2021年10月25日 05:02
(セ・リーグ、ヤクルト6−4巨人、25回戦、11勝11敗3分、24日、神宮)ナインが、燕党が、4番の一振りに集中した。ヤクルト・村上宗隆内野手(21)が、四回無死満塁で先制の右前適時打。大きな拍手に、一塁ベース上で大きくうなずいた。「なかなかチャンスが来ない中、ワンチャンスをものにできたのは、すごく良かった」デーゲームで阪神が勝ったことを知り、臨んだ一戦。三回まで戸郷に完璧に抑えられたが、村上が5試合ぶりの先制点をもたらし、この回一挙6得点の口火を切った。 緊張と重圧を全員で振り払った。試合前、ベンチ前での燕陣でナインは肩を組んだ。仕掛け人は選手会長の中村だ。「『走塁、打撃、守備、全ていいイメージを想像してやっていきましょう』と会長(中村)が声を掛けてくれた」と村上。2015年には9月27日の巨人戦(東京ドーム)で、松元ユウイチ(現打撃コーチ)が「いい走塁、いい守備、いい打撃のイメージを持ってください」と鼓舞し、そこからチームは3勝1敗と波に乗って頂点に立った。再現された験担ぎのスクラムが、チームに一体感をもたらした。高津監督も3連敗中に「結果はどうであれ、しっかり胸を張って戦おう」と呼び掛けていたという。思いを背負い、結果を出した村上に、指揮官は「打つのも、重圧がかかるのも、打てなくて点が入らないのも4番。それは背負っていかないといけない」と、さらなる期待を口にした。「何点取られても、僕たちが1点でも多く打ちたい。しっかり勝って優勝できるように」。最短でのV決定は26日。若き主砲は、力強く誓った。(赤尾裕希)
2024年05月06日 07:02
初回無死一塁から先制2ランを放っていた
■ドジャース ー ブレーブス(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、今季初のマルチ本塁打を放った。8回無死の第4打席に10号ソロを放ち、目の前で引き離されたブレーブスのマルセル・オズナ外野手に再び並んだ。
まずは初回無死一塁。カウント1-2と追い込まれての5球目、初対戦の左腕・フリードの甘く入ったカーブを逃さなかった。美しい放物線を描いた打球はバックスクリーンへ飛び込む2試合連続の9号2ラン。打球速度104.3マイル(約167.9キロ)、飛距離412フィート(約125.6メートル)の先制弾となった。
2試合連発は4月23日(同24日)のナショナルズ戦以来、今季3度目。試合前の時点で打率.367、2本塁打、6打点、OPS1.079と好成績を残しているデーゲームで快音を響かせた。
第2打席は左前打を放ち、第3打席は技ありの中前打で2試合連続の3安打をマーク。そして第4打席に再びアーチを描いた。大谷のバットから快音が止まらなくなってきた。(Full-Count編集部)
2024年05月06日 06:51
初回の第1打席に2試合連続となる先制の9号2ランを放った
■ドジャース ー ブレーブス(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が5日(日本時間6日)、本拠地で行われたブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、初回の第1打席に2試合連続となる9号2ランを放った。この時点でナ・リーグトップに並ぶ好調ぶりに、ファンは「乗ってきた大谷翔平選手」「スローカーブを引き付けて、バックスクリーンまでかっ飛ばすんだから、凄いよなぁ」「何回見てもええねぇ」と感嘆の声を上げている。
大谷は初回無死一塁から、初対戦となったフリードのカーブを捉えてバックスクリーンに突き刺した。打球速度104.3マイル(約167.9キロ)、飛距離412フィート(約125.6メートル)の先制2ランとなった。
新天地で迎えた今季、1号が飛び出したのは9試合41打席目とメジャー挑戦後“最遅”だった。しかし本領発揮と言える量産ぶりを見せている。「絶好調と言っていいんじゃない?」「今年はスロースタートと言われながら、調子を上げて気がついたらナショナルリーグ・トップタイの9号 普通の選手じゃない」「初対戦のフリードからいきなりホームランとかバケモンかよ」とファンは大喜びだった。
2024年05月06日 06:50
楽天は発足1年目に38勝97敗1分けで最下位…田尾監督は解任された
あの光景は忘れられない。田尾安志氏(野球評論家)は中日、西武、阪神の3球団で活躍し、1991年に現役を引退。2005年には楽天初代監督を務めた。そんなプロ野球人生の中で最高の瞬間は、2005年9月28日にあったという。楽天監督1年目最終のソフトバンク戦後に、敵地・福岡ヤフードームで選手、裏方に胴上げされたシーンだ。楽天監督は1年で解任となったが「中日や西武で優勝した時よりもうれしかった」としみじみと語った。
宙を舞いながら、感激していた。2度の11連敗を含む38勝97敗1分。5位に25ゲーム差をつけられた最下位で終わって解任。「これだけ負けた監督ですから、胴上げは恥ずかしいからやめてくれと言ったんですけど、選手が『これは自分たちの気持ちなのでやらせてください』と言ってくれて……。うれしかったですよね。僕は球団フロントとはガタガタやっていましたけど、向いている方向は変えなかった。それは選手たちも感じてくれていたんだと思う」。
選手やファンに少しでもいい思いをさせたい。苦しい戦力でありながらも、それは絶えず考えていたことだった。「17人いた35歳以上の選手にやる気を持たせるのも僕の仕事だと思ったので、具体的な数字を出して、それをクリアしたら必ず1軍で使うと約束しました。リリーフなら3試合続けてゼロに抑えたら1軍、先発ピッチャーならクオリティ・スタート(6回以上自責3以内)を2試合続ければ1軍、達しなかったら文句を言うなよってね」。
みんなやる気になってくれたという。「オールスター前に35歳以上だけ集めて焼き肉を食べに行って『まだ君らを戦力として見ているよ』と再確認もしました。ノルマを果たしたら必ず使う。好き嫌い、年齢では決めていないからってね。若い人の模範になるような練習を見せてくれよ、腐ったリンゴにはなるなよって話を改めてしました。力があっても若手ばかり使うとかは僕も経験したからわかる。それでクビになっていくのはよくないなって思っていましたからね」。ベテランや裏方に見せた配慮「ひとつでも勝ちたいという気持ちになってくれた」
オリックス戦力外から楽天の主力打者になった山崎武司内野手に関しては、もとより再生に自信があったという。「オリックスで崩れているのを見ていましたからね。あれでやめたらもったいない、すぐ直せると思っていました」。その後、山崎は2007年に本塁打王、打点王の2冠にも輝くなど大復活した。「彼はすごいですよね。以前よりも打つようになったんですから、コツをつかむとあれだけ違うんだなって思いましたね」と田尾氏はうれしそうに話した。
裏方にも気を配った。「2軍監督やコーチ陣と契約したら予算より5000万円余ったとのことだったので『それを僕に使わせてください、裏方の勝利給にしたい。半分勝つ計算でやらせてほしい、1試合勝ったら70万ください』って。70ゲーム勝つとしたら4900万円になるのでね。それで2軍も含めてトレーナーや用具係など、一律ではないけど全員に必ずボーナスが出るようにしました。1軍が勝つことでみんなが潤うというシステムを作りたいと思ったんです」。
結果は38勝だったが「みんながひとつでも多く勝ちたいという気持ちにはなってくれました」と田尾氏は笑みをこぼした。シーズン最終戦後の胴上げは、そんなすべてが報われたような気持ちにもなったのだろう。あまり勝てなかったけど、負けてばかりだったけど、みんなと一緒に戦った。球団フロントとは対立が多かったが、少なくともグラウンドでは誰もが同じ方向を向かって突き進んだ。そんなすべてが田尾氏には財産にもなった。
「1年で、3年契約の途中で終わったのは残念でしたけど、(新球団)立ち上げの1年間を経験できた。いろいろな人が経験できないことを経験できたのでね、それは非常によかったなって気がしますよ」。ファンから解任反対の署名運動もあったことも忘れない。「楽天はやっぱりちょっとでも携わったチームなので、いい球団にしてもらいたいなって気持ちがありますよね」と田尾氏は“古巣”の発展を令和の今も切に願っている。(山口真司 / Shinji Yamaguchi)
2024年05月06日 06:40
◆ 「悪夢がよみがえってくる」
ソフトバンクは4−0で快勝。
2024年05月06日 06:30
◆ 「ファールを打たすピッチングができる投手」
ロッテが5日、楽天に4−1で勝利。2カード連続の勝ち越しで3位に浮上した。打線は一回に角中勝也の犠飛、二回に中村奨吾の適時打など得点を積み重ねた。先発した小島和哉は楽天打線を5安打1失点に抑え、無四球完投勝利。安定した投球で3勝目を挙げた。
5日放送のCSフジテレビONE『プロ野球ニュース』で解説を務めた坂口智隆氏は、今日の小島について「テンポとコントロールが良くて、よく1−1のカウントになるんですけど。このカウントは投手有利のカウントより、打者が手を出したい、出しやすいカウントだと思っていて、そこで打たされるという場面が結構(あった)。そこでファールを打てば追い込まれるので、投手にとって良い方向に進んでいくカウント作りがバッテリーでできていた」とカウントに注目して分析していた。
さらに完投で無四球を挙げたことについて齊藤明雄氏は「本当に難しいことだと思います。(小島投手は、)冷静に自分のピッチングを分析できる投手だと思うんですよね。1つボールになったら次のボールは絶対にストライクを取る。それも見逃しのストライクじゃなくて、ファールを打たしてくれるピッチングができる投手なんじゃないか。だから球数少なく完投できて、四球もなしでいけるんじゃないか」とストライクの取り方にまで言及して解説していた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月06日 06:20
◆ 齊藤氏「若い選手が出てこないとだめ」と起爆剤の登場に期待
カード勝ち越しを狙うオリックスは5日、日本ハムと対戦し3−6と逆転負けを喫した。打線は2回に2点を先制された直後の攻撃で、先頭の6番宗佑磨が安打で出塁。7番西川龍馬・8番頓宮裕真が四球を選び、無死満塁と反撃の好機を作る。この場面で9番来田涼斗が適時打を放ち、自身3年ぶりとなる打点を挙げ、同点に追いついた。さらに3番紅林弘太郎の適時打もあり3−2と勝ち越した。
8回に逆転を許し敗戦となったが、来田はこの試合4打数2安打2打点と猛アピールに成功。4年目外野手の活躍にフジテレビONE『プロ野球ニュース2024』でも注目が集まった。
坂口智隆氏は来田について「思い切りも良いし、持っているものは素晴らしい。試合に出て慣れていくしかないが、出る機会を得るのもこういったアピールから。今年はポジションも競争が激しいので、もっと結果を出して掴み取ってほしい」と語り、活躍に期待を込めた。
齊藤明雄氏は「若い選手が出てこないとだめ。たとえ安打が出なかったとしても、次の日に試合に出たら打つぞという気持ちでアピールしていいと思う」と若手選手の起爆剤となるような奮起を求めた。
☆協力:フジテレビONE『プロ野球ニュース2024』
2024年05月06日 06:13
過去にはスミスやベリンジャーのHR球もキャッチ経験があるダーリンさん
■ドジャース ー ブレーブス(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地・ブレーブス戦でメジャートップに並ぶ9号2ランを放った。バックスクリーン裏で本塁打を待機していたダニエル・ダーリンさんは人生で6本目の本塁打キャッチだという。「本当にうれしいですよ」と喜んだ。
初回無死一塁で追い込まれてから初対戦の左腕・フリードのカーブをとらえた。美しい放物線を描いた打球はバックスクリーンのネットに落下。近くの席で待機していたダーリンさんが拾いに行き、キャッチした。
カリフォルニア州コロナ在住のダーリンさんは2017年から年間シートを購入し応援する熱狂的なドジャースファン。「小さな息子がいるから毎日は来れないんだ」と言いつつ、毎月3、4回は観戦に訪れている。
シーズンシートは外野にあるバックスクリーンに落ちた本塁打をキャッチできる特別な席。過去にはウィル・スミス捕手、エンリケ・ヘルナンデス内野手、コーディ・ベリンジャー外野手(現カブス)、マット・ビーティ外野手(FA)の本塁打をキャッチしたことがあるという。
それでも大谷の本塁打は初めて。この日は、大谷のTシャツを中に着用し応援していた。「運が良かっただけだよ。なぜなら私がセキュリティの人の先を越したからね。彼らは怒っているだろうね」と高笑いした。「バケットリストだよ」「キープするよ」と宣言していた。(川村虎大 / Kodai Kawamura)
2024年05月06日 06:10
◆ ここまで6カード負け越し無し!今季躍進の日本ハムを解説陣が分析
日本ハムは5日、オリックスと対戦し6−3で勝利。
2024年05月06日 06:05
初回の第1打席に2試合連続となる9号2ランを放った
■ドジャース ー ブレーブス(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャースの大谷翔平投手が5日(日本時間6日)、本拠地で行われたブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場し、初回の第1打席に2試合連続となる9号2ランを放った。リーグトップに並ぶこの一打が“球団最多タイ”の記録となった。
MLB公式のサラ・ラングス記者は「ショウヘイ・オオタニの24長打は、1901年以降において、ドジャースでの最初の35試合では1929年のジョニー・フレデリックと並んで最多だ」と伝えた。
大谷は初回無死一塁から、初対戦の左腕・フリードの甘く入ったカーブを逃さずバックスクリーンへ。打球速度104.3マイル(約167.9キロ)、飛距離412フィート(約125.6メートル)の先制2ランとなった。
試合前時点で打率.245、OPS1.044と絶好調だった大谷。この一発が今季の長打では24本目(9本塁打、14二塁打、1三塁打)となった。(Full-Count編集部)
2024年05月06日 06:00
「広島0−5DeNA」(5日、マツダスタジアム)
広島がわずか1日で最下位に逆戻りした。鯉のぼりがはためく「こどもの日」に投打で見せ場がなく6度目の完封負け。先発・九里亜蓮投手(32)は6回4失点で開幕から6戦未勝利となり、打線もゼロ行進。今季、日曜日のマツダスタジアムではいまだに無得点となっている。6日からは甲子園に乗り込み阪神3連戦。首位相手に、停滞ムードを打破したい。
満員のマツダスタジアムに、最後まで笑顔の花は咲かなかった。深刻な貧打がこの日も顔をのぞかせ、今季6度目の完封負け。観戦に訪れた子どもたちの声援も、届かない。鯉のぼりが泳ぐ日に赤ヘル打線がまたもや沈黙。新井監督は「きょうもね、満員のお客さんに来ていただいたんだけど、点を取って盛り上げてあげられなかったのは悔しいですね」と無念さをにじませた。
初回の逸機が響いた。大貫から2死満塁の好機をつくるも、4月21日ぶりの先発出場となった田村が一ゴロに凡退。一気呵成(かせい)に攻めたかった立ち上がりに、歯がゆさが残った。
二回から六回までは1人の走者も出せない重苦しい展開。大貫には開幕3戦目・3月31日に土を付けたが、この日は一筋縄ではいかなかった。「低めにコントロールされていたし、いいピッチングをされましたね」と指揮官はサバサバとした表情で振り返った。
5点を追う七回は坂倉の右前打、田中の四球で無死一、二塁と反撃の機運が高まったが、田村が遊飛。後続も寸断され、意地の1点を刻むことすらできなかった。田村について新井監督は「打っても打てなくても彼は勉強なので、次につなげてほしい」と試合での経験を糧にするよう、背中を押した。
この日はスタメン野手8人が左打者。「『左でいくぞ』という感じで左打者を並べてるわけじゃない。ウチは左打者に、いい打者が多いから。休養させる選手や、誰がマスクをかぶるのかとか、そういう兼ね合いで結果的に左になっているだけ」と説明した。これで今季、日曜日のマツダスタジアムでは3試合を戦っていまだに無得点と、厳しい状況が続いている。
投げては先発・九里が6回4失点で3敗目。初めて安打を許した四回は佐野に先制2ラン、六回は1死一塁で牧に左翼へ2ランを浴びた。これで開幕から6戦未勝利となったが「自分が投げた試合で(チームが)勝てていないので、そこが一番悔しい。打たれてしまっているので、反省するところは反省したい」と必死に前を向いた。
前日4位に浮上したのも束の間、ナイターで中日が勝ったため、わずか1日で最下位に逆戻りした。6日からは甲子園で首位・阪神と3連戦が控える。打線全体が活気を取り戻し、浮上へのきっかけとなる1勝を全員でつかみにいく。
2024年05月06日 06:00
阪神4―2巨人(セ・リーグ=5日)――阪神が4試合ぶりの白星。
三回に近本の2ランと佐藤輝の適時打で3点を先行し、継投で逃げ切った。巨人打線は六回以降、2安打と好機を作れなかった。
◇
阪神の岡田監督は打順を組み替え、1〜3番に近本、中野、佐藤輝と左打者を並べた。「特殊なピッチャー言うたらおかしいけど、右(打者)はしんどいかなと思ったからな」。巨人の高橋礼が、阪神の新たな上位打線に捕まった。
三回一死二塁で、近本にスライダーを捉えられ、右翼席への先制2ランを浴びた。中前打で出塁した中野が捕逸で二塁へ進み、続く佐藤輝に左前適時打を打たれ、この回3失点。高橋礼は「ストライクゾーンの中でしっかり勝負した結果だから、あまり気にしない」と淡々としていた。
試合前時点の今季被打率は、対左が1割2分3厘、対右が1割1分4厘と大差はなかった。しかし、3月31日の開幕カード3戦目で、6回1安打無失点と好投した右下手投げの高橋礼に対し、この日はライバルチームの対策が当たった形だ。
高橋礼が許した6安打は、すべて左打者。右打者の大山や森下はうまくタイミングをずらして打ち取った一方で、五回には中野、佐藤輝に対し、外角の際どいコースに球を集めながら、2者連続で四球を与えた。
後続を断って5回3失点にまとめたものの、今季初黒星。杉内投手チーフコーチは「左(打者との対戦)がちょっと苦しそうだった。それを乗り越えないと、1年間ローテーションは回れない」と話す。
左打者に打たれたのは「たまたまだと思う」と、高橋礼は一喜一憂しない。「球の選択とか、強さとか、(投球の)間とか、色んな要素で打たれてしまった。次、反省すればいい」。安定した投球を続けるため、課題を一つずつ潰していきたい。(井上雄太)
2024年05月06日 05:30
◆ 大谷翔平が2戦連発の9号本塁打
ロサンゼルス・ドジャースの大谷翔平選手(29)が現地時間5日のブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場。
2024年05月06日 05:24
初回無死一塁から、初対戦となる左腕のカーブをバックスクリーンへ
■ドジャース ー ブレーブス(日本時間6日・ロサンゼルス)
ドジャース・大谷翔平投手は5日(日本時間6日)、本拠地で行われたブレーブス戦に「2番・指名打者」で先発出場。初回の第1打席に2試合連続となる先制の9号2ランを放った。ブレーブスのマルセル・オズナ外野手に並びリーグトップに浮上した。
初回無死一塁。カウント1-2と追い込まれての5球目、初対戦の左腕・フリード甘く入ったカーブを逃さなかった。美しい放物線を描いた打球はバックスクリーンへ。打球速度104.3マイル(約167.9キロ)、飛距離412フィート(約125.6メートル)の一発で、チームの4連勝に向けて幸先よく先制点をもたらした。
2試合連発は4月23日(同24日)のナショナルズ戦以来、今季3度目。試合前の時点で打率.367、2本塁打、6打点、OPS1.079と好成績を残しているデーゲームでまたも快音を響かせた。
前日4日(同5日)の同戦では3回無死の第2打席に6試合ぶりの8号ソロ。デーブ・ロバーツ監督を抜き、球団の日本出身選手の最多本塁打記録で単独トップに立った。さらに今季5度目の1試合3安打で打率.345、OPS1.044となっていたが、大谷の勢いが止まらくなってきた。(Full-Count編集部)
2024年05月06日 05:01
「ウエスタン、阪神7−4くふうハヤテ」(5日、甲子園球場)
余裕の笑みすら見せる投球だった。「球数的にも78球だったので、まだまだいけた感じでした。ファウルを打たせられたり、見逃しで三振を取れたり、徐々に良くなってきている」。阪神・西純矢投手が慣れ親しんだ甲子園のマウンドで復調気配を漂わせた。
初回、先頭に安打を許したものの後続は3人で抑えた。「低めの真っすぐがあるからこそ低めのワンバウンドするフォークでも振ってくれた」。二回には低めを意識したフォークで二者連続三振に斬りわずか8球で料理。その後もテンポ良くアウトを積み上げていく。「打者も早打ちだったのでどんどんストライクゾーンで投げていくことができた」と7回4安打無失点。9奪三振1四球でまとめた。
過去2試合は計8失点8四死球と苦しんだ。脱出の糸口として2日連続でキャッチボールを行った大竹から「昨日も教えてもらったんですけど、感覚的なことで腕で投げるんじゃなくて下半身を使って」と助言をもらった。「今日はしっかりできたんで、続けていこうかなと」。西純らしい投球でアピールを続けていく。
2024年05月06日 05:01
「巨人2−4阪神」(5日、東京ドーム)
自身のふがいなさと過去の屈辱を晴らそうと燃えていた。阪神・前川が意地の適時打で貴重な4点目を挙げる。「前の3打席が話にならないぐらいダメだった。何とか最後に打てて良かった」。9試合ぶりの先発起用にタダでは終わらなかった。
1点リードの八回無死二塁。追い込まれながらも京本のフォークを左前へ運んだ。相手右腕とは同学年。21年3月29日のセンバツ準々決勝でも対戦していた。京本は明豊の先発で3回無失点。前川は智弁学園の3番で4打数無安打に倒れ、涙を流した。「センバツでは打てなかったので、今日は打てて良かった」。3年ぶりの再戦でリベンジを果たした。
ノイジーとの併用が続く中、「打てると打てないでは打てた方がいい。また次も頑張ります」。気持ちを切らすことなく、次の出番に備える。