2022年06月28日 23:32
ヤクルト・村上宗隆内野手(22)が28日の広島戦(マツダ)で2試合連続となる27号逆転3ランを放った。 まさに「これぞ主砲」だ。チームは5回まで相手先発・床田に内野安打1本に封じられていた。0―3で迎えた6回、1点を返してなおも一死一、三塁の場面で打席に立った村上は、床田の初球ストレートを捉え、左中間スタンドに放り込んだ。 期待通りの4番の一発で試合を引っくり返し、流れを呼び込んだヤクルトは、7回山崎のタイムリー、8回オスナの8号ソロでダメを押し、6―3で逃げ切った。5回3失点の先発・小川は5勝目(3敗)をマークした。 試合後の村上は「ライさん(小川)に勝ちがついたことがうれしいです」と笑顔。このところ手がつけられない暴れっぷりだが「好調、不調は関係なく目の前の試合に集中するだけ」と話した。 三冠王の期待もかかる若き主砲の活躍に目が離せない。
2024年05月06日 08:00
「巨人2−4阪神」(5日、東京ドーム)
阪神は打線の組み替えが的中し、2位・巨人に1ゲーム差に迫られていた中で接戦を制して3連敗を阻止した。打線は三回、相手先発の高橋礼から近本が先制の4号2ランを放つと、3番で出場した佐藤輝の左前適時打で1点を追加。3−2の八回には前川が貴重な左前適時打を放った。近本は守備でも四回2死三塁でセンター前への飛球をダイビングキャッチ。デイリースポーツ評論家の谷佳知氏は「試合の流れを変える、流れを相手に渡さないプレー」と絶賛した。
◇ ◇
巨人に対してカード3連敗は絶対に避けたかった中で、近本の攻守が光った。
先発・高橋礼の立ち上がり、大山ら右打者は真っすぐに差し込まれ気味で、攻略するならば左打者だろう、と見ていた。三回1死二塁。近本は甘く高めに入ってきたスライダーを逃さずに仕留めた。前夜に延長十回サヨナラ負けを喫し、チームの空気も少し重たかったと思うが、それを一振りで払いのけた形だ。
四回2死三塁でのダイビングキャッチも含め、近本は勝負どころで試合の流れを変える、流れを相手に渡さないプレーができる。改めて、その存在感の高さを実感した。
試合展開から見れば、八回に前川が放った左前適時打が大きかった。
無死二塁。京本に対して2球で簡単に追い込まれた。引っ張って一、二塁間にゴロを転がし、最低でも走者を三塁に進めたいところで、本人も当然それが頭にあっただろうが、5球目の低めのフォークに反応し、うまく拾って逆方向に運んだ。
打席の中での対応力、彼の持ち味であるしぶとさが詰まった一打だったと思う。
2024年05月06日 08:00
4月27日放送の『ニッポン放送ショウアップナイタースペシャル いつでもみんなのプロ野球』で巨人・佐々木俊輔のインタビューが放送された。
開幕してから1カ月。佐々木は「開幕1番で使ってもらえるとは思っていなかったので、自分の中で想像していたものと違いましたし、そういった中で結果が出なかったりしましたけど、使っていただいている部分はある。そういった意味では、自分の中では思っている以上に評価していただいているんだなと思っています」と振り返る。
また、阿部慎之助監督からは「打撃でオープン戦の時に多少なりとも打っていたので、その時に比べると緊張から体が動いていない、地蔵みたいだぞと言っていただいているので、もっと体を動かせとアドバイスはいただいています」と助言をもらったそうだ。
佐々木は開幕から30試合試合に出場して、打率.264、5打点、2盗塁をマークしている。
(ニッポン放送ショウアップナイター)
2024年05月06日 07:40
プエルトリコ出身のヘルナンデス、音楽に乗ってノリノリで絡みついた
ドジャースのエンリケ・ヘルナンデス外野手が、ノリノリで楽しむ一幕が話題になっている。2日(日本時間3日)にドジャースタジアムで行われたチャリティイベント「ブルー・ダイヤモンド・ガラ」に参加した選手たち。同僚に絡みつく32歳に「大谷さんどんな気持ちで見てたんだろ」との声があがっている。
同イベントには、大谷翔平投手は妻・真美子さんと登場するなど、夫妻やカップルで出席する選手がほとんど。“キケ”の愛称で親しまれているヘルナンデスも、妻のマリアナ・ヴィチェンテさんと参加。2010年のミス・ユニバース・プエルトリコで優勝し、女優として多くの映画にも出演している有名人だ。
そんな中、地元メディア「ドジャース・ネーション」は踊り狂うヘルナンデスの動画を投稿。赤のスーツでキメた陽気なプエルトリカンは、地面で波打つような動きを見せると、同僚と思われる参加者に後ろから絡みつく。さらには台の上に登って周囲に挨拶すると、今度はお尻を振ってノリノリで飛び降りた。
陽気すぎるラテンのノリに、日本のファンも大注目。SNS上では「暴れ回ってて草」「最初の方なんて釣り上げられた魚やん」「奥さま慣れすぎてガン無視なの草」「キケさんぶっ飛んでるな」「めっちゃおもろい」「ドジャース楽しいね」「明日疲れてませんよーに」といったコメントが寄せられている。(Full-Count編集部)
2024年05月06日 07:39
ロッテの種市篤暉が14時から行われる西武戦に先発する。
2024年05月06日 07:34
◆ 1番の打順で意識すること
ロッテの岡大海はここまでチーム最多の14試合で“1番”の打順で先発出場する。
『1番・中堅』でスタメン出場した5日の楽天戦では、初回の第1打席、先発・岸孝之が2ボール2ストライクから投じた142キロのストレートをレフトへ二塁打を放つと、角中勝也のレフトへの犠牲フライで先制のホームを踏んだ。
3−1の7回二死走者なしの第4打席は、岸が3ボール1ストライクから投じた5球目の低めのストレートを見極め四球を選び出塁。続く藤岡裕大の初球に今季6個目となる盗塁を決め、藤岡のセンター前のあたりで二塁からヘッドスライディングでホームインした。
岡は1番で出場した時は「後ろにポランコ、ソトと長打力があるバッターが多いので、とにかく塁に出ようというのは意識としてあります」と話していたが、その言葉通り、5日の楽天戦では1安打1四球2得点と“1番打者”の役割を果たした。
◆ チームトップの6盗塁
今季はここまで6盗塁を決めているが、失敗が0。4月13日の楽天戦では0−0の初回無死一塁で友杉篤輝の1ボール1ストライクからの3球目、松田啄磨の投球モーションを完全に盗み二塁盗塁成功を決めるなど、投球モーションを完全に盗んだ盗塁が多い。
「盗塁に関してはしっかり映像見ながら準備をしています。思い切って行くところもそうですし、そういう部分はやっていると思います」。
これまで盗塁する際、意識していることについてピッチャーとの駆け引き、タイミングが大事と話してきた。そこにプラス今季は何かを加えたりしているのだろうかーー。
「特別ないですし、試合前に映像なり、しっかり準備して塁上で確認しながらというのはあります」。
映像でのチェックポイントについては「いろいろたくさんあるので、はい」と多くを語らなかったが、岡の中で重点に置いている部分があるようだ。
◆ センターの守備で意識すること
守備面では昨季はレフトで56試合、センターで43試合、ライトで40試合の出場だったが、今季はレフトで8試合、センターで24試合、ライトで7試合とセンターを守ることが増えた。(試合途中にポジション変更も出場に含んでの計算)
4月23日のソフトバンク戦では山川穂高が左中間に放った打球をスライディングキャッチすれば、4月27日の楽天戦では村林一輝のセンター前に落ちる打球でスタートの遅れた一塁走者・小郷裕哉を二塁で刺した。
両翼に比べて、センターのポジションで意識することはあるのだろうかーー。
「センターが(外野の)中心になるので、しっかり声がけもそうですし、自分の捕れる球を積極的に捕りにいこうというのがセンターだと思います。そういうのはあります」。
昨季はシーズン途中からスタメンで出場する機会が増えたが、今季は開幕からスタメンで出場する。「走攻守全てにおいてアピールしていかないといけないですし、そのほかにも若い子が多いので、しっかり声掛けをしていきたいと思います」。“打って”、“走って”、“守って”、チームの勝利に貢献していく。
取材・文=岩下雄太
2024年05月06日 07:30
◆ 「高橋礼に前回やられてるっていうのはあるので」
阪神が巨人に逃げ切り勝ち。昨日までの連敗を止め、首位の座をキープした。
この日は3月31日にやられた高橋礼に対し左打者を並べて挑んだ岡田采配がズバリハマった。3回には近本光司の2ランに、この日3番に入った佐藤輝明のタイムリーが生まれ3点を先制。5回まで6安打2四球は全て左バッターと、打線の組み換えが功を奏した格好となった。
岡田監督も「上位に左を集めて点を取ろうと思った」との思惑通りに進んだゲームに、5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した齊藤明雄氏は「岡田監督も言われたように、左でこう攻略したいっていうことでね。高橋礼に前回やられてるっていうのはあるので、その高めに浮いてくる球をバッターはしっかりと捉えられたんじゃないかなっていう感じしますよね」とサブマリン対策が効果的だったと指摘。
もう一人の解説者・坂口智隆氏は5番に抜擢された前川右京らに対し「アピールの場でもありますからね。ここで結果を出して、そして右ピッチャーの時もスタメンを勝ち取るっていう。若い選手は特にそういう意気込みでやってると思いますけどね」とチーム内の競争での相乗効果にも注目した。
新顔のアンダースローに土を付けた岡田阪神。作戦もハマった王者の野球は今年も健在だ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月06日 07:30
日本ハムの水谷瞬、22試合に出場して打率.280、7本塁打、20打点
日本ハムの水谷瞬外野手は5日、鎌ヶ谷スタジアムで行われた2軍の楽天戦で7号ソロを放った。昨年12月の現役ドラフトでソフトバンクから日本ハムに移籍した23歳が、本塁打でイースタン・リーグ単独トップ。「なぜ現役ドラフトで出したのか」との声があがっている。
1点リードの4回、カウント1-2から楽天のドラフト1位、古謝が投じた内角低めのスライダーを捉えた。やや泳ぎながらもバットで拾った打球は、グングン伸びて左翼スタンドへ。立ち止まって着弾を確認すると、ようやく歩き出した。
身長193センチ、99キロの体格から高い身体能力を誇るが、ソフトバンクではなかなかチャンスを掴むことができなかった。ところが今季は22試合に出場して打率.280、7本塁打、20打点。1軍でも13打席を経験し、2安打を放った。
大器の覚醒の予感に日本ハムだけでなく、古巣のソフトバンクのファンも大注目。SNS上では「またホームラン打ってるがな」「楽しみすぎる選手」「ハムの未来は明るい」「怖すぎる」「地味にやばくね!」「Win-Winトレードになりそう」との声が寄せられている。(Full-Count編集部)
2024年05月06日 07:26
今季初の1試合4安打で打率.364&OPS1.111…4連勝に「自信にしていい」
■ドジャース 5ー1 ブレーブス(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたブレーブス戦で2発を含む今季初の1試合4安打をマークした。
2024年05月06日 07:20
◆ 「マダックスやるかなという感じがしたんですけど」
中日がヤクルトに6-3で勝利。敵地での3連戦を1勝1敗1引き分けで乗り切った。この日は懇志2度目の登板となった郄橋宏斗の快投が光った。
序盤から順調に飛ばし、4回5回は6連続三振を奪うなどヤクルト打線を圧倒。完全な完封ペースで9回のマウンドへ上がった郄橋だったが、自らの送球ミスが続き3失点するとあと1アウトを残して後続に託した。最後はライデル・マルティネスが締め今季初勝利を挙げたが、表情が崩れることはなかった。
5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』に解説者として出演した齊藤明雄氏は「完封も完投も逃してしまったんですが、立ち上がりから奪三振取れるピッチング、ボールの走り。コントロールにちょっとアバウトなところがあるんですけど、フォークボールでもしっかり腕が振れてますからね。ほんとうに頼りになるピッチャーじゃないかなと思いますよね」と若さ溢れるピッチングを絶賛。
しかしMCを務めた岩本勉氏が「今日ノリに乗ってたピッチャーなんですよね。もう立ち上がりから絶好調のそのピッチャーがちょっと…意識しましたかね」と9回投げきれなかった点に言及すると、齋藤氏も「完封の意識は絶対したと思いますよ。私はこう見ていてマダックスやるかなという感じがしたんですけど、三振もあるだろうからちょっと難しいかなと。でも完封は出来るだろうなと思ったんですけどね。点差を考えれば慌てることはなかった。1つずつアウトを取ればよかったんじゃないかなという感じに見えましたけどね」と冷静さを欠いたと解説。
もう一人の解説者・坂口智隆氏も「ちゃんと投げれてる時より早い気がするんですよね。パパっと行っちゃったっていうか、アウトを取りたいって気持ちが 出ちゃったのかなっていう感じはしますけどね。2つ目のやつなんかワンステップ入れてれば、野手がベース上で待てたと思うんです。パパって行った分、野手も動いてる中なんで、捕るのが難しかったのかなって感じはしますね。練習あるのみです」と今後のスキルアップに期待した。
完封こそ逃したものの、チームの連敗を止める快投を披露した若き右腕。中日を背負って立つ男の次戦こそ、9回を投げきってくれそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月06日 07:20
オリックス・井口和朋、新天地に「ものすごく感謝の気持ちが強いです」
震える胸中を抑え、グッと闘志を燃やす。今季からオリックスで躍動する井口和朋投手は、感謝の気持ちでマウンドに向かい続けている。
「まず、僕は1回クビになったので。何もかもが『無くなった』ところでオリックスから声を掛けてもらった。もう1回、野球ができるチャンスを与えてくださった。だから、毎試合にかける思いも強いですし、ものすごく感謝の気持ちが強いです」
昨オフ、8年間お世話になった日本ハムから戦力外通告を受けた。「周りの方がすごく心配してくださいました。今でも、その方々の顔が頭をよぎります」。所属先を探している時、オリックスから育成契約の打診があり、背番号「129」で新天地に移籍。2月の宮崎春季キャンプ、3月のオープン戦でアピールを続け、今季開幕直前の3月26日に支配下選手登録を勝ち取り、背番号は58となった。
「正直に言うと、もう1度、1軍の舞台に立つことが想像できていなかったのが本音です。(背番号)3桁で練習している時もです。戦力外になって、1軍のマウンドに立つ自分が想像できなかった。その境地まで行っていました」
オリックス入団後は「もう1回チャンスをもらったとはいえ、1年間しか期間はない」と焦りを隠せなかった。「今年、結果が残せなかったら、来年(の契約)は無い世界なので……」。宮崎春季キャンプでは、居残り練習でブルペンに“こもる”ことも多かった。
中垣征一郎巡回ヘッドコーチから指導を受け「あの時、言ってくださる理論は(頭で)理解できていたんですけど、僕の体に染みつくまで時間がかかっていた。新しい練習なので、当然そうだと思います。キャンプ中は全然、体に染み付かなくて……。せっかくオリックスにもう1回チャンスをもらったのに『このまま終わるのか……』ということも考えたことがあります」と一時は“マイナス思考”になったことも明かす。
それでも、教わった練習を日々継続することで「すごく状態が良くなっています。良い方向に進んでいる感触があります」と笑顔を見せる。実家で両親に告げた「終わるかもしれない」からの“復活”
開幕直後はビハインドの場面での登板が目立ったが「本当にどのポジションでもありがたいです。今は先発投手が上手くいかなかった時に、僕たちがなんとか持ち堪えて、野手が打ってくれるのを待つという感じです。もちろん、それが結果的に勝ちにつながる可能性がある。イニングを跨ぐこともありますけど、僕は期待に応えるだけ。起用してもらえるだけでうれしいことなんです。3イニング投げることは、これまで(のキャリアで)あんまりなかったので新鮮な気持ちです」と充実の表情で話す。
奮闘する理由がある。昨年、神奈川の実家で“人生相談”をした。「(野球人生が)今年で終わるかもしれない」。両親は、深く頷いた後、そっと背中を押してくれた。今では、新天地で再び輝く息子が誇らしい。
「大阪まで母親が1人で来てくれたり……。めちゃくちゃ試合を観に来てくれるんです。実家が神奈川なので、千葉と埼玉の6連戦は家族の誰かしらが5試合くらい観戦に来てくれていました。ずっと、小さい頃から一生懸命、取り組んできた野球なので。それが『終わるかもしれない……』というところまで行った。両親もいろいろな感情があって、今も観てくれていると思います。僕も、その気持ちは忘れていません。去年のこと(戦力外)もありますから、感じるものがあるんでしょうね。残りの人生、いつまで野球ができるかわからないですけど、熱い気持ちを持って、応援してくださる方々のために頑張りたいと思います」
今季ここまで8試合に登板して防御率1.50の成績を残している。求められた場所で、力を発揮する。30歳、まだまだ諦めない――。ふぅっと息を吐き、108つの縫い目に、今日も指をかける。(真柴健 / Ken Mashiba)
2024年05月06日 07:19
○ ドジャース 5−1 ブレーブス ●
<現地時間5月5日 ドジャー・スタジアム>
ロサンゼルス・ドジャースがスイープに成功し、4連勝。大谷翔平選手(29)が「2番・指名打者」でフル出場し、2本塁打を放った。
初回、無死一塁から大谷の第1打席。カウント1-2から内角高めに浮いたカーブを振り抜き、2試合連発となる9号2ラン。15イニング無失点中のブレーブス左腕フリードを相手に、幸先良く先制点を挙げた。
6回裏には、大谷がこの試合3本目の安打で出塁。3番フレディ・フリーマンの二ゴロで走者入れ替わり、4番テオスカー・ヘルナンデスが左中間スタンドへの8号2ラン。大谷の安打を皮切りにリードを拡大した。
そして、8回裏の先頭打者として迎えた大谷の第4打席。この回から登板した2番手左腕ミンターの初球、ど真ん中へのフォーシームを完璧に捉え、中堅スタンド中段への10号ソロ。今季自身最長となる464フィート(約141.4メートル)の特大弾でブレーブスを突き放した。
先発したパクストンは今季最長の6回2/3を1失点に抑え、今季4勝目。試合前に守護神エバン・フィリップスが離脱となったブルペン陣が無失点リレーで繋いだ。8回表には、ブレーク・トライネンが2022年9月以来の復帰登板。三者凡退で終え、ホールドを記録した。
ドジャースは、3連戦開始前でナショナル・リーグ最高勝率だったブレーブスをスイープ。3カード連続の勝ち越しを決め、今季最多となる貯金10。次カードのマーリンズ3連戦では、初戦でウォーカー・ビューラーが約2年ぶりの復帰登板。日本時間8日の2戦目には山本由伸の先発が予定されている。
この試合の大谷は4打数4安打、2本塁打、3打点の大活躍。今季初の1試合2本塁打で本塁打ランキングのトップタイに浮上。今季成績は打率.364、OPS1.111へ上昇し、ともにMLB全体トップとなっている。
2024年05月06日 07:19
初回無死一塁から先制2ラン、8回にダメ押しのソロを放った
■ドジャース 5ー1 ブレーブス(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、2戦連発となる9号2ランを放った。
2024年05月06日 07:10
◆ 「いい効果が得られるんじゃないでしょうか」
DeNAの三浦監督は、明日から横浜スタジアムで行われるヤクルトで筒香嘉智の一軍合流を明言した。
5年ぶりにNPBの一軍の舞台に戻って来る”横浜の大砲"に対し、5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』でMCを務めた岩本勉氏は「2軍でそんなに結果は出てないみたいなんですけども、1軍の試合では働けるとは思うんですよ」とコメントすると、解説者の齊藤明雄氏も「雰囲気が変えれば打てる選手だと思うし、やはりこのベンチにいても、やはりなんか頼りになる、相談できる選手がいるといいんじゃないかなっていう感じで、若手の選手にはいい勉強になると思いますよ」と考察。
もう一人の解説者・坂口智隆氏も「まずはもう精神的なことでプラスに働く選手ですよね。野球に取り組む姿勢であったりだとか、考え方もすごくいい選手なので、そういうところではプラスです」と同調した。さらに「もちろん他の若い選手とか、負けたくないと思って選手もいるので、そういう意味で競争も期待できると思いますし、いい効果が得られるんじゃないでしょうか」と現有戦力との切磋琢磨でチームのレベルアップもできるのではと期待した。
5年の時を経て横浜スタジアムに返ってくる背番号25。バットでも存在でもチームの力になれるのかに注目が集まりそうだ。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月06日 07:10
藤田宗一氏は島原中央卒業後、西濃運輸で7年間プレーした
ロッテ、巨人、ソフトバンクでリリーフ一筋600試合に登板した藤田宗一氏は、長崎県の島原中央高校を卒業すると、社会人野球「西濃運輸(岐阜県大垣市)」に7年間在籍した。当初は別のチームに進む予定だったという。
藤田氏は、鳶(とび)職人だった父・繁和さんに「後を継げ」と言われていた。甲子園の夢が破れた高3の夏休み、京都の実家に戻り手伝ってはみたものの、「梁の上とかを歩くと怖い。俺には無理や」と感じた。その頃に社会人のいすゞ自動車から声が掛かった。父も「じゃあ、3年頑張っていいぞ」と承諾した。
島原中央には藤田氏との2枚看板で、エース番号「1」を背負った武藤幸司氏(現西武球団・査定チーフ)もいた。西濃運輸の監督が武藤氏を視察に長崎へ足を運んだ。すると、高校の監督が「お前もピッチングをしろ」。武藤氏が目当てで、自らの進路も内定済み。気持ちは乗らず、渋々応じた。「武藤の隣で投げたのですが、西濃の監督さんは僕のことを全く見向きもしない。だからパパパと放って、すぐに止めて帰りました」。
ところが数日後。高校の監督が「お前、西濃に行くから」。事態が飲み込めない藤田氏が「ええーっ、僕は武藤と一緒には行かないですよ」と懸命に返すも、「いすゞは、もう断った」と取り付く島もなかった。島原中央は夏の県大会1回戦で創成館に4-0で勝利。藤田氏が完封した。「その情報が西濃側に伝わっていたのでしょう」。
自分の意思は置き去りにされて入社した西濃運輸は、社会人最大イベントの都市対抗に出場するのが当たり前の強豪だった。「お昼まで社業で、そこから夜暗くなるまでが練習。それが予選で負けたら定時の午後5時過ぎまで仕事。練習量が減るので出るか出ないかで大違いなんですよ」。本大会進出なら活躍度で3ランクに評価され、最高10万円前後の手当てが付く。出場を逸しても他の会社の補強選手になれば、そのチームから20万円程度が支給された。高校時代の上下関係とは、また異なる厳しさを実感した。同期のプロ入りに発奮…大谷翔平ばりの“スイーパー”会得して打者を圧倒
藤田氏がプロ野球を意識し始めたのは、同じ高卒で同期入社の中ノ瀬幸泰投手が1995年ドラフトで阪神を逆指名し、2位で入団してからだ。共に汗を流した間柄で、力量はわかる。「アイツが行けるのなら、俺も行けるんちゃうかな」。心にいったん灯った火は消えない。翌年には、会社を辞めてプロの入団テストに挑戦する計画を信頼を寄せる先輩たちに打ち明けた。後押しされると思いきや、「お前みたいなヤツがプロに行っても通用するか!」と激怒された。
猛反対には、具体的な理由があった。藤田氏が好素材なのは疑いなかった。それでも、まだ売り物が不足していた。「先輩からは『中ノ瀬はフォークでプロに行った。だから藤田も何か1球、これというボールを作れ。結果を出したら、プロの方から勝手に獲得の話が来るんじゃ』と指摘して頂いた。僕もフォークを投げていたんですけど、それとは違う球種は何かないかなと考えた。出した答えが『スライダーを磨く』でした」。
自分だけでボールの握り、投げ方等を試行錯誤し、納得のいく変化、キレを手に入れた。「キュッというより、ギューンという感じ。それを覚えてからは、真剣に投げたら打者の右、左に関係なく抑えられるようになったんです」。当時の社会人は金属バットが使用されていた。大量リードでも大逆転が簡単に起きる乱打戦が多かったが、藤田氏は絶対の自信をつかんでいた。
1996年夏の都市対抗では、「昭和コンクリート」の補強選手に抜擢されて登板。同年秋の日本選手権で、西濃運輸は準優勝した。藤田氏は1回戦から決勝まで全5試合にリリーフ登板し、18イニングを投げ防御率1.00。無双投球で敢闘賞に輝いた。翌1997年の都市対抗でも西濃運輸のベスト8進出に貢献。その年の秋、ロッテからドラフト3位指名を受け、念願のプロ入りが実現した。
藤田氏は最近になって、気付いたことがある。ドジャース・大谷翔平選手が投じる変化球、大きく鋭く横滑りする「スイーパー」。映像に目を凝らすと「ボールの持ち方、縫い目への指の掛け方が自分のスライダーと同じ」ではないか。「僕は大谷君より、かなり昔から投げていたんですね」と嬉しそうに笑った。(西村大輔 / Taisuke Nishimura)
2024年05月06日 07:02
初回無死一塁から先制2ランを放っていた
■ドジャース ー ブレーブス(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、今季初のマルチ本塁打を放った。8回無死の第4打席に10号ソロを放ち、目の前で引き離されたブレーブスのマルセル・オズナ外野手に再び並んだ。
まずは初回無死一塁。カウント1-2と追い込まれての5球目、初対戦の左腕・フリードの甘く入ったカーブを逃さなかった。美しい放物線を描いた打球はバックスクリーンへ飛び込む2試合連続の9号2ラン。打球速度104.3マイル(約167.9キロ)、飛距離412フィート(約125.6メートル)の先制弾となった。
2試合連発は4月23日(同24日)のナショナルズ戦以来、今季3度目。試合前の時点で打率.367、2本塁打、6打点、OPS1.079と好成績を残しているデーゲームで快音を響かせた。
第2打席は左前打を放ち、第3打席は技ありの中前打で2試合連続の3安打をマーク。そして第4打席に再びアーチを描いた。大谷のバットから快音が止まらなくなってきた。(Full-Count編集部)