2022年05月25日 20:47
「ボクシング・WBA・WBC・IBFバンタム級王座統一戦」(6月7日、さいたまスーパーアリーナ) WBA・IBF統一バンタム級王者の井上尚弥(29)=大橋=が25日、横浜市内の所属ジムでWBC同級王者のノニト・ドネア(39)=フィリピン=との3団体王座統一戦へ向けての調整を行い、報道陣の代表取材に応じた。 この日はシャドーボクシング、ミット打ちなどで約1時間45分、汗を流した尚弥。大激闘の末に判定勝ちした19年11月の前回対戦から約2年7カ月ぶりの再戦まで2週間を切り、「いよいよなので。自分の中でも、もうようやくここまで来たなという心境ですね。コンディションもうまく仕上がっていると思います」という現状で、SNSなどで「1ミリズレも許されない」などと書いていることについては、「毎試合そうですけれど、この時期の調整では、かなりうまくやれていると思う。ここからあと10日ちょっと、しっかりイメージをずらさないようにしたい」と話した。 また、「一方的に触れさせず終わる」「しっかり倒す」などと早期決着を見据えたかのような発言をしていることには、「相手がドネアなので、そこは実際にリングに上がって、感じてみないと分からない部分が多いですけれど。そこはリングに上がってからなので…感覚でいきたいと思います」と説明。大激闘の前戦とは変わって一方的に勝つ思いになったのかを問われると、「1戦目がそのつもりでしたが、2ラウンド目に深いダメージを負ってしまって。そうならなくなって、というところが自分の中で悔いが残っている場面ではあるので。今回は、1戦目にやろうとしていた試合展開にしたいなと思っています」と返答した。 深いダメージとは左フックを浴びたことによる右眼窩(がんか)底骨折。それについては「アクシデントとは思っていないですけれど。あれはドネアの実力で当ててきたパンチなので。それで自分の不注意さとフェイントにかかってしまったところはあるので」と認めた。 ドネアは「ワナを仕掛ける」「前回と違う戦い方をする」「前回と同じドネアではない」などと話しているが、「それはお互い様だなと思いますし。自分はどんなワナ、フェイントがあろうが、すべてに対応できる状況にしているので。そこも楽しみにしています。いろいろ策は練ってきていると思いますし、前回12ラウンド手を合わせてお互いに感じているものはあると思う。6月7日は、そこをどちらが引き出しの多さを出せるか。感覚的に戦えるか、そこがカギだと思っています」と力説。ドネアが前回の井上戦で復活し、ボクシングも向上したと発言していることには「前回、自分との試合でモチベーションを含め、評価を上げてしまったので。今回、自分との戦いが最後に、しっかり花道を作れれば。自分はそんな思いで臨もうと思っています」と、引退に追い込むつもりで戦う意気込みを示した。 また、今回の戦いは「ドラマ・イン・サイタマ」と言われていることを「第1戦でドラマにしてしまったという自分の誤算がありますけれど」と受け止め、「今回はそういう試合にならないと思う。本当にここですっきりと、すっきりとした内容で勝ちたいと思います」と快勝を誓う。この試合を「この先、4団体統一、4階級制覇するための試合だと思って臨みます」と位置づけ、突破した先には「自分としてはバンタム級での4団体統一をまずは優先に考えていきたいです」と、WBO同級王者ポール・バトラー(英国)との4団体統一戦を希望した。
2024年05月06日 20:46
「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
元K−1王者で、同級5位の武居由樹(27)=大橋=が、王者ジェーソン・モロニー(33)=豪州=に判定3−0で勝利し、世界初挑戦で王座を獲得した。通算成績は9戦9勝8KOとし、史上6位タイのスピードでの世界ベルト獲得となった。日本ジム所属の選手としては記念すべき100人目の世界王者誕生となった。これによりWBC王者の中谷潤人、IBF王者の西田凌佑、直前に防衛に成功したWBA王者の井上拓真とともに、同級の世界主要4団体のベルトを日本人が独占する異例の事態となった。
9戦連続KOこそ逃したが、勝利者インタビューで武居は「足立区からきた武居が東京ドームで世界王者になりました」と挨拶。「本当に12回が結構きつくて、KOで勝ちたかったんですけど、モロニー選手が強くて。モロニー選手のおかげで強くなれました」と、語った。
井上尚弥がバンタム級の4団体王座統一を果たし、返上したのが、23年1月。わずか1年4カ月ですべてのベルトが日本人4人の手に渡ることになった。この日会場ではバンタム級での世界王座を目指す那須川天心も来場。武居の勝利に拍手する姿もあった。統一戦の可能性を含め、バンタム級の王座を巡る争いから目が離せない。
◆武居由樹(たけい・よしき)1996年7月12日、東京都足立区出身。10歳でキックボクシングを始め、足立東高ではボクシング部主将。2014年、キックボクシングデビュー。17年、Kー1ワールドGPスーパーバンタム級王者に輝いた。21年、プロボクシングデビュー。22年、東洋太平洋スーパーバンタム級王者。23年、バンタム級転向で王座返上。キック戦績23勝(16KO)2敗。サウスポー。身長170センチ。血液型B。
2024年05月06日 20:45
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」が6日に日本武道館で行われ、ノアのGHCヘビー級王者・清宮海斗(27)がメインイベントの新世代6人タッグマッチを制した。
昨年6月両国大会以来4回目の開催となったATのメインは、各団体の未来を担う新世代戦士が集結。清宮は海野翔太(新日本)、上野勇希(DDT)とのトリオで上村優也(新日本)、竹下幸之介(DDT・AEW)、シュン・スカイウォーカー(ドラゴンゲート)組と激突した。
圧倒的な存在を誇った竹下とシュンを抜群の連係でリングから排除した清宮組は、上村を孤立させて勝負に出る。最後は3人でのミサイルキック同時発射から、清宮がシャイニングウィザードをさく裂させ、3カウントを奪ってみせた。
試合後のリング上では「プロレスには何度でも立ち上がるパワーがあると思ってます。日本のプロレス界をみんなで盛り上げていきます。ここにいるみんなでプロレス界を作っていこうぜ!」とマイクアピール。その後はこの日の出場選手がリング上で記念撮影を行っていたのだが、ここでまさかの事件が勃発する。
何と新日本プロレス「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」のゲイブ・キッドに襲撃され、レッグトラップパイルドライバーでKOされてしまったのだ。
昨年の「G1クライマックス」公式戦で両者リングアウトでの引き分けに終わっているゲイブからは、ベルトを奪われ王座挑戦を要求された。清宮も「やりたいんだったらいつでもやってやるぞ」と受諾し、ノアマットでのGHC戦が急浮上した。
それにしても能登半島復興支援チャリティー大会を自身の欲望のためだけに使い、GHC挑戦権を手に入れてしまったゲイブの胆力には恐れ入る。極悪外国人の私利私欲のためのバッドエンドで、第4回ATは幕を閉じた。これで本当に良かったのだろうか…。
2024年05月06日 20:32
◆日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」(6日、日本武道館)観衆4583
日本プロレスリング連盟(UJPW)は6日、日本武道館で発足記念大会「ALL TOGETHER」を開催した。
「ALL TOGETHER」は、プロレス業界団体によるUJPWの設立を記念した大会。今大会には新日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDTプロレスリング、大日本プロレス、DRAGONGATE、スターダムが参戦する。能登半島の復興を支援するチャリティ大会として行われ興行収益の一部を石川県へ寄付する。
メインイベントの6人タッグマッチは上野勇希、清宮海斗、海野翔太とシュン・スカイウォーカー、KONOSUKE TAKESHITA、上村優也が対戦。試合は23分18秒、清宮が変型シャイニングウイザードで上村を破り勝利した。
試合後のリング上でマイクを持ったGHCヘビー級新王者の清宮は全選手を呼び寄せ「みんなでプロレスを作っていきましょう」とプロレスファン、そして能登半島へメッセージを送った。
チャリティー大会らしい意義深いエンディングとなったが、突如、ゲイブ・キッド、デビッド・フィンレーらバレットクラブ・ウォードッグスが乱入。キッドがパイルドライバーで清宮をKOした。GHCベルトを強奪したキッドは清宮への挑戦をぶち上げると館内はブーイングに包まれ一転、バッドエンドとなってしまった。
バックステージでGHCベルトを右肩に掲げたキッドは改めてGHC挑戦を猛アピール。清宮は「やってやるよ」と挑戦を受諾。昨年のG1クライマックスで両者リングアウトで終わっており、1年越しにGHC王座をかけた決着戦は確実になった。
◆5・6武道館全成績
▼第1試合 30分1本勝負
高橋裕二郎、成田蓮、〇“キング・オブ・ダークネス”EVIL(8分50秒、EVIL→片エビ固め)丸藤正道、高木三四郎、棚橋弘至●
▼第2試合 30分1本勝負
〇拳王(9分44秒、P.F.S→片エビ固め)藤田晃生●
▼第3試合 30分1本勝負
〇スターライト・キッド、なつぽい(9分50秒、スター・スープレックス・ホールド)AZM、天咲光由●
▼第4試合 20分1本勝負
関本大介、〇石井智宏(13分15秒、垂直落下式ブレーンバスター→片エビ固め)マサ北宮、ジェフ・コブ●
▼第5試合 30分1本勝負
〇箕浦康太、MAO、ニンジャ・マック、HAYATA、エル・デスペラード(13分21秒、片エビ固め)YAMATO●、勝俣瞬馬、アルファ・ウルフ、ドラゴン・ベイン、高橋ヒロム
▼第6試合 30分1本勝負
KAI、〇タイチ(14分59秒、タイチ式外道クラッチ37)クリス・ブルックス●、ザック・セイバーJr.
▼第7試合 30分1本勝負
ゲイブ・キッド、デビッド・フィンレー、〇ジェイク・リー(17分46秒、FBS→片エビ固め)辻陽太、鷹木信悟、内藤哲也●〕
▼第8試合 30分1本勝負
上野勇希、〇清宮海斗、海野翔太(23分18秒、変型シャイニングウイザード→片エビ固め)シュン・スカイウォーカー、KONOSUKE TAKESHITA、上村優也●
2024年05月06日 20:31
「ボクシング・WBO世界バンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
元K−1王者で、同級5位の武居由樹(27)=大橋=が、王者ジェーソン・モロニー(33)=豪州=に判定3−0で勝利し、世界初挑戦で王座を獲得した。
2024年05月06日 20:24
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」が6日に日本武道館で行われ、新日本プロレスの内藤哲也(41)がノアのジェイク・リー(35)に屈辱の敗戦を喫した。
内藤とジェイクの因縁は新日本マット勃発した。4月広島大会の5対5イリミネーションマッチでは最後に残った内藤がジェイクをオーバー・ザ・トップロープで失格に追い込んだ。ジェイクと共闘関係にある「バレットクラブ・ウォー・ドッグス」のデビッド・フィンレーはATでの6人タッグ戦提案。この日の大会で内藤が鷹木信悟、辻陽太と組みジェイク&フィンレー&ゲイブ・キッドと激突した。
左目尻から出血した内藤は試合終盤に孤立し、ジェイクにFBS(串刺しビッグブーツ)を狙われる。しかしここで鷹木がパンピングボンバーでサポートに入ると形勢逆転に成功。ジェイクに延髄蹴りを決めると、鷹木のパンピングボンバーのアシストからジャックナイフ式エビ固めで丸め込む。
これをカウント2で返されると、必殺のデスティーノの体勢に。ところが寸前でゲイブに阻止されると、そのままレッグトラップ・パイルドライバーでマットに突き刺されてしまう。フィンレーか投げ捨てパワーボムでコーナーに叩きつけられると、最後はジェイクのFBSで3カウントを奪われた。
雪辱を許した内藤は「今までジェイク・リーって選手の名前も顔も知ってたけどさ、今日で完全に覚えたよ。名前、出身地、誕生日、血液型、もう全部分かっちゃった。それくらいジェイク・リーに興味が湧いたよ」と心境の変化を告白。「どういうことか分かるだろ? 今はゆっくり休めばいいよ。そう、まさにトランキーロ…あっせんなよ。またリング上で向かいあえるその日を、焦らずに待ってるぜ、カブロン!」と再戦を熱望した。
一方のジェイクは「内藤と次はシングルをやらせろ」と要求。団体の垣根を越えた抗争は、さらに激化しそうだ。
2024年05月06日 19:53
尚弥との対戦を熱望「イノウエが4回〜7回にKO勝ちする」
ボクシングの世界スーパーバンタム級(55.3キロ以下)4団体タイトルマッチ12回戦が6日、東京ドームで行われる。メインカードとして4団体統一王者・井上尚弥(大橋)と元世界2階級制覇王者の挑戦者ルイス・ネリ(メキシコ)が激突する歴史的一戦。会場にはWBOとIBFスーパーバンタム級1位のサム・グッドマン(豪州)が現れた。
グッドマンは自身のXで「イノウエが4回〜7回にKO勝ちする。観戦し、次戦を熱望」と投稿。東京ドームのリングをバックに撮影した自身の写真を掲載した。26歳のグッドマンは18戦18勝(8KO)で無敗を誇り、WBOとIBFのスーパーバンタム級1位にランクされる。かねてから今後の井上の対戦候補の一人として名前が挙がっており、直々に視察に訪れたようだ。
コメント欄には「ドームの雰囲気はどんな感じだい?」「モンスターと対戦してくれ」など海外ファンはもちろん、日本のファンからも「うぉーーーグッドマンきてるやんけ!!」などの興奮の声が上がっていた。
(THE ANSWER編集部)
2024年05月06日 19:45
◆日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」(6日、日本武道館)
日本プロレスリング連盟(UJPW)は6日、日本武道館で発足記念大会「ALL TOGETHER」を開催した。
「ALL TOGETHER」は、プロレス業界団体によるUJPWの設立を記念した大会。今大会には新日本プロレス、プロレスリング・ノア、DDTプロレスリング、大日本プロレス、DRAGONGATE、スターダムが参戦する。能登半島の復興を支援するチャリティ大会として行われ興行収益の一部を石川県へ寄付する。
第7試合で内藤哲也、鷹木信悟、辻陽太のロス・インゴベルナブレス・デ・ハポンとゲイブ・キッド、デビッド・フィンレーのバレットクラブ・ウォー・ドッグスにノアのジェイク・リーが加わり激突。めまぐるしく攻防が入れ替わる激戦は、内藤が顔面から流血。さらに孤立したところをジェイクが17分46秒、FBSでフォール勝ちした。
新日本の4・24後楽園で内藤をターゲットに乱入したジェイク。4・27広島でのイリミネーションマッチでは場外転落で内藤に敗れたが、武道館でピンフォールを奪う最高の結果をつかんだ。
バックステージでジェイクは「内藤哲也とシングルでやらせろ」と要求。続けて「もう何もアイツに言う権利はない。だって負けたのだから」と突きつけた。
さらに「シングルで次はしっかりとこの足を顔面にたたき付けてやるよ」と挑発し「ブーイングしている客もそうじゃない客ももっともっと騒げ!お前らのヒーローが踏まれたんだぞ。この事態をどれぐらい理解している?改めて言う。内藤と次はシングルをやらせろ」と一騎打ちを迫った。
一方の内藤は、ダメージが深くバックステージで床に倒れ込み「今までジェイク・リーって選手の名前も顔も知ってたけどさ、今日で完全に覚えたよ。名前、出身地、誕生日、血液型…全部わかっちゃった。それぐらいジェイク・リーに興味がわいたよ」とつぶやくと「それがどういうことかわかるだろ?今はゆっくり休めばいいよ。そうトランキーロ、あっせんなよ!リング上で向かい合えるその日を焦らずに待ってるぜ」と決着を付けることを宣言していた。
2024年05月06日 19:40
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」が6日に日本武道館で行われた。
2024年05月06日 19:23
女子プロレス「スターダム」の迷える黒虎スターライト・キッドと妖精なつぽいのタッグチーム「両思い」が、日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」(6日、東京・日本武道館)で躍動した。
スターダム提供試合で2人は「クイーンズ・クエスト」のAZM&天咲光由と対戦。この試合に向けた合同特訓の成果をいかんなく発揮した。まずはキッドのその場跳びムーンサルトと、なつぽいのフェアリアルギフト(ダイビングボディープレス)の同時発射で会場を沸かせると、水を得た魚のようにリングで暴れ回った。
さらになつぽいを踏み台にしたキッドが、スカイラブハリケーン式の不知火を天咲に炸裂。合体ジャーマンでAZMを排除し、最後はキッドが旋回式ダイビングボディープレスからのスタースープレックスホールド(変型猛虎原爆固め)で天咲を沈めた。
AZM&天咲は前日、ゴッデス王座の新王者になった葉月&コグマへの挑戦を表明したばかり。2人でハートマックをつくって実力者チームからの勝利を祝ったキッドが「練習したことがうまく決まったんじゃない」と胸を張ると、なつぽいも「さすがウチら、チーム両思い!」と笑顔を見せた。
さらになつぽいから「これで終わりじゃもったいないなって、ちょっと思っちゃった」と振られたキッドは「せっかくならスターダムのリングでやってもいいかなって」とにやり。先日、「大江戸隊」を追放された黒虎はユニット無所属で、中野たむや、なつぽいが所属する「コズミック・エンジェルズ」と岩谷麻優の「STARS」から勧誘を受けている。
態度は保留したままだが、この日のなつぽいとのタッグが何かしらのヒントになる可能性がある。最後はキッドが「またぜひ、ALL TOGETHERがあったら呼んで!」とアピールすると、なつぽいは「バイぽーい!」と言い残しバックステージを後にした。
2024年05月06日 19:19
「ボクシング・WBA世界バンタム級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
王者井上拓真(28)=大橋=が同級1位の挑戦者、石田匠(32)=井岡=を判定3−0で下し、2度目の防衛に成功した。井上の通算成績は20勝(5KO)1敗となった。
1回に石田の左のジャブがカウンター気味に井上の顎にヒットし、王者が膝をつく形でまさかのダウン。時間を掛けて立ち上がったが、会場は騒然となった。2回は落ち着いて攻めを組み立てて、ペースを取り戻し、石田にダメージを与えていった。9回には石田が腕が絡んだ状態からふりほどいた時に、井上が尻もちをつく場面も。井上は石田が押したと主張し、不服そうな表情を浮かべた。終盤は激しい打ち合いとなったが、1回以降は完全に井上がほぼ主導権を握り続け、ダウンを挽回し、勝ちきった。
試合後のインタビューでは「想像以上の石田選手のジャブのやりずらさで苦戦した。今日は勝てた、それだけがただの収穫。こんな内容では統一戦とは言ってられない。課題をクリアしてもっと強いチャンピオンになりたい」と、語った。
WBC王者に中谷潤人、IBF王者に西田凌佑と世界主要4団体中3団体が日本人王者、そしてこの試合の直後には武居由樹がWBO王座に挑むという同階級の状況の中、存在感を示し、メーンでネリ戦に挑む兄の尚弥に繋げたかったが、しっかり役目を果たした。
◆井上拓真(いのうえ・たくま)1995年12月26日、神奈川県座間市出身。アマチュア戦績57戦52勝(14KO)5敗。2013年12月にプロデビュー。15年に東洋太平洋スーパーフライ級王座、18年にWBC暫定世界バンタム級王座、21年にWBOアジアパシフィック王座、22年に日本スーパーバンタム級王座、23年にWBA世界バンタム級王座を獲得。身長164センチ。右ボクサーファイター。
2024年05月06日 18:55
マット界一の偏屈者こと鈴木秀樹(44)が、女子プロレス「エボリューション」6日の東京・新木場1stRING大会を表敬訪問した。
午後6時30分開始の全日本プロレス後楽園ホール大会に出場する鈴木は、正午に新木場に到着。予期せぬ来客に気づいたエボリューションプロデューサーの諏訪魔があわてて「何しに来てんだよ!」と立ちはだかるが、鈴木は「エボ女の人にあいさつに来たんで呼んできてください」と要請。ChiChiとZONESが控室から姿を現した。
すると鈴木は「エボ女、好きなんですよ。どういう練習をしているのか知りたくて道場に行こうと思ったのですが、まずはごあいさつをと思いまして」と持参した人気の洋菓子「ニューヨークパーフェクトチーズ」を手渡した。
さらに「道場に行っていいですか?」と聞くと、洋菓子に大喜びの2人は快諾。だが「バカバカコンビ」のパートナーとして偏屈者を知り尽くす諏訪魔だけは「あいつはマリーゴールドに連れて行こうとしているんだ。危ないから」と警戒心を強めていた。
鈴木は諏訪魔プロデューサーと一緒に最後までエボリューションを観戦。試合後は2人で仲良く後楽園に向かった。
2024年05月06日 18:50
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」が6日に日本武道館で行われ、新日本プロレスの高橋ヒロム(34)が石川県能登半島での無料興行開催を提案した。
2024年05月06日 18:43
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」(6日、東京・日本武道館)で、ノアの拳王(39)が新日本プロレスの若手を一蹴した。
第2試合で行われた藤田晃生(21)とのシングルマッチでは、入場時にドロップキックで奇襲を仕掛けられ、さらにはノータッチトペ・コンヒーロの餌食に。だが、経験値で上回る拳王は落ち着いていた。
ミドルキックで場外へ落とし、ボディースラムからのサッカーボールキックでたたみかける。リングに戻っても「もっと来い!」と胸を突き出して若武者のチョップを真正面から受けると、ミドルキック一発で吹っ飛ばした。
藤田からレッグラリアート、フライングニールキックで反撃されても、輪廻(後方回転延髄斬り)でペースを譲らない。最後はハイキックからのPFS(ダイビングフットスタンプ)で格の差を見せつけた。
差し出した握手を張り手で拒否された拳王は「藤田、お前面倒くさいんだよ」と自分のことを棚に上げて言いつつも「そのぐらいのキャリアでよく俺に食らいついてきた。そこは認めてやる。何か一つ、光るもんを持ってるよ」と対戦相手をたたえた。
さらに「ノアの若手たち、藤田みたいにかみついてこいよ。そうしないと面白くならないだろ。ノアのヤングボーイたち、藤田を見習え!」と呼びかける。もちろん新日本への対抗心も再燃した様子で「藤田、新日本プロレス、あぐらをかいて見てるんじゃねえぞ。いつかはテメーらを追い越してやる」と眼光を鋭くした。
2024年05月06日 18:11
「ボクシング・WBA世界フライ級タイトルマッチ」(6日、東京ドーム)
ボクシングでは34年ぶりの東京ドーム興行が開催され、4大世界戦の第1戦として行われた日本人対決となったWBA世界フライ級王座戦は、王者ユーリ阿久井政悟(28)=倉敷守安=が同級3位の挑戦者、桑原拓(29)=大橋=に判定3−0で勝利し、初防衛に成功した。通算成績は20勝(11KO)2敗1分けとなった。東京ドームでの世界王座防衛は1988年3月のマイク・タイソン以来。井上尚弥の前座の世界戦で、阿久井が36年ぶりの栄誉ある王座防衛を果たした。
開始のゴングから阿久井はじわじわと前へ、桑原は左右に足を使うスタイルで始まった。1回は探り合いの中で、互いのカウンターが数発決まる立ち上がり。ただ、2回から阿久井は持ち味の前進する姿勢が強くなり、中盤には有効的なジャブやガードの隙を見逃さないボディーに、桑原が反応できない場面が目立つようになった。守りも堅く、クリーンヒットは打たせない。互いにダウンはなかったが、阿久井は終盤まで主導権を譲らなかった。最終12回の始まる前には異例となる抱き合う場面もあった。
2021年7月の日本フライ級タイトルマッチでKO勝ちを収めて以来、2年10カ月ぶりの再戦。戦前の公開練習では「スピードがすごいあった印象だが、最近はパワーも加わって一発で倒している試合もある」とパワーアップに警戒を寄せた桑原を寄せつけなかった。試合後、リング上の勝利インタビューでは「久々の対決で強くなっていた。素直に。1Rに聞いたパンチもあって危なかった。だけど、きょうは僕の日でした」と振り返った。
1月のダラキアン戦で勝利し、岡山のジムでは初となる世界王座奪取に成功した“岡山の星”。「岡山の応援者の方も東京ドームに応援に来て下さってありがとうございました。また次も頑張ります」と地元の期待に応えるべく、この先もベルトを守っていく。
2024年05月06日 17:40
日本プロレスリング連盟発足記念大会「ALL TOGETHER」が6日に日本武道館で行われ、棚橋弘至(47=新日本)、高木三四郎(54=DDT)、丸藤正道(44=ノア)組が新日本の極悪軍団「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」によって拷問の館に引きずり込まれた。
昨年6月以来4回目の開催となったATのオープニングマッチでは、新日本の社長・棚橋、サイバーファイトの社長・高木、同副社長の丸藤による重役トリオが実現。新日マットを荒らしまわるH.O.TのEVIL&成田蓮&高橋裕二郎と激突した。
開始ゴング前にいきなり高木がドラマティック・ドリーム号でH.O.Tを蹴散らし先制に成功。さらにEVILを孤立させると、高木三四郎のスタナーから棚橋がハイフライフローを狙う。
ところがここでH.O.TのSHOと金丸義信が乱入。コーナー上で金丸のウイスキーミストを浴びた棚橋は、リングに落下するとSHOのトーチャーツールと成田の改造プッシュアップバーのサンドイッチ攻撃を浴びてしまう。最後はEVIL(変型大外刈り)で無念の3カウントを奪われた。
まさかの敗戦に棚橋は「悔しい…またやりましょう。これはこのままでは終われないです」と高木と丸藤に再共闘を要請。「社長トリオでオープニングマッチを飾れなかったのは悔しいけども、今回ATを開催できたことはとてもうれしいことだから。今後の展開を社長目線でやりましょう」と連盟の発展を誓っていた。
一方でEVILは「お前らやっぱりプロレス界の3大恥さらしだってことを証明してやったまでだよ。棚橋よ、お前が偽物だってことはよ、今日全員分かったんじゃねえか? よく、覚えとけ」と棚橋にイチャモン。自称最高権力者と社長の因縁は続くのか――。