2021年06月21日 02:55
[6.20 EURO A組第3節 スイス3-1トルコ バクー] 欧州選手権(EURO2020)は20日、A組のグループリーグ第3節を行い、スイス代表とトルコ代表が対戦した。MFジェルダン・シャキリ(リバプール)の2ゴールなどでスイスが3-1で勝利したが、勝ち点4で並んだウェールズに得失点差で及ばず、グループ3位が決定。決勝トーナメント進出は他グループの結果に委ねられることになった。 ここまで1分1敗でA組3位のスイスと、2連敗で同4位のトルコ。今大会ではグループ3位の中から成績上位4チームも決勝トーナメントに進めるため、両チームともにグループリーグ突破の可能性を十分に残す中、主力メンバーでこの一戦に臨んだ。 試合の入りはトルコが優勢。前半2分、FWブラク・ユルマズ(リール)の積極的なミドルシュートがさっそく相手DFの頭を強襲すると、同4分にはユルマズからのパスを受けたMFカーン・アイハン(サッスオーロ)が決定的なボレーシュートを放つ。だが、これはGKヤン・ゾマー(ボルシアMG)がスーパーセーブ。スイス守護神が試合の均衡を保った。 すると前半6分、スイスがワンチャンスでスコアを動かした。右サイドアタックから展開されたボールをMFシュテフェン・ツバー(フランクフルト)が左のペナルティエリア角で受けると、内に折り返したボールにFWハリス・セフェロビッチ(ベンフィカ)が反応。振り向きざまに左足を振り抜き、DFメリフ・デミラル(ユベントス)の股を抜いてゴール右隅に突き刺した。 エースのセフェロビッチは今大会初ゴール。決勝トーナメント進出がかかる大事な試合で結果を出した。一方、苦しくなったのはトルコ。前半16分、右サイドを駆け上がったMFジェンギズ・ウンデル(レスター・シティ)の突破からチャンスを作り、クロスに反応したDFメルト・ミュルドゥル(サッスオーロ)がボレーで狙ったが、またもゾマーのビッグセーブに阻まれた。 すると、またしてもスイス守護神の奮闘に攻撃陣が応えた。前半26分、FWブレール・エンボロ(ボルシアMG)、セフェロビッチの突破は相手に阻まれたが、セカンドボールをツバーが折り返し、シャキリが右足を一閃。逆足での素晴らしいミドルシュートをゴール右上隅に突き刺し、リードを2点に広げた。 前半33分、トルコはアイハンのミドルシュートがゴール左隅を突いたが、これもゾマーが横っ飛びで完璧なセーブ。同43分にもトルコはロングカウンターからミュルドゥルが左サイドを駆け上がり、ドリブルで相手をかわしてシュートを狙ったが、これもゾマーのビッグセーブに遭い、今大会初ゴールが遠いままハーフタイムを迎えた。 同時刻開催の他会場では、勝ち点4でグループ2位のウェールズが勝ち点6で首位のイタリアに0-1のビハインド。このまま終わればウェールズとスイスは勝ち点4で並ぶことになるが、得失点差でウェールズ(+1)がスイス(-1)を上回っているため、スイスが2位でのストレートインを狙うならさらに大差をつける必要がある。 そのため、後半もスイスはペースを落とすことなく、エンボロやシャキリがゴールに迫ろうとする。それでもDFチャグラル・ソユンク(レスター・シティ)らトルコの守備陣も奮闘。後半15分にはMFグラニト・ジャカ(アーセナル)の縦パスを受けたセフェロビッチが強烈な右足シュートを放つが、GKウギュルジャン・チャクル(トラブゾンスポル)が横っ飛びで阻んだ。 すると後半17分、トルコが待望の今大会初ゴールを奪った。MFハカン・チャルハノール(ミラン)からのパスを受けたMFイルファン・ジャン・カフベジ(フェネルバフチェ)が右サイドからカットインし、ミドルレンジから左足を振り抜くと、ドライブ回転のかかったボールがゴール左隅に突き刺さった。これには名手ゾマーも手が届かなかった。 トルコは後半20分、ここぞとばかりに2枚替えを敢行。MFオカイ・ヨクシュル(WBA)、FWユスフ・ヤズジュ(リール)を一気に投入し、同点に向けてアクセルを踏み込んだ。 ところが後半23分、スイスはジャカとのワンツーで左サイドを打開したツバーがグラウンダーでのアーリークロスを送り込むと、右ハーフスペースからゴール前に駆け上がったシャキリが左足ダイレクトでゴール。素晴らしいカウンターが決まり、リードを再び2点に広げた。なお、ツバーはこれで1試合3アシストとなった。 なおも攻めるスイスは後半33分、ペナルティエリア際ゴール正面からのFKをジャカが直接狙ったが、これは右ポストに阻まれ、跳ね返りを拾ったMFルベン・バルガス(アウクスブルク)も打ち切れず。そのまま最後まで試合は動かず、3-1でスイスが勝利した。 それでもウェールズが0-1での敗戦となったため、得失点差でウェールズの2位通過が決定。スイスはグループ3位の成績上位4チームに入るべく、他グループの結果を待つことになった。
2024年05月19日 07:49
リーグ・アンの公式Xは5月18日、スタッド・ドゥ・ランスに所属する伊東純也のプレー集を公開した。
アップロードされた動画には、現地15日に行なわれたマルセイユ戦(1−0)で披露した、決勝点を創出した絶妙なクロスやかかとで供給したスルーパスなどが収められている。
【動画】伊東純也のマルセイユ戦好プレー集
この投稿に、SNS上では「えぐすぎてるてこれは」「何度見ても最高」「カッコいい以外なんも言えねぇ」「とにかくすご」「一瞬も見逃したくない」「神技フリックがカッコ良すぎる」「異次元すぎる」などの声が上がった。
伊東の美技に、ファンも魅了されたようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 07:30
昨夏にレアル・マドリードへ移籍した19歳の新星は怪我とチーム内の熾烈なポジション争いにより、今季は中々出場機会のもらえないシーズンとなっていた。それでも、リーグ戦で283分という限られた出場時間の中で、4得点を記録するなど確かなポテンシャルを披露しつつある。ラ・リーガ第36節のアラベス戦では2試合連続となるゴールを挙げ、指揮官のカルロ・アンチェロッティからは「ボールはアルダ・ギュレルに恋している」と褒めちぎられるほどのプレイを見せた。
『Kafa Sports』のインタビューで、ヴィニシウス・ジュニオール、ジュード・ベリンガム、ルカ・モドリッチ、ロドリゴといった選手たちとともに練習することがどのようなものか、そしてレアル・マドリードで組まれる試合の本当の激しさについて質問され、ギュレルは次のように答えた。
「選手たちはチャンピオンズリーグで優勝したいと思うことと、その日の小さな試合に勝つということに対して同じ熱量を持っていると言える。これは僕がここで初めて目にしたものだ」
「彼らは皆、集中力と規律を持ってトレーニングに取り組んでいる。これは僕がここで学んだことであり、僕が毎日さらに自分を向上させるのに役立っている。彼らは素晴らしいメンタリティを持っていて、決して敗北を受け入れず、非常に野心的なんだ」
「彼らは常にやる気に満ちていて、毎日チームメイトよりも自分自身に多くを求めている。僕はこの年齢でこのプレッシャーに慣れることができて幸せに感じている」
アラベス戦後、ギュレルはアンチェロッティから与えられた3日間の休みを利用して、体作りを続けているという。自身の『Instagram』のストーリー機能で、「休日はない」というコメントと共にジムでのトレーニングの様子を公開した。
レアル・マドリードにはベリンガムやヴィニシウスといった若く、才能に溢れた選手達があつまっている。その中で、アルダ・ギュレルも名門の看板を担っていくのに相応しいプレイヤーとなることが期待される。
2024年05月19日 07:30
スコットランド1部リーグで連覇を決めたセルティック。
リーグ最終戦となる18日のセント・ミレン戦に3-2で勝利した。
古橋亨梧は前半37分に同点となるゴールを決めている(動画1分25秒から)。
旗手怜央がボールを奪うと古橋はゴール前に突進!そして、旗手のクロスをダイレクトボレーで仕留めてみせた。
セルティックは3-2で勝利し、白星でリーグ戦を締めくくった。
『Football Insider』では「ニアポストに走り込むスマートなランニングで素晴らしいゴールを決めた。フィジカルなCBとの競り合いに苦戦する場面もあり、デュエルの勝率は50%にとどまったが、枠内シュート率は100%と相変わらず決定的だった」として古橋に7点の評価を与えている。また、「素晴らしいクロスで古橋の得点をアシスト。またもパスと創造力を発揮。地上戦と空中戦でのデュエル勝率も100%だった」として旗手には8点を与えていた。
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セルティックは25日に今季最終戦となるレンジャーズとのスコティッシュカップ決勝を戦う。
2024年05月19日 07:20
現地5月18日に開催のブンデスリーガ第34節で、堂安律が所属するフライブルクは、ウニオン・ベルリンと敵地で対戦。
2024年05月19日 07:05
ブライトンはロベルト・デゼルビ監督が今季限りで退任すると発表した。
19日に行われるプレミアリーグ最終節のマンチェスター・ユナイテッド戦がラストゲームになる。
ブライトンは「我々にとっては来季の計画を早く立てるため、ロベルトには将来を考える十分な時間ができるため、相互合意のもとで契約を解消することで合意した」と説明している。
三笘薫が所属するブライトンは戦術家であるデゼルビ監督のもとで躍進を見せてきただけに、『Sussex Express』によれば、電撃退団の知らせにファンたちは衝撃を受けているという。
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デゼルビ監督はバイエルン・ミュンヘンの新監督に就任すると噂されているが、『Sky』の記者は、その可能性を否定している。
一方、今夏のプレシーズンで来日する見込みのブライトンは、ブレントフォードのトーマス・フランク監督を新指揮官に招聘すると伝えられている。
2024年05月19日 07:00
プレミアリーグの2023-24シーズンはマンチェスター・シティ、リヴァプール、アーセナルの三つ巴の戦いとなるシーズンだった。そして優勝争いはマンCとアーセナルの一騎打ちとなり、最終節までもつれ込んでいる。
アーセナルが20年ぶりのプレミアリーグタイトルを手にするためには、エミレーツ・スタジアムでエヴァートンに勝利し、ウェストハム・ユナイテッドがマンCと引き分け以上で終えなければならない。アーセナルからすれば、前節でライバルクラブであるトッテナム・ホットスパーがマンCを打ち負かすことを期待したいところだったが、アーリング・ハーランドの2得点でマンCが勝利し、最終節を前に勝点2差で首位を明け渡す形となってしまった。
雌雄を決する最終節を控える中で、アーセナルのマルティン・ウーデゴーはチームメイトたちに目の前の試合に勝利することだけに集中するよう促した。『The Standard』が伝えている。
「自分たちに集中し、精神を高く保ち、信じ続けなければならない。自分たちの仕事を確実にこなさなければならない。僕たちが勝って、マンチェスター・シティが勝たなければ、全ては僕たちのものになる」
「僕たちにできるのは、自分たちのことに集中し、自分たちの試合に勝つこと。サッカーでは何が起こるかわからないし、以前にももっと奇妙なことが起こってきた」
「僕たちにできることはそれだけで、それ以外のことはコントロールできない。シーズンの最後をいい形で締めくくることができるかどうかは僕らにかかっている」
ウーデゴーは今季のリーグ戦で8ゴール8アシストを記録し、チームの中核選手として活躍してきた。優勝を決める最終節でも大仕事を期待したいところだ。
2024年05月19日 06:50
18日にドイツ・ブンデスリーガの最終節が各地で行われた。
すでに優勝を決めているレヴァークーゼンはアウクスブルクに2-1で勝利。28勝6分で無敗のままシーズンを終え、ブンデスリーガ史上初の無敗優勝を成し遂げた。
連覇が途切れたバイエルン・ミュンヘンはホッフェンハイムに2-4で敗れて3位で終戦。バイエルンは屈辱の無冠に終わり、GKマヌエル・ノイアーは「このままではいけないのは明らか。また全力で攻撃できるように来季は全く違う顔を見せないといけない」と悔しさを口にしていた。
一方、今季大躍進したシュトゥットガルトはボルシアMGに4-0で勝利し、2位でシーズンを終えた。
最強バイエルン、『暗黒時代のベストイレブン』
2部降格は18位ダルムシュタットと17位ケルン。浅野拓磨が所属するボーフムは16位で昇降格プレーオフに回ることになった。
対戦するのは2部で3位だった田中碧と内野貴史が所属するフォルトゥナ・デュッセルドルフ。日本人対決で明暗が分かれることになる。
2024年05月19日 06:34
サッカーには後世に語り継がれる瞬間がある。
2024年05月19日 06:25
18日に行われたドイツ・ブンデスリーガ最終節。
シュトゥットガルトはボルシアMGに勝利して2位でシーズンを終えた。
試合終了間際には今季限りで契約が満了になる原口元気も投入されている。33歳になった原口にとってはシュトゥットガルトでのラストゲームになる予定。
原口はチームメイトである伊藤洋輝とチェイス・アンリの良き先輩として公私ともに支えてきた存在。伊藤は「グッドラック ゲンキ」、チェイス・アンリは「ありがとう、ゲンキ。I love you」と世話になった先輩に惜別のメッセージを送っている。
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昨季は降格危機にあったシュトゥットガルトだが、今季は2位と大躍進。Optaによれば、1年間で順位を14位上げるというブンデスリーガタイ記録を樹立したそう(16位から2位になった1967-1968シーズンのブレーメン以来)。
2024年05月19日 06:18
現地時間5月18日に開催されたブンデスリーガの最終節で、長谷部誠が所属する6位のフランクフルトが4位のRBライプツィヒとホームで対戦。2−2のドローに終わった。
今シーズン限りで22年にプロキャリアに終止符を打つ長谷部は、これが現役ラストマッチ。ベンチスタートで出番を待つ。
2点をリードさせる展開のなか、チームメイトが奮闘し、60分と77分のゴ―ルでホームチームが同点に追いつくと、ついにその時がやって来た。
後半アディショナルタイム、同じく現役を引退するキャプテンのセバスティアン・ローデとともにピッチへ。ドイチェンバンク・スタジアムは大歓声に包まれた。
【PHOTO】今季限りでの現役引退。40歳になった長谷部誠のキャリアを厳選ショットで振り返る!(2003〜2024)
わずか数分だったものの、最後の雄姿を目に焼きつけたファンからは、次のような声が上がった。
「ありがとう、そしてお疲れ様でした」
「尊敬する日本男児です」
「泣いた!」
「長谷部さんがキャプテンの代表とっても好きでした」
「長谷部選手の引退は淋しくてたまらないけれど、次のステージでも全力で頑張ってほしい。」
「感動的やった」
「寂しさもある。でも、与えてもらった勇気と感動は忘れないな」
「ロイスと長谷部とローデの有終の美はさすがに感動したね。日本人がリーグのレジェンドの1人として送り出されるの普通にやばい」
「フランクフルトの試合見てたら最後に、長谷部誠お別れムービー流れて今年25になると思えんくらい本気でボロボロ泣いてた」
日本代表のキャプテンとしても活躍した40歳がスパイクを脱いだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 06:06
鎌田大地が所属するラツィオは現地5月19日に開催されるセリエAの第37節で、すでに優勝を決めているインテルと対戦する。
この一戦の前日会見で、イゴール・トゥドール監督が鎌田を絶賛した。ラツィオの専門メディア『La Lazio siamo noi』が伝えている。
「カマダ? 私が彼とほとんど話さないのは、言葉のせいではない。 私は彼に英語でこう言ったんだ。『君はいつも正しいことをするので、私はあまり話さない』とね」
【動画】鎌田がキレキレのフェイントから好機創出
そう切り出したクロアチア人指揮官は「家にいる子供たちのように、いつも良い奴で、他人に尽くしてくれる。いい意味でマシンのような青年だ。彼は何も悪いことはしない、サッカーの才能につながるクレイジーな頭脳の持ち主だ」と賛辞を続けた。
「彼は後ろでも前でも、ミッドフィールダー、攻撃的ミッドフィールダーとしてプレーでき、ボールを奪うことができる。私は彼を尊敬しているし、素晴らしい発見だった」
チームの中心の据えた日本人MFにぞっこん惚れているようだ。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 06:05
18日に行われたドイツ・ブンデスリーガの最終節。
2024年05月19日 05:47
嘆きが止まらない。 5月18日に開催されたスコットランドリーグ最終節で、3日前の前節に3連覇を決めたセルティックは、5位のセント・ミレンとホームで対戦。旗手怜央の絶妙なアシストで古橋亨梧がゴールを奪うなど、日本人コンビの活躍もあり、3−2で逆転勝利を収めた。 一方で、オ・ヒョンギュ、ヤン・ヒョンジュンの韓国人コンビは出番がなかったどころか、メンバーからも外れた。 この状況を受け、優勝決定戦の際に「韓国選手全滅+苦い優勝」「セルティック栄光の瞬間に韓国選手たちはいなかった」と伝えていた韓国メディア『OSEN』が、再び嘆き節を炸裂させる記事を掲載した。 同メディアは「リーグ3連覇を達成したセルティック、最後まで韓国人選手にチャンス与えず」と題し、日韓ではっきり別れた明暗をクローズアップしている。【動画】古橋の英語力は?レジェンド守護神ジョー・ハートが横で見守った試合後インタビュー
「セルティックでは日本人選手の割合が非常に高かった。フルハシはリーグ戦14ゴールでフィニッシュ。昨シーズンの27ゴールには及ばなかったが、依然としてリーグ最高のスコアラーとして活躍した。 それに対し、韓国選手にはがっかりだ。オ・ヒョンギュは20試合で5ゴールを決めたが、2024年に入ってからは出場時間がほとんどなかった。ヤン・ヒョンジュンは24試合で1ゴール・3アシストを記録するも、やはり出場時間が少なかった」 リーグ戦は全日程が終了したものの、ブレンダン・ロジャーズ監督が復帰して1年目のセルティックにはもう1試合残されている。来週25日に行なわれる、宿敵レンジャーズとのスコティッシュカップ決勝だ。 最終戦に相応しい大一番は、どんな陣容で臨むのか。もっとも、メンバーの入れ替えは最小限に留まるはずだ。構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 05:26
ブライトンは現地時間5月18日、翌日にホームで戦うプレミアリーグ最終節のマンチェスター・ユナイテッド戦をもって、ロベルト・デ・ゼルビ監督が退団すると電撃発表した。
44歳のイタリア人指揮官は、昨季の途中にブライトンの監督に就任すると、見事にクラブ史上初のヨーロッパリーグ出場に導いてみせた。
しかし今季のブライトンは、慣れない過密日程のなかで、三笘薫ら重要戦力が相次いで負傷離脱し、大苦戦。昨シーズンは勝点62で6位に入ったのに対し、残り1試合の現時点で勝点48に留まり、10位に甘んじている。
トニー・ブルーム会長は今回の決定に際し、「ファンは(本拠地の)アメックスで、ロベルトと彼のスタッフに相応しい素晴らしい見送りをすると確信している。本当にお世話になった。彼らはみんな、良い関係のままクラブを去る」とあくまで円満な別れを強調した。
「ロベルトは、クラブを新たな高みへ導く素晴らしい2シーズンを与えてくれた。特に初めての欧州カップ戦は、ファンの記憶に長く残るだろう。我々は両者の都合の良い時期に契約を終了させることで合意した。自分たちは来シーズンの計画をいち早く立てられ、ロベルトは次の移籍先や将来を考える時間を十分に持てる」
【動画】ブライトンのシーズン最優秀ゴールを受賞した三笘薫の衝撃弾
また、デ・ゼルビ監督は、「ブライトンを去るのはとても悲しいが、この歴史的な2シーズンにおいて、クラブのみんなと素晴らしいファンのサポートによって、選手とスタッフが成し遂げた偉業をとても誇りに思う」と語った。
「クラブと私が、仕事や人間的価値観だけでなく、自分自身のアイデアやビジョンに従って、それぞれに最も適した方法で仕事を続けられるように、ブライトンでの時間終了に合意した。プレミアリーグで働いた2年間は本当に濃密でやりがいのあるものだったよ。今このタイミングでの退団によって、将来の計画を決める前に一息つく時間を得られる」
こうなると、日本のファンの間で俄然注目を集めるのが、三笘の去就だ。厚い信頼を受けている“デ・ゼルビ・チルドレン”を巡り、SNS上では「次はどこ?バルサ?ユベントス?三笘連れていくとかある?」「三笘を連れていく気がする」「どうするブライトン、どうする三笘」といったコメントが続々と上がっている。
ブライトンは今夏に日本ツアーを計画。デ・ゼルビ監督の来日は実現せず、悲しむ声も少なくない。魅力的なフットボールを展開していただけに、一時代の終焉に多くのファンが衝撃を受けている。
構成●サッカーダイジェストWeb編集部
2024年05月19日 05:20
セリエAの第37節が18日に行われ、アウェイでレッチェに勝利(2−0)したアタランタが来季のチャンピオンズリーグ(CL)出場権を獲得した。
ユヴェントスに0−1で敗れたコッパ・イタリアの決勝戦から中2日で今回の一戦を迎えたアタランタは、前半をゴールレスで折り返すと、後半の立ち上がりにシャルル・デ・ケテラーレとジャンルか・スカマッカのゴールでリードを奪い、そのまま2−0で勝利した。
その結果、アタランタはセリエAで5連勝を飾る怒涛の追い上げを見せて、今季の5位以内が確定。新フォーマットとなり、36チームが参加するCLへの出場を決めた。アタランタにとっては4度目のCL出場となる。
なお、4日後の22日にはヨーロッパリーグ(EL)決勝でレヴァークーゼンと対戦し、来週末の25日にはセリエAの最終節でトリノをホームに迎える。
【スコア】
レッチェ 0−2 アタランタ
【得点者】
0−1 48分 シャルル・デ・ケテラーレ(アタランタ)
0−2 53分 ジャンルか・スカマッカ(アタランタ)