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2021年09月18日 13:37
<ANAオープン 3日目◇18日◇札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コース(北海道)◇7063ヤード・パー72>
第3ラウンドが終了した。首位と2打差で出た大槻智春が8バーディ・ノーボギーの「64」をマーク。トータル15アンダー・単独首位に浮上し、2年ぶりのツアー2勝目に王手をかけた。
トータル13アンダー・2位に13年ぶりの勝利を狙う矢野東。トータル12アンダー・3位タイには木下稜介、植竹勇太、スコット・ビンセント(ジンバブエ)が続いた。
2015年大会覇者の石川遼は5バーディ・1ボギーの「68」で回り、トータル9アンダー・10位タイに浮上して最終日に臨む。
賞金ランキング1位の星野陸也はトータル11アンダー・6位タイ。2戦連続優勝がかかる今平周吾はトータル4アンダー・40位タイにつけた。
2024年05月03日 06:15
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
原英莉花(25)=NIPPON EXPRESSホールディングス=が4バーディー、2ボギーの70で回り、首位と3打差の2アンダー8位と好発進した。開始10番でボギーも、後半に7、8番の連続バーディーなど3つ伸ばした。「このコンディションでアンダーに戻せたのは良かった」と、強風と難しい設定を攻略し、うなずいた。
今季はクラブセッティングがなかなか定まらず、前週まで7戦中3戦で予選落ち。「ガタン、ゴトンって感じ」と試行錯誤ぶりを表現していた。今週に入り、ドライバーとアイアンのシャフトを変更した。「しっかりコース内が良い球が出た。怖がらずに振れた」。日本女子オープン(20、23年)、ツアー選手権リコー杯(20年)に続くツアー11人目&25歳80日での年少2位のメジャー3冠へ「(第2日は)気持ち良く流れをつかみながら、いきたい」。大観衆のコースでヒロインを演じる。(岩原 正幸)
2024年05月03日 06:00
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
ツアー本格参戦3年目の佐久間朱莉(21)=大東建託=が6バーディー、1ボギーの67をマークし、メジャー自身初の単独首位発進を決めた。ショット力の増した今季9戦で、トップ10入り4度で2度の優勝争いを繰り広げながら悔し涙を流してきた。恩人への弔い星の思いを胸に2019年大会の渋野日向子(25)以来、日本人2人目となる今大会でのツアー初Vを目指す。
圧巻のバーディーラッシュで、佐久間がリーダーボードを駆け上った。10番から出ていきなりボギー発進。それでも冷静に12番で下りの5メートルを沈め、流れを立て直した。15番まで4連続でスコアを伸ばし、「焦らずに4連続(バーディー)が来たので、すごく流れが良かった」とうなずいた。今季好調の勢いのまま、メジャー自身初の単独首位発進に笑みを浮かべた。
6954人のギャラリーが来場。最終9番で2メートルを沈めるバーディー締めに大喝采が湧き起こった。今大会の平日開催では歴代最多となる数のファンへ、ショット、パットともにさえた最高のプレーを披露。「(優勝スコアが)2ケタアンダーにはいくと思うので、毎日少なくても赤字(アンダーパー)に、と目標を立てている。少し貯金ができたかな」とほほ笑んだ。
弔い星をささげたい人が居る。プロキャディーの渋谷一英氏(享年42)が、4月6日に大腸がんで死去。昨年のニトリレディス、住友生命レディス東海クラシックでコンビを組んだ。ともに予選落ちも「一緒にプロゴルファー人生まで考えてくれた。まず、しっかり食べなさいと。お父さんみたいに寄り添ってくれた。それもあって、このオフのトレーニングを頑張れた。感謝している」と佐久間。今季開幕前、「今年も応援している」と激励も受けていた。
国内男子ツアー歴代最多94勝の尾崎将司(77)に師事する、伸び盛りの21歳。前週も含めて今季2度の優勝争いもあと一歩届かず。さらに、昨年のこの大会では自身初めて最終日最終組で回るも7位だった。「自信にもつながっている。悔しい思いもしているので、1日でも早く(V逸の)リベンジをしたい。思い入れが強い試合なので頑張りたい」。恩師と恩人への思いを胸に、メジャー舞台で初優勝をつかみ取る。(富張 萌黄)
◆佐久間 朱莉(さくま・しゅり)2002年12月11日、埼玉・川越市生まれ。21歳。父の影響で3歳から競技を始める。19年の日本ジュニアで2位に入り、翌年アマ日本代表入り。21年に埼玉平成高を卒業し、プロテストにトップ合格。同11月に下部ツアー優勝。22年はトップ10入り3度を含むメルセデス・ランク33位で初シード獲得。得意クラブはアイアン。155センチ。家族は両親と兄。
◆今大会がツアー初優勝 佐久間が優勝すれば、日本人では19年の渋野日向子以来2人目。外国人を含むとモーガン・プレッセル(米国、10年)、田仁智(韓国、15年)、レキシー・トンプソン(米国、16年)の過去4人(※08年のメジャー昇格後)。
2024年05月03日 06:00
◆男子プロゴルフツアー 中日クラウンズ 第1日(2日、愛知・名古屋GC和合C=6557ヤード、パー70)
10年大会最終日で世界主要ツアー最少の58をマークして優勝した石川遼(32)=カシオ=が5バーディー、1ボギーの66で回り、首位と2打差の3位と好発進した。22年三井住友VISA太平洋マスターズ以来、2シーズンぶりのツアー19勝目と14年ぶりの今大会Vを目指す。選手会長の谷原秀人(45)=国際スポーツ振興協会=が64で首位。1打差の2位に南アフリカのショーン・ノリス(41)=JOYX GC=が続く。
名古屋で最も格式が高いとされる名古屋GC和合Cの高速グリーン。石川は最終9番パー4で3メートルのバーディーパットを慎重に打つと、ボールはゆっくりと転がり、最後のひと転がりでカップに沈んだ。「ジャストタッチで狙って、ジャストタッチで入った」と会心の一打を振り返った。
この時点で、まだスタート前の選手もおり、最終的に3位発進となったが、石川がホールアウトした瞬間は堂々の暫定首位。平日にもかかわらず、グリーンを取り囲んだ大ギャラリーから大歓声が沸き起こった。
「きょうは祝日ですか? 大歓声はうれしい。感謝しかありません」。日本男子ツアーの“顔”は笑顔で話した。この日の観衆は4423人。女子ツアーには劣るものの、男子ツアー初日としては今季最多を記録。第2日から最終日までは祝日が続くため、さらに観衆が増えること間違いない。
10年大会最終日に58で回り、6打差大逆転優勝。日本中を驚かせた。14年ぶりに“石川遼劇場”が再演されることがあれば、名古屋は白熱のゴールデンウィークとなる。(竹内 達朗)
2024年05月03日 06:00
プロゴルファーの青木瀬令奈がInstagramを更新。
2024年05月03日 05:00
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第1日」(2日、茨城GC東C=パー72)
今季の国内メジャー初戦が開幕し、河本結(25)=RICOH=が5バーディー、3ボギーの70をマークし、首位と3打差の8位と好発進した。6バーディー、1ボギーの67を出した佐久間朱莉が単独首位に立った。73の勝みなみと西村優菜は37位、75の古江彩佳は71位と米女子ツアー勢は出遅れた。
今年は違う−。懸ける河本の思いの強さがゴルフに表れた。耐えて、しのいで、勝負強さも発揮して2アンダー8位。昨年16度の予選落ちと、どん底を味わった黄金世代の25歳が、大舞台で光り輝いている。
勝負どころは心得ていた。優勝スコアが3日間で19アンダーだった前週から一転、メジャーの今週は我慢比べの要素が大きい。心がけていたのはダブルボギー以上を打たない最悪を回避するゴルフ。インから出て、11番でボギーが先行したものの「きょうは(ボギー後でも)取り返そうという気持ちは出さない」と冷静にプレーした。
とはいえ、攻めるところはきっちり攻める。グリーン右手前にカップが切られた13番パー3は、フェードヒッターの河本にとって打ちやすいと感じるチャンスホール。「狙ったところには落とせた」とピンまで5メートルにつけて、初バーディーを奪取した。以降も落ち着いた運びで着実にスコアを伸ばしていった。
絶不調だった昨季に比べ、今季はトップ10がすでに4度。好調が続く理由はオフから続けているストイックな生活にある。食事は脂質の制限や添加物が入ったものは口にしないなど、栄養士の下で徹底管理。スマートフォンの操作時間は「目に影響を与えないように」と一日1時間30分までに自制した。「良い状態を保つように、100%をゴルフの時間に注いでいるので(結果が)出てこないと困る」と笑う。
2019年の初優勝から勝利が遠ざかる。シードも維持できず、昨季はプロ転向前の17年以来、6年ぶりのQT受験。“背水の陣”に立たされたからこそ「今年が勝負の年だと思っていた。ここで戻ってこられないと『私、終わるな』っていう危機感があった」と心に火が付いた。
自分をとことん追い込み、結果につなげている。ただ、自身への厳しさとは異なって、周りには心優しい部分も見せる。報道陣への対応中、男子の中日クラウンズで6位発進と、同じくいい滑り出しを見せた弟・力の活躍を伝えられると涙を流した。「自分なんかどうでもよくて。開幕前に(力が)結構相談してきたから。頑張ってほしい」。きょうだいともに振るわなかった昨季を過去にすべく、2人で逆襲の一年にしたい。
◆河本 結(かわもと・ゆい)1998年8月29日、松山市出身。5歳でゴルフを始め13年四国ジュニア、四国女子アマ優勝。15年IMG世界ジュニア選手権3位。単年登録の18年にステップアップツアーで4勝を挙げて賞金ランク1位に輝き、プロテストも一発合格した。19年3月のアクサ・レディースでツアー初優勝。20年には米女子ツアーに挑戦したが、21年途中に国内ツアーに復帰した。弟・力は男子ツアー2勝。163センチ、58キロ。
2024年05月03日 05:00
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第1日」(2日、茨城GC東C=パー72)
今季の国内メジャー初戦が開幕し、河本結(25)=RICOH=が5バーディー、3ボギーの70をマークし、首位と3打差の8位と好発進した。6バーディー、1ボギーの67を出した佐久間朱莉が単独首位に立った。
佐久間が67をマークし、2位に2打差をつけて単独首位発進した。インから出て、出だしの10番はボギーだったが「良くも悪くもない感じのラウンドで安定していた」とゴルフはまとまっており、12番から4連続バーディー。優勝スコアを2桁アンダーと予想しているだけに「毎日アンダーパーと目標を立てているので、きょうで少し貯金ができたかな」と悲願の初Vへ少し余裕が生まれた。
2024年05月02日 20:08
欧州男子ゴルフツアー1勝の星野陸也(興和)が2日、自身のインスタグラムを更新した。肺の気胸により約1か月間、試合を欠場することを明らかにした。
「4月中旬頃、肺の痛みと呼吸がしにくくなったことで検査したところ、『気胸』と診断されました。そのため、病院で治療を受け約1週間ほど入院していました。
現在は無事退院し、私生活では問題がないくらいまで良くなりましたが、完治まで約1か月前後はかかり、しばらく大会を欠場することになりそうです」と状況を説明した。
星野は前週のISPSハンダ欧州・日本トーナメントを体調不良により、欠場していた。「早く試合に復帰できるように頑張りたいと思います」と決意をつづった。
2024年05月02日 19:34
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第1日」(2日、茨城GC東C=パー72)
大会史上、平日のラウンドでは過去最多となる6954人の大ギャラリーが集まった。
2024年05月02日 19:31
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
ツアー1勝の木戸愛(めぐみ、フリー)が5バーディー、2ボギーの69で回り、首位と2打差の3アンダー2位タイでスタートした。「すごくいい一日でした。ショットも良く、パッティングも良いパットを打ち続けられて、リズムが良かった」と喜んだ。
今季から尾崎将司の下に弟子入りし、「振り切ること」を常に意識する。前週のパナソニックオープンは初日に64をマークして2位発進し、最終的には11位と今季最高順位で終えた。「月曜日に(千葉の)ジャンボ邸に行かせていただき『最後のほうは振れてなかったな』と言っていただいた。今日は(体を)ねじって振ることを意識してやっていたのが、良い方向に向かった」と師匠のアドバイスに感謝した。
2024年05月02日 19:18
「女子ゴルフ・ワールド・サロンパス・カップ・第1日」(2日、茨城GC東C=パー72)
メジャー3勝と大舞台に強い原英莉花(25)=NIPPON EXPRESSホールディングス=は4バーディー、2ボギーの70をマーク。首位と3打差の8位とまずまずのスタートを決めた。
戦前はクラブ調整で悩んでいたが、前日のプロアマ戦でようやく納得のいくセッティングができた。ドライバーのシャフトを「ウッドと同じ流れのものにした」と変更し、「今までドライバーだけ少し硬めで、(出球が)左に行くのが嫌がっていたので、そこをウッドの流れにした。引っかかりがなかったので思い切って振れるというか、怖がらずに済む感じになった」と手応えをつかんだ。
インから出て、出だしの10番でボギー発進となったが12番で取り返すと、後半は3バーディーの33を記録。今季は最高成績が22位と苦戦が続いていたが、久々の上位浮上を予感させた。「このコンディションでアンダーに戻せたのは良かった。難しいホールでもショットが(グリーンに)止まってくれたのが大きかった」とうなずいた。
ただ、パー5ではバーディーを取ることができず、さらなる好スコアをマークする余地を残す。「ピンポジションにも寄るけど、そこ(パー5)でバーディーを奪った行けたらいいなあと。明日は1番スタートですし、気持ちよく流れをつかみながらいきたいと思います」と話した。
2024年05月02日 19:17
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
1998年度生まれ・黄金世代の新垣比菜(ダイキン工業)が5バーディー、2ボギーの3アンダー、69で首位と2打差の2位タイと好スタートを切った。出だしの10、11番で連続ボギーを喫したが、その後5バーディーと巻き返した。
ラウンド後は「先週までが、アンダーで回れるようなゴルフではなかったので不思議な感じ」と目を丸くした。今季は開幕から3戦連続予選落ちでスタートし、前週までも3週連続の予選落ちでメジャーを迎えた。
「ドライバーショットがしっかり飛んでくれて、大きなミスがなかった」と復調の要因を分析。同学年では今季、臼井麗香、前週の天本ハルカと2人の初優勝者を出しており、18年4月以来の2勝目を狙う新垣は「自分も諦めずにやっていれば、優勝争いとかもできるのかなと思って見ていた」と刺激を受けた様子だった。
2024年05月02日 19:14
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
この日のギャラリー数が6954人と発表され、これは平日開催における大会史上最多ギャラリー数となった。
2024年05月02日 19:09
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
原英莉花(NIPPON EXPRESSホールディングス)が4バーディー、2ボギーの70で回り、首位と3打差の2アンダー8位と好発進した。開始10番でボギーも、後半に7、8番の連続バーディーなど3つ伸ばした。
「ティーショットが安定していてバーディーチャンスについていた。このコンディションでアンダーに戻せたのは良かった」と、強風と難しいセッティングを攻略し、笑みを浮かべた。
前週まで7戦中3戦で予選落ち。今大会を前に「すごく価値がある一戦。ある程度自分の中でしっくりきたものがあったら、スコアに結びつくと思う。ポンポンって行く気はする」と語っていた。史上11人目のメジャー3冠へ好位置につけ「(第2日は)気持ち良く流れをつかみながら、いきたい」と見据えた。
2024年05月02日 18:59
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
ツアー通算2勝の川崎春花(村田製作所)が4バーディー、1ボギーの3アンダー69で回り、首位と2打差の2位発進を決めた。「アイアンの感触が良かった。最近はミスの原因をしっかり自分で考えながら、落ち着いてプレーができている」と振り返った。
前日1日に21歳の誕生日を迎えたばかり。「ボギースタートだったけど、そこから気持ちを切り替えてできた。21歳最初のラウンドとしては良かった」と笑みがこぼれた。
7位だった前週のパナソニックオープンはハウスキャディーを起用し、コース上で自らの頭で考えることを増やした。以前はキャディーが言うままに打っていたことを反省しての決断が功を奏し、開幕戦以来の1桁順位フィニッシュ。プロキャディーと組む今週も、「まずは自分の意見を言って、キャディーさんの意見も聞くようにした。それが今日はうまく言った」と話した。
初優勝は2022年の日本女子プロ選手権コニカミノルタ杯だった。メジャー2冠へ好スタートを切った。「難しいセッティングの中で、自分のゴルフがどれだけ通用するかが楽しみ」。苦しんだ昨季を乗り越え、2年ぶりの勝利をつかみ取る。
2024年05月02日 18:13
◆女子プロゴルフツアー メジャー初戦 ワールドレディスサロンパスカップ 第1日(2日、茨城GC東C=6665ヤード、パー72、報知新聞社後援)
初優勝を目指す佐久間朱莉(大東建託)が6バーディー、1ボギーの67をマークし、単独首位発進を決めた。「出だしにボギーを打ってしまったが、そこで焦らずに4連続(バーディー)が来たので、すごく流れが良かった」とメジャーでの好スタートにうなずいた。
インから出て10番をボギーとした。だが、12番で下り5メートルを沈めて勢いに乗った。13番で2メートル、14番で1メートル、15番でも3メートルを次々と入れて、4連続バーディーでスコアを伸ばした。後半に入ると、シビアなパーパットを打つ場面もあったが、切り抜けた。最終9番でも2メートルをねじ込み、トップで大会初日を終えた。
4月の富士フイルム・スタジオアリス女子オープンでは、1打差2位で悔し涙を流した。前週のパナソニックオープンでも、首位で最終日を迎えながら7位に終わった。「先週の2日目にいいスコアが出せたので、自信にもつながっている。でも、悔しい思いもしているので、初日からいけたらと臨んでラウンドした」と気持ちを前面に出し、ビッグスコアにつなげた。
昨年は、この大会で自身初の最終日最終組を経験した。東Cはほとんど回ったことがないというが、「このコースは難しい印象。(優勝スコアが)2ケタアンダーにはいくと思うので、毎日少なくても赤字に、と目標を立てている。少し貯金ができたかな」とわずかながら心にゆとりも生まれた。「1日でも早く(V逸の)リベンジをしたい。キャディーさんが火曜日(4月30日)に誕生日だった。思い入れが強い試合なので頑張りたい」。国内男子ツアー歴代最多94勝の尾崎将司率いるジャンボ軍団の一員が、静かに闘志を燃やしている。