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2022年09月25日 11:00
ラウンド当日、「ミスが止まらない」「いつもは出ないミスを連発する」「うまく打てない状況があった」。そんなときはこのレッスンをチェック!当日でも簡単にミスの対処ができるので、覚えておくとすごくオススメ。 今月はラウンド日の調子に合わせたフェアウェイウッドの打ち方をレッスン! ドライバーの調子はいいのに......フェアウェイウッドがうまく打てない! ドライバーの調子がいいときは、FWもアッパー軌道に打とうとしていることが多い。体がのけ反ってボールに届かずフィニッシュもカッコ悪くなってしまうことも! スイングは変えずにスタンス幅だけ変える 右足を1足ぶん左足に寄せる。左足を寄せたことで、ボールのやや右にあった軸がボールの上に移る FWが苦手な人は多いと思いますが、ラウンド中「ドライバーはうまく打てるのに」「アイアンの調子はいいのに」と思うことはありませんか?今月はその調子のいい部分を崩さずに、FWをうまく打つ方法をレッスンします。まず、ドライバーの調子がいい日は、FWをアッパー軌道で打ってしまっていることが多いです。体重が右に残ってしまうので、インパクトでヘッドがボールに届かずミスします。ドライバーはティーアップしているのでアッパー軌道になってもボールに届きますが、FWは地面にボールがあるのでボールをしっかりとらえられません。 これを直すために右足を1足ぶん左足に寄せて、スタンス幅を狭くしてください。右足を左に寄せることでスイング軸が左に移動し、クラブの最下点も左に移るのでボールにヘッドがきちんと届くようになります。 フィニッシュをとらずに前に歩き出すと軸の位置をより左に移しやすくなる フィニッシュで止まらずに、歩くように右足を前に出して一歩進んでからフィニッシュをとる インパクトを大きく長くする アイアンの調子がいいのにFWがうまく打てない日は、クラブがアウトサイドから入るカット軌道になっていることが多いです。アイアンはクラブが短く、スイングもコンパクトになりますが、長いFWをアイアンのように打つと手打ちになりがちで、カット軌道になってしまいます。 トップは腕を曲げずに(×)、伸ばしたところで止めると(◯)、クラブをゆるやかな軌道で下ろしやすくなる FWはアイアンよりもゆるやかにヘッドを入れていく。そのためには体重移動が大事になりますが、積極的な体重移動は体を回すだけではなく、左右にスライドしながら移すイメージをもってください。スイング中にカカトの上げ下げを行うことがポイントで、うまく体重移動ができるとクラブの軌道がゆるやかになり、ヘッドもインの低い位置へと振り下ろせます。インパクトは点ではなく、長いゾーンになるのでボールをミートしやすくもなりますよ。 いかがでしたか? フェアウェイウッドがうまく打てない時は、ぜひ試してみてください! レッスン=大堀貴子 ●おおほり・たかこ/1981年生まれ、茨城県出身。大学卒業後にオーストラリアにゴルフ留学し、海外のゴルフメソッドを学ぶ。帰国後は植村啓太に師事し、ゴルフスイングやレッスンを学び、現在はK's Island Golf Academyでレッスン活動を行なっている。 写真=村上悦子 協力=サザンヤードカントリークラブ
2024年05月05日 21:05
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
アマチュアの15歳の李暁松(リ・ヒョソン、韓国)が7打差10位でスタートして1イーグル、5バーディー、2ボギーの67をマーク。通算8アンダーで大逆転優勝を飾った。大会初のアマチュアVで、日本女子ツアー史上8人目のアマチュア優勝となった。
李は2008年11月11日、韓国生まれの15歳176日。2014年のKKT杯バンテリン杯の勝みなみの15歳293日の国内女子ツアー最年少記録を更新。国内男子も2007年マンシングウェアKSBカップの石川遼の15歳245日で、いずれも更新して国内男女ツアー最年少記録となった。国内メジャーの最年少女王は2016年日本女子オープンの畑岡奈紗の17歳263日だった。また、最終日7打差逆転もこれまでの5打差を2打更新する日本女子ツアーのメジャー最多記録となった。
◆164センチの馬山第一女子高1年生は、優勝会見で喜びを語った。
―率直な気持ちは?
「自分が優勝したことが信じられないです。今回は、リラックスした気持ちでプレーしようと挑みました。日本のメジャーで優勝できて本当にうれしいです」
―7打差で迎えた最終日
「きょうはあまり(優勝は)意識せずにプレーしました」
―優勝を意識した場面は?
「15番でバーディーを取った時に、ボードを見てトップと2、3打差だった記憶があります。その瞬間にうまくいけば優勝いけるかも、と意識しました」
―ホールアウト後に後続組みを待って居た時の心境
「18番のイーグルまで平常心を保ってプレーしました。スコアカードを提出した時から手が震え始めて、それから涙が出そうな緊張が一気にこみ上げてきました」
―予選落ちした昨年大会からの1年での上積み
「飛距離はあまり変わらないです。スイングは変化しました。パターの練習もしました。去年参加したことが良い経験になって、自分の技術を磨けたと思います」
―今後のプロ転向は?
「まだ15歳なので、3年後にプロ転向できる歳になります。その頃には日本のツアーでも活躍できるくらいになっていたいと思います」
―憧れの選手は?
「(元世界ランク1位の)高真栄(韓国)選手がロールモデルです」
―好きな日本食は?
「日本そばが大好きで。ウナギのご飯も好きで、今週は2回ずつ食べました。昨日はウナギ重を食べました」
―好きな日本漫画は?
「呪術廻戦が大好きです。漫画を通して日本語を勉強していました」
―昨季の日韓の女王が最終日スタート時には上にいましたが
「すごい選手が参加されていると思ったけど、優勝は考えずにトップ10に入れればと思ってプレーしました」
―趣味は
「性格が内向的なので、自宅でドラマや映画を見るのが好きです」
2024年05月05日 19:27
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
大会特別協賛の久光製薬とスポンサー契約を結ぶ日米通算24勝で元世界ランク1位の宮里藍さんが、アマチュアの李暁松(リ・ヒョソン、韓国)が15歳176日のツアー最年少優勝を果たした大会を総括した。「紙一重のプレーがずっと続いていて、誰が勝ってもおかしくない感じだったが、この(強風の)コンディションで5バーディー、1イーグルには勝てないなという感じ」と振り返った。
17番パー3で第1打を7アイアンで2メートルにつけてバーディー、18番パー5をイーグルで締めた李のプレーについて「良いスイングをするし、飛距離も出る。16番でボギーを打ったけど、17番のバーディーでガッツを見た気がした。彼女の気持ちの強さというか、それが最終的に18番のセカンドショットにつながったと思う」と語り、「これからどんなふうに成長していくのか楽しみ」と期待した。
2024年05月05日 18:31
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
3打差2位で出た2022年大会覇者で22、23年の日本ツアー年間女王の山下美夢有(みゆう、加賀電子)は3バーディー、5ボギーの74で回り、通算5アンダーで4位に終わった。「いい流れでバーディーが来ていたけど、後半はなかなか…。上がりが悔しい」。勝負所でスコアを落とし、唇をかんだ。
9番のバーディーで9アンダーとし、昨年の韓国ツアー賞金女王の李叡源(イ・イェウォン、韓国)を捉えると、10番で単独首位に立った。しかし、15番パー5の第3打を「風のジャッジとフライヤー」の影響でグリーン奥に外してボギー。17番パー3で再びスコアを落とした。「15番はもったいなかったし、17番の3パットが悔しい」と振り返った。
6月24日の世界ランクを基にした五輪ランキングで決まるパリ五輪代表争いは佳境に入っていく。「もうすぐなので、しっかりと修正して、また来週から頑張りたい。ショットがこの大会で安定してきたので、残りの試合で優勝を目指したい」と気持ちを前に向けた。
2024年05月05日 18:05
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
10位から出た原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)は2バーディー、2ボギーの72で回り、通算3アンダーで7位に順位を上げて大会を終えた。
2024年05月05日 18:01
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
4打差3位から出た佐久間朱莉(大東建託)は2バーディー、1ボギーの71と伸ばすも、通算7アンダーで1打届かず2位に終わった。取材対応中には悔し涙がこぼれた。「また勝てなかった。15番で(ボードを)見て、ここから2ついけたら面白いだろうなと思っていた。グリーン奥に外した17(番のボギー)がもったいないが、自分の思ったショット、パターのストロークはできた」と悔しさを見せながらも、納得の表情で話した。
1番パー5でティーショットを左林に打ち込み、いきなり5メートルのパーパットが残るピンチに。下りのパットだったが、ねじ込み切り抜けた。その後もチャンスにつかない展開が続き11番までは全てパー。12番で10メートルのバーディーパットを沈めて、笑みを浮かべた。13番パー3では奥のラフからの第2打が止まらず、グリーンを出てしまった。10ヤードのアプローチはラインに乗ってカップに吸い込まれ、右拳を突き上げた。16番では第2打を50センチにつけて、首位と並ぶ8アンダーに。だが、17番で3メートルのパーパットを外し、2位に後退。最終18番もバーディーパットが入らず、敗戦が決まった。
今季は4月の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンでも1打差2位。前週のパナソニックオープンでも、首位で最終日を迎えながら7位と、優勝まであと一歩届かない試合が続いている。初Vへの思いは強く、納得いくプレーができた1日にも、「勝てなかったら意味がない」と自らに厳しい言葉をかけた。悔し涙を糧に、次週のRKB×三井松島レディス(10日開幕、福岡CC和白C)へ前を向いた。
2024年05月05日 17:39
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
46位から出た勝みなみ(明治安田)は6バーディー、5ボギーの71で回り、通算3オーバーで21位だった。「今日すごくいいプレーができたし、ショットも安定していた。いいゴルフができたので、アメリカにつながったと思う」と納得の表情だった。
最終9番パー5は、残り73ヤードの第3打を50センチにつけてバーディー締め。「ウェッジを少し重たいものに変えて昨日までの3日間に臨んだけど、ちょと合わなくて。今日戻したらけっこう良かった」と振り返った。
今年3月以来の日本ツアーでのプレーに、大勢のギャラリーがついた。「すごくありがたくて。久しぶりに出て忘れられていないか、ちょっと心配だったけど、温かい応援を受けてすごくうれしかった。また皆さんにお会いできるのを楽しみにしています、という感じと笑顔を見せた。
次週の米ツアー、コグニザント・ファウンダーズカップに出場するため、6日に渡米する。「ラムネが大好きなので、とりあえずラムネを買っていきます。シュワシュワするラムネ。大量買いしていきます」と元気いっぱいにコースを後にした。
2024年05月05日 16:48
女子ゴルフの国内メジャー初戦、ワールドレディスサロンパス杯(読売新聞社など後援)は5日、茨城県の茨城GC東(パー72)で最終ラウンドが行われ、首位と7打差の10位から出たアマチュアのリ・ヒョソン(韓国)が1イーグル、5バーディー、2ボギーで回り、通算8アンダーで優勝を飾った。
リは15歳176日で、日本ツアーの最年少優勝記録を更新。7打差逆転優勝は国内メジャーで最大となった。
1打差の2位は佐久間朱莉。山下美夢有は5アンダーで4位だった。
2024年05月05日 16:35
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・最終日」(5日、茨城GC東C=パー72)
今季国内メジャー初戦を制したのは日韓の女王ではなく、15歳の韓国の超新星だった。
2024年05月05日 16:33
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
夏日の強い日差しの中、全競技が終了した。アマチュアで唯一決勝ラウンドに進んだ15歳の李暁松(リ・ヒョソン、韓国)が、大観衆の前で歴史的快挙を成し遂げた。7打差10位で出て1イーグル、5バーディー、2ボギーの67をマーク。通算8アンダーで大逆転優勝を飾った。日本女子ツアー史上8人目のアマチュア優勝となった。
李は15歳176日。2014年のKKT杯バンテリン杯の勝みなみの15歳293日の国内女子ツアー最年少記録を更新。国内男子も2007年マンシングウェアKSBカップの石川遼の15歳245日で、いずれも更新して国内男女ツアー最年少記録となった。また、最終日7打差逆転も日本女子ツアーのメジャー史上最多記録更新となった。
佐久間朱莉(しゅり)が1打差の2位。昨年の韓国ツアー賞金女王の李叡源(イ・イェウォン、韓国)が6アンダーの3位。22年大会覇者で22、23年の日本ツアー年間女王の山下美夢有(みゆう)、18年大会覇者の申ジエ(韓国)が5アンダーの4位だった。
22、23年の韓国女子アマチュアを制した15歳の李は、アマチュアの韓国代表チームの紺と赤のウェアに身を包んでプレー。昨年のこの大会では予選落ちを喫したが、1年間で急激な成長を見せて日韓の昨年の女王2人を撃破。圧巻は首位と2打差で迎えた520ヤードの最終18番パー5。第2打をピン左下5メートルへ。イーグルパットをねじ込むと、大歓声の中で右拳を揺らした。
大会初のアマチュア優勝で国内メジャー史上最年少V。李は「まだ優勝したかどうか実感がわいていません。とても大好きな日本で優勝できたことを本当に光栄に思っています。(7打差大逆転に)トップ10(10位以内)でフィニッシュをと思っていて、途中でリーダーボードを見て、緊張しないで1日最後までプレーしようと思って頑張ったら最後にイーグルが取れました」と話した。
また、表彰式の優勝スピーチで李は落ち着いた表情で韓国語で感謝の思いを語った。「このような大会で優勝できたことを本当にありがたいと思っていますし、うれしいです。そして日本ツアーに将来的に参戦できたらいいなと思っています。昨年よりも少し成長した姿で、日本の皆様とお会いできたことをうれしく思っています。来年もまたより成長した姿でお会いできたらと思います」。最後に日本語で「ありがとうございました」と話し、あどけない笑顔を見せた。
2024年05月05日 16:24
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
アマチュアで唯一決勝ラウンドに進んだ15歳の李暁松(リ・ヒョソン、韓国)が、大観衆の前で猛チャージを演じた。7打差10位で出て1イーグル、5バーディー、2ボギーの67をマーク。通算8アンダーで首位に並んでホールアウトした。
アマチュアの韓国代表チームの紺と赤のウェアに身を包んでプレー。初出場した昨年大会では予選落ちを喫したが、1年間での確かな成長を見せつけた。圧巻は520ヤードの最終18番パー5だった。第2打をピン左下5メートルにつけた。イーグルパットをねじ込むと、大歓声の中で右拳を揺らした。ホールアウト後は後続組のプレーを見守っている。
李は15歳176日。2014年のKKT杯バンテリン杯の勝みなみの15歳293日の国内女子ツアー最年少記録を更新。国内男子も2007年マンシングウェアKSBカップの石川遼の15歳245日で、いずれも更新して国内男女ツアー最年少記録となる。
2024年05月05日 15:31
◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 最終日(5日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)
2打差の3位からスタートした米沢蓮(ティ・エム・プラテック)が6バーディー、1ボギーの65で回り、通算13アンダーで逆転優勝した。19歳で東北福祉大2年生だった2019年5月のアジアパシフィックオープンダイヤモンドカップでは浅地洋佑に1打差2位で惜敗し、アマチュア優勝を逃した。それから5年。最終18番で劇的なバーディーを決め、同じ最終組で回った東北福祉大の2学年先輩の片岡尚之(CS technologies)を1打振り切り、念願のツアー初優勝を果たした。
「上がり3ホールは、あまり覚えていません。最後のパットを決めてプレッシャーから解放されました」とホッとした表情で話した。
米沢は岩手県出身選手としては日本男子ツアー初優勝となった。優勝インタビューで、情報番組「ゴゴスマ」の総合司会を務める石井亮次アナウンサーに岩手県出身の米大リーグ、ドジャースで大活躍する大谷翔平について聞かれると「大谷選手は本当に素晴らしい選手です」と答えた。
首位から出た愛知県出身の小木曽喬(フロンティアの介護)は72とスコアを落とし、4打差の3位。地元での優勝を逃した。
2010年大会の最終日で世界主要ツアー最小の58をマークして大逆転優勝をした石川遼(カシオ)は通算イーブンパーの34位だった。
2024年05月05日 15:13
ゴルフ・中日クラウンズ最終日(5日・愛知名古屋GC和合=6557ヤード、パー70)――3位で出た米沢蓮が6バーディー、1ボギーの65で回り、通算13アンダーでツアー初優勝。
2024年05月05日 14:09
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
最終組の前半が終了した。
3打差2位で出た2022年大会覇者で22、23年の日本ツアー年間女王の山下美夢有(みゆう)が3バーディー、1ボギーでスコアを1つ伸ばして通算9アンダーとし、首位を捉えて折り返した。
単独トップから出た昨年の韓国ツアー賞金女王の李叡源(イ・イェウォン、韓国)は9番パー5でボギー。バーディーを奪った山下に並ばれた。
初優勝を狙う佐久間朱莉(しゅり)は10番まで全ホールでパーを重ね、6アンダーで暫定3位から追走中。
アマチュアで唯一決勝ラウンドに進んだ15歳の李暁松(リ・ヒョソン、韓国)とペ・ソンウ(韓国)は5アンダーで暫定4位に順位を上げている。
申ジエ(韓国)が12番を終えて4アンダー、金沢志奈は10番を終えて3アンダー、原英莉花、河本結、菅沼菜々が2アンダーの暫定8位でプレー中。
2024年05月05日 13:52
◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 最終日(5日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)
28位からスタートした石川遼(カシオ)は、バーディーなし、1ボギーの71で回り、通算イーブンパーで今大会を終えた。石川がホールアウトした時点で35位に後退した。
1番パー4で約3メートルのバーディーパットはわずかに外れた。2010年大会の最終日で12バーディーを量産し、世界主要ツアー最小の58をマークして大逆転優勝を果たした石川は、この日、スタートホールで良い流れに乗れず、14年前のような猛チャージとは対照的な渋いゴルフになった。「もう少しでナイスプレーだった。ボギーをひとつで抑えられたので、そんなに悪くありません。ただ、いいスコアを出すにはかみ合わなかった」と落ち着いた様子で18ホールを振り返った。
プレーでは、大きな見せ場をつくることは出来なかったが、ホールアウト後には好プレーを見せた。
ゴールデンウィークで多くの観衆が来場。クラブハウス前には石川のサインを求めるファンが約100メートルの行列をつくった。
石川は約200人、全員にサイン。「ありがとうございます」と感謝するファンに対し、石川も目を見て「ありがとうございます」と応えた。石川が全員にサインを終えると、クラブハウス前のファンの間から自然と温かな拍手が沸き起こった。
トッププロはプレーだけではなく、プレー以外でもファンを沸かせることができる。日本男子ツアーを支える看板選手にふさわしい、石川遼の姿だった。
2024年05月05日 11:30
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 最終日(5日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
今季米女子ツアーでネリー・コルダ(25)=米国=が、ツアー最多に並ぶ出場5戦連続優勝中と歴史的快進撃を演じて、女子ゴルフ界の注目を一身に集めている。身長178センチでトップモデルのような容姿を持ち、異次元の強さを見せて、米女子ツアーの人気も再燃気配だ。2021年東京五輪金メダリストでもある世界ランク1位の衝撃的な強さの秘密を今大会に出場する、パリ五輪日本代表候補4人に聞いた。最終回は山下美夢有(みゆう、22)=加賀電子=。
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日本ツアー通算11勝(国内メジャー3勝)の山下は、世界ランク1位の無敵の女王と真夏のパリでの対決を夢見ている。2022年から5大メジャーにスポット参戦してきたが、コルダと同組でのラウンドはまだないという。今季、米ツアー歴代最多に並ぶ出場5連勝を飾っているプレーの印象については「(身長が)大きいし、めっちゃ飛ぶし、パターもめっちゃ入っているなと思います。米国での反響? すごいと思いますね」と語った。
山下は22年、23年とも抜群の安定感で5勝を挙げて日本ツアーの年間女王に輝いた。昨季はフェアウェーキープ率79・0841%、平均パット数1・7256、パーセーブ率90・0585%でいずれも日本ツアー1位だった。世界ランクは日本勢4番手の28位につけている。トップの畑岡奈紗は18位、2番手の古江彩佳は23位、笹生優花は25位。6月24日の世界ランクをもとにした五輪ランクでパリ五輪日本代表2枠が決まるが、同週までの試合で好成績をおさめれば十分、代表権をつかむチャンスが残る。
日本ツアーを主戦場にする山下にとっては、世界ランクへの加算ポイントの高い今大会と5大メジャーの成績が肝要となる。コルダが5連勝を飾った4月の5大メジャー、シェブロン選手権は17位だった。5月30日開幕の全米女子オープン(ランカスターCC)、6月20日開幕の全米女子プロ選手権(サハリーCC)の出場権も既に手にしている。
コルダは、パリ五輪でゴルフ競技では男女通じて初となる連覇がかかる。「(五輪で)一緒に戦いたいっていうのもあるので、まずは私が頑張らないといけない」と山下。日本の女王は代表争いのサバイバルレースを勝ち抜き、今夏のパリで世界一の選手とメダルを争う。
◆女子ゴルフのパリ五輪への道 6月24日時点の世界ランクを基準に算定する五輪ポイント上位60人が出場権を得る。〈1〉同ランク15位以内は各国・地域で最大4人〈2〉16位以下は〈1〉の有資格者を含めて最大2人が出られる。大会は8月7日から4日間、フランス「ル・ゴルフナショナル」で72ホールストロークプレーの個人戦で争う。21年東京五輪は畑岡奈紗と稲見萌寧が出場し、稲見が日本ゴルフ界初の表彰台となる銀メダル、畑岡は9位だった。
◆ネリー・コルダ 1998年7月28日、米フロリダ州生まれ。25歳。16年にプロ転向し、18年のスウィンギングスカート台湾選手権で米ツアー初優勝。21年全米女子プロ選手権などメジャー2勝を含む通算13勝。21年東京五輪は姉とともに米国代表で出場して金メダル。22年に鎖骨下静脈の血栓の手術をし、4か月間戦線離脱した。178センチ。家族は両親と姉。