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2021年06月20日 19:16
男・山根こと日本ボクシング連盟第12代目会長の山根明氏(81)が20日、ボクシングのWBAスーパー&IBF世界バンタム級タイトルマッチで防衛に成功した同級統一王者の井上尚弥(28=大橋)をたたえた。 井上は19日(日本時間20日)、米ネバダ州ラスベガスで行われた試合で、IBF同級1位マイケル・ダスマリナス(28=フィリピン)に3ラウンドTKO勝ちを収めた。 井上の勝利に、アマチュア時代から目をかけていた山根氏も大喜び。「感動した。おめでとう。勝のは当然、1ラウンドKOもあり得ると思っていたから、3ラウンドに驚きはないけれど、ボディーでダウンを奪うのはすごいね。パンチを入れるタイミングもいい。天才やね。非常に酔いしれてますよ」と興奮冷めやらぬ様子だ。 井上はアマチュア時代、国体連覇、全日本アマチュア選手権優勝などの実績を残してきた。山根氏は「当時からずば抜けていて、天才的なボクサーだった。それに、非常に礼儀正しく頭がいい。ボクサーとして理想的な選手」と褒めたたえる。 山根氏の自宅には、井上が2014年にWBC世界ライトフライ級王座を獲得した際の写真が飾られている。「プロに行って世界チャンピオンになったときに、ベルトを持って大阪まであいさつに来てくれてね。一昨年も、大橋ジムに激励に行ったら、練習の手を止めてあいさつしてくれた。人間的に素晴らしいね」 井上は試合後、自身のツイッターを更新。ファンに応援を感謝するとともに「今回は指名試合でしたが次が本当の勝負。ドネア vs カシメロの勝者と4団体統一戦を希望希望希望!!!」と統一戦を熱望した。 山根氏は「これからもご両親を大事にして、家族なかよく、関係者にも感謝してほしい。そして、ケガなく無事にボクシングを続けてくれれば、結果は自ずとついてくる」とエールを送った。
2024年05月03日 06:24
新日本プロレスは2日、福岡市のJR博多駅前広場で3日に福岡国際センターで行われるIWGP GLOBALヘビー級選手権試合の公開調印式を開催した。
王者ニック・ネメスへ棚橋弘至が挑戦するタイトルマッチ。この一戦は、当初、4・6両国国技館大会で実現予定だったが棚橋の負傷で延期となっていた。
満を辞してベルト奪取に挑む棚橋は「僕はシングルマッチで、メインイベントで、タイトルマッチという条件がそろうと、急に強くなります。明日はタイトル以外にももうひとつ、超カッコイイ……超カッコイイんで、超ハンサムなんで、そこにおいても、その部分においても、負けないように、全力で頑張ります」と意気込みを表した。
初防衛戦で棚橋を迎え撃つネメスは「私の19年のキャリアの中でもとても幸運な日を迎えると感じてます。5歳の時にプロレスラーになるという夢を抱いてプロレスラーになり、数多くのことを経験してきましたけど、明日はさらなる夢が叶います。私のヒーローであるタナハシとチャンピオンシップで闘うのです。実現するとは全く思ってなかった試合です。今から非常に興奮してます」と胸の高鳴りを告白すると「タイトルマッチで勝利して、私がニュージャパン・プロレスリングにふさわしい男であることを証明してみせます」と決意した。
2024年05月03日 06:00
ドラゴンゲート5日愛知県体育館で「マスカラ・コントラ・カベジェラ金網5WAYマッチ」に臨むシュン・スカイウォーカーが、独善的すぎる青写真を明かした。
同戦は5選手が金網に入り、金網上部に設置された4本の旗を奪い合うルール。最後まで旗を手にできなかった選手が敗者となり、その場でマスク剥ぎか髪切りが行われる。出場選手の人間関係はシュンとジェイソン・リーが「Z―Brats」、KzyとJACKYFUNKYKAMEIが「NATURAL VIBES」でそれぞれ同門同士で、「BIG HUG」の豹は同ユニットにKAMEIを勧誘中という構図だ。
シュンは「『NATURAL VIBES』もゴミ溜めだし、『BIG HUG』も所詮はシュン・スカイウォーカーについてこれなかった面々。俺から逃げ出してファンに媚びを売っている集団ですからね」と敵対2ユニットをバッサリ。「未来あるKAMEIに関して言えば、Kzyのような害悪のもとにいても腐る一方だし、俺から逃げた連中のところに行っても学ぶことはない。彼が今回の金網戦で取るべき行動は、迷惑をかけたジェイソンに土下座して、シュン・スカイウォーカーのもとに来ることだろう」と、立場が流動的なKAMEIに余計なことをささやき始めた。
まさに天上天下唯我独尊を地で行く男が最も敵視しているのはKzyだ。「神輿に担がれながら結果としてシングル最高峰のドリームゲートは取れてないですし、そのくせ他のメンバーがあげた成果や功績は自分のものにしようとする始末。自分以外のメンバーが目立つことを異様に嫌っているので、リーダーとしての資質は全くない。上がり目のない自分のために下に犠牲を敷いているので、内部の不満も漏れ伝わって来てます」と断罪。あくまでこれらはすべてシュンの一方的な主張ではあるが、Kzyは金網戦で敗れた場合はリーダーを辞任しユニットを離れる条件を飲んでいる。
Kzyへの非難は止まらない。「ダンスで馬鹿みたいに騒いでても、試合になれば本当に弱いし無様。それで仕事として成立する、これがプロレスラーなんだと世間に思われると、ドラゴンゲートのみならずプロレス界そのものにとっての損失」と指摘。「プロレスは社会経済を回しているものの一つだと思うし、そういう意味では(Kzyは)社会の害悪と言っていい存在。社会正義、公共の利益のためにも、シュン・スカイウォーカーが立ち上がらないといけないかなと思いますね。今回の金網戦は、プロレスが再び大衆娯楽に戻るための第一歩なのかなと」と、どこまでも論理を飛躍させた。
名古屋決戦翌日の「ALL TOGETHER」(6日、日本武道館)では上村優也、竹下幸之介とのトリオで海野翔太、清宮海斗、上野勇希組と対戦する。各団体の新世代トップランナーが揃った一戦は大会のメインに抜擢された。シュンは「その前日の金網戦で負けるわけにはいかない、というよりも負ける要素がないので。もちろんマスクとともに日本武道館のメインイベントに向かいます」と絶大な自信をのぞかせていた。
2024年05月03日 05:00
「大相撲夏場所」(12日初日、両国国技館)
横綱審議委員会(横審)の稽古総見が2日、両国国技館で一般公開されて行われ、新小結大の里(23)=二所ノ関=が2500人の観客の前で存在感を示した。霧島、豊昇龍、琴桜の大関陣3人と6番とって3勝3敗。いきなり霧島を寄り切ると、豊昇龍にも体を預けるように押し出すなど、気後れなく攻めた。
春巡業ではなかった大関陣との稽古が実現。「本当に充実した稽古ができたし、自信にもなった。勝てたのもあるし、力が通用したと、自分でも何となくわかってきた」と満足げに振り返った。
豊昇龍も「前に出る力、体の大きさ。他の幕内とは違う相撲をとれる」と称賛。幕下付け出しデビューから所要6場所で新三役に昇進した大器は「今日の映像を見て、しっかり修正して夏場所に向けて頑張りたい」と、手応えをさらに確かなものにすべく稽古に励む。
2024年05月03日 05:00
新日本プロレス4日福岡国際センター大会でIWGPヘビー級王者のジョン・モクスリー(38=AEW)に挑戦する「ハウス・オブ・トーチャー(H.O.T)」の成田蓮(26)が、スーパースターの野毛送還を予告した。
2024年05月03日 05:00
DDTのシングルトーナメント「KING OF DDT 2024」(5日、東京・後楽園ホールで開幕)に出場する大巨人石川修司(48)がタイトルラッシュでさらなる存在感アップを狙う。
石川は1月31日付で全日本を離れフリーとなった。心機一転で臨むトーナメントを前に「フリーになってこういうトーナメントは一発目なんで、取らないと始まらない」と闘志をみなぎらせる。1回戦は同世代のHARASHIMAとの戦いになるが「近い年代で頑張ってくれているから自分も頑張れるみたいな。自分にとっていい指針のような存在ですね。そんなHARASHIMAさんを乗り越えれば一気に波に乗れると思う」と必勝を誓った。
4日にはノアの東京・両国国技館大会でニンジャ・マックのGHCハードコア王座への挑戦も控える。石川は「ベルトを取ることやトーナメントを制覇することによって発言権とか発信力も増すと思う。ニンジャ・マックのベルトも取るし、KING OF DDTも優勝すれば(DDTの)ベルトも見えてくる。全部この大きい体に入れてやろうと思います」と不敵に話した。
大一番が続く5月はフリーとして正念場になると認識し「活躍できる場所を自分で作っていきたいですね」と鼻息が荒い。優勝の先に見据えるKO―D無差別級王者・上野勇希とユニバーサル王者・MAOについても「シングルで対戦したことがないので。戦って若い血を吸って若返ります」。枷(かせ)が外れた大巨人がいよいよ大暴れする。
2024年05月02日 23:11
DDTのシングルトーナメント「KING OF DDT」(5日、後楽園大会で開幕)初戦で対戦するDDTの大社長こと高木三四郎(54)とKO―D無差別級王者の上野勇希(28)が、火花を散らした。
2日、都内で公開記者会見に臨んだ両者。高木は「自分が28歳の時はDDT旗揚げ1年目だった。28歳の高木三四郎として対戦したい」と、フレッシュな気持ちで対戦すると意気込み。テーマは「アンチエイジング!」と宣言した。
対する上野は「僕たちDDTの選手は全員、高木さんの魂を持っている」と団体立ち上げの功労者へ敬意を示しつつ「無差別チャンピオンであって、トーナメントでも優勝して、『DDTといえば上野勇希』と伝えたい」と闘志。年の差対決に必勝を誓った。
2024年05月02日 22:48
DDTの大鵬3世納谷幸男(29)がDDTのシングルトーナメント「KING OF DDT」(5日、後楽園大会で開幕)1回戦で対戦する樋口和貞(35)に闘志を燃やした。
2日、都内で公開記者会見に臨んだ納谷は「DDTのヘビー級の中心にいるのは今も樋口和貞」と評価。その上で「それをひっくり返す。ひっくり返して俺がヘビー級の中心になる。(向こうは)絶対に真っ向勝負でくる。こっちも真っ向勝負で勝ちにいきます」と力を込めた。
今年1月に行われたKO―D無差別級王座戦で、納谷は王者・上野勇希に挑戦したものの敗戦。再起をはかる中でトーナメントを迎える。「優勝すればまたベルトへ挑戦する権利を得られる」と気合十分。樋口とのヘビー級対決を制し頂点を目指す。
2024年05月02日 18:05
新日本プロレス4日福岡国際センター大会でゲイブ・キッド(27)とのV1戦に臨むNEVER無差別級王者の鷹木信悟(41)が、IWGP世界ヘビー級王者ジョン・モクスリーとIWGP GLOBALヘビー級王者ニック・ネメスに対抗心を燃やした。
2024年05月02日 17:19
新日本プロレス4日福岡大会でIWGPタッグ王座戦に臨む王者の「毘沙門」こと後藤洋央紀(44)、YOSHI―HASHI(41)組と挑戦者のKENTA(43)、チェーズ・オーエンズ(34)組が服装で論争を展開した。
両チームは4月両国で対戦し、毘沙門がベルトを奪取している。前王者組としてリベンジマッチに臨むKENTAはこの日の調印式にラフな服装で出席。ところが「俺も人のこと言える格好で今日来てないけど、ゴトヒロのこのシャツ! これを今の時代に着こなせる人…着こなせているかは別として、これはなかなかいないなと思って。これは油断ならないな、負けられないなって」と、とても光沢のある後藤のシャツをイジり始めた。
これにYOSHI―HASHIが反応。「この2人がどれだけこの1か月で進化したのかを見たいと思います。そしてやはり記者会見なので。荷物になるかもしれないけど、最低限の服装で来ないといけないというのはこの2人を見て思いました」と逆に挑戦者組のラフな服装を問題視し始める。
するとKENTAが「待て待て! お前立ってみろ。言えるような格好か?」と要求。YOSHI―HASHIのハーフパンツを見て「子どもかよ!」と鋭いツッコミを入れた。YOSHI―HASHIも譲らず「お前なんてパジャマだろ。休日の一般人か!」と、どっちもどっちの言い合いが展開された。
KENTAから「偉そうなこと言っていいのはこの格好だけ」と紹介された後藤は「短いスパンではありますけど、何回やっても結果は同じだということを彼らに分からせたいと思います。オーストラリア遠征もこの先決まってますので、ここでこのベルトを落とすわけにはいきません」と決意表明。脱線し続けた調印式をキッチリと締めくくっていた。
2024年05月02日 17:18
新日本プロレス4日福岡国際センター大会で成田蓮(26)とのV2戦に臨むIWGP世界ヘビー級王者のジョン・モクスリー(38=AEW)が挑戦者を酷評した。
モクスリーは4月の米シカゴ大会で内藤哲也を撃破。他団体所属選手としては約15年ぶりに新日本の最高峰王座を奪取した。成田との福岡決戦が決定していたにもかかわらずAEWマットではV1戦が強行され、パワーハウス・ホブスを下しV1に成功している。
両雄は2日に行われた公開調印式で対峙。挑戦者の成田からは「よく俺のIWGPのベルトを血で汚すことなくここに来たよ。ほめてやる。だがよ、コイツが本当に王者か? ベルトもどうせ偽物だろ? 明後日は俺がIWGP、新日本プロレスの厳しさを教えてやるよ」と不敵な宣戦布告を受けた。
これに対しモクスリーは「まずこの日本に王者として戻って来れてうれしい。IWGPというベルトは俺が今まで手に入れてきた中で最も権威があって先人の魂が込められたものだ」とベルトを誇示。「ただ俺はリングに上がった時にはそんな謙虚な気持ちや、リスペクトはどうでもいいと思っている。対戦する相手は、俺からすればみんな同じようなやつらばかりだ。この世界でジョン・モクスリーという存在は一人しかいない。俺にしか成し遂げられないことを成し遂げてきた。俺がやりたいことをやってきたし、有刺鉄線にも頭をぶつけてきたしな」とプライドをのぞかせた。
さらに成田に対しては辛らつな言葉も投げつけた。「お前はデッドマンだ。ヤングライオン時代から新日本で数々の経験を積んで、自分を特別な存在だと思い込んでいるかもしれない。ただ俺から言わせれば、キャリアで対戦してきた95%のヤツらと同じだ。俺に言わせればお前は子どものようなものだ。そんな変なスーツを着て、他人が設定したスタンダードを求めて生きているように思う」と斬り捨てる。「明後日のリングで、お前は自分自身しか信頼することができない。その試合はお前にとって経験したことのない壮絶なものになるだろう。それまでお前は寝ることもできず、心配な夜を過ごし続けるんだ」と挑発した。
福岡決戦の勝者は11日(日本時間12日)の米カリフォルニア大会で海野翔太との防衛戦が決定済み。加えてモクスリーはAEWマットで竹下幸之介からも挑戦表明を受けている。「一つ最後に言っておくと、この俺からベルトを奪おうとする者は、俺のこの冷酷な両手で容赦することなく叩きのめす。成田蓮、お前は福岡のリングでそれを経験することになる」と、全方位に宣告していた。
2024年05月02日 16:58
新日本プロレス3日福岡国際センター大会で棚橋弘至(47)との初防衛戦に臨むIWGP GLOBALヘビー級ニック・ネメス(43)が、大演説を行った。
両者は当初、4月6日両国国技館大会で王座戦を戦う予定だった。しかし棚橋が右足関節捻挫により欠場したため延期に。満を持して福岡2連戦初日のメインで実現することになった。
2日の調印式で棚橋は「明日はシングルマッチでタイトルマッチで、久しぶりのメインイベント。皆さんご存じかもしれませんが、僕はシングルマッチでメインイベントでタイトルマッチという条件が揃うと、急に強くなります。明日はタイトル以外にももう一つ、(ネメスは)超ハンサムなんで、そこにおいても負けないように全力で頑張ります」と力強く宣言した。
迎え撃つ王者の熱量は並みではなかった。「明日は俺の19年のキャリアで最もハッピーな日になるだろう。棚橋は俺のヒーローだった。この試合が実現するとは想像もしてなかったのでとても興奮している」と意気込む。
さらに「新日本が俺の存在を信じてGLOBAL王座挑戦というチャンスをくれた。俺はそのチャンスをものにした。明日の試合で俺が新日本プロレスにふさわしい存在だと証明しよう。俺はこのベルトを勝ち取った時から、世界中で防衛戦をやろうと思った。そして棚橋に関しては彼が100%の状態に戻ることを待ち続けた。ついに明日レジェンドと戦えることはとても名誉なことであり、誇りだ。敬意を持って彼を倒して、真の王者として新日本を代表する王者になりたいと思う」と決意表明した。
とにかく新日本と棚橋へのリスペクトが止まらないネメスは「明日の初防衛戦に向けて、自分の全てをぶつけようと思う。勝利したあかつきには、棚橋の目を見てありがとうと言いたい。そして俺の方が上だと証明しよう」と宣戦布告。「いいか棚橋、確かにハンサム同士の対決だ。ただ楽しい試合にはならないぞ。今までのキャリアを代表する試合にしたいと思っている。このベルトは俺とともに歩んでいく大切な相棒なんだ。誰も俺からこのベルトを取ることはできない」と長時間によるマイクアピールで、長期政権を誓っていた。
2024年05月02日 16:48
新日本プロレス3日福岡国際センター大会でジェフ・コブ(41)とのV1戦に臨むザック・セイバーJr.(36)が、妙な条件での対戦で合意した。
2024年05月02日 15:30
アイドルとプロレスラーの二刀流、渡辺未詩(25)=東京女子プロレス=が今春、プロレスラーとして頂点に立った。3月31日、団体としては2度目の進出となった両国国技館大会のメインイベントで王者・山下実優(29)を破り、最高峰のプリンセス・オブ・プリンセス王座を初めて奪取。6日・後楽園ホール大会で元王者・中島翔子(32)の挑戦を受ける初防衛戦を目前に控えた渡辺が、デイリースポーツに胸中を語った。
◇ ◇
渡辺は両国大会を「人生最大で頑張る時だった可能性が高い」と思っていた一方で、「そこをピークにはなりたくない」とも考えていた。王座を奪取した今は「可能性とかいろんな夢が見えて来て、前向きに活動できている」という。
戴冠後、初の試合が米フィラデルフィア遠征だった。既に情報を知っていた多くのファンから「コングラチュレーション!」と声を掛けられた。異国での祝福を受け、「私がチャンピオンだという戦いをしなければいけないという責任感」も芽生えてきたという。
中島とは2021、22年のシングルトーナメントで対戦しており、21年は準決勝で敗れて、22年は準々決勝で勝っている。渡辺にとって「普段道場に行くと絶対に毎日会う。これだけ努力してる人って世の中にいるのかなっていうくらいものすごい努力家で、その背中を見て努力したい、努力できるように頑張ろうって育ってきたので。今では誰よりも、家族よりも会ってる存在。人生で一番尊敬している、尊敬しているところが多すぎる存在」だ。
渡辺は「強かったり技術があるのは誰もが分かっている。先輩に対して言うのはアレですけれども、ずっと成長し続けている存在」という高く厚い壁である中島にタイトルマッチで勝つことが「人生で大きいこと。自信につながる」と位置づけている。「ベルトを譲るわけにはいかないし、私が(東京女子を)引っ張っていきたい。いろんな人に見てもらえる、東京女子を広げられるチャンピオン、誰かがプロレスを知るきっかけになるようなチャンピオンになりたい」と、トップの自覚をにじませた。
渡辺は本来、アイドル志望で、現在も在籍しているアイドルグループ「アップアップガールズ(プロレス)」のメンバーとして、プロレスラーとして、「歌って踊って」と「戦って」の二刀流で活動している。同グループのオーディションを受けるまでは、プロレスを知らなかったという。
「初めて東京女子を見た時は、やってみたい!思ったんですよ。入ってみて、過酷さだったり、強ければ勝てるわけじゃないとか、強いだけが全てじゃないとか、そういうプロレスの難しさとか分からなさとかに(直面して)、本来私アイドルになりたかったんだというのが増して。最初の頃はずっと辞めたいなという気持ちでなんとか続けてる状態で、そこから続けてるうちに好きになって、今では一番大切にしているものですね」
プロレスはアイドル活動にもメリットをもたらしているという。
「注目されたりとか、大きなアイドルイベントに出るとインパクトを残しやすいのでたくさん知ってもらったりとか、プラスにはなっていますね。これまでアイドルとプロレスっていう、すごい昔からいろんな人がやってきたことの、新たな挑戦ができていると思いますね」
アイドルとプロレスとどちらが好きか質問されると、渡辺は「どっちもって答えちゃう」と言う。「自分の人生にアイドルがなかったらダメだなっていうのは何年も前から感じていて。今となってはプロレスがなかったらこんなにいい人生にならなかったなって思います」と、爽やかな笑顔で言い切っていた。(デイリースポーツ・藤澤浩之)
◇ ◇
渡辺未詩(わたなべ・みう)1999年10月19日生まれ、埼玉県出身。2017年、4人組アイドルグループ「アップアップガールズ(プロレス)」のメンバーとして活動をスタート。18年、プロレスデビュー。元ソフトボール部の外野手で、パワーと強肩が武器。得意技はカナディアンバックブリーカー、レーザービーム、ティアドロップ。入場テーマは「チョコっとラブ ME ドゥー」。憧れは愛川ゆず季、指原莉乃。趣味はチロルチョコ集め、アイドルのライブを見ること。身長159センチ。血液型O。
2024年05月02日 13:53
ボクシングの世界スーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(31=大橋)が臨む初防衛戦(6日、東京ドーム)のファイトマネーは10億円超になりそうだ。
英メディア「サン」によると、井上は2023年7月にWBC&WBO世界スーパーバンタム級タイトルマッチで王者のスティーブン・フルトン(米国)にTKO勝利し4階級制覇を果たした試合で「800万ドル(約12億6000万円)のうち、500万ドル(約7億9000万円)を手に入れた」という。
また、23年12月の世界スーパーバンタム級4団体統一戦で、マーロン・タパレス(フィリピン)にKO勝利した井上のファイトマネーについて、米専門メディア「NYFIGHT」は「ある報告によると、380万ドル(約6億円)と言われている」と指摘していた。
今回は4団体統一王者として初の防衛戦を迎える。大会場(東京ドーム)ということもあり、前2戦よりも報酬が上がるのは間違いない。井上の共同プロモーターを務めるトップランク社のエバン・コーン氏も自身のX(旧ツイッター)を更新し、興行規模について「2000万ドル(約31億6000万円)プラス」と投稿。日本では過去最大級のイベントで井上戦以外にも多くの世界タイトルマッチが行われるものの、モンスターがもっとも多くのギャラを手にするはずだ。
米メディア「SportsSTER」は「PPVやスポンサーからも収入を得ており、全体の利益を押し上げている」という。それらの収益も合わせれば、軽量級としては破格の10億円超の金額を得るのは確実とみられている。
2024年05月02日 13:16
米AEWで活躍する元新日本プロレスのオカダ・カズチカ(36)の妻で声優の三森すずこが2日、Xで今夏からのアメリカ移住を発表した。
三森はこの日の午前中にXを更新し「ファンの皆様にご報告があります。今夏から米国に生活の拠点を移すことになりました」と報告。
続けて「声優のお仕事に関しては全て今まで通りという訳にはいかないかもしれませんが、自分の演じているキャラクターたちを大切に、これからも最大限続けていきたいと思っています。アーティスト活動も終わらせる気は全くありません」と活動は継続していくことを明かし「物理的な距離は遠くなってしまいますが、SNSなどを通じて、いつでも皆様がすぐ近くに私を感じられるようにしていきたいと思いますし、日本に帰る時には、また皆様にお会いしたいと思ってます」と心境を明かした。
オカダと三森は2019年4月に結婚を発表。22年8月には第1子が誕生している。
今年1月にはオカダが新日本プロレスを退団し、3月から米AEWと3年総額20億円(推定)の大型契約を結んでいる。すでに米国での単身生活をスタートさせているオカダは、今夏から家族のサポートも受け、リング内外で更なる充実が見込まれる。