2022年07月01日 13:49
育成契約選手の日本ハム・田中瑛斗(えいと)投手(22)が1日、支配下登録された。背番号は「146」から「93」に。同時に、7日のロッテ戦(ZOZOマリン)でプロ初先発登板することが決まった。「一昨日(6月29日)のイースタン戦(対ロッテ、ロッテ浦和)で先発して、降板した際にベンチで木田2軍監督から伝えられました。これからやってやるぞという気持ち。今まで以上に野球を楽しんで、ビッグボスに恩返しがしたい」 同投手は大分・柳ヶ浦高時代に最速149キロをマーク。2018年ドラフト3位で入団した。しかし、20年7月に右肘関節鏡視下手術を受けたこともあり、昨オフに戦力外通告を受け、育成選手として再契約を結んでいた。新庄剛志監督(50)は「ボールの切れがいいし、強い気持ちを持った選手。キャンプ中からこの時期ぐらいに背番号を若くして、1軍で投げさせたいと思って見ていた」と明かした。そして「スター候補として7月7日に先発してもらいます」と突然の発表。初耳で驚く右腕を横目に、「背番号と同じ93球を目指して投げてくれれば。今日の『おめでとう』から、7月7日は『いいピッチングをしてくれてありがとう』に変わる投球をしてもらいたい」と大きな期待をかけた。七夕登板に向け、田中自身も「同期の清宮もすごく喜んでくれて、また同じ舞台(1軍)でできるのはうれしい。今までやってきた投球がそのままできれば、抑えられるんじゃないかな、という手応えはある」と自信をのぞかせた。(東山貴実)
2024年05月02日 20:31
ブルワーズのビエイラが161キロで圧倒、ド派手なパフォーマンスを見せた
■ブルワーズ 8ー2 レイズ(日本時間1日・ミルウォーキー)
ブルワーズのチアゴ・ビエイラ投手が4月30日(日本時間5月1日)、本拠地で行われたレイズ戦に救援登板し、1回無失点の好投で試合を締めた。最後の打者を空振り三振に斬ると、ド派手なパフォーマンス。NPB最速記録の166キロを計測した右腕に「巨人の頃より派手になってない?」との声があがっている。
6点リードの9回に5番手としてマウンドにあがると、自慢の剛速球で打者を圧倒した。先頭のアロサレーナを一ゴロに抑えると、続くパラデスには左前打を許す。しかすロサリオを見逃し三振、ラミレスを空振り三振に斬った。最後は高めへの100.3マイル(約161.4キロ)でド派手なパフォーマンスを見せた。
巨人時代は胸を手で叩くパフォーマンスで人気を博したが、メジャー復帰後は少し違った動き。投げた勢いで一回転し、右腕をアッパーのように振り上げると、両腕を上に挙げて吠えまくる。SNS上のファンは「そのうち乱闘なると思う」「乱闘になりかねん」「メジャーでそれはやめとけ」と心配の声をあげている。
また、1日(同2日)の同戦では、審判にグラブの変更を命じられる場面も。鮮やかな水色に白いウェブのデザインに問題があったと見られる。何かと注目を集めているが、9試合に登板して0勝0敗1セーブ、防御率4.91。昨季は4年ぶりにメジャー復帰し、今季は地区首位を走るチームの一因として躍動している。(Full-Count編集部)
2024年05月02日 20:00
2日に放送された『ショウアップナイタースペシャル いつでもみんなのプロ野球』にショウアップナイター解説者の真中満氏が出演し、“推し選手”に日本ハムの田宮裕涼を挙げた。
この日の番組のテーマは“あなたの推し選手”ということで、番組パーソナリティを務めた松本秀夫アナウンサーから推し選手について問われると、真中氏は「最近気になっているのは日本ハムの田宮選手」と回答。
「キャッチャーなんですけど、脚も速いですし、バッティングもいい。可愛い顔もしているので人気が出るかなと思っています。5番打ってるんですよ。ちょっと楽しみな選手が出てきたなと思って見ているんですよ」と田宮を推した。
田宮はプロ6年目の今季、21試合に出場して打率.381、8打点をマーク。守っても盗塁阻止率はリーグ2位の.357を記録する。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月02日 19:47
西武の4年目・若林が1日の日本ハム戦で先制&サヨナラ弾を放った
西武・若林楽人外野手が1日にベルーナドームで行われた日本ハム戦で先制&サヨナラ弾を放ち、自身初の1試合2本塁打で劇的勝利に貢献。2度の手術を乗り越えた4年目26歳の活躍にファンも「マジで泣ける」と歓喜した。
若林は2回に先制の1号ソロを放つと、1-1の同点で迎えた9回2死二塁、日本ハム・齋藤友貴哉投手の初球のスライダーを捉え、西武の応援団が陣取る左翼スタンドにサヨナラ弾を突き刺した。仲間から祝福の水を浴びせられ、次々とハグを交わした。
「本当、なんていうんですか……無心でいきました。それ(勝利)が一番うれしく思います」
2020年に駒大からドラフト4位で入団。1年目から俊足を武器に5月の段階で両リーグトップの20盗塁をマークしていたが、試合中に左膝を負傷。同年6月に左膝前十字靭帯再建術を受けた。2022年の復帰後も思うような結果を残せず、昨年は36試合出場で打率.261、1本塁打、7打点、4盗塁。同年オフに手術で使用した金具を除去する手術を受けた。
今季は開幕1軍スタートも、4試合で16打数無安打で4月8日に2軍へ降格。同21日に再昇格を果たしていた。チームは3・4月で8勝18敗と低迷。チーム打率.201と攻撃力不足は深刻だった。
5月に入り、その初戦で手術から復活した“快速”が打撃でチームを勝利に導いた。DAZNが公式X(旧ツイッター)に「若林大大大劇場」とコメントをつけてサヨナラ弾の動画を投稿。ファンも「この笑顔見るために応援してる」「マジで泣ける」「勝たせてくれてありがとう」「楽人さんの喜びようで涙腺うるむ」「月が変わるとツキがやってくる」と喜びのコメントを寄せていた。(Full-Count編集部)
2024年05月02日 19:30
2日に放送された『ショウアップナイタースペシャル いつでもみんなのプロ野球』にショウアップナイター解説者の真中満氏が出演し、阪神の門別啓人について言及した。
2024年05月02日 19:18
山本由伸のデビュー戦を除いた6試合の防御率は「1.64」
■ドジャース 8ー0 Dバックス(日本時間2日・フェニックス)
ドジャース・山本由伸投手が1日(日本時間2日)の敵地でのダイヤモンドバックス戦に先発し、6回5安打無失点、5奪三振で3勝目を挙げた。初回5失点KOだった3月21日のホロ苦デビューから登板ごとに内容がよくなっていることに、米メディアは「ヤマモトは本物だ」と評価をあげている。
山本はメジャーデビューとなった3月21日の韓国・ソウルでの初登板は初回に4安打を浴び、5失点を喫しKOされた。屈辱の防御率45.00から、直近では3試合連続でクオリティスタート(QS)を記録するなど、同2.91まで改善した。
地元紙「オレンジ・カウンティ・レジスター」のドジャース番ビル・プランケット記者はX(旧ツイッター)に「ヨシノブ・ヤマモトのドジャースでの初先発登板は忘れてしまっていいものであった。その分を忘れ去っていいのなら、ソウルでの登板を無くした6先発登板で彼の防御率は1.64、WHIP0.97となるだろう。」と投稿した。
「ドジャース・ネーション」のダグ・マッケイン記者も韓国での投球を除いた成績を紹介。その上で「その後の6先発は、彼は33回を投げ、6失点、防御率1.64に抑えている。ヤマモトは本物だ。彼のことをハズレだと思っていた人は信じられない」と綴った。米全国紙「USAトゥデイ」のボブ・ナイチンゲール記者も「韓国でのメジャーデビュー戦で彼が1回に5失点したことは忘れよう。ヤマモトの防御率は1.64だ」と記した。
山本が自らの投球で信頼を取り戻し、米メディアからも一目置かれる存在となっていた。(Full-Count編集部)
2024年05月02日 19:00
2日に放送された『ショウアップナイタースペシャル いつでもみんなのプロ野球』にショウアップナイター解説者の真中満氏が出演し、巨人の西舘勇陽について語った。
この日は“あなたの推し選手”とテーマに、リスナーからの推し選手を番組内で紹介された。その中でリスナーから真中氏に向けて、2試合連続失点中の西舘勇陽の“復活”のためのポイントについて質問があった。
真中氏は「今は開幕してからこれだけ投げていることはないと思うんですよちょっと疲れは確かにあると思いますね。毎日ブルペンに入って投げるわけですから、疲れもあると思うので、うまく休ませながら行ければ、全然(調子が)戻ってくると思いますよね」と話した。
ドラフト1位の西舘は開幕から10試合連続無失点・10試合連続ホールドを達成したが、直近の2試合はいずれも失点。ここまで12試合に登板して、0勝2敗10ホールド、防御率4.22の成績を残している。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月02日 18:56
開幕から約1カ月、阪神が15勝9敗4分けでセ・リーグの貯金を独占した形になっている。3ゲーム差離れた2位・巨人は勝率5割、借金1で中日、広島、同2でDeNA、ヤクルト。交流戦までを一区切りとして、どこが阪神追撃の一番手となるのか−。阪神、広島、オリックスで指導者を歴任したデイリースポーツ評論家・岡義朗氏は「貯金3をいかに作れるか」と分析する。
2位・巨人は投手陣が安定。先発陣では菅野が復調し、戸郷、山崎伊らが安定した成績を残している。リリーフ陣も守護神・大勢を筆頭にバルドナードらの勝ちパターンだけでなく、ビハインドで登板する投手も粒ぞろいだ。
一方でチーム打率が・227とリーグ最下位に低迷。「ペナントレースの鉄則として打つ力は必要。春先はピッチャーが良くて走る可能性はあるけど、疲労や相手の慣れが出てくる。特に夏場は打力。そこが現状の課題だよね」と岡氏は分析する。中日にしても「最初は投手陣の力で貯金を作ったけど、リリーフ陣も含めて目いっぱい戦っていた印象。今、阪神が投手を試しながら起用していることを考えれば、何か野手で爆発的な活躍をする選手が出てこないといけない」と指摘する。
広島は「外国人2人が離脱するなど戦力的に厳しい中でも、新井監督の粘りの野球で持っている。去年もそうだったけど、メンタルの部分で5割前後を戦っている」とし、DeNAとヤクルトは「打線はいいものがある、力があるんだけど、防御率(DeNAは3・41、ヤクルトは3・34)を見ても、投手陣が整備されてこないと浮上できない」と分析した。
どの球団も課題が浮き彫りとなる中、解消していくために必要となるのが「貯金3」というライン。「貯金が3くらいあると、監督が思いきって新戦力を試したり、大胆な起用ができる。今の阪神がそうだけど、漆原や浜地を延長の同点の場面で起用してみたり、先発で門別を試してみたり。そこで成功すれば選手は成長する。失敗しても課題を持って取り組めばいい。貯金があるからこそ先のシーズンを見据えて戦力を整備できる。岡田監督の起用からはそういう意図が感じられる」と評し、「これが借金のあるチーム、5割前後のチームはなかなかできない。どうしても目の前の1試合を全力で勝ちにいかなきゃいけない。だから貯金3くらいになるとベンチは雰囲気がかわる。そこで試してみようという形になる」。過去の指導者経験を踏まえた上で、いかに貯金を持つかが重要な要素だという。
その上で「ここまでの戦い方を見て可能性が高いとすれば巨人、広島。巨人は坂本、丸が岡本和の周りを固められるようになれば他の若手選手にもいい影響が波及していく。広島は戦力以外の部分で新井監督が『家族』と称して選手にやりやすい環境を作っている。モチベーションは他の球団と比較しても上にいける要素になるんじゃないか。実際に去年も故障者が出た中で2位。今年もその粘り強さはある」と分析した。
首位の阪神は「投手陣の層はやっぱり厚い。ビハインドで投げる投手がいいから、例え負けていても勝つチャンスが生まれる。野手もバランスがとれている。下位打線からでも点が取れる形を持っているし、岡田監督が先を見据えた戦力整備をしているから、隙がない」と岡氏。「明日から阪神は巨人、広島6連戦。ここで両チームがどういうゲームができるかもポイントになる。そして交流戦前にも阪神は広島、巨人と6連戦。日程的に考えても、この2つが阪神に待ったをかける一番手にならないといけないし、その可能性を持っているチームと言えるでしょ」とし、「逆に阪神を止められなければ一気に独走という形になってもおかしくない」と今後を展望した。
2024年05月02日 18:51
ベッツのWARを162試合に換算すると「15.7」、野手最高はルースの「14.1」
■ドジャース 8ー0 Dバックス(日本時間2日・フェニックス)
ドジャースのムーキー・ベッツ内野手が、歴史に残るペースで快音を響かせている。
2024年05月02日 17:33
大谷は伊藤園の「お〜いお茶」ブランドとグローバルアンバサダー契約
ドジャース・大谷翔平投手が横浜スタジアムに!? 大谷がグローバルアンバサダー契約を結んだ、伊藤園の「お〜いお茶」ブランドが製作した広告画像に、横浜スタジアムが使用されており、ファンの間では「大谷横浜来るって事でいい?」などと話題を呼んでいる。
伊藤園は4月30日に大谷との契約を発表。同日は日本国内だけではなく、「ワシントン・ポスト」「ロサンゼルス・タイムズ」といった世界60紙以上の新聞の全面広告を展開した。「お〜いお茶くん【公式】」のX(旧ツイッター)でも投稿された。
使用された画像は球場のスタンドに「お〜いお茶」が置かれ、その背景にはグラウンドと青いスタンドが……。ややぼかし気味の写真だが、形状や「Y」字型の照明塔は横浜スタジムであることは一目瞭然だった。
大谷は今季からドジャースと10年契約を結んでいるが、ファンはさっそく反応。SNS上には「日本復帰時はハマスタ本拠地チームの可能性出てきた」「ハマスタ……?」「ドジャーブルーに染まったドジャースタジアムっぽいハマスタ」「なんでオオタニサンの広告で背景ハマスタなんすかw」「2 (右) 大谷、4 (左) 筒香 で優勝いけるな」「いつでもウェルカム」「もしかして……」「絶対そうだよね」と“妄想”を膨らませていた。
日本語版の広告では「お〜いお茶」の商品に川柳が掲載。「いつの日も 僕のそばには お茶がある カリフォルニア州ロサンゼルス・29歳・大谷翔平」と書かれている。(Full-Count編集部)
2024年05月02日 17:22
ロッテ・西野勇士が3日の楽天戦に先発する。
西野は球団を通じて「自分の投球を心がけてチームの勝利に貢献できるようなピッチングをしたいと思います」とコメントした。
西野は今季4試合・25回2/3を投げて、2勝2敗、防御率2.45。前回登板の4月25日のソフトバンク戦は5回・88球を投げ、5失点で敗戦投手となった。楽天戦の先発は今季初となる。
2024年05月02日 17:16
くふうハヤテベンチャーズ静岡は2日、谷川唯人の退団を発表した。
球団によると、退団理由は「球団調査により、度重なる無免許運転の事実が発覚したため」としている。対応については「本件については、地元警察当局へ報告を完了しております」とのことだ。
谷川は20年育成ドラフト1位でロッテに入団。昨季ロッテから戦力外通告を受け、今季からウエスタン・リーグに参加するくふうハヤテに入団し、10試合に出場して打率.200だった。
2024年05月02日 16:49
スミス氏「外野に立ってひまわりの種を吐いているだけじゃないか!」
エンゼルスのマイク・トラウト外野手は、左膝の半月板損傷のため4月30日(日本時間5月1日)に負傷者リスト(IL)入りした。
2024年05月02日 16:29
敵地・ダイヤモンドバックス戦で6回無失点で3勝目…大谷イジリも
■ドジャース 8ー0 Dバックス(日本時間2日・フェニックス)
ドジャース・山本由伸投手は1日(日本時間2日)、敵地・ダイヤモンドバックス戦で6回5安打無失点、5奪三振で3勝目を挙げた。この日、大谷翔平投手が今季初欠場。山本は試合後、「僕が投げる時には打ってほしいなと思います」とはにかんだが、デーブ・ロバーツ監督は「ヨシは自立した男だ」と成長を実感していた。
打線は開幕から33試合目にして初めて“ベッタニマン”が解消された。山本は初回の投球練習でピッチクロック違反を取られ、試合開始前に1ボールを宣告されるスタート。それでも落ち着いて、初回を無失点で抑えると、そのまま6回まで三塁を踏ませなかった。
春季キャンプから山本のロッカーは大谷の隣。メジャー1年目の25歳に、球団は同郷の先輩からのサポートを受けられるような体制を作った。山本もチームに馴染むだけではなく、30日(同5月1日)のダイヤモンドバックス戦前には、元ヤクルトのスコット・マクガフ投手に自ら挨拶。園田芳大通訳を介さずにコミュニケーションをとっていた。
ロバーツ監督も山本は大谷に「それほど頼っていない」と明かす。「彼はショウヘイがいなくても、コミュニケーションをとっている姿を見るし、その逆もしかりだ。そして、彼らが一緒に過ごしている姿を見かける」と絶賛する。相棒バーンズに米記者が珍質問「あなたが日本語をもっと話すようになったの?」
さらにバッテリーを組んだオースティン・バーンズ捕手も「登板する度に、彼がやりたいことをわかってきた気がするし、MLBの舞台でどうアウトを奪えるかわかってきた」と息が合ってきたことを感じていた。
地元紙「オレンジカウンティ・レジスター」のドジャース番、ビル・プランケット記者がバーンズに「あなたが日本語をもっと話すようになったの? それとも彼(山本)がもっと英語を喋るようになったの?」と珍質問。バーンズも笑っていたが、「彼がもっと英語を喋るようになった、かな。でも、まだ模索しているよ!」。うまく連携は取れているようだ。
3月21日の韓国・ソウルでの初登板は初回に5失点を喫し、KOされた。ほろ苦いデビューから1か月が過ぎ、45.00だった防御率はついに2点台にまで下がった。山本自身も「しっかり落ち着いて、自分のピッチングをできるようになっている」と自己分析する。日本時代の姿が戻ってくる日も、そう遠くないだろう。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年05月02日 15:48
「広島2−2阪神」(1日、マツダスタジアム)
試合中、阪神・岡田彰布監督はどんな表情を浮かべているのか−。延長十二回の死闘となった広島戦、一塁カメラマン席から撮影された岡田監督のワンシーン、ワンシーンを見ていると、誰よりもゲームに入り込んでいるのが分かる。そして選手と一緒に戦っている姿勢が明らかになった。
九回、1死二塁の勝ち越し機で迎えた佐藤輝の打席。微妙なコースがストライク判定になると、ベンチの岡田監督は鬼の形相で声を荒げた。隣にいた平田ヘッドコーチも思わず驚きの?様子。そして指揮官は両手を広げて悔しそうな表情を浮かべる。
逆に延長十回、2死二塁で漆原が会沢を三振に仕留めると、満面の笑みで拍手を送った岡田監督。他にも選手と一緒に点をあおぎ、厳しいストライク、ボールの判定に声を上げる場面も多々あった。「引き分けいうても追いつかれてるからな」と試合後に語った指揮官。「もうないやろ(笑)。(試合が)長くて。まあ明日は試合ないからええけど」と言って会見を締めた。
現在、チームはセ・リーグの貯金を独占している状態。2位以下に差をつけ、昨年の貯金3を上回る成績で3、4月を通過した。特にチームが貧打にあえいで苦しかった時期、リリーフ投手の起用法など指揮官の采配で拾ったゲームもあった。そしてタクトに応えて見せる選手たち。それも指揮官自ら誰よりもゲームに入り込み、戦況を分析し、2手先、3手先まで考えているからではないだろうか−。
かつて阪神のオーナーを務めた宮崎恒彰氏は「選手たちというのはね、監督の姿を見ているんですよ」と語り、岡田監督のことを「野球小僧」と評していた。誰よりも野球に没頭し、チームを勝たせようと考える。それがベンチの姿と重なって選手たちに伝わる。時に阪神が一体感あふれるゲームを見せるのは、指揮官のこんな姿が要因の一つなのかもしれない。(デイリースポーツ・重松健三)
2024年05月02日 15:28
日本野球機構(NPB)は2日、出場登録抹消選手を発表した。
セ・リーグは広島の上本崇司内野手、巨人のウレーニャ内野手、オコエ瑠偉外野手、中日の梅野雄吾投手、上林誠知外野手が抹消された。
上本は今季ここまで18試合に出場。打率・289、2打点の成績だった。オコエは今季ここまで18試合に出場。打率・280、2打点2盗塁だった。
パ・リーグではオリックスの田嶋大樹投手、ソフトバンクの大関友久投手、楽天の渡辺翔太投手、西武の陽川尚将内野手が抹消された。