2021年12月04日 17:59
ウェストハムのデイヴィッド・モイーズ監督は、マンチェスター・Uのジェシー・リンガードの出場時間の少なさに失望しているようだ。4日、イギリスメディア『スカイスポーツ』が報じている。 同メディアによると、4日のチェルシー戦に向けた公式会見の中で、リンガードに関する質問が寄せられ、以下のように語ったと伝えている。「彼はマンチェスター・Uのプレイヤーであって、私が話すことでは無い。しかし、彼のウェストハムでのプレーは本当に良かった。ジェシーは、我々が彼のことをどう思っているかも知っています。彼がプレーしていないことに対して失望しているし、彼はとても才能あるプレイヤーだと思う」 「昨シーズン後半戦で、彼は大きな役割を果たした。しかしながら、ここで(今いる)選手たちを信用する必要がある。彼らはジェシー無しでここまでやってきた。皆、ジェシーがここで違いを生み出したと思っているかもしれない。だが、選手たちは前進し、自分自身で次のレベルに足を踏み入れた。しかし、ジェシーはその大きなピースを果たしていたと言わなければならない」 現在リンガードは28歳。今シーズンは1度もプレミアリーグでは先発出場が無いながらも、ここまで2ゴールを挙げている。マンチェスター・Uとの現行契約は2022年6月末までとなっている。30日に今シーズン末までの暫定監督に就任したラルフ・ラングニック氏のもとで状況は変わるのだろうか。
2024年05月03日 13:43
ここまで来たらU-23アジアカップで優勝して、アジア王者としてパリ五輪に行くのが理想的な流れだ。大岩剛監督も選手たちも、現時点で本大会での組み合わせのことはあまり考えずに、優勝を目ざして決勝でウズベキスタンと戦うだろう。それを大前提として、優勝の場合と準優勝の場合で、本大会でどうなるかをシミュレートしてみたい。
すでにパリ五輪の抽選会は行なわれており、アジア3枠と大陸間プレーオフ枠も含めて組分けが決定している。U-23アジア杯で優勝なら、D組でパラグアイ、マリ、イスラエルと、準優勝ならC組でスペイン、エジプト、ドミニカと対戦することになるが、結論から言ってしまえば、準優勝でC組に回った方が、突破の可能性は高い。
欧州勢では、C組なら東京五輪で惜しくも敗れたスペイン、D組なら昨年のU-20ワールドカップで因縁のあるイスラエルと対戦することになるが、欧州予選を兼ねたU-21欧州選手権の優勝はイングランドだった。
しかし、周知の通り男子はイギリス代表としては参加せず、準優勝のスペインとベスト4のイスラエル、ウクライナが3枠を勝ち取ることとなった。
スペインはU-21欧州選手権の主力は2000年生まれの選手で、これまで通りなら彼らの中から3人が、オーバーエイジとしてパリ五輪に出場するはず。10番を背負ったMFロドリ・サンチェス(レアル・ベティス)やFWセルヒオ・ゴメス(マンチェスター・シティ)などが候補だ。
一方で2001年生まれ以降の選手で、同大会の主力になっていたのはボランチのアレックス・バエナ(ビジャレアル)、センターバックのジョン・パチェコ(レアル・ソシエダ)、GKアルナウ(パリ・サンジェルマン)ぐらい。
もちろんMFガビ(バルセロナ)や2007年生まれのFWヤマル(バルセロナ)など、一戦級のタレントたちがパリ五輪に参戦してくれば話は別だが、A代表が6月にドイツで開幕する欧州選手権(EURO2004)に参加するため、Wエントリーするかは現時点で不透明だ。
イスラエルはEUROに出場せず、おそらくオーバーエイジを含めたベストメンバーで、パリ五輪に臨んでくるだろう。U-20W杯の躍進が物語るように、言わばイスラエルの“黄金世代”だ。イスラエルの至宝とも称されるオスカー・グルーク(ザルツブルク)や驚異的な得点力を誇る大型MFオムリ・ガンデルマン(ヘント)など、個性的なタレントがチームとして結束してくるのは厄介だ。
無論、もし彼らと同組になれば、U-20W杯の対戦で悔しい思いをした松木玖生などにとっては、願ってもないリベンジのチャンスになる。
アフリカ勢では、アジア3位のイラクが入ったB組のモロッコが王者であり、C組のエジプトとD組のマリはほぼ同格だ。どちらも強敵だが、3月の親善試合で日本が1−3で敗れたマリは典型的な“サブサハラアフリカ”の国で、エジプトよりやりにくい。
マリはMFブバカル・トラオレ(ウォルバーハンプトン)が中心的な選手だが、FWアダマ・トラオレ(ハル・シティ)やモハメド・カマラ(モナコ)など、オーバーエイジが誰になるのかは気になるところだ。
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エジプトは東京五輪に続く出場となるが、A代表のエースであるモハメド・サラーがオーバーエイジで招集されるかは、大会全体の中でも注目トピックの1つ。東京五輪の時は同国協会が熱望し、本人も前向きだったと伝えられるが、リバプールが拒否する形で実現しなかった。
今回もすでに1月のアフリカ・ネーションズカップに参加しており、そこでの負傷が後半戦のコンディションとパフォーマンスに影響した経緯があるため、リバプール残留なら招集が認められない可能性が高いと見る。
A代表の招集経験もあるFWオサマ・ファイサル(ナショナル・バンク)やFWイブラヒム・アデル(ピラミッズ)といったパリ五輪世代のタレントはいるが、オーバーエイジの選考が鍵を握る。
また、C組なら北中米カリブ海勢のドミニカだが、D組だと南米1位のパラグアイとなる。2年前のU-20北中米カリブ海選手権が大陸予選を兼ねていたため、ドミニカの実力を測るのは難しいが、同大会でエルサルバドル、ジャマイカ、グアテマラを相手に勝ち上がり、決勝ではアメリカに0−6で敗れた事実を踏まえれば、南米予選で東京五輪の金メダルのブラジルを倒したパラグアイとの実力差は想像に難くない。
パラグアイはMLSでメッシやスアレスと前線を組むFWディエゴ・ゴメスが攻撃の中心だ。南米予選は不参加だったフリオ・エンシソ(ブライトン)も注目されるが、パラグアイも銀メダルを獲得したアテネ五輪を参考にすれば、オーバーエイジでA代表の主力クラスを招集することは濃厚だ。守備の統率力を重視するならDFオマル・アルバレーテ(ヘタフェ)やGKカルロス・ミゲウ・コロネウ(ニューヨーク・レッドブルズ)などが有力か。
総合的に見ると、C組の方が戦いやすそうだが、日本の機運や選手たちの自信を考えれば、アジア王者として堂々と世界に挑むべきだろう。ファイナルで勝っても負けても一旦、チームは解散して、それぞれの所属クラブでアピールしていくことになるが、五輪出場を決めたカタールの地で、最高のフィナーレを迎えてもらいたい。
文●河治良幸
2024年05月03日 13:07
驚異的な回復力でシーズン最終盤に間に合ったレアル・ソシエダのMFブライス・メンデスが、意欲を示した。2日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
3月27日のトレーニング中に負傷し、右足第五中足骨基部骨折の診断を受けたブライス・メンデス。当初は全治6週から8週間が見込まれ、長引いた場合はシーズンアウトの可能性も指摘されていた。だが、翌28日の手術を経てから、驚異的な回復を遂げると、なんと4週間足らずでトレーニングに復帰。先月26日に行われたレアル・マドリード戦では出番こそ訪れなかったものの、ベンチ入りを果たしていた。
最終盤に間に合ったB・メンデスは、自身の状態について「とても良い感じだね。術後から感覚が素晴らしく、痛みや不快感も全くなかった。全てが楽になったよ」としつつ、「監督が考えたことならば、どんなことにも対応してみせる。このラストスパートでチームを助け、自分の力を発揮することが楽しみなんだ」とプレーへの意欲を燃やした。
ラ・リーガ第33節終了時点で、ヨーロッパリーグ圏内の6位につけるレアル・ソシエダ。ただ、8位バレンシアとの勝ち点差が『4』、9位ビジャレアルとも『6』と背後からのプレッシャーにさらされる状況の中、同選手は「このチームに自信を持っている。5試合を残した段階で、自分たちの手によって望んだポジションを得た。あと5試合でそのレベルに到達し、再びヨーロッパに戻ろう」と語っている。
レアル・ソシエダは4日、第34節でカディスと対戦するが、B・メンデスの出場はあるのだろうか。
2024年05月03日 12:54
FC町田ゼルビアは5月2日、公式YouTubeチャンネルで「『誰もが笑顔になれる場所が、ここにある』天空の城 野津田へ行こう」と題した動画を公開した。
イベントを楽しむ子どもたち、熱のこもった応援など、町田のホームスタジアムである町田GIONスタジアムで試合観戦を満喫するファン・サポーターの様子が収められている。
【動画】「誰もが笑顔になれる場所が、ここにある」ゼルビアが町田GIONスタジアムを紹介!
この投稿に、ファン・サポーターからは「めっちゃくちゃ良い映像!」「こういう動画本当好き」「これ小田急とか町田駅の動画広告のところで流れて欲しい!」「ぜひ遊びに行ってみよー」といった声が上がった。
町田は3日に行なわれるJ1第11節で柏レイソルとホームで相まみえる。試合は15時キックオフ予定だ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月03日 12:50
サッカーオーストリア代表のラルフ・ラングニック(Ralf Rangnick)監督が2日、続投を表明した。
2024年05月03日 12:50
高い打点のヘッドで屈強な相手FWに競り勝ち、地上戦でも身体を張ったディフェンスで突破を許さない。正確なビルドアップも磨きがかかり、左右に蹴り分けて攻撃の出発点となる。隙あらば自らボールを持ち運び、積極的に縦パスを通す。1年前と比べれば、想像ができないほどのパフォーマンスだろう。それほどまでにU-23アジアカップでのプレーは際立っていた。
高井幸大、19歳。川崎フロンターレのアカデミーで育った192センチの大型CBは、飛躍の時を迎えようとしている。
パリ五輪のアジア最終予選を兼ねるU-23アジア杯で、高井はここまでグループステージ(GS)第2節のUAE戦(2−0)以外、先発で起用されている。GS最終節の韓国戦(0−1)から準決勝のイラク戦(2−0)までは3試合連続でフル出場。パリ五輪行きを決めたチームにおいて、欠かせない存在になっている。
仲間たちからも絶大な信頼を寄せられており、賛辞が止まない。
「僕がどうこういうのはあれですけど、高井は若いけど、ちゃんとグイグイこっちに要求してくるし、度胸もすごい。やっぱりフロンターレで出ているだけあって、技術も高いし、カバーリングのところもうまく対応してくれる」(MF山本理仁/シント=トロイデン)
U-20ワールドカップでもチームメイトだったMF松木玖生(FC東京)も「自分が言えることではないんですけど」と前置きしたうえで、「すごく成長していますし、一緒にプレーをしていて、高井がそこにいたらやられないだろうなって思っている。彼への信頼はすごくあります」と頼りにしている様子だ。
以前のように集中力を切らす場面が減り、最後の最後まで安定したプレーを見せられるようになっている。では、なぜここまで成長できたのか。川崎の大先輩でもある日本代表の谷口彰悟(アル・ラーヤン)は高井についてこう話す。
「プレーを見ても、責任感、自分が引っ張っていく、自分が締めるという想いを感じる。その気持ちというか、その状態が僕は大事だと思う。責任感とかリーダーシップを取ってやっていく。それをやり始めた方が絶対に伸びる」
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川崎を離れ、カタールの地にやってきて1年半。久しぶりに後輩と再会し、今大会も何度か観戦に訪れた。そこで見たのは、成長した高井の姿だった。
「(自分の性格に)合っている、合っていないとか、成功や失敗とか関係なしに、練習も試合も(その姿勢で)臨むことで確実に経験値が上がっていく。そういう状況で幸大はやれているというのは、見ていて分かった。やっぱり、あのサイズであの能力がある選手なので、これからどんどん引っ張っていく存在になる。そこは僕も期待していますし、この大会を通じてどんどんリーダーシップを取ってやってもらえればなと思います」
高井は成長の原動力として“考えること”とコーチングの量を増やしたことを挙げていたが、そうした変化はリーダーシップを取ろうとする姿勢があるからこそ。実際に今回のチームでも自ら言葉を発し、ロッカールームでも率先して「やろうぜ!」と発破をかけて仲間たちを鼓舞していたという。
「懐かしいですね。あいつがフワっとしていた時が」と懐かしそうに笑った谷口からも認められ、高井は右肩上がりで成長を続けている。
5月3日に行なわれるU-23アジア杯の決勝・ウズベキスタン戦ではどんなプレーを見せるのか。「昨年のU-20ワールドカップで経験したことだけじゃないけど、いろんな体験をこの1、2年でできた。自分もすごく成長できたと思うので今、示せているのは一番良いこと」と充実した表情を見せた背番号22は、深めた自信を確固たるものにすべく、ファイナルのピッチに立つ。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)
2024年05月03日 12:45
U23アジアカップは2日、3位決定戦が行われ、イラクが延長戦の末インドネシアに2-1で勝利。2大会ぶり3回目の五輪出場を決めた。
ともに0-2で敗れた準決勝から中2日。試合は19分、コーナーキックのこぼれ球をオランダ生まれの大型MFイヴァル・ジェナーがエリア外から叩き込み、インドネシアが先制点を奪う。
しかしイラクは日本戦同様、エースのアリ・ジャシムを中心に反撃。27分に同じくコーナーキックからザイド・タハシーンが頭でうまく流し込み、すぐさま同点に追いついた。
試合は1-1のまま延長戦に突入。迎えた96分、イラクのロングボールをセレッソ大阪DFジャスティン・ハブナーがクリアできず、アリ・ジャシムが値千金の逆転弾。
結局これが決勝点となり、イラクのパリ五輪出場が決定。敗れたインドネシアは、5月9日(木)にフランスで行われる大陸間プレーオフへ進むことになった。
プレーオフの会場はパリ近郊の国立サッカー養成所「クレールフォンテーヌ」。森に囲まれた静かな場所で1週間後、インドネシアとアフリカ4位のギニアが“最後の椅子”をかけて対戦する。
U-23日本代表、アジア杯決勝でアピール必至の「崖っぷち選手」5名
なお、U23アジアカップ決勝、日本とウズベキスタンの一戦は、日本時間の本日3日(金・祝)24:30から行われる。
AFC U23アジアカップ カタール2024
決勝
日本 vs ウズベキスタン
日時:5月4日(土)0時30分キックオフ
配信:DAZNにてライブ配信
2024年05月03日 12:30
今週半ばに行なわれたUEFAチャンピオンズリーグの準決勝ファーストレグで、パリ・サンジェルマンに1-0と勝利を収めたボルシア・ドルトムント。
ホームのジグナル・イドゥナ・パルクで戦ったドルトムントは、冬に加入したジェイドン・サンチョの突破を中心にパリ・サンジェルマンに立ち向かい、ニコラス・フュルクルクのゴールで奪ったリードを守りきって勝利した。
守備陣もパリ・サンジェルマンの強力な攻撃陣に何度もピンチを作られながらも奮闘し、無失点でファーストレグを終えることに成功している。
『GFFN』や『Onefootball』によれば、この試合で勝利したあとにドルトムントのDFマッツ・フメルスは以下のように語っていたという。
「パリ・サンジェルマンのようなチームを相手にして勝ちたいのであれば、いつもよりももっと走らなければならないんだ。
相手には『ディフェンスにおいては全てをやることができない一方で、攻撃では信じられないようなクオリティを見せてくる』選手が2〜3人いると言わざるを得ないからね。
我々は素晴らしい試合をしたよ。非常に成熟したゲームだった。お互いに助け合い、高いパフォーマンスを発揮した。
チャンピオンズリーグの準決勝という舞台で冷静さを保ち、適切な判断を下すのは簡単なことじゃない。ただ、我々は長い時間それを続けることができた。
もちろん決勝の舞台であるウェンブリー・スタジアムに行きたいよ。でも来週のパリでの試合はまた難しい試合になるだろうからね。
ファイナルまで進みたければ、我々は次のパリで踏ん張らなければならないんだ」
2012年に「ブンデス優勝したドルトムントの伝説選手」は、今どうしているのか
なお、チャンピオンズリーグ準決勝のセカンドレグは5月7日から8日に行なわれる予定となっており、パリ・サンジェルマン対ボルシア・ドルトムントは7日の開催だ。
また、2-2で終了したバイエルン・ミュンヘン対レアル・マドリーのセカンドレグは8日に開催される予定となっている。
2024年05月03日 12:15
ローマを率いるダニエレ・デ・ロッシ監督が、2日に行われたヨーロッパリーグ(EL)準決勝ファーストレグのレヴァークーゼン戦を振り返った。
2024年05月03日 12:10
ここ1、2年の超大型補強により、チェルシーの顔ぶれはガラリと変わった。退団した選手も多くいたが、中には忘れられている選手もいるかもしれない。
『Football Transferes』がスポットを当てたのは、昨夏にノッティンガム・フォレストへと完全移籍したFWカラム・ハドソン・オドイだ。
23歳を迎えているハドソン・オドイは、チェルシーのアカデミーで育ってきた選手だ。怪我に苦しんだ時期もあったが、イングランドA代表でプレイしたこともある快速ウイングとして期待は大きかった。
しかしレヴァークーゼンへのレンタル移籍を経て、昨夏にノッティンガム・フォレストへ移籍。それも500万ポンドと比較的安価な移籍金でだ。
代わりにチェルシーにはノニ・マドゥエケ、ミハイロ・ムドリクがウイングとして加入したが、ここまでのパフォーマンスには疑問も残る。特にムドリクはサポーターからも厳しい視線を浴びていて、期待に応えられていない。同メディアは、ハドソン・オドイの売却とムドリクの獲得は失敗だったかもしれないと見ている。
「ムドリクに支払った移籍金とハドソン・オドイの売却で得た僅かな売却益を考慮すると、チェルシーは自分たちの行動を後悔していると言っても過言ではない。ハドソン・オドイはノッティンガム・フォレストで足場を固めていて、現在では印象的なパフォーマンスを残している一方で、ムドリクは依然としてひどく不安定だ。現状では移籍金に見合う価値をほとんど示していない」
ハドソン・オドイは今季プレミアリーグで26試合に出場し、5ゴール1アシストの成績を残している。大量得点というわけではないが、ノッティンガム・フォレストは17位に沈むチームだ。攻撃のチャンスは限られているため、それを考慮すれば5ゴールも悪い数字ではない。
ムドリクの獲得には8900万ポンドを投じており、費用的にもムドリクのことはフォローしづらい。今のムドリクならば、ハドソン・オドイの方がインパクトを残せたか。
2024年05月03日 11:55
レアル・マドリードは、リーベル・プレートに所属するU−17アルゼンチン代表MFフランコ・マスタントゥオーノの獲得に近づいているようだ。3日付で、スペイン紙『マルカ』が報じている。
白い巨人の“エル・ドラド探検”は、またしても成功を収める見込みという。ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴ、エンドリッキと南米に眠る才能を発掘してきたレアル・マドリードが目下獲得を目指しているのが、リーベル・プレートに所属する16歳のMFフランコ・マスタントゥオーノだ。テクニックに秀でるレフティは、今年2月にクラブ公式戦最年少得点記録を塗り替えた他、14歳でU−17アルゼンチン代表に、15歳でU−20アルゼンチン代表(出場機会はなし)に飛び級で選出されるなど、疑う余地のない逸材である。
マスタントゥオーノに対しては、かねてよりバルセロナやマンチェスター・シティなども熱視線を注いでいたものの、常にポールポジションに立っていたのはレアル・マドリードだった。そして『マルカ』によると、「エル・ブランコの優位は変わらないまま、まもなく決着がつきそう」とのこと。実際に、ここ数日で両クラブの上層部同士の会談が増えていると報じている。
ただ、今後の焦点となるのは、数カ月前に改善された契約解除条項と指摘。リーベル・プレートは、2026年限りで切れる同選手の現行契約の期間は延長せずに、契約解除金を4500万ユーロ(約74億円)にまで引き上げたわけだが、この金額がネックとなっており、適正価格ではないと考えるレアル・マドリードは、減額のために獲得を先延ばしにすることも視野に入れている模様。また一方で、バルセロナは財政事情を考慮して撤退したことを併せて伝えている。
4500万ユーロ以下での獲得に向け、折り合いを付けることを望むレアル・マドリードは、アルゼンチンの“金の卵”を手中に収めることができるのだろうか。お得意の若手発掘戦略の結末に注目が集まっている。
2024年05月03日 11:44
23-24イングランド・プレミアリーグは2日、第26節延期分の試合が行われ、チェルシー(Chelsea)は2-0でトッテナム・ホットスパー(Tottenham Hotspur)とのロンドンダービーを制した。
ホームのチェルシーはトレヴォ・チャロバー(Trevoh Chalobah)の2022年3月以来となるゴールで先制すると、終盤にニコラス・ジャクソン(Nicolas Jackson)が今季公式戦14点目を決め、勝ち点3を獲得した。
5位スパーズ(Spurs、トッテナムの愛称)はニューカッスル(Newcastle United)戦とアーセナル(Arsenal)戦に続き3連敗となり、来季の欧州チャンピオンズリーグ(UEFA Champions League 2024-25)出場を目指す中で痛手を負った。消化試合は一つ少ないが、4位アストン・ビラ(Aston Villa)との勝ち点差は7に広がり、トップ4でのフィニッシュへ不利になった。
トッテナムのアンジェ・ポステコグルー(Ange Postecoglou)監督は「自分たちのサッカーに対する信念と確信が欠けていた」「自信不足なのかは分からないが、必要なマインドセットでプレーしていない」と話し、「十分ではなかった。責任は自分にある」と続けた。
勝利したチェルシーは8位に浮上し、来季の欧州カップ戦出場へ望みをつないでいる。
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2024年05月03日 11:40
今季のイングランド・プレミアリーグで首位を走っているアーセナル。
2024年05月03日 11:30
今夏にユルゲン・クロップが退任するリヴァプールは、新指揮官の下で新たなスタートを切ることになる。新指揮官候補はフェイエノールトを指揮するアルネ・スロットが有力となっているが、チームはどう変わるのか。
リヴァプール専門サイト『This Is Anfield』が注目したのは、ウイングだ。ここは左にルイス・ディアス、右にモハメド・サラーがいるが、両者とも今夏の去就は不透明なところがある。
両者に動きがある場合は新戦力の獲得が不可欠だが、候補となるウイングは誰か。同サイトは候補者を数名リストアップしているが、そこには日本人選手が2人含まれている。
まず1人は、以前から何度か噂されてきたレアル・ソシエダの久保建英だ。右サイドからの仕掛けを得意とするレフティーの久保は、サラーの後釜候補の1人と考えられている。タイプは異なるが、ソシエダではハイレベルなパフォーマンスを見せてきた。プレミアリーグでも違いを生み出せるはずだ。
そして2人目は、左サイドに入るスタッド・ランスFW中村敬斗だ。昨夏にオーストリアのLASKリンツからリーグ・アンのスタッド・ランスへ移籍したばかりだが、早くからスタメンを確保。今季ここまでリーグ・アンで4ゴール1アシストの成績を残している。リヴァプールへの移籍は大きすぎるステップアップとなり、23歳と若い中村は5大リーグの強豪でプレイしてほしい選手だ。
他の候補者として紹介されたのは、イングランド2部のリーズ・ユナイテッドでリーグ戦19ゴール9アシストと大暴れしている22歳のオランダ人FWクリセンシオ・サマーフィル、アスレティック・ビルバオの快速FWニコ・ウィリアムズ、クリスタル・パレスのミカエル・オリーズ、PSVのヨハン・バカヨコ、ウェストハムのモハメド・クドゥスだ。
いずれも突破力のあるアタッカーだが、果たしてリヴァプールの前線は今夏にどこまで変わるのか。ディアスとサラーの動き次第だが、ここは今夏注目ポイントの1つになりそうだ。
2024年05月03日 11:28
元スウェーデン代表FWズラタン・イブラヒモヴィッチ氏が、現役引退の理由やセカンドキャリアについて語った。2日、イタリアメディア『スカイスポーツ』が伝えた。
現在42歳のイブラヒモヴィッチ氏は、1999年にスウェーデン1部のマルメでプロデビューを飾り、アヤックス、ユヴェントス、バルセロナ、ミラン、パリ・サンジェルマン、マンチェスター・ユナイテッド、ロサンゼルス・ギャラクシーで活躍。クラブキャリアでは通算500ゴール以上を記録し、スウェーデン代表の歴代最多得点記録も保持している。
2020年1月に2度目のミラン加入を果たすと、精神的支柱として“ロッソネリ”を復活に導き、2021−22シーズンには11年ぶり19度目のスクデット獲得に貢献した。しかし、キャリア終盤は度重なるひざのケガに悩まされ、2022−23シーズン限りでの現役引退を決断。そして昨年12月にアドバイザーとしてミランに帰還し、次期監督の選定などにおいて重要な役割を担っている。
そんななか、中東のインフルエンサーであるアナス・ブハシュ氏のポッドキャストに出演したイブラヒモヴィッチ氏。セカンドキャリアに言及し、「カルディナーレ(ミランのオーナー)は、俺が断ることのできないオファーを出してくれた。ミランと働き始めて3〜4カ月経つが、物事は順調に進んでいる」と、その充実ぶりをうかがわせた。
続けて、「家族と良い生活を送りたかったし、子供たちといろんなことを出来るようになりたかったんだ」と、家族と過ごす時間を増やすことが現役引退の大きな理由となったことを告白。「もし現役生活を続けていたら、多くのことができないままだっただろう。俺はひざに問題を抱えていたからね。だから『よし、ここまでにして人生の新たな章を始めよう』と言う瞬間の訪れを受け入れたんだ。それまでは俺のエゴが辞めるのを難しくさせていたんだ。俺は今でも自分が最高(の選手)だと思っているし、続けることもできたかもしれない」と、お馴染みの“イブラ節”で決断を振り返った。
「妻はいつも、『長年にわたってあなたの面倒を見てくれた人を忘れないように』と言ってくるよ。彼女は俺のために、彼女のキャリアを捨て、俺のやることすべてに付き添ってくれた。人間関係においては大きなエゴを持つ必要はない。俺たちは贅沢な暮らしを好む家族だと思われるかもしれないが、ヘレナ(妻)は自分で洗濯も料理もする。家政婦は一人しかいない。子供たちの学校への送り迎えは俺が担当しているんだ。アメリカでは全校生徒の中で俺の子供たちだけが自転車に乗っていた。他の家庭では、送り迎えの乳母がいたり、運転手がいたりしたが、うちはそんなことなかった」
2024年05月03日 11:25
4月8日にカタール入りしてから、5月3日で26日目。U-23アジアカップの戦いはついにフィナーレを迎える。
大岩剛監督が率いるU-23日本代表は、4月29日の準決勝でイラクを2−0で下し、パリ五輪の出場権を無事に獲得。残すはもう一つのミッションであるアジア・ナンバーワンの称号を勝ち取るだけになった。決勝ではウズベキスタンと激突する。
苦しかった出来事は数え切れないほどあり、中国とのグループステージ初戦(1−0)ではDF西尾隆矢(C大阪)が退場となって苦戦を強いられた。3戦目では韓国に0−1で敗北。負けたら完全にパリ行きが潰える準々決勝では、数的不利のカタールに1点のビハインドを背負いながらも粘り強く追いつき、延長戦の末に4−2で凱歌をあげた。
いろんなことが起こったなかで、5月2日にチームは今大会最後の練習を18時から行なった。
トレーニング後、GK小久保玲央ブライアン(ベンフィカ)に話を聞くと、「最後は負けて終われないところがある。勝って全員で喜びたい」という言葉とともに「寂しさがある」という想いもこぼれた。
大岩監督や羽田憲司コーチといったスタッフ陣、23人のメンバーはもちろん、チームを陰から支えてくれた人たちとともに“ワンチーム”となって戦ってきた。1か月弱、苦楽を味わってきた仲間がいたからこそ、乗り越えられたこともたくさんある。そのなかで小久保は、バックアップをしてくれたスタッフ陣について想いを述べた。
「スタッフも選手も陽気な方々がすごくいて、それが自分たちのコミュニケーションにもつながっていた。やっぱり、選手ミーティングとかでもいろんな人が話をしてくれたし、トレーナーの人たちも、自分たちを治療してくれている時もいろんな話をしてくれた。陰で支えてくれている人たちが自分たちの雰囲気を良くしてくれているので、結果につながっているのかなと思います」
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また、GK陣の結束も強く、野澤大志ブランドン(FC東京)、山田大樹(鹿島アントラーズ)、浜野征哉GKコーチに対する想いも強い。
「日を重ねるごとに雰囲気がどんどん上がってきている。もう終わっちゃうのかと思うぐらいで寂しさもある」
野澤や山田に支えられ、小久保自身も勇気をもらってきた。そして、浜野コーチとは密にコミュニケーションを取り、様々な言葉をかけてもらったことを心に刻んでいる。
「浜さんとはいろんな話ができている。それは大志もヤマにも伝わっていると思うけど、浜さんは日常的にずっと僕たちにアドバイスをくれているので、すごく助かっている」とは小久保の言葉。いろんな人の支えがあって、決勝の舞台まで勝ち上がってきた。
負けるわけにはいかない。「最後はキーパーチームでも乗り切って、ゴールを守る、そしてトロフィーを掲げたい」と言い切った小久保は、アジアの頂点を目ざす最後の戦いに臨む。いろんな人の想いを背負う日本の守護神は、このメンバーで戦える喜びを噛み締めながら。
取材・文●松尾祐希(サッカーライター)