2021年11月28日 05:00
JLPGAツアー選手権リコー杯第3日(27日、宮崎・宮崎CC=6543ヤード、パー72)コロナ禍で統合された2020−21年シーズンの最終戦となる国内メジャー大会。首位から出た賞金ランキング2位の古江彩佳(21)=富士通=は73で回り、通算6アンダーで首位と3打差の2位に後退した。賞金ランク1位の稲見萌寧(22)=都築電気=は69で回って通算1アンダーで、23位から15位に上昇。賞金女王争いは28日、ついに決着する。三ケ島かな(25)=ランテック=が通算9アンダーで首位に立った。 初日に作った貯金は、また目減りした。3バーディー、4ボギーで2日連続の73。首位の座は明け渡した。それでも逆転女王は圏内の単独2位。古江の自己採点は辛うじて及第点だった。「ショットが安定していなかったので、前半はボギーが多かった。でも、何とか耐えられたかなと思います」1番(パー4)でいきなり3パットのボギー。3番(パー4)はグリーン手前ラフからの3打目を寄せられなかった。4番(パー4)は5メートルを沈めたが、パーオンに失敗した7番(パー4)でボギー。9番(パー5)から2連続バーディーでも、大きく流れを変えることはできなかった。「良かったところはあまりなかったですね。ショットはバラついて、パットを打ち切れなかったところもあった。体のバランスが悪くて乱れているんだと思う」52試合の長丁場となった異例の統合シーズン。最終戦までもつれた賞金女王争いは、仮に第3ラウンド終了時の順位のままなら古江に軍配は上がる。9月に最大で7248万4074円もあった稲見との差をひっくり返す史上最大の大逆転。22万7526円差で女王の座に就くことになる。「賞金女王のことはあまり考えずにやりたい。強気のプレーで悔いのないように。明日になれば体の感覚も変わる。今夜はしっかり眠れたらいいなと思います」雌雄を決する運命の最終日。「ゴルフで緊張したことは一度もない」という強いハートで18ホールを回り切れば、ツアー史上2番目に若い21歳185日の女王が誕生する。(臼杵孝志)◉…1988年のツアー制度施行後、最終戦の逆転で賞金女王を決めたのは88年の吉川なよ子、95年の塩谷育代、2005年の不動裕理、08年の古閑美保、09年の横峯さくらの5人。うち優勝は塩谷、古閑、横峯の3人。最大差をひっくり返したのは08年の古閑で、賞金ランク3位から2200万8649円差だった同ランク1位の李知姫を逆転した。
2024年05月04日 08:00
コンペや大事なラウンドはいいスコアを出したい。そのために「ふだんどおり、自分のゴルフをしよう!」と思うゴルファーは多いだろう。
しかし「ふだんどおりのプレーって何ですか?それって本当にふだんどおりですか?」とマスター今野。好プレーへとつながる “本当の自分らしさ” を出すコツを語る。 「ふだんどおりのゴルフ」は無自覚、無意識ではできない!
タツ 今年は年始からコンペ続きで数ラウンドしているんだけど、まったくいいスコアが出ない……
今野(マスター) コンペだから、と思って、ふだんどおりのプレーができていないのでは?
タツ なんか浮足立っちゃっているのかな? また来週コンペがあるから、今度はいつもどおり、自分のゴルフに徹したプレーを心がけてみるよ。
今野 具体的にいうと、どんなゴルフですか?
タツ 優勝争いしているプロが前日のインタビューでよくいう「目の前の1打に集中する。相手に影響されない。」とかだね。あとは、ミスをしてもすぐに気持ちを切り替えて前を向く。胸を張って歩くようにするよ!
今野 胸を張って歩くとポジティブな気持ちになる、自信がわいてくるという研究結果で出ていますが、タツさんはふだんからそうしてますか?
タツ いや。俺、猫背だから。
今野 相手に影響されないための策は?
タツ 干渉しない、されない。自分のことだけに集中する。
今野 胸を張って歩くのも干渉しないのも、タツさんのふだんのゴルフではないですね。お話好きのタツさんですから、同伴者と話をしない、話を聞かないのは、まったく自分らしくない。それにコンペで利己的なゴルフをしてたら、感じが悪いだけですよ。
タツ ということは、そもそも俺は「ふだん」がダメダメなのかい?
今野 そんなことないですよ。「ふだんどおり」でいいスコアが出ているときもあるじゃないですか。コンペという勝負どころで、いつもとは違った自分が出てしまう。だから自分らしく、と思うのはわかります。でも、ふだんどおりは、無自覚、無意識ではできないんですよ。
タツ 自然体でいたいのに、自覚しないといけない、意識しないといけないの⁉︎
今野 はい。ふだんどおりのゴルフをしていて、いいスコアが出たときに、自分がとった行動、発言、態度、心境など、何をしていたかを自覚する。そして、そのときのことを意識して行うのが、ツアープロがいう「自分らしいゴルフ」の正体です。
タツ いいスコアが出たときか……。何してたかなぁ。悪いことはよく覚えているけど、いいことはすぐ忘れちゃうんだよね。
今野 それもプロとアマチュアの違いかもしれませんね。プロは悪いことはラウンド中もラウンド後も早く忘れて、よいことだけを記憶し、それがなぜよくできたかを探求して再現できるトレーニングをしています。
タツ 自分らしさのよい部分を引き出し、実行するのもトレーニングが必要なのか。
今野 トレーニングというとストイックに感じますが、ふだんからいい結果やスコアは単によろこぶだけでなく「何をしたからよかったのか」を考えて、同じことを実行するクセをつけるだけでもいいですよ。
タツ 思い出した! 俺、いいスコア出すときは、だいたい何も考えてないわ(笑)
今野 私も準備しすぎ、作り込みすぎると返ってよくない。急に誘われたゴルフのほうが自分らしいプレーができて60台が出たりします。
タツ そういえば、ベストスコア更新したときは、靴を忘れてレンタルシューズでプレーしたなぁ。
今野 それは、まったくふだんどおりじゃないし、ただの怠慢です(笑) ハイパフォーマンス、ロースコアが出たとき何してた?
「本来あるべき姿からズレてくると、体と心のあり方もゆがんできます。ラウンド当日は気負わず、ふだんどおりの自分でいることが大事ですが、そのふだんどおりは、“ ふだん ”から考えて自覚しておかないと実行できません。
とくにいいプレーができた日は、何があって、何をしていたかを覚えておくといい。強い、うまいゴルファーってそういうところに勤勉なんですよ」(今野)
いかがでしたか? ぜひマスター今野のアドバイスを参考にしてみてください。
マスター=今野一哉
●こんの・かずや / 1982年生まれ。本企画「スナックこんちゃん」のマスター兼ゴルフのプロコーチ・RainbowFM(88.5MHz)の「サタマ二♪」(第2土曜 15:00-16:00 オンエア)で、ラジオパーソナリティも務める。キッズゴルフクラブ代表。
写真=鹿野貴司
イラスト=野村タケオ
協力=LaFace
2024年05月04日 07:00
選手、キャディ、ツアー担当者に聞いた最新のセッティングトレンドは?
女子プロのクラブ選びをもっと詳しく調査したところ2024年の新しいトレンドが見えてきた! コンパクトなUTはラフや傾斜でも使える
選手もキャディもツアーレップも「やさしいのはショートウッド」という意見は一致していました。ショートウッドとUTを比較すると打球が上がりやすくてミスに強いのはショートウッドですが、女子プロのレベルが上がったことで「やさしいショートウッド=球が上がりすぎる」という印象に変わってしまったようです。
また、プロは顔へのこだわりが強いので、ヘッド体積が大きいFWよりも、コンパクトなUTのほうがラフや傾斜地で構えやすいという選手も多かったです。とくに7Wのロフトになると、ターゲットに対してスクエアに構えるのが難しいという声もありました。 クラブが短いUTは芯に当てやすい テーラーメイドツアーレップ
貞包聡介さん
「3Wでもロフトが大きめ、15度より寝ているFWを使う選手が増えたことで、5Wが要らなくなった。また、UTのほうが“芯に当てやすい”という声が多いです」 パワーがあるから3UTでも球を上げられる ダンロップツアーレップ
松栄圭一郎さん(左)中原昭人さん(右)
「最近の若い選手はジュニア時代からUTを使っていて、パワーもあるから3UTでも球の高さをきちんと出せてグリーンで止められるようになりましたよね」 7Wのクラブを作る回数が減りました キャロウェイツアーレップ
島田研二さん
「確かに最近は5Wや7Wを作る機会が減りました。当社はFWとUTの中間の“UW”もあるので、5W以外のクラブの選択肢が増えたことも理由だと思います」 ジュニア時代から5Wよりも3UT プロゴルファー
石井理緒
「ジュニアのころから5Wは打球が上がりすぎて使いにくいと思っていたので、3UTを使っていました。3Wと3UTの飛距離の差は15ヤードくらいですね」 ダウンブローに打てる選手が増えた プロキャディ
栗永 遼さん
「一時期は7W、9Wを使う選手も多かった。でも今は、ダウンブローに打てる選手が増えたので高さよりも操作性を重視してUTを使うようになりました」 抜けのよさはFWよりもUT プロキャディ
先崎洋之さん(左)照井浩二さん(右)
「UTのほうが構えやすくて、ラフからの抜けもいいと思います。今はラフからでも出すだけではなく、グリーンを狙う時代なので選手はUTで攻めますね」
解説=鹿又芳典
●かのまた・よしのり/多くのゴルフメディアで活躍する人気クラブコーディネーター。現役ツアープロのクラブ調整やサポートだけでなく、ジュニアゴルファーの育成にも注力している。
構成=野中真一 写真=田中宏幸 取材トーナメント=樋口久子 三菱電機レディスゴルフトーナメント
2024年05月04日 06:25
◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 第2日(3日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)
17位スタートの生源寺龍憲(しょうげんじ・たつのり、25)=エー・エム・エス=が10バーディー、1ボギーの61で回り、通算10アンダーで首位に浮上した。19年AIG全英女子オープン優勝の渋野日向子(25)=サントリー=は岡山・作陽高の同学年で同じゴルフ部に所属。世界で戦う元チームメートに近づくためにもツアー初Vを目指す。小木曽喬(27)=フロンティアの介護=ら3人が2打差2位。3位から出た石川遼(32)=カシオ=は73と落とし、24位に後退した。
5年前に世界を制した渋野のような勢いあるプレーだった。生源寺は2番パー5で第3打のアプローチをピン50センチに寄せると6番まで圧巻の5連続バーディー。10年に石川が58をマークした伝説があり「58が(頭の中で)チラチラしました」と正直に明かした。14番でこの日、唯一のボギーをたたいたが、17、18番をバーディーで61をマーク。圧巻のバーディーラッシュで首位に急浮上した。
岡山の作陽高出身。渋野は同じ高校で同学年だった。「同じクラスではなかったけど、ゴルフ部では一緒に練習していました。当時からうまくて、明るかった」という。17年に高校を卒業後、渋野はプロの道へ、生源寺は同志社大に進学した。渋野が19年の全英女子を制し、世界中に衝撃を与えた時、生源寺は同大3年で「刺激しかなかった。僕もプロになろう、と決めた頃。(渋野は)国内でも何度も勝っている(6勝)。僕も早く追いつきたい」と生源寺は爽やかな笑みを見せた。
開幕戦の東建ホームメイトカップでは自己最高の2位。ツアー初優勝へ、勢いに加えて確かな実力も持っている。(竹内 達朗)
◆生源寺 龍憲(しょうげんじ・たつのり)1998年5月15日、山口県出身。25歳。10歳からゴルフを始める。20年にプロ転向。下部のABEMAツアーで同ツアー史上最高額の1125万3106円を稼いで賞金王。今年1月にはアジアツアーの出場権予選会を2位で通過し、今季、日本ツアーと並行しながらアジアツアーにも5試合に出場(最高17位)。162センチ、65キロ。
2024年05月04日 06:00
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(3日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
14位で出た菅沼菜々(24)=あいおいニッセイ同和損保=が6バーディー、1ボギーでこの日のベストスコアとなる67をマークし、通算6アンダーで単独首位に浮上した。
2024年05月04日 06:00
プロゴルファーの金田久美子が自身のInstagramを更新。後輩ゴルファーとのプライベートショットを公開しました。 「華ちゃに突っ込まれたww」金田プロの失態とは?
金田プロは「みんなで行ったけどおいしかったー」「塩がめちゃくちゃオススメです!」と千葉市にあるラーメン店・中華そばこばやしに訪れたことを報告。
中華そばこばやしは千葉市中央区に今年の2月にオープンしたお店であり、開店時には金田プロからのお祝いの花が店頭に飾られていたとのこと。投稿された写真と動画には脇元華プロ、臼井麗香プロ、松田鈴英プロの4人で食事会をしたよう様子が写されており、テーブルを囲みポーズを決める4ショットや、「アクサレディス」でツアー初優勝を手にした臼井プロのお祝いをする姿が公開されています。
金田プロは「私のインスタ見たって言うとそうでしたかありがとうございますと、店員さんが言ってくれます」「そして私の株が上がるのでぜひ金田久美子のインスタ見たとお店に食べに行ってみてください!」とコメントを投稿。最後にハッシュタグで「#れいちぇるおめでとう」と祝福のメッセージを添えながらも、「#中華の華は脇本華の華」と綴りました。
実は投稿された動画の中で、臼井プロは色紙にサインを書こうとするも「華」の字が書けなかった模様。それをハッシュタグにてコメントした金田プロでしたが、これに対し脇元プロから「はい、脇本って間違えたー脇元やし」とリプライ。まさかの自らも脇元の名前をミスするという失態をし、綺麗なオチが付いた投稿となりました。
この投稿にファンからは「豪華なメンバー」「聖地になりそうですね」「華ちゃに突っ込まれたww」「今度行ってみます」などのコメントが寄せられていました。
いかがでしたか? ぜひ金田プロのツアーでの活躍をチェックしてみてくださいね!
【参考】
※kinkumiringo93/Instagram
2024年05月04日 05:00
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第2日」(3日、茨城GC東C=パー72)
14位から出た菅沼菜々(24)=あいおいニッセイ同和損保=が6バーディー、1ボギーで今季自身初の60台となる67をマーク。通算6アンダーで単独首位に浮上した。単独首位からスタートした佐久間朱莉は72で、1打差の2位に後退。米女子ツアーからスポット参戦している古江彩佳、西村優菜は予選落ちした。
最終18番のグリーンを囲んだ数百人のギャラリー、いや菅沼のファンが熱狂した。まるでグリーンはライブステージのよう。下り10メートルを沈めてバーディー締めとすると、大歓声の観衆にニッコリと笑いかけた。
「昨年、自分が調子良く優勝争いをしていた時はあの歓声をもらっていたので、その感覚を思い出してうれしかった」
自称が付くアイドルゴルファー。「応援してくださっている方がいるから頑張れる」と声援を力に、得意とする硬くて速いグリーンを攻略した。5番で3パットのボギーをたたくと「逆にスイッチが入った」と7、8番は5メートルを沈めて連続バーディー。後半32の猛攻で、今季自身初の60台をマークした。
昨季は2勝と飛躍したが、今季は出場8戦で6度の予選落ちと出遅れた。原因はオフの2月に走り込みをした際に故障した右膝が、うまく使えていなかったため。前週の月曜日に練習で「そうだ膝だ!」と修正点がふと頭に浮かぶと、当たりが薄く、鳴りをひそめていた飛距離も元に戻った。
ただ、開幕からの不振は自身の気持ちを沈めた。予選落ちが続く日々に、SNSでは誹謗(ひぼう)中傷も集まった。「オフにテレビに出たりして練習してないんじゃないかとか。思われるのは良いけど、直接コメントに書かれると全く傷つかないというわけじゃないので」。心ない言葉に、4月中にはコメント欄も封鎖した。
言葉に心を痛めたこともあった。それでも、ファンの言葉が原動力にもなる。大会は2日目にして1万人超え。週末も大観衆の来場が予想される。「ゴールデンウィークなので、たくさんの方に良いプレーを届けられるように」と熱い声援に応え、メジャーVの大勲章を手に入れたい。
2024年05月03日 20:47
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(3日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
25位から出た「セクシー・クイーン」ことアン・シネ(韓国)は3バーディー、2ボギー、1ダブルボギー、1トリプルボギーの76とスコアを落とすも、通算4オーバーの52位で予選を辛くも通過した。
前半を43で7つスコアを落として折り返し、カットラインを大きく下回った。だが、上がり4ホールで3バーディーを奪って猛反撃。ギリギリで決勝ラウンド進出を決めた。バーディー必須の最終18番パー5。5メートルをねじ込むと、膝から崩れ落ち、手で顔を覆った。「予選通過しないといけないというストレスがあった。試合で泣いたのは初めて」。プレッシャーから解き放たれ、安堵(あんど)の涙がこぼれた。
ワールドレディスサロンパスカップは17年5月に日本ツアー初出場し、フィーバーを巻き起こす原点となった大会(41位)だ。当時、初日には膝上30センチの黒のミニスカートを着用し、ギャラリーの視線をくぎ付けにして話題となった。この日はカーキのトップスと同色のミスカートで、1万人を超すギャラリーが集まった会場を沸かせた。決勝ラウンド2日間は「最後の4ホールみたいなゴルフをしたい。怖いものがない」と逆襲を誓った。
2024年05月03日 19:09
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
日米通算24勝で元世界ランク1位の宮里藍さんが、「久光製薬ジュニアゴルフ体験会」に登場した。
2024年05月03日 18:58
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(3日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
3打差8位から出た桜井心那(ニトリ)は6バーディー、3ボギー、1トリプルボギーの72で回り、通算2アンダーの10位で週末の決勝ラウンドへと向かう。7番からは4連続バーディーで一気にスコアを伸ばしたが、最終18番で痛恨のトリプルボギーをたたいた。それでも「最後の(トリ)があってイーブンなので、いいプレーはできている。ミスも受け入れてやれれば」と受け入れた。
7番はグリーン右からウェッジでのチップインバーディー。これで流れに乗ると8番、9番を1・5メートルにつける持ち前のショット力を発揮してバーディー。18番はティーショットを右に大きく曲げ、ボールが木の上へ。そのまま見つからず、ロストボールとなった。打ち直しの第3打は左に大きく反れ、4打目もフェアウェーに出すだけに。6オン2パットのトリプルボギーを喫した。とはいえ、首位とは4打差で踏みとどまった。ホールアウト後は練習場で笑顔も多く見せ、既に決勝ラウンド2日間へと気持ちを切り替えていた。
2024年05月03日 18:51
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(3日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
東コースで開催された2021年大会覇者で、米ツアーから帰国参戦した西村優菜(スターツ)は37位から出て1バーディー、8ボギーの79をたたき、通算8オーバーの98位で予選落ちした。
2日間を振り返り「ショットがひどく、難しいセッティングだったので、このショットではなかなか難しい。昨日の終盤に調整できて、練習でも良き感じでできていたけど、自信を持って振れるところがなかった」と話した。
大勢のファンの声援については「2日間ひどいゴルフでしたけど、楽しかった。ゴールデンウィークで多くのギャラリーの前でいいゴルフができなかったのは苦しいけど、自分は楽しかった」と感謝し、大勢のギャラリーの求めに応じて長時間サインした。今後の米ツアーに向けては「(スイングの)テンポが狂っているところをどう直すか、試合は続くけど、しっかり調整したい」と話した。
2024年05月03日 18:42
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(3日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
米ツアーを主戦場とする、日米通算9勝の古江彩佳(富士通)は71位から出て、1バーディー、3ボギーの74と落とし、5オーバーの66位。カットラインに1打及ばず、予選落ちとなった。
悔しい2日間となり「こういう日もあるという、体の状態だった。昨日がスイング自体悪かったので、もう少し頑張りたかった」と結果を受け入れた。
今季初めての国内ツアーで大観衆の前でプレーし「ギャラリーさんがいてくれたおかげで頑張れた。帰ってきて試合に出られたのは良かった」とホールアウト後、クラブハウス付近で待ち受けた大勢のギャラリーへのサインに応じた。今夏のパリ五輪出場圏内となる日本勢2番手の世界ランク23位。今後は米ツアーに戻るが6月下旬まで続くパリ五輪出場権争いに向けては「変わりなくいくだけ。最後まで頑張れたらな、と思う」と意欲的に話した。
2024年05月03日 18:25
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(3日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
昨季韓国ツアーで3勝を挙げて賞金女王に輝いた初出場の21歳、イ・イェウォン(韓国)が4バーディー、2ボギーの70で回り、通算5アンダーで2位をキープ。
2024年05月03日 18:10
女子ゴルフの国内メジャー初戦、ワールドレディスサロンパス杯(読売新聞社など後援)は3日、茨城県の茨城GC東(パー72)で第2ラウンドが行われ、首位と4打差の14位から出た菅沼菜々が6バーディー、1ボギーとスコアを五つ伸ばし、通算6アンダーで首位に立った。
1打差の2位は佐久間朱莉とイ・イェウォン、ペ・ソンウ(ともに韓国)。山下美夢有は3アンダーで8位。竹田麗央、桜井心那は2アンダーで10位。古江彩佳は5オーバーで予選落ちした。
2024年05月03日 18:05
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(3日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
快晴の下、白熱の予選ラウンドが終了した。ツアー2勝の菅沼菜々(あいおいニッセイ同和損保)が4打差14位で出て、硬い高速グリーンを攻略して6バーディー、1ボギーのベストスコア67をマーク。通算6アンダーで単独首位に浮上した。初日を単独首位発進して初優勝を狙う佐久間朱莉(しゅり)、昨年の韓国ツアー賞金女王のイ・イェウォン(韓国)、通算2勝のペ・ソンウ(韓国)が1打差の2位に並んだ。
メジャー初Vを目指す森田遥、初優勝を狙う金沢志奈が4アンダーの5位。22年大会覇者の山下美夢有(みゆう)、18年大会を制した申ジエ(韓国)、ウー・チャイェン(台湾)が8位。通算4勝の桜井心那、ツアー11人目のメジャー3冠に挑む原英莉花、今季2勝の竹田麗央、ツアー1勝の河本結、通算2勝の川崎春花が2アンダーの10位で続く。
悲願のメジャー制覇に挑む上田桃子、米ツアーから帰国参戦中の勝みなみ、通算20勝の鈴木愛は3オーバーの42位。アン・シネ(韓国)は4オーバーの52位で決勝ラウンドへ進んだ。
一方で、米ツアーが主戦場で世界ランク23位の古江彩佳、永久シード保持者の不動裕理は5オーバーの66位で予選落ち。前週初優勝した天本ハルカ、小祝さくら、横峯さくらは6オーバーの80位。米ツアーから帰国参戦した21年大会覇者の西村優菜は、8オーバーの98位でいずれも決勝ラウンドには進めなかった。
2024年05月03日 17:58
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第2日(3日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
2022年大会覇者の山下美夢有(みゆう、加賀電子)が25位から出て5バーディー、2ボギーの69で回り、通算8アンダーでホールアウト時点で、首位と3打差の暫定8位に浮上した。
1番でバーディー発進すると4番、5番で連続バーディーを奪い、2つ伸ばして折り返した。後半には14番でバンカーショットを30センチにつけて、流れを切らさなかった。「アンダーパーで回れたのは、明日にもつながると思う」と80点の自己評価をつけた。
2年前のこの大会(西コース)では初日に「64」のビッグスコアをマークして完全優勝。JLPGAツアー選手権リコー杯(22、23年)に続く、22歳277日でメジャー4勝目なら、畑岡奈紗に次ぐ年少2位の記録となる。今季初優勝を目指す残り2日間へ「明日以降も落ち着いてプレーできたら。しっかりマネジメントして、パー5で取れたら」と気を引き締め直していた。