ホーナー代表のスキャンダルを巡ってチームに内紛が起き、退団を決断したとみられている。今後はF1マシンの開発からは離れ、2025年の第1四半期に正式退団する運びだ。
「ほぼ20年間にわたって、レッドブル・レーシングが新興チームから何度もタイトルを獲得するチームに成長するうえでの重要な役割を果たせたことは、私にとって非常に名誉なことだった。今はそのバトンを他の人に渡し、自分自身も新たな挑戦をする良い機会だと感じている」とニューウェイ氏はコメントを発表した。
?優勝請負人?のニューウェイ氏が退団することで、今後はレッドブルの低迷が危惧される。そのため角田もレッドブル・グループから離脱して移籍したほうがいいとの意見が続出している。
ファンからはネット上で「角田は絶対昇格しないほうがいい」「ニューウェイまじか…。これで(ヘルムート)マルコもマックス(フェルスタッペン)もいなくなったらレッドブル完全にオワコンじゃん。角田君も昇格じゃなくて移籍の方が良くなるね」「速いマシンを求めるなら角田がレッドブル行く意味無くなりそう」と角田にも退団を求める声が噴出。
そして「角田はもうアストンに移籍した方が良さそう」「個人的にはアストンに来てほしい。ホンダPUと再び黄金タッグを!! そして角田くんもアストンへ!」「個人的には、アストン、ホンダ、ニューウェイ、アロンソ、角田くんの組み合わせが見たいです」などと2026年から始動する?アストンマーティン・ホンダ?で、ニューウェイ氏と角田のタッグ結成への期待が高まっている。
ニューウェイ氏の電撃退団は、各ドライバーの去就にも影響を与えそうだ。
2024年04月29日 13:08
ロードレース世界選手権、第4戦スペインGPは28日、MotoGPクラス決勝が行われ、ドゥカティ・レノボ・チーム(Ducati Lenovo Team)の王者フランチェスコ・バニャイア(Francesco Bagnaia、イタリア)が3連覇を果たした。ポールポジションから出たグレシーニ(Gresini Racing MotoGP)のマルク・マルケス(Marc Marquez、スペイン)は2021年以来の優勝に届かなかった。
マルケスは激しい攻勢をかけたが、バニャイアが首位を守りきって今季2勝目。レース後には「マルクとのファイトは楽しかった」と振り返り、「彼とやるときは積極性が求められる。とても楽しかったし、これだけの観客が集まったの見られた。みんなに感謝したい」とコメントした。
一方で総合優勝6回の実績を持つマルケスは、昨年3月のポルトガルGP以来となるポールポジションを獲得したが、地元レースで2021年10月以来、900日ぶりの優勝を飾ることはできなかった。それでも近年は体調の問題とけがに苦しんでいた中で、2022年10月のオーストラリアGP以来となる2位に入り、復活の気配をうかがわせた。
本人も「とても重要なレースになった」と話し、序盤は硬さがあったもののバニャイアと渡り合えるスピードがあったことを喜ぶと「昔のような接戦だった。ラスト1周の彼(バニャイア)はものすごく速くて、必死に付いていった」「すごくうれしい。(移籍後)初の表彰台だ」と話した。
3位にはプルタミナ・エンデューロVR46レーシングチーム(Pertamina Enduro VR46 Racing Team)のマルコ・ベッツェッキ(Marco Bezzecchi、イタリア)が入った。今季総合トップに立つプラマック・レーシング(Pramac Racing)のホルヘ・マルティン(Jorge Martin、スペイン)は、トップで走っていた残り15周で転倒しリタイア。それでも2位バニャイアと17ポイント差の総合首位を守っている。
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