2021年09月22日 19:54
ボクシングのWBC世界ライトフライ級タイトルマッチが22日、京都市体育館で行われ、挑戦者で同級1位の矢吹正道(29=緑)が、王者の寺地拳四朗(29=BMB)を破り新王者となった。 気合十分の表情で入場の矢吹だったが、1ラウンド(R)から王者の鋭いジャブに翻弄される。それでも時折、かく乱するかのように右フック、左ボディーで飛び込んでいった。すると4R終了の公開採点でジャッジ2人から支持。 攻勢を強める拳四朗にロープを背負う場面が目立ち始めるが、必死に応戦。壮絶な打ち合いへと発展していく。9Rにはさらに前に出る拳四朗の右目上をヒッティングによって流血を誘った。 そして迎えた10R。なりふり構わず仕留めにかかる王者に防戦一方となったが、一瞬の勝機を見逃さず攻撃。そこから一気のラッシュでロープにくぎ付けにし、ここでレフェリーが試合を止めた。 初の世界戦で、悲願の新王者となった矢吹は「途中、諦めてしまおうかと思ったが、セコンドの掛け声や皆さんの応援で最後まで頑張れることができました。この試合で死んでもいいと思ったが生きて勝つことができました」と喜びを爆発。王者としての今後についても「勝っても負けても引退するつもりだったが、勝ってしまったので考えます。拳四朗選手も絶好調じゃないかもしれないけど、機会があれば絶好調同士でやりたい。時が来たら戦うかもしれない」と早くも再戦を見据えた。
2024年05月03日 22:15
新日本プロレス3日の福岡国際センター大会で、棚橋弘至(47)がIWGP GLOBALヘビー級王者のニック・ネメス(43)に敗れ、ベルト奪取はならなかった。
両者は当初、4月6日両国国技館大会でV1戦を戦う予定だった。しかし、棚橋が右足関節捻挫により欠場したため、延期に。満を持してこの日のメインで初対決が実現した。
テクニカルかつクラシックな攻防が続く中、棚橋はハイフライアタックからハイフライフローを狙い勝負に出る。しかし、これを回避されてしまうと、101(トラースキック)で反撃を許した。
ならばとドラゴン式張り手からツイスト&シャウト、スリングブレイドと得意技を連発した棚橋だったが、この日2発目のハイフライフローは剣山で迎撃されてしまう。スリングブレイドにカウンタのデンジャーゾーン(変型ネックブリーカー)を決められると、2発目のデンジャーゾーンでついに力尽きた。
バックステージでは横たわりながら「悔しい…。社長とレスラーも全力でやるから。諦めないから」と社長兼レスラーとしても最前線にこだわる決意を明かした。
「今、この時期の新日本を任せられたんだったら、必ずもう一度プロレスファンに、見てくれているみんなに、満足してもらえるような、楽しんでもらえるような、見てもらえるような新日本に必ずします」と誓った棚橋に、復活の日は訪れるのか――。
2024年05月03日 22:11
新日本プロレス3日の福岡国際センター大会で、IWGP GLOBALヘビー級王者のニック・ネメス(43)が棚橋弘至(47)の挑戦を退け、初防衛に成功した。
棚橋へのリスペクトを示すネメスは当初、4月6日両国国技館大会でV1戦を戦う予定だった。しかし、棚橋が右足関節捻挫により欠場したため延期に。満を持してこの日のメインで初対決が実現した。
窮地の連続だった。ハイフライアタックを決められたネメスは、ハイフライフローを狙われる。それでもこれを間一髪で回避すると、101(トラースキック)で反撃に転じた。
それでも棚橋の猛攻は止まらない。ドラゴン式張り手、ツイスト&シャウト、スリングブレイドを立て続けに浴びてしまう。それでもこの日2発目のハイフライフローを剣山で迎撃。スリングブレイドにカウンタのデンジャーゾーン(変型ネックブリーカー)を決めると、なおも立ち上がってくる棚橋を2発目のデンジャーゾーンで沈めてみせた。
試合後は棚橋と抱擁をかわしたネメスだったが、何とここで前王者のデビッド・フィンレーに襲撃を受ける。大乱闘を展開したネメスは怒り心頭で「俺は今日レジェンドと戦ったばかりだが、いつでもどこでも誰とでも戦ってやるぞ。後ろから襲うことしかできない卑怯者が。いいだろう、明日、俺とお前でタイトルマッチだ」と、何と2夜連続のタイトルマッチを提案。緊急事態が発生したことで、4日福岡大会でフィンレーとのV2戦が決定的となった。
2024年05月03日 20:15
新日本プロレス3日福岡国際センター大会で、「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮(26)がIWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(38=AEW)との前哨戦を制した。
成田は4日福岡大会でキャリア初のIWGP挑戦を控えている。この日の大会ではEVIL、金丸義信と組んでモクスリー、海野翔太、エル・デスペラード組と対戦した。
入場時にコーナーに登ったモクスリーを襲撃した成田は、悪の連係で試合の主導権を握る。1対1の場面ではスリーパーホールド、コブラツイストで攻め立て、金丸のアシストから断頭台を決め王者を追い詰めた。最後はプランチャを浴びてチームが分断されたものの、金丸がデスペラードを丸め込んでH.O.Tに凱歌が上がった。
さらに試合後のリングでは場外のモクスリーをリングに戻すと、ディック東郷も加わって暴行。4人がかりでストンピングを乱射し、ダメージを与えていった。
やりたい放題で今シリーズ唯一の前哨戦を終えた成田は「オイ、いよいよ明日だな。早くそのベルトよこせ。もう俺のもんだろ。なあ。あんな反則、凶器ばっかり使うヤツがチャンピオンだぞ。俺がな、正統なチャンピオンなんだよ、新日本プロレスなんだよ」と高笑い。福岡決戦を制するのは裏切り者か、外敵王者か――。
2024年05月03日 19:46
元格闘家の魔裟斗が3日、インスタグラムを更新。
2024年05月03日 19:40
女子プロレス「スターダム」のIWGP女子王者・岩谷麻優(31)の地元凱旋試合(3日、山口・KDDI維新ホール)で、豪華トリオが一日限りの復活を果たした。
岩谷と「コズミック・エンジェルズ(CA)」の中野たむ、先日「大江戸隊」を追放されたスターライト・キッドが組み、舞華&白川未奈&HANAKOの「イーネクサスヴィー(EXV)」と対戦。岩谷、中野、キッドは、2018年の「STARS」結成時のメンバーだ。
大「麻優コール」に迎えられた岩谷は、序盤からエンジン全開。白川を捕らえると、さっそく3人の絶妙な連係が炸裂だ。トリプルのドロップキックを成功させ、5分過ぎには中野とキッドもドロップキックの競演で会場を沸かせた。
さらに岩谷が白川に、キッドは舞華に619を決めると、直後にその場跳びムーンサルトの同時発射を決めEXVを追い込む。ハイライトは17分過ぎだ。岩谷、中野、キッドは息を合わせて場外への同時プランチャを発射。会場のボルテージは最高潮に達した。
最後はコーナー上の岩谷の肩に乗ったキッドがダイビングボディーアタックをHANAKOに決めると、岩谷が必殺のムーンサルトプレスを放ち18分56秒の熱戦に終止符を打った。
試合後、キッドは「やっぱりずっと一緒にやってきただけあって、いつ組んでも完璧にできちゃうんですね」と試合を振り返りつつ、「こうして少しずつ、私がしたいこと、するべきことの答えを見つけたいと思います」と口にした。
大江戸隊を追放された後は中野からの呼びかけで「CA」と共闘。だが、ユニット入りは決めておらず、態度は保留したままだ。そんな悩める黒虎に、岩谷は「いつでも戻ってきてもいいんだからね。キッドの出す答えに何も言わない。ただただ待っているから」と優しく呼びかけた。
さらに凱旋試合を勝利で飾ったスターダムのアイコンは「選手みんなが裏口で言ってました。『山口県は本当に温かい場所だね』って。山口県に生まれて良かったです。お母さん、ありがとう」と故郷に感謝の言葉を贈りつつ、「今度ともスターダム、よろしくお願いします!」と大会を締めくくった。
2024年05月03日 18:30
女子プロレス「スターダム」の壮麗亜美(27)が、王者・安納サオリ(33)のワンダー王座挑戦を決めた。
3日の山口大会(KDDI維新ホール)で行われた次期挑戦者決定戦で「ゴッズアイ」の壮麗は、「コズミック・エンジェルズ(CA)」のなつぽい(28)と対戦。4月27日の横浜BUNTAI大会でV2に成功した王者に2人が挑戦を表明したため、安納の提案で実現した一戦だ。
序盤から壮麗は、体格差と持ち前のパワーを生かして襲いかかった。コーナートップのなつぽいを強引にエプロンに叩きつけると、場外マット上にボディースラムで投げつける。さらにフェアリアルギフロ(変型ダイビングボディープレス)を間一髪で回避し、「ドスっ」という鈍い音とともに強烈なエルボーを叩き込んだ。
10分過ぎには、なつぽいのクリスト(変型羽根折り固め)に長時間捕捕まるが、これを何とかロープに逃れて再び攻勢に。アルゼンチンバックブリーカーで体力を奪うと、最後はラリアート2連発から雷の如く(ファイヤーサンダー)でトドメを刺した。
これで18日横浜武道館大会で王者・安納への挑戦が決定。CA対決を阻止した壮麗は「安納サオリ、見てんだろ? 次期挑戦者は壮麗亜美だ。空気は読むもんじゃねえんだよ。つくるもんなんだ。私が白いベルトを取って、次期挑戦者になつぽいを指名してやるよ」と豪語した。
一方、なつぽいとの防衛戦を想定していた安納もリングに上がり「あんた、ホンマに空気読めへんな」とピシャリ。それでも「いいよ、わかった。ここからは、あんたしか見いへん。このワンダーのベルトを防衛するのは安納サオリやから」と言い放ち、ベルトを誇示した。
2024年05月03日 14:00
「IBF世界バンタム級タイトルマッチ エマヌエル・ロドリゲス−西田凌佑」(4日、エディオンアリーナ大阪)
前日計量と会見が3日、大阪市内のホテルで行われ、王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が53・4キロ、挑戦者で同級1位の西田凌佑(六島)がリミットちょうど53・5キロで、ともに一発でクリアした。計量後にはフェイスオフで約10秒間のにらみ合い。ロドリゲス陣営からはパーカーの上下が西田にプレゼントされ、お互いに健闘を誓い合った。
西田は計量を終えると、夫人特製の塩ちゃんこ味のおじやで栄養を補給した。近大ボクシング部時代から、試合前はこれと決めている“勝負メシ”で初の世界挑戦に備えた。「早めに減量を始めて、今回は一番うまくいったなと思います。妻のサポートが大きかった」と話した。3月末に第1子となる長女が誕生したばかりだが、夫人は子育てと並行して西田の栄養サポートもばっちりだったという。
ロドリゲスは2019年5月に井上尚弥(大橋)とバンタム級の王座統一戦を戦った実力者。実績で上回る王者有利の予想にも、「強いチャンピオンだけど、やってみないと分からない。信じてくださる方がいるので、その方々たちに『信じていて良かった』と思ってもらえるように勝ちたい」とタイトル奪取を誓った。
2024年05月03日 12:36
プロレスリング・ノアは4日に両国国技館で「WRESTLE MAGIC」を開催する。
2024年05月03日 12:29
「IBF世界バンタム級タイトルマッチ エマヌエル・ロドリゲス−西田凌佑」(4日、エディオンアリーナ大阪)
前日計量が3日、大阪市内のホテルで行われ、王者のエマヌエル・ロドリゲス(プエルトリコ)が53・4キロ、挑戦者で同級1位の西田凌佑(六島)がリミットちょうど53・5キロで、ともに一発でクリアした。計量後にはフェイスオフで約10秒間のにらみ合い。ロドリゲス陣営からはパーカーの上下が西田にプレゼントされ、お互いに健闘を誓い合った。
ロドリゲスは2019年5月に井上尚弥(大橋)とバンタム級の王座統一戦を戦い、2回KO負けを喫したものの昨年8月にIBF王座に返り咲いた実力者。一方の西田は19年10月のプロデビューから8戦全勝(1KO)、WBOアジア・パシフィック王者として3度の防衛に成功するなど着実に実績を積み上げ、今回は指名挑戦者として王者に挑む。バンタム級はWBCが中谷潤人(M・T)、WBAが井上拓真(大橋)と日本人が世界王者に君臨している階級。西田がこれに続くことができるか、大いに注目を集めている。
2024年05月03日 09:40
新日本プロレスは2日、福岡市のJR博多駅前広場で4日に福岡国際センターで行われるIWGP世界ヘビー級選手権試合の公開調印式を開催した。
王者ジョン・モクスリーが成田蓮と2度目の防衛戦。成田は「モクスリー、よく俺のIWGPのベルトを血で汚すことなく、今日ここに来たな。だがよ、コイツがホントにチャンピオンか? なあ、ベルトもどうせ偽物だろ?俺がIWGP、新日本プロレスの厳しさを教えてやるよ」と王座初奪取を宣言した。
迎え撃つモクスリーは成田へ「お前は“デッドマン”になっている。お前はヤングライオン時代から新日本というところで、数々の経験を持ち合わせ自分は特別な存在だと思い込んでいるかもしれない。俺から言わせると、お前は自分自身が何をしているかまだよくわかっていない子供みたいな者だ。お前自身が何者かってことをまだ理解していないだろう。変なスーツを着たりして、他人が設定したスタンダード、それを求めて生きているように見える」と断じ、5・4福岡で「お前にとって、今まで経験したことのない壮絶な試合になるだろう。心配で夜眠ることが出来ないだろう。その試合を迎えたら、お前の人生は一変する。永遠に変わってしまうだろう。ひとつ最後に言っておくと、この俺ジョン・モクスリーからチャンピオンシップを奪おうとする者は、この俺の冷酷な両手で容赦なく叩きのめされるだろう」とV2を確信していた。
2024年05月03日 06:24
新日本プロレスは2日、福岡市のJR博多駅前広場で3日に福岡国際センターで行われるIWGP GLOBALヘビー級選手権試合の公開調印式を開催した。
王者ニック・ネメスへ棚橋弘至が挑戦するタイトルマッチ。この一戦は、当初、4・6両国国技館大会で実現予定だったが棚橋の負傷で延期となっていた。
満を辞してベルト奪取に挑む棚橋は「僕はシングルマッチで、メインイベントで、タイトルマッチという条件がそろうと、急に強くなります。明日はタイトル以外にももうひとつ、超カッコイイ……超カッコイイんで、超ハンサムなんで、そこにおいても、その部分においても、負けないように、全力で頑張ります」と意気込みを表した。
初防衛戦で棚橋を迎え撃つネメスは「私の19年のキャリアの中でもとても幸運な日を迎えると感じてます。5歳の時にプロレスラーになるという夢を抱いてプロレスラーになり、数多くのことを経験してきましたけど、明日はさらなる夢が叶います。私のヒーローであるタナハシとチャンピオンシップで闘うのです。実現するとは全く思ってなかった試合です。今から非常に興奮してます」と胸の高鳴りを告白すると「タイトルマッチで勝利して、私がニュージャパン・プロレスリングにふさわしい男であることを証明してみせます」と決意した。
2024年05月03日 06:00
ドラゴンゲート5日愛知県体育館で「マスカラ・コントラ・カベジェラ金網5WAYマッチ」に臨むシュン・スカイウォーカーが、独善的すぎる青写真を明かした。
2024年05月03日 05:00
「大相撲夏場所」(12日初日、両国国技館)
横綱審議委員会(横審)の稽古総見が2日、両国国技館で一般公開されて行われ、新小結大の里(23)=二所ノ関=が2500人の観客の前で存在感を示した。霧島、豊昇龍、琴桜の大関陣3人と6番とって3勝3敗。いきなり霧島を寄り切ると、豊昇龍にも体を預けるように押し出すなど、気後れなく攻めた。
春巡業ではなかった大関陣との稽古が実現。「本当に充実した稽古ができたし、自信にもなった。勝てたのもあるし、力が通用したと、自分でも何となくわかってきた」と満足げに振り返った。
豊昇龍も「前に出る力、体の大きさ。他の幕内とは違う相撲をとれる」と称賛。幕下付け出しデビューから所要6場所で新三役に昇進した大器は「今日の映像を見て、しっかり修正して夏場所に向けて頑張りたい」と、手応えをさらに確かなものにすべく稽古に励む。
2024年05月03日 05:00
新日本プロレス4日福岡国際センター大会でIWGPヘビー級王者のジョン・モクスリー(38=AEW)に挑戦する「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮(26)が、スーパースターの野毛送還を予告した。外敵王者ながら新日本への敬意を示すモクスリーが「ヤングライオン」の単語をたびたび口にすることにイチャモン。何とも理不尽な新日本の入門テスト受験からの出直しを要求した。
成田は2日に福岡市内で行われた公開調印式でモクスリーと対峙。王者からは「ヤングライオン時代から新日本で経験を積んで、自分を特別な存在だと思い込んでいるかもしれない。俺に言わせればお前は子供のようなものだ」と挑発的な言葉を投げかけられた。
終了後に本紙の取材に応じた成田は「飛行機トラブルという言い訳を使って敵前逃亡せず、そのベルトを血で汚さないで日本に持ってきたことだけはほめてやる」といきなり悪態。モクスリーが2019年10月の両国大会に飛行機トラブルで来日できず、当時保持していたIWGP US王座を返上した不遇を一方的に敵前逃亡と決めつけつつ来日を歓迎した。
他団体所属選手として約15年ぶりに新日本の最高峰王座を奪取したモクスリーは、団体とIWGPの歴史に敬意を示している。しかし偏屈な成田は、その言葉に懐疑的な態度を崩さない。「ことあるごとに『ヤングライオン』の言葉を使ってきてるけど、けなしてるんだかリスペクトしてるんだかよく分からねえな。経験してないことを偉そうに口にするくらいなら、俺に負けたら新日本の入門テストを受けてゼロからやり直せ」とむちゃくちゃな論理を展開した。
世界最大団体のWWE、そして現在所属するAEWの両方でトップに立ったモクスリーが今さら新日本のヤングライオンからキャリアを再スタートさせることなど、天地がひっくり返ってもありえない。それでも「育ちが悪いからハードコアだの有刺鉄線だの、凶器に頼った試合ばかりやってるんだろ。凶器を使うなんて言語道断なんだよ。お前、プッシュアップバーをどう使うかも知らないだろ。野毛の道場でプッシュアップバーの使い方を一から教わって、ヤングライオンとして出直すチャンスを俺が与えてやるよ」となぜか上から目線で提案。プッシュアップバーを改造して凶器として使用している男とは思えない言葉だ。
昨年末に所属していたユニット「ストロングスタイル」に唾を吐きH.O.Tに電撃加入した成田は「新日本プロレスの厳しさも知らないヤツに、俺が本当のストロングスタイルを教えてやる」と皮肉めいた宣戦布告。至宝奪回の先陣を切る挑戦者は、本当にこの男で良かったのだろうか…。
2024年05月03日 05:00
DDTのシングルトーナメント「KING OF DDT 2024」(5日、東京・後楽園ホールで開幕)に出場する大巨人石川修司(48)がタイトルラッシュでさらなる存在感アップを狙う。
石川は1月31日付で全日本を離れフリーとなった。心機一転で臨むトーナメントを前に「フリーになってこういうトーナメントは一発目なんで、取らないと始まらない」と闘志をみなぎらせる。1回戦は同世代のHARASHIMAとの戦いになるが「近い年代で頑張ってくれているから自分も頑張れるみたいな。自分にとっていい指針のような存在ですね。そんなHARASHIMAさんを乗り越えれば一気に波に乗れると思う」と必勝を誓った。
4日にはノアの東京・両国国技館大会でニンジャ・マックのGHCハードコア王座への挑戦も控える。石川は「ベルトを取ることやトーナメントを制覇することによって発言権とか発信力も増すと思う。ニンジャ・マックのベルトも取るし、KING OF DDTも優勝すれば(DDTの)ベルトも見えてくる。全部この大きい体に入れてやろうと思います」と不敵に話した。
大一番が続く5月はフリーとして正念場になると認識し「活躍できる場所を自分で作っていきたいですね」と鼻息が荒い。優勝の先に見据えるKO―D無差別級王者・上野勇希とユニバーサル王者・MAOについても「シングルで対戦したことがないので。戦って若い血を吸って若返ります」。枷(かせ)が外れた大巨人がいよいよ大暴れする。